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2022年5月の記事一覧
校長日記: 最近の子供は虫嫌い?
昼休みに高学年の女子が、「クモの子供がたくさんいる」と校長室に呼びに来ました。
やまゆりコースに行ってみると、まさに、『蜘蛛の子を散らす《蜘蛛の子の入っている袋を破ると、蜘蛛の子が四方八方に散るところから、大勢のものが散りぢりになって逃げていくことのたとえ》』を目の当たりにしました。
その様子を気持ち悪がって逃げるのではなく、みんなで観察をしています。
なかには、子供のカマキリを見つけて遊んでいる子供もいました。
最近の子供は、虫嫌いが増えたと言われます。
確かに、カブトムシやクワガタでも触ることができない子供がいます。
一方で、手賀東小には虫採りや虫の観察など虫に興味津々の子供もたくさんいます。
子供が虫嫌いになる理由はいくつかあると思いますが、大きな理由は、
「自然体験不足で虫に触れる機会が乏しい」
ことではないでしょうか。
命の大切さや生きるために食べることなど、虫の飼育や観察を通して学ぶことはたくさんあると思います。
また、小さいころから虫に慣れていれば、過剰に怖がることも少なくなります。
このような自然体験ができる手賀東小は、とても恵まれているといってよいでしょう。(校長 佐和)
校長日記: 放送大学中川教授との対談記事
放送大学の中川一史教授と対談した内容が、小学館のWebサイトで掲載されました。
GIGAスクール時代の授業づくりや教師に必要な力について、じっくり話しています。https://kyoiku.sho.jp/154735/
お読みになりましたら、ご意見・ご感想をいただけると嬉しいです。(校長 佐和)
https://kyoiku.sho.jp/154735/
校長日記:端末を自由に使うこと
1年生の教室に行くと、端末を使って「森」という漢字を書いている子供がいました。
まだ習っていないはずなのに、どうして「森」を書いているのだろうと疑問に感じながら、廊下を歩いていると、メディアルームの前に毎日掲示されている『今日は何の日』は、「森林の日」でした。
子供には確認していませんが、これを見て「森」に興味を持ったのかも知れません。
何かに興味を持ったら、すぐに調べることができるのは、端末の良いところです。
教師に教わったものだけを学習するのではなく、自分が興味を持ったり、疑問に感じたりしたことを進んで学ぶことで、知識が増えたり、学び方を身に付けたりすることにつながります。
手賀東小では、教師の指示がなくても端末を自由に使って良いことにしているのは、このような子供たちを育てたいと考えているためです。(校長 佐和)
校長日記:自然での遊びは創造性を育む
昨日のことですが、ロング昼休み(手賀東小は週に2回、45分間の昼休みがあります)に、校庭のクローバーがたくさん生えている場所にいました。
子供たちを見回すと、
・四つ葉のクローバーを探す子
・クローバーにお水をあげている子
・バタン!と倒れ込んでいる子
・うさぎに葉っぱを食べさせている子
など、同じ場所でもいろいろな遊び方をしています。
ゲーム機やルールが決められている遊びでは、ここまでバリエーションはないでしょう。
「自然の中で遊ぶことで、子供たちの創造力が育まれるんだなあ。」
と、改めて実感しました。(校長 佐和)
校長日記: 子供は秘密基地を作りたがる?
秘密基地を作って遊んだことはありますか?
私は、小学生の頃、よく秘密基地づくりして遊んでいました。
家の近くの空き地に、拾ってきた材木やトタン板を使って小屋のようなものを作り、その中で、お菓子を食べたり、マンガを読んだりしていました。
強い風が吹くと跡形もなくなってしまうような粗末なものでしたが、とてもワクワクしたことを覚えています。
「令和時代の子供は、もうそんな遊び場はしないだろう。」
と、思っていたら、手賀東小の子供たちが秘密基地を作り始めていました。
3年生がリーダーとなり、2年生や1年生と楽しそうに、枝や枯れ葉を運んだり、土の階段を掘ったりしています。
とても一生懸命な姿をみて、微笑ましくなりました。
そして、なんだか、とても懐かしい気持ちになりました。
秘密基地といいながら、やまゆりマラソンコースの中で、常にみんなが横を通るので、バレバレです。
それに、「校長先生、見に来て!」と、呼びに来たぐらいですので、
はじめから秘密にしておくつもりもないのかもしれません。
いったいどんな秘密基地になるのか、しばらく見守りたいと思っています。(校長 佐和)