サーバー室のとなりから

島田重礼が芳野金陵の資料に

   沼南庁舎2Fの柏市郷土資料展示室では2月28日まで「金陵 近代日本を見据えた松ヶ崎の大儒」という柏の歴史企画展が開かれている。その企画展でいただいた資料をめくって島田重礼の名を見つけた

    島田重礼の名が筆者の頭になぜあったかは、あの大青田小学部の碑文(写真)を書いた人だからである。大青田の村人はどうやって島田重礼を知り、碑文を頼めたのだろうか、とても気になっていたのである。

   多分、幕末、幕府の学問所の儒官同士だった金陵を通じて重礼に依頼するルートができたにちがいないと思い、合点がいったのである。もちろんこの推測があっているかどうかは分からないが、大青田と松ヶ崎の距離は近い。展示物の中には重礼の書いた詩文もある。