サーバー室のとなりから

高等小学読本巻3第24課 西洋雑話

今回も巻3を取り上げる。雑話という表題からは想像できない興味ある短い話が綴られている。

・新大陸発見のコロンブス、「コロンブスの卵」ってそういう場面で生まれた話なんだあ

・万有引力発見のニュートン、ニュートンの物忘れもここまでとは、参った参った

・冒険家ラレー、煙草をヨーロッパに初めて輸入したころの話、そうかもしれないなあ

・ドイツのコンラード王、落城した城内の婦人の嘆願を認めた王だが、驚く結末に

・プロシアのフリードリッヒ大王、兵士にいつも3ケ条の問い、ドイツ語の分からぬ新兵の答えは

明治の時代だからできた国定教科書なのか、今の時代にあってもこんな教科書があれば生徒はきっとよろこぶだろう。確かにスマホやパソコンで手軽に多くの情報が手に入るが、明治末期、活字から飛び込むこれらの「雑話」を食い入るように見た子どもの姿が目に浮かぶ。