サーバー室のとなりから

たまたま見た番組から

 2週間位前、放送大学の「情報セキュリティと倫理」という番組が目にとまった。途中からなので理解が不十分だが、情報モラルのヒントになりそうなので綴る。
 講師が大学生10人位と話し合っている。「もし透明人間になったら何がしたい」の問いに小学6年生は「人殺し、強盗、・・・」と答えたが、大学生のみんなはどうかの問いに「テストの答えを見る、友達の日記を見る、脚を引っかける・・・」
 透明人間になれる「ギュゲスの指輪」という記述がプラトンの著作に載っている。この「ギュゲスの指輪をみんなが持っていたら」というのが次の質問であった。大学生は「無法地帯になる、人が信じられなくなる、コミュニティが保てない・・・」
 ここで講師は、ギュゲスの指輪とインターネットの匿名性が似ていないかと学生に問う。自分の姿を見られることなく、情報を発信できる点は確かに似ている気がする。
 情報モラルをギュネスの指輪を使って考えるのもいかもしれないと感じた。すでに教材になっているかもしれないが・・・。