サーバー室のとなりから

2012年2月の記事一覧

授業分析の結果9(理科の経年変化)

  今回は授業分析数の一番多い理科についてその経年変化をみる。教師発言率と生徒活動率が年を追うごとにどのように変わっただろうか。いろいろ言葉を並べるよりもまずグラフを見ていただこう。

 

  小学校の理科授業は9年間、中学校は29年間の変化である。黒い直線は教師発言率、赤は生徒活動率の傾向線を示している。両者とも新学力観に基づく授業への移行を表す結果になっている。教師が発言をおさえ、生徒に考えさせ、活動させる形の授業が行われつつある。中学校は期間が長いだけに変化がよくわかる。

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情報教育担当者集まる

   去る10日、各学校の情報教育担当者が沼南庁舎に集まった。指導主事やITアドバイザーから説明がいろいろあったが、質問が多かったのは通知票作成ソフトを切り替える件だった。次年度で今の「あゆみ」を終了し、25年度からは新しくネットワークで利用する形のものになる。また、J-Kids全日本小学校ホームページ大賞に選ばれた大津第二、中原、花野井、光が丘の4校の紹介もあった。県内で10校選ばれたうちの4校が柏市とはうれしい。県代表は印西・小倉台小である。

ITアドバイザーからも細かな連絡があったが、中心は小学校のコンピュータリテラシーの授業計画の説明だった。ITアドバイザーオンライン(ITAO)に載っている、リテラシー、情報モラル、そしてFlash教材の紹介がされた。学校でこのITAOに先生方が気軽にアクセスしてほしい。きっと授業改善のヒントが見つかると思う。

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月まではやはり遠い?

   9日の早朝、6時半過ぎ、西空に満月が出ていた。満月の左に秩父から奥武蔵の山々、そして富士山もくっきり見えた。こうした景色をながめていると富士も月も同じような距離感である。しかし、実際の月までの距離ははるかに遠い。それを実感するのはなかなか難しい。そこで実際の地球や月の大きさ、距離を縮尺した模型が役立つ。20億分の1に縮めると地球は6.5mm、月は1.7mm位の大きさになる。この二つをどれ位離せば模型ができるだろうか。

そんなことがわかるアニメションをパワーポイントで作ってフラッシュ教材にのせたので開いてみてほしい。


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授業分析の結果8(授業の学年変化)

  今回は学年変化が見られなかった例を取り上げる。グラフは小学校算数の授業である。データは少々古いが、分析数を増やすのは簡単ではない。この例でも丸7年かかっている。算数は学年による変化が少ない授業だということがわかったのは興味深い。

       

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