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2023年1月の記事一覧

オールマイティ

日々新たな芸術作品の創作に取り組む菜の花学級。

少し前までは、朝日が差し込む時間帯に幻想的な

姿を見せてくれる、自然現象と一体化した芸術作品

が職員玄関の前に飾られていました。最近では石

を削る作品も作っており、手がけるアートは素材

を選ぶことがありません。

そんな菜の花学級のアートの一部が「花と太陽と

希望の作品展」というホームページで見ることが

出来ます。生徒達も学校で閲覧していましたが、

他校の生徒達の作品も見ることが出来るため、自分

達が手掛けたことの無い作品を見て盛り上がって

いました。

あらゆるジャンルの芸術に挑戦していますが、まだ

 試したことの無い技法や作品があることに気付き、

生徒達の創作意欲にも火がついたのではないでしょうか?

打ちっぱなさず

本校には球技系の部活動がいくつかありますが、どの部

が一番人数が多いか分かりますか?

答えはソフトテニス部であり、部員数は40人くらいと

なっています。人数は多いですが、テニスコートは2面

しかなく、試合形式の練習をやろうとすると最大でも8人

しか練習することが出来ないことを考えると、部員1人

に与えられたスペースや練習時間は少ない方なのでは

ないでしょうか?

しかし、そういった問題も、時には球を打ち時には仲間

へのボール出しに徹底しながら練習を進める連携プレーと

練習の合間に発生する球拾いもテキパキとこなす機敏さ

でカバーしているように見えます。また、練習時間を長く

とりたいはずですが、何個あるのか見当もつかないほど

大量のボールを練習終了前にしっかりと確認しており、

効率だけを求める姿勢を良しとしない心構えも素晴らしい

です。

練習以外の部分も大事にしながらも、結果はしっかりと

残しており、29日の日曜日には1年生が県大会に出場

します。是非とも健闘してきてほしいですね。

 

保護者用ページのソフトテニス部のページを更新しました

 

先を見通す3年生

自分の進路の問題で頭がいっぱいかと思われる3年生ですが

社会の授業では「消費税を20%に引き上げ社会保障関係費

を充実させるべきか?」といった日本の問題や「高齢者に

なった時にどんなサービスを受けたいか?」といった何十年

も先の問題まで考えています。政治家ですら完璧な回答は

難しいと思われるこの問題。生徒達の意見も賛成派と反対派

が半々程度に分かれており、それぞれの長所と短所を真剣に

考えているからこその結果が出ていたように見えました。

これだけ難しい問題にしっかりと自分の考えを持つことが

出来れば、受験の面接もバッチリではないでしょうか?

 

保護者用ページの男子バスケットボール部のページを更新しました。

主体性の塊

1年生も3年生を送る会の練習に取り掛かり始めました。

何かパネルを使った発表をするようですが、発表用に使う

道具はそろえてしまったのか、既に本番を意識した練習の

段階へと進んでいるように見えます。いくつかのグループ

に分かれて練習をしていますが、指揮を執るのは各分担の

リーダーとなっている1年生。生徒達が主体となって練習

を進めています。

自分達の力で1つのプロジェクトを進める姿は、いつ先輩

になっても問題ないと思うほどたくましいものがあります。

人生に向き合う3年生

 

公立高校の出願締め切りが迫る3年生のフロアでは、どの

高校に願書を提出するか迷っている生徒の姿も見られます。

自分を信じて挑戦したいというチャレンジ精神と、失敗した

らどうしようという不安が入り混じった状態でしょうか?

担任と相談する様子から、自分の人生について真剣に考え

ていることが伝わってきます。相談が終わった生徒達も

問題集を囲んで話し合いをしており、合格に近づくための

努力を惜しむことがありません。

 

 

 

 

当たり前?

1年生の理科担当の教員が、生徒の手から教科書を引っ張って

います。パット見ると教科書を無理やり奪い取ろうとしている

ように見えますが、これも「力のつり合い」を実感する立派な

実験でした。

「手と手で物を挟むと掴める」といったような当たり前に思える

現象がどういった理屈で成り立っているのかを考えるこの授業。

日頃から当然のように行っている動作でも、力の働きを考慮して

論理的に解説するとなると意外に難しいように思えます。しかし、

1年生は授業で得た知識から、力がつり合うには「力の大きさが

等しい・向きが反対方向・一直線上」という、力がつり合う3つの

条件をしっかりと推理していました。

 

Q.E.D

学校で習う算数や数学の問題というと、答えとなる数字を導き出す

イメージがありますが、三角形の定理の証明を学ぶ2年生の黒板には

ローマ字と言葉ばかり書かれています。

例題を見ると、三角形の性質を完璧に理解したうえで、その性質を満たす

条件を抜き出すことが重要なように思います。与えられた数式を解く

だけの問題よりも難しそうであることが一目でわかります。かなりの

思考力が求められる問題だけあってか、授業を受ける生徒達も一切の

私語なく集中している様子です。

ソウルフード

家庭科室の大掃除をしていた菜の花学級。自らがピカピカ

にした調理場で、おにぎりと味噌汁を作っていました。

白菜・人参・ネギ・ジャガイモ・大根と、野菜がタップリ

入った味噌汁は、口に入れた瞬間野菜の甘味が広がりそうです。

勿論、自分達で育てた採れたてのホウレンソウも入っています。

人参と大根は柔らかくなるまでしっかりと火を通し、ジャガイモ

は形が崩れない程度に柔らかくするという絶妙な火加減も凄い

です。具のバリエーションが豊富なおにぎりも見ているだけで

涎が垂れてきてしまいそうです。

調理実習の前に調理場を綺麗にしていた菜の花学級を見てると、

料理の準備は、台所の掃除から始まっているのではないかと

感じさせられました。

なんでもチャレンジ

なぜ学校に行くのか?と考えると、理由はいろいろ上がる

思われますが、就職して賃金を稼いでいく力を身に付ける

というものがあると思います。人生を左右する就職について、

1年生は新聞づくり。2年生は職業の適性診断を実施して

真剣に考えていました。

あらゆる観点で職業に就いて調べている1年生の新聞は、

かなりの文章量をほこっています。文字が多いにも関わらず、

パソコンで一度文章を打ち出したり、一度新聞を下書き

してから清書しているように見受けられる生徒がいたりと、

物凄い集中力を発揮して新聞を作成しています。

診断を受けた2年生の中には、自分の夢とは全く違う職業

を進められたケースもあったようです。少し落ち込んでしまい

そうな気もしますが、自分では気付いていない新しい可能性

の発見には繋がったのではないでしょうか?将来の選択肢が

広がっている中学生のうちに色々な職業について考えることで、

生徒達の就職率もグングンと上がるのではないでしょうか?

 

農業万能説

本日の天気予報では最高気温7度となっており、日が高く

なってきた午後でも寒いと感じました。大半の生徒は寒い

と感じて終わりかと思われますが、畑で野菜を栽培している

菜の花学級の生徒にとっては、野菜が霜にやられる可能性

のある死活問題となります。9月頃から育てた始めた野菜

をここまできてダメにしないよう、寒冷紗をかぶせて寒さ

対策をしていました。やっていることは農業作業ですが、

小さい植物に対してもバッチリ気を配る繊細さは、あらゆる

場面で活かされてくるのではないでしょうか?