校長日記

校長日記: 最近の子供は虫嫌い?

昼休みに高学年の女子が、「クモの子供がたくさんいる」と校長室に呼びに来ました。

やまゆりコースに行ってみると、まさに、『蜘蛛の子を散らす《蜘蛛の子の入っている袋を破ると、蜘蛛の子が四方八方に散るところから、大勢のものが散りぢりになって逃げていくことのたとえ》』を目の当たりにしました。

その様子を気持ち悪がって逃げるのではなく、みんなで観察をしています。

なかには、子供のカマキリを見つけて遊んでいる子供もいました。

 

最近の子供は、虫嫌いが増えたと言われます。

確かに、カブトムシやクワガタでも触ることができない子供がいます。

一方で、手賀東小には虫採りや虫の観察など虫に興味津々の子供もたくさんいます。

 

子供が虫嫌いになる理由はいくつかあると思いますが、大きな理由は、

「自然体験不足で虫に触れる機会が乏しい」

ことではないでしょうか。

命の大切さや生きるために食べることなど、虫の飼育や観察を通して学ぶことはたくさんあると思います。

また、小さいころから虫に慣れていれば、過剰に怖がることも少なくなります。

このような自然体験ができる手賀東小は、とても恵まれているといってよいでしょう。(校長 佐和)