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2022年4月の記事一覧

綺麗なフォーム

本校には「五箇条の御清掃」という、清掃に関するルールを定めた条文があります。

この条文のおかげか、生徒達の清掃に対する意識は非常に高く、15分間ある掃除

の時間を最初から最後まで集中して取り組んでいます。

意識だけでなく掃除の技術も相当なもので、校内を見回しても、雑巾を動かす手の

軌道が弧を描いている生徒は一人も見つかりません。雑巾を床のタイルに合わせ直角

に動かし、一切の拭き残しが無いよう気を付けていました。

1年生も既に前述した雑巾使いを身に付けていますが、中学校での掃除の仕方を学ぶ

ため、3年生に教えてもらいながら掃除を進めています。まだ授業で使用していない

美術室でも、自分たちで考えてしっかり清掃をする1年生に、3年生の助けも加われ

ば、あっという間に更なる掃除の達人へと成長するに違いありません。

出発前から目標達成?!

新学期が始まり、まだ1週間程度しか経過していませんが、3年生の

修学旅行への準備が本格化しています。

体育館での説明では、京都と奈良の名所はもちろんですが、ご当地グルメ

の紹介までしていました。1時間目からお腹がすいてきてしまいそうな内容

です。

京都と奈良の魅力を余すところなく紹介するプレゼンテーションに、3年生

達の修学旅行に対する期待も高まったのか、その後の3時間連続の調べ学習

でも、一切集中を切らすことはありませんでした。

プレゼンテーションの中にあった「最高学年としてふさわしい行動を!!」

というお願いは、既に守られているように見えました。

青田買い

1ヶ月ほど前には私服で登校していた1年生にとっては、制服からジャージに

着替えるだけでも慣れない作業であり、朝から大変な思いをしている生徒もいる

かもしれません。大きな環境の変化だけでなく、先ほど書いたような小さな変化

もあり、入学式で立派な姿を見せてくれた1年生といえど、少しの不安もない生徒

はいないのではないでしょうか?

本日、1年生が書いた「中学生でどんなことを頑張りたいか」という内容の作文でも

力強い決意だけでなく、不安もあるといった文章も見ることができました。しかし、

作文を書いている時間には、全てのクラスが一言もおしゃべりをすることなく原稿

用紙へと向き合っていました。この姿を見れば、今は不安があろうとも、それを乗り

超え成長してくれると確信がもてました。

放課後の部活動見学では、先輩たちのスーパープレイを目の前で確認していました。

「カッコいい!!自分もこうなりたい!!」という気持ちが生まれる反面、「ついて

いけるだろうか・・・」という不安も生まれてしまうのではないかと思うほどの練習

風景ですが、意識の高い1年生ならば恐れず挑戦するのではないでしょうか。

勿論、既に入部することを決心しているのか、1つの部活をずっと見ている生徒も

いました。野球部にいたっては、見学した生徒のクラスと名前まで控えており、有望

な人材を確保しようと既に行動を始めていました。

敗北は財産

先週の土曜日に、ソフトテニス部と野球部の春季大会がありました。

生徒達は日頃の練習の成果を発揮しようと、一つ一つのプレーに全力

を尽くしていました。

結果は、どちらの部も1回戦は勝利を収めましたが、残念ながら2回戦

で敗れてしまいました。しかし、1勝1敗という結果を前向きに考える

と、自分たちの長所と改善点、両方を分析できると言えます。

柏三中の生徒達であれば、今回の大会を糧として、3年生最後となる試

合までには更なる成長を遂げてくれるに違いありません。

数時間でわかる今までの積み重ね

街中で見かける桜は花びらが散ってきて少し寂しく見えますが、柏第三中の桜は

満開と言っても差支えの無いほど良好な状態を保っており、1年生の入学に合わ

せて咲いてくれたかのような錯覚すら覚えます。

和気あいあいとクラス名簿を確認している1年生からは、6年間という年月を共に

過ごしてきたであろう絆を感じ取ることができ、団結力については既に問題がない

のではないかと期待させてくれます。友達と談笑しながらも「30分には教室に入って

ください。」とのアナウンスが入ると、すぐに校舎へと歩き出す1年生。気持ちの

切り替えが早いことも出会って数分で伝わってきました。

登校後の数十分でも1年生の凄さを確認できましたが、入学式の最中には更に如実に

凄さが伝わってきます。クラス確認では盛り上がっていましたが、式場へ入場しよう

と整列する場面では一言の無駄話もしないメリハリのつけ方。練習はしていないはず

ですが、立派に呼名への返事や礼をする姿。3月に最高の卒業式を終えてから中学校

へと入学してきたことが容易に想像できました。

式の後半には、3年生による歓迎の言葉と、1年生による誓いの言葉が交わされます。

1年生の不安を消し、中学校生活への期待を膨らませてくれる3年生の言葉。最高学年

から一転して1番の年下となり、新しいことにチャレンジする機会が多くなるものの、

乗り越えて見せるという決意を感じさせてくれる1年生の言葉。どちらも職員が絶賛

していました。

この素晴らしい1年生が加わり、全校生徒が揃う来週の月曜日が今から楽しみです。

 

 

一段飛ばし

先生による、日常生活における注意点の説明から一日が始まる3年生。

朝の眠気も吹き飛ぶような真面目な話を真剣に聞く3年生の姿からは

誠実さが溢れ出ています。

その後の学級活動では委員会やクラス目標を決めていましたが、新しい

クラスが発足してから3日とは思えないほど団結して話し合いを進めている

ように見えました。

午後には、明日に控える入学式の準備。自分たちが式に出席することは叶い

ませんが、まだ見ぬ後輩たちのため、式場の作成は勿論、体育館周辺の掃除

まで、1年生の新たな門出が良いものとなるように影でサポートしていました。

2日前に話が合った「クラスとして学年に何ができるか」を1段飛ばしして、

早くも学年として学校に貢献をしていました。

色塗りで見せる中学生のすごさ

知名度の高いマスコットキャラクターに共通する特徴を考えてみると

「丸みがある・可愛らしい・小さい子どもでも書ける」といった要素があるように思います。

昨年度に引き続き、タブレットを使う際のカーソルをオリジナルキャラクターに変更しようとする

2年生の作品も上記の条件を満たしており、商品展開も夢ではなさそうなクオリティです。

デザインだけで言えば小さい子どもでも書けそうですが、生徒達のキャラクターへ色を塗る技術は

簡単には真似できないであろう領域へと熟達しています。

一本の色鉛筆だけで、ここまで立体感をかもしだす技術は見事という他ありません。

 

半日で確信する良い1年

新学期初日が始まり、体育館には新しい出会いや、再び同じクラスで過ごせる喜びに賑わう生徒たちの姿があります。

学級発表に心を躍らせつつも、学校長から「個人としてクラスに何ができるか。クラスとして学年に何ができるか。

学年として学校に何ができるか。学校として地域に何ができるか。」という、柏第三中学校が理想とする「自立と貢献」を体現した生徒を目指してほしいという話は真剣に聞いており、気持ちの切り替えの早さに驚かされます。

学級に入ると、技術室から教科書運び、早速クラスに貢献する生徒達。

午後登校という短い1日ではありましたが、初日から貢献の第一歩を踏み出したと言えます。

良いスタートを切った生徒たちが、これからどんな学校を創っていくのか、非常に楽しみです。