教育研究所からのお知らせ

2018年11月の記事一覧

プログラミング研究委員による実証授業


 11月20日(火),柏市立富勢西小学校にて,プログラミング研究委員による実証授業が行われました。今回は小学5年生の音楽「日本と世界の音楽に親しもう」の授業の中で,プログラミング教育を取り入れた実践でした。児童は,前時までに箏の学習をしており,本時は作曲をすることが中心活動になります。従来の学習では,楽器を演奏して,試行錯誤しながら作曲を行うような展開かと思いますが,今回は,この学習場面でプログラミングを活用していました。作曲したものがすぐに再生されるプログラムなので,児童は自分の作曲したものをすぐに確認し,修正しながら仕上げていました。今回の楽器は箏なので,技能面で個人差が出てしまいますが,プログラミングを活用することで,誰もが作曲活動に専念していました。
 11月30日(金)に開催する柏市プログラミング教育研究委員会において,教科のねらいに迫るためにプログラミングが効果的だったか,参加者で検討し,よりよくするための授業改善につなげていきます。

 

柏市立手賀東小学校校内授業研究会


 11月16日(金)に手賀東小の校内授業研究会の授業参観に行ってきました。算数の校内研究でしたが,学校としての課題が明確で,課題解決するための手立ての検証もまた明確でした。
 手賀東小は,1人1台にタブレット環境が実現しており,日常的に授業でのICT活用が行われています。今回参観させていただいた授業も各自が情報を整理したり,相手に考えを伝える場面等でICTを活用していました。教師のICT活用はもちろん,児童生徒のICT活用が実現されていました。
 ICTを授業で活用することにより,教育効果を発揮する単元・学習があります。教育研究所としてもICT活用の教育効果の検証やよい授業例の周知をしていきたいと思います。

平成30年度第1回教育長・教育委員研修会


 11月15日(木)に千葉県総合教育センターで開催された第1回教育長・教育委員研修会に参加し,柏市の教育の情報化推進の取組について,発表してきました。主にプログラミンング教育の柏市の取組について,県内各市町村の教育長・教育委員の皆様へお伝えしたところ,IT教育支援アドバイザー事業のことや授業でのICT活用の効果等について御質問をいただきました。
 プログラミング教育を含むICT活用の推進にあたっては,専門的な知識・技能を有するIT教育支援アドバイザーとの連携は欠かせません。今後とも,新学習指導要領で学習の基盤とされた「情報活用能力」の育成ために,学校,IT教育支援アドバイザー,教育委員会が密に連携し,ICT活用の教育効果を検証しつつ,充実した教育活動を展開していければと思います。

プログラミング研究委員による実証授業


 11月13日(火)に大津ケ丘第一小学校にて,プログラミング教育の実証授業が実施されました。
 今回の授業は第4学年社会科でプログラミング教育を取り入れたものでした。授業者,研究委員長,研究所職員で事前に検討をし,「千葉県について各自が調べたことについて,プログラミングを活用してクイズを作る」という活動を行いました。これまでの表現活動では,画用紙やパワーポイント等で資料を作成することが多かったと思いますが,今回,研究委員の先生にプログラミングでの表現にチャレンジしていただき,新たな表現の方法としてのプログラミングの可能性が実証できたと思います。
 ただ,時数増等の課題も出てきたので,引き続き,検証を重ねていきます。

 

第2回教育の情報化推進委員会


 11月6日(火),今年度2回目の教育の情報化推進委員会を開催しました。今回の主な議題は「情報セキュリティ対策要領の見直し」「ICT環境整備」でした。
 情報セキュリティですが,昨年度文部科学省より示されたガイドラインに基づいて,各自治体の対応が求められる中,柏市の今後の方向性について事務局より説明しました。費用はかかりますが,大切な情報を守るためには,自治体の身の丈にあった整備を少しずつでも前に進めていかなければなりません。まずは,すぐにできる対応として,情報セキュリティ対策要領の見直しを図ることについて,委員の皆様から御理解をいただきました。
 ICT環境整備については,今後の方向性として,児童生徒による授業でのICT活用を推進していくための整備を進めていくことを確認しました。教育への効果を検証しながら,必要な措置を講じていきたいと思います。