ブログ

独創性の放棄

半年ほど前は、卒業制作などで自由な発想による木工工作に

取り組んでいたことが予想される1年生。同じ木工品を作る

授業をしていますが、中学校の授業は図画工作ではなく技術科

となっています。一切のオリジナリティを捨て去り、設計図

通りに材木に線を引いています。線を引き終わると、つなぎ

を着用した、まるで工場長のような雰囲気を醸し出す技術科

の教員へとチェックを受けに行く1年生。検査は非常に厳しい

ようで、設計図とは違う線が入っていると「これはなんですか?」

と突っ込みを受けてしまいます。

厳しい検査を潜り抜け、いざ切断作業に入ると、今度は綺麗に

直角に切れているかのチェックが入ります。手動で真っすぐ

切るのは至難の業ですが、難しいからこそ達成したときの感動

は大きいのか、「上手くいきました!!」と工場長に嬉しそうに

報告する姿がありました。