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校長雑感ブログ
2月10日(火)丘の上の学校
〇始まったばかりのミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで、スノーボード、スキージャンプ、フィギュアスケート、スピードスケートの種目で、日本人選手の活躍が目覚ましいです。7個のメダルはもちろんメダルを獲得できなかった選手も含め、見えないところでの努力に敬意を表します。
〇昔からオリンピックは「平和の祭典」と称され、スポーツを通じて世界平和と国際相互理解の推進を目指す国際的なイベントとされてきました。しかし今は、2020東京オリンピックの時もそうでしたが、開催による経済的効果の面がクローズアップされています。
〇メリットとして、都市整備の基盤であるインフラ整備や観光需要により一時的な経済波及効果(国内消費・雇用増加)をもたらす一方、競技場や選手村の施設建設費や警備費による巨額の公費投入及び財政負担や大会終了後の施設等の廃棄物化(負の遺産)が最大のデメリットとなっています。
〇ただ多様性の理解という面では、東京2020オリンピック・パラリンピックの基本コンセプトが「多様性と調和」だったりして、人種、性別、性的指向、障害の有無など、あらゆる違いを認め合い、尊重することで共生社会を実現し、次世代へ引き継ぐレガシーとして掲げられました。
〇いずれにせよ人間の能力の限界に挑戦し、超人的なパフォーマンスを見せてくれる機会はとても貴重で、観る人はみんなワクワクします。たとえスポーツではなくとも、一つのことに挑み続けることを、中学生にも自分事にしてもらいたいです。
〇先月の18日、2026冬季オリンピックのTEAM JAPAN結団式・壮行会が、船橋市のららアリーナTOKYO-BAYで開催されました。先に日本選手団の結団式が行われ、秋篠宮さまご夫妻も臨席されました。その後に開かれた壮行会には日本選手団と役員のほか、日本オリンピック委員会会長・橋本聖子さん、応援リーダーとしてタレント・松岡修造さん、サブリーダーとして元卓球選手・石川佳純さんに加え、応援パフォーマンスには歌手・中島健人さんも登場しました。
〇そこへ本校の教員も参加し、カーリング女子の選手たちが手書きでサインを書いたボールを投げた際、ラッキーにもそれを拾い、それを私に見せてくれました。女子カーリングのチーム名は北海道を拠点とした「フォルティウス(FORTIUS)」で、ラテン語で「より強く前進し続ける」という願いが込められています。期待しましょう。
〇昔ある先輩からかけてもらった言葉が今も記憶に残っています。「生徒たちやその保護者に【希望の登校と満足の下校】を叶えてあげるのは理想の学校だよ」と。当時はあまりピンときませんでしたが、今は私もその通りだと思います。そして少しでもそれに近づきたいと常に心掛けています。
〇ところでそもそも自宅から学校へ行くことを「登校」、その逆を「下校」というのは、何故だろう?と思っていた頃がありました。英語では登校を「Go to school」または「Attend school」といい、後者は少し形式ばった言い方です。
〇一方で下校は英語で「leave school」が最もシンプルでよく使われる表現で、「学校を離れる(出る)」という意味合いになります。どちらも「登る(上る)」や「下がる」とは違った言い方です。何かしら意味があるのだろうと疑問に思うと調べたくなります。
〇日本での「登校」「下校」という言葉は、かつて学びの場が寺や山の上にあり、そこへ通うことを「登山」と呼んでいたことに由来するようです。江戸時代の寺子屋教育では、寺へ入門することを「登山」や「入室」と言い、 学ぶという行為を「山を登り高みを目指すこと」になぞらえた経緯が本当なのでしょう。
〇また、知識や学問という「高い場所」へ向かうという意味や、教育の場所が崇高で特別な場所であるという敬意が、この表現の背景にあります。私は低いところから高いところへ登る際には必ず、顔が上がり顔に光があたることから、面(おもて)が白い➡面白いと言われるので、「学校は面白い場所」となることが理想だと考えています。
〇柏市立土中学校(千葉県柏市増尾1丁目23番地)の標高は、約20mです。周辺は下総台地に位置する安定した地盤のエリアであり、手賀沼につながる川などによる浸食で起伏が大きいです。20メートルは、一般的なマンションやビルにおいておおよそ6階から7階建てに相当しますので、東から南側方面の眺望はよく、増尾駅からも校舎がよく見えます。
〇生徒たちは、南側の正門や東側の通用門から登校するには、最後に必ず坂を登ります。何人かの生徒からは、「校長先生、この最後の坂がきついんですよ」と言われたことがありますが、そんな時は私から「でも帰りは下りだからスイスイでしょう」と返します。すると生徒は大抵苦笑いしています。
〇学校は、教員が児童・生徒・学生に対し、カリキュラムに基づいて継続的な教育を行う「学術的(アカデミック)」かつ教育的な場所です。知識の習得に加え、社会性や規律を養い、自主性を持って人格の完成を目指す場として機能しています。
〇アカデミックな場所と言えば、博物館や美術館を連想します。博物館・美術館は、研究成果に基づいた高い学術性と専門性を持つ、極めてアカデミックな場所です。歴史資料、考古遺物、美術作品が豊富で、教員や学生の研究拠点でもあり、一般の人も気軽に知的好奇心や探究心を刺激できます。学校もそこまでの施設はありませんが、本校にも2つの図書室に約1万冊の蔵書があります。
〇「希望の登校、満足の下校、また来たくなる学校をめざして」は、学校運営をする上で、最大のテーマです。
須藤昌英
2月9日(月)「CO2 CO2(コツコツ)と省エネ」と民主主義
〇週末の雪で少し乾燥が和らぎ、寒いですがしっとりとした朝を迎えました。朝6時半の校庭には、ほぼ雪は残っていませんでしたが、南の上空の晴天にきれいな半月があり、これから太陽と空の主役を入れかわろうとしていました。
〇昨日、衆議院選挙の結果が公表されました。私の立場では選挙に関する発言は出来ません。しかし逆に校長としては、政治、経済、外交、福祉もすべて、その最終目的は、「未来を生きる子どもたちのためのもの」と言い切りたいです。
〇私もよく考えてから期日前に、有権者として大切な一票を投じましたので、今後の政府の動向(特に教育・子育て支援政策)を注意深く観察していきます。それが大人としての責任だと思います。
〇一つだけ気になったのは、街頭インタビューを受けた若者が、「投票する政党に迷ったので、AIに相談してAIが【あなたの考えは●●政党が近いと思います】と教えてくれたので、それに決めました」と答えていたことです。残念よりも不安になりました。
〇それ以外でも最近の選挙は、SNSの影響が大きいと指摘され、立候補者の生の演説を聴いたりその党の政策を調べたりせずに、ネット上の評判を一番頼りにしている大人が多いそうです。SNSを批判するつもりはありませんが、「その情報は本当に正しいのか?」と常に批判的な考えも頭の片隅になければいけないと思います。
〇中学生が有権者となる数年後は、技術の進化や国際情勢の激変に伴い、これまで以上に多様な情報が氾濫し、選挙を取り巻く環境は複雑性を増していくと考えられています。
〇学校の授業等でも今後ますます、正しい情報を調べるには、情報の発信源を確認し、複数のソースを比較する(情報リテラシーの育成)などの場面を増やしていく必要があると感じています。
〇柏市では「柏市公共施設環境配慮指針」に基づき、公共施設への太陽光パネル設置を推進しており、2030年度までに照明のLED化とあわせて脱炭素化を図っています。この計画の一環として、先月までに本校校舎の屋上に太陽光パネル設置工事が完了しました。
〇太陽光発電とは、太陽光がもたらす光エネルギーを電力へと変換する仕組みで、発電時に石油や石炭、天然ガスなど有限の化石燃料を原料とせず、CO2(二酸化炭素)が発生しないことから、環境にやさしい再生可能エネルギーとして注目されています。
〇太陽光発電の導入の主なメリットは、
①気候変動に配慮したエネルギーを利用できる
②電力市場価格の影響を受けにくい
③災害時の電源を確保できる
④余った電気を売却できる などです。
〇課題としては、太陽電池技術が今後どこまで発達するかがあります。まずは「耐久性と寿命」で、現在主流のシリコン系は20〜25年程度ですが、途中に定期的なメンテナンスが必要です。また次世代型も開発中ですが、軽くて柔軟な反面、湿気や酸素に弱く長期間の性能安定が課題です。
〇先日、柏の葉公園内で、題にある標語を見かけました。「CO2 CO2(コツコツ)と省エネ」と二酸化炭素の化学式を「コツコツ」と読ませるのが上手だと思います。化石燃料を用いた火力発電は、燃焼時に多量の二酸化炭素を排出します。これが温室効果ガスの主要因であり、気候変動を加速させるため、最新技術による回収・貯留や、再生可能エネルギーへの転換が急務です。
〇また15年前の東日本大震災の津波で、福島県の原子力発電所が壊滅的な被害を受けてから、初めて東京電力内の新潟県柏崎刈羽原発が再稼働するというニュースがありました。そもそも千葉を含む関東地方で消費する電力が、福島県や新潟県でつくられていることに、私はこの15年間、引き目を感じてきました。
〇「もしこの柏市に原子力発電所をつくる計画が出てきたら・・、私たちはどういう行動をとるのだろうか?」などとたまには考えてみるのも必要な気がします。ただますますAI(人口知能)が発達すると、それにますます多くの電力が必要となります。
〇原子力発電所が立地する自治体(地元)やその周辺地域には、国から「原発マネー」と呼ばれる交付金や補助金がおりる仕組みがあります。もちろんそれにより柏市の財政は潤い、市民サービスも向上しますが、それだけでは不安は解消されないでしょう。多くの反対も予想されます。
〇本校の卒業生で東京大学大学院教授の國分功一郎氏は、哲学の観点から原発問題を論じ、「原子力時代における哲学(2019)」などでの著書で、明確な脱原発を主張する哲学者です。原発は「核の平和利用」という幻想や「技術的リスクの象徴化」を招くとし、哲学的視点でその構造的な依存性や責任回避を批判しています。
〇先ほどの情報リテラシーと同様に、このエネルギー問題についても、生徒たちが真剣に考える場もつくってあげたいと思います。いずれにせよ真の「民主主義」は、原則として多数決によって最終的な意思決定を行いますが、同時に「少数意見の尊重」や「基本的人権の保障」を不可欠な要素としており、弱者やマイノリティの意見に耳を傾ける仕組みを持つとされています。
須藤昌英
2月6日(金)合格祈願と梅の開花
〇イタリアで行われるミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式が、日本時間の明日の早朝に予定されています。前回の北京で日本は、過去最高の18個のメダルを獲得していますので、今回も期待が大きいようです。日本人選手の活躍が楽しみです。
〇インフルエンザ感染の第2波がきています。昨年は年末年始にかけて集中していたインフルエンザの流行ですが、今シーズンは早めに流行した分、第2の波が来ている状態だといいます。A型に加えてB型も急増中で、一般的にA型は激症型(1日、2日の間に高熱)なのに対し、B型はステルス型で、いつの間にか始まり、吐き気、嘔吐、下痢、もしくは食欲不振などの症状を伴うケースも比率としては多いようです。用心してください。
〇昨夕、千葉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校別の志願倍率が発表されました。倍率はあくまでも参考として知っておくのはかまいませんが、あまり一喜一憂しすぎない方が良いと思います。またこれにより1回に限り、志願の変更(志望校を変える、同じ高校内の志願学科を変える)の手続きをすることができます。手続き日は、2月12日、13日(ただし午後4時まで)です。
〇今日から本人と家族の意向を受け、担任と3学年職員は志願変更の手続きの準備に入ります。前にも書きましたが、私の経験からもこれは無暗に行わず、慎重に考える必要があります、理由として志願変更は「チャンスとリスクの両面」があり、場合によっては本人に心の動揺が残ることも過去にはありました。
〇手続きは本人とご家庭にしてもらいますが、少し複雑なので注意が必要です。まずすでに出願している高等学校へ行き、書類を引き取ります。次にインターネットによって新たに出願する高等学校へアクセスし手続きします。最後に中学校が作成した書類を新たに出願する高等学校へ出向き、提出して完了です。
〇正面玄関前の紅梅は、咲き始めてからしばらく経ちますが、いまだに満開を保っています。数週間前に咲き始めた時は、喜びが感じられましたし、その後も冷たい風の中でも、日差しをたっぷりと浴びてどこか誇らしく堂々と咲いています。
〇梅は桜とよく比べられますが、梅の方が開花時期がはやく、「寒さを耐え忍んで咲く」というイメージがあります。厳しい状況でも美しく咲くので、つつましくても昔から人々の思いが寄せられてきたのだと思います。事実、平安時代には梅に関する多くの和歌が詠まれました。
〇特に有名なのが、学問の神様と言われる菅原道真(845年~903年:平安時代の公卿・漢学者・文人)が詠んだ
「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)」です。この和歌は、菅原道真がいいがかりともいえる罪をきせられ、九州の太宰府へ左遷される際、大事にしていた梅の木を前にして心をよせるように詠んだ作品だと、中学校の国語の時間で習い、当時に暗唱して覚えたので、今でも強く印象に残っています。
〇おおよその意訳としては、「春風が吹いたら、お前の匂いを(京から太宰府まで)送っておくれよ、かわいい梅の花。私(主人の菅原道真)がいないからといって、春を忘れてはならないぞ」くらいでしょうか?「東風(こち)」がなぜ春風のことであるのかは、少し調べましたら中国の自然哲学「五行説」からきているそうです。春という季節は、東の方角と関係が深く、同様に「東南西北」が「春夏秋冬」にあたるそうです。
〇菅原道真は天才的な学問の大家で人柄もやさしく、多くの人々から尊敬されていましたが、当時の政権幹部からその名声を疎まれ、あらぬ罪で左遷(させん)されました。本人には政治的な意図はなかったとされますが、京の都で学問を究めるという本懐を果たせず、さぞ悔しい思いをしたことでしょう。
〇その大宰府での生活は大変きびしくみじめで、気候や風土が変わったためもあり、最後は体調をこわし、都に残した妻子にも会えず、一説によると西暦903年2月に59才で亡くなったそうです。今から1123年前の2月です。菅原道真は自らの弁明などを一切聞き入れられることのないまま、ほぼ囚人同様の扱いで左遷から2年で亡くなったそうです。。
〇その後、京都では雷が落ちて火災がしきりに起こったり、伝染病がはやったりと不吉なことが続いたので、人々は菅原道真の霊がこのようなたたりをしているのではないかといっておそれたという話はとても有名です。「怨霊(おんりょう)」を鎮めるための儀式を、政権を握っていた藤原氏は何度も行ったようです。
〇昨年の修学旅行でも、何班かは、京都の北野天満宮(菅原道真公を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社)に受験祈願供養で参拝しています。個人の参拝ですとお守りが多いですが、団体での参拝ですと、学業成就の札をいただけます。職員室には過去に参拝した際に授けられた札が残っていたので、今は校長室に安置しています。
〇学問の神様の菅原道真公と比べることはおこがましいですが、私も校長として生徒の「学び続ける姿」をかげながら応援しています。特に再来週の公立高校受検には、3年生全員が自分の力を出し切れるようにと願っています。
〇合格することをよく「桜咲く」と言いますが、梅は可憐な花が咲いてその香りに特徴がありますので、合格を「梅香る」と表現した方がぴったりだと思っています。それでも河津桜もさらに咲き進んでおり、来週は満開でしょう。
須藤昌英
【北野天満宮の学業御守護札】
2月5日(木)無駄な時間はない!?「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
〇昨日、校地東側斜面にある河津桜(濃いピンク色の早咲き桜)の数輪が、咲いているのを発見しました。先週あたりからつぼみが大きくなっていましたが、この暖かさが桜を目覚めさせたようです。調べると、河津桜は、伊豆半島・河津町で発見され、大島桜(オオシマザクラ)と寒緋桜(カンヒザクラ)の自然交雑種のようです。満開時は鮮やかですので、今からが楽しみです。
〇人は時として時間をもてあまし、何もしないで一日ボーッと過ごすということがあります。いわゆるコスパ・タイパ・スぺパなどの効率を優先する傾向の現代では、これを「時間の無駄」と切り捨てる風潮が強い気がします。
〇しかしその一方で、人が生涯にわたって学び続ける上には、この「無駄」と思われることが、脳科学の分野での研究がすすんだことにより、案外意味があるということがわかってきています。
〇それが「デフォルト・モード・ネットワーク(Default Mode Network)」(*以下DMNと示します)という脳の状態で、端的にいうと、ぼんやりした状態の脳が行なっている神経活動のことです。
〇ある一つのことに集中したり注意が払われたりするのではなく、ただぼんやりとしてあれやこれやと雑念している時や睡眠中の脳が示す神経活動のパターンのようです。
〇これは車で例えられるとわかりやすいです。DMNは、車のエンジンのスイッチはONになっていても実際には走行していない時の「アイドリング状態」です。車を運転しない方でも信号待ちの車のエンジンをイメージするとわかると思います。
〇日常生活の中で、人が何も考えずにボーッと散歩しているとき、一息つくために好きな飲み物を飲んでいるとき、身体がリラックスした状態で入浴をしているときなどに、DMNは活発化しています。
〇脳神経外科医の奥村歩氏によると、脳は以下のプロセスで情報を処理しているのだそうです。
1 入力(インプット):五感を通して情報を収集する
2 整理:(DMN)入力した情報を取捨選択する
3 出力(アウトプット):言葉や行動として表す
〇DMNが重要になるのは、2番目の「整理」段階で、この状態で自分の過去の経験や記憶を整理・統合したり、これから起きる出来事にどう対応したりするかを想定しています。逆にデフォルト・モード・ネットワークの働きが弱いと、脳内で情報が整理されず、物が散乱した机上のような「脳過労」状態になり、インプットした情報が脳に定着しづらくなったり、脳の活動自体が低下してスムーズなアウトプットにつながらなかったりするといった恐れがあるそうです。
〇散らかった部屋を掃除すると自然と気分が爽快になります。同じく脳内にやたらにたまった情報をスッキリと片づけ、脳疲労を防ぐためにも、DMNをオンにすることは重要です。
〇一番注目したいのは、DMNの働きは「創造性」と関係しているらしいことです。これが活発になるとあらかじめ蓄えられた情報がそれぞれ結びつきやすくなり、新しいアイデアや発想が生まれやすくなります。私も散歩や自転車に乗るなどのリラックスして過ごす時間に、フッと「そうだ!あれをやってみよう!!」などの思い付きがあります。ただすぐにメモなどをしておかないと、後で容易に思い出せないこともあります。
〇早速このアイデアを実行に移してみるとどこか楽しく、たとえ予想通りの結果が得られなくても、「次はこうやってみようか」などのチャレンジする意欲につながっていることが多いです。
〇ただ留意点として、DMNが活発化していると、脳内では通常時よりも数倍以上のエネルギーを必要としているそうです。つまり「ボーッ」としている方が、何かを考えているときよりもエネルギーを使っていることになり、意外な感じがします。
〇この話を書きながら、漢字の「閑(かん・しずか・ひま)」を連想します。「閑」は、「ぽかんとしている」というニュアンスを含んでいますが、単に漫然とぼんやりしている状態だけでなく、「真空のようなに静かで、新しいものが生まれる」という状況や情緒を指す言葉ではないでしょうか?
〇「忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり)」ということわざは、忙しい日々の中でも目を凝らせば、必ずふっと一息つける時間、空き時間があることを意味しています。そんな時間こそが本当の「閑(=平穏無事、心静かに過ごす時間)」なのかもしれません。
〇今は少し時間があると、大人も子どもスマホとにらめっこして、ボーッとする時間が少ないようです。残念ながら暇をしていてもスマホを操作している時には、脳内が整理されるのではなく、逆に情報が入ってきて散らかしていることになってしまいます。
〇もしご家庭でお子様が何もせずボーッとしていても、もしかしたら脳はその子に新しいアイデアを用意してくれているかもしれません。今度はぜひ「どう何か思いついた?」のような声掛けをしてみてください。
須藤昌英
2月4日(水)千葉県公立高等学校入学者選抜にかかる出願
〇今日から金曜日まで、日中は三月並みの気温で春のような陽気になるようです。ただ空気は乾燥しきっているので、肌がガサガサになったり一足早い花粉症に悩まされたりする人も多いことでしょう。「立春」は節分の翌日ですので、暖かい日差しを楽しみながら、良い一日にしたいものです。
〇昨日から3日間(ただし5日は午前中のみ)、千葉県立及び柏市立柏高等学校の出願に係る手続き期間となります。昨年から生徒本人が事前にWEB上の出願登録サイトでの受付を完了させ、それを中学校が確認した後、志望先の高等学校へ調査書等の必要書類を郵送するかたちに変わりました。
〇基本的に公立高等学校へ出願できる条件は、「県の内外を問わず、他の公立高等学校を出願していないこと」です。以前は入学願書にそのことを校長が証明する欄がありましたが、改定後は調査書の下欄に、「本書の記載に誤りのないこと及び貴校に応募する資格のあることを証明する」とあり、それに私がすべて校長印を捺印しています。
〇出願する高等学校は、柏市、我孫子市、鎌ヶ谷市、流山市、野田市、松戸市と広域になります。以前ですと本人が朝、学校で出願書類を受け取り、志願先の高等学校へ徒歩や公共交通機関等を使って行き、直接出願していました。それは学力検査の当日の下見を兼ねていましたが、今は郵送ですので、本番までに再度経路を確認しましょう。
〇出願期間が終わる5日の夕方または6日金曜日に、ネットや新聞等で志願倍率が発表されます。その倍率を参考にし、1回に限り、志願の変更の手続きをすることができます(2月11日、12日)。ただしこれは無暗に行うとかえって本人に心の動揺(変更することにはチャンスとリスクの両面がある)が残ることも過去にはありましたので、慎重に行わなければなりません。
〇この2つの手続きが終わったら、あとは17日と18日の学力検査等の当日になります。生徒のみなさんには、「最後は自分のやってきたことを信じて」と言ってあげたい気持ちです。不安を感じない人など一人もいませんので、自分だけが不安だと思わないでほしいと昨年の校長面接でも何人かには伝えました。
〇私も昔に受検した経験から思い出すことは、他の学校から出願した見知らぬ人は皆、「自分よりも出来そうだ」とか「自信がありそうだ」などと思えます。しかしその人たちもすべて同じような気持ちでいます。できればたまたま同じ学校を受検した人は、「ライバル」というよりは「同志」だと思って、「お互い頑張ろう」くらいの気持ちでいる方が、気が楽になると今は思います。
〇本番直前にあえてこれまでの生活スタイルを変えるのはあまり好ましいことではありません。直前まで踏ん張って準備したい気持ちはわかりますが、最後の追い込みとして深夜まで勉強をしようとするのはやめた方が無難です。これも自分の経験ですが、そのことが果たして自分にあっているのか否かと思いあぐんだり、寝不足になったりと精神的・身体的負担がかかります。新しいことをする気持ちをあえて抑え今までの生活リズムを貫いていった方が良いと思います。
〇中学校の教員には、『十五(歳)の春は泣かせない』いう言葉が先輩の先生方から伝わってきています。義務教育9年間を終え、新たな進路先を自分で選ぼうとしている3年生。合否の結果は我々にはどうすることもできませんが、本人が努力してきた力を精一杯出し切れるように祈るしかありません。学校(すべての在校生・教職員)をあげて3年生の健闘を祈っています。
須藤昌英
R3 校長室より
校長室より(36)令和3年度 皆さんに感謝!
3月24日(木)3学期の表彰式・修了式・辞校式を体育館で行いました。まん延防止等重点措置が解除となり,1・2年生が一堂に集まり,式を行えることはとても素晴らしいことです。私から生徒の皆さんにお願いしたことは2つです。
1 コロナ対策(マスク着用・手洗い・三密回避・換気 そして健康観察)を怠らず,【元気】に登校してほしいこと
2 【希望】を胸に始業式を迎えてほしいこと
また,最後の学級活動では,担任の先生方からどのようなお話をいただいたでしょうか。そして,辞校式では,8名の先生方とのお別れがありました。本校では、235名全生徒を全職員35名で指導して,今年度の教育活動を進めてきました。どの先生一人でも土中にいないと、今日の日を迎えられなかったと改めて感謝しました。人事異動とは,先生方にとってキャリアップ=成長の機会です。新しい職場でのご活躍を心から願い,紹介しました。
1年の国語の授業での熱心な指導,バレーボール部員との練習など【献身的に】学校を支えて頂いた先生。3学年主任として,一人一人を大切に接する【気配り】あふれる先生。授業も野球も学級経営も生徒への思い溢れる【熱い指導】を行ってくださった先生。朝の登校時の生徒の皆さん一人一人にかける一言の【優しさ】溢れる先生。新任の先生を【温かく見守り】,励まし,ご指導いただいた先生。毎日の美味しい給食、調理員さんとの連携、安心安全な給食を提供するための【プロ意識】あふれる先生。学校図書館において,読書や人生の【楽しさ】を教えてくださった先生。面談が終わっても,生徒の様子を気に掛ける【優しさ】と専門家としての【的確なアドバイス】をいただいた先生。
どれだけ感謝の気持ちを伝えても足りないです。お一人一人のお話を涙しながら,しっかり聞く土中の生徒の姿に感動しました。先生方,本当にお世話になりました。そして,ありがとうございました。
給食は,3月23日に終わりました。ごちそうさまでした。皆さん,オムライスの日を覚えていますか。生徒の皆さんが配膳しやすいように,ビニールから卵をはがしてから折り畳み,一枚一枚ずらして配缶してくださっていましたね。その丁寧な仕事にプロ意識を感じます。このように,皆さんには見えない場所で生徒の皆さんを支える方は,学校にたくさんいらっしゃいます。改めて感謝して,令和4年度を迎えたいものです。
この【校長室より】をお読みいただき,ありがとうございました。土中の生徒の頑張りを少しでも紹介出来たら嬉しいです。これまでの保護者の皆さんの協力・指導に感謝します。次年度,76年目の土中もよろしくお願いします!
出席停止の感染症にかかったら、こちらをご確認ください。
【通知】治癒証明書等の取扱いの変更について.pdf
柏市立土中学校
〒277-0033
千葉県柏市増尾1-23-1
TEL:04-7172-4809
FAX:04-7174-5846