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なんでだろう?

「エーミール」「ヤママユガ」「そうか君はそういうやつなんだな」

物語のタイトルを覚えていなくとも、このキーワードは覚えている

という方は多いのではないでしょうか?

明るい物語ではないですが、深く印象に残る魅力のある作品「少年の

日の思い出」を学習する1年生は、ヤママユガの標本を盗んだ主人公

が物語の最後、大切にしていた蝶の標本を自らの手で潰してしまった

時の心情を考えていました。窃盗に手を染めてしまった以上、主人公

に非があるのは覆しようがないですが、生徒達は主人公の自業自得と

一言で断罪することなく主人公の心情に心を寄せていました。

 自分への罰・やり場のない怒り・気持ちが折れた・等々あらゆる意見

が上がり、国語科の教員も「こういう発想もあるのか」と感心してい

ました。

人の心を完璧に理解することは出来ませんが、理解しようと頭をひねる

生徒達は思いやりの塊だと思いました。