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2012年9月の記事一覧
どれ位生徒は授業を楽しいと感じているか
前回示したアンケートで、「とても楽しかった」5、「楽しかった」4、どちらともいえない」3、「つまらなかった」2、「とてもつまらなかった」1として中学校理科、4年間の17単元における楽しさの分布を表したものが右のグラフである。なお、単元の頭についた数字は学年である。
このグラフは上から1年(6クラス)、2年(6クラス)、3年(4クラス)、1年(5クラス)で学習した単元の順番に並んでいる。各単元とも170~250名位の調査人数である。
この5と4の割合(%)を「楽しさ率」と定義する。
授業改善のポイントをさぐる
今、活用型学力と言われるが、生きる力、新学力観の延長上にある。知識理解中心ではなく、通知票や要録に示された4~5の観点をバランスよく身につけることだろう。
学校を卒業して大人になってから「楽しかったなあ」と思い出せる授業をしたいものだ。中身はすっかり忘れてもその印象は学ぶ意欲につながるからである。反対に大人になって授業を思い出し「○○だけは勉強したくない」となれば最悪、再び学ぶ気にはならない。活用型学力どころではない。
これから何回か、生徒による簡単な授業アンケートの結果を紹介したい。このアンケートは古いものだが、例えばICTを効果的に使うための授業改善ポイントがわかるかもしれない。当時ICTなど夢の世界であったが、今の生徒の実態と似たものがあれば参考になるにちがいない。アンケートは次のような簡単なものであり、授業中、5分程度で実施できる。
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