サーバー室のとなりから

会えたぞ、寺子屋のお師匠さんに


  手賀の丘の森の中に「深山平左衛門勝正」という寺子屋のお師匠さんの筆子碑がある。江戸末期から明治時代にかけて近在の子が習いに通った寺子屋のお師匠さん、明治14年に亡くなった後、習った子(筆子)たち50人近くが建てた謝恩碑である。
  そのお師匠さんの肖像画が残っていると聞いて、一度ぜひ見たいものだと思っていたが、先月末、それが実現した。明治14年、もう135年も前に亡くなった人である。今なら写真で残すだろうが、実に細密な手描き、生き生きとした表情、感動の出会いである。