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未来は明るい
「私は、文学は言葉からイメージして独自の世界を広げる物だと
考えたので、帯の絵は最低限にとどめました。かわりに、読者に
問いかけるような言葉を入れ、物語に引き込ませる効果をつけました」
芥川龍之介が世界で一番好きな作家だという1年生が「蜘蛛の糸」
の帯(本に付ける帯です)を作った後に書いた工夫した点です。
本の帯を作るという今回の授業の真意を見事に読み取っているように
思います。帯のポイントを理解している1年生の作品たちは傑作
ぞろいで、物語のセリフを上手く引用したり、自分なりの作品の
キャッチフレーズを考えたりと、見ていて感心するばかりです。
蜘蛛の糸の紹介だけでなく「100年以上愛される」「芥川初の
児童文学」といったフレーズを入れ、芥川龍之介の宣伝をする商売
上手な帯も数多くありました。
偶然ですが、今週は3学年とも何らかの職業に活かされてくる
ような力を発揮している場面を見ることができ、生徒達が卒業後
も大活躍しているビジョンが浮かんできました。