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活動の様子(R04年度)

闘将去る

令和4年度もいよいよ本日が最後の一日となります。部活動に来ている

野球部・テニス部・女子バスケットボール部は、練習後の疲れが残って

いるにもかかわらず校内の掃除をしてくれました。校内に人が居なくとも

1週間もすればどこからともなく埃が湧いてきますが、生徒達のおかげで

気持ちよく新年度初日を迎えることが出来そうです。

また、転出する教員にとっては、柏三中の職員である最後の1日とも

なります。卒業生を3年間担任した学年主任が学校を去ろうとすると、

野球部で活動をしていた3年生が練習を抜け出してお別れを言いに来る

姿がありました。担任だけでなく、退職する女子バスケットボール部の

顧問にも別れのあいさつをしており、3年生野球部の義理堅く温かい人柄

がにじみ出ていました。

女子バスケットボール部顧問がいつも通りの調子で練習後の挨拶をすると、

どこからともなく「ジャンボリミッキー」の曲が流れてきます。それと

同時に、車の影に隠れていた保護者の方々が一斉にレンズを顧問に向けて

撮影を開始。突如としてお別れのダンス大会が始まり、最後には花束まで

贈呈されていました。部員と保護者の方々からのサプライズに、練習中は

厳しい顧問も満面の笑みを浮かべていました。サプライズのために身を

かがめて待機していただいた保護者の方々には感謝の言葉しかありません。

 

なお、青胴剣士は本日も武道場で稽古に励んでいました。

 

 

青胴剣士去る

卒業してから2週間以上が経過した3年生。中学校生活の中でも1番長い

春休みを満喫しているところかと思いますが、本日行われていたバスケ部

と剣道部の3年生を送る会を見ていると、ダラダラとした休みをおくっては

いないことがうかがいしれました。

バスケ部では、序盤は県大会に出場した2年生チームに得点差を付けられて

いましたが、徐々に調子を上げていき、夏の総体を思い起こさせてくれる

切れのあるプレーを連発していました。

3年生の男子部員は2人しかいない剣道部では、2人で何人もの後輩を相手

にする大立ち回りを見せてくれました。現役バリバリの後輩達を複数相手に

するのは骨が折れそうですが、一進一退の攻防を繰り広げていたのは流石

3年生としか言いようがありません。剣道部の3年生を送る会の最後には

1・2年生による「桃太郎のアレンジ劇」が3年生に向けて贈られていました。

朝練習の時間に準備を進めていた劇ですが、練習当初に比べると、舞台での

立ち位置・演出・テンポの良さ・等々、あらゆる点が改善されていました。

練習の時はセリフや動作から恥ずかしさが感じられましたが、本日の演技から

は微塵も感じ取ることはできませんでした。3年生からも最後の宿題と称した

応援メッセージが贈られていましたが、全50問程度のクロスワードクイズを

解かなければ読むことの出来ないという非常に凝ったもの。長い春休みで時間

があるとはいえ、部員達への愛がなければこれほどの超大作は作れるものでは

ありません。

また、どちらの会にも多くの保護者の方々が見守ってくださり、転出する顧問

に対しては、温かいメッセージのこもったプレゼントまでご用意してくださいました。

年度末のお忙しい時期にもかかわらず、格別のご高配を賜りありがとうございました。

(ちなみに、本日のタイトルは剣道部部長からのリクエストです)

 

 

 

ビッグマム去る

二人の顧問が転出してしまう吹奏楽部では、お別れ会が開かれていました。

会場である音楽室へと顧問を迎え入れる際には笑顔だった部員たちですが、

各部員に与えられた別れのあいさつの時間になると、一人また一人と涙を

流し出す部員たち。あいさつの最後に顧問が話し出した瞬間には、すすり泣く

声が一段と多くなっていました。良い演奏をするために日頃から心を合わせて

練習をしていると思われる吹奏楽部ですが、ここまで多くの部員が同じ涙を

流すほど同じ思いで練習をしてきたことには驚かされました。

約1時間半に渡る別れのあいさつのあいだ泣き続けていた吹奏楽部ですが

その直後には顧問が指揮をとる最後の演奏が待っています。体育祭・輝秋祭

スプリングコンサート等々、1年間の思い出がよみがえりそうな選曲の数々

思わず泣いてしまい演奏に集中できないのではと思いましたが、そこは演奏

の専門家である吹奏楽部。最後の最後に顧問を安心させるレベルの演奏を

していました。

別れのあいさつの際には「部活が辛かった時もある」という言葉も聞こえて

きましたが、最後には感謝の涙で終わった吹奏楽の生徒達。どんな経験にも

感謝の気持ちを持つことの出来る吹奏楽部の生徒達であれば、来年度には

更なる躍進を遂げているに違いありません。

(保護者用ページの吹奏楽部のページを更新しました)

長いようであっという間な1年間が終了し、生徒達には通知表が

手渡されています。通知表を渡す際には、担任からの賞賛の言葉は

勿論ですが、生徒達の口から1年間の反省や成長、来年度の目標と

いった、しっかりと毎日を過ごしていなければ出てこないような

言葉まで聞こえてきました。通知表を貰い終わった2年生は、

生徒から先生へ向けた通知表を書いています。短くあっさりとした

文章ながらも「来年度も担任をしてください」とも受け取れるメッセージ

や、そのクラスの生徒でなければ気付かないような担任の癖を

見抜いたという1年間の積み重ねを感じるメッセージが書かれて

いました。

 また、残念ながら転校をしてしまうクラスメートがいる学級では、

黒板に1年間の思い出の写真を張り付けて装飾した教室で寄せ書き

を渡していました。生徒だけでなく、人事異動となる教員も本日

が学級で過ごすことのできる最後の1日。生徒達にとっては突然

別れを告げられた形となりましたが、最後の時間を惜しむように

楽しんでいたと思います。休みの日まで一緒に過ごしていた部活動

の顧問が異動する生徒達にいたっては、正門前で見送る顧問と話し

ながら涙を流していました。厳しい言葉も掛けられたはずですが、

感謝や寂しさや不安といった色々な感情から流れてくるであろう涙

からは、顧問と部員にしか分からない信頼関係があるように思えて

なりません。

 

ハレの日

修了式前日となり、授業も大方終了しているようで、ちょっとした

レクで楽しんでいる風景を見ることが出来ます。1年5組では担任

の好きなものを当てるクイズ大会を開いており、どの班も大量に得点

を稼いでいる様子からは、1年間の積み重ねを感じます。

しかし、どんなに仲の良いクラスにも別れは来るもので、大掃除の

時間にはクラスで協力して作ってきた学級掲示などをはがす場面が。

大量の資源ゴミを運ぶ姿からも1年間の積み重ねと今年度の終わり

を感じます。

家庭科部の活動も本日が今年度最後のようで、その活動内容は裁縫

ではなく、なんとお菓子作り。マカロンとベイクドチーズケーキという

女子力の高いものを作っていました。5時間目終了後からのお菓子作り

というハードスケジュールですが、部員全員が協力しながら楽しそうに

活動をしていました。

 

 

 

言葉が響く2年生

2年生は体育の授業でジャンボリミッキーを踊っています。2月28日

の記事では「小学校低学年の表現種目でも取り入れられる」と、さも比較的

簡単に踊れますよというような表現をしていましたが、片足で小刻みに

跳ねる動きを連発するダンスは、ふくらはぎに大きな負担がかかるようで

一緒にダンスの練習をしていた2年生の担任からは筋肉痛になったとの

声も聞こえてくるほどです。しかし、ダンスの発表をする2年生は軽快に

跳ね回り、時にはアドリブのきいた大袈裟な動きまでしています。ダンス

を通して生徒達のバイタリティが伝わってくるようです。

また、本日実施した学年集会の最後には、担任達のサプライズジャンボリミッキー

が披露されました。「みんなで踊ろう」という呼びかけに、一部の男子生徒は

のってくれましたが、年頃ゆえの気恥ずかしさがあるのか、全体の参加率は

高くありませんでした。残念がる学年主任が「次はちゃんと踊ってください

いつ流れてくるかわかりませんよ」と、話を終わりにしようとした瞬間、

流れ出してくる「ジャンボリミッキー」。ムードメーカーの男子達はステージ

に上がって踊りだし、学年を盛り上げようと引っ張っていました。すると、

他の生徒達も少しづつ踊りだし、最後には全員が踊っているように見えました。

踊ってくださいと言われて数分後にすぐ実行できる2年生は立派です。

 

人助けの授業

家庭科の授業で、ポリ袋で作れる災害食を作る2年生。挑戦した

レシピは「ごはん」と「ツナとジャガイモの煮物」でした。ポリ袋

で米や根菜に火が通るのか?と疑問に思ってしまいそうですが、

完成した一品はどれもしっかりと火が通って柔らかそうで、給食前

の4時間目に調理実習をしたクラスもぺろりと平らげていました。

食事というものは、災害時であろうとも欠かすことのできないもの

なので、こういった知識を備えた2年生は、いざという時に周りの

人たちを助ける力を家庭科の授業で学べたのではないでしょうか。

雅なり

菜の花学級の生徒達は2日間かけてアイスボックスクッキーを

作っていました。1日目は生地の成型と冷蔵庫に入れるまでで

作業が終了。1日我慢することで、クッキーへの執着心もつのり

よりクッキーを美味しく感じることが出来そうですが、なんと

自分達の食べる分を授業でお世話になった教員達にもおすそ分け

していました。クッキーだけでなく、情報の授業で学んだ「コラボ

ノート」を活用して作った寄せ書きも一緒にプレゼントして

いました。

お菓子作りを終えた後は、音楽の授業で練習してきた「琴」で

「さくら」の演奏会を始めます。輝秋祭の時とは違い、頼れる

3年生が卒業した新メンバーでの演奏となりますが、来年度の

音楽活動への期待を感じさせてくれる1曲に仕上がっていました。

お菓子作りに琴の稽古と、物語に登場するお嬢様のような上品な

1日を過ごしていました。

るるぶは教科書

3年生が卒業して1週間が経とうとしており、なんだか寂しさを

覚える今日この頃。しかし、修学旅行に向けて準備をしている

2年生を見ていると、3年生も同じことをやっていたなと思いだし、

新たな最高学年が誕生しつつあることを実感します。

2年生達は京都の旅程を計画してパワーポイントにまとめようと

しており、ガイドブックやインターネットなど様々なツールを

使って京都を徹底調査しています。歩きなれた地元であれば移動

などに係る時間も予測がつきそうですが、今回調べるのは多くの

生徒達にとって未開の地であろう京都。情報だけで計画を立てる

のは難しそうですが、班員と協力しながら作業を進めていました。

実行委員の生徒達は既に放課後も残って修学旅行のために尽力を

しているようで、2年生が順調に学習を進めているのも実行委員

の生徒達のたゆまぬ努力の成果なのではないでしょうか?

みんなで成長

後期の修了式が段々と近づいてきている三中では、順調に授業も

終わりに近づいているようで、教科担任が熱く語ったり、授業の

1年間の感想を書いたり、1年間の学習を振り返っていたりと、

1年間の総まとめという雰囲気が感じられます。クラスとしての

反省もまとめており、長所だけでなく短所もたくさん上がっています。

残り1週間程度で学級は解体となりますが、各クラスで出た課題

を新たなクラスで共有することが出来れば、自ずと全クラスが

同じことに問題意識を持ち、一致団結した学年へと成長してくれる

のではないでしょうか。

 

スリルと楽しさの融合

昨年に自転車保険への加入が義務化されたり、4月からは自転車に乗って

いる時のヘルメット着用に努力義務が課されたりと、自転車を軽車両として

強く印象付けるルールが増えているように思います。

本日は、生徒達にとっても他人事ではない自転車や交通ルールの勉強のため、

スーパードライバーズ所属のスタントマンの方々による「スケアードストレイト」

を実施しました。最初のスタントは、時速30㎞で自転車に突っ込むという

もので、車にぶつかった自転車の後輪は見事にひしゃげており、いきなり

インパクトの強い映像が飛び出してきました。その後は、実際に人が運転する

自転車が車やバイクと衝突するスタントがいくつも登場し、自転車に乗る機会

のある生徒達にとっては他人事の一言では済まなかったのではないでしょうか?

生徒達をヒヤリとさせるほど危険なスタントをしながらも、事故を起こした数分

後にはコミカルな喋りや動作を交えながらスタントを再開するスタントマンの方々。

そのタフな姿に、事故の恐怖を感じつつも楽しくもある不思議な感覚を覚えさせられ

ました。生徒達もスケアードストレイトの世界にすっかりと引き込まれたようで

事故を再現したスタントの中にあった交通ルール違反を挙げる場面では、見事な

までの洞察力を発揮していました。

 生徒達のために、文字通り体を張った講演をしてくださりありがとうございました。

 

解ってくれる人はいる

「表彰される」というと、何かの大会で上位に食い込むことが必要と

されるイメージがありますが、最近の放送委員会が行っている、クラス

の輝いている人を表彰する「きらびと表彰」では、明確な数字や結果

など関係なしにクラスメートが認めた頑張り屋さんを紹介しています。

やるべきことをしっかりとやっていれば、どんなことでも認めてくれる

温かいクラスが多いことがこの放送から伝わってきます。

みんな良かった

 階段を昇る・返事をする・礼をする・卒業証書を受け取る・階段を下りる

卒業証書授与の一連の流れです。事前に動きに関してのポイントは教えられ

ている生徒達ですが、表情・姿勢・声の大きさ・動く速さなどが少しづつ違い

各々の個性が現れているように見えました。学区と言う区切りで集まった

生徒達なので、色々な個性を持つ子どもがいるのは当然のことかと思います。

そんな、個性がバラバラな生徒達が歌った卒業の歌「絆」「仰げば尊し」は

卒業生たちの心が一つになっているとしか表現できない素晴らしいハーモニー

を奏でていました。学校に来る意義の中には、社会性の習得があるように

思いますが、生徒達の歌声を聞いていると、義務教育の9年間でしっかりと

そういった力を習得していると確信が持てました。これから別々の道を歩ん

でいく卒業生が、新たな仲間とも心を通わして生活を送っていくはずだと、

安心させてくれる卒業式となりました。

これから3中を引っ張っていく現2年生も同じく立派な姿をしていました。

 自分達の出番である送辞の時は勿論ですが、卒業生の姿を見守る時間にも

しっかりとした姿勢で卒業式に臨んでいたと思います。

式の後には3年生と直接話す機会の無かった2年生ですが、部活動という

繫がりがある中学校では、卒業後も部活動によっては3年生と過ごす機会

があるようです。明日にOB戦を控えるサッカー部では、打倒3年生を目指し

1年生も再登校して練習しています。スプリングコンサートを開催予定の

吹奏楽部では、練習の合間に入る顧問の細かい指示を楽譜にしっかりとメモ

に残してより良い演奏を目指していました。憧れの先輩達にカッコいい姿

を見せることが、部活動で繫がる先輩後輩達にとっては最高の激励になる

のではないでしょうか?

 

無償の愛

本日の朝、3年生を出迎えたのは家庭科部が作った「3年生卒業

おめでとう」のメッセージでした。3年3組では、元コンピュータ部

の副部長が部活動で培った技術を活かして編集した「クラスの思い出

をまとめた動画」を視聴して盛り上がっています。他学年が一緒の

クラスで生活する菜の花学級では、3年生と過ごす残り少ない時間

を楽しんでおり、卒業生から後輩へと応援メッセージを贈っています。

 生徒の持つ力が多くの仲間達を笑顔にさせるという、なんとも素敵

な光景が校内の色々なところで見ることが出来ました。どの作品も

一朝一夕には完成しない素晴らしいものばかりで、生徒達が誰かを

喜ばすために陰ながら努力していたことが伝わってきます。

 明日の卒業式に出席することは叶わない1年生も、午後の式場準備

の時間には普段は掃除しないような場所までピカピカにしていました。

教室装飾の係の生徒は、3年生のクラスメートに向けたメッセージ

が書かれた黒板を「本当に消していいんですか?!」と不安になり

ながらも綺麗に飾り付けていました。受付で一瞬目を通すだけの受付

名簿にまで、どうすれば華やかになるか真剣に考え、生徒達が装飾を

施しています。

在校生たちの真心がこもった会場が完成し、後は3年生が立派な姿を

披露してくれるのを待つだけの状態となりました。

楽しそうな1年生

フィンランドについてグループで紹介する1年生の英語の授業

ではパワーポイントや小道具を使ってスピーチに花を添えています。

スピーチの途中には、英語で話している以外の発表者達がおも

むろに机の下へと隠れだし、見るからに「何かが来る」と予感

は出来るのですが、ムーミンのお面を付けておどける姿を目の

当たりにすると思わず笑ってしまうようでした。全員が同じ国

を調べていたので、何が出てくるかの予想はつくにもかかわらず

ここまで盛り上がるのもクラスの雰囲気が良い証拠かと思います。

熟語の構成について考える国語の授業でも、班員のメンバーで

仲良く協力しながら問題を解いていました。解き終わると、我先に

と手を挙げて問題を解き終えたことをアピールする生徒達。

手を挙げた順番を追いきれない教科担任が順番を尋ねると、公平

なセルフジャッジで順番を申告していました。何気ない授業の1コマ

全力かつ真摯な態度で臨む1年生でした

 

気持ちは解る

吹奏楽部の生徒が活動している様子を撮影している際、撮影

されていると気づいた生徒が真っ先にした行動は「マスクを

付ける」ことでした。コロナウイルスが発症してからの3年間

で、マスクをつけることが当たり前となってしまったのを感じ

た瞬間でした。ある種、勇気のいる行動となりつつある素顔を

見せるという行為ですが、卒業式練習をする3年生の中には、

マスクを外して呼名の返事をしている姿がありました。席に

ついている時にはいつの間にかマスクを付けており、メリハリ

の付いたマスクの着脱をしていました。

卒業式練習に参加しだした2年生は、教室で椅子のネジをしっかり

と締めています。卒業式と椅子のネジを締めることに何か関係が

あるのかと思ってしまいますが、式の最中にギシギシと音が鳴らない

ようにする配慮のようです。練習の最中には卒業生起立の声で

うっかり席を立つ姿が見られましたが、 これだけ細かい気配り

が出来る2年生ならば、本番までに簡単に修正してくれることと

思います。

疑惑の芸術?②

凄すぎて本当にルールを守って作っているのか確認できない芸術

シリーズ第2弾は「1年生が作った迷路」です。(第1弾は2月

3日の記事です

迷路としての難しさを保ちつつ、美しい模様や物をかたどるには

一体どれだけの想像力と計画性が必要とされるのでしょうか?

完成させるだけでも難易度の高そうな作品ですが、生徒達は見事

に2つの要素を併せ持つ芸術を生み出していました。

 これだけ高難易度の作品が揃っていると「スタートからゴールまで

繋がっているか確認されないのでは?」という邪念が頭をよぎり

ルールを破ってしまうかもしれません。何個かの作品を確認した

ところ、しっかりと繫がっており、生徒達の人間性も感じる芸術

となっていました。

 

平和が一番

鎌倉時代を勉強する1年生では、当時の民衆や戦いで活躍した

武士の心情を想像して鎌倉時代に栄えた文化について意見を述べ

ています。時代が進んだ2年生では、明治時代について勉強をして

おり、学制・徴兵令・地租改正の3大改革「富国強兵」について

自分なら3大改革のどれを重要視するかを考えていました。

1年生の頃から「~の乱」「~戦争」といった、戦争の歴史的

背景を学習していると、防衛力としての兵力の必要性について

考える生徒もいるかもしれません。しかし、数名の「どれを重要視

するか」の回答が書かれたプリントを見ると、全員が学制と書いて

いました。

3中の生徒達が大人になり世界に進出する時が来れば、世界から

争いが無くなっているかもしれません。

 

お客様意識ゼロ

本日はいよいよ3年生を送る会当日です。主役の3年生は、さぞかし

優雅な1日を過ごすかと想像しそうですが、3・4時間目はボランティア

で学校の掃除をしていました。

日頃誰も掃除することの無い側溝の土をかき集めたり、校庭の隅の

雑草を刈ったりと、作業内容は送る会の主賓がやるとは思えないほど

泥臭いものばかり。体育倉庫の掃除をする生徒達は、倉庫の中の荷物

を全て外に出していましたが、並べられた器具の量を見ていると、送る会

までに片付けが終わるのか不安になります。しかし、箒で掃かれて宙に

舞う石灰が髪にかかろうとも気にも留めないほどの集中力で、しっかりと

時間内に作業を完了させていました。3年間使うことの無かったプール

まで掃除をしており、使っていないものまで綺麗にしていく3年生の

心意気には感謝の言葉しかありませんでした。

(送る会の様子の一部を保護者用ページにアップしています)

成すべきことを成す生徒達

明日の3年生を送る会の成功を目指す生徒達は放課後の体育館で

送る会のリハーサルをしています。進行を取り仕切る生徒会総務部

は当然のこと、会場を装飾する美術部や動画を提供するコンピューター

部、放送機器を担当する放送委員会もリハーサルに参加しており、

学年での発表以外でも会の運営に貢献している生徒が大勢います。

 送る会のメインである各学年の発表準備も、色々な係に分かれて

いますが、各々の担当場所でより良いものを目指して奮闘しています。

ピアノ練習をする生徒は、カメラを向けると顔をそっぽに向けますが

鍵盤を弾く指は一切鈍ることがありません。完璧に集中せずとも弾ける

レベルまで演奏が身に付いていることがよくわかります。

 学年委員の3年生も2日連続で放課後まで残り、後輩達へと送る言葉

を猛練習。国語科の教員に合格を貰うレベルまでスピーチの質を高めて

いました。明日は1・2年生だけでなく、3年生もバッチリと決めて

くれそうです。

自己分析

柏三中の体育祭では表現種目がなく、生徒達が保護者の方々に全身を使った

表現を披露する機会がありませんが、1年生の女子は体育の授業でダンスを

踊り表現力を磨いています。

練習中は動画を見ながら踊ることの繰り返しで、キレキレのダンスを踊る動画

の人物に着々と動きを合わせていきます。小学校では担任の先生達の動きを真似

し、細かいアドバイスを受けていたことかと思われますが、授業中の生徒達の

様子を見ると、自分達の修正点を自分達で発見しているように見えました。

小学校低学年の表現種目でも取り入れられる「ジャンボリミッキー」を踊る

グループの生徒達は既に息ぴったりな動きをしており、保護者の方々が見たら

わが子の成長を実感することになるのではないでしょうか?

ハートを磨くっきゃない

2月16日にも書いた通り、全ての教科の授業を修了して

しまった3年生は、総合的な学習として「赤ちゃん学」の

動画を視聴して心を磨いています。赤ちゃんを育てる上での

注意点が盛りだくさんだった今回の講座。義務教育の終了

という1つの区切りとして、家族との関係を振り返ることの

多い今の時期に、記憶の無い赤ちゃん時代の親の姿を想像

する良いヒントとなったのではないでしょうか。

行事のサンドイッチ

公立受験が終わり、ようやく肩の荷が少し降りたかと思われる

3年生ですが、既に卒業式まで残り2週間。ほっと一息つく間

もなく練習を開始しています。同時進行で、後輩達へと最後の

メッセージを残すために3年生を送る会の練習もしており、

送られる側ですが入念な準備をしているようです。式での指揮者

や伴奏者にいたっては、昼休みに自主練習までしていました。

美しい旋律を流暢に奏でる様子は、少し前まで受験勉強をして

いたのが信じられないほどです。

更には学年レクも計画しているようで、本当に残り2週間で

全てを消化しきれるのかというほど色々と準備をしているよう

でした。学校行事に受験の結果発表と、3年生にとっては激動の

2週間になりそうです。

 

断る勇気

ビールのCMで使ってはいけない表現をご存じですか?

答えは「ゴクッゴクッ」と液体が喉を通る音を過剰に

表現することらしいです。学校の授業とは全く関係ない

ような話に思いますが、体の健康について考える2年生

の保健体育の授業で実際に出てきた話です。大人の階段

を昇る生徒達の中には、段々とお酒についても興味を持って

くる子もいることが想像できますが、飲酒を誘われた際に

どうやって断るかを考える時間には、あらゆる手法で好奇心

の誘惑を断ち切っていました。

その中で出て来た言葉に「断る勇気」というものがありました。

大人よりも同調圧力が強そうなイメージのある学生だと、自分

は飲みたくなくても周りに流されて飲酒をしてしまうという

ケースもあるかもしれません。 思いがけず飲酒をする機会に

遭遇してしまった場合にはまさにこれしか選択肢はないように

思えてしまいます。詩的な雰囲気を醸しつつ的確な回答を出せる

生徒達であれば、あらゆる事態に遭遇しても良い選択を選ぶ

ことが出来そうです。

時の流れは早い

1年生が次年度の林間学校に向けて色々な事を調べてパワー

ポイントにまとめています。今年度の4月21日の記事では

今の2年生が同じように林間学校について調べ学習をしている

ことを紹介しており、なんだか懐かしく感じるのと同時に、少し

前に入学してきた1年生もいつの間にか立派な2年生へと成長

しつつあると実感させられます。

授業でも何度かパワーポイントを活用しているためか、生徒達

は高品質な作品をあっという間に作っているように見えました。

発表の時間は名プレゼンテーションの雨嵐となる予感がします。

 

 

 

オールアウト

先週までテスト期間で部活動をしていなかった陸上部の生徒達

ですが、テスト明け3日程度で傍から見ると動きが戻っている

ように見えます。

お得意のボール練習に加え、重い縄跳び・ハードル運動・シャフト

を使った筋トレと、全身運動のオンパレードで筋肉を追い込んで

いました。

ここまで満遍なく鍛えている陸上部員ならば、他の部活動でも

活躍できてしまうのではと思えてきます。

保護者用ページの陸上部のページを更新しました。

 

肝っ玉

3年生は月曜日が臨時休業のため、本日が入試前最後の登校

となります。体育館では志望校ごとに分かれて最後の確認を

していました。生徒達の様子はというと、笑いながら学校まで

の経路を確認するなど、穏やかなように見えます。昼休みも

普段通りにサッカーを楽しんでいました。何気ないことのように

思えますが、受験本番4日前でも普段と変わらぬ行動を貫くのは

簡単なことでは無いように思います。更には、帰りの会の後に

控える委員会活動の打ち合わせをする姿まで見ることが出来

ました。用意周到な3年生なので、委員会の時間には落ち着いて

自分達の学年の意見を発表。後輩達の前でも、いつも通りの

頼れる3年生でした。受験前最後に見る3年生の姿がここまで

普段通りであれば、職員も先輩を応援する生徒達も安心した

のではないでしょうか?

 

 

 

皆伝

本日も授業を進める3年生では、最後の授業となる教科が出てきています。

受験を目前にして、授業に関して言えば新しく学ぶ物は何も無くなった生徒達

は、正に義務教育の集大成を迎えた状態で勝負に挑もうとしています。

黒板に向かう姿よりも、問題集の再確認・小論文の点検・面接の練習と、各々

の弱点を克服して合格へと近づく努力をする姿の方が増えてきたような気がします。

残り少ない準備時間ではありますが、3年生の生徒達は自分の課題を自分で発見し、

学習指導要領に定められた以上の物を身に付けて受験へと臨んでくれるのでは

ないでしょうか?

 

頑張れの嵐

いよいよ学年末テストを明日に控える1年生ですが、更なる

大一番である公立受験を来週に控える3年生のために「公立

受検お守り手帳」をプレゼントしていました。受験上の注意点

と1年生からの応援メッセージがコンパクトにまとめられた

お守りは、実用性を持たせつつ真心も伝わってくる珠玉の1品です。

1年生から3年生へと手渡しされるときは、教室から歓声が

上がっていました。

渡されたのが帰りの会の途中だったため、担任からの話など

もある時間帯でしたが、中身を確認したくなる気持ちを抑える

ことが出来ず、ついつい視線をお守りへと落とす3年生も

いました。3年生の視線を見事に奪った1年生のプレゼントは

大成功と言えるのではないでしょうか。

 

君たちはどうするか?

小論文の練習をしていた3年生ですが、進路が決定している生徒は

「まだ進路が決定していないクラスメートにどのように接するか」

というお題で文を考えていました。

その答えの1つか、進路が決定した生徒達は卒業アルバムの制作を

しています。本日も、他の生徒が下校後も学校に残りアルバムの構成

を考えていました。既に〆切が近づいているため、かなりのスピード

で仕事を進める必要があるようで、受験が終わってはいても、のんびり

とはしていられない様子です。

 仲間達のためにと、自分ができる事に取り組む3年生がどのような

アルバムを作るのか楽しみですね。

ダイナモ

最近の体育の授業では長距離走を実施しています。冬季トレーニング

に参加している生徒では、朝練習・体育・放課後練習と日に三度は

長い距離を走っているかもしれません。若いとはいえ、そこまで走れる

生徒達は「凄い!!」としか表現のしようがありません。また、がむしゃら

に走るだけでなく、エクセルのペース換算表を活用して目標タイムに

近づくためのペース配分を計算するなど、頭も使って走っています。

そんな、走りの修羅がひしめく柏三中の中でもトップに君臨するであろう

特設女子駅伝部のメンバーが、2月11日に千葉県中学校新人駅伝大会に

出場し、66校中14位という好成績を収めました。スタートの写真を見れば

わかる通り、パッと見て何校が出場しているのか判断できないほどの大舞台

ですが、生徒達は雰囲気にのまれることなく実力を発揮していました。

日頃から己の限界に挑み続けている努力のたまものだと思います。

 

 

寒さを凌駕する精神力

朝から粉雪がチラついていますが、駅伝の県大会を明日に控える

女子生徒は校庭を走って最終調整をしています。雪を嫌がるどころか、

降りしきる雪に自分から積極的に当たろうとしているようにさえ

見えました。いつも半袖で登校してくる1年生の男子生徒は本日

も半袖で登校。校内服での登校を許可したことで、長ズボンの制服

ではなく半ズボンの体操着で登校してきており、こちらの心配を

よそに普段よりも薄着となっています。環境に負けないという

強い決意や男の意地のようなものをひしひしと感じてしまいました。

北海道について学ぶ2年生の社会科では、雪を売りにした観光業など

が登場してきて、自然と授業も盛り上がっているように見えます。

「クリームシチューの具材から北海道地方の農業を見てみよう」

という学習テーマは面白いだけでなく、北海道の農産物を忘れても

クリームシチューの具材を思い出せば正解を導ける画期的なものの

ように思います。それに加えて、ホワイトルーは小麦粉を使って

作るという家庭科の知識まで教えていました。調理実習の機会が

減ってしまった年代と言える2年生には一挙両得な内容ではない

でしょうか。

貴公子総選挙

日本最古の物語と呼ばれる「竹取物語」を勉強する1年生。

最古と言えども、恋という感情は現代社会とそこまで変わ

らないのか、かぐや姫に情熱的なアプローチをする5人の

貴公子が登場します。1年生では登場した貴公子の誰に1番

好感を持ったか投票していました。

エントリーナンバー①

天竺に行ったふりをして山寺にあった鉢を「仏の御石の鉢」

だと言い張った「石作の皇子」

エントリナンバー②

 依頼の品である「蓬莱の玉の枝」の贋作を職人に作らせ、

架空の冒険談を語った「庫持の皇子」

エントリーナンバー③

金の力で難題を解決しようとしたあげく、偽物の「火ねずみ

の皮衣」を買ってしまった「阿部御主人」

 エントリーナンバー④

家来に「竜の首の玉」を取ってくるように命じ、旅の準備

資金を預けたものの、ことごとく裏切られ財産を持ち逃げ

された挙句、自分で海に突撃して死にかけた「大伴御行」

 エントリーナンバー⑤

「燕の子安貝」とフンを勘違いして掴んだ「石上麿足」

 

 どの貴公子もあまりいいところはないように思えますが、

栄えある人気ナンバーワンに輝いたのはエントリーナンバー

5番の「石上麿足」でした。

自分で行動したことと、宝物とフンを勘違いしてしまった

茶目っ気が票を集めた要因かと思われます。

恋バナに興味津々な年代の生徒達は、授業が終わっても

貴公子たちに感じた魅力について語り合っていました。

教科書の題材というイメージが強い古文ですが、この

ような観点で見ると、なんだか面白く見えてきます。

なんか温かい

2年生は3年生を送る会でよほど壮大な発表をするのか

1年生が全体練習を進める間も色々な道具の作成をして

いました。そんな2年生もついに準備が完了したのか、

体育館での練習へとステップアップしていました。

2年生全体の頑張りもありますが、放課後には美術部

の生徒が大道具の細かい仕上げをしており、日頃から

鍛えている芸術センスを活かして学年全体の計画進行

に大きく貢献していました。

さらに驚くことに、目前の行事の準備だけでなく、卒業式

に向けて桜の花に色を塗る作業までしています。カラー印刷

すれば綺麗な色をした花びらを大量生産できる時代ですが、

一つ一つの花びらに色の濃淡をしっかりと表現して丁寧に

作り上げています。会場の何気ない装飾の一つでしょうが、

美術部の生徒達が時間をかけて用意した装飾品だと考えると

なんだか式場全体に真心が充満しているように思えてきます。

保護者用ページの美術部のページを更新しました。

春よ来い

朝夕の冷え込みが少し和らいできたように感じる今日この頃。

花壇からは、菜の花学級の生徒が植えたチューリップの芽が

出てきており、視覚でも春が近づいていることを感じます。

とはいえ、早朝は、まだまだ寒さを感じる気温なのですが、

生活委員会の生徒と保護者の方々は寒さに負けない明るい

あいさつを「おはよう3days」で見せてくれました。

あいさつ運動のみならず、9時30分頃からは、PTAの花壇

ボランティアとして花の苗を定植してくださいました。

卒業式・入学式と、式典が続く季節が目前に迫っていますが

おかげさまで生徒達の花道が色鮮やかに彩られることとなり

そうです。寒い中ご協力いただきありがとうございました。

 

令和のレオナルドダヴィンチ

新入生学校見学会でもプログラミング発表会をしていた

コンピューター部ですが、部員数が多いことに加え、説明

するのに時間がかかる超大作の連続ということもあり、

本日も引き続き発表会をしています。

プログラミングの説明画面では、小学生でも見覚えのある

であろう、あの猫が出てきていますが、組んでいるプログ

ラミングは小学校の授業では出てこないように感じるほど

複雑です。ある生徒の発表では「ラングトンのアリという

二次元のチューリングマシンと言われるプログラムを作成

しました」という言葉が出てきます。難しい単語の連続に

説明開始数秒で置き去りにされてしまいました。

ゲームを作成した生徒の中には、映画のポスターを思わせる

タイトル画面を作ったり、作中の音楽を自作したりと、

プログラミング以外の才能も発揮していました。

 保護者用ページのコンピューター部のページを更新しました

 

疑惑の芸術?

2年生が作った一筆書きアートが職員玄関前に飾られています。

複雑に線が入り乱れた作品は、一筆書きで書きましたと説明され

なければ普通の絵に見えてしまいます。普通の絵に見えてしまう

ので、本当に一筆で書いたのか確認したい気持ちが湧くのですが、

膨大な書き込み量の作品を前にすると、確認作業に時間がかかる

ことが一瞬が分るため、その気持ちが一気に消え去ります。

作品全体の構成がしっかり出来ていなければ作れないことは明白

なので、シンプルに見える作品でも筆を動かす前に相当計画を

練っていたのではないでしょうか?2年生の芸術センスと思考力

が光る作品でした。

 

お待ちしています

本日は、来年度の新一年生が柏三中を見学しに来ました。

全体説明会では、学校の代表である生徒会総務部の生徒達

が柏三中のあらゆることを説明していました。昼休み中の

リハーサルでは、制服を披露する時のポーズで笑っていま

したが、本番には浮ついた様子は一切なし!!ファッション

モデルばりにカッコイイ表情でポージングを決めていました。

夏服の紹介で半袖になる生徒も、寒そうなそぶりを見せる事

なくモデルとしての仕事を全うしていました。その後の校内

案内でも、にこやかな表情で新一年生を案内しており、早く

も優しそうな最高学年の片鱗を見せてくれました。

主に部活動の様子を見る校内見学では、コンピューター部は

プログラミング発表会をし、吹奏楽部は輝秋祭で発表した曲

の演奏と、ここぞとばかりに見応えバッチリな活動をして

いました。インパクトのある活動風景で新一年生の心を鷲掴み

したかと思いましたが、感想を聞くと「サッカー部に入ると

決めている」との返答。既に固い決意を持っている新一年生

もいるようでした。中学校生活を見据えている新一年生達が、

卒業式を経て更に成長して入学してくるのが今から楽しみです。

 

なんでだろう?

「エーミール」「ヤママユガ」「そうか君はそういうやつなんだな」

物語のタイトルを覚えていなくとも、このキーワードは覚えている

という方は多いのではないでしょうか?

明るい物語ではないですが、深く印象に残る魅力のある作品「少年の

日の思い出」を学習する1年生は、ヤママユガの標本を盗んだ主人公

が物語の最後、大切にしていた蝶の標本を自らの手で潰してしまった

時の心情を考えていました。窃盗に手を染めてしまった以上、主人公

に非があるのは覆しようがないですが、生徒達は主人公の自業自得と

一言で断罪することなく主人公の心情に心を寄せていました。

 自分への罰・やり場のない怒り・気持ちが折れた・等々あらゆる意見

が上がり、国語科の教員も「こういう発想もあるのか」と感心してい

ました。

人の心を完璧に理解することは出来ませんが、理解しようと頭をひねる

生徒達は思いやりの塊だと思いました。

受験戦士たちの休息

クレジットカードの番号さえ解ってしまえば、小学生ですら

スマートフォンから数十万円の買い物を出来てしまう現代社会。

生活の営みに係る見方・考え方を働かせることが目的の家庭科

の授業では、そういったお金の使い方に関することも勉強して

います。

3年生では、学習の振り返りとして青森県八戸市が作成した

「消費生活すごろく」を楽しんでいました。(消費生活すごろく

で検索すると実際の物が出てきます)マス目の三分の二はお金

を払うという厳しめなすごろくは、まるで人生の縮図のように

思えます。次々と襲い掛かる100万円単位の出費により、一文

無しとなってしまっている生徒もいるように見えました。

すごろくでタップリと騙された生徒達であれば、現実世界では

財布のひもが固くなったのではないでしょうか。

オールマイティ

日々新たな芸術作品の創作に取り組む菜の花学級。

少し前までは、朝日が差し込む時間帯に幻想的な

姿を見せてくれる、自然現象と一体化した芸術作品

が職員玄関の前に飾られていました。最近では石

を削る作品も作っており、手がけるアートは素材

を選ぶことがありません。

そんな菜の花学級のアートの一部が「花と太陽と

希望の作品展」というホームページで見ることが

出来ます。生徒達も学校で閲覧していましたが、

他校の生徒達の作品も見ることが出来るため、自分

達が手掛けたことの無い作品を見て盛り上がって

いました。

あらゆるジャンルの芸術に挑戦していますが、まだ

 試したことの無い技法や作品があることに気付き、

生徒達の創作意欲にも火がついたのではないでしょうか?

打ちっぱなさず

本校には球技系の部活動がいくつかありますが、どの部

が一番人数が多いか分かりますか?

答えはソフトテニス部であり、部員数は40人くらいと

なっています。人数は多いですが、テニスコートは2面

しかなく、試合形式の練習をやろうとすると最大でも8人

しか練習することが出来ないことを考えると、部員1人

に与えられたスペースや練習時間は少ない方なのでは

ないでしょうか?

しかし、そういった問題も、時には球を打ち時には仲間

へのボール出しに徹底しながら練習を進める連携プレーと

練習の合間に発生する球拾いもテキパキとこなす機敏さ

でカバーしているように見えます。また、練習時間を長く

とりたいはずですが、何個あるのか見当もつかないほど

大量のボールを練習終了前にしっかりと確認しており、

効率だけを求める姿勢を良しとしない心構えも素晴らしい

です。

練習以外の部分も大事にしながらも、結果はしっかりと

残しており、29日の日曜日には1年生が県大会に出場

します。是非とも健闘してきてほしいですね。

 

保護者用ページのソフトテニス部のページを更新しました

 

先を見通す3年生

自分の進路の問題で頭がいっぱいかと思われる3年生ですが

社会の授業では「消費税を20%に引き上げ社会保障関係費

を充実させるべきか?」といった日本の問題や「高齢者に

なった時にどんなサービスを受けたいか?」といった何十年

も先の問題まで考えています。政治家ですら完璧な回答は

難しいと思われるこの問題。生徒達の意見も賛成派と反対派

が半々程度に分かれており、それぞれの長所と短所を真剣に

考えているからこその結果が出ていたように見えました。

これだけ難しい問題にしっかりと自分の考えを持つことが

出来れば、受験の面接もバッチリではないでしょうか?

 

保護者用ページの男子バスケットボール部のページを更新しました。

主体性の塊

1年生も3年生を送る会の練習に取り掛かり始めました。

何かパネルを使った発表をするようですが、発表用に使う

道具はそろえてしまったのか、既に本番を意識した練習の

段階へと進んでいるように見えます。いくつかのグループ

に分かれて練習をしていますが、指揮を執るのは各分担の

リーダーとなっている1年生。生徒達が主体となって練習

を進めています。

自分達の力で1つのプロジェクトを進める姿は、いつ先輩

になっても問題ないと思うほどたくましいものがあります。

人生に向き合う3年生

 

公立高校の出願締め切りが迫る3年生のフロアでは、どの

高校に願書を提出するか迷っている生徒の姿も見られます。

自分を信じて挑戦したいというチャレンジ精神と、失敗した

らどうしようという不安が入り混じった状態でしょうか?

担任と相談する様子から、自分の人生について真剣に考え

ていることが伝わってきます。相談が終わった生徒達も

問題集を囲んで話し合いをしており、合格に近づくための

努力を惜しむことがありません。

 

 

 

 

当たり前?

1年生の理科担当の教員が、生徒の手から教科書を引っ張って

います。パット見ると教科書を無理やり奪い取ろうとしている

ように見えますが、これも「力のつり合い」を実感する立派な

実験でした。

「手と手で物を挟むと掴める」といったような当たり前に思える

現象がどういった理屈で成り立っているのかを考えるこの授業。

日頃から当然のように行っている動作でも、力の働きを考慮して

論理的に解説するとなると意外に難しいように思えます。しかし、

1年生は授業で得た知識から、力がつり合うには「力の大きさが

等しい・向きが反対方向・一直線上」という、力がつり合う3つの

条件をしっかりと推理していました。

 

Q.E.D

学校で習う算数や数学の問題というと、答えとなる数字を導き出す

イメージがありますが、三角形の定理の証明を学ぶ2年生の黒板には

ローマ字と言葉ばかり書かれています。

例題を見ると、三角形の性質を完璧に理解したうえで、その性質を満たす

条件を抜き出すことが重要なように思います。与えられた数式を解く

だけの問題よりも難しそうであることが一目でわかります。かなりの

思考力が求められる問題だけあってか、授業を受ける生徒達も一切の

私語なく集中している様子です。

ソウルフード

家庭科室の大掃除をしていた菜の花学級。自らがピカピカ

にした調理場で、おにぎりと味噌汁を作っていました。

白菜・人参・ネギ・ジャガイモ・大根と、野菜がタップリ

入った味噌汁は、口に入れた瞬間野菜の甘味が広がりそうです。

勿論、自分達で育てた採れたてのホウレンソウも入っています。

人参と大根は柔らかくなるまでしっかりと火を通し、ジャガイモ

は形が崩れない程度に柔らかくするという絶妙な火加減も凄い

です。具のバリエーションが豊富なおにぎりも見ているだけで

涎が垂れてきてしまいそうです。

調理実習の前に調理場を綺麗にしていた菜の花学級を見てると、

料理の準備は、台所の掃除から始まっているのではないかと

感じさせられました。

なんでもチャレンジ

なぜ学校に行くのか?と考えると、理由はいろいろ上がる

思われますが、就職して賃金を稼いでいく力を身に付ける

というものがあると思います。人生を左右する就職について、

1年生は新聞づくり。2年生は職業の適性診断を実施して

真剣に考えていました。

あらゆる観点で職業に就いて調べている1年生の新聞は、

かなりの文章量をほこっています。文字が多いにも関わらず、

パソコンで一度文章を打ち出したり、一度新聞を下書き

してから清書しているように見受けられる生徒がいたりと、

物凄い集中力を発揮して新聞を作成しています。

診断を受けた2年生の中には、自分の夢とは全く違う職業

を進められたケースもあったようです。少し落ち込んでしまい

そうな気もしますが、自分では気付いていない新しい可能性

の発見には繋がったのではないでしょうか?将来の選択肢が

広がっている中学生のうちに色々な職業について考えることで、

生徒達の就職率もグングンと上がるのではないでしょうか?