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明治22年の高等小学読本「火の話」
今回は、明治22年10月に発行された高等小学読本巻2第4課「火の話」をとりあげる。
この課はこんな書き出しで始まる。「昔の人は、火を五行(木火土金水)の一となし或いは、四大(地水火風)の一となせり。然れども、火はもと水土の如き実体にあらず、只一の体が、他の体に変化する時に、現わるる有様なり」今の理科の教科書と比べて哲学的なにおいがするではないか。原文はカタカナ表記である。
この読本には他にも、理科に関する課が多く入っている。例えば、猫の話、氷の話、砂糖の製造、根の話、山と河の話、象の話1・2、植物の増殖、葉の形状、二つの息1・2等である。全34課ある中に三分の一が理科に関するものであることに驚く。読本で理科に興味をもった子も多かったことだろう。
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