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サーバー室のとなりから発信です
夏の情報活用講座をふり返って2
この夏の講座でキーワードとなった言葉がある。「コミュニケーション力」である。恥ずかしながら準備段階では気付かなかったのだが、コミュニケーションに注目した講座が並んでいたのだ。
まず佐和教頭先生が講師となった「スレート型PC・iPad活用」講座、講座名からは想像しにくいが、タブレット端末もツールの一つとしてコミュニケーション力を対話、交流、討論、説得の4段階で実体験する内容だった。参加者は2~3人ずつ9つのグループに分かれ、自己紹介、県名当て、国名当て、町のPR用プレゼンなど段階を踏んで学んだ。ホワイトボードの利用も印象に残った。
さらに毎年定番化された「コラボノート」もJR四国から講師を招いて、画面上で15名近くがコミュニケーションを深めた。夏休みの思い出、動物のことわざ、節電対策、そして班新聞作りと内容は多彩だった。
ニュースで話題になるLINEだが、講座ではLINEの講師から静岡大学と共同開発したコミュニケーションに目を向ける児童生徒用授業案を実体験した。今後大規模なアンケート調査を行い、改訂版を作るという。
夏の情報活用講座をふり返って1
夏休みが終わり、二学期がはじまりました。このブログも再開です。7月から8月、10日間にわたり20コマ実施された「柏市教職員夏季情報活用研修講座」が先月28日終了、何回かに分けてふり返ってみたい。
前半の5日間は毎年参加の多いエクセルとワードの講座である。エクセルは全5コマ、初級2回、中級2回、上級1回である。筆者も受講者となって毎年参加しているが、ITアドバイザーは少しずつテキストを改訂してくれているので毎年発見がある。今年の一番の収穫は上級講座のマクロが理解できたこと。1年たてば忘れてしまうに違いないが、あの時分かったという感覚は残ると思う。
ワードは基礎と応用の2コマ、特に活用の差し込み文書はエクセルと連携する楽しい内容が今年も展開された。他にムービーメーカー、パワーポイント、Teコンパスの講座が各1コマあった。受講者は5日間で241名、まだまだ校務処理での要望が根強い証拠である。
明治21年発行の読本、第11課「一滴水の話」
この話は、まだ国定教科書が発行される以前、明治21年に文部省編集局が出した『高等小学読本』全8冊の内の第1巻に掲載されたものである。話の内容に入る前に、第1巻なので緒言が9項目示されていて、その内容が興味深い。3項目目に「児童の愉悦心を喚起し」とある。また、地理・歴史・理科・製造業・古人の文等を取り上げたわけも各項目に分けて書かれている。130年近くも前の教科書とはいえ新鮮である。
さて、この11課は理科の話である。今でいえば「水の三態変化」を扱っている。小学校高学年でも興味が持てるよう、実際に実験をすることもなく、お話だけで進める形に驚く。夏の朝、早起きした次郎、畑の青芋の葉に一滴の水玉を見つける。雨も降ってないのにどうして水玉が・・。この話を弟から聞いた兄は、弟の疑問をほめ、喜び、そして話し出す。という始まりである。
まもなく夏休み、21日からは「教職員夏季情報活用研修講座」が始まる。7月に4日間、8月に6日間の計10日間、全20講座マが予定されている。会場でお会いしましょう。9月までブログも休みます。
高等小学読本巻3第24課 西洋雑話
今回も巻3を取り上げる。雑話という表題からは想像できない興味ある短い話が綴られている。
・新大陸発見のコロンブス、「コロンブスの卵」ってそういう場面で生まれた話なんだあ
・万有引力発見のニュートン、ニュートンの物忘れもここまでとは、参った参った
・冒険家ラレー、煙草をヨーロッパに初めて輸入したころの話、そうかもしれないなあ
・ドイツのコンラード王、落城した城内の婦人の嘆願を認めた王だが、驚く結末に
・プロシアのフリードリッヒ大王、兵士にいつも3ケ条の問い、ドイツ語の分からぬ新兵の答えは
明治の時代だからできた国定教科書なのか、今の時代にあってもこんな教科書があれば生徒はきっとよろこぶだろう。確かにスマホやパソコンで手軽に多くの情報が手に入るが、明治末期、活字から飛び込むこれらの「雑話」を食い入るように見た子どもの姿が目に浮かぶ。
大津一小でICT授業公開
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