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サーバー室のとなりから発信です
サーバー室から研修室へ
昨年末にサーバー室から隣のPC研修室に引っ越した。ひと月過ぎて新しい部屋にやっと慣れた感じである。引っ越し理由はサーバー室に新しいサーバーが入り手狭になったためである。
PC研修室は広いが、教育研究所創設35年余りの間に集めた書籍等がたくさんある。この蔵書を学校の図書館のようにデータベース化する作業が今月から始まった。廃止された市立幼稚園にあった研究所からこの庁舎に本を移す際に大分整理したがそれでも貴重な本や研究紀要が多数ある。言葉は悪いが、死蔵状態だったこれらの書籍が市内の先生方の役に立つ日がやがて来ると思うとうれしい。筆者が一昨年整理した明治期の古い教科書もデータベースに含まれることになるだろう。
この「サーバー室ブログ」もサーバー室がオフィスでなくなったのでタイトルを変更するべきだろう。というより筆者が担当して5年半、新鮮味が薄れたことでもあるし、そろそろ交代時期かもしれない。
島田重礼が芳野金陵の資料に
島田重礼の名が筆者の頭になぜあったかは、あの大青田小学部の碑文(写真)を書いた人だからである。大青田の村人はどうやって島田重礼を知り、碑文を頼めたのだろうか、とても気になっていたのである。
多分、幕末、幕府の学問所の儒官同士だった金陵を通じて重礼に依頼するルートができたにちがいないと思い、合点がいったのである。もちろんこの推測があっているかどうかは分からないが、大青田と松ヶ崎の距離は近い。展示物の中には重礼の書いた詩文もある。
冬の情報活用講座終わる
新年あめでとうございます。今年もできるだけ週一回は更新できればいいなと考えています。
昨年12月24、25日柏二小と中原小をお借りして「柏市教職員冬季情報活用研修講座」が開かれた。
24日の柏二小、午前中はタブレットPCを使って算数の授業を児童の身になって体験した。市内全小学校に算数の指導者用デジタル教科書は今年度導入完了したが、児童用はまだない。もっとも教科書会社から少しずつ提供され始めたというのが現状である。そんな児童用のデジタル教科書の先行体験であった。
午後は去る12月5日各中学校から代表2名が参加しネットモラル防止会議で用いた「コラボノート」というコミュニケーションツールの研修であった。このソフトは以前ワイワイレコーダーといわれたものの改訂版で全小中学校に入っている。参加者が同じ画面に書き込みができる特長がある。4人組で実際に新聞づくりを体験した。
25日の中原小、午前中はパワーポイント、基本的な操作を学んだ後、アニメーションやリンク、録音まで幅広い内容であった。授業で先生方が独自に動きのある教材を作るにはこのソフトが一番だろう。
午後は理科ねっとわーくの紹介であった。実際に理科ネットワークを体験する前にICT全体を含んだ内容の詳しいプレゼンがJST(科学技術振興機構)の方から行われた。137の項目を全部見ることはできなかったが、理科授業で活用できるものがたくさんありそうである。
アクセス数100万回突破
一口に100万回というが、4月から12月までの9か月間、毎日1回3700人がアクセスしないとこの数にならない。印刷物で配ろうとしたらどれだけの手間と費用がかかるだろうか。三学期、しっかり準備して新しいホームページをどの学校も4月からスタートできるようになるといい。
明治22年高等小学読本の太陽系
明治22年初版巻6、第35課の「太陽系」をとりあげる。120年以上前の記述だけに興味がわく。惑星を遊星とよんでいるが、水星から海王星までで冥王星は載っていない。100年以上も後に冥王星が惑星から外されることを予期していたわけではないだろうが。
また、はやぶさ2がめざす小惑星も小遊星として112個あると書かれている。現在小惑星は軌道が確定し番号が付けられたものだけでも30万を超え、それ以外を含めると60万近い数になるという。火星と木星の間にあるだけに、大きなものしか当時は確認できなかったのだろう。
遊星の周りを回る衛星、この呼び方は衛星で今と変わらない。地球に月、木星に4個、土星に8個などと載っている。天文学の進歩を実感できる35課である。
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