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みんな良かった
階段を昇る・返事をする・礼をする・卒業証書を受け取る・階段を下りる
卒業証書授与の一連の流れです。事前に動きに関してのポイントは教えられ
ている生徒達ですが、表情・姿勢・声の大きさ・動く速さなどが少しづつ違い
各々の個性が現れているように見えました。学区と言う区切りで集まった
生徒達なので、色々な個性を持つ子どもがいるのは当然のことかと思います。
そんな、個性がバラバラな生徒達が歌った卒業の歌「絆」「仰げば尊し」は
卒業生たちの心が一つになっているとしか表現できない素晴らしいハーモニー
を奏でていました。学校に来る意義の中には、社会性の習得があるように
思いますが、生徒達の歌声を聞いていると、義務教育の9年間でしっかりと
そういった力を習得していると確信が持てました。これから別々の道を歩ん
でいく卒業生が、新たな仲間とも心を通わして生活を送っていくはずだと、
安心させてくれる卒業式となりました。
これから3中を引っ張っていく現2年生も同じく立派な姿をしていました。
自分達の出番である送辞の時は勿論ですが、卒業生の姿を見守る時間にも
しっかりとした姿勢で卒業式に臨んでいたと思います。
式の後には3年生と直接話す機会の無かった2年生ですが、部活動という
繫がりがある中学校では、卒業後も部活動によっては3年生と過ごす機会
があるようです。明日にOB戦を控えるサッカー部では、打倒3年生を目指し
1年生も再登校して練習しています。スプリングコンサートを開催予定の
吹奏楽部では、練習の合間に入る顧問の細かい指示を楽譜にしっかりとメモ
に残してより良い演奏を目指していました。憧れの先輩達にカッコいい姿
を見せることが、部活動で繫がる先輩後輩達にとっては最高の激励になる
のではないでしょうか?