サーバー室のとなりから

サーバー室のとなりから発信です

化学反応式をつくる

    原子記号や化学式はこの化学反応式を作るための準備であった。最終段階の化学反応式を理解するには先の二つの準備が欠かせないことはいうまでもない。とはいうものの、化学反応式にはそれ自体の面白さもある。それを味わえるのがこのアニメーションであると思う。
 今の時代、ゲーム等の映像は緻密で精細であり、ここの自作アニメなど物足りないレベルに違いないのだが。夏休みにパワポで自作コンテンツ作りもいいだろう。  
   
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6月のアクセス数、去年と今年

 前回は今年6月の各学校の新着情報発信数とアクセス数の相関関係について述べたが、昨年6月と今年の6月のアクセス数の相関はどうなっているだろうか。
 昨年アクセス数が多かった学校は今年も多い傾向があるだろうか。下の散布図からは弱いながらも正の相関が認められる。赤の傾向線より上に離れた学校は今年度増加傾向が強い学校である。
 
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打てば響く

 一学期がもうすぐ終わる。学校HPも夏休み中は更新回数が減り、アクセス数も減るのが毎年の傾向である。4月からCMS化によって学校HP更新作業が楽になったため、新着情報の発信数増加とアクセス数の増加はこの三か月、目を見張るものがあった。
 学校が「打てば」保護者に「響いた」のだろうか、それを検証してみる。下図は6月1日から24日までの市内小中学校毎の新着情報発信数とアクセス数を散布図にしたものである。点の並びから正の相関が認められる。図は他にも示唆してくれる、じっくり見てほしい。
  
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夏のPC研修講座に出よう

 今年も教育研究所主催の「柏市教職員夏季情報活用講座」が7月から6月に8日間、16講座、小中学校をお借りして開催されます。
 校務に使えるワードやエクセルの講座も例年通り6講座組まれています。本年度は「プログラミング教育」講座が目新しいものです。現在ITアドバイザーは講座内容の見直しを図り準備を進めています。毎年参加して下さる先生方今年もお越しください。 もちろん初めての方も歓迎です。写真は昨年の様子,午前は9時半、午後は13時半開始です。
 7.21柏中ワード基礎・活用、7.22中原中ムービーメーカー・パワポ、7.26柏中エクセル初級・中級、7.27中原小情報モラル・情報活用
 8.4柏二小プログラミング・コラボノート、8.8柏二小情報モラル・情報活用、8.9中原小エクセル上級・LINEモラル、8.25柏八小エクセル中級・NHKforSchool
  
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化学式を覚えよう

 原子(元素)記号を覚えたら次は化学式を覚えたい。万国共通の原子記号ですべての物質が表せることの妙味を生徒が感じ取ってくれたらいい。化学式が原子や分子の模型と結びつき、ディズニーランドでミッキーマウスの顔を見て、水(H2O)分子だ!と生徒達が言ってくれたら最高であろう。       
  
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原子記号を覚える

 ついに113番元素がNhニホニウムになった。日本の名前がついた初めての元素である。正式にはまだ先だそうだが。決まりだろう。理科が苦手という生徒、化学式や原子記号を覚えるのがいやだったという感想を卒業生から聞くことがある。苦労せずに覚えることは無理だが、興味を感じるように取り組む上でフラッシュカードは有効であろう。パソコンとプロジェクタで次々に映し出すことで関心を持ってもらえるに違いない。
  
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太陽系の模型を作ったら

  一週間前は10年ぶりに火星が大接近し話題になった。地球から太陽までの距離が1億5千万kmといわれてもピンとこないのは生徒も教師も同じだろう。巨大なものは縮小し、模型をつくるといい。太陽の大きさなど全て10億分の1にすると身近な大きさに近くなる。
  10億分の1模型では、地球は1.3cmになる。では太陽はどれ位の大きさになるだろうか、生徒の予想させてみよう。この1.3cmの地球を太陽からどれ位の距離におけば正しい模型になるだろうか。また木星や土星はどれ位離れているのだろうか。柏市の地図に距離を記すとつかみやすくなる。
  
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学校HP今月もアクセス数増

 市内小中学校全校のホームページがCMSによる方式に移行されて2か月が過ぎる。4月に続き5月も全62校のアクセス数は30万回に迫っている。
 この5年間、月15万回を超えることなどめったになかっただけにCMS効果に驚いている。6月はどうなるだろうか、さらに継続傾向が続くか、気になる状況である。
  
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地震の震源を求めるには

  熊本の地震はなかなか収束しません。地震の震源を求めるには、最低3つの場所からの震源までの距離が必要です。この距離を計算するには初期微動継続時間を知ることが求められ、そのために地震波のP波とS波の理解が欠かせません。
  これらを順序よくまとめたフラッシュ教材です。パワーポイントで作ってありますから改造もできます。
  
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学校まわり始まる

 ITアドバイザーによる学校巡回授業が18日から始まった。まずは、小学3年生のローマ字入力、5年生のプレゼンテーションソフト、中学2年生の情報モラルなどからスタートする。
 今年度は機器等の更新(リプレイス)が1校もないので、巡回だけでなく各学校の個別の要望にも応えられる回数を増やせるかもしれない。
 ローマ字入力は巡回後に各学校で児童が喜んでチャレンジする「キーボー島」を使って習熟を図ることが大事である。 
  
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第1回情報教育担当者連絡会

  1214時から市立小中高等学校の情報教育担当者が青少年センターに集まり、上記連絡会が開催された。この連絡会は年2回開かれるがその1回目である。
 始めに教育研究所から、情報化への取り組みとして、27年度の実態調査および教職員研修の結果、実践事例、9年間の情報リテラシー・情報モラル計画等が報告された。
 次にITアドバイザーからITAO(ITアドバイザーオンライン)や情報ファイル等、ウチダエスコから教育用ネットワークの説明がなされた。
 最後に9地区に分かれて学区内の情報教育担当者が情報教育リテラシーと情報モラルの実態等を話し合った。
  
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関東ローム層って何?


  柏の大地は関東ローム層でおおわれているが、その厚さや色、何でできているかなどは観察できる露頭がほとんど見当たらず不可能である。しかし、昭和の時代にはまだ市内でも露頭があった。その写真を使って学習しようというのがこのコンテンツである。このコンテンツの一部だけを使うのもいいだろう。
  
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学校の地面を40m掘り下げたら


 中学校理科にはNHKや「理科ねっとわーく」など多くのコンテンツがあるが、ITアドバイザーオンライン(ITAO)のフラッシュ教材にもパワーポイントで作ったものが相当数ある。その中のいくつかを順次紹介していきたい。
 中学校の理科、地層の学習では露頭を実際に見せたいが、市内では難しい。昭和54年、柏中学校で校舎を建てる際に調査した40mの地下ボーリング資料があった。どんどん地面を掘り下げらどんな地層が出てくるだろうか。アニメーションで見られる教材である。
  
 
 
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学校HPアクセス数増

 この4月から小中学校62校のホームページがCMS化で全面リニューアルされた。その効果だろうか、まだ今月18日だが、全小中学校の27年度4月一か月分のアクセス数を超えた。昨年4月は13万5千、今年はすでに15万を超えている。
 この傾向が今後も続くのかどうかは、各学校の情報更新の質と量(回数)によるだろう。まだ今年度の情報がアップされていない学校も見受けられる。更新が簡便にできるだけに早く発信体制を整え、花を咲かせてほしい。
  
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会えたぞ、寺子屋のお師匠さんに


  手賀の丘の森の中に「深山平左衛門勝正」という寺子屋のお師匠さんの筆子碑がある。江戸末期から明治時代にかけて近在の子が習いに通った寺子屋のお師匠さん、明治14年に亡くなった後、習った子(筆子)たち50人近くが建てた謝恩碑である。
  そのお師匠さんの肖像画が残っていると聞いて、一度ぜひ見たいものだと思っていたが、先月末、それが実現した。明治14年、もう135年も前に亡くなった人である。今なら写真で残すだろうが、実に細密な手描き、生き生きとした表情、感動の出会いである。
  
 
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春の野草にも目を向けて


 あわただしい新学期、、ITアドバイザーも新年度の準備で忙しい日々を送っている。メンバーに変更はないのでチームワークはOKだ。仕事場がオープンスペースなので勝手が違う。もう向かいのサーバー室に人はいない。今年度「サーバー室のとなりから」綴っていきたい。人間勝手なものであのサーバーの熱気もファンの音もなつかしい気がする。 せめて気持ちにゆとりをもちたいもの、道端の野草に目を向けるのもいいだろう。  
   
 名前は、ヒメオドリコソウ、ナズナ、スギナ(つくし)である。
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北側から南側へ引っ越し


 雪柳や菜の花が咲き誇る3月末、教育研究所が2階から4階に引っ越し、これに伴いITアドバイザーの机も移った。これまでもITアドバイザーは4階にいたが、10年近く仕事をしたサーバー室は北側であり、一時的に昨年移動したパソコン研修室も同じく北側だったが、今回は南側に引っ越し、所属する教育研究所に合流した。
 窓から筑波山や日光連山は見えなくなったが、東京スカイツリーや富士山が見える。
  
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27年度最終打ち合わせから


  研究所のICT関係者が集まって毎月打ち合わせを行なっているが、27年度をふり返って最終の打ち合わせがあった。そこで出た二つの話題を載せ、年度末としたい。
  一つは中学校側は学区のどの小学校も同様にローマ字入力ができると考えていることである。キー入力に差が出ないように3年生全学級でITアドバイザーが授業を行っているが、その後のフォローがないと大きな差がでてしまうので注意したい。
  もう一つはカラー写真等が含まれた印刷を大量にプリンターでするのは問題だということである。パソコンからプリンターへデータが転送されると容量が何十倍にも増え、印刷速度ががくんと低下するし、インク代もかかる。一枚印刷したら後はコピー機がいい。
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学校HP続々リニューアル

4月からの市内小中学校のホームページが全面的に切り替わるが、すでに新しいものに移行し更新を始めた学校が12校、先行3校計15校ある。
これまでのHPは学校によって開設時期が異なり、個性が強く出ていた。今回は一斉に同じコンテンツ マネジメント システム(CMS)を使っているので似たものになっている。

  逆に、この制約下でどう学校の特色を出すかおもしろさもあろう。更新のしやすさはどの学校でも同じになったのだから、各学校のよさがにじみでるような情報発信を楽しみにしたい。

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エクセルでグラフを作ると

河津桜が散り始め、若葉に代わっています。学校は卒業式の準備で忙しい日々でしょう。

世の中には様々な統計があり、本やネットで公開されている。
この数字だらけの表をエクセルを使ってグラフにするとすっきり見えてくるものがあっておもしろい。たとえば、自動車は今、なくてはならないものだが販売台数の多い国はどこだろうか。ふとそんな疑問がわいた。アメリカいや中国、日本だろか。早速ネットで調べた。2014年、中国、アメリカ、日本の順だった。ベスト20をグラフにすると右のように上位2つの国が際立つのがわかる。
ところで、人口が違うんだからと疑問は広がった。確かに中国は圧倒的に販売台数が多いが、人口は日本の10倍くらいである。そこで人口も調べ、千人当たりの販売台数の表を作ってグラフ化してみた。見事に先進国と呼ばれる国々が浮かび上がり、ちょっと感動するグラフとなった。

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教育の情報化推進委員会開催

 今年度3回目、最終の「教育の情報化推進委員会」が2月23日14時から柏第二小学校で開催された。内田所長と西田委員長の挨拶後、別室で1時間ほど新しいICT機器のプレゼンテーションが業者の方々に来ていただいて行われた。授業での生徒と教師のコミュニケーションを図るツール等の紹介が目を引いた。

   その後、PC教室に戻り、協議がなされた。27年度の取り組み状況が研究所から報告され、質疑も行われた。さらに本委員会の主要な役目である今後のICT環境整備について各委員から意見が出された。28年度は機器等の更新はないが、29年度以降、新しい学習指導要領の趣旨を踏まえた取り組みが協議された。

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学校ホームページCMS化研修会

2月16~18日の3日間、柏中学校PC教室において、4月から全校共通でCMS(コンテンツ マメネジメント システム)化される小中学校ホームページの操作研修会が開かれた。すでに今年度から柏第二小学校、大津ケ丘第一小学校、高柳中学校ではCMSで運用されている。この3校と同じ方式に切り替えるための操作研修会である。

   研修会終了後、3月19日まではテスト運用期間になっており、この期間に新しいホームページに切り替えることもできる。希望する学校はITアドバイザーオンライン「業務依頼掲示板」にて申し込む。旧ホームページのデータは平成27年度分のみ移行されるので、それ以前の古いデータを残す場合は各学校で対処することになる。なお、この研修会後現行のスクールメールを切り替えるための説明会も同会場で行われた。

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情報教育担当者連絡会開催

   2月9日14:00~16:30青少年センターで「第2回情報教育担当者連絡会」が開かれた。

   教育研究所から今年度のICT機器等の更新および情報活用研修講座の状況、ICT実践事例公開などについて報告された。なお、次年度の機器等の更新はなく、次のリプレイスは29年度である。

続いて年度更新について文溪堂からTe-Comp@ss、ITアドバイザーから学校ホームページのCMS化とアクティブメールの移行そして年度末・年度初めの更新作業について説明された。

この後小中市高が北部2・中部3・南部2・東部2の9地区に分かれて情報教育(情報モラル・ICT活用)に関する話し合いが行われ、第1回の結果を踏まえた発表がなされた。

   (13時半グラウンドわきの桜でコゲラが2羽、幹をたたいていた。不鮮明だが写真をのせる。)

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理科支援員へのICT支援研修

    去る1日、市内全小中学校に勤務する理科支援員が庁舎に集まって研修会が開かれた。その中で小松ITアドバイザーから学校におけるICT機器等の活用をはたらきかける情報提供が行われた。

   内容はまず各学校のコンピュータ教室や普通教室等に導入されている機器の説明、中でも使い勝手のいい電子情報ボードがPRされた。

   教育研究所のITアドバイザーオンライン(通称ITAOイタオ)に含まれている、「NHK学校放送オンライン」や「理科ねっとわーく」は理科授業に使えるコンテンツがたくさんあること、さらに柏市で独自に作成した理科のフラッシュ型コンテンツも紹介された。ユーチューブの利用や理科支援員連絡掲示板の有効活用にも触れ1時間の研修が終了した。

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明治22年高等小学読本の「万物の元素」

   今回は巻7の第21課「万物の元素」を取り上げる。当時、知られていた元素はいくつ位あっただろうか。本文をみると、六十有余と記述されている。現在、原子の周期律表を見れば100以上の元素が載っている。もっとも自然界に安定して存在するのは92番のウランまでである。新しい元素を作る試みが世界で進められているが、亜鉛とビスマスから作った113番目の元素は日本が命名権を得た。日本で初めての快挙である。

  さらにこの六十有余の元素を分類して記述が続く、まず金属48種と非金属15種あり、大気は2元素、海水には30元素が含まれるが、今後新しい分析法で分離できれば元素数は増えるだろう。また、砒素やアンチモニーのように金属と非金属の両方の性質をもつものもあると記述されている。

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サーバー室から研修室へ

    昨年末にサーバー室から隣のPC研修室に引っ越した。ひと月過ぎて新しい部屋にやっと慣れた感じである。引っ越し理由はサーバー室に新しいサーバーが入り手狭になったためである。

   PC研修室は広いが、教育研究所創設35年余りの間に集めた書籍等がたくさんある。この蔵書を学校の図書館のようにデータベース化する作業が今月から始まった。廃止された市立幼稚園にあった研究所からこの庁舎に本を移す際に大分整理したがそれでも貴重な本や研究紀要が多数ある。言葉は悪いが、死蔵状態だったこれらの書籍が市内の先生方の役に立つ日がやがて来ると思うとうれしい。筆者が一昨年整理した明治期の古い教科書もデータベースに含まれることになるだろう。

   この「サーバー室ブログ」もサーバー室がオフィスでなくなったのでタイトルを変更するべきだろう。というより筆者が担当して5年半、新鮮味が薄れたことでもあるし、そろそろ交代時期かもしれない。

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島田重礼が芳野金陵の資料に

   沼南庁舎2Fの柏市郷土資料展示室では2月28日まで「金陵 近代日本を見据えた松ヶ崎の大儒」という柏の歴史企画展が開かれている。その企画展でいただいた資料をめくって島田重礼の名を見つけた

    島田重礼の名が筆者の頭になぜあったかは、あの大青田小学部の碑文(写真)を書いた人だからである。大青田の村人はどうやって島田重礼を知り、碑文を頼めたのだろうか、とても気になっていたのである。

   多分、幕末、幕府の学問所の儒官同士だった金陵を通じて重礼に依頼するルートができたにちがいないと思い、合点がいったのである。もちろんこの推測があっているかどうかは分からないが、大青田と松ヶ崎の距離は近い。展示物の中には重礼の書いた詩文もある。

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冬の情報活用講座終わる

    新年あめでとうございます。今年もできるだけ週一回は更新できればいいなと考えています。

昨年12月24、25日柏二小と中原小をお借りして「柏市教職員冬季情報活用研修講座」が開かれた。

   24日の柏二小、午前中はタブレットPCを使って算数の授業を児童の身になって体験した。市内全小学校に算数の指導者用デジタル教科書は今年度導入完了したが、児童用はまだない。もっとも教科書会社から少しずつ提供され始めたというのが現状である。そんな児童用のデジタル教科書の先行体験であった。

   午後は去る12月5日各中学校から代表2名が参加しネットモラル防止会議で用いた「コラボノート」というコミュニケーションツールの研修であった。このソフトは以前ワイワイレコーダーといわれたものの改訂版で全小中学校に入っている。参加者が同じ画面に書き込みができる特長がある。4人組で実際に新聞づくりを体験した。

   25日の中原小、午前中はパワーポイント、基本的な操作を学んだ後、アニメーションやリンク、録音まで幅広い内容であった。授業で先生方が独自に動きのある教材を作るにはこのソフトが一番だろう。

  午後は理科ねっとわーくの紹介であった。実際に理科ネットワークを体験する前にICT全体を含んだ内容の詳しいプレゼンがJST(科学技術振興機構)の方から行われた。137の項目を全部見ることはできなかったが、理科授業で活用できるものがたくさんありそうである。

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アクセス数100万回突破

    平成27年度、柏市小中学校全体のホームページアクセス数がこの12月に100万回を超えた。来年度からは新しい形で各校のホームページが出発するが、保護者に向けた情報発信はますます重要になるだろう。

一口に100万回というが、4月から12月までの9か月間、毎日1回3700人がアクセスしないとこの数にならない。印刷物で配ろうとしたらどれだけの手間と費用がかかるだろうか。三学期、しっかり準備して新しいホームページをどの学校も4月からスタートできるようになるといい。

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明治22年高等小学読本の太陽系

   明治22年初版巻6、第35課の「太陽系」をとりあげる。120年以上前の記述だけに興味がわく。惑星を遊星とよんでいるが、水星から海王星までで冥王星は載っていない。100年以上も後に冥王星が惑星から外されることを予期していたわけではないだろうが。

   また、はやぶさ2がめざす小惑星も小遊星として112個あると書かれている。現在小惑星は軌道が確定し番号が付けられたものだけでも30万を超え、それ以外を含めると60万近い数になるという。火星と木星の間にあるだけに、大きなものしか当時は確認できなかったのだろう。

   遊星の周りを回る衛星、この呼び方は衛星で今と変わらない。地球に月、木星に4個、土星に8個などと載っている。天文学の進歩を実感できる35課である。

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明治22年高等小学読本の太陽系

   明治22年初版巻6、第35課の「太陽系」をとりあげる。120年以上前の記述だけに興味がわく。惑星を遊星とよんでいるが、水星から海王星までで冥王星は載っていない。100年以上も後に冥王星が惑星から外されることを予期していたわけではないだろうが。

   また、はやぶさ2がめざす小惑星も小遊星として112個あると書かれている。現在小惑星は軌道が確定し番号が付けられたものだけでも30万を超え、それ以外を含めると60万近い数になるという。火星と木星の間にあるだけに、大きなものしか当時は確認できなかったのだろう。

   遊星の周りを回る衛星、この呼び方は衛星で今と変わらない。地球に月、木星に4個、土星に8個などと載っている。天文学の進歩を実感できる35課である。

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中学2年生情報モラル授業続く

   小学校6年生と中学校2年生の市内全学級でITアドバーザー(T1)が学級担任(T2)と協力して行う授業が続いているが、この12月は特に中学校で多数展開されている。昨年から始まった情報モラル授業だが、全校全学級展開は手慣れたとはいえITさんにも大仕事である。

  インターネット等に関する情報トラブルが起こらないように、5日(土)には各中学校から代表2名が参加し、沼南庁舎で研修会も開かれた。新聞各紙に記事も紹介された。その研修結果を持ち帰って学校で生かせるといい。

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明治22年の高等小学読本「泳気鐘」

   ずっと明治22年発行の高等小学読本から連載しているが、今回は巻4第26課「泳気鐘」である。泳気鐘というものをご存じだろうか。写真のような釣鐘状の物の中に人間が入り、海の底に沈めて、海底の物品を拾うための水中歩行器械である。

   四角形も近頃多いと書いてある。内部には人が座る椅子がある。鉄製で上部はガラスで採光をとり、皮製の二つの長い管で地上とつなぎ、新鮮な空気の取り入れと汚れた空気の排除に使用する。

「いかなる物体も同時に同所を占有できない」という自然の法則を確かめるコップを使った実験も紹介されている。

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大津一小でICT活用授業公開

    24日、ICTを活用した二学期の授業公開が大津一小で行われた。当日は4、5校時に国語と算数の授業が公開された。大津一小の研究は昨年度から行われ、ICTを使った場合とそうでない場合の違いを明らかにする目的で進められている。

 4校時の国語は4年生「興味をもったことをしょうかいしよう」で、NHKの放送や11班ごとに各2台のタブレットPCから情報を得て、読みたくなるような本の紹介をするキャッチコピー作りに挑戦した。3名の班員は各自が書いたキャッチコピーをピラミッドチャートに貼り付け、3段階で最もいいものを選んでいった。

 5校時は6年生の算数「順序よく整理して調べよう」で4つの乗り物に乗る順番が全部で何通りあるかを予想し、各自がタブレット画面を操作したり、ノートに書いたりして求め、その結果を学習支援ソフトを使って大型電子情報ボードで代表児童の考えを取り上げたり、比較するなど情報を共有した。二つの授業ともPC教室ではなく普通教室で行われ、タブレットPCが役立った。

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第2回情報化推進委員会

   去る17日、今年度第2回「教育の情報化推進委員会」が中原小学校を会場として開催された。当日は同校におけるICT機器を活用した授業も公開され、各委員は熱心に参観した。

   授業は6年生算数「順序よく調べよう」で、4つの乗り物に乗る順序を、PC教室から外して教室に持ち込んだ一人1台のタブレットで考えさせることが中心だった。この結果を授業支援ソフトを使って見比べ、生徒全員が共有して話し合った。

   協議では、今年度で一段落した市内小中学校の機器の更新だが、これから先の計画が話題となった。

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明治22年の高等小学読本「勉強」

   高等小学読本巻4第3課「勉強」、原文はカタカナ表記だが、ひらがなで書き出しから紹介すると。

「汝等は、此後、学校を退きて、他の業務に従事すとも、決して読書を廃すべからず、又学校にて、既に十分、知識を得たるにより、更に勉強せざるも可なりと思うべからず。これまで、汝等の学びし所は、ただ教育の端緒なり、決してこれにて完全せりというにあらず、これなお家屋の基礎の如し、その上に宏大な家屋を建築するは、汝等、将来の勉強にあるなり」

   何とも含蓄ある内容ではないだろうか。長々と教員がしゃべるよりもこの短い文章の説得力は大きい気がする。学校を卒業してからは「読書」を先生の代わりに学べというのである。怠けずに時間を見つけて学ぶこと、どんな職業についてもいえる。最後に「勉むべき時にはよく勉め、遊ぶべき時にはよく遊ぶことが業務を全うする最良法」と結んでいる。

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明治22年の高等小学読本「駱駝」

   今回は前回の「火の話」の次巻3第19課「駱駝」を取り上げる。挿絵と本文で生徒はラクダについて相当の知識を興味深く身につけるだろう。珍しい動物をぐっと身近に感じるに違いない。

   確かに牛や馬は世界中にいるが、駱駝は熱帯地方の砂漠にしかいない。その砂漠で生きていくためのいろいろな特徴が端的につづられている。背中のコブの正体や胃の不思議な構造、それゆえ人間に狙われる危険さなど面白い内容が詰め込まれている。

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ホームページ移行準備始まる

  市内小中学校のホームページが来年度から新しいやり方に移行する。これまではITアドバイザーの支援の下に各学校が独自に作成してきたが、担当者が転勤すると更新が停滞してしまう学校も見られた。どの学校でも簡便に内容等更新ができ、ITアドバイザーの助けがなくてもすむようなCMS(コンテンツ マネジメント システム)の導入を研究所が決めた。

27年度は柏二小、大津一小、高柳中の3校でCMSを使ったホームページが試行されている。この方式への移行を円滑にはかるための研修が全校を対象に先週行われた。今までのホームページのよさを残しつつ、内容や更新が一層進むよう期待したい。

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明治22年の高等小学読本「火の話」

   今回は、明治22年10月に発行された高等小学読本巻2第4課「火の話」をとりあげる。

この課はこんな書き出しで始まる。「昔の人は、火を五行(木火土金水)の一となし或いは、四大(地水火風)の一となせり。然れども、火はもと水土の如き実体にあらず、只一の体が、他の体に変化する時に、現わるる有様なり」今の理科の教科書と比べて哲学的なにおいがするではないか。原文はカタカナ表記である。

   この読本には他にも、理科に関する課が多く入っている。例えば、猫の話、氷の話、砂糖の製造、根の話、山と河の話、象の話1・2、植物の増殖、葉の形状、二つの息1・2等である。全34課ある中に三分の一が理科に関するものであることに驚く。読本で理科に興味をもった子も多かったことだろう。


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タブレットPCを算数の図形で

   去る15日、柏二小で、ちば「授業練磨の公開日」、4年生の算数の授業が公開された。授業はL字形の図形の面積を求めるものである。できるだけ少ない切り方で長方形に変形し面積を計算する。手元には児童一人一人に3枚の図形を印刷した紙とタブレットPCが配られ、個人、グループ、全体で求め方を追究した。

   この授業でタブレットは切る、移動、回転を簡単にする上で有効だった。それ以上に今回の授業で興味をひいたのは、発表方法だった。一番先に面積の求め方の「式だけ」を発表者が伝える。これを知った他の児童がその方法をいろいろ考えて発表、最終的に発表者がこういう方法ですというのである。求め方を淡々と述べ、最後に式を出すやり方にはないコミュニケーションを大事にした授業となった。他校でも参考になるやりかただろう。

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統計、死亡者の年齢別円グラフ

    明治44年発行の高等小学読本巻3、第30課「統計」に載った円グラフが目を引き付けた。

   明治41年の死亡者の年齢別統計を円グラフで示している。60歳以上の死亡者の割合と0~1歳で亡くなった子の割合がほぼ同じであることに驚いた。しかもこの両者で死亡者の半数を占めている。100年以上過ぎた現在の栄養状況や医療の進歩を実感する。
   

  巻3の第1~32課の目録は、皇后陛下十二徳の御詠、日本の風土、博物館、奈良、源平藤橘、感情、ナポレオン(1)、ナポレオン(2)、鏡、神社、ほととぎす、月光の曲、空の景色、望遠鏡と顕微鏡、バクテリヤ、小袖曾我、青年会、天然記念物、新聞紙、夏の暁、柳生宗矩、推薦状・就職通知、租税、西洋雑話、朝鮮略史、保険、古武士の意気、服装、釈迦、統計、本居宣長、興国の民

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リプレイス研修あと2校

   今年度11校の小学校で行われている情報機器等の更新、これらを活用するためのITアドバイザーによるリプレイス研修が残すところ2校になった。5年たつと世界が全くといっていいほど変わる。実物投影機だけでもコンパクトになり、機能も充実、解像度も上がって鮮明である。

   今回普通教室に常設されたプロジェクターは電子黒板機能が内臓され、位置合わせの作業をすることなく電子黒板になるのは先生方にとって大きなメリットだ。デジタル教科書の活用が一気に進む原動力になろう。昨年までのリプレイス校は残念がるに違いない。まだまだ機器もソフトも進化しつづけている。

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円福寺隣には大青田小学部・碑

   大青田の円福寺に隣接して妙見神社があるが、その境内に「大青田小学部」と刻まれた大きな石碑がある。以前に述べた千葉県神社碑や筆子碑、岩本石見守碑もさることながらこの大きな碑は明治の学制発布後の様子を知るうえで貴重な教育遺産である。

   この碑の前面には長文が刻まれ、筆者の読解力では十分な把握ができないが、円福寺を借りた学校が生徒増で狭くなり、新しく明治16年に学校を建てた当時の状況がわかる。碑は明治22年(1889)3月建立である。

   神社の境内には宝暦(1750~)年間の「天神宮」もある。筆子碑と同様に筆子たちによって建てられた石宮である。柏の最北、大青田にこれだけ江戸時代からの庶民教育の歴史を知ることができる碑がまとまっていることは驚くべきことである。ぜひ訪ねてほしい。

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リプレイス研修始まる

   今年度は小学校11校で情報機器等の更新、リプレイスが実施される。夏休みを中心に準備を進め、新しい機器が学校に収められたが、使用できるようになるのはこのリプレイス研修終了後である。

   研修は放課後14日の富勢小から始まった。先週4校、今週2校で半分終了、最新機器が使用可能となる。前回リプレイスは22年度、この5年で情報機器はハードもソフトも一段の進歩を遂げた。今回の小学校11校で全部の小学校にデジタル教科書(算数と社会)が入ったので市内どこに転勤しても使えるようになった。もちろん各教室にプロジェクターも常設が完了し環境が整った。

   今年の注目は昨年度から導入したPC教室の児童用パソコンの画面部分が取り外せて、タブレットになり、PC教室外へ持ち出せることである。なお、普通教室で無線LANをつないで児童全員の画面を一覧できる等の機能を持つ「授業支援ソフト」は今年度初めて導入された。中原小や大津一小で先駆的に行われた研究がこれで広がる。

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夏の情報活用講座をふり返って3

    毎年、情報モラルに関する講座は必ず設けているが、なかなか受講希望者が増えないのが課題である。昨年から小学校6年生と中学校2年生市内全学級でITアドバイザーによる情報モラルの授業を実施しているのも先生方の手がつけにくい分野であろうとの配慮がある。

   今年の講座は2コマ、各学校で利用可能な広教の「事例で学ぶネットモラル」と西田校長先生の「みんなで取り組む『情報モラル』」であった。

   前者は最新版が出ているが、柏市で使えるのは旧版である。しかし、当日配付されたテキスト最新版は増し刷りOKということなので、使用希望がある場合は教育研究所に問い合わせてほしい。

   西田校長先生には毎年講師をお願いしているが、今年も講座内容を吟味、工夫いただき、今回は参加者4~5人の3班に分け、ワークショップ形式で双方向の講座となった。身近にこのような講師がいることに深く感謝したい。

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夏の情報活用講座をふり返って2

   この夏の講座でキーワードとなった言葉がある。「コミュニケーション力」である。恥ずかしながら準備段階では気付かなかったのだが、コミュニケーションに注目した講座が並んでいたのだ。

   まず佐和教頭先生が講師となった「スレート型PC・iPad活用」講座、講座名からは想像しにくいが、タブレット端末もツールの一つとしてコミュニケーション力を対話、交流、討論、説得の4段階で実体験する内容だった。参加者は2~3人ずつ9つのグループに分かれ、自己紹介、県名当て、国名当て、町のPR用プレゼンなど段階を踏んで学んだ。ホワイトボードの利用も印象に残った。

   さらに毎年定番化された「コラボノート」もJR四国から講師を招いて、画面上で15名近くがコミュニケーションを深めた。夏休みの思い出、動物のことわざ、節電対策、そして班新聞作りと内容は多彩だった。

   ニュースで話題になるLINEだが、講座ではLINEの講師から静岡大学と共同開発したコミュニケーションに目を向ける児童生徒用授業案を実体験した。今後大規模なアンケート調査を行い、改訂版を作るという。

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夏の情報活用講座をふり返って1

    夏休みが終わり、二学期がはじまりました。このブログも再開です。7月から8月、10日間にわたり20コマ実施された「柏市教職員夏季情報活用研修講座」が先月28日終了、何回かに分けてふり返ってみたい。

 前半の5日間は毎年参加の多いエクセルとワードの講座である。エクセルは全5コマ、初級2回、中級2回、上級1回である。筆者も受講者となって毎年参加しているが、ITアドバイザーは少しずつテキストを改訂してくれているので毎年発見がある。今年の一番の収穫は上級講座のマクロが理解できたこと。1年たてば忘れてしまうに違いないが、あの時分かったという感覚は残ると思う。

ワードは基礎と応用の2コマ、特に活用の差し込み文書はエクセルと連携する楽しい内容が今年も展開された。他にムービーメーカー、パワーポイント、Teコンパスの講座が各1コマあった。受講者は5日間で241名、まだまだ校務処理での要望が根強い証拠である。

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明治21年発行の読本、第11課「一滴水の話」

    この話は、まだ国定教科書が発行される以前、明治21年に文部省編集局が出した『高等小学読本』全8冊の内の第1巻に掲載されたものである。話の内容に入る前に、第1巻なので緒言が9項目示されていて、その内容が興味深い。3項目目に「児童の愉悦心を喚起し」とある。また、地理・歴史・理科・製造業・古人の文等を取り上げたわけも各項目に分けて書かれている。130年近くも前の教科書とはいえ新鮮である。

    さて、この11課は理科の話である。今でいえば「水の三態変化」を扱っている。小学校高学年でも興味が持てるよう、実際に実験をすることもなく、お話だけで進める形に驚く。夏の朝、早起きした次郎、畑の青芋の葉に一滴の水玉を見つける。雨も降ってないのにどうして水玉が・・。この話を弟から聞いた兄は、弟の疑問をほめ、喜び、そして話し出す。という始まりである。

   まもなく夏休み、21日からは「教職員夏季情報活用研修講座」が始まる。7月に4日間、8月に6日間の計10日間、全20講座マが予定されている。会場でお会いしましょう。9月までブログも休みます。

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高等小学読本巻3第24課 西洋雑話

今回も巻3を取り上げる。雑話という表題からは想像できない興味ある短い話が綴られている。

・新大陸発見のコロンブス、「コロンブスの卵」ってそういう場面で生まれた話なんだあ

・万有引力発見のニュートン、ニュートンの物忘れもここまでとは、参った参った

・冒険家ラレー、煙草をヨーロッパに初めて輸入したころの話、そうかもしれないなあ

・ドイツのコンラード王、落城した城内の婦人の嘆願を認めた王だが、驚く結末に

・プロシアのフリードリッヒ大王、兵士にいつも3ケ条の問い、ドイツ語の分からぬ新兵の答えは

明治の時代だからできた国定教科書なのか、今の時代にあってもこんな教科書があれば生徒はきっとよろこぶだろう。確かにスマホやパソコンで手軽に多くの情報が手に入るが、明治末期、活字から飛び込むこれらの「雑話」を食い入るように見た子どもの姿が目に浮かぶ。

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大津一小でICT授業公開

   今年度も「ワンダースクールプロジェクト」の公開授業が6月29日大津一小で展開された。一人一台のタブレットPCを使ったICT授業である。6年生社会科「武士の世の中へ」、元との戦いについてどちらが勝利したのかを考える上でタブレットと大型画面を往復させて情報提供がなされた。日本が勝ったか、元が勝ったかの予想分布もタブレットから大型画面にさっと表示され、3~4名の班員とのやりとりを効果的に支えた授業であった。
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