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当たり前?
1年生の理科担当の教員が、生徒の手から教科書を引っ張って
います。パット見ると教科書を無理やり奪い取ろうとしている
ように見えますが、これも「力のつり合い」を実感する立派な
実験でした。
「手と手で物を挟むと掴める」といったような当たり前に思える
現象がどういった理屈で成り立っているのかを考えるこの授業。
日頃から当然のように行っている動作でも、力の働きを考慮して
論理的に解説するとなると意外に難しいように思えます。しかし、
1年生は授業で得た知識から、力がつり合うには「力の大きさが
等しい・向きが反対方向・一直線上」という、力がつり合う3つの
条件をしっかりと推理していました。