サーバー室のとなりから

カテゴリ:前東京オリンピックの頃

ギャンブル広告は定番、車内広告⑫

  競馬、競輪、ボート、オートレースなどの公営ギャンブルの広告は当時の定番ポスターだった。ここには船橋競馬(昭和29年)と宇都宮競輪(昭和31年)の広告を載せたが沿線各地で開催されるレース案内が頻繁に車内に掲示された。昔からギャンブルは人間にとって魅惑的なものであるが、はまり過ぎない心がけが大事あろう。そろそろこの前回東京五輪の頃の車内広告シリーズも終わりが近づいた。

  今週で二学期が終わる。この冬の情報活用講座は24,25日の二日間開かれる。例年通りのパワーポイントとムービーメーカーに加え、iPadの活用、新校務支援の活用講座もある。


0

今も昔もハイキング、車内広告⑪

  関東の私鉄沿線にある新緑のハイキングコースを紹介する映画鑑賞会の案内広告である。終戦後10年もたたないのにハイキングコース紹介の映画が上映されるということは世の中も落ち着きブームがすでにあったということだろう。

  丹沢、秩父、尾瀬、富士五湖、日光・・・五月の薫風に誘われて出かけようという気持ちにさせられる。伊勢丹の五月人形の文字とぴったり合うポスターである。

0

沿線の催し物ずっと、車内広告⑩

   沿線の催し物の車内広告は乗客の増加にもなるので鉄道会社もうれしいだろう。東武鉄道の今の目玉は何といっても東京スカイツリーだが世界の観光地、日光を忘れてはならない。その日光で毎年行われ、ニュースでも度々取り上げられる行事が強飯式である。

   終戦後12年しかたっていない昭和32年4月にこの車内広告が出ている。伝統行事に対する人々の思いの深さを感じる。

0

リサイクルで洋服を、車内広告⑨

   今でこそリサイクルというとエコにつながるので新しささえ感じるが、前回東京五輪の10年前、昭和29年にはこんな車内広告があった。大手のデパートが堂々とこうしてアメリカの服をリサイクル販売していたのである。

  中古服、改造服という言い方は時代を感じさせる。まだまだ国産の衣類はいいものが手に入らなかったのだろう。

0

今ではデジカメで動画だが、車内広告⑧

   今ではデジカメで簡単に動画が撮れるが、前回の東京オリンピックの頃は一般の人が動画を撮ろうとしたら8ミリフィルムをカメラにセットし、撮影後フィルムを現像し、8ミリ映写機で映すという方法しかなかった。カメラも映写機もフィルムもそろえると相当な金額になった。

  そこでメーカーは普及を図るためにこのようなコンテストを企画したのであろう。昭和32年、一等は3万円が賞金だと書いてある。

0