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2023年3月の記事一覧
青胴剣士去る
卒業してから2週間以上が経過した3年生。中学校生活の中でも1番長い
春休みを満喫しているところかと思いますが、本日行われていたバスケ部
と剣道部の3年生を送る会を見ていると、ダラダラとした休みをおくっては
いないことがうかがいしれました。
バスケ部では、序盤は県大会に出場した2年生チームに得点差を付けられて
いましたが、徐々に調子を上げていき、夏の総体を思い起こさせてくれる
切れのあるプレーを連発していました。
3年生の男子部員は2人しかいない剣道部では、2人で何人もの後輩を相手
にする大立ち回りを見せてくれました。現役バリバリの後輩達を複数相手に
するのは骨が折れそうですが、一進一退の攻防を繰り広げていたのは流石
3年生としか言いようがありません。剣道部の3年生を送る会の最後には
1・2年生による「桃太郎のアレンジ劇」が3年生に向けて贈られていました。
朝練習の時間に準備を進めていた劇ですが、練習当初に比べると、舞台での
立ち位置・演出・テンポの良さ・等々、あらゆる点が改善されていました。
練習の時はセリフや動作から恥ずかしさが感じられましたが、本日の演技から
は微塵も感じ取ることはできませんでした。3年生からも最後の宿題と称した
応援メッセージが贈られていましたが、全50問程度のクロスワードクイズを
解かなければ読むことの出来ないという非常に凝ったもの。長い春休みで時間
があるとはいえ、部員達への愛がなければこれほどの超大作は作れるものでは
ありません。
また、どちらの会にも多くの保護者の方々が見守ってくださり、転出する顧問
に対しては、温かいメッセージのこもったプレゼントまでご用意してくださいました。
年度末のお忙しい時期にもかかわらず、格別のご高配を賜りありがとうございました。
(ちなみに、本日のタイトルは剣道部部長からのリクエストです)
ビッグマム去る
二人の顧問が転出してしまう吹奏楽部では、お別れ会が開かれていました。
会場である音楽室へと顧問を迎え入れる際には笑顔だった部員たちですが、
各部員に与えられた別れのあいさつの時間になると、一人また一人と涙を
流し出す部員たち。あいさつの最後に顧問が話し出した瞬間には、すすり泣く
声が一段と多くなっていました。良い演奏をするために日頃から心を合わせて
練習をしていると思われる吹奏楽部ですが、ここまで多くの部員が同じ涙を
流すほど同じ思いで練習をしてきたことには驚かされました。
約1時間半に渡る別れのあいさつのあいだ泣き続けていた吹奏楽部ですが
その直後には顧問が指揮をとる最後の演奏が待っています。体育祭・輝秋祭
スプリングコンサート等々、1年間の思い出がよみがえりそうな選曲の数々
思わず泣いてしまい演奏に集中できないのではと思いましたが、そこは演奏
の専門家である吹奏楽部。最後の最後に顧問を安心させるレベルの演奏を
していました。
別れのあいさつの際には「部活が辛かった時もある」という言葉も聞こえて
きましたが、最後には感謝の涙で終わった吹奏楽の生徒達。どんな経験にも
感謝の気持ちを持つことの出来る吹奏楽部の生徒達であれば、来年度には
更なる躍進を遂げているに違いありません。
(保護者用ページの吹奏楽部のページを更新しました)
説明不要
生徒達が登校中に紹介しきれなかった、1年生女子体育のダンスです。
涙
長いようであっという間な1年間が終了し、生徒達には通知表が
手渡されています。通知表を渡す際には、担任からの賞賛の言葉は
勿論ですが、生徒達の口から1年間の反省や成長、来年度の目標と
いった、しっかりと毎日を過ごしていなければ出てこないような
言葉まで聞こえてきました。通知表を貰い終わった2年生は、
生徒から先生へ向けた通知表を書いています。短くあっさりとした
文章ながらも「来年度も担任をしてください」とも受け取れるメッセージ
や、そのクラスの生徒でなければ気付かないような担任の癖を
見抜いたという1年間の積み重ねを感じるメッセージが書かれて
いました。
また、残念ながら転校をしてしまうクラスメートがいる学級では、
黒板に1年間の思い出の写真を張り付けて装飾した教室で寄せ書き
を渡していました。生徒だけでなく、人事異動となる教員も本日
が学級で過ごすことのできる最後の1日。生徒達にとっては突然
別れを告げられた形となりましたが、最後の時間を惜しむように
楽しんでいたと思います。休みの日まで一緒に過ごしていた部活動
の顧問が異動する生徒達にいたっては、正門前で見送る顧問と話し
ながら涙を流していました。厳しい言葉も掛けられたはずですが、
感謝や寂しさや不安といった色々な感情から流れてくるであろう涙
からは、顧問と部員にしか分からない信頼関係があるように思えて
なりません。
ハレの日
修了式前日となり、授業も大方終了しているようで、ちょっとした
レクで楽しんでいる風景を見ることが出来ます。1年5組では担任
の好きなものを当てるクイズ大会を開いており、どの班も大量に得点
を稼いでいる様子からは、1年間の積み重ねを感じます。
しかし、どんなに仲の良いクラスにも別れは来るもので、大掃除の
時間にはクラスで協力して作ってきた学級掲示などをはがす場面が。
大量の資源ゴミを運ぶ姿からも1年間の積み重ねと今年度の終わり
を感じます。
家庭科部の活動も本日が今年度最後のようで、その活動内容は裁縫
ではなく、なんとお菓子作り。マカロンとベイクドチーズケーキという
女子力の高いものを作っていました。5時間目終了後からのお菓子作り
というハードスケジュールですが、部員全員が協力しながら楽しそうに
活動をしていました。
言葉が響く2年生
2年生は体育の授業でジャンボリミッキーを踊っています。2月28日
の記事では「小学校低学年の表現種目でも取り入れられる」と、さも比較的
簡単に踊れますよというような表現をしていましたが、片足で小刻みに
跳ねる動きを連発するダンスは、ふくらはぎに大きな負担がかかるようで
一緒にダンスの練習をしていた2年生の担任からは筋肉痛になったとの
声も聞こえてくるほどです。しかし、ダンスの発表をする2年生は軽快に
跳ね回り、時にはアドリブのきいた大袈裟な動きまでしています。ダンス
を通して生徒達のバイタリティが伝わってくるようです。
また、本日実施した学年集会の最後には、担任達のサプライズジャンボリミッキー
が披露されました。「みんなで踊ろう」という呼びかけに、一部の男子生徒は
のってくれましたが、年頃ゆえの気恥ずかしさがあるのか、全体の参加率は
高くありませんでした。残念がる学年主任が「次はちゃんと踊ってください
いつ流れてくるかわかりませんよ」と、話を終わりにしようとした瞬間、
流れ出してくる「ジャンボリミッキー」。ムードメーカーの男子達はステージ
に上がって踊りだし、学年を盛り上げようと引っ張っていました。すると、
他の生徒達も少しづつ踊りだし、最後には全員が踊っているように見えました。
踊ってくださいと言われて数分後にすぐ実行できる2年生は立派です。
人助けの授業
家庭科の授業で、ポリ袋で作れる災害食を作る2年生。挑戦した
レシピは「ごはん」と「ツナとジャガイモの煮物」でした。ポリ袋
で米や根菜に火が通るのか?と疑問に思ってしまいそうですが、
完成した一品はどれもしっかりと火が通って柔らかそうで、給食前
の4時間目に調理実習をしたクラスもぺろりと平らげていました。
食事というものは、災害時であろうとも欠かすことのできないもの
なので、こういった知識を備えた2年生は、いざという時に周りの
人たちを助ける力を家庭科の授業で学べたのではないでしょうか。
雅なり
菜の花学級の生徒達は2日間かけてアイスボックスクッキーを
作っていました。1日目は生地の成型と冷蔵庫に入れるまでで
作業が終了。1日我慢することで、クッキーへの執着心もつのり
よりクッキーを美味しく感じることが出来そうですが、なんと
自分達の食べる分を授業でお世話になった教員達にもおすそ分け
していました。クッキーだけでなく、情報の授業で学んだ「コラボ
ノート」を活用して作った寄せ書きも一緒にプレゼントして
いました。
お菓子作りを終えた後は、音楽の授業で練習してきた「琴」で
「さくら」の演奏会を始めます。輝秋祭の時とは違い、頼れる
3年生が卒業した新メンバーでの演奏となりますが、来年度の
音楽活動への期待を感じさせてくれる1曲に仕上がっていました。
お菓子作りに琴の稽古と、物語に登場するお嬢様のような上品な
1日を過ごしていました。
るるぶは教科書
3年生が卒業して1週間が経とうとしており、なんだか寂しさを
覚える今日この頃。しかし、修学旅行に向けて準備をしている
2年生を見ていると、3年生も同じことをやっていたなと思いだし、
新たな最高学年が誕生しつつあることを実感します。
2年生達は京都の旅程を計画してパワーポイントにまとめようと
しており、ガイドブックやインターネットなど様々なツールを
使って京都を徹底調査しています。歩きなれた地元であれば移動
などに係る時間も予測がつきそうですが、今回調べるのは多くの
生徒達にとって未開の地であろう京都。情報だけで計画を立てる
のは難しそうですが、班員と協力しながら作業を進めていました。
実行委員の生徒達は既に放課後も残って修学旅行のために尽力を
しているようで、2年生が順調に学習を進めているのも実行委員
の生徒達のたゆまぬ努力の成果なのではないでしょうか?
みんなで成長
後期の修了式が段々と近づいてきている三中では、順調に授業も
終わりに近づいているようで、教科担任が熱く語ったり、授業の
1年間の感想を書いたり、1年間の学習を振り返っていたりと、
1年間の総まとめという雰囲気が感じられます。クラスとしての
反省もまとめており、長所だけでなく短所もたくさん上がっています。
残り1週間程度で学級は解体となりますが、各クラスで出た課題
を新たなクラスで共有することが出来れば、自ずと全クラスが
同じことに問題意識を持ち、一致団結した学年へと成長してくれる
のではないでしょうか。