サーバー室のとなりから

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タブレットPC研究は続く

    今年度で中原小での一人一台タブレットPC研究は終了したが、大津一小は次年度も引き続き研究を継続する。去る4日。その大津一小で5年生社会科「自然災害を防ぐ」の授業公開があった。今まで調べたことをタブレットPCで整理し、これを大型ディスプレイ上に各自が転送し、この画面を取り出し、拡大しながら学級で情報を共有するという流れの授業である。3~4人の班員が班で選んだ災害テーマに沿って対策を発表した。まだ機器やソフトで扱いにくい点もあったが児童はうまく操作していた。

授業後の研究協議では武蔵大・中橋教授の講演があり、定まった答を追う授業の協同学習、定まった答えのない授業での協調学習、という視点が心に残った。今日の授業は後者である。

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ICT夢コンテストでITアドバイザー受賞

   平成26年度JAPET&CEC成果発表会「教育の情報化」推進フォーラム、ICT夢コンテスト2014、において教育研究所ITアドバイザーが応募した「全ての子どもに情報活用能力を身につける巡回授業プロジェクト」が審査委員長特別賞を受賞した。その表彰式と発表が6日、国立オリンピック記念青少年センターで行われITA5名全員が出席し、田中ITAが発表を行なった。

昨年度まで小学校1年生「はじめてのパソコン」と3年生「初めてのローマ字入力」は、ほぼ市内全小学校で授業を行ってきたが、今年度は5年生「プレゼンテーション」、6年生「情報モラル(スマホ)」さらに中学校2年生「情報モラル(SNS)」の授業を全校全学級で展開した。この柏市での取り組みを紹介、応募した結果が認められ今回の受賞となった。この事業の実施において学校の協力を欠くことはできない、改めて感謝するとともに次年度以降、一層連携を深め取り組みたいと考えている。

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手賀の丘(片山)の筆子碑

   秋の彼岸も過ぎた9月の終わりに教育研究所の何名かと手賀の丘公園に出かけた。そこにある「深山平左衛門勝正」の筆子碑を訪ねるためである。この碑は明治14年に建てられたもので台座には48人の筆子たちの名が刻まれている。高さは2メートルを超える。

   碑文に詳しく平左衛門勝正のことが記されている。師は岩井村の勝矢家から片山村深山家の養子にきた人らしい。前回取り上げた龍光院(岩井)筆子碑、勝矢義八郎の祖先が勝正なのだろうか。

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龍光院(岩井)の筆子碑

  今回は将門神社で知られている岩井の龍光院である。この寺は将門神社と隣接している。この東側にあるこんもりと樹木におおわれたなかに勝矢家の墓地があり、そこに1基筆子碑がある。墓石側面に俗名、勝矢義八郎という名がはっきり刻まれている。台座には筆子中と大きく書かれ、一目でわかるのはありがたい。
                        

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教師発言率に対する先生方の思い込み

先日、小中学校の先生方15名が参加した研修会でこんな質問をする機会があった。

「小学校の授業271回を分析した結果、授業中の教師発言率の最大値は何%、最小値は何%あったと思いますか」予想は10%きざみで回答していただいた。その結果、最大値は90%、最小値10%がそれぞれ約半数で多数となった。教師は授業中そんなにしゃべっているのだろうか。
実際の分析結果は最大値が62.5%、最小値0%だったことを話すと一様に驚きの声が上がった。先生方は自分は授業中しゃべり過ぎていると思い込んでいる。実際の教師発言率を知ることは授業改善において欠かせないことがわかるだろう。なお、平均値は27%である。「実態をつかんでスタートを」そんな願いを短冊に書きたい。

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