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活動の様子(R04年度)

闘将去る

令和4年度もいよいよ本日が最後の一日となります。部活動に来ている

野球部・テニス部・女子バスケットボール部は、練習後の疲れが残って

いるにもかかわらず校内の掃除をしてくれました。校内に人が居なくとも

1週間もすればどこからともなく埃が湧いてきますが、生徒達のおかげで

気持ちよく新年度初日を迎えることが出来そうです。

また、転出する教員にとっては、柏三中の職員である最後の1日とも

なります。卒業生を3年間担任した学年主任が学校を去ろうとすると、

野球部で活動をしていた3年生が練習を抜け出してお別れを言いに来る

姿がありました。担任だけでなく、退職する女子バスケットボール部の

顧問にも別れのあいさつをしており、3年生野球部の義理堅く温かい人柄

がにじみ出ていました。

女子バスケットボール部顧問がいつも通りの調子で練習後の挨拶をすると、

どこからともなく「ジャンボリミッキー」の曲が流れてきます。それと

同時に、車の影に隠れていた保護者の方々が一斉にレンズを顧問に向けて

撮影を開始。突如としてお別れのダンス大会が始まり、最後には花束まで

贈呈されていました。部員と保護者の方々からのサプライズに、練習中は

厳しい顧問も満面の笑みを浮かべていました。サプライズのために身を

かがめて待機していただいた保護者の方々には感謝の言葉しかありません。

 

なお、青胴剣士は本日も武道場で稽古に励んでいました。

 

 

青胴剣士去る

卒業してから2週間以上が経過した3年生。中学校生活の中でも1番長い

春休みを満喫しているところかと思いますが、本日行われていたバスケ部

と剣道部の3年生を送る会を見ていると、ダラダラとした休みをおくっては

いないことがうかがいしれました。

バスケ部では、序盤は県大会に出場した2年生チームに得点差を付けられて

いましたが、徐々に調子を上げていき、夏の総体を思い起こさせてくれる

切れのあるプレーを連発していました。

3年生の男子部員は2人しかいない剣道部では、2人で何人もの後輩を相手

にする大立ち回りを見せてくれました。現役バリバリの後輩達を複数相手に

するのは骨が折れそうですが、一進一退の攻防を繰り広げていたのは流石

3年生としか言いようがありません。剣道部の3年生を送る会の最後には

1・2年生による「桃太郎のアレンジ劇」が3年生に向けて贈られていました。

朝練習の時間に準備を進めていた劇ですが、練習当初に比べると、舞台での

立ち位置・演出・テンポの良さ・等々、あらゆる点が改善されていました。

練習の時はセリフや動作から恥ずかしさが感じられましたが、本日の演技から

は微塵も感じ取ることはできませんでした。3年生からも最後の宿題と称した

応援メッセージが贈られていましたが、全50問程度のクロスワードクイズを

解かなければ読むことの出来ないという非常に凝ったもの。長い春休みで時間

があるとはいえ、部員達への愛がなければこれほどの超大作は作れるものでは

ありません。

また、どちらの会にも多くの保護者の方々が見守ってくださり、転出する顧問

に対しては、温かいメッセージのこもったプレゼントまでご用意してくださいました。

年度末のお忙しい時期にもかかわらず、格別のご高配を賜りありがとうございました。

(ちなみに、本日のタイトルは剣道部部長からのリクエストです)

 

 

 

ビッグマム去る

二人の顧問が転出してしまう吹奏楽部では、お別れ会が開かれていました。

会場である音楽室へと顧問を迎え入れる際には笑顔だった部員たちですが、

各部員に与えられた別れのあいさつの時間になると、一人また一人と涙を

流し出す部員たち。あいさつの最後に顧問が話し出した瞬間には、すすり泣く

声が一段と多くなっていました。良い演奏をするために日頃から心を合わせて

練習をしていると思われる吹奏楽部ですが、ここまで多くの部員が同じ涙を

流すほど同じ思いで練習をしてきたことには驚かされました。

約1時間半に渡る別れのあいさつのあいだ泣き続けていた吹奏楽部ですが

その直後には顧問が指揮をとる最後の演奏が待っています。体育祭・輝秋祭

スプリングコンサート等々、1年間の思い出がよみがえりそうな選曲の数々

思わず泣いてしまい演奏に集中できないのではと思いましたが、そこは演奏

の専門家である吹奏楽部。最後の最後に顧問を安心させるレベルの演奏を

していました。

別れのあいさつの際には「部活が辛かった時もある」という言葉も聞こえて

きましたが、最後には感謝の涙で終わった吹奏楽の生徒達。どんな経験にも

感謝の気持ちを持つことの出来る吹奏楽部の生徒達であれば、来年度には

更なる躍進を遂げているに違いありません。

(保護者用ページの吹奏楽部のページを更新しました)

長いようであっという間な1年間が終了し、生徒達には通知表が

手渡されています。通知表を渡す際には、担任からの賞賛の言葉は

勿論ですが、生徒達の口から1年間の反省や成長、来年度の目標と

いった、しっかりと毎日を過ごしていなければ出てこないような

言葉まで聞こえてきました。通知表を貰い終わった2年生は、

生徒から先生へ向けた通知表を書いています。短くあっさりとした

文章ながらも「来年度も担任をしてください」とも受け取れるメッセージ

や、そのクラスの生徒でなければ気付かないような担任の癖を

見抜いたという1年間の積み重ねを感じるメッセージが書かれて

いました。

 また、残念ながら転校をしてしまうクラスメートがいる学級では、

黒板に1年間の思い出の写真を張り付けて装飾した教室で寄せ書き

を渡していました。生徒だけでなく、人事異動となる教員も本日

が学級で過ごすことのできる最後の1日。生徒達にとっては突然

別れを告げられた形となりましたが、最後の時間を惜しむように

楽しんでいたと思います。休みの日まで一緒に過ごしていた部活動

の顧問が異動する生徒達にいたっては、正門前で見送る顧問と話し

ながら涙を流していました。厳しい言葉も掛けられたはずですが、

感謝や寂しさや不安といった色々な感情から流れてくるであろう涙

からは、顧問と部員にしか分からない信頼関係があるように思えて

なりません。

 

ハレの日

修了式前日となり、授業も大方終了しているようで、ちょっとした

レクで楽しんでいる風景を見ることが出来ます。1年5組では担任

の好きなものを当てるクイズ大会を開いており、どの班も大量に得点

を稼いでいる様子からは、1年間の積み重ねを感じます。

しかし、どんなに仲の良いクラスにも別れは来るもので、大掃除の

時間にはクラスで協力して作ってきた学級掲示などをはがす場面が。

大量の資源ゴミを運ぶ姿からも1年間の積み重ねと今年度の終わり

を感じます。

家庭科部の活動も本日が今年度最後のようで、その活動内容は裁縫

ではなく、なんとお菓子作り。マカロンとベイクドチーズケーキという

女子力の高いものを作っていました。5時間目終了後からのお菓子作り

というハードスケジュールですが、部員全員が協力しながら楽しそうに

活動をしていました。

 

 

 

言葉が響く2年生

2年生は体育の授業でジャンボリミッキーを踊っています。2月28日

の記事では「小学校低学年の表現種目でも取り入れられる」と、さも比較的

簡単に踊れますよというような表現をしていましたが、片足で小刻みに

跳ねる動きを連発するダンスは、ふくらはぎに大きな負担がかかるようで

一緒にダンスの練習をしていた2年生の担任からは筋肉痛になったとの

声も聞こえてくるほどです。しかし、ダンスの発表をする2年生は軽快に

跳ね回り、時にはアドリブのきいた大袈裟な動きまでしています。ダンス

を通して生徒達のバイタリティが伝わってくるようです。

また、本日実施した学年集会の最後には、担任達のサプライズジャンボリミッキー

が披露されました。「みんなで踊ろう」という呼びかけに、一部の男子生徒は

のってくれましたが、年頃ゆえの気恥ずかしさがあるのか、全体の参加率は

高くありませんでした。残念がる学年主任が「次はちゃんと踊ってください

いつ流れてくるかわかりませんよ」と、話を終わりにしようとした瞬間、

流れ出してくる「ジャンボリミッキー」。ムードメーカーの男子達はステージ

に上がって踊りだし、学年を盛り上げようと引っ張っていました。すると、

他の生徒達も少しづつ踊りだし、最後には全員が踊っているように見えました。

踊ってくださいと言われて数分後にすぐ実行できる2年生は立派です。

 

人助けの授業

家庭科の授業で、ポリ袋で作れる災害食を作る2年生。挑戦した

レシピは「ごはん」と「ツナとジャガイモの煮物」でした。ポリ袋

で米や根菜に火が通るのか?と疑問に思ってしまいそうですが、

完成した一品はどれもしっかりと火が通って柔らかそうで、給食前

の4時間目に調理実習をしたクラスもぺろりと平らげていました。

食事というものは、災害時であろうとも欠かすことのできないもの

なので、こういった知識を備えた2年生は、いざという時に周りの

人たちを助ける力を家庭科の授業で学べたのではないでしょうか。

雅なり

菜の花学級の生徒達は2日間かけてアイスボックスクッキーを

作っていました。1日目は生地の成型と冷蔵庫に入れるまでで

作業が終了。1日我慢することで、クッキーへの執着心もつのり

よりクッキーを美味しく感じることが出来そうですが、なんと

自分達の食べる分を授業でお世話になった教員達にもおすそ分け

していました。クッキーだけでなく、情報の授業で学んだ「コラボ

ノート」を活用して作った寄せ書きも一緒にプレゼントして

いました。

お菓子作りを終えた後は、音楽の授業で練習してきた「琴」で

「さくら」の演奏会を始めます。輝秋祭の時とは違い、頼れる

3年生が卒業した新メンバーでの演奏となりますが、来年度の

音楽活動への期待を感じさせてくれる1曲に仕上がっていました。

お菓子作りに琴の稽古と、物語に登場するお嬢様のような上品な

1日を過ごしていました。

るるぶは教科書

3年生が卒業して1週間が経とうとしており、なんだか寂しさを

覚える今日この頃。しかし、修学旅行に向けて準備をしている

2年生を見ていると、3年生も同じことをやっていたなと思いだし、

新たな最高学年が誕生しつつあることを実感します。

2年生達は京都の旅程を計画してパワーポイントにまとめようと

しており、ガイドブックやインターネットなど様々なツールを

使って京都を徹底調査しています。歩きなれた地元であれば移動

などに係る時間も予測がつきそうですが、今回調べるのは多くの

生徒達にとって未開の地であろう京都。情報だけで計画を立てる

のは難しそうですが、班員と協力しながら作業を進めていました。

実行委員の生徒達は既に放課後も残って修学旅行のために尽力を

しているようで、2年生が順調に学習を進めているのも実行委員

の生徒達のたゆまぬ努力の成果なのではないでしょうか?

みんなで成長

後期の修了式が段々と近づいてきている三中では、順調に授業も

終わりに近づいているようで、教科担任が熱く語ったり、授業の

1年間の感想を書いたり、1年間の学習を振り返っていたりと、

1年間の総まとめという雰囲気が感じられます。クラスとしての

反省もまとめており、長所だけでなく短所もたくさん上がっています。

残り1週間程度で学級は解体となりますが、各クラスで出た課題

を新たなクラスで共有することが出来れば、自ずと全クラスが

同じことに問題意識を持ち、一致団結した学年へと成長してくれる

のではないでしょうか。

 

スリルと楽しさの融合

昨年に自転車保険への加入が義務化されたり、4月からは自転車に乗って

いる時のヘルメット着用に努力義務が課されたりと、自転車を軽車両として

強く印象付けるルールが増えているように思います。

本日は、生徒達にとっても他人事ではない自転車や交通ルールの勉強のため、

スーパードライバーズ所属のスタントマンの方々による「スケアードストレイト」

を実施しました。最初のスタントは、時速30㎞で自転車に突っ込むという

もので、車にぶつかった自転車の後輪は見事にひしゃげており、いきなり

インパクトの強い映像が飛び出してきました。その後は、実際に人が運転する

自転車が車やバイクと衝突するスタントがいくつも登場し、自転車に乗る機会

のある生徒達にとっては他人事の一言では済まなかったのではないでしょうか?

生徒達をヒヤリとさせるほど危険なスタントをしながらも、事故を起こした数分

後にはコミカルな喋りや動作を交えながらスタントを再開するスタントマンの方々。

そのタフな姿に、事故の恐怖を感じつつも楽しくもある不思議な感覚を覚えさせられ

ました。生徒達もスケアードストレイトの世界にすっかりと引き込まれたようで

事故を再現したスタントの中にあった交通ルール違反を挙げる場面では、見事な

までの洞察力を発揮していました。

 生徒達のために、文字通り体を張った講演をしてくださりありがとうございました。

 

解ってくれる人はいる

「表彰される」というと、何かの大会で上位に食い込むことが必要と

されるイメージがありますが、最近の放送委員会が行っている、クラス

の輝いている人を表彰する「きらびと表彰」では、明確な数字や結果

など関係なしにクラスメートが認めた頑張り屋さんを紹介しています。

やるべきことをしっかりとやっていれば、どんなことでも認めてくれる

温かいクラスが多いことがこの放送から伝わってきます。

みんな良かった

 階段を昇る・返事をする・礼をする・卒業証書を受け取る・階段を下りる

卒業証書授与の一連の流れです。事前に動きに関してのポイントは教えられ

ている生徒達ですが、表情・姿勢・声の大きさ・動く速さなどが少しづつ違い

各々の個性が現れているように見えました。学区と言う区切りで集まった

生徒達なので、色々な個性を持つ子どもがいるのは当然のことかと思います。

そんな、個性がバラバラな生徒達が歌った卒業の歌「絆」「仰げば尊し」は

卒業生たちの心が一つになっているとしか表現できない素晴らしいハーモニー

を奏でていました。学校に来る意義の中には、社会性の習得があるように

思いますが、生徒達の歌声を聞いていると、義務教育の9年間でしっかりと

そういった力を習得していると確信が持てました。これから別々の道を歩ん

でいく卒業生が、新たな仲間とも心を通わして生活を送っていくはずだと、

安心させてくれる卒業式となりました。

これから3中を引っ張っていく現2年生も同じく立派な姿をしていました。

 自分達の出番である送辞の時は勿論ですが、卒業生の姿を見守る時間にも

しっかりとした姿勢で卒業式に臨んでいたと思います。

式の後には3年生と直接話す機会の無かった2年生ですが、部活動という

繫がりがある中学校では、卒業後も部活動によっては3年生と過ごす機会

があるようです。明日にOB戦を控えるサッカー部では、打倒3年生を目指し

1年生も再登校して練習しています。スプリングコンサートを開催予定の

吹奏楽部では、練習の合間に入る顧問の細かい指示を楽譜にしっかりとメモ

に残してより良い演奏を目指していました。憧れの先輩達にカッコいい姿

を見せることが、部活動で繫がる先輩後輩達にとっては最高の激励になる

のではないでしょうか?

 

無償の愛

本日の朝、3年生を出迎えたのは家庭科部が作った「3年生卒業

おめでとう」のメッセージでした。3年3組では、元コンピュータ部

の副部長が部活動で培った技術を活かして編集した「クラスの思い出

をまとめた動画」を視聴して盛り上がっています。他学年が一緒の

クラスで生活する菜の花学級では、3年生と過ごす残り少ない時間

を楽しんでおり、卒業生から後輩へと応援メッセージを贈っています。

 生徒の持つ力が多くの仲間達を笑顔にさせるという、なんとも素敵

な光景が校内の色々なところで見ることが出来ました。どの作品も

一朝一夕には完成しない素晴らしいものばかりで、生徒達が誰かを

喜ばすために陰ながら努力していたことが伝わってきます。

 明日の卒業式に出席することは叶わない1年生も、午後の式場準備

の時間には普段は掃除しないような場所までピカピカにしていました。

教室装飾の係の生徒は、3年生のクラスメートに向けたメッセージ

が書かれた黒板を「本当に消していいんですか?!」と不安になり

ながらも綺麗に飾り付けていました。受付で一瞬目を通すだけの受付

名簿にまで、どうすれば華やかになるか真剣に考え、生徒達が装飾を

施しています。

在校生たちの真心がこもった会場が完成し、後は3年生が立派な姿を

披露してくれるのを待つだけの状態となりました。

楽しそうな1年生

フィンランドについてグループで紹介する1年生の英語の授業

ではパワーポイントや小道具を使ってスピーチに花を添えています。

スピーチの途中には、英語で話している以外の発表者達がおも

むろに机の下へと隠れだし、見るからに「何かが来る」と予感

は出来るのですが、ムーミンのお面を付けておどける姿を目の

当たりにすると思わず笑ってしまうようでした。全員が同じ国

を調べていたので、何が出てくるかの予想はつくにもかかわらず

ここまで盛り上がるのもクラスの雰囲気が良い証拠かと思います。

熟語の構成について考える国語の授業でも、班員のメンバーで

仲良く協力しながら問題を解いていました。解き終わると、我先に

と手を挙げて問題を解き終えたことをアピールする生徒達。

手を挙げた順番を追いきれない教科担任が順番を尋ねると、公平

なセルフジャッジで順番を申告していました。何気ない授業の1コマ

全力かつ真摯な態度で臨む1年生でした

 

気持ちは解る

吹奏楽部の生徒が活動している様子を撮影している際、撮影

されていると気づいた生徒が真っ先にした行動は「マスクを

付ける」ことでした。コロナウイルスが発症してからの3年間

で、マスクをつけることが当たり前となってしまったのを感じ

た瞬間でした。ある種、勇気のいる行動となりつつある素顔を

見せるという行為ですが、卒業式練習をする3年生の中には、

マスクを外して呼名の返事をしている姿がありました。席に

ついている時にはいつの間にかマスクを付けており、メリハリ

の付いたマスクの着脱をしていました。

卒業式練習に参加しだした2年生は、教室で椅子のネジをしっかり

と締めています。卒業式と椅子のネジを締めることに何か関係が

あるのかと思ってしまいますが、式の最中にギシギシと音が鳴らない

ようにする配慮のようです。練習の最中には卒業生起立の声で

うっかり席を立つ姿が見られましたが、 これだけ細かい気配り

が出来る2年生ならば、本番までに簡単に修正してくれることと

思います。

疑惑の芸術?②

凄すぎて本当にルールを守って作っているのか確認できない芸術

シリーズ第2弾は「1年生が作った迷路」です。(第1弾は2月

3日の記事です

迷路としての難しさを保ちつつ、美しい模様や物をかたどるには

一体どれだけの想像力と計画性が必要とされるのでしょうか?

完成させるだけでも難易度の高そうな作品ですが、生徒達は見事

に2つの要素を併せ持つ芸術を生み出していました。

 これだけ高難易度の作品が揃っていると「スタートからゴールまで

繋がっているか確認されないのでは?」という邪念が頭をよぎり

ルールを破ってしまうかもしれません。何個かの作品を確認した

ところ、しっかりと繫がっており、生徒達の人間性も感じる芸術

となっていました。

 

平和が一番

鎌倉時代を勉強する1年生では、当時の民衆や戦いで活躍した

武士の心情を想像して鎌倉時代に栄えた文化について意見を述べ

ています。時代が進んだ2年生では、明治時代について勉強をして

おり、学制・徴兵令・地租改正の3大改革「富国強兵」について

自分なら3大改革のどれを重要視するかを考えていました。

1年生の頃から「~の乱」「~戦争」といった、戦争の歴史的

背景を学習していると、防衛力としての兵力の必要性について

考える生徒もいるかもしれません。しかし、数名の「どれを重要視

するか」の回答が書かれたプリントを見ると、全員が学制と書いて

いました。

3中の生徒達が大人になり世界に進出する時が来れば、世界から

争いが無くなっているかもしれません。

 

お客様意識ゼロ

本日はいよいよ3年生を送る会当日です。主役の3年生は、さぞかし

優雅な1日を過ごすかと想像しそうですが、3・4時間目はボランティア

で学校の掃除をしていました。

日頃誰も掃除することの無い側溝の土をかき集めたり、校庭の隅の

雑草を刈ったりと、作業内容は送る会の主賓がやるとは思えないほど

泥臭いものばかり。体育倉庫の掃除をする生徒達は、倉庫の中の荷物

を全て外に出していましたが、並べられた器具の量を見ていると、送る会

までに片付けが終わるのか不安になります。しかし、箒で掃かれて宙に

舞う石灰が髪にかかろうとも気にも留めないほどの集中力で、しっかりと

時間内に作業を完了させていました。3年間使うことの無かったプール

まで掃除をしており、使っていないものまで綺麗にしていく3年生の

心意気には感謝の言葉しかありませんでした。

(送る会の様子の一部を保護者用ページにアップしています)

成すべきことを成す生徒達

明日の3年生を送る会の成功を目指す生徒達は放課後の体育館で

送る会のリハーサルをしています。進行を取り仕切る生徒会総務部

は当然のこと、会場を装飾する美術部や動画を提供するコンピューター

部、放送機器を担当する放送委員会もリハーサルに参加しており、

学年での発表以外でも会の運営に貢献している生徒が大勢います。

 送る会のメインである各学年の発表準備も、色々な係に分かれて

いますが、各々の担当場所でより良いものを目指して奮闘しています。

ピアノ練習をする生徒は、カメラを向けると顔をそっぽに向けますが

鍵盤を弾く指は一切鈍ることがありません。完璧に集中せずとも弾ける

レベルまで演奏が身に付いていることがよくわかります。

 学年委員の3年生も2日連続で放課後まで残り、後輩達へと送る言葉

を猛練習。国語科の教員に合格を貰うレベルまでスピーチの質を高めて

いました。明日は1・2年生だけでなく、3年生もバッチリと決めて

くれそうです。

自己分析

柏三中の体育祭では表現種目がなく、生徒達が保護者の方々に全身を使った

表現を披露する機会がありませんが、1年生の女子は体育の授業でダンスを

踊り表現力を磨いています。

練習中は動画を見ながら踊ることの繰り返しで、キレキレのダンスを踊る動画

の人物に着々と動きを合わせていきます。小学校では担任の先生達の動きを真似

し、細かいアドバイスを受けていたことかと思われますが、授業中の生徒達の

様子を見ると、自分達の修正点を自分達で発見しているように見えました。

小学校低学年の表現種目でも取り入れられる「ジャンボリミッキー」を踊る

グループの生徒達は既に息ぴったりな動きをしており、保護者の方々が見たら

わが子の成長を実感することになるのではないでしょうか?

ハートを磨くっきゃない

2月16日にも書いた通り、全ての教科の授業を修了して

しまった3年生は、総合的な学習として「赤ちゃん学」の

動画を視聴して心を磨いています。赤ちゃんを育てる上での

注意点が盛りだくさんだった今回の講座。義務教育の終了

という1つの区切りとして、家族との関係を振り返ることの

多い今の時期に、記憶の無い赤ちゃん時代の親の姿を想像

する良いヒントとなったのではないでしょうか。

行事のサンドイッチ

公立受験が終わり、ようやく肩の荷が少し降りたかと思われる

3年生ですが、既に卒業式まで残り2週間。ほっと一息つく間

もなく練習を開始しています。同時進行で、後輩達へと最後の

メッセージを残すために3年生を送る会の練習もしており、

送られる側ですが入念な準備をしているようです。式での指揮者

や伴奏者にいたっては、昼休みに自主練習までしていました。

美しい旋律を流暢に奏でる様子は、少し前まで受験勉強をして

いたのが信じられないほどです。

更には学年レクも計画しているようで、本当に残り2週間で

全てを消化しきれるのかというほど色々と準備をしているよう

でした。学校行事に受験の結果発表と、3年生にとっては激動の

2週間になりそうです。

 

断る勇気

ビールのCMで使ってはいけない表現をご存じですか?

答えは「ゴクッゴクッ」と液体が喉を通る音を過剰に

表現することらしいです。学校の授業とは全く関係ない

ような話に思いますが、体の健康について考える2年生

の保健体育の授業で実際に出てきた話です。大人の階段

を昇る生徒達の中には、段々とお酒についても興味を持って

くる子もいることが想像できますが、飲酒を誘われた際に

どうやって断るかを考える時間には、あらゆる手法で好奇心

の誘惑を断ち切っていました。

その中で出て来た言葉に「断る勇気」というものがありました。

大人よりも同調圧力が強そうなイメージのある学生だと、自分

は飲みたくなくても周りに流されて飲酒をしてしまうという

ケースもあるかもしれません。 思いがけず飲酒をする機会に

遭遇してしまった場合にはまさにこれしか選択肢はないように

思えてしまいます。詩的な雰囲気を醸しつつ的確な回答を出せる

生徒達であれば、あらゆる事態に遭遇しても良い選択を選ぶ

ことが出来そうです。

時の流れは早い

1年生が次年度の林間学校に向けて色々な事を調べてパワー

ポイントにまとめています。今年度の4月21日の記事では

今の2年生が同じように林間学校について調べ学習をしている

ことを紹介しており、なんだか懐かしく感じるのと同時に、少し

前に入学してきた1年生もいつの間にか立派な2年生へと成長

しつつあると実感させられます。

授業でも何度かパワーポイントを活用しているためか、生徒達

は高品質な作品をあっという間に作っているように見えました。

発表の時間は名プレゼンテーションの雨嵐となる予感がします。

 

 

 

オールアウト

先週までテスト期間で部活動をしていなかった陸上部の生徒達

ですが、テスト明け3日程度で傍から見ると動きが戻っている

ように見えます。

お得意のボール練習に加え、重い縄跳び・ハードル運動・シャフト

を使った筋トレと、全身運動のオンパレードで筋肉を追い込んで

いました。

ここまで満遍なく鍛えている陸上部員ならば、他の部活動でも

活躍できてしまうのではと思えてきます。

保護者用ページの陸上部のページを更新しました。

 

肝っ玉

3年生は月曜日が臨時休業のため、本日が入試前最後の登校

となります。体育館では志望校ごとに分かれて最後の確認を

していました。生徒達の様子はというと、笑いながら学校まで

の経路を確認するなど、穏やかなように見えます。昼休みも

普段通りにサッカーを楽しんでいました。何気ないことのように

思えますが、受験本番4日前でも普段と変わらぬ行動を貫くのは

簡単なことでは無いように思います。更には、帰りの会の後に

控える委員会活動の打ち合わせをする姿まで見ることが出来

ました。用意周到な3年生なので、委員会の時間には落ち着いて

自分達の学年の意見を発表。後輩達の前でも、いつも通りの

頼れる3年生でした。受験前最後に見る3年生の姿がここまで

普段通りであれば、職員も先輩を応援する生徒達も安心した

のではないでしょうか?

 

 

 

皆伝

本日も授業を進める3年生では、最後の授業となる教科が出てきています。

受験を目前にして、授業に関して言えば新しく学ぶ物は何も無くなった生徒達

は、正に義務教育の集大成を迎えた状態で勝負に挑もうとしています。

黒板に向かう姿よりも、問題集の再確認・小論文の点検・面接の練習と、各々

の弱点を克服して合格へと近づく努力をする姿の方が増えてきたような気がします。

残り少ない準備時間ではありますが、3年生の生徒達は自分の課題を自分で発見し、

学習指導要領に定められた以上の物を身に付けて受験へと臨んでくれるのでは

ないでしょうか?

 

頑張れの嵐

いよいよ学年末テストを明日に控える1年生ですが、更なる

大一番である公立受験を来週に控える3年生のために「公立

受検お守り手帳」をプレゼントしていました。受験上の注意点

と1年生からの応援メッセージがコンパクトにまとめられた

お守りは、実用性を持たせつつ真心も伝わってくる珠玉の1品です。

1年生から3年生へと手渡しされるときは、教室から歓声が

上がっていました。

渡されたのが帰りの会の途中だったため、担任からの話など

もある時間帯でしたが、中身を確認したくなる気持ちを抑える

ことが出来ず、ついつい視線をお守りへと落とす3年生も

いました。3年生の視線を見事に奪った1年生のプレゼントは

大成功と言えるのではないでしょうか。

 

君たちはどうするか?

小論文の練習をしていた3年生ですが、進路が決定している生徒は

「まだ進路が決定していないクラスメートにどのように接するか」

というお題で文を考えていました。

その答えの1つか、進路が決定した生徒達は卒業アルバムの制作を

しています。本日も、他の生徒が下校後も学校に残りアルバムの構成

を考えていました。既に〆切が近づいているため、かなりのスピード

で仕事を進める必要があるようで、受験が終わってはいても、のんびり

とはしていられない様子です。

 仲間達のためにと、自分ができる事に取り組む3年生がどのような

アルバムを作るのか楽しみですね。

ダイナモ

最近の体育の授業では長距離走を実施しています。冬季トレーニング

に参加している生徒では、朝練習・体育・放課後練習と日に三度は

長い距離を走っているかもしれません。若いとはいえ、そこまで走れる

生徒達は「凄い!!」としか表現のしようがありません。また、がむしゃら

に走るだけでなく、エクセルのペース換算表を活用して目標タイムに

近づくためのペース配分を計算するなど、頭も使って走っています。

そんな、走りの修羅がひしめく柏三中の中でもトップに君臨するであろう

特設女子駅伝部のメンバーが、2月11日に千葉県中学校新人駅伝大会に

出場し、66校中14位という好成績を収めました。スタートの写真を見れば

わかる通り、パッと見て何校が出場しているのか判断できないほどの大舞台

ですが、生徒達は雰囲気にのまれることなく実力を発揮していました。

日頃から己の限界に挑み続けている努力のたまものだと思います。

 

 

寒さを凌駕する精神力

朝から粉雪がチラついていますが、駅伝の県大会を明日に控える

女子生徒は校庭を走って最終調整をしています。雪を嫌がるどころか、

降りしきる雪に自分から積極的に当たろうとしているようにさえ

見えました。いつも半袖で登校してくる1年生の男子生徒は本日

も半袖で登校。校内服での登校を許可したことで、長ズボンの制服

ではなく半ズボンの体操着で登校してきており、こちらの心配を

よそに普段よりも薄着となっています。環境に負けないという

強い決意や男の意地のようなものをひしひしと感じてしまいました。

北海道について学ぶ2年生の社会科では、雪を売りにした観光業など

が登場してきて、自然と授業も盛り上がっているように見えます。

「クリームシチューの具材から北海道地方の農業を見てみよう」

という学習テーマは面白いだけでなく、北海道の農産物を忘れても

クリームシチューの具材を思い出せば正解を導ける画期的なものの

ように思います。それに加えて、ホワイトルーは小麦粉を使って

作るという家庭科の知識まで教えていました。調理実習の機会が

減ってしまった年代と言える2年生には一挙両得な内容ではない

でしょうか。

貴公子総選挙

日本最古の物語と呼ばれる「竹取物語」を勉強する1年生。

最古と言えども、恋という感情は現代社会とそこまで変わ

らないのか、かぐや姫に情熱的なアプローチをする5人の

貴公子が登場します。1年生では登場した貴公子の誰に1番

好感を持ったか投票していました。

エントリーナンバー①

天竺に行ったふりをして山寺にあった鉢を「仏の御石の鉢」

だと言い張った「石作の皇子」

エントリナンバー②

 依頼の品である「蓬莱の玉の枝」の贋作を職人に作らせ、

架空の冒険談を語った「庫持の皇子」

エントリーナンバー③

金の力で難題を解決しようとしたあげく、偽物の「火ねずみ

の皮衣」を買ってしまった「阿部御主人」

 エントリーナンバー④

家来に「竜の首の玉」を取ってくるように命じ、旅の準備

資金を預けたものの、ことごとく裏切られ財産を持ち逃げ

された挙句、自分で海に突撃して死にかけた「大伴御行」

 エントリーナンバー⑤

「燕の子安貝」とフンを勘違いして掴んだ「石上麿足」

 

 どの貴公子もあまりいいところはないように思えますが、

栄えある人気ナンバーワンに輝いたのはエントリーナンバー

5番の「石上麿足」でした。

自分で行動したことと、宝物とフンを勘違いしてしまった

茶目っ気が票を集めた要因かと思われます。

恋バナに興味津々な年代の生徒達は、授業が終わっても

貴公子たちに感じた魅力について語り合っていました。

教科書の題材というイメージが強い古文ですが、この

ような観点で見ると、なんだか面白く見えてきます。

なんか温かい

2年生は3年生を送る会でよほど壮大な発表をするのか

1年生が全体練習を進める間も色々な道具の作成をして

いました。そんな2年生もついに準備が完了したのか、

体育館での練習へとステップアップしていました。

2年生全体の頑張りもありますが、放課後には美術部

の生徒が大道具の細かい仕上げをしており、日頃から

鍛えている芸術センスを活かして学年全体の計画進行

に大きく貢献していました。

さらに驚くことに、目前の行事の準備だけでなく、卒業式

に向けて桜の花に色を塗る作業までしています。カラー印刷

すれば綺麗な色をした花びらを大量生産できる時代ですが、

一つ一つの花びらに色の濃淡をしっかりと表現して丁寧に

作り上げています。会場の何気ない装飾の一つでしょうが、

美術部の生徒達が時間をかけて用意した装飾品だと考えると

なんだか式場全体に真心が充満しているように思えてきます。

保護者用ページの美術部のページを更新しました。

春よ来い

朝夕の冷え込みが少し和らいできたように感じる今日この頃。

花壇からは、菜の花学級の生徒が植えたチューリップの芽が

出てきており、視覚でも春が近づいていることを感じます。

とはいえ、早朝は、まだまだ寒さを感じる気温なのですが、

生活委員会の生徒と保護者の方々は寒さに負けない明るい

あいさつを「おはよう3days」で見せてくれました。

あいさつ運動のみならず、9時30分頃からは、PTAの花壇

ボランティアとして花の苗を定植してくださいました。

卒業式・入学式と、式典が続く季節が目前に迫っていますが

おかげさまで生徒達の花道が色鮮やかに彩られることとなり

そうです。寒い中ご協力いただきありがとうございました。

 

令和のレオナルドダヴィンチ

新入生学校見学会でもプログラミング発表会をしていた

コンピューター部ですが、部員数が多いことに加え、説明

するのに時間がかかる超大作の連続ということもあり、

本日も引き続き発表会をしています。

プログラミングの説明画面では、小学生でも見覚えのある

であろう、あの猫が出てきていますが、組んでいるプログ

ラミングは小学校の授業では出てこないように感じるほど

複雑です。ある生徒の発表では「ラングトンのアリという

二次元のチューリングマシンと言われるプログラムを作成

しました」という言葉が出てきます。難しい単語の連続に

説明開始数秒で置き去りにされてしまいました。

ゲームを作成した生徒の中には、映画のポスターを思わせる

タイトル画面を作ったり、作中の音楽を自作したりと、

プログラミング以外の才能も発揮していました。

 保護者用ページのコンピューター部のページを更新しました

 

疑惑の芸術?

2年生が作った一筆書きアートが職員玄関前に飾られています。

複雑に線が入り乱れた作品は、一筆書きで書きましたと説明され

なければ普通の絵に見えてしまいます。普通の絵に見えてしまう

ので、本当に一筆で書いたのか確認したい気持ちが湧くのですが、

膨大な書き込み量の作品を前にすると、確認作業に時間がかかる

ことが一瞬が分るため、その気持ちが一気に消え去ります。

作品全体の構成がしっかり出来ていなければ作れないことは明白

なので、シンプルに見える作品でも筆を動かす前に相当計画を

練っていたのではないでしょうか?2年生の芸術センスと思考力

が光る作品でした。

 

お待ちしています

本日は、来年度の新一年生が柏三中を見学しに来ました。

全体説明会では、学校の代表である生徒会総務部の生徒達

が柏三中のあらゆることを説明していました。昼休み中の

リハーサルでは、制服を披露する時のポーズで笑っていま

したが、本番には浮ついた様子は一切なし!!ファッション

モデルばりにカッコイイ表情でポージングを決めていました。

夏服の紹介で半袖になる生徒も、寒そうなそぶりを見せる事

なくモデルとしての仕事を全うしていました。その後の校内

案内でも、にこやかな表情で新一年生を案内しており、早く

も優しそうな最高学年の片鱗を見せてくれました。

主に部活動の様子を見る校内見学では、コンピューター部は

プログラミング発表会をし、吹奏楽部は輝秋祭で発表した曲

の演奏と、ここぞとばかりに見応えバッチリな活動をして

いました。インパクトのある活動風景で新一年生の心を鷲掴み

したかと思いましたが、感想を聞くと「サッカー部に入ると

決めている」との返答。既に固い決意を持っている新一年生

もいるようでした。中学校生活を見据えている新一年生達が、

卒業式を経て更に成長して入学してくるのが今から楽しみです。

 

なんでだろう?

「エーミール」「ヤママユガ」「そうか君はそういうやつなんだな」

物語のタイトルを覚えていなくとも、このキーワードは覚えている

という方は多いのではないでしょうか?

明るい物語ではないですが、深く印象に残る魅力のある作品「少年の

日の思い出」を学習する1年生は、ヤママユガの標本を盗んだ主人公

が物語の最後、大切にしていた蝶の標本を自らの手で潰してしまった

時の心情を考えていました。窃盗に手を染めてしまった以上、主人公

に非があるのは覆しようがないですが、生徒達は主人公の自業自得と

一言で断罪することなく主人公の心情に心を寄せていました。

 自分への罰・やり場のない怒り・気持ちが折れた・等々あらゆる意見

が上がり、国語科の教員も「こういう発想もあるのか」と感心してい

ました。

人の心を完璧に理解することは出来ませんが、理解しようと頭をひねる

生徒達は思いやりの塊だと思いました。

受験戦士たちの休息

クレジットカードの番号さえ解ってしまえば、小学生ですら

スマートフォンから数十万円の買い物を出来てしまう現代社会。

生活の営みに係る見方・考え方を働かせることが目的の家庭科

の授業では、そういったお金の使い方に関することも勉強して

います。

3年生では、学習の振り返りとして青森県八戸市が作成した

「消費生活すごろく」を楽しんでいました。(消費生活すごろく

で検索すると実際の物が出てきます)マス目の三分の二はお金

を払うという厳しめなすごろくは、まるで人生の縮図のように

思えます。次々と襲い掛かる100万円単位の出費により、一文

無しとなってしまっている生徒もいるように見えました。

すごろくでタップリと騙された生徒達であれば、現実世界では

財布のひもが固くなったのではないでしょうか。

オールマイティ

日々新たな芸術作品の創作に取り組む菜の花学級。

少し前までは、朝日が差し込む時間帯に幻想的な

姿を見せてくれる、自然現象と一体化した芸術作品

が職員玄関の前に飾られていました。最近では石

を削る作品も作っており、手がけるアートは素材

を選ぶことがありません。

そんな菜の花学級のアートの一部が「花と太陽と

希望の作品展」というホームページで見ることが

出来ます。生徒達も学校で閲覧していましたが、

他校の生徒達の作品も見ることが出来るため、自分

達が手掛けたことの無い作品を見て盛り上がって

いました。

あらゆるジャンルの芸術に挑戦していますが、まだ

 試したことの無い技法や作品があることに気付き、

生徒達の創作意欲にも火がついたのではないでしょうか?

打ちっぱなさず

本校には球技系の部活動がいくつかありますが、どの部

が一番人数が多いか分かりますか?

答えはソフトテニス部であり、部員数は40人くらいと

なっています。人数は多いですが、テニスコートは2面

しかなく、試合形式の練習をやろうとすると最大でも8人

しか練習することが出来ないことを考えると、部員1人

に与えられたスペースや練習時間は少ない方なのでは

ないでしょうか?

しかし、そういった問題も、時には球を打ち時には仲間

へのボール出しに徹底しながら練習を進める連携プレーと

練習の合間に発生する球拾いもテキパキとこなす機敏さ

でカバーしているように見えます。また、練習時間を長く

とりたいはずですが、何個あるのか見当もつかないほど

大量のボールを練習終了前にしっかりと確認しており、

効率だけを求める姿勢を良しとしない心構えも素晴らしい

です。

練習以外の部分も大事にしながらも、結果はしっかりと

残しており、29日の日曜日には1年生が県大会に出場

します。是非とも健闘してきてほしいですね。

 

保護者用ページのソフトテニス部のページを更新しました

 

先を見通す3年生

自分の進路の問題で頭がいっぱいかと思われる3年生ですが

社会の授業では「消費税を20%に引き上げ社会保障関係費

を充実させるべきか?」といった日本の問題や「高齢者に

なった時にどんなサービスを受けたいか?」といった何十年

も先の問題まで考えています。政治家ですら完璧な回答は

難しいと思われるこの問題。生徒達の意見も賛成派と反対派

が半々程度に分かれており、それぞれの長所と短所を真剣に

考えているからこその結果が出ていたように見えました。

これだけ難しい問題にしっかりと自分の考えを持つことが

出来れば、受験の面接もバッチリではないでしょうか?

 

保護者用ページの男子バスケットボール部のページを更新しました。

主体性の塊

1年生も3年生を送る会の練習に取り掛かり始めました。

何かパネルを使った発表をするようですが、発表用に使う

道具はそろえてしまったのか、既に本番を意識した練習の

段階へと進んでいるように見えます。いくつかのグループ

に分かれて練習をしていますが、指揮を執るのは各分担の

リーダーとなっている1年生。生徒達が主体となって練習

を進めています。

自分達の力で1つのプロジェクトを進める姿は、いつ先輩

になっても問題ないと思うほどたくましいものがあります。

人生に向き合う3年生

 

公立高校の出願締め切りが迫る3年生のフロアでは、どの

高校に願書を提出するか迷っている生徒の姿も見られます。

自分を信じて挑戦したいというチャレンジ精神と、失敗した

らどうしようという不安が入り混じった状態でしょうか?

担任と相談する様子から、自分の人生について真剣に考え

ていることが伝わってきます。相談が終わった生徒達も

問題集を囲んで話し合いをしており、合格に近づくための

努力を惜しむことがありません。

 

 

 

 

当たり前?

1年生の理科担当の教員が、生徒の手から教科書を引っ張って

います。パット見ると教科書を無理やり奪い取ろうとしている

ように見えますが、これも「力のつり合い」を実感する立派な

実験でした。

「手と手で物を挟むと掴める」といったような当たり前に思える

現象がどういった理屈で成り立っているのかを考えるこの授業。

日頃から当然のように行っている動作でも、力の働きを考慮して

論理的に解説するとなると意外に難しいように思えます。しかし、

1年生は授業で得た知識から、力がつり合うには「力の大きさが

等しい・向きが反対方向・一直線上」という、力がつり合う3つの

条件をしっかりと推理していました。

 

Q.E.D

学校で習う算数や数学の問題というと、答えとなる数字を導き出す

イメージがありますが、三角形の定理の証明を学ぶ2年生の黒板には

ローマ字と言葉ばかり書かれています。

例題を見ると、三角形の性質を完璧に理解したうえで、その性質を満たす

条件を抜き出すことが重要なように思います。与えられた数式を解く

だけの問題よりも難しそうであることが一目でわかります。かなりの

思考力が求められる問題だけあってか、授業を受ける生徒達も一切の

私語なく集中している様子です。

ソウルフード

家庭科室の大掃除をしていた菜の花学級。自らがピカピカ

にした調理場で、おにぎりと味噌汁を作っていました。

白菜・人参・ネギ・ジャガイモ・大根と、野菜がタップリ

入った味噌汁は、口に入れた瞬間野菜の甘味が広がりそうです。

勿論、自分達で育てた採れたてのホウレンソウも入っています。

人参と大根は柔らかくなるまでしっかりと火を通し、ジャガイモ

は形が崩れない程度に柔らかくするという絶妙な火加減も凄い

です。具のバリエーションが豊富なおにぎりも見ているだけで

涎が垂れてきてしまいそうです。

調理実習の前に調理場を綺麗にしていた菜の花学級を見てると、

料理の準備は、台所の掃除から始まっているのではないかと

感じさせられました。

なんでもチャレンジ

なぜ学校に行くのか?と考えると、理由はいろいろ上がる

思われますが、就職して賃金を稼いでいく力を身に付ける

というものがあると思います。人生を左右する就職について、

1年生は新聞づくり。2年生は職業の適性診断を実施して

真剣に考えていました。

あらゆる観点で職業に就いて調べている1年生の新聞は、

かなりの文章量をほこっています。文字が多いにも関わらず、

パソコンで一度文章を打ち出したり、一度新聞を下書き

してから清書しているように見受けられる生徒がいたりと、

物凄い集中力を発揮して新聞を作成しています。

診断を受けた2年生の中には、自分の夢とは全く違う職業

を進められたケースもあったようです。少し落ち込んでしまい

そうな気もしますが、自分では気付いていない新しい可能性

の発見には繋がったのではないでしょうか?将来の選択肢が

広がっている中学生のうちに色々な職業について考えることで、

生徒達の就職率もグングンと上がるのではないでしょうか?

 

農業万能説

本日の天気予報では最高気温7度となっており、日が高く

なってきた午後でも寒いと感じました。大半の生徒は寒い

と感じて終わりかと思われますが、畑で野菜を栽培している

菜の花学級の生徒にとっては、野菜が霜にやられる可能性

のある死活問題となります。9月頃から育てた始めた野菜

をここまできてダメにしないよう、寒冷紗をかぶせて寒さ

対策をしていました。やっていることは農業作業ですが、

小さい植物に対してもバッチリ気を配る繊細さは、あらゆる

場面で活かされてくるのではないでしょうか?

 

いい塩梅

3年生の廊下に貼りだされた2023年の目標を見ると、

「第一志望校合格」の文字が多く書かれています。明日

から千葉県の私立高校の受験が始まり、人によっては目標

を立ててから1週間程度で、2023年の命運を左右する

一世一代の勝負へと挑むことになります。

授業の内容も学習単元を進めるというよりも入試対策に

近いものとなり、授業中には机に座り黙々と勉強する姿

しか見ていないような気がします。授業の最後には、明日

の持ち物の確認や、今日は早く寝た方が良いといった助言

が教員から出されており、遠足前日の親子のやり取りを彷彿

させられました。

勝負の日前日ですが、昼休みには日頃と変わらず廊下で談笑

する姿が見られ、適度にリラックスしている様子も見ること

が出来ました。気を抜きすぎず、緊張しすぎずの丁度良い

コンディションなのではないでしょうか?

恩返し

2年生は、早くも「3年生を送る会」に向けて準備を進めています。

活動の様子を収めていると、学年主任から緘口令を敷かれてしまった

ため、詳しい内容は書くことが出来ませんが、非常に粋な演出をする

ことが活動初日から分かりました。

部活動や行事や委員会などなど、あらゆる場面で活動を共にしてきた

2年生だけあり、3年生を送る会にかける意気込みは相当なものである

ことが想像できます。粋ではありますが、成功させるには努力が必要

そうな内容でしたが、3年生のためにと燃えている2年生であれば、

見事に乗り越えてくれることに違いありません。

調整の正月

お正月と言うと、美味しいものをたくさん食べる印象がありますが、

テレビで「ニューイヤー駅伝」や「箱根駅伝」で走る選手を見ると、

選手にとってのお正月は贅沢をしていられない勝負の時なのかと想像

することがあります。

柏三中の特設駅伝部の生徒達も、新学期が始まりまだ2日しかたって

いませんが、柏市新人駅伝大会に出場し見事な走りを見せてくれました。

 1月4日から練習をしているのを知ってはいますが、いざ大会で実力

を発揮しているところを見ると、改めて生徒達が日頃から努力をして

いることが伝わってきました。その努力のおかげで、女子チームは

30チーム中4位の成績を収め、見事に県大会出場の切符を勝ち取り

ました。

 個人的なイメージですが、この時期は仕事も本格的に始まることで

「正月で体が鈍ったかな?」と実感し始めるくらいの時期のように

思います。そんな時期にもしっかりと走ることが出来る生徒達は、

素直に尊敬してしまいました。

 

冬と言えばこれ

冬の体育と言えば「縄跳び」です。柏三中の校庭では、新年初

の体育からいきなり学校の冬の風物詩を見ることが出来ます。

恐らくですが、大縄跳びに初挑戦する1年生は1回跳んだだけ

でも歓声が上がるほどの盛り上がりよう。クラス全員が入れる

ほど長い縄は回すだけでも一苦労しそうですが、1年生の女子

生徒も力強く回しており、中学生の逞しさを感じさせてくれます。

初回である本日は何回も連続で跳べているようには見えません

でしたが、4月から一緒に過ごしてきて絆が深まってきている

クラスであれば、すぐに呼吸を合わせて連続で跳びを成功させ

てくるのではないでしょうか?

 

 

 

闘志に満ちた新年初登校

新年最初の登校日となりますが、朝から運動部の生徒達は

今週木曜日に控える駅伝大会の出場枠を争うタイムトライアル

を開催しており、既に年末年始の楽しい気分から気持ちが切り

替わっているように見えます。

体力と精神的な面では切り替わっていますが、学級活動の時間

では、冬休みの思い出川柳や新年の目標を書いて和気あいあい

と過ごし、冬休みの余韻をクラスメイト達と共有して過ごして

いました。

いよいよ受験が目前に迫っている3年生はというと、談笑する

生徒もいれば、問題集と一人でにらめっこをする生徒もいます。

学校での時間の使い方は個々で違いますが、誰が見ても受験生

とわかるオーラを校内でもまとっていました。

また、生徒会が主体となって実施し、保護者の方々にもご協力を

いただいた赤い羽根の共同募金のお礼状が届きました。今年も昨年

と変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 

尻で投げる陸上部

「球を投げる」というと野球部を真っ先に思いつきますが、陸上部も

重量2~3㎏のメディシンボールを投げる練習を取り入れています。

走る動作と投げる動作にどんな関係があるのかと考えてしまいますが、

陸上部は全身の筋肉を連動させてボールを投げており、上手に下半身

の力をボールに伝えているのが見て取れます。生徒達の綺麗なフォーム

を見ると、投げる動作が下半身の強化に繋がっていると納得できました。

メトロノームというと吹奏楽部ですが、なんと陸上部もメトロノーム

を使っています。刻むリズムは1分間に300というかなりハイテンポ

なもの。一体どんな意味があるのかと疑問に思っていると、関東中学生

陸上競技選抜合宿のコーチを務めた陸上部の顧問が100mを10秒で

走るテンポだと解説してくれました。1分間に300のテンポなので、

10秒間には50のテンポとなり、このテンポに合わせて1歩2mで

足を回転させると丁度100mを10秒で走れるという、なんとも計算

されつくした練習方法でした。

学校にいながらプロ選手のスピードを意識できる練習をしていれば、

生徒達も自ずと記録が伸びてくるのではないでしょうか?

パワースポット

昨日に引き続き、あらゆる部活の生徒達が校内で精力的に活動

しており、見ているだけで正月ボケも飛んでしまいそうなほど

活気に満ちている柏第三中学校。吹奏楽部のパーカッション

パートには、全国大会出場常連校で部長を務めた経歴を持つ

特別講師の方が熱心に指導をしてくださっています。新年早々

生徒達の練習に付き合っていただいたことに感謝すると同時

に、社会人になろうとも薄れることのない吹奏楽に対する情熱

を持つ若者の姿に、こちらまで頑張ろうという気分になって

しまいました。

柏三中の卒業生ではありませんが、偉大な先輩が目の前にいる

となると生徒達のやる気も自然と高まることと思います。新年

の目標を立てていた吹奏楽部の生徒達も、前向きな気分で来年度

のビジョンを描いていたのではないでしょうか。

1時間を大事にする生徒達

世間はまだ正月の雰囲気が漂っておりますが、本日から

いくつかの部活動は新年初の練習が始まっていました。

連休明けと言うこともあり、本日は体を慣らす程度の

メニューを少しだけ実施しているように見えました。

「せっかくの正月休みだから少しくらい休んでも・・・」

という気持ちが生徒の中にあれば、朝の1時間程度の

練習に参加することもないのではないでしょうか?

新年早々ストイックな姿を見せてくれます。

体育館で活動する卓球部は最初の練習から激しいラリー

を繰り広げています。打ちあう相手がいない時も、1人

でサーブの練習を延々としており、時間を無駄にすること

なく活動をしていました。

急がば回れ

社会人になってから何か運動をしようとすると、場所を借りるのにも料金が

発生するため、無料である程度自由に運動できる学生は恵まれているのだな

と実感したことはありませんか?

生徒達には金銭的な部分での感謝の概念は無いと思われますが、外で活動して

いる部活動の生徒達は、1年の最後の練習でしっかりとグランドやコートの

手入れをしていました。手入れといっても、1袋25㎏の融雪剤を運んだり、

身の丈の半分ほどもあろうかという木槌で融雪剤を砕いたりと、やっている

ことは基礎体力が向上しそうなほどハードです。それでも生徒達は、来年も

良い環境で練習をするため、コートやグランドにだけ雪が降ったのかと見間違う

ほど満遍なく融雪剤をまいていました。

グランドの状態が悪いと、思うように練習が出来なくなる可能性もあることを

考えると、しっかりと時間をかけて整備をすることも、長期的な目で見ると

練習の効率を上げる事へと繫がるのではないでしょうか?

 

※ 保護者用のページに体育祭のページを追加しました。

 

7分じゃ足りない

冬休み真っただ中の柏三中ですが、体育館ではバスケットボール部

の1年生が新人戦で熱い戦いを繰り広げていました。初の公式戦だけ

あって、生徒達はアップの段階からやる気に満ちていることが見て

とれます。対戦相手が試合中もその動きを観察し試合に備えていました。

試合中の生徒達の全力プレーは、1クォーターの7分があっという間に

感じるほどに引き込まれるものがあります。1年生は人数が多いため、

選手1人の試合時間となると、更にあっという間に感じそうですが、

少ない時間の中で練習の成果を出そうとする姿は気迫に満ちていました。

本日は試合には出る事の出来ない2年生も、ハーフタイムに助言を

したり、片付けの時には率先して動いたりと、あらゆる場面で活躍を

していました。

本格的に2つの学年が1つのチームとなってくる来年度が今から楽しみ

です。

浮かれない三中生

職員室前の廊下が、美術部や家庭科部の作った作品・生徒達が書いたポスター

などにより、年度初めより明らかに華やかになっています。それだけでも生徒達

が積み重ねてきた努力を感じることが出来ますが、2022年最後の集会では

下記の通り、あらゆる分野での表彰があり、公の記録としてもしっかりと柏三中

の活躍が残っていることが分かります。

 

柏市中学校新人体育大会野球の部第3位 / 千葉県中学生野球支部選抜指定選手証

柏市中学校新人大会 陸上競技の部 女子共通1500m 2位 県大会出場

柏市中学校新人大会 陸上競技の部 男子共通110mH 2位 県大会出場

令和4年度千葉県中学校新人陸上競技大会 出場

令和4年度柏市中学校駅伝大会 女子A部門 2位 / B部門2位 / 2区区間賞

/3区区間賞 / 2~4区優秀選手賞

令和4年度 柏市中学校新人体育大会 バスケットボールの部 準優勝(男子)

U-14シード権決定戦 第2位(男子バスケットボール部/女子バスケットボール部)

令和4年度 柏市中学校新人体育大会 バスケットボールの部 第3位(女子)

 令和4年度 ちばジュニア強化指定選手証(男女バスケ部共に複数名)

柏市夏季親善卓球大会 男子シングルス 3位

 柏市中学校新人体育大会 卓球競技の部 男子シングルス 第3位

第43回柏市中学校新人水泳競技大会 200M個人メドレー2位 / 50M背泳ぎ2位 ・3位

千葉県連合読売会主催 手作り新聞コンクール中高生の部(各章)

市内中学生ビブリオバトル準チャンプ本賞 / 柏市読書感想文コンクール佳作

税についての作文 東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長賞 / 千葉県税理士会柏支部支部長賞

第36回柏市小中学校科学展 入選(複数名)

 千葉県安全で安心なまちづくり旬間防犯ポスター展(各賞)

MOA美術館柏児童作品展ボランティア活動証明書

令和4年度柏市優良健歯コンクール

 

入力するだけでも一苦労するほどの量です。

2022年最後の登校日に、これだけめでたい話があり、生徒達も気持ちよく

下校したと思いますが、14時になり、再登校完了のチャイムが鳴ると同時に

女子テニス部の気合の入ったアップの掛け声が聞こえてきます。その他にも

被服室の大掃除をする家庭科部や、ボランティアで学校の掃除をする男子バスケ部

など、今日の午前中に冬休みへと突入した学生とは思えないほど勤勉な姿が

校内のいたる所で見かけることが出来ます。

生徒達のあらゆる活躍は、気持ちが緩んでしまいそうな節目の日といえども、

決して努力を怠らない姿勢が生み出しているのだと思いました。

 

 

 

 

メリハリ

学年集会では「そろそろ受験について1年をかけて真剣に考えてください」

と襟を正すような話があった2年生ですが、2022年の登校も残すところ

2日の本日は、恒例となっているクイズ大会で盛り上がっていました。

学年主任からの出題では、時事問題としてワールドカップについて出題され

ていました。「ムバッペ」「エンバペ」「エムバペ」どれで検索しても同一

人物としてヒットする今大会の得点王「エムバペ」が正解となる問題では

「エンバペ」と書いたクラスは不正解となるほどで、採点基準に少しもブレ

がないことが伝わってきます。採点の厳しいクイズを見事に制した2組では

勝利した瞬間、歓喜に湧いていました。

午後には年末の恒例行事「大掃除」が始まります。1年生は4時間目から

大掃除の計画を練っていたようで、窓や壁は勿論のこと、レールの下など

の普段は視界に入らない場所まで徹底的に掃除をしていました。他にも

扇風機やカーテンといった道具も手入れしており、校内のありとあらゆる

場所の汚れがしっかりと落とされていました。

 

プロ意識

ALTの教員が菜の花学級のクワイアチャイムの演奏に飛び入り参加

すると、想像以上の難しさに譜面の中を彷徨っていましたが、隣に

いる3年生は自らが演奏する片手間で、今どこを演奏しているのか

指で教えていることがありました。もはや、菜の花学級のお家芸と

化しているクワイアチャイム演奏ですが、本日の保護者会でも2曲

のクリスマスソングを披露していました。開演前の3年生の女生徒

は譜面を食い入るように見つめており、集中力が極限まで研ぎ澄ま

されている様子が見て取れます。クワイヤチャイムに対するプロ意識

すら芽生えていると言っても良いのではないでしょうか?そんな高い

意識のおかげか、練習期間が短いと演奏前に説明していましたが、

そんなことは微塵も感じさせない見事な音を響かせていました。

 同じく音の世界に生きる吹奏楽部の生徒達は、校内では保護者会を

実施しているため、音を出さないで午後練習に取り組んでいます。

新しくもらった譜面を読み込んだり、指使いだけを確認したりと

今できる練習をコツコツと積み重ねる吹奏楽部。たった1日の練習

すら疎かにしない姿勢が、あの演奏を生み出す根源となっているの

ではないでしょうか?

 

 

もったいない

2022年の給食も、本日を含めて残り3回となりました。2年生

の給食委員会では、残り僅かな回数しかない給食であろうとも、

各クラスの牛乳の残りを調査するイベントを実施しています。

イベントの効果はてきめんなようで、昼休みには「牛乳ころりん」

のプリントをチェックしたり、クラスメートの牛乳飲用に対する

姿勢について教員に話をしたりと、牛乳を残すことに対する問題意識

が芽生えている様子が見て取れました。

 ここ最近、牛乳は値上がりしているような印象があり、生乳100%

の牛乳となると、安くても1リットル200円はすると思われます。

給食に出る牛乳は200mlなので、10本の牛乳を残し、奈落の底へと

転落していったクラスは、2日で400円程度を無駄にしている計算と

なります。牛乳はタンパク質やカルシウムも豊富なので、成長期の

生徒達には残さず飲んでほしいですね。

楽しみながら準備もする日本のクリスマス

菜の花学級の教室前方の扉には、折り紙によって作られた立派な

クリスマスツリーが飾られています。そばを通るだけでもクリスマス

気分になるのですが、クリスマスカードを作る英語の授業を見ると、

更に年末であることを実感させてくれます。

個人的な感想ですが、クリスマスというと年賀状が確実に元日に届く

締め切り日ということも連想されます。菜の花学級は、そこまで考慮

しているのか、午後にはパソコンによる年賀状作成に取り掛かり、

気持ちをお正月へと切り替えているように見えました。二週間で仏教

とキリスト教が入り乱れる、慌ただしい日本の年末に見事に対応する

行動の速さは見習いたいものがあります。

また、家庭科部の2年生も、感染症対策のため1年生が活動休止中

ながらもクリスマスツリーを模した作品をたった3人で作っています。

ウイルスの猛威により、人手不足となっていますが、無事にクリスマス

までにツリーを作り上げることは出来るのでしょうか?

 

 

 

流行に敏感な生徒達

昼休みの校庭は、連日サッカーを楽しむ男子生徒達で賑わっています。

遊んでいるメンバーはサッカー部に所属している生徒に限らないようで、

世界規模の熱狂の波に全員が乗っかているように見えます。

受験生である3年生も、体をぶつけ合うほどプレーに熱中。迫力満点

の競り合いは、勉強中心の生活を送っているとは思えないほどです。

前述した通り、サッカー部以外の生徒もいますが、プレイする姿は非常

に様になっており、運動センスの良さを感じさせてくれます。

受験勉強も佳境に差し掛かっているところでしょうか、3年生の体は

なまっていないようでした。

 

未来は明るい

「私は、文学は言葉からイメージして独自の世界を広げる物だと

考えたので、帯の絵は最低限にとどめました。かわりに、読者に

問いかけるような言葉を入れ、物語に引き込ませる効果をつけました」

芥川龍之介が世界で一番好きな作家だという1年生が「蜘蛛の糸」

の帯(本に付ける帯です)を作った後に書いた工夫した点です。

本の帯を作るという今回の授業の真意を見事に読み取っているように

思います。帯のポイントを理解している1年生の作品たちは傑作

ぞろいで、物語のセリフを上手く引用したり、自分なりの作品の

キャッチフレーズを考えたりと、見ていて感心するばかりです。

蜘蛛の糸の紹介だけでなく「100年以上愛される」「芥川初の

児童文学」といったフレーズを入れ、芥川龍之介の宣伝をする商売

上手な帯も数多くありました。

 偶然ですが、今週は3学年とも何らかの職業に活かされてくる

ような力を発揮している場面を見ることができ、生徒達が卒業後

も大活躍しているビジョンが浮かんできました。

 

ナウなヤング

自分事なのですが、成人してからというものの、身に付ける衣類が

単色のものばかりになっているような気がします。しかし、2年生

が美術の授業で作成したオリジナルシューズを見ていると「ド派手

な色とデザインをした衣料品も着てみたいかも」と思えてしまいます。

見ている者の心を動かすほどの魅力を放つシューズたちですが、貼り

だされたプリントに書かれた工夫した点には、どのような効果を狙って

色や模様を配置したかが解説されています。本能ではなく計算で人の

購買意欲をくすぐるほどのシューズを作れるセンスは、今すぐデザイナー

 になっても通用するのではないでしょうか?

また、スニーカーとは縁遠そうな花魁や水泳をイメージした作品は、

既存の販売品に囚われない発想を飛躍させる力を感じさせてくれます。

新たな流行を作る人物とは、こういった若者なのかもしれません。

晴耕雨耕

本日は朝から雨でしたが、冬季トレーニングに参加する生徒達は

校内で階段ダッシュをして自らを鍛えていました。日頃から体力

作りの授業をしている菜の花学級も、本日は室内でも出来るスト

レッチ運動を中心に体を動かします。集中した成果か、授業開始

時よりも劇的に体が柔らかくなったようで、30分程度の時間で

しっかりと効果を実感していました。

午後の部活動の時間もグランドのコンディションの関係で室内練習

となっていましたが、僅か4人だけでも基礎練習に集中する野球部。

教員も混じって汗を流すテニス部。黙々と筋力トレーニングをする

サッカー部など、雨だからと言って休む様子はありませんでした。

 また、サッカー部は自分達の戦い方を見直し、如何にして試合に

勝つかを考えており、頭も体も満遍なく鍛えていました。

 

 

上司にしたい中学生ナンバーワン

日本には「田中角栄」や「松下幸之助」といった、最終学歴小卒で

歴史に名を遺した方がいます。社会の授業で「ベンチャー企業」

「労働法基準法」「外国人労働者について」などについて、企業の

経営者のような意見を次々と挙げていく3年生を見ると、そんな

夢のような成功者も嘘では無いように思えてきます。

 自分達の意見を書いたホワイトボードには「過労死・パワハラの防止」

「女性の離職率を下げる」など、社会問題を意識したものが多く見る

ことが出来ます。自社の経営だけでなく社会全体のことまで考慮する

視点をすでに持っているようで、社長となればホワイトな経営をする

ことは疑いようがありません。社員には気を配る3年生も、ベンチャー

企業のメリットでは「成長できる環境がある」と意識の高い意見を

挙げています。人に優しく自分に厳しい理想の人材が柏三中には溢れ

かえっています。

 

初志

2年生が国語の授業で、筆を使い「初志」という文字書いています。

小学校と違い書写の授業がないため、自分で使わない限りは筆を扱う

機会は無いように思える生徒達ですが、どの生徒も始筆・収筆・折れ

跳ねといった技術が素晴らしく、全員が書道教室に通っているのでは

ないかと思うほどです。

「初志」は行書体で書いており、お手本の文字をテストで書けば×を

貰いそうな、書き慣れない文字であるにもかかわらず、ここまでの

作品を仕上げる生徒達。基礎がしっかりと出来ているからこそ、多少

原型と形が変わろうとも、楽々対応できるのだと思いました。

しんみりしちゃう

11月24日の記事では、予想外のアクシデントにより撮影できなかった

3年生による「仰げば尊し」。今日は不協和音に邪魔されることなく、

しっとりと歌い上げていました。3年生の豊かな表現力により産み出された

別れをイメージさせる曲を聴いていると、数ヶ月後に待つ卒業が脳裏に浮か

んできて、なんだか寂しい気持ちにさせられます。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

3年生は面接対策の授業を受けており、刻々と受験が近づいている

様子が伝わってきます。授業を進行する進路担当の教員が来るまでは

志望校のホームページなどを見て高校を研究。授業でも「面接の時に

必ず質問される」と強調された、志望動機をより洗練させるため、

各高校がアピールしている特徴を調べていました。

面接の授業が終わると、生徒同士で面接の練習を始めます。学生役

が練習になるのは勿論ですが、面接官役という立場で「このアピール

は印象に残った」「今の受け答えは悪い印象だった」と感じる事で、

自分の面接を違った視点で見直すきっかけになりそうです。友人同士

和やかな雰囲気で練習しつつも、お互いを高め合う時間となったので

はないでしょうか?

 

充実した20分

テスト前日である1年生は、授業中に自主学習の時間を与えられると

驚くほど集中して取り組んでいます。それほどまでにテストに真剣に

向き合いながらも、昼休みには3月頃に実施予定の3年生を送る会に

向けた準備にも手を付けていました。3年生を送る会に向けた集まり

が終わると、昼休みにもかかわらず、自ら数学の個別授業を依頼した

生徒達が教室へとなだれ込んできます。昼休みも残り15分ほどの時間

でしたが、僅かな時間すら有効活用しようとする向上心は素晴らしいです。

階を一つ降りると、生徒会総務部が「赤い羽根募金」の統計調査を

とっていたり、来週実施予定の「スケアードストレイト」に向けた打ち

合わせをしていたりと、先ほどとはまた違った行事の気配を感じる活動

風景を見せてくれます。柏三中の生徒達は、20分という短い時間も

無駄にすることの無い、気力に満ちた生活を送っています。

 

ロマンティックあげるよ

「綺麗な模様を書いて」と注文されたらどんな模様を書きますか?

どんな形の物をどんなバランスで配置するか、色々と悩んでしまう

と思われます。「○○の流れ」というイメージ画を描いた3年生は

水・光・音といった、目には見えない物の流れを点や線の絶妙な

配置で表現し、美しい芸術品を作り上げていました。己の感性のみが

頼りとなる芸術で、ここまでロマンティックな作品を作れる3年生

には、さぞかし世界が美しく見えているのだろうと思います。

食費がかさんだらすいません

その土地のことを知りたければ食事をするのが良いという

話を聞いたことがあります。旅先で美味しいものを食べる

ための口実なのでは?とも思っていましたが、気候や地形

による生活の違いを解説する社会の授業を聞いていると、

前述した言葉の意味が理解できます。「この国は砂漠に

囲まれています」とだけ教えられるよりも「この国はラクダ

を食べます。ラクダは砂漠の生き物です。」と教えられた

方が、色々な情報が結びついて覚えやすいように感じます。

食について更に深く追求する家庭科の授業では、オリジナル

サラダのレシピを考えていました。味だけでなく彩や栄養価

にまで気を使ったレシピを見ると、生徒達のセンスの良さと

同時に、家庭でもそういった料理が出てきているのではないか

と想像させてくれます。

次の単元は肉料理のようで、教科書には肉の部位とそれに

適した調理法などが書かれています。食に関する知識が蓄積

されている生徒達は、実食をしていなくとも舌が肥えてきて

いるかもしれません。

 

生産者の境地

菜の花学級が9月末に種を蒔いたホウレンソウもいよいよ

収穫の時期を迎えています。収穫する際、ホウレンソウの

根っこについた土を取っており顧客を満足させるための

細かい気配りをしていました。

収穫後の畑には、種を蒔く時期をずらすことで絶え間なく

野菜を出荷する「抑制栽培」によって育てられたホウレンソウ

がまだ残っています。収穫を単発的な活動ではなく恒常的

な活動へと変化させる工夫は、限りなくプロの農家に近い視点

であると言えそうです。

 また、自家製腐葉土を作成するために落ち葉を集める菜の花

学級は、学校の落ち葉だけでは満足せず、学校の近所の落ち葉

まで集めています。目的は腐葉土作成のためですが、地域の

環境美化に一役買っているのは間違いなく、柏三中の目標でも

ある「学校として地域に貢献」を見事に達成していました。

少年少女よ大志を抱け

進路について学習する2年生は人生設計図を作成し、

高校受験の更に先の未来まで考えていました。

子どもの夢の定番「スポーツ選手」を目指す生徒の

設計図では、強豪校へ入学し壁にぶち当たり、挫折

を経験しながらもレギュラーを勝ち取るという、全て

が順調ではない未来を予想しています。決して甘くは

ないスポーツの世界を理解した未来予想からは、日頃

からストイックに練習に取り組んでいる姿が容易に

想像できます。

具体的な職業が浮かばない生徒も「育児休業→退職→

子どもが大きくなってきたので復職→久しぶりの仕事に戸惑う」

といった、出産から復職までのプロセスは異常なまでに

具体的に想像していました。これほど豊かな想像力があれば

どんな職業に就いてもやっていけるように思います。

聞く力

3年生では、聞き取った英文を絵で表現するリスニングの

授業を展開しています。完成した絵が概ね全ての班が同じ

構図をしているのは、さすが受験生といった印象を受けます。

聞き取る力以外にも、絵で表現する能力も求められるこの

授業では、作成する時間だけでなく答え合わせの時間にも

生徒達の楽しそうな声が聞こえてきます。クラスにいる画伯

が描いた独特な表現をかもしだす絵を見ると、その盛り上がり

も納得することが出来ます。

ウィンウィン

3年生の数学の授業は内容が高度過ぎるため、文章で説明

するのが困難です。少し授業を見ただけでは、その内容を

理解することは出来ませんが、クラスメート同士で問題を

教え合う姿を見ると、生徒同士で学び合う良い学級である

ことは一目で理解できます。

人に教えることで理解が深まるという説もあるため、数学

が得意な生徒にとっても、苦手な生徒にとっても力を延ばす

事の出来る時間となっているように思います。

切り身ばかり買ってしまいませんか?

2年生が動物の図鑑を作りました。この文章を読むと、小学2年生

の生活科の授業かな?と思いそうですが、実際の完成品を見ると

高校2年生の生物の授業かと思ってもおかしくないほど良く調べら

れています。

本日は生物の不思議にさらに一歩踏み込んで、イカの解剖の授業

をしていました。「イカには心臓が3つある」「食道が脳を通って

いる」など、インターネットで調べても分かることではありますが、

自らの目と手でしっかりと確認する2年生。生のイカの感触と臭い

を感じながらの授業は、言葉や文字で解説されるよりも印象に残った

のではないでしょうか?中には、生き物の体を分解するという行為

に苦い顔をしている生徒もいましたが、班員メンバーと協力しながら

実験を進めることが出来ていました。

今回の授業を受けたことで、イカの体に精通した2年生であれば、

下処理されていないイカを食品売り場で購入する大人へと成長する

かもしれません。

 

偶然の産物

3年生の受験も目前に迫ってきており、脳のリソースを勉強

に割きたいところでしょうが「大地讃頌」「仰げば尊し」

といった、年度末行事に向けた歌も次々と覚えています。

忙しい時期ではありますが、有終の美を飾るため、生徒達は

各パートに分かれて一生懸命に練習をしていました。

各パートの練習の成果を確認するため、授業終盤には合唱が

始まります。別れをイメージした切なくも壮大なイントロが

流れると同時に、キーボードの自動演奏で軽快なリズムが

刻まれ始めるという、偶然が生み出した不釣り合いな協奏

にはクラス全体が笑いに包まれていました。

学校は楽しいところだと再認識したような気持ちです。

 

※保護者用ページの「輝秋祭」を更新しました

短縮でも色々ある

朝夕の冷え込みが厳しくなる季節となってきましたが、

本日から冬季トレーニングが開始され、生徒達は朝陽

を浴びながら自らを追い込んでいます。練習後の生徒

の背中からは湯気が立ち込めており、寒さを吹き飛ばす

ほど努力をしていることが一目でわかります。

校内では、後期中間テストに向けて計画を練ったり

卒業アルバム用の写真を撮影したりと、3時間の日程

にも関わらずあらゆる動きがありました。

新感覚

技術科の授業で、恐らく人生初であろう、電子回路のはんだ付け

に挑戦する2年生。未知の体験に全員が興味津々のようで、待って

いる間は自習をしてもよいという指示が出ていましたが、クラス

メートがはんだ付けをしている様子を椅子から身を乗り出して

見守っていました。

作業の時は興奮気味でしたが、電子回路の解説が始まると、全員

が姿勢を正して黒板へと目を向ける、気持ちの切り替えの早さを

見せてくれます。技術的な部分も相当筋が良いようで、担当教員

からは才能ありの太鼓判を受けていました。

 

DIY

11月初旬から自家製腐葉土を作成するスペースを開拓

していた菜の花学級。雑草が生い茂り石も混じった荒地を

整備する一大プロジェクトでしたが、見事に最後まで成し

遂げていました。

腐葉土を囲う板は学校にあった木材を加工して作っており、

作成するに当たって新しく購入したものは無いと思われます。

菜の花学級の自給自足の精神は肥料づくりだけでなく、野菜

につく害虫駆除の方法にも表れています。そこそこのスペース

に野菜が植わっていますが、1つ1つ丁寧に虫による食害が

ないかをチェック。既製品の農薬には一切頼りません。畝を

跨ぐ姿勢は足腰にきそうですが、高品質な野菜を作るため、

低い姿勢をキープしていました。

 

 

 

鑑定団

11月4日には、松戸市立博物館のホームページにあるVRツアーで

学校にいながら博物館見学をしていた菜の花学級。本日は柏市教育

委員会文化課の方が、柏市内で出土した土器などを学校まで持って

きてくださり、画面越しでない実物の土器を見せてくださいました。

特別授業中、複数ある土器の中からどれが一番新しいか目利きに

挑戦する生徒達。土器の模様や形をじっくりと観察して年代を推理

していました。

土器の中には柏三中の近所にある今泉遺跡から出土された物もあり、

なんとそれは4000年前の縄文時代後期に作られたそうです。自分

達が住んでいる土地に、それほど昔から人々が暮らしていたことには

生徒達もさぞかし驚いたことと思います。

貴重な文化財だけでなく「土器は遺失物扱いで、発掘したら一度警察

に届け出る必要がある」「新潟県の石材で作られた石斧が柏市内で

出土した」などなど、色々な知識まで教えてくださいました。

 生徒達に貴重な体験やお話を提供してくださりありがとうございました。

おはようAll Days

朝のあいさつ運動「おはよう3Days」で、生徒達の朝の

あいさつの様子は保護者の方にも伝わったと思われますが、

放課後のあいさつの様子も是非ともご覧になっていただき

たいほど素晴らしいです。

特に凄いと感じるのは、体育館に入った瞬間にあいさつを

してくるバスケ部と、自分があいさつをされているという

確固たる自信を持てないほど遠くからあいさつをしてくる

ソフトテニス部です。1人が職員に気付いてあいさつをする

と、それに続いて全員があいさつをするところからは、

チームとしての団結力も感じさせてくれます。

 

※ 保護者用ページの卓球部のページを更新しました。

好きこそものの上手なれ

3年生の情報の授業では、自分の好きなものについて

プレゼンテーションしていました。学習に関係なければ

ダメという制限から解き放たれた生徒達は、ゲーム・

漫画・ドラマ・グルメ・音楽などなど、自らの趣味を

全開にした発表をしていました。

好きな物の発表だけあり、その内容はかなりマニアック

で、そのジャンルに精通した者でなければ理解できない

ような固有名詞がドンドン飛び出てきていました。若者

でなければ話についていけないかと思うと、紹介している

ものの魅力を具体的に解説もしており、聞いている生徒達

に新たな世界に興味を持たせるほどの魔力がありました。

発表の最後に見事なダイレクトマーケティングをしている

生徒などは、プレゼンテーションの才能の塊と言えそうです。

座布団1枚

11月1日の記事でも紹介された1年生の「自分流故事成語」も

全員が作成を終えました。完成した作品の中から各班の代表を選び

クラスのナンバーワン自分流故事成語を決めるチャンピオンズリーグ

が開催されていました。

発表するまでには、代表者のスライドを更に良くするため班全体で

改善点を挙げる1年生。挿絵が登場するタイミングや文字のサイズ

や色など、最高のプレゼンを追求するために細かい部分まで話し合い

をしていました。

ナンバーワンとなった故事成語は、上手く現代風にアレンジしたもの

や、元となった故事成語を極力変えていないものなど、クラスナンバー

ワンの栄光に輝くのも頷ける作品ばかり。元の故事成語はネガティブ

な意味を持つ「烏合の衆」をロマンティックな感性でポジティブな

意味へと持つ「羽合の秋」へと変換させた作品は学級通信にも大きく

取り上げられていました。

百学は一験に並ぶ?

体育と言えば体を動かすことが中心かと思いますが、座学

をしていることも多く、頭も頻繁に動かしています。

スポーツの歴史やルールなどの知識を学んでいるようですが、

プレーのコツや効果的な使いどころなど、実戦にも役立つ

知識まで学んでいます。

がむしゃらにプレーするよりも、体の動かし方を学んだ状態

の方が上達は早いと思われますので、こういった授業も体育

では重要な気がします。

理解が追いつかない世界

昨日の記事の通り、2年生の作ったボックスアートで

彩られた職員玄関前の廊下ですが、美術部がなにやら

作業をしており、柏三中の廊下が更に美しくなる予感

がします。窓ガラスにビニールセロハンのような物を

貼り付ける前には、ガラスの掃除と貼る位置の計測を

しているため、時間はかかりそうですが地道に校舎全体

を作品へと変貌させているように見えます。

新校舎の工事の影響でPCルームを使えなかったコンピ

ューター部でしたが、本日の午後からホームである

PCルームで活動を再開していました。活動の様子を

見ていると、1からアクションゲームを作った部員を発見。

敵が動くだけでも500個くらいのプログラミングを

組んでいるらしいです。凄すぎて理解が追いつきませんが、

複数の武器を使ったり、攻撃が当たったかどうかを判定

したり、HPが減ったり増えたりと、あらゆる現象に同じ

ようなプログラミングを組んでいるような気がします。

キャラクターが動くアニメーションまで自作という、

徹底した自給自足っぷりにはただただ驚かされるばかり

です。実際に動いている動画を撮影しましたが、4分間

撮影してやっと全5ステージ中の1ステージが終わると

いうボリュームも凄まじいです。

 

 

 

個性の宝石箱や~

以前は菜の花学級の生徒達が作ったトートバッグが

飾られていたスペースに、今度は2年生が美術の授業

で作ったボックスアートが飾られています。

自分の趣味を全面に出した作品・小学生時代に買った

ものを再利用したことが想像できる作品・通常であれば

捨てるだけの物を以外な使い方をするアイディア溢れる

作品・箱の中に収めるという常識に囚われない作品・

ホラー・ポップ・などなど、作品の個性を挙げたらきり

がありません。

1つ1つの作品自体にも芸術性がありますが、クラス

全員の作品を積み重ねることで、更なる芸術品へと

昇華されているようにも見えます。作品を並べる生徒

も、誰の作品をどこに置けばより美しくなるのかを考え

ながら並べていました。

放課後には、2年生担任達が誰がどの作品を作ったのか

予想する大会が開かれていました。意外と正答率は低い

ようで、芸術を通して生徒達の秘めたる表現力や才能

を実感しているように見えました。

未来の礎を作る者たち

今年度の1年生の人数は200人ほどで、柏三中の生徒数

の増加が予測されるような数字となっています。生徒数が

増えると必然的に必要となる教室数も増えるため、教室の

確保は柏三中の早急に解決すべき課題と言えます。

そんな、柏三中の数年先まで続きそうな悩みを菜の花学級の

生徒達が1日で解決してくれました。3階にあるストーブ

倉庫に置いてある荷物をリレー方式で1階まで素早く運ぶ

生徒達。輝秋祭でのトーンチャイムでも見せてくれた抜群

のコンビネーションをここでも発揮していました。

重さ10キロ程度のストーブを運ぶのはなかなかの重労働

ですが、生徒達は一生懸命に運び、活動の最後にはジャージ

を脱ぎ捨てるほどに汗を流していました。

本日の菜の花学級の活躍は、数十年先の未来にまで影響を

与えるレベルの貢献だったと思います。

キャリア教育数学

2年生の数学では、電車の出発時間と進む距離を表した線が

何本も飛び交う複雑なグラフが出てきています。実際の電車

の動きを表すグラフはもっと複雑らしいですが、鉄道会社も

活用しているグラフを生徒達は懸命に読み解いていました。

計算機を持っていても解けない、社会人でも活用することのある

数学の問題には、生徒達も数学の授業の意義を感じたのでは

ないでしょうか?

 

 

 

授業中も隠せぬ3位の画力

「河童と蛙」の詩の起承転結を絵で表現する1年生の国語の授業

を見ていると、担当教員から1人の生徒の絵をお勧めされました。

簡略化して書いているのにも関わらず誰が見ても河童とわかる

特徴を捉える力と、起のコマで「河童の皿を月すべり」という

詩の部分をしっかりと再現する細かさを合わせ持つ素晴らしい

作品でした。国語科の教員が一目で心を奪われるのも納得です。

そんな、一瞬で人の心を奪う魔性の作品を創作する1年生ですが、

何日間にもわたり厳選な審査をしたであろう「千葉県旬間防犯

ポスターコンクール」でも審査員の心を奪い、見事に千葉県で

3番目の栄誉である銅賞を受賞していました。ポスターに使った

主な色は青・赤・白の3色だけのように見えますが、3色だけ

で水と人物との境界をここまでハッキリと表現する技術を見れば

千葉県3位という結果もうなずくことが出来ます。

 

教員の未来は明るい?!

本日は、柏中央高等学校の1年生がインターンシップ生として

1年生と2年生のクラスで1日を過ごしました。柏中央の生徒達

は、授業の様子をしっかりと見学し、数学の授業などでは三中の

生徒達と共に問題を解いている姿も見られました。教科学習の

時間では、高校生・中学生ともに静かに授業を進めていましたが、

班ポスターを作る学活の時間では楽しそうに談笑しており、わずか

1日だけでもしっかりと親交を深めていたようです。放課後には

活動時間10分程度の部活動にも積極的に参加。生徒達が下校する

最後の最後まで活動を共にしていました。

インターンシップ終了後、柏中央の生徒が持っているメモを見せて

もらうと、授業の導入や工夫などが書かれており、学ぶ意識をしっかり

と持って本校に訪れてきたことが伝わってきました。それだけでなく、

「昼休みに話しかけてくれた」「避難訓練で椅子を貸してくれようと

した」等々、教員では気付かないような生徒達の良いところを名前

付きで書いていました。年齢としては3歳ほどしか離れていませんが、

教員のような視点でしっかりと柏三中の生徒を見守ってくれていたよう

です。初志貫徹を校訓とする柏中央の生徒が、これほど温かな人柄で

あれば、生徒達によりそう素敵な教員になることは疑いようがありません。

 

先生も緊張

本日の2校時に、1年2組にて「1人1台端末を活用した授業改善

検討委員会」の国語の実践授業が行われました。授業の様子を見る

ためにいらっしゃった、柏市教育委員会の指導課に勤務する方々の

視線に加えて、撮影用のカメラまで設置され、生徒達もさぞかし緊張

したことと思います。それを差し引いても、生徒達の集中力は素晴ら

しいもので、黙々と課題である「自分流故事成語」をパワーポイント

で作成していました。自分流故事成語は1つ作れば目標達成となるの

ですが、それで満足せず、もう1つパワーポイントを作成する生徒

もいました。

タブレットを活用した授業の可能性を提示するという、重大な役目を

務めるとあって、生徒だけでなく1年生の国語を担当する教員にも

大変なプレッシャーがかかっていたと思われます。日頃の授業では

常に微笑みを絶やしませんが、本日の授業中は常に真剣な面持ちでした。

 

引き算に苦戦

2年生は技術科の授業で風力発電の変換効率について

学んでいました。風のエネルギーが電気に変わる際に

障害となるものを考えるというこの授業。ホワイトボード

には(元となるエネルギー)-(失われるエネルギー)

=(利用されるエネルギー)という引き算の計算式が

書かれていました。日頃もっと難解な数式を解いている

2年生ですが、物理学的な視点での引き算という新たな

境地には苦戦を強いられていましが、クラスメートと

協力しながら計算式を確認していました。

独創性の放棄

半年ほど前は、卒業制作などで自由な発想による木工工作に

取り組んでいたことが予想される1年生。同じ木工品を作る

授業をしていますが、中学校の授業は図画工作ではなく技術科

となっています。一切のオリジナリティを捨て去り、設計図

通りに材木に線を引いています。線を引き終わると、つなぎ

を着用した、まるで工場長のような雰囲気を醸し出す技術科

の教員へとチェックを受けに行く1年生。検査は非常に厳しい

ようで、設計図とは違う線が入っていると「これはなんですか?」

と突っ込みを受けてしまいます。

厳しい検査を潜り抜け、いざ切断作業に入ると、今度は綺麗に

直角に切れているかのチェックが入ります。手動で真っすぐ

切るのは至難の業ですが、難しいからこそ達成したときの感動

は大きいのか、「上手くいきました!!」と工場長に嬉しそうに

報告する姿がありました。