教育研究所からのお知らせ

教育研究所からのお知らせ

「効果的なICT活用による21世紀型スキルを育成する授業デザイン」


 26日(火)の午後,今年度冬季情報活用研修講座の最後の講座となる「効果的なICT活用による21世紀型スキルを育成する授業デザイン」を行いました。この講座は,子供たちの21世紀型スキルを育成する授業デザインについて,3人編成のグループで意見交換しながら,ワークショップ形態で具体的に考え,理解を深めていく内容でした。また授業をデザインしていく過程で,子供たちの主体的な学びに効果的に働くICT活用場面も考えてもらいました。
 授業をデザインする力というのは一長一短で身につくものではありませんが,今回の講座を通して,「これからの子供たちに求められる資質・能力とは何か」,「ICT活用も含め,そのためにはどのように授業を組み立てていかなければならないのか」,受講された先生方に新たな視点が生まれたことと思います。

 

冬季情報活用研修講座「ジャストジャンプクラス2活用講座」


 26日(火)の午前に「ジャストジャンプクラス2活用講座」を実施しました。今年度よりリプレイスが始まり,中学校に学習ソフト「ジャストジャンプクラス2」を導入しました。このソフトは,中学校の授業・活動に必要なコンテンツを多く搭載しており,タブレットPCにも対応しています。今回の講座では,基本的な操作を講習し,授業で活用できる場面を受講者の先生方に具体的に持ってもらいました。普段ICT活用を敬遠している先生方にとっても,簡単な操作なので,無理なく実習できていました。タブレットPC対応ということで,一斉学習や協働学習,個別学習など,さまざまな授業スタイルで活用もできます。まだ導入間もないソフトなので,教育研究所としましても,ITアドバイザーと連携しながら,より効果的な活用を探っていきます。
  

冬季情報活用研修講座「みんなで取り組む『情報セキュリティ』」


 25日(月)午後に冬季講座2つ目の「みんなで取り組む『情報セキュリティ』」を実施しました。情報セキュリティ教育や情報モラル教育分野の重要性は誰もが承知しているところですが,実際の教育活動は進んでいない状況にあります。先生方にとっても,どう教えればいいのかわからないというのが率直な意見だと思います。今回の講座では,web上にある教材を活用し,先生方がすぐに授業を行うことができることを研修目標としました。具体的には,カードを使いながら,子供たちに判断力を身に付けさせる展開を講師の先生から教えていただきました。また,教える側には一定の知識が必要であることも再確認し,情報セキュリティや情報モラルに係る最新の情報を得ることができました。教育研究所でも情報モラルの指導カリキュラムを作成し,実施を促しているところですが,更なる手立てを講じ,推進を図っていきます。

  

冬季情報活用研修講座「誰でもできる教科でのプログラミング学習」


 12月25日(月)・26日(火)に今年度の冬季情報活用研修講座を開催しました。午前1講座・午後1講座の計4講座,実施しました。
 1日目午前中は「誰にでもできる教科でのプログラミング学習」と題して行いました。柏市では4年生にプログラミング学習を位置付けたところですが,今後の取組として教科でプログラミング学習を取り入れていくことが大切になってきます。今回はすでに市内小学校で教科でプログラミング取り入れている3名の先生方に実践を紹介していただき,受講者の先生方にも模擬授業形式で具体的に学んでもらいました。どうしても敷居が高くとられてしまう内容ですが,「該当単元で実践してみたい」「教科でのどうプログラミング学習を取り入れるか,イメージできた」等の大変前向きな感想が多く聞けました。今回のような実践例をどんどん増やし,柏市のプログラミング学習の指導計画が作成できればと思っております。

 

ある日の午後…


 この時期にはめずらしく,にわか雨がありました。数十分の雨があがった後,北の空に大きな虹がかかっていました。同時に,忙しさに追われ,空を見上げるなんて久しくなかったと感じました。今教員の働き方改革が叫ばれていますが,子供たちと先生方が向き合える時間を確保するために,教育研究所に何ができるのか,考えていきたいと思います。

いじめ防止サミット KASHIWA


 11月25日(土),沼南庁舎大会議室にていじめ防止サミットKASHIWAが開催されました。市立中学校20校の代表40名が参加し,「いじめをなくすためにはどうしたらいいのか」について,それぞれの考えを伝え合いました。難しいテーマではありますが,子供たちが自らいじめについて考え,解決に向けて具体的に取り組んでいくことは大切なことです。最後の振り返りでは,「生徒総会で今日のことを伝えたい」「ポスター掲示をしたい」「まずはクラスから考え,学年・学校へと広げていきたい」という前向きな感想が聞けました。柏市教育委員会も同じ気持ちをもってこれからもいじめゼロに向けて皆様と協力して取り組んで参ります。
 

山梨県教育事務所 所長・副所長会視察


 11月10日(金),山梨県教育事務所の方々が県外研修として,柏市のICT教育の視察にみえました。当日は柏市立逆井小学校5年生がプログラミング学習を行っている様子を参観していただきました。実際に子供たちと同じように授業を受けている方もおり,管内の指導主事に伝えていくとの感想をいただきました。その後プログラミング学習実施に至るまでの経緯や柏市のICT環境整備について,教育委員会担当から説明し,情報交換をしました。
 これまで,今回のような他の自治体等からの視察が多くありました。このような機会を有意義なものとして捉え,いろいろと参考にしながら,柏市のICT教育をさらに推進して参ります。

  

第2回教育の情報化推進委員会

 11月7日(火)に第2回目の教育の情報化推進委員会を開催しました。前回の記事にも書かせていただきましたが,推進委員の皆さんは,各職種の代表者で構成されております。事務局の方から,今年度のリプレイス状況,来年度のICT整備計画について説明し,今後の整備について,貴重なご意見を頂戴いたしました。今回の議題の中で最も時間を要したのは情報セキュリティについてです。「セキュリティを高めることについては理解できるが,利便性が大きく下がることは困る」といった率直な意見を聞くことができました。学校は,機微性の高い情報を扱うところですので,情報を守るということを最優先にし,かつ授業でのICT活用は妨げないような組織体制の確立に尽力したいと思います。
   

第17回初任者研修

 11月15日(水)第17回初任者研修が行われました。本日は,「健康教育の推進」,「食育の推進」,「キャリア教育の推進」,「特別支援教育の基本」を研修しました。
どの講座も日々の学習活動の中で欠かせない視点であることを学び,どうすればその視点を実際に生かしていくことができるか,受講生同士で意見交換も行いました。
                  

幼保こ小連携研究委員会

 11月9日(木)に,第3回幼保こ小連携研究委員会が行われました。今回は,昨年度作成した柏市版「幼児期の終わりまでに育てたい姿」を踏まえ,小学校の学びの基礎となる幼児期の姿について事例検討を行いました。
 3月には,今回作成した事例を含めた「柏市版平成30年度接続期カリキュラム」が配付できるよう準備を進めていきます。

主任層育成研修

 11月7日(火)第4回主任層育成研修が行われました。今回は,Link&Create代表の福島毅先生を講師にお迎えし,「組織活性化のためのコネクション・プラクティス」と題して,講義演習を行いました。受講者にとっては初めての内容でしたが,充実した研修となりました。
 今年度の主任層育成研修は,今回で終了です。この4回の主任層育成研修で学んだことを,是非学校現場で生かしていただければと思います。

教科専門指導員授業参観

 10月27日(金),教科専門指導員の先生の授業を参観するために,柏の葉小学校に伺いました。5年生の体育の授業でしたが,課題が明確で,子供たちも満足感をもって活動していました。運動量も多かったのですが,課題について話し合ったり,自己評価をしたりする時間もきちんと確保されていました。仲間づくりを意識されている先生だったので,全ての活動の中でグループで協働して取り組む場面が設定されていました。また,子供たちがイメージしやすいように映像で動きを示したのも有効に働いていました。

 

東京都市指導主事会視察

 10月25日(水)の午後に東京都市指導主事会の方々11名が視察のため来庁しました。視察の目的は,「柏市のプログラミング教育」と「柏市のICT環境整備」の状況について知りたいということです。プログラミング教育に関しては,最初に市の方針と今後の展望をお話し,次に1学期に市内全小学校4年生が体験した授業を実際に操作してもらいながら,紹介しました。「ICT環境整備」については,風早北部小学校におじゃまして,実際の機器に触れてもらいながら導入したねらい等をお伝えしました。今後もこういった視察を大切にし,情報を共有しながら,よりよい施策につなげていきたいと思います。

  

学びづくりフロンティアプロジェクト学校訪問

 10月25日(水)の午前中に,今年度より学びづくりフロンティアプロジェクト校に指定された酒井根西小学校に訪問してきました。最初に酒井根中学校区の校長先生方から状況報告があり,あわせてご意見やご要望をいただきました。次に授業を参観し,きめ細やかな個別支援の場面や実際の授業支援場面を各教室で見ることができました。下の写真はタブレットを活用した体育の授業の様子です。子供たちはライブで録画される自分のフォーム等を確認しながら活動していました。

校務支援システム(中学校進路関係帳票作成)に係る研修会

 10月18日(水)に今年度の校務支援システム(中学校進路関係帳票作成)に係る研修会が行われました。校務支援システム導入企業及びサポートにあたっている企業より講師を迎え,各中学校の進路指導担当者を対象に,実際に関係帳票を作成しながら研修を進めました。今回の研修を通して,効率的かつ正確に関係帳票が作成され,適切な進路指導が各中学校で実施されることに寄与できればと思います。生徒たちの明るい未来のために教育研究所もサポートしてまいります。

 

柏市立田中中学校校内授業研究会

 10月17日(火)に田中中学校の校内授業研究会に参加せていただきました。当日は8教室で各教科等の授業が展開されていました。田中中学校は先日リプレイスが行われましたので,市内中学校の最新のICT機器が導入されています。なんと8教室中4教室で今回のリプレイス機器が効果的に活用されていました。リプレイス間もなくの授業研究会にもかかわらず,積極的に活用していく田中中学校の先生方の姿勢を感じ,担当課として大変うれしく思いました。私は社会科の授業を参観させていただきましたが,授業者の先生は,今回導入した実物投影機で教材を生徒にわかりやすく拡大して提示されていました。生徒の興味関心を高める面でも大変効果的でした。今後も各中学校での優れた実践を参観させていただき,良い事例を広く紹介していく所存です。

中学校リプレイス研修終了

 先月末より始まった中学校のリプレイスが10月16日(月)の西原中学校で終了しました。市内20中学校中16校ということもあり,規模・内容ともに大きなものでした。今回のリプレイスの主だった注目点としては,「①PC室のパソコンがスレート型(着脱式)になり,タブレットとして活用が可能となった②普通教室のプロジェクターに電子黒板機能を外付けした③授業支援ソフトを導入した」等があげられます。これらについてはリプレイス研修で先生方にお伝えをしており,研修中にも多くの先生方から活用のアイディアを聞くことができました。柏市教育委員会では授業でのICT活用を教師から児童生徒の活用へと幅を広げた整備を進めているところです。前述の注目点であげたものもつまりはそこへつながっています。今回導入したICT機器と先生方の授業デザインが相乗効果となり,子供たちが主体的に取り組む授業がどの教室でも実現している状況を市教委・教育研究所としてもサポートしていきたいと思います。
  

中堅研 小中合同授業研究会

 中堅教諭等資質向上研修(10年経験者)の小中合同授業研究会が9月半ばから来年1月にかけて行われます。各地域ごとに10年経験者の先生方がグループを作り,小中1回ずつ授業を参観し合います。異校種の授業を参観することによって新たな視点に気付く機会になっているようです。授業後の協議会では活発な意見交換が行われました。

初任者研修(授業実践力研修)教科

 初任者研修 授業実践力研修(教科)が9月末より行われています。内容は,初任者の先生が5年経験者による教科の授業を参観するという研修です。自分が担当している教科や学年ではない授業を参観する貴重な機会となっています。

初任者研修(授業実践力研修)道徳

 9月後半より初任者研修・授業実践力研修(道徳)を実施しています。内容は,初任者の先生方が10年経験者の先生方の道徳の授業を参観するというものです。授業参観では,真剣な表情でメモを取る初任者の先生方の姿が見られました。また,授業後に行われた協議会では,日々の道徳の授業の悩みを10年経験者の先生に聞いてもらい,アドバイスをもらいました。