教育研究所からのお知らせ

教育研究所からのお知らせ

夏季特別講座「手賀沼教員殉職事件 講演会」

8月4日 沼南庁舎大会議室にて実施しました。

 夏季特別講座「手賀沼教員殉職事件 講演会」
  講師 小 林   健  先生

 戦中に手賀沼で起きた教職員殉職の悲劇から,受講者が命の大切さや研修の尊さ,危機管理の重要性を学ぶとともに,市内教職員に事実を語り継ぐことを目的とし実施しました。先生のお話から,家族を失った当時の生々しい事実を伺い,戦争の悲惨さとともに,学校に携わるものとして,危機管理の重要性を考える講座となりました。
 このような悲劇を二度と起こしてはならないという強い気持ちのもと,後世に語り継いでいくための貴重な機会となりました。

千葉大学連携講座

8月4日 千葉大学柏の葉キャンパス環境健康フィールド科学センター
    シーズホールにて,連携講座を実施しました。

講義1 漢方医が診るこころの不調 
    講師 千葉大学 柏の葉診療所 所長・漢方内科医師 勝野達郎

講義2 ツボとお灸によるセルフケア 
    講師 千葉大学 柏の葉鍼灸院 院長・鍼灸師 松本毅

 漢方やツボ,お灸など,心や身体のセルフケアについて考える講座となりました。
 学校ではなかなか聞くことができない専門家のお話を聞くことができ,教養が深まりました。

第7回初任者研修

8月4日(木)沼南近隣センターにて,対面で実施しました。

①講義・演習
 「学習指導④~授業のベーシックスキル~」
   柏市教育委員会 指導課長

②演習
 「学習指導⑤~授業の見とり方と改善の視点~」
   柏市教育委員会 教育研究所

③講義・演習
 「指導計画から考える総合的な学習の時間」
   柏市教育委員会 指導課

④講義・演習
 「指導計画から考える特別活動の実践」
   柏市教育委員会 指導課

 単元づくりを進めてきて,いよいよ一つの授業に着目した内容となりました。一つの授業を考えますが,大きな視点で教科や領域を捉え,教科横断的な視点で子どもたちにつけさせたい資質能力を育むために学ぶことができたと思います。学んだことを実践し,評価・改善そして計画というサイクルを回していきましょう。

夏季研修講座⑤~⑧

8月2日,3日
今年度も,対面受講者を限定し,夏季研修講座⑤~⑧を実施しました。
この後,動画配信を行います。柏市の教職員にとって,充実した学びの機会になることを期待しております。

夏季研修講座⑤『深い学びを促す指導と評価の一体化』
  京都大学大学院 准教授 石 井 英 真  先生

・形成的評価と総括的評価を区別すること,出口の子供の姿をイメージすること,「見取り・評価・評定」の区別,「見る」目を養うということ,「評価は授業の鏡」ということなど,指導と評価の一体化について,さまざまなヒントをいただきました。

夏季研修講座⑥『性的違和や性指向・性自認に係る児童生徒への対応について』
  柏市立高田小学校 校長 中 光 理 惠  先生

・「ふつう」「当たり前」という言葉がもつ危うさや同調圧力,アンコンシャスバイアスの作用など,実際にあった事例や実践から,多様性のある児童生徒の前に立つ教員として,どのように対応していくか考える機会をいただきました。

夏季研修講座⑦『発達障害のある子供への学習上の指導と工夫』
  発達障害学習支援シニアサポーター アナウンサー 赤平 大  先生

・発達障害は性格であるという視点,支援の仕方に正解はなく,一人一人の特性に合った方法で支援をしていく必要があることなど,発達障害をLGBTQと同様にしたいという先生の強い思いが伝わり,学校全体や社会全体として”発達障害”について知っていくために,自分に何ができるのか考える機会をいただきました。

夏季研修講座⑧『子供の力を引き出す授業ファシリテーション力』
  拓殖大学 准教授 石 川 一 喜  先生 

・子どもが安心して発言できる場づくり,聴くことの大切さ,人と人をつなぎ相互理解を深めること,集団の力を最大限に引き出すことなど,体験を通してファシリテーションを学ぶことができました。


第6回柏市初任者研修

8月1日(月)沼南近隣センターにて,対面で実施しました。

①教科別講義・演習
 「学習指導③~各教科の見方・考え方を働かせた授業づくり~」
   教育研究所・指導課・学校教育課 指導主事 他

②講義・演習
 「チーム学校を支える協力体制づくり協力体制づくり
   ~コミュニティ・スクールの在り方を通して~」
   学校教育課 教育専門アドバイザー

③講義・演習
 「道徳教育の基本と実際」
   麗澤大学 客員教授 広中 忠昭

 中学校は教科別に分かれ,各講師から教科特有の見方・考え方や系統について,講義・演習を通して考えていきました。小学校は,4教科に絞り,各教科の見方・考え方を基に,授業づくりについて考えていきました。
 午後は,コミュニティスクールの理論を学び,熟議について体験をしました。道徳については,具体的な教材を通して,道徳の授業について考える機会となりました。各教科の専門性を高めていくとともに,地域との連携・協働に努めていきましょう。

夏季研修講座①~④

7月28日,29日
今年度も,対面受講者を限定し,夏季研修講座①~④を実施しました。
この後,動画配信を行います。柏市の教職員にとって,充実した学びの機会になること

夏季研修講座①『ゲートキーパーの役割』
  メンタルレスキュー協会 副理事長 小野田 奈美

・気づき・傾聴・つなぎ・見守りの大切さと共に,自身が重要な役割を担っていること,うつや無気力の大きな原因は睡眠不足によること,疲労困憊時の回復のアプローチ等,様々な内容からゲートキーパーの役割を自覚する講座となりました。

夏季研修講座②『深い学びを生み出す単元づくり』
  大妻女子大学 教授 澤井 陽介

・教師目線のものを子供目線に作り替えること,指導責任がとれるときに評価をすること,発問を使って子ども同士の対話をつなぎ,授業での発想をより深いところへ持っていくことなど,単元づくりの様々なヒントをいただきました。

夏季研修講座③『1人1台端末環境での子供の学びと教師の役割』
  愛知県春日井市立高森台中学校 校長 水谷 年孝

・教えるから学ぶ授業へ,高森台中の数多くの実践から1人1台端末の活用について紹介していただきました。児童生徒自らが学ぶための情報活用能力の育成等,スキルやノウハウに伴う,教師の見方・考え方やマインドについて触れていただき,自ら学ぶという子ども側の視点での学習観が根幹となることを教えていただきました。人間関係作りを根底とし,まずは使ってみることの大切さをお話しいただきました。

夏季研修講座④『子供を取り巻く性の事情と性教育の在り方』
  児童養護施設一宮学園 副施設長 山口 修平

・性暴力の実態や被害を受けた子供の感じ方,ネット情報の発達と子どもたちの現状など,施設の視点からの現状を目の当たりにしました。児童生徒の取り巻く状況は日々変化しており,ルールで制限することから,子どもたちの自律をうながす指導への変換が必要になってきていることが大切であると気づかされました。

中堅教諭等資質向上研修Ⅰ選択講座②③

7月27日 中堅教諭等資質向上研修Ⅰ選択講座②③を実施しました。
「『深い学び』を実現する授業の在り方 
    ~教えて考えさせる授業の理論と実践~」
  東京大学 名誉教授  市 川 伸 一

「組織的な教育相談の進め方とコーディネーターとしての役割」
  千葉大学 グランドフェロー  保 坂   亨

 感染対策のため,大きな会場での開催となりました。
 中堅教諭は,学校運営を支える視点を持つことが求められています。
 それぞれの講義では,新たな視点を獲得し,自身のこれまでの実践を振り返る貴重な場になったことと思います。
 今後もミドルリーダーとして,学校運営に関わる取り組みを期待しております。

第2回初任者研修指導者研修会

7月20日
第2回初任者研修指導者研修会を実施しました。
初任者の育成について,作成された資料をもとに,1学期の実践の成果と課題を整理しました。
また,今後の研修の進め方について,グループでの協議を行いました。
2学期以降の指導に見通しを持つ機会となったと思います。
今後とも,指導教員と共に初任者の育成に努めて参ります。

令和4年度算数科授業力向上研修

令和4年8月5日(金)に算数科授業力向上研修を行いました。

「子供の実態に合った授業づくり」では,全国学力・学習状況調査の問題に込められたメッセージを読み解くことで子供たちに求められる資質能力に対する理解を深め,その上で授業づくりへの活かし方を学びました。

「授業で使える教具紹介」では,算数科授業力向上事業にて配置されている算数支援教員が自作した,子供のつまずき解消に役立つ教具を紹介しました。

 

教材市場にて,教具の紹介動画を視聴できます。(柏市教職員限定公開)

  

第2回算数支援教員研修

 

令和4年7月19日(火)に第2回算数支援教員研修を行いました。

算数支援教員は,日々児童のつまずき解消のために自作した教具を使って授業支援をしています。

今回の研修では,その教具についての情報交換を行いました。

児童の実態に応じた教具が紹介され,お互いの教具づくりに関する知見を広げることができていました。

今後の算数科授業における支援に活かしましょう。

なお,今回紹介された教具は,他の研修や教材市場で今後紹介する予定です。