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2022年4月の記事一覧

情熱なき者は去れ!!

「情熱なき者は去れ」。野球部顧問の先生の部活動発足会での

言葉です。厳しい言葉のように聞こえますが、裏を返せば

「情熱があれば上手くなくともやってよい」という意味にも

捉えることができます。

仮入部期間が終わり、新たなスタートにやる気満々な1年生は

野球部の生徒以外、前述した言葉を聞いた訳ではありませんが

その言葉の通り、まだ慣れない練習にも情熱をもって全力で取

り組んでいます。先輩たちもその情熱に応えようと、自分たち

の練習量を減らしてまで丁寧に熱血指導!!剣道部では、防具

が無くとも出来る「すり足」の練習に早速挑戦。他の部はまだ

自己紹介をしている時間にもかかわらず、既に演奏が聞こえて

くる吹奏楽部からは「言葉ではなく音楽で語り合おう」という

無言のメッセージを感じました。

新たな部員が加わり、部全体が活気に満ちている状況ですが、

生徒達の情熱によりさらに盛り上がっていきそうです。

GIGAスクール構想2年目の実力

本日、1年生にタブレットが配付され、いよいよ授業もICT機器を

本格的に活用した内容へと変わっていきます。

まずは初期設定が必要となりますが、さすがは昨年度からタブレット

を使っている1年生。クラスルームやオリジナルアイコン(4月6日

「色塗りで見せる中学生のすごさ」参照) の設定を少し説明を聞いた

だけで終わらせていました。

既に使いこなせる可能性も否定出来ませんが、林間学校の準備をする

2年生のように、パワーポイントやエクセルを自由自在に使う姿が

簡単に想像できるほどに、タブレットを操作する1年生は頼もしく

見えました。

 

人生色々

金子みすゞの詩「ふしぎ」を教材に「反復法」「擬人法」「倒置法」

など、相手に美しく伝える技術を勉強する1年生。

技術を学んだ後は、実際に自分が不思議に感じていることを詩にして

いました。特に「時間」について詩を詠んだ生徒の感性はとても豊だと

思いました。時間がたてば誰にでも明日はやってくるが、一人一人に違う

日常があると詠んだこの詩。「明日」と「日々」という大きな差が無い

ように感じる時間の概念を前半は同じことに不思議を見出し、後半は違う

ことに対して不思議を見出す作品構成に痺れます。

この見事な詩は、みすゞに匹敵すると言っても過言ではないと思います。

勇猛果敢

4月23日に本校で女子バスケットボール部の春季大会が開催されていました。

慣れ親しんだホームでの戦いですが、女子バスケ部は気を緩めることなく試合に

臨み、見事に1回戦を突破。初戦から勢いに乗りますが、次の対戦相手は過去

に幾度か辛酸をなめさせられた柏五中という、委縮しても不思議ではない組み

合わせとなります。しかし、女子バスケ部は1回戦の疲労を感じさせないガッツ

溢れるプレーで柏五中に食らいつきます。残念ながら、あと数歩及ばず敗退

という結果となりましたが、試合のスコアは45ー36と、今までで1番善戦

していました。確実に力を付けていることが実感できる良い試合内容でした。

翌日24日には、男子バスケットボール部が柏二中で試合をしていました。

こちらはアウェーでの戦いですが、「勇猛果敢」と大きく書かれた保護者

寄贈の横断幕がベンチのそばに垂れ下がっており、とても心強く感じます。

柏三中は1回戦シードのため、必然的に対戦相手は初戦を勝ち抜き勢いの

ついたチームとなりますが、男バス部は相手に負けない気迫で、文字通り

勇猛果敢に試合を展開。48ー48の引き分けで延長戦にまでもつれこむ

手に汗握る名勝負を見せてくれました。こちらも結果は僅差での敗退と

なってしまいましたが、試合内容は決して悪くなく、次戦への期待を持た

せてくれました。

即戦力

本日は1年生にとっては初めての委員会活動がありました。

初めてとは書いたものの、小学5・6年生の頃から委員会

活動をしていた1年生。自己紹介をする放送委員会を覗くと

「放送委員会の経験が2年間あります!!」と、なんとも

頼もしい言葉が聞こえてきました。小中で共通する委員会

には、他にもそのような生徒が大勢いるのではないでしょうか?

初めての活動にして、すでに委員会メンバーとしての誇り

を備えているように見えました。

社会に通用する人材

林間学校に向けて準備をする2年生は、エクセルやパワーポイント

といった社会人でも活用しているソフトを使っています。どちらの

ソフトも使い方を理解するまでには慣れが必要ですが、作成中に

操作に戸惑う様子はなかったように見えます。

作成したパワーポイントは学年全体に向けてプレゼンテーション。

アニメーションを活用した見やすいスライドと軽快なトークは、

今すぐ企業に就職しても通用するのではと思わせてくれます。

パソコンの操作技術も凄いですが、各々の係に分かれ、自分の仕事

を全うしようという姿勢も素晴らしいです。授業中だけでなく昼休み

にまで係ごとに集合し、どのような形で林間学校の成功に貢献できる

かを考えていました。

脅威の適応力

本日から正式日課が始まり2・3年生の教室の黒板には

数字よりもローマ字の量の方が多く見える、難解そうな

数式が並べられています。担任の先生やクラスの雰囲気

にも慣れ始めてきた1年生も、教科担任の先生と初の

顔合わせをしており、再び入学当初のような緊張感を

ただよわせていました。しかし、授業が終わる頃には

先生の話に笑って反応する声が教室からもれてきます。

小学校と中学校の違いである、教科担任制という新たな

環境の変化もスムーズに対応したと言えそうです。

菜の花学級でも、音楽の授業でトーンチャイムを使い

見事な演奏をする1年生の姿が。連携が重要なトーン

チャイムの演奏に、出会って1月も経っていない1年生

がナチュラルに加わっているのが驚きです。

新たなスタートを切る1日とも言えそうな本日ですが

生徒達の姿を見る限り、最高の走りだしをしたと思います。

 

 

確たる証拠

本日は3年生を対象とした全国学力テストを実施しました。

今年が勝負の年となる3年生は既に受験を意識しているのか

テストの時間は真剣そのもの。校長ですら、写真を撮る際

には遠慮気味になり、画像の3分の2は教室のドアとなるほど

でした。

生徒達の後頭部だけが写る写真は見た目には映えないですが、

どこの高校へ受験に行っても恥ずかしくないと断言できる証拠

映像と言えます。

 

菜の花畑

理科室の前には、学校に植えてある樹木の一覧が掲示されています。

柏三中にある樹木はバリエーション豊かなようで、1枚の写真では

その掲示物は納まりきらないほどです。そんな数多くの樹木も、特別

な手入れをされた訳ではないでしょうが次々と開花しており、植物

の力強さを感じます。

手入れせずとも成長する植物達ですが、菜の花学級の生徒達は畑で

育てているソラマメのお世話をしていました。その作業内容は、

大きく成長してきたソラマメが倒れないように支柱を立てたり、

収穫量を増やそうと摘心(植物の先端を切り、脇芽を増やすことです)

をしたりと、かなり本格的。ソラマメの量もかなりありますが、

1つ1つの豆に丁寧に時間をかけて愛情を注いでいました。

これだけ手塩に掛けられたソラマメがどこまで収穫量を延ばす

のか、非常に楽しみです。

 

 

上級生として

集団感染の懸念があるため、全校生徒が集まることは叶いませんでしたが

各クラスで動画を流すことで「新入生歓迎会」を実施しました。

「生徒会あいさつ」「8個ある委員会・12個ある部活動の紹介」が

詰まった歓迎会の動画は、放映時間38分の超大作。先輩たちの1年生

を歓迎する気持ちがこれでもかと伝わってきます。真心のこもった動画

を1年生はもちろん、動画作成にかかわった2・3年生も集中して視聴

していました。動画の中でも、ダンス部かと見間違えるほど息の合った

ダンスを披露したバスケ部と、他の部とは一線を画す動画編集技術を

見せつけたコンピューター部の動画には、1年生も大笑いしていました。

歓迎会の最後には、学年委員の3年生から観葉植物のアンスリウムが

プレゼントされます。1年生が動画を見終わった最高のタイミングで

渡そうと、3年生は重さ約3キロはあろうかという観葉植物を持って

10分間は廊下で待機していました。この優しさはさすが3年生と

いったところですね。