サーバー室のとなりから

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授業分析の結果4(生徒積極発言率)

   生徒 発言の中で積極的に発言している割合はどれ位だろうか。積極的かどうかは発言内容が賛成や反対意見など考えた結果であるか否かで判断する。従って授業における児童生徒の思考状況を知る目安にもなる。

   分析からは生徒積極発言率の小中学校平均値は、小学校が63.6%、中学校が51.2%である。小中ともに発言の半分以上は積極的なものである。教師の予想以上に子どもたちはよく考えて発言しているといっていいだろう。

   生徒積極発言率の分布図を見ると、小中ともに5%未満が大きなピークになっているが、それに加えて70%以上の部分に授業数が集中しているのがわかる。小中学生は授業中、よく考えて発言している。

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授業分析の結果3(生徒発言率)

   今回は生徒発言率である。教師が授業時間中、平均で1/4~1/3しゃべっていることを考えたとき、児童生徒はどれ位発言しているのだろうか。もちろん平均値での話で考えるが、教師より少ないことは予想できよう。

   生徒発言率の平均値は、小学校は10.7%、中学校は8.3%である。教師発言率の平均値が小学校26.5%、中学校33.7%であるから、児童は教師の40%、生徒は教師の24%にあたる。小学生は教師の半分以下、中学生は1/4しか発言していない。

今回も平均値ではわからない分布状況をグラフで示す。児童生徒の授業における活動は発言を伴わないものもあるが、これについては稿を改めたい。

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授業分析の結果2(教師発問率)

   今回は教師発問率の分析結果である。前回、教師は1時間の授業で平均1/4~1/3しゃべっていることがわかったが、この教師発言の中で発問にどれ位時間を使っているかが教師発問率である。 小学校では中学校より発問が細かく、回数が増える。一方、中学校では一回の発問が長く なることが多い。この回数と一回の長さがどう影響するのであろうか。

   小学校の平均値は16.4%、中学校は9.4%である。小学校は中学校の2倍近い。とはいうものの小学校でも教師発言全体の2割に満たない。中学校では1割に満たない。教師はこのごく少ない時間で生徒に問いかけるわけだから、発問を吟味することの重要さが納得できる。今回もより詳しい実態がわかるように分布図を示す。


 

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授業分析の結果1(教師発言率)

   学校生活の中心である授業、その授業を分析した結果をこれから何回かにわたって載せたい。まず初回は教師発言率である。45分、50分の授業で教師は何%位しゃべっているのだろうか。もちろん教科内容や学年によって大きく差があるのは当然である。ここでは小中学校とも全教科を含む、小学校271回、中学校227回の授業分析結果から話を進める。

   授業分析はこの30年間にわたって柏や東葛飾を中心に筆者が少しずつ行ったものである。小中学校の授業における教師発言率の平均は何%位だろうか。また小中学校で平均はどれ位違うのだろうか。

   小学校の平均は26.5%、中学校の平均は33.7%である。予想より多い、いや少ないだろうか。教師は1コマの授業で4分の1から3分の1しゃべっているのが平均の姿である。平均値では分からない詳しい教師発言率の分布は図を見てほしい。自分の授業は何%位にあるのだろうか。

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富士とスカイツリー

サーバー室は沼南庁舎4階にある。この4階中央廊下の端にある窓から富士山と東京スカイツリーがよく見える季節になった。白い雪の帽子をかぶった富士の左に建設中のスカイツリー、高さは500m位になったという。この風景は写真では味わいが伝わらない、まだ冷たさの残る朝、自分の目でみるのがいい。

市内小中学校の校歌には多く富士や筑波が歌詞に入っている。学校のどこから富士や筑波が見えるか、そのポイントを探しあてた時はちょっと感動である。コンピュタ画面を見て疲れた目を休めるのに富士や筑波を探してはどうだろう。間近に山がない関東平野の真ん中、サーバー室からは風早北部小の右手に筑波も見える。

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