サーバー室のとなりから

2017年2月の記事一覧

たまたま見た番組から

 2週間位前、放送大学の「情報セキュリティと倫理」という番組が目にとまった。途中からなので理解が不十分だが、情報モラルのヒントになりそうなので綴る。
 講師が大学生10人位と話し合っている。「もし透明人間になったら何がしたい」の問いに小学6年生は「人殺し、強盗、・・・」と答えたが、大学生のみんなはどうかの問いに「テストの答えを見る、友達の日記を見る、脚を引っかける・・・」
 透明人間になれる「ギュゲスの指輪」という記述がプラトンの著作に載っている。この「ギュゲスの指輪をみんなが持っていたら」というのが次の質問であった。大学生は「無法地帯になる、人が信じられなくなる、コミュニティが保てない・・・」
 ここで講師は、ギュゲスの指輪とインターネットの匿名性が似ていないかと学生に問う。自分の姿を見られることなく、情報を発信できる点は確かに似ている気がする。
 情報モラルをギュネスの指輪を使って考えるのもいかもしれないと感じた。すでに教材になっているかもしれないが・・・。
  
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次年度、ICT機器更新

 この28年度は市内小中学校のICT機器等の更新はなかったが、次年度は5年を経過した小中学校26校でリプレイスが予定されている。
 研究所ではその準備がすでに始まり、限られた予算内でいかにハードやソフトを選ぶか思案中である。 学校代表が加わる「教育の情報化推進委員会」でも今年度継続して協議され、今月下旬には3回目の開催、さらに検討が進められる。
 5年のリース契約、いつも感じるのは5年という月日の長さである。ICTにとって5年は長い、しかし62校をほぼ10校ずつ入れ替えてきたこの方式は先人の築いた優れたやり方だと実感している。それだけに導入後の一層の活用が望まれる。
 
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情報モラル授業のフォローを

 2月2日の新聞記事を見ていただけただろうか。自分の名前をネット検索したら、犯罪歴が載っていて、これを削除するよう求めた裁判で削除を認めないとの判決である。情報公開の方が優先する事例だということだ。
 ITアドバイザーが主になって情報モラルの授業を展開して数年たつが、授業後のフォローになる大きなニュースである。新聞記事等を使って事後指導に役立ててほしい。
  
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授業で大きな円グラフ

 三学期、初任者研修では10年経験者や5年経験者の授業を参観すべく、授業者の学校を会場とした研修も開かれている。他校で先輩の先生の授業をみる機会は多くはないだろうから新鮮である。また初任者に公開する10年経験者や5年経験者にしても先輩としての緊張感があろう。
 ICT機器が普通に使われる時代になった現在、授業で先輩教員が率先して利用することが求められる。先月参観した中学校道徳の授業では大きな円グラフがスクリーンに映っていた。
 
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