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校長室より
校庭の草花2
2三中の校庭にはたくさんの樹木や花が植えられています。用務員さんが花壇やプランターに季節ごとに植えてくれ、いつもきれいに整えてくれています。そのほかにも花を咲かせている草花があります。鳥が食べた果実が糞として落とされたり、昆虫が運んできたりして花が咲きます。果実の果肉には発芽を抑える働きがあるため、食べ終わった後の種子が糞とともに落とされることで、花は生存範囲を広げていくのだそうです。植物の生存戦略には驚かされます。小学校2年生の国語の教科書にある「すみれとあり」を思い出しました。
オオキンケイギク(大金鶏菊)
アメリカ原産の宿根草で、外来種として野外に定着して問題となり、栽培は禁止されている。在来種の成長場所を奪ってしまうことから、駆除が推奨されている。
ユウゲショウ
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。アメリカ大陸原産。明治時代に観賞用として輸入されたものが関東地方以西で野生化。道端でよく見かける。
ヒメジョオン
キク科ムカシヨモギ族の植物。白い花を咲かせる越年草。貧乏草という不名誉な呼ばれ方もする。
オオキンケイギクに昆虫がいます・・・
柏三中の部活動
部活動については様々な意見があり、現在進められている地域移行も含め方向性が模索されています。柏三中では昨年度から、完全下校時刻を17時に設定し、「練習の量から質への転換」と、「生徒の主体的な活動」を進めています。PTAからも部活動に対して予算的な支援をいただけることになり、それについては生徒たちから要望を出せる仕組みににしていただきました。今年度は部長会の活動を活発にして、これまでの活動を振り返り、他の部活動の良い取り組みを参考にし合うためのミーティングを行いました。それぞれの部長の思いを紹介します。
野球部
時間の使い方が大切になっていき、まずは整理整頓から始まり、その時にチーム全員が同じ方向を向かないといけない。練習の内容を濃くして、練習のための練習にならないように一つ一つの意味を考える。そしてもっと応援されるチームになり、その恩をプレーで返す。その時に全員が感謝を忘れない。どんなに小さなことでも手を抜かず全力でやる。最後に悔いが残らず笑えるようにする。
サッカー部
時間を大切にしたり、整理整頓からすべてが始まることなどもすべて意識して、あいさつや礼儀などは当たり前のことですが、チーム全体で当たり前のことを当たり前にこなすことはすごく大事だと思います。自分は残り少ない三中サッカー部として活動していく時間をチーム全体でこだわって、一つのプレーや試合での準備、アップでの行動など基礎的なことをもう一度、総体前に見直して、総体で必ず結果を残し、結果を残した後には後悔が一つも残らず、うれし涙で終わる、そんな活動を今後は意識して行動したいです。
美術部
整理整頓や挨拶、返事など基本的なことからはじめて、部活の雰囲気が少しでも良くなるように心がけていきたいです。描いているものは人それぞれ違っていても、お互いがよい作品をつくることができるように声を掛け合っていきたいです。今回の部長会で出た悪いところを少しでも改善できるように、声のかけ方を工夫するなどをしていきたいです。
家庭科部
年に一度の輝秋祭がより良いものになるために、部長会で聞いたことを生かし、まずはチームの一人一人が輝秋祭に向けて制作するように部活に来るように呼びかけ、あいさつや返事など今までおろそかになっていた課題を改善できるように部内で名無し合う機会を設けて、顧問の先生とも相談しながら、よりよい部活動になるようにしていきたいです。
女子バスケットボール部
〇全員が大会に勝つ意識を持つ
⇒普段の練習から集中し、気を抜かない
全員が本気で仲間とぶつかり合う
悪いところは互いに言い合い気づかせる
〇ふざけた楽しい思い出ではなく、全力でやった楽しい思い出をつくる
⇒メニューの間の雰囲気をよくする。(ふざけた話をするのではなく、プレーの話をする)
気づいていないところは気づくまで言い続ける。優しさだけではなく厳しさも持つ。
陸上部
自分のベストを出すためや県大会に出場するためなど、それぞれの目標を達成するために引退までの一日一日、少ない時間の中で悔いをのこさない。結果が良くなかったとしてもこの部活に入っててよかったとプラスの方に。マイナスな言葉は絶対なし!
コンピュータ部
撮影するときに会場に行く際は、その場にいる選手全員が真剣に望んでいることを忘れずに、それに見合った立ち居振る舞いを心掛ける。常に身の回りを清潔にし、道具を使う際には次の人のことを考える。そして周りの支えてくれる人間に対しての礼節を欠かさない。
卓球部
一つ上と戦える最後の大会なので、相手をしてもらえることに敬意をもって接することができるように、あいさつをさらに大きな声でできるようにしたい。もっと応援できると思うので甘えずに声を出すようにしていきたい。練習でぐだっとしているところには気合を入れていけるように切磋琢磨できるようにしていきたい。
剣道部
〇悪いところは周りの人たちで声を掛け合ってしっかりなおす。
〇自分たちで決めた目標に向かって頑張って練習する
〇最後の大会で悔いの残らないように精いっぱい頑張る。
〇部長・副部長が最初に行動することでみんなを引っ張っていく。
吹奏楽部
〇ちゃんとやっていない人を気づかせるために毎日呼びかけをして、部員全員がまとまるようにする
〇毎日計画を立て、無駄な時間がないようにする。
〇できないことをあきらめず、みんなで助け合い、コンクールに向けてがんばっていきたい。
〇毎日整理整頓をして、心をきれいにする。(継続する)
ソフトテニス部
応援されるチームとはどのようなものか、部員全員で話し合い、たくさん応援してくれる人を大切にして、これからの練習に取り組みたい。
男子バスケットボール部
〇プレー以外の面でもきちんとできるようになる
〇挨拶や返事をしっかりと行って生活する
〇常に総体を意識して、先を見通しながら、プレーや生活をしていく。
部活動には目的と目標があると思います。大会に参加する以上、勝つことを目標にするのは当然です。でも勝つことは目標であって目的ではありません。目的はあくまで部活動を通して、自分自身が成長していくことです。勝敗以上に生徒たちに学んでほしいこと、それは「敬意」と「感謝」ということです。
試合ができるのは、相手のチームがあるからなのは言うまでもありません。また大会を運営する競技役員、試合をつかさどる審判がいてはじめて試合が成立します。また団体種目であれば、ともに戦う仲間がいなければ試合に参加することはできません。自分以外の周りの人々に「敬意」をもって接してほしいと思います。相手に対する「敬意」は挨拶や言葉使い、立ち居振る舞いに表れます。また、試合に出る選手たちを支えてくださるご家庭のご理解、ご協力があって初めて部活動は成立します。大会会場でも多くの保護者の方々とお会いしました。担任の先生が応援に来てくれている姿も見ました。自分たちを支えてくれているすべての人たちへの「感謝」の気持ちを忘れないでほしいと思います。総体まで早い部活だと残り2か月。どんな成長を見せてくれるのか楽しみです。
柏第三中学校 部活動の4つの『あ』
・あいさつ
・安全
・後始末(整理整頓)
・ありがとう(感謝)
スポーツとDiversity (多様性)
試合の中では、相手の身体を壊そうと思えば壊してしまえるような状況がしばしばある。しかし、そこで人間としての最後の一線を越えることなく、どんなに激しい戦いの中でもお互いにルールを守り、その中で最大限の戦いを繰り広げようとする。そこがラグビーの素晴らしさであるし、そういう本質を理解しているチームを相手にするからこそ、対戦相手に対するリスペクトの気持ちも生まれてくる。
そういうラグビーの本質にあるのは「多様性」だと僕は思う。ポジションによって身体つきも、持っている個性も、みんな違っている。ゲームの性質から考えても、チームの中で自分だけがハッピーになればいいという気持ちでは、いい試合を戦うことはできない。そして、仲間のために頑張ろうと思ってプレーするからこそ、見ている多くの方に勇気や感動をおとどけすることができる。
こうした経験を積んだラグビー選手の多くは、現実の社会に出ても、人に対してバリアを張ることなく、個性を認め合い、たとえば「この人のこういう良さを自分に引き入れれば、自分ももっと良くなるのでは」と考えるようになる。だからラグビーは社会的にも意義のあるスポーツと言えるだろう。
「ラグビー知的観戦のすすめ」 廣瀬俊朗 著(角川新書) より抜粋
スポーツ観戦は昔から大好きでした。私が若いころは、やはり野球が一番人気がありました。初めて生で見たプロスポーツも野球でした。小学生の頃に初めて行った後楽園球場は今でも覚えています。東京ドームができる前です…(笑)今では様々なプロスポーツを見ることができます。インターネット配信サービスの充実も後押しして、世界中の様々なスポーツを見ることができます。ラグビーも2019年、2023年とワールドカップに連続で出場したことで人気が上昇しています。先に紹介した文章は、ラグビー元日本代表の廣瀬俊朗さんの著書からの抜粋です。相手に対する「敬意(リスペクト)」と「多様性」という言葉に強く惹かれました。同著の中にはこんな記述もありました。
僕がキャプテンとして12年4月にチームのみんなに言ったのは、「チームのことを好きになってほしい」ということだった。そして「このチームはいいチームだ、と発信しよう」ということだった。ラグビーの細かい部分よりも、自分たちがナショナルチームとしてどういうマインドを持つか、ということを話したのだ。
ラグビーのスタイルがどうこうではなく、「こういう仲間と一緒に何かを成し遂げたい」「こういう仲間と一緒にラグビーをやりたい」という気持ちになるのだ。
生徒たちには、自分の学級、自分の学年、自分の部活、自分の学校を好きになってほしい。そして自分の所属するチームはいいチームだと発信してほしい。そのために自分がすべきことを考えてほしい。生徒たちだけでなく、先生方一人ひとりにも言いたい。「柏三中を好きになってほしい。柏三中はいい学校だと発信しよう!」
【ラグビー憲章が掲げる5つの根本理念】
1.品位(INTEGRITY)
2.情熱(PASSION)
3.結束(SOLIDARITY)
4.規律(DISCIPLINE)
5.尊重(RESPECT)
校庭の花
ビオラやキンギョソウがきれいに咲いています。ツツジもきれいです。用務員さんがいつもきれいに手入れをしてくださっています。2月にはPTAの花壇ボランティアも実施し、その際には用務員さんが講師として花植えの指導をしてくださいました。いつもありがとうございます。
体育祭に向けての準備が始まりました。
今年度の体育祭は6月12日に実施予定です。実行委員会と応援団が組織され、スローガンと色分けが決まりました。生徒総会や修学旅行、林間学校と忙しい日程ですが、当事者意識をもって、自分たちで作り上げてほしいと思います。3年生のリーダーシップに期待します。また昨年度PTAから、暑さ対策としてテントが寄贈されました。4月末ですでに夏日が出ています。熱中症対策として活用させていただきます。ありがとうございました。
小さなお客様
入学式に、満開の状態で新入生を迎えてくれた正門の桜も、今はすっかり葉桜となってしまいました。
ハナミズキは紅白ともに開き始めています。
職員玄関の梅の木を見ると、小さなお客様がきています。鶺鴒(セキレイ)が鳴いていました。
CBT(Computer Based Testing))による全国学力学習状況調査
3年生は本日と明日、全国学力学習状況調査を実施します。本日はCBT(Computer Based Testing)で理科を実施しました。CBTとはComputer Based Testingの略語で、文字通りコンピュータを利用して、オンライン上で受験します。これまでの筆記試験に代わる新しい試験モデルです。全国学テでは理科のみの実施となっていますが、日商簿記検定や漢字検定、FP技能検定など、テストセンターで実施されるものが増えてきています。資格取得のためにこれからも利用することがあるかもしれませんね。
虹
雨上がりに虹がかかりました。二重にかかる虹を、ダブルレインボーというのですね。
令和7年度 校長挨拶
Smile Diversity Update Challenge!
校長の藤崎英明です。柏第三中学校に赴任して,3年目となりました。私事ですが,乙巳の年男,還暦を迎えました。人生節目の年を柏三中で迎えられたこと,とても嬉しく思っています。全力で頑張りますので,どうぞよろしくお願いいたします。
4月10日,はじめて午後に入学式を実施しました。197名の新入生を迎え,546人の生徒と51人の教職員で令和7年度の柏第三中学校がスタートしました。
今,日本は大きな転換点を迎えています。社会のしくみ,経済活動,国際政治,科学技術などのあらゆる面において,いままでにない大きな変化が起きているからです。しかも,これからの変化はさらに急激なものになると予想されています。変化を加速している一つの要因が,デジタル化が進んだことによる科学技術の新たな展開です。人工知能(AI)により,必要な情報が必要な時に提供されるようになり,これまでの価値観は大きく転換されつつあります。
また,現在の日本は,有史以来,初めて人口減少期を迎え,少子高齢化が加速しています。ほかにも,地球温暖化による異常気象や自然災害,経済格差,貧困,世界各地で起きている戦争など,問題は山積しています。これらの「正解のない問題」に「当事者意識」をもって解決に向けて取り組んでいくことが求められています。
大きな変化の時代は,不安と危機の時代であると同時に,可能性とチャンスの時代でもあります。変化の激しい時代を生き抜くために,私たちは何をすればよいのでしょうか? 私は次の4つのことが大切だと考えています。
① 心身共に健康で,笑顔でいること。 (Smile)
② 様々な人たちの多様性を認め,相手を尊重し,対話し,協働すること。(Diversity)
③ 知識をアップデートするために,学び続けること。(Update)
④ これまでの価値にとらわれずに,新しいことに挑戦すること。(Challenge)
この4つのキーワードを生徒,教職員とともに目指していきたいと思います。
保護者の皆様のご支援,ご協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。
春の空気
ついこの間まで、真冬並みの寒さが続いていたのが嘘のように、春らしい暖かな空気の今日です。花壇のチューリップがとてもきれいに咲き誇っています。正門の桜もほぼ満開ですが、少しだけ蕾も残っているので、入学式までもってくれそうです。