サーバー室のとなりから

サーバー室のとなりから発信です

総合教育会議での報告

令和2年度 総合教育会議で柏市GIGAスクールについてが取り上げられています。
柏市のめざす教育の姿
1人1台環境でめざす学び
新しい時代を築き、幸せに生きる力をどう育てるかが検討されています。

https://www.city.kashiwa.lg.jp/documents/23403/2shiryou.pdf
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新型コロナウィルス

1月に始まり,遠い外国でのことという印象を持っていた 新型コロナウィルスが 身近になり,子どもたちは重症化することはないものの,社会的には重症化する方もいらっしゃいます。
そこで,学校は当面休校するということが宣言され,柏市でも卒業式,終業式を目前にした大事な時期ですが,休校になります。
学習が大丈夫なのか? という心配もありますが,それ以上に,健康の維持が大事だということでの 対応です。
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GIGAスクール構想

昨年12月に出てきたGIGAスクール構想はが進んでいます。
文部科学省からの情報は https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm にまとめられ,常時アップデートされています。情報の更新が早く,最新の情報が提供されているのが,おの事業の特徴です。
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一人一台での学び

昨年末にこれまでのICT環境整備計画を前倒しするGIGAスクール構想が発表され,一人一台の端末を使って学習を進めることが身近になってきています。
これまでは パソコン室で あるいは パソコン室等から端末を持ってきて,それぞれが端末を使うという授業の形
これからは,常に身近(教室内)にあり,必要に応じて,それぞれが端末を使うという授業の形
先生方にとっても,子どもたちにとっても,未経験のこと。

その背景には,学び続ける子どもを育てること があります。
学校でだけ学ぶのではなく,卒業をしても,大人になっても学ぶということが必要になってきています。学校では,その基礎となること,学び方,考え方を学ぶということが必要になり,そのためにはパソコンやタブレットを活用した学びが必要になっています。
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PISA2018

PISA2018の結果が発表になっています。
OECD(経済協力開発機構)が行っている PISA調査では,義務教育を終えた15歳の子を対象にした 学習到達度を調査しています。
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/01_point.pdf 概要

ニュースなどでは,順位のことが話題になることが多いのですが,本来子ども達が必要な力を付けているか という調査ですので,「必要な力がついてきていない」 ということが順位よりも大事なことです。

読解力 が落ちてきているということで,従来の物語分の心情の読み取りができなくなっている。という指摘もされていますが,これは大きな間違いで,問われている読解力が変わっている。すなわち,これからの時代を生きていく子供たちに必要な読解力は従来の物語の心情を読み取るだけではなく,情報として比べたり,選んだりすることが大切になってきているということでもあります。
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GIGAスクール構想

新学習指導要領が 来年4月から小学校ではじまります。
これまでの 知識・技能 を中心として学びから, 知識・技能を 使って 思考力判断力,表現力 を高め,その活f道で 知識・技能を高めていく というサイクルを回しながら学習することが言われています。

そこで,大事になるのが, もとになる知識技能の獲得を効率よく進め,その知識技能を活用した活動の時間を作り,高まった知識技能を定着させる学習では, ICTの活用が欠かせません。その環境として,校内LANを整備し,一人一台のパソコン整備に向けての,計画が進んでいます。

https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
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柴山・学びの革新プラン

まもなく平成30年が暮れようとしています。
学校教育をめぐって,新学習指導要領への移行を中心に多様な見方がされてきた一年でした。新学習指導要領では,小学校に英語が教科として入ることや,プログラミング教育が小学校から始まり,中学校ではさらに高度なものになるなど,他にも多くのポイントがあります。
新しい学習指導要領に向けての取り組みを学校では進めていますが,学習指導要領の背景にある基本的な考え方が大切になってきています。それは「子どもが生きていく世界の変化」です。人口が減少に転じ,高齢化がますます進み,日本だけでなく世界とのつながりで考えざるをえなくなりました。さらに,AiやIoTなどの新しい技術なしに生活が成り立たたなくなくなる Society5.0 とも言われています。

その中で,文部科学省からは「柴山・学びの革新プラン」が発表されました。

「新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けて


そこには以下のように書かれています。

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  1.  Society5.0の時代こそ、学校は、単に知識を伝達する場ではなく、人と人との関わり合いの中で、人間としての強みを伸ばしながら、人生や社会を見据えて学び合う場となることが求められています。
  2.  学校教育においてその中核を担うのは教師です。そして、教師を支え、その質を高めるツールとして先端技術には大きな可能性があります。
  3.  進展する技術を学校教育にも積極的に取り入れることにより、教育の質を一層高めていくため、「新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けて~柴山・学びの革新プラン~」をとりまとめましたので、公表します。

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これからの時代を生きる子どもに必要な資質・能力はどのようなものか,考えていくことが求められいるのではないでしょうか。

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世界の中で

8月20日のダイヤモンドオンラインで,気になるデータがありました。
平成元年からの30年間で世界的に見た時に,日本の企業は・・・・
何が変わったのでしょう。そしてこれからはどうかわるのでしょう。
これから子ども達が生きていく時代は,私たち大人が育ち,作って来た社会とは異なることがたくさんありそうです。
子ども達が生きていく時代, わからないからこそ,そこに対応できる力を育てていきたいと思うのです。

https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/5/0/-/img_50f1bd7d2771d15ef2dba7e87d3712d61503976.jpg
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キーボード入力

小学校3年生から パソコンのキーボード入力の学習が始まっています。
キーボード入力は,これからの学習や大人になってからの生活で欠かせない物になっています。試験での回答もパソコンでという時代になり,キーボード入力が,文字を書くのと同じように欠かすことのできない技術になっているのです。
平成25年に文部科学省が行った情報活用能力調査では1分間に 平均で小学校5年生5.9文字中学校2年生 17.4文字 でした。小学生の平均では1時間(45分)の授業で原稿用紙半分ちょっとしか文章を入力できないのです。
コンピュータでの入力が前提となっていくこれからの社会で生きていく子どもにとっては大切なスキルです。
柏市では,小学校全ての3年生の学級で,ローマ字入力の学習の機会を1時間ずつ2回行っています。キーボー島アドベンチャー というサイトでの練習を行い,3年生以上には,このサイトのIDとパスワードを登録して配布しています。
  

 

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学習指導要領の改訂

5月28日付けの 日本経済新聞に 学習指導要領の改訂についての保護者の認知の記事がありました。
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  改訂を知らない 44.9%
  知っているが内容は把握していない 43.9%
  内容まで把握 11.2%
     小学校1~3年生の保護者1200人
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文部科学省のWebサイトによると
全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。 「学習指導要領」では、小学校、中学校、高等学校等ごとに、それぞれの教科等の目標や大まかな教育内容を定めています。また、これとは別に、学校教育法施行規則で、例えば小・中学校の教科等の年間の標準授業時数等が定められています。各学校では、この「学習指導要領」や年間の標準授業時数等を踏まえ、地域や学校の実態に応じて、教育課程(カリキュラム)を編成しています。」
とあり,法によって定められたもので 現行の学習指導要領は 平成22年に小学校,23年に中学校が始まっています。
およそ 10年毎に,これからの時代を生きる子ども達が,学校生活で身につけておくべきことを,中央教育審議会に諮問しその答申を受けて文部科学省が作成しています。
新学習指導要領では,小学校での英語,プログラミングなどが始まることが話題になったり,アクティブラーニングの視点に立った授業の改善などがある一方。同時に大学入試の改革も進められ,試験のあり方も変わって行きます。
小学校では,平成32年度からの実施に向けて今年から移行措置(切り替えの準備)が始まっています。


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大型連休 ? ゴールデンウィーク?

4月末から5月上旬に,祝日が続き休みが多いことからこのような呼び方がされています。

平成30年は
 4月28日 土曜日
 4月29日 日曜日・昭和の日
 4月30日 振替休日

 5月3日  憲法記念日
 5月4日  みどりの日
 5月5日 子どもの日
 5月6日 日曜日

 と学校では,7日間のお休みがあります。

 昭和63年までは 4月29日が天皇誕生日で,平成になってからみどりの日となり,平成18年に昭和の日となって,みどりの日が5月4日になりました。

 土曜日も学校での授業があった時には,これほど休日が続くことはなく,飛び石連休という言い方もされていました。

 経済成長期には,休日が多いこの時期に映画の大作の公開があったので,ゴールデンウィークと言われたのが始まりとも言われていますが,その後経済低迷期になると浮かれて休んでいて良いのかという指摘や,休みではない人への配慮などから,大型連休という呼び方に変わってきているそうです。
 (NHK放送文化研究所 放送現場の疑問・視聴者の疑問  より)

この時期は天候もおちつき,柏近辺では田植えの時期です。
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ムーミンがセンター試験に

大学入試改革が進み,これまでの試験のあり方が変わろうとしている中で,センター入試の地理の問題に ムーミンが出たことが話題になっています。

この問題は報道などでも公開されています。
 http://www.asahi.com/edu/center-exam/shiken2018/mondai01day/chiri_b_05.html

ムーミンについての知識を問うものではなく,ノルウェー,スウェーデン,フィンランドの,地理や気候の特徴を踏まえて,絵から判断して答えることを求めています。「知識を使う」というこれからの時代に求められている力を問うものだったと思われます。

しかし,設問の中で「ノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメーション」とあることから,「ムーミンの舞台はムーミン谷でノルウェーでもフィンランドでもないのでは」という声も出ています。
 http://www.sfs.osaka-u.ac.jp/user/swedish/

 これからの時代に生きるために求められる力。それをどう見取っていくか,大きく動き出していると感じました。 
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SNSで親子のつながり

SNS(LINEやTwitter,instagramなどのように,オンラインで情報を仲間で共有しあうサービス)の利用は,そのよくない部分が話題になりますが,家庭内で便利に使っている場合も少なくないようです。
親には秘密にしておきたいことや,何か言われそうなことをやりとりするTwitterやFacebook Instagram は親とのつながりは敬遠されるが,LINEは連絡をとったりするのによく使われているという調査の結果がありました。
ご家庭で話題にしてみてはいかがでしょうか。

https://cancam.jp/archives/476770
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キログラム原器

生活の中で欠かせない重さの単位の基準は,パリに保管されている「キログラム原器」の分銅が焼く130年間の間使われてきていました。日本では,そのコピーが茨城県のつくば市にある産業技術総合研究所に保管され使われていました。
表面の汚れで,微妙に重くなったり軽くなったりしていて信頼性の課題があったのですが,新たな基準となる物が来年の11月から使われるとのことです。

長さや時間も,これまでに新しい科学技術を取り入れて再定義されてきています。

毎日新聞より(https://mainichi.jp/articles/20171025/k00/00e/040/255000c)

詳細は,産業技術総合研究所に資料があります。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20171024/pr20171024.html

産業技術総合研究所にある 日本国キログラム原器
日本国キログラム原器
産業術総合研究所 Webサイトより
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学校情報セキュリティポリシーガイドライン

 文部科学省から 学校情報セキュリティポリシーガイドラインが パブリックコメントを経て公開されている。
 学校では,多くの個人情報を扱う場面があり,特に小学校6年生以下は,個人情報保護法が制定されて以来入手が困難になり,学校が狙われているという指摘もされいる。
 
 このガイドラインは 160ページ以上にもなります。
 それを踏まえて,柏市の体制も作っていくことが予定されています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1397369.htm
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YouTube Kids

子どもも大好きな Youtube ですが, 利用規約には
「12. 本サービス条件を受諾する能力
お客様は、お客様が20歳以上の成人であること、又は法的に効力のある親若しくは後見人の同意を有すること、並びに本サービス条件に定める条項、条件、義務、確約、表明及び保証を締結し、本サービス条件に従い、これを遵守する完全な資格及び能力を有することを確認します。いずれの場合も、本サービスは13歳未満の子供による利用を意図していません。あなたが13歳未満の場合、YouTubeウェブサイトを利用しないで下さい。あなたに、より適しているサイトが他にも沢山あります。あなたにそのサイトが適しているか、ご両親に相談してください。」
 と,20歳未満の利用は保護者の同意がないと使えない。さらに,13歳未満は使わないようにと書かれています。

 それでも,幼児からの利用がよく話題になっています。幼児が使うためのYoutubeが ”YouTubeKIds” の提供が始まりました。タブレットやスマホで使うためのアプリを入れて利用するものですが,お子さんの利用には,考えてみてはいかがでしょう。


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うわさの保護者会

柏市では,今年度から全校の4年生がプログラミングの授業に取り組みを初めています。
次期学習指導要領にも明記されたことで,どう取り組んでいくのかが話題となっています。
NHKのEテレ「うわさの保護者会」という番組でも取りあげられ,4月に市内の大津ヶ丘第一小学校での授業の様子の取材がありました。

5月20日(土) 21:30~21:55 の放送です。どうぞごらんください。
 うわさの保護者会

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学習指導要領の中での情報

各学校の情報教育担当者があつまりました。
 
柏市では,教育の情報化への取り組みに力をいれてきています。各学校で,その中心になって進める先生方です。中学校区で,9年間を見通して,情報リテラシー,情報モラルリテラシーの育成にどう取り組むか,情報交換も行いました。

小学校では,平成32年,中学校は33年から完全実施になり,小学校では来年度から移行措置が始まる新学習指導要領に向けて,各学校は準備を進めています。報道でも言われているように,道徳が特別な教科となり,英語が5,6年生でも始まることが大きな関心を集めています。
情報教育担当の先生には,「情報」という視点で学校の中で働きかけて欲しいことを伝えました。一つの具体的な例として,「情報」「情報活用能力」という言葉の増え方です。それだけ,重点となってきていることとして取り組んでいく必要があります。
総則には,小学校も中学校も,言語活用能力と並んで,学習の基盤となる資質・能力という書き方がされています。その情報教育を中心となって進めていく立場として,学校での取り組みを進めていって欲しいと思います。

 
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コミュニティサイトに起因する事犯

警察庁(http://www.npa.go.jp/cyber/)から「平成28年におけるコミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策について 」が発表になっています。
 
 
平成2 8 年におけるコミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策について
同資料1~9 
参考資料

 スマホが使われていることが多いことや,出会い系サイトの事犯はかなり減ったものの,コミュ二ティサイト等の事犯は,出会い系サイトの被害等が最大だった頃を超えていることなどが課題が多く示されています。
 特に被害児童数が多いサイトとして, Twitter が取り上げられています。きっとニュースなどでは,Twitter が問題だと取り上げられるのだろうなぁ などと思ってします。
 ぎゃるる ひま部 友達作りTalk などの名前が出てますが,私たちの世代ではしらない人の方が多いのではないでしょうか。検索をしてみると,若い世代向けの出会いアプリということができそうです。
 
 となると,こういったアプリを入れている人は要注意,使わない方が良い ということになりがちです。 
 でも,そうしたら,1番多いTwitterを使っている方はたくさんいて,みんな危ない人?出会いを求める怪しい人? ってそんなことはないのでは?
 区市町村が,公的な情報伝達ツールとしてたり,行政のトップの方も使ってたりもするのですから,まさに使いようなのだということに,良い使い方を考えていけるといいなぁと思います。






 
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ITミーティング

IT教育支援アドバイザーが,毎月 1~2回集まって,情報交換等のミーティングを行っています。今日は,年度初めに,研究所のメンバーや,新しいITアドバイザーさんが入ったので,自己紹介や,基本的な打ち合わせでした。
学校での教育活動がスムーズに進むように,おこりがちなトラブル,それを防ぐための対応などの情報が共有されていきます。

ITアドバイザー は,学びフロンティアプロジェクト校に定期的に常駐で支援するメンバーと,学校からの派遣申請に応じて巡回対応をするメンバーに分かれて活動をしていますので,こうしたミーティングの中で調整をしていきます。
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年間400万回に迫る

 市内小中学校のホームページがCMS化されてやがて1年が経過する。この1年間で62校全体のアクセス数は今日現在395万回、400万回に迫るものとなった。
  毎月30万回を超えるアクセス数、大まかに言って柏市民一人が月1回見ているといっていい数である。次年度も質・量ともに積極的な発信を期待したい。
 週1回のペースで6年半にわたり、サーバー室ブログを発行してきたが、ICTと関係のない内容も多く、読者の方々には不満だったことと思う。今後継続するかどうかは決まっていないが、心より感謝申し上げ、この307回目をもって筆者の区切りとしたい。
 
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磁界と電流

 前回は第二分野の「食物の消化」でITAOから中学校理科フラッシュ教材を紹介したが、今回は第一分野で理解がしにくいといわれる「磁界と電流」をとりあげる。ここでは教材に含まれる2枚のスライドを紹介する。1枚目は棒磁石の周りの磁界を方位磁針の向きから磁力線につなげるアニメーション、2枚目は直線電流のまわりにできる磁界のアニメーッションである。
 理科のデジタル教科書ができれば必ずや含まれる教材であろう。
   
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食物の消化

 久しぶりの中学校理科フラッシュ教材の紹介である。ITAO(ITアドバイザーオンライン)に載っているオリジナル教材は全部パワーポイントで作ってあるが、全部流すと長く感じるものである。そこでこのフラッシュ教材の中のたった一枚のスライドを利用して授業で活用するのも有効であろう。その例として「食物の消化」から酵素のはたらきを取り上げてみた。実際に折り紙をハサミで半分、半分と切っていく作業を並行するとより効果的だろう。
 
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フェイクニュース

 アメリカの大統領選挙で「フェイクニュース」が問題になった。インターネットを通じて発信されることが多い偽のニュースである。真偽の程が定かでない微妙な情報もあるという。
 このネットで拡散するフェイクニュースも情報モラルを考える入口である。前回の透明人間につながる。誰が発信者か特定されない、特定されにくいことを利用して間違った情報を流す、興味ありげな飾りを付けて流れたニュースがどんどん拡散してしまう。一度そうなったらもはや消すことは不可能である。
 大統領選挙でも多くの透明人間がいたということになろうし、韓国でパンギムン氏が大統領立候補を断念したのもフェイクニュースだったという。情報化社会の怖さを感じるニュースである。
  
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たまたま見た番組から

 2週間位前、放送大学の「情報セキュリティと倫理」という番組が目にとまった。途中からなので理解が不十分だが、情報モラルのヒントになりそうなので綴る。
 講師が大学生10人位と話し合っている。「もし透明人間になったら何がしたい」の問いに小学6年生は「人殺し、強盗、・・・」と答えたが、大学生のみんなはどうかの問いに「テストの答えを見る、友達の日記を見る、脚を引っかける・・・」
 透明人間になれる「ギュゲスの指輪」という記述がプラトンの著作に載っている。この「ギュゲスの指輪をみんなが持っていたら」というのが次の質問であった。大学生は「無法地帯になる、人が信じられなくなる、コミュニティが保てない・・・」
 ここで講師は、ギュゲスの指輪とインターネットの匿名性が似ていないかと学生に問う。自分の姿を見られることなく、情報を発信できる点は確かに似ている気がする。
 情報モラルをギュネスの指輪を使って考えるのもいかもしれないと感じた。すでに教材になっているかもしれないが・・・。
  
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次年度、ICT機器更新

 この28年度は市内小中学校のICT機器等の更新はなかったが、次年度は5年を経過した小中学校26校でリプレイスが予定されている。
 研究所ではその準備がすでに始まり、限られた予算内でいかにハードやソフトを選ぶか思案中である。 学校代表が加わる「教育の情報化推進委員会」でも今年度継続して協議され、今月下旬には3回目の開催、さらに検討が進められる。
 5年のリース契約、いつも感じるのは5年という月日の長さである。ICTにとって5年は長い、しかし62校をほぼ10校ずつ入れ替えてきたこの方式は先人の築いた優れたやり方だと実感している。それだけに導入後の一層の活用が望まれる。
 
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情報モラル授業のフォローを

 2月2日の新聞記事を見ていただけただろうか。自分の名前をネット検索したら、犯罪歴が載っていて、これを削除するよう求めた裁判で削除を認めないとの判決である。情報公開の方が優先する事例だということだ。
 ITアドバイザーが主になって情報モラルの授業を展開して数年たつが、授業後のフォローになる大きなニュースである。新聞記事等を使って事後指導に役立ててほしい。
  
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授業で大きな円グラフ

 三学期、初任者研修では10年経験者や5年経験者の授業を参観すべく、授業者の学校を会場とした研修も開かれている。他校で先輩の先生の授業をみる機会は多くはないだろうから新鮮である。また初任者に公開する10年経験者や5年経験者にしても先輩としての緊張感があろう。
 ICT機器が普通に使われる時代になった現在、授業で先輩教員が率先して利用することが求められる。先月参観した中学校道徳の授業では大きな円グラフがスクリーンに映っていた。
 
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天気の変化

 12月の情報活用研修講座でプログラミングソフトとしてスクラッチを取り上げた。考えてみれパワーポイントでもプログラミング能力の育成が゚できるのではないか。
 パワーポイントでのアニメーション、何を、いつ、どのように動かすかはまさに、プログラミングである。そんな目で、ITAOフラッシュ教材「天気の変化」をみたらどうだろうか。
       
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研修講座アンケートから

 先週は12月実施の「冬季情報活用研修講座」の様子を載せた。2日間、4コマの講座では終了時に毎回アンケートに答えていただいた。その結果からいくつかを紹介したい。

 2日間4コマの総受講数が116名だったことを報告したが、その年齢、いや経験年数分布はどうなっていただろうか。若い人が多い?ベテランが多い?いや中堅が多い?経験年数によらず、講座希望率が一定なら現在の経験年数分布と似たグラフになるだろう。

 次に講座内容は役立っただろうか。積極的に受講している先生方だから、高い評価が出そうに思う反面、物足りなさを感じる場合も予想できる。期待が大きければ、役に立たないと感じる人もでるかもしれない。
 今後はどのような講座を希望しているのだろうか、主催者側は気になる。授業か、校務か、情報モラルは、講座のレベルはもっと高くいやもっと易しく、このアンケート結果をサーバー室の隣で検討したい。     
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冬季情報活用研修講座終わる

 12月26,27日に柏第二小学校および柏中学校をお借りして講座を開いた。年末の忙しい中、2日間4コマで合計116名の先生方が受講、近年ない多数の参加となった。
 26日柏二小、ムービーメーカーとパワーポイント講座。ムービーメーカーは26名受講、操作方法を学んだ後、校舎内をスレートPCを持ち歩いて撮影、その写真や動画で作品を作った。午後のパワーポイントは16名、授業に生かせる教材作りのため5つの課題に取り組んだ。〇×クイズのハイパーリンク、英会話の録音など内容は多岐に及んだ。
 27日柏中、プログラミングとNHK for School・先生のための話しことば講座。プログラミングは33名、後半はコーダドウジョウー宮島さんの音楽、多角形、クイズ等スクラッチで授業用教材作りも行われた。午後は41名、NHK for Schoolのコンテンツ紹介「考えるカラス」おもしろい、続いて話しことば、早口言葉、順序、一文の長さ、間、等興味深かった。
 なお、教研ホームページにも本講座の記事が掲載されている。
     
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油井宇宙飛行士の話

 16日、田中中学校創立70年記念講演会で油井宇宙飛行士の講演を聞くことができた。油井さんのお子さんが通学していたことでお願いできたのだろう。今月、日本の無人宇宙船こうのとりが宇宙ステーション(ISS)に物資を届けたニュースもあった。
 講演は各新聞紙上で紹介されたので、ここでは講演後、生徒とのQ&Aをとりあげる。生徒の質問に全問即答された、丁寧さ、優しさが印象に残った。
 ・宇宙食はまずい? おいしいよ、特にカレー
 ・宇宙の外は?    137億光年の先はまだ?
 ・ロシア語で言って? 〇△〇△・・
 ・最速ロケットは?  アポロかな
 ・宇宙兄弟と同じ? 訓練中、折鶴作りが思い出に
 ・つらかったこと?  宇宙服着て船外活動訓練
 ・飛行士めざしたのは?  幼い頃故郷の川上村で見た星空
 ・ISS実験では?   膨大な準備を成功に導く、衛星放出
 ・トウモロコシを食べる? お湯の量が難しい
 ・国道16号は見える? 写真に撮れる
 ・宇宙人はいる?   いると思う、ただ交信は難しい
 ・名前の由来?    亀のようにゆっくり前へ、月のウサギより先に行ってみたい
 ・一番きれいだった? 地球、恒星もまばたきしない
 400km上空のISSはサッカー場位の大きさ、90分で地球を一周する。体育館内の写真はお礼の全校合唱事前練習時のもの、一般参加者に油井さんの写真撮影は認められなかった。
    
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理科+英語+国語の授業

 今回のタイトルからどんなことを想像するだろうか。フランダース授業分析法ならではの見方を取り上げる。1学期から2学期にかけて初任者や1年経験者の授業を15回参観する機会を得て授業分析ができた。
 授業の個々の内容にとらわれず、同じ基準で記録しているので表題のような足し算も可能である。この15人の授業を全部合わせて一つの授業とみたらどんな結果になるだろうか。
 結果のグラフ、15人の総和であり、平均像とみることもできる。
 
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校長会全体研修会に参加して

 去る1日、青少年センターで開かれた柏市小・中学校長会主催の全体研修会に参加、講演を聴くことができた。講師は「これからの学校教育と教育の情報化」という演題で文部科学省の新津勝二情報教育課情報教育振興室長であった。
 我が国の教育の現状や学習指導要領、高大接続の話の後、ICT活用に入った。児童のICT活用を指導する能力が不十分、すでに黒板とチョークの時代は終わったはずだが、まだ現実は残っているということだろう。
 国はコンピュータ1台当たりの児童数の目標を3.6人としているが、柏市は全国平均の6.3人にも及ばず9人以上である。恵まれているといわれている柏市でもまだ環境整備は道半ばだと実感した。来年度からの機器更新が一層進むことを願っている。
  
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学校HPアクセス数順調な伸び

 今年度4月から市内小中学校の学校ホームペ-ジ作成が共通の方式(CMS)になり更新作業が簡便になった。その効果が月々のアクセス数に表れている。昨年までは全小中学校の毎月のアクセス総数は20万回を超えることはなかったが、今年度は30万回を超え、2学期は40万回を超える月もでている。学校からの情報発信の意義が深く理解されてきたゆえだろう。
 気になるのは学校差だが、管理職の働きかけも重要な力である。個人情報保護に注意しながら、新着情報をその日のうちに出す学校が増えてほしい。
  
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漢方薬の話を聞いて

 先日、漢方薬の基礎的な話を聞く機会があった。筆者が「へえー!」と新鮮に感じた内容を紹介したい。
・漢方薬に使う生薬は植物、動物、鉱物、何でも含まれる
・漢方薬は複数の生薬を組み合わせる(単一じゃ使わない)
・生薬は食べ物の延長線上にある
・漢方では西洋医学的病名は不要、患者の症状で服薬する処方が決まる
・西洋医学的に同一の病名でも患者により処方が異なることがある
・西洋医学的に異なる病名の別々の患者に同一処方を使うことがある
・西洋医学的に複数の疾患をもつ患者に一つの処方で対応することがある
 何か学校における教育を考える上でヒントになりそうな考えが含まれている気がするのだがいかがだろうか。写真はドクダミ、10種の効果があり、十薬と言うそうだ。
 
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ICTメンテナンス状況

 10月末現在、市内小中学校62校が、ウチダエスコにICT関連で修理等を依頼した件数は315件に上った。件数は例年とほぼ同じ数である。必ずしも導入年度が古いから多いとはいえず、導入年度に依存しない傾向は5年以上続いている。
 プリンタのトラブルが計86件で最も多く、ハードディスク等の交換も多い、一時多かったプロジェクタは落ち着いている。「その他」に分類したトラブルが計110件となっている。
 最近目立つのは、ノートパソコンを落下させて液晶を破損する事故である。私物同様、大事に使って次の人に渡せるようにしてほしい。
 
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小学校の前身はお寺

 庁舎の近くではないが、久しぶりに筆子碑を訪ねた。
 きっかけは野田郷土博物館で「染谷亮作と川間村」という企画展が開催されていることを沼南庁舎2階郷土資料展示室にあったパンフレットで知ったからである。筆者は初めて染谷亮作という名前を聞いた。早速、野田の郷土博物館を訪ねた。
 いろいろな業績のある人物だが、一番興味を持ったのは、川間小学校を設計したことである。この川間小に統合される前の中里小学校で学んだのが亮作であった。詳細は省くが、学校の設計、その考え方は興味がつきない。
 中里生まれの亮作、学校の前は寺子屋、その満蔵寺の筆子碑を訪ねた。墓地で亮作が習ったのではないかと想像される二代目染谷岱順の墓誌に出会った(中央写真)。
    
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スクラッチ検証授業の実施

 29年度柏市内小学校4年生全学級でのプログラミング教育実施のため、実証授業が10月からいくつかの小学校で行われている。スクラッチと呼ばれるプログラミング言語を使った2時間の授業である。25年前、平成の始めに田中北小や旭東小で1年生から6年生まで行なったロゴライターによるプログラミングを懐かしく思い出す。
 授業では1時間目にネコが往復するアニメーションの作り方を学び、2時間目はそれを応用してネズミがチーズを取りに行き、それをネコが邪魔するアニメーションを作る。
 前半の1時間と後半の1時間のフランダース授業分析結果をグラフに示す。前半は教師主導、後半は生徒主体の授業であることがはっきり出ているのがおもしろい。
  
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逆さま、イカサマじゃないの

 イカの絵を描いて下さいと言われたら、まず三角形のヒレ、その下に縦長の楕円形、そして下に足(腕)を10本つけるのが普通だろう。
 中学校2年生理科の教科書にイカの解剖が載っている。その教科書のイカはいわゆる足(
腕)が上になっている。「えっ!逆じゃないの」と教科書を見て生徒は思わないのだろうか。
 明治43年に発行された尋常小学理科書、国が初めて発行した6年生用国定教科書の挿絵も下の写真のように足が上になっている。イカの足は頭の上に付き、頭の下に内臓、いわば胴が付いている。頭足類といわれるゆえんである。100年以上も前から教科書は変わっていない。この不思議さが授業で生徒に伝わっているのだろうか。
 
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日本語の標準語化を知る

 先日、NHK1chで「歴史秘話ヒストリア」を見た。明治時代に日本語の標準語化に取り組んだ話である。300諸藩からなる日本の国には様々な方言があって、日本人同士でも言葉が通じなかった。そこで、ひらがなだけ使おうとか、ローマ字がいいとかいや日本語をやめて英語にしようとか様々な論議があった。上田万年は東京山の手の言葉を標準語にすべく努力し、教科書、文部省唱歌にも取り入れられた。漱石の『吾輩は猫である』も標準語で書かれた。
 この番組で「尋常小学校読本巻1」が取り上げられた。小学校1年生が初めて出会う教科書の言葉が「イス」「エダ」だ。なぜイス(椅子)とエダ(枝)なのか疑問に思っていた。イとエが方言で混じり、通じないための対策、納得である。江戸っ子はシとヒの区別ができない、別のページで「シカ」「ヒト」で扱われている。明治40年ごろの日本の実態である。
   
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初任者もICT機器利用

 最近、中学校初任者の授業をいくつか参観する機会があった。なかなかICT機器を授業で使うのは経験を積んだ先生でも難しいものがあるが、特別教室でプラズマ電子情報ボードを利用し、パワーポイントでの自作資料を使ったり、教室に常設されたプロジェクタで教科書の本文を拡大表示させ、朱筆を加えるなどの授業をみることができた。
 授業案を考えるだけでも大変ななかでICT機器の利用を念頭においてくれているのは嬉しい限りである。まず、使ってみることが活用への第一歩である。
  
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酸とアルカリの中和

 中学校理科の学習で分かりにくいものの一つが「イオン」である。そのイオンに+と-の二種類があり、その代表的なものがプラスの水素イオン、マイナスの水酸化物イオンである。そう言葉で聞いても確かに難解である。そこで原子・分子模型を変形して、イオンも表すといい。教科書にも載っているが、デジタル教科書ではないので動きはない。動いてくれたらずっとイメージしやすいのに、そこで作ったのがこの教材である。やがてデジタル教科書には類似のものが載るだろう。
  
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人体の血液循環

 昭和の時代、心臓から全身に送り出され、心臓に戻ってくる血液循環の授業で、教科書の図で血液が動いたらいいのになあといつも思った。その後パソコンが登場したが、とてもベーシックなどというプログラミングソフトでアニメなど作れる代物ではなかった。
 パワーポインントでアニメーションができると教職員夏季情報活用講座で6年前に習った。真っ先に作りたかった人体の血液循環モデル、パラパラ漫画形式で作ってみた。出来栄えは決していいとは思えないが満足できた。自分の作品には他にない愛着がある。
  
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教室に分子模型

 夏休みの研修会場となった小学校の教室で目を引いた掲示物があった。さまざまな分子模型の図である。子どもたちが好きなものを選んでイラストを描いて紹介している。中学生でもここまで分子模型に触れることはないだろうから、この子たちにとっては貴重な経験になったと思う。原子・分子の世界を学ぶことが今ほど学力の基礎として必須な時代はないのだが・・・。
  
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天気記号を覚えよう

 近頃は雨の降り方も片寄っていて、日本の各地で短時間に大量の雨が降る。気象に興味を持ってもらうには天気図がわかるといい。その手始めが天気記号を覚えることだろう。
 世の中で◎〇△を評価に使うことがあるが、◎は一番いい印である。ところが天気記号ではどうだろうか。いい天気とは晴や快晴をさすから、さしずめ記号は◎かと思いきや、曇りの記号である。〇が快晴、世の常識とは違っている。それが面白いのかもしれない。
   
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夏季情報活用講座終わる

 柏市教職員夏季情報活用講座、8日間16講座が無事終了した。前半4日間は7月28日にまとめたので、今回は8月に行われた後半4日間の講座をふり返ってみる。
 後半は前半にはなかった、今話題のスクラッチを使ったプログラミング教育、各校に導入されているコミュニケーションツールのコラボノート、ここ数年続いているLINE研修、動画コンテンツが豊富なNHK for Schoolが加わった。また、情報モラルとタブレット端末活用は7月と同じ内容であったが、免許更新講座を兼ねたため参加者は多くなった。先生方の要望の強いエクセル講座も上級、中級をそれぞれ一回ずつ開いた。
 受講者数は7月が186名、8月が157名、合計343名であった。昨年より二日間短い実施であったが全受講者数は8名少なくなっただけであった。二学期に研修成果を活用してほしい。
  
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夏季情報活用講座前半終わる

 7月21,22,26,27日で4日間の講座が終わった。内容はワード、エクセル、ムービーメーカー、パワーポイント、情報モラルそしてタブレット端末の活用と多彩であった。
 受講者総数は186名、今年もワードやエクセルという校務での活用に希望が集まり、両講座で99名に達した。また、情報モラルとタブレット端末活用は教員免許更新講習を兼ねた講座であり、最新の情報を学ぶことができた。
 筆者が一番印象に残ったのは、パワポ講座の家庭科「包丁の部位名」をランダムに答えるスライドだった。これはフラッシュ教材として理科で応用できると考え、早速、原子記号で試みた。パワポの奥深さに感動!講座に感謝である。8月の4日間、後半の研修も楽しみである。
    
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