校長ブログ

校長ブログ(令和2年度)

終わります、そして始まります。(校長ブログ)

教員になって33年が終わります。担任として20年、算数指導1年、教務主任3年、教頭7年、校長2年。担任として、のべ700人の子どもたちと関わってきました。最初に担任した子どもたちは今年43才になります。(一番下は21才です。)未だに交流のある子どもたちもいますし、そうでない子どもたちもいます。

関わった全ての子どもたちの今を知っている訳ではありません。しかしながら、長い経験から言えることとして「今、目の前にいる子どもたちがそのまま大人になるわけではない」ということがあります。

小学生の時は、色々なことで手がかかった子どもたち。勉強面だけでみても「一体、どうなっちゃうんだろ?」と心配した子どもたちもいました。しかし、中学、高校と進み、大学などの学校に進む者、就職する者、また、結婚、出産、子育て・・・と進んでいく中で、一人一人が立派に自分の人生を生きているなあと感じることばかりです。
人は、子どもという生き物から大人に生まれ変わる、と私は思っています。成長していく教え子たちを見ていると、それは確信できることでもあります。
今目の前にいる子どもは、子どもという生き物であり、大人の小さい版ではないのだな、理屈は通らなくて当たり前なのだな、と。
もちろん、今、関わる大人として、未熟な子どもたちに伝えなければならないことはあります。それを無しにほったらかしにはできません。温かな、それでいて真剣な関わりは大人として欠かせません。それが大人の役割ですし、それが無い中での成長は期待できません。

一度言ったぐらいではわからない、そんな「子ども」だからこそ、何度も何度も、根気よく関わる、伝えるということが必要です。これは、私が関わった子どもたちから教えてもらったこととも言える、個人の思いだけではないものです。ぜひぜひ、今後も、根負けせず、子どもたちに想いを伝え続ける大人でありましょう。
2019年4月に本校に着任し、その時その時に感じたことや、思いついたこと、子どもたちの様子などを記事にして毎日本ブログにて発信してきました。事実だけで無く、個人的な思いも書いてきましたし、立場上、個人の意見では済まないな、と思いながら続けてきました。アクセス数をブログ上で話題にしたことはありませんが、記録だけは取ってきました。今年度4月1日の326693から本日3月31日の601460まで1年間で約27万アクセス(1日平均約800アクセス)でした。連日家庭数68の10倍以上の数字で、計算上は保護者のみなさんが1人で毎日10数回見ていただいたことになります。ありがとうございます。学校HPをたくさんの方に見ていただけたことは励みになるとともに自分自身への緊張感にもつながりました。

ブログに関して言えば、見てるよと声をかけてくれた子どもたち、励ましの言葉をかけてくださった保護者のみなさんや先輩方、同僚、ほめてくださったり、誤字脱字を指摘してくださった退職校長先生方もいらっしゃいました。学校HPを通して、多くの方々に見守られていると感じられた2年間でした。読んでくださったたくさんのみなさん、ありがとうございました。
柏生まれ、柏育ちの先輩の1人として、富勢東小学校の子どもたちを応援しています。
本当に素直でかわいい子どもたちでした。みんな大好きです。
保護者のみなさん、地域のみなさん、改めましてご理解ご協力ご支援ありがとうございました。2年間お世話になりました。
明日から令和3年度が始まります。引き続き、富勢東小学校をよろしくお願いいたします。

修了式(校長ブログ)

修了式を行いました。

校長の話です。
ちょこちょこしていましたので、注意されたり、叱られたりが多かった自分の小学生時代。それでも学校は楽しいところでしたし、今この立場になってもそうあってほしい、そう思っています。
もちろん学校は、○○ランドや○○遊園地のような「楽しませるところ」ではありません。
だから「自分たちで楽しい学校にしよう。」と呼びかけてきたつもりです。

3つの柱「失敗をおそれずにやってみる」「本当のことを話せる」「自分の命は自分で守る」ことで、楽しい学校にしていくんだよ、ということを子どもたちに伝えてきました。耳にたこができるほどではなく、年に数回ではありましたが。
その中でも、「自分でやってみる」ことで楽しくなるという話を今日は多めにしました。
今、もし学校が楽しくないなと思っている人がいたら、自分が何かをしてみるんだよ、楽しいことはやってくるものではないからね、って話をしました。
その後、今日、担任の先生から渡す通知票と修了証書の話もしました。



通知票は担任の先生と校長先生が認めたものです。はんこが押してあります。修了証書はみんなが本物の○年生になったという証ですという話です。
でも、勉強だけで言っても、今の学年の内容でできていないこともあることを忘れずにがんばってください、と伝えました。



令和2年度最後の最後も、子どもたちはこちらをよく見てしっかり話を聞いていました。
素直な心は成長のために欠かせないものです。本校の児童の良い点の1つです。
4月からも「自分でやってみること」を心がけて、楽しい学校にしよう、と話して校長の話を終えました。

令和2年度はウイルス対策の1年になりました。何度もこの場でお伝えしてきましたが、子どもたちは本当によくがんばりました。そのかげに保護者のみなさんのご苦労や、がんばりがあったことと思います。ありがとうございました。
職員も健康に気をつけてよくがんばりました。
引き続き個人でできる対策はそれぞれが怠らずにいきましょう。

大きな事故などなく、令和2年度が終わることをありがたく思います。
保護者のみなさん、本校学校教育にご理解ご協力いただき、本当にありがとうございました。
地域のみなさん、交流のできない1年でしたが、地域の子どもたちを見守ってくださってありがとうございました。
子どもたちは変わることなくこの富勢東小学校で、友達と一緒にすくすく育っています。来年度もどうかよろしくお願いいたします。

※3月中に、あと1回だけブログを更新いたします。

今日の東っ子(校長ブログ)

「あと1日で1年生が終わるよ、校長先生。」
登校してきた1年生の男の子が声をかけてきました。


1年生の鉢のチューリップも急に伸びて、今にも咲きそうです。

真の1年生まであと1日だね。みんな大きくなったね。

1年生が、体育館で4月の何かの準備をしています。わかる人にはわかる、あれです。お兄さん、お姉さんぶりを披露してもらうあれです。元気いっぱいで、見ていて思わず笑顔になります。

先生の話をきちんと聞く2年生。

課題に取り組み、先生に見てもらっている3年生。


友達の発表をきちんと聞きながら学習する4年生。

そして、何やら楽しそうな5年生。
自分たちが作ったもので、遊びを通して交流しています。

生き生きとした活動ぶりです。どうせ学ぶなら、楽しいことの中で学べれば最高です。



こういった活動からも学べることはたくさんあります。テストに出るような力ではないけれど、生きていく上できっと役に立つ、そういう力。義務教育という、人としての基礎を身に付ける場所での体験活動は大切です。
今年は学校行事としてできることは少なかったけれど、この5年生のように各クラスで工夫してできることをしながらここまで来ました。

きっと来年度も状況が大きく変わることはないと予想できますが、その中で、色々な力をつけていく体験活動ができるように頭を使いたい、使ってほしいと願います。
私も遊ばせてもらいました。

景品をいただきました。ありがとう、5年生。

解除とは言え(校長ブログ)

バックの曇り空が残念ですが、校庭の桜が綺麗です。
1都3県の緊急事態宣言が解除になりました。
レベル3からレベル2になります。

年度末、そして新年度スタートはこのレベルでガイドラインを根拠にしながらの学校生活となります。
「マスク」「手洗い」など個人個人の高い感染予防意識が求められるのは変わりません。
学校としてはさらに「換気」「三密を避ける」という予防対策。
ご家庭ではさらに「栄養」「睡眠」となります。
うん、今までと変わりません。
ウイルス対策ですからね。丈夫な体が何より大切です。






子どもたちは今日も元気に登校し、友達や先生と真面目に楽しく半日を過ごしました。年度末に向け、座学が減っています。その代わりにいろいろな活動で関わり合っています。

昨日、市内小学生の交通死亡事故が報道されました。
「市道」「自転車」「横断歩道のない道を横断」というキーワードが新聞記事から拾えます。
原因は何かしらあるにしても、小学生が亡くなったということはとても痛ましいことです。
放課後の過ごし方についてや、自転車の乗り方については本日子どもたちにも放送で注意を呼びかけました。自分が気をつけていても事故になる例はたくさんあります。とすれば、まず、ルールを守ることは自分を守るために一番大切なことです。お家でも話題にしてくださるようお願い申し上げます。

自己肯定感1(校長ブログ)

年度末、通知票の季節です。
今年度は6月からのスタートでしたので、年間2回としました。

6年生は一足早く仕上げて、卒業前に渡してあります。
今は、1年生から5年生分です。
まずは下書きです。担任が作ったものを別の学年の先生→教務主任→教頭先生→校長と回してチェックします。

子どもたちががんばってできるようになったことがあれこれ書かれています。みんなよくがんばって成長したなあと感じました。

もちろん、たくさんの教科でたくさんのことを習うわけですから、その全てが完璧にできるということはなかなかありません。得手不得手もあります。

今日、なかよしタイムに1年生の男の子が「校長先生、(鉄棒の)空中前回り見て!」と走って近寄ってきたので、そばで見ていました。

男の子ができたら、となりでがんばっていた女の子もできました。1年生で空中前回りとはびっくり。
「触るよ。」とひと声かけてから「すごいすごいすごい」と言いながら頭をなでました。
この瞬間に思い出したことがあります。


プールで水泳の話です。
25mプールで20mを初めて泳げた我が子(あるいはクラスの子)に、なんと声をかけるかという話です。
「すごい、もう少しで25mだよ。次はがんばって!」
見ている大人としては自然な声かけのようにも感じます。

しかし、子どもにとっては「がんばってここまで泳いだのに、もっとがんばれと言われた」という気持ちになる、ほめられた気持ちになれない。今の状態を丸ごとほめて「よく泳げたね、すごいすごい!」こう言われたら、子どもは自ら次のステップに向かうものだ。

できないこともある、そしてそれを言いたいんだけど、ぐっとこらえて、まずできたことに目を向けて今を受けとめてあげる、それが自らの成長につながっていく、そんな話でした。

通知票がそのように、子どもたちにとって次に気持ちよくつながるものになったら良いなあと思います。
いずれにしても、通知票は、その子のほんの一部のことであり、全てではありません。


この紙にはとても表せないすごいところを子どもたちはたくさん持っています。
(写真は今日の子どもたちの様子であり、本文の内容と直接関係はありません。)

次は君たち(校長ブログ)

今日の6年生の教室です。

当たり前のことですが、誰もいません。みんな昨日卒業していきました。
中学校の入学式までの約3週間、卒業の余韻を感じつつ、次への心の準備を少しずつのんびり始めてください。始まってしまえば、もう考えなくてもみなさんの日々がみなさんを中学生にしてくれます。大丈夫、応援しています。(苦手意識がある勉強があったら少し見ておくことはおすすめします。)

5年生の教室には担任の仁藤先生のメッセージが。

「今日から最高学年。」
うん、でも、焦らなくて大丈夫。
4月からの日々が、みなさんを少しずつ少しずつ6年生にしてくれます。
できることばかりではないでしょう。
失敗もあるでしょう。心配いりません。次に生かしつつ、目の前のことに丁寧に取り組むことで必ず成長します。

まずは真の5年生まであと少し。その後、1年かけて真の6年生になっていけば良いのです。

他の学年も同じです。もう少しで
4年生は真の4年生に。

3年生は真の3年生に。


今、すべきことに丁寧に取り組んでいる子どもたちです。

2年生は、感謝の気持ちをありがとうカードに表しています。


誰にありがとうを言いたいのかな。

1年生はこの1年間でできるようになったことを文章化しています。


毎日毎日先生や友達とがんばってここまできた1年生。真の1年生まであと少しです。

21日に緊急事態宣言解除の方向、と話題になっていますが、引き続き個人でできることにきちんと取り組むことが大切です。

学校でも、何も変わりません。粛々と感染予防対策を続けています。引き続きの健康観察をよろしくお願いいたします。

旅立ちの日(校長ブログ)

今年もまたこの日がやってきました。
卒業式です。
生まれてから12年間。そのうちの半分を占める6年間を過ごした小学校を子どもたちが旅立つ日です。
本校では42回目となりました。
3段2mの間隔を空け、換気もしっかり行いながらの卒業式でした。
証書を授与し




式辞として「夢を持って生きていってほしい」という話をしました。

真の6年生として立派な姿でした。



その姿を、4、5年生もしっかり見届けました。

小学校で一番お兄さんお姉さんになったこの子たちも、中学生になったらまた1年生からのスタートです。

昔、ある幼稚園の先生から「あんなに幼稚園で色々なことができるようになったのに、小学校に入学すると赤ちゃん扱いになって、できていたこともできなくなる」なんて話を聞いたことがあります。関わり、育てた身としてはきっとそんな思いにもなるんだろうなと思いながらその話を聞いていたのを覚えています。
しかし、これから卒業、入学、や就職、異動、転職など、節目というものは必ずやってきます。「謙虚な気持ちで、新しい場所で1からスタートしなさい。わかったような気になってはいけませんよ。」そんな意味があるように思います。謙虚さがあればいつでも成長することができます。子どもに限った話ではありませんね。
12名の卒業生も、この6年間でできるようになったことはたくさんあることは財産として、「新しい場所で」「謙虚に新しい気持ちで」良い人間関係をつくり、さらに力をつけていってほしいと願っています。

保護者のみなさん、改めましてご卒業おめでとうございます。


感染症対策として地域のご来賓のみなさんのご参加は叶いませんでしたが、引き続き富勢地区の子どもたちを見守ってくださいますよう、この場を借りてお願い申し上げます。

6年生のみなさん、夢に向かって進んで行ってくださいね。卒業おめでとう。

我が校にも春が(校長ブログ)

昨夜のニュースで都内の桜が咲いたと報じていました。
早速、朝、校庭の桜を見に行きました。

今にも咲きそうです。

登校してくる児童に「朝の風は冷たいね。でも昼間は温かくなるみたいだよ。」と声をかけました。「22度って言ってました。」と返事がきました。

天気予報を見てから来ているんですね。

今日は1年生から5年生の給食最終日でした。
ということは、通常日課も今日までです。この1年、元気によくがんばった子どもたちです。







2時間目の3年生の体育の授業で外に出たときに


飯塚先生が「桜が咲いてますよ」と言うので指を指す方へ行ってみました。見上げてみると

咲いてるじゃありませんか。高いところです。
今朝も低いところばかりを見ていたので気づきませんでした。
富勢東小の桜もついに咲き始めました。春がやってきました。6年生の旅立ちを祝ってくれているようです。

今日は、5年生と4年生による準備もできました。ご苦労様でした、ありがとう。先生方もお疲れ様でした。
さあ、いよいよです。

6年生給食最終(校長ブログ)

6年生は、今日が最後の給食でした。

今日は「卒業お祝い献立」でした。


栄養士の先生が栄養バランスを考えた毎日の給食で、子どもたちは大きくなってきました。「好き嫌いはあっても良い、嫌いでも食べることができる」それが大切なことです。これからもよく食べることで自分の成長を支えていってほしいです。

なるともスープの中でみなさんの卒業をお祝いしていましたね。

土曜日は大雨、日曜日は風、と荒れた天気でしたが、今日は朝から良い天気でした。風は少し冷たかったです。

校庭の桜のつぼみも、緑が濃くなっています。

卒業式も近づいていますが、

他の学年の児童が登校する日にちも両手でたりるほどになってきました。






今過ごしている教室での学びもあと少し。最後の日にそれぞれが真の1年生、真の2年生、真の3年生、真の4年生、真の5年生、そして真の6年生になれるよう、今学ぶことはしっかり学びながら1日1日を過ごしてほしいです。

緊急事態宣言について、病床について、人出についてなど色々な情報が耳に入ってきますが、引き続き私たち一人一人にできることを続けながら、元気にがんばりましょう。

手洗い、マスク、換気で予防、栄養、睡眠、運動で免疫力アップです。

みんな最後の最後まで(校長ブログ)

今日の給食です。

小林栄養士の話によると、今日の献立は、6年生が入学後、教室で初めて食べた献立なのだそうです。(カレーの肉の種類は違うとのことですが。)ここから、6年生にとっての給食が始まったのですね。みんな、大きくなりました。

今日は、卒業式の予行練習を行いました。(少人数なので、距離の確保がしっかりできます。
卒業式は、換気などの感染予防対策もきちんと行った上で実施します。)


今日の校長式辞のコーナーでは、本番とは違う「思い出とは」という話をしました。

練習中の真剣な6年生の姿をご覧ください。




マスクはしていますが、
12名全員のキリッとしたまなざしが分かります。(6年生の視線の先には、在校生の代表として参加している5年生と4年生の姿があります。)

6年生の教室のカウントダウンカレンダーは、本当にもうあと少しです。


卒業式は、6年生が最も格好良い最後の日。
積み上げてきた毎日によって真の富勢東小学校の6年生になる日。

それでもまだまだその日ではありません。最後の最後まで、小学校生活を大切に過ごしてほしいです。

放送担当として予行練習に参加した3年担任の飯塚先生が教室に戻った後、予行練習の時の真剣な456年生の様子を子どもたちに話していました。

「きっと良い卒業式になる。」と子どもたちに語りかけていました。



2年前までのように全校で参加することはできませんが、6年生への思いは送る会でたっぷり伝えました。あとは、6年生が安心して卒業できるように、自分たちにできることを毎日がんばることです。


2日間の短縮日課でした。下校時の交通事故や下校後の遊び方に注意するよう、放送で呼びかけましたが、大丈夫でしたでしょうか。
週末です。毎度のことですが、緊急事態宣言下は変わりませんので、健康管理の上、みなさんが元気に過ごせますように。

3.11(校長ブログ)

東日本大震災から10年がたちます。

新聞やテレビなどでも数日前から「地震」「津波」「避難」「引き渡し」など様々な角度からあの日のことを取り上げています。

藤木先生が、半月ほど前から、ブックルームに10年前の小学生新聞を展示してくださっています。

3月最初の広報かしわでは災害について扱っていました。

広報かしわ | 柏市役所 (←大きくご覧になりたい方はこちらから)

今日、子どもたちには「あの日お亡くなりになったたくさんの方々のためにも、私たちは元気に生活をしよう」というような話を放送で呼びかけました。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。




学校では、定期的に地震や火事などへの対応を想定した避難訓練を行い、年に1度は引き渡し訓練を行っています。訓練の度に、子どもたちには「学校にいるときは、そこにいる先生の話に耳を傾けることが大切」と話しています。みんながバラバラなことをすることで混乱するのを避けるためです。となると、我々教職員の「子どもたちを守る」という意識の高さも必要になります。


施設面では、校舎や体育館には耐震工事が施されています。外が安全か、中が安全かは、その災害の種類や規模によって判断します。


本校は、柏市の避難場所、避難所として指定されています

が、「洪水は×」となっています。
決して高くはない土地なので、洪水の場合はここに避難してはいけません、ということです。災害に応じて避難の仕方も考える必要がありますし、少しでも高いところに一時避難することも想定しておかねばならないことを再確認しました。

以前に購入して読んだ本です。教頭先生も読みました。

「最悪を想定して」「慎重に」かつ「素早く」「空振り覚悟」の判断の大切さを強く感じます。

ちなみに、10年前のあの時、共働きの我が家の娘(当時高校3年生)はお向かいの家から声をかけてもらいそのお家で過ごさせてもらっていました。大きくなってはいましたが、とても心細かったと思います。その暖かさに感謝しています。ご近所とのつながりの大切さも感じます。

今日の子どもたち(校長ブログ)

日中の暖かさは「春」でした。

桜のつぼみも順調に膨らみ、校長室窓下の花壇の花も色鮮やかに元気が出てきたように見えました。


春は別れと出会いの季節。

最高学年である6年生の卒業が近づいています。

カウントダウンカレンダーの数字も

ついに片手に・・・。


1年間、社会を担当した教務主任笠井先生の話を真剣に聞く6年生の様子です。卒業のその瞬間まで、小学校での1時間1時間を大切に過ごしてほしいと願うばかりです。

算数の展開図の学習をしている5年生です。

めりはりのある良い生活ぶりです。

音楽室での対策をとった上で歌を歌う4年生です。

「赤い屋根の家」を心を込めて丁寧に歌っていました。優しい、良い歌声です。

たんぽぽ学級では体を動かしている場面でした。

パプリカを元気に踊っていました。毎朝校長室に顔を見せに来てあいさつをする二人です。

3年生は社会科です。

休み時間にはいつも元気な3年生の、授業中のけじめある態度。

2年生は算数。

わかるときも、わからないときも元気いっぱいです。

1年生が勉強してます。授業中なのであたりまえですが、

大変よくがんばっている15名の7才児です。
富勢東小学校で「よく学び」「よく遊び」「よく食べ」、もうすぐ真の1年生となります。

それぞれの子どもたちが、それぞれの場所で、担任やそれ以外の先生方とも関わりながら、またひとまわり大きくなります。環境が人をつくるのです。どんな出会いも学びになります。そんな言葉は思いつきもしない、考えてもいない子どもたちだからこそ、ぶつかりながら、悩みながら、それでもここまできたんだな、そして前へ進んで行くんだな、と思います。

頭でいろいろ考えてしまう大人とは違いますね。子どもなんです。

あいさつ(校長ブログ)

おはようございます!と今日も子どもたちが元気に登校してきました。


先週末に見守り隊のお一人から嬉しいお話をうかがったと、教頭が私の所に来ました。
ある児童のあいさつについてです。


毎朝、その子とあいさつを交わす時に、一言添えてくれるのが嬉しいというお話でした。詳しく聞いてみると、「地面が滑りやすいから気をつけてください」とか「寒いので気をつけてください」のような気遣いの言葉であったり、「元気にがんばってきます」のような本人の決意であったりするのだそうです。その方のメモを見せていただいたのですが、そのコメント力、なかなかのものでした。


小学校時代、声が大きいだけで「伊藤はあいさつだけはいいな!」と先生にほめられたことがありますが、もう全然レベルが違います。

このような話を伺うと温かい気持ちになります。さらには、そのように感じてくださったことを伝えていただいたことを嬉しく思います。ありがとうございます。引き続き子どもたちの見守りをよろしくお願いいたします。




そんな中、5年生の取り組みに足を止めました。


子どもたちが書いた提案文を廊下に掲示しています。

あいさつについて書いている児童がいました。


今すでに「気持ちの良いあいさつができる」または「気持ちの良いあいさつをしてみたい」「あいさつでこんなことをしてみたい」という子どもたちには、ぜひその調子で取り組んでほしいと思います。


私にとって、あいさつは「自分がすると気持ちが良いから」という理由でしてきたものなので、できない子にとって「しなさい」と言われ続けてできるようになるものではないと思っています。しかし、形から入ることの大切さもわかっているので、小学校での学校としてのあいさつについての取り組み方には難しさを感じている部分です。


これまで、中学生になって、自分の気持ちで元気な良いあいさつをしている子どもたちの姿もたくさん見てきました。というわけで、自分からあいさつができることはとても大切なことですが、小学校では「まずは大人からする」「子どもはそれにきちんと返す」ことが学校としての取り組みのスタートだな、と思って日々声をかけています。

そして延長(校長ブログ)

今週は雨からのスタート

子どもたちは、傘をさして、気をつけて登校してきました。今日もよく来たね。


先週金曜日に1都3県の緊急事態宣言の2週間延長(3月21日まで)が決定しました。
学校は「感染リスクの高い教科活動を行わない」というレベル3での対応を続けます。

3学期のここからの行事は、卒業式と修了式です。まずこの2つの行事には、飲食を共にしたり、長い時間対面で会話が続いたり、入り交じったりするような活動は一切ありません。今までと同様に「マスク着用」「換気」の上で、「密にならないように」「できるだけ短時間で」を意識して落ち着いて取り組みます。

金曜日のブログに書いたように、その他の活動についても同様です。対策としてできることを毎日毎日行っていきます。






保護者のみなさん。
「体調がすぐれないときには、ゆっくり休ませる」というある意味幅の広い判断への対応についてご協力いただき、感謝申し上げます。子どもたちは今日も元気にしっかり学んでいました。引き続きご協力をお願いいたします。


6年生を送る会で6年生への職員からのメッセージを、卒業式の体育館装飾の1つとして掲示することにしました。
6年生も、動画内ではかみしめられなかった一つ一つのメッセージをしっかり読んでくださいね。

対策は続く(校長ブログ)

桜の開花が、例年より早くなりそうというニュースがありました。冬に暖かい日が多かったことが影響しているようです。
そこで、校庭の桜の木を見てみました。
冬にはじっと春を待つように固かったつぼみが膨らんでいました。
世の中の状況など関係なく、季節は巡っています。春はもうすぐそこまで来ています。

今日も、子どもたちは元気に登校してきました。

今夜決定と言われている緊急事態宣言の延長。そうなっても学校としての取り組みはここまでと同様です。

①登校時に検温、消毒。

②食事以外の時間はマスク着用原則、手洗い、換気、できるだけ3密を避けての活動。







③そして、太陽の下で元気に体を動かす。病気に負けない体づくりです。



元気でいれば、ウイルスもボールのように跳ね返せるかも!
こんなふうに!


愛知県の公立陶生病院・感染症内科の武藤義和先生が書かれた文章のリンクを貼っておきます。後半は特に「一人一人ができること」という内容でわかりやすく書かれています。
新型コロナの「真実」 大切な人や社会を守るには 新型コロナを克服し〝明るい未来〟をつくるには WEDGE Infinity(ウェッジ)

引き続き、お子さんを含めたご家族の健康管理についてよろしくお願いします。我々教職員も同様に気をつけてまいります。

学校をきれいに(校長ブログ)

5年生が5時間目に体育館、体育館周りの掃除をしました。「卒業式に向けて、会場となる体育館をきれいにしよう」という取り組みです。


13人、みんなで力を合わせてがんばりました。
5年生ありがとう。

今週は学校全体で清掃週間となっています。3月は「教室や校舎をきれいにして次の学年に渡そう」という生活目標もあります。1年間使った教室などもきれいにすることに意識して取り組んでいます。






今年度は学校内で過ごすことが多い1年でした。みんなが室内でがんばった分、例年よりあちこち掃除のしがいがあるかもしれませんね。みんなで、学校をきれいにします。

さて、今日もみんな元気に登校し、元気に過ごしました。

外遊びもたくさんして、明日も元気に過ごそう。

ひな祭り(校長ブログ)

今年度の卒業式は42回目です。
その日まで2週間となりました。


練習は、6年生だけだったり、4・5年生だけだったり、4・5・6年生一緒だったりいろいろです。いずれの場合も、マスク着用、換気、距離を意識しての練習を続けていきます。

そして、今日はひな祭りです。


給食もひな祭りメニューで季節感たっぷりでおいしかったです。

昨年の3月3日のブログを読み返してみました。ひな祭りの「ひ」の字も出てきていません。思い起こせば、臨時休校の前日でしたから、慌ただしかった覚えがあります。最初で最後の卒業式練習を1時間だけ行ったこともブログに書きました。

ここ数日、1都3県の緊急事態宣言解除についてあちこちメディアで話題になっています。さてどうなることやら。今が最高レベルですから、これ以上、レベルが上がることだけはありません。学校は今まで通りに粛々と教育活動を続けていきます。


まだまだ制限はあるものの、子どもたちが学校で友達と会い、友達と過ごしている姿を見るとほっとします。






みんなできる限りの対策を身に付けて、毎日元気に過ごしています。引き続き、予防対策をした上で、運動、栄養、睡眠の3つでしっかり免疫力を高め、元気な体をつくっていきましょう。

雨模様(校長ブログ)

常時マスクが習慣となっているので、「マスクを忘れて花粉症がつらい」ということが今年はありません。
今日は雨スタート。花粉症にまいっている子どもたちも大人も少し楽になると良いのですが。

短い登校時間の中でも、降ったりやんだり、明るくなったり暗くなったりという不思議な天気でした。


今日から、4・5年生の卒業式練習も始まりました。

本校は全員で新入生を迎え、全員で卒業生を送るという形をとってきました。もちろん、ウイルス感染予防対策の1年でしたので、昨年度の卒業式、今年度の入学式、卒業式はその形はとれません。
ただ、人数的に密を避けることは可能なので、今年度は5年生と4年生に6年生の卒業を見守ってもらうことにしています。


今日は、4・5年生だけの練習がありました。
全校の代表として卒業式への参列です。この心構えが子どもたちの成長の肥やしになります。
2つの学年が集まります。合同練習の時は3つの学年が集まります。交流活動はありませんが、マスク、換気、となりとの距離などの感染予防対策は行いながら進めていきます。








雨は降り続くことなく、なかよしタイムやロング昼休みは外で元気に遊べました。ただ、風が強い1日でした。そして、今、風が強い中、雨が降り始めました。子どもたちの下校にかからなくてほっとしています。

3月スタート(校長ブログ)

3月です。

1日です。

月が変わって、また1からスタート、というごく当たり前な流れは大変おもしろいものだなと思います。昨日の続きの今日なのに、何か新しく始まる気持ちになります。何も変わっていなくても、切り替えにはもってこいですね。

3月はまとめの月です。学校では卒業式という大きな行事があり、そのまとめを強く意識する月です。

6年生は、6年生を送る会を終え、いよいよ卒業式に向けて会場での準備を始めました。6年間生活を共にしてきた12名の子どもたち。登校する日も今日を含めて13日。卒業式のその日に、完成した富勢東小の6年生として、堂々と胸を張り、顔を上げて参加できるように、これからの1日1日を大切に過ごしていってほしい、そんな願いも持ちながら指導を続けます。


まとめの月ということで言えば、他の学年も同じです。まだまだその学年での完成までには日があります。それぞれの教室、それぞれの場面で、今年度出会った担任の先生との時間を大切に過ごして成長を続けてほしいです。





テストをしているクラスが多くなるのも、まとめの時期ならではです。

校庭では、6年生を送る会でお披露目した新投てき板がみんながボールを当ててくれるのを待っています。

新しくて、綺麗なので、最初は抵抗があるかもしれませんが、そのためにあるのですから、思い切りボールを投げたりしてください。
とても明るくて、かわいい良い絵です。


送る会とネット環境(校長ブログ)

明るい曇り空でのスタートになりました。

今日は6年生を送る会(オンライン)本番の日です。

各クラス自分の教室で会に参加します。
6年生の保護者のみなさんは参観可としているので、パソコン室で見ていただくことにしました。

会のプログラムです。


朝から、ホストの笠井先生と各教室との接続確認等を行い、準備は万全・・・。

2時間目に会を実際に始めてみると、いくつかの教室から「音が聞こえない」「こっちの声は聞こえてるのかな」などの不安の声が聞こえ、多少の混乱を感じつつ・・・。

なんとかなるかな?
このあたりまではそう思っていました。しかし、だめでした。動画は「遅れる」「止まる」「声は途切れ途切れ」・・・。

あれこれやってみた後に、1年生から5年生は別の時間にプログラムに沿って動画を見ることとし、6年生(と、来校してくださった6年生の保護者のみなさん)を優先に、できることを考えました。

結果、3時間目に6年生の教室で、ネットを介さずに準備してあった動画を見ることにし、6年生の保護者のみなさんにも教室に入っていただきました。

各学年の発表はそれぞれの学年らしさが出ていてとても温かく良いものでした。


6年生は、一つ一つの発表を見逃すまいと、じっとスクリーンを見ていました。発表が終わる度に、拍手ももちろんしていました。
1年生から5年生のみなさん。校長先生はずっと6年生の様子を見ていましたが、みなさんの6年生への気持ちはしっかり伝わったと感じましたよ。
よくがんばりましたね。

その後、6年生の発表、先生方の発表、校長の話と続きました。6年生は最高学年らしい工夫のある発表を見せてくれました。先生方の発表は思い出のアルバム風に1年間を写真で振り返りながら、6年生への言葉を重ねました。
校長の話では、6年生の前で直接「自分を大切になんて当たり前、隣にいる友達も大切にしてね」という思いを歌にして伝えました。

卒業式とは違う場での6年生への最後のメッセージです。静かに聞いてくれてありがとう。

さあ、6年生。下級生や、先生方のたくさんの思いを受けて、卒業式までどのような気持ちで過ごしていくか、最後の勉強です。期待していますよ。

学校では、来たるGIGAスクール4月開始に向け、オンラインの会議等を行いながら、機材やソフトに慣れようと努力はしているのですが、どうにもこうにも現在の市内学校関係のネット環境は大変脆弱で時間帯によっては動画も満足に見ることができません。2時間目なら午前の早い時間だからいけるかな、が甘い考えでした。

全校の子どもたちはもちろん、来校してくださった保護者のみなさんも長い時間お待たせして、本当に申し訳ありませんでした。

最後になりますが、企画に携わった江口先生、笠井先生、プレゼントや発表の準備をしてくださった各担任の先生方、動画がうまく流れずに試行錯誤・走り回った笠井先生・・・おつかれさまでした。そして、関わったすべてのみなさん、温かく見守ってくださってありがとうございました。

良い週末をお過ごしください。

今日の子どもたち(校長ブログ)

1月は「く(行く)」2月は「げる(逃げる)」3月は「る(去る)」と言われます。

2月が終わりそうです。
1日1日を大切に、大切に・・・。

今日もからっとした良い天気でした。ただ、空気は冷たかったです。

学校での感染症対策も当たり前に行えるようになってきているなあと感じます。

特に、学校で一番小さな1年生が、きちんとマスクをして鬼ごっこや縄跳びをしている姿を見るとそう感じます。

冷たい空気の中、太陽の下で子どもたちが遊んだり、走り回ったりしていました。みんな自分にできる対策をきちんとした上で、元気に、楽しそうに過ごしています。えらいね。





授業中だってがんばっていますよ。
1、2、3年生です。




4、5、6年生です。



なるべく真面目に学習している様子を写真に収めようとするのですが、カメラを意識してさりげなくこちらを見たり、Vサインをしたりする子がいて日々そのかけひきを楽しみながら回っています。勉強の妨げにならないように気をつけてはいます。
今日は、課題が終わった5年生が思い切りVサインで写っていますがご愛敬ということで・・・。

昨日の作業で美しくなったのり面の様子です。


のり面の中腹に引っかかっていたビニール袋を取りに、試しに上がってみたのですが、乾燥している上に、なかなかの角度で、滑り落ちそうになりました。やはり、作業はプロに任せて正解の領域です。

何をしてるのでしょう2(校長ブログ)

3年生が6年生の教室にいます。
何をしているのでしょう。

3年生は、何やら、緊張している様子です。

何かを渡しに来たようです。

6年生を送る会の招待状を渡しに来たのです。
マスクをして、短時間で渡しました。
受け取った6年生もうれしそう、そしてちょっぴりはずかしそう。マスクでお互いの口元は見えませんが、どちらも笑顔です。


その後、6年生から3年生にお礼の言葉が伝えられました。

今年度の「6年生を送る会」は、緊急事態宣言下のレベル3であり、ガイドラインでの「一同に集める活動は行わない」に従い、準備開始の時点で、オンラインでできる方法を担当者が考えました。
集まらなくても、6年生への思いを伝えることはできます。関わりが少なかった1年ではありましたが最高学年である6年生が気持ちよく卒業できるように、
それぞれの学年が一生懸命に心を込めて準備をしてきました。いよいよ、明後日です。どんな会になるか楽しみです。

冬の寒さが戻ってきました。風が冷たい朝でした。







今日は、敷地内ののり面の整備(草刈り)をしていただきました。高いところなので職員では危険です。プロの力が必要です。


1年間で伸びに伸びた草を刈っていただき、

こんなにスッキリ。
やはり整った環境は大変気持ちが良いものです。業者のみなさん、
ありがとうございます。

春のような(校長ブログ)

先週末から、春のような気候が続いています。
暖かく、思わず外で体を動かしたくなる、そんな感じです。
今日も、なかよしタイムに子どもたちが外へ出てきました。






実は、元気な子どもたちは気温に関係なく外に出てくるんですけどね。それでも、気温が上がってくると、楽しそうに見えます。体の動きが軽やかに感じるからでしょうか。

2月も最終週となり2月の終わりが見えてきました。それでも子どもたちはそわそわするような所はなく、落ち着いて学習に取り組んでいます。






明日の祝日を過ぎると、また水曜日から冬の寒さに戻るとの予報です。子どもたちも大人のみなさんも体調を崩さないように気をつけて過ごせると良いですね。

成長はそれぞれ(校長ブログ)

寒い朝が続いています。

1年生の水やり、習慣になっています。
鉢植えではパンジーが咲いています。その土の中にはチューリップの球根がじっと春を待っています。
ここのところ、チューリップの芽が出てきている鉢もあります。もちろん、全ての球根が「イッセーのドン!」と同時に発芽するわけではありません。
子どもたちも、自分の球根の芽が出ていないと焦る気持ちが生まれるかもしれませんが、芽が出る時期、のび方には個体ごとに差があるので、今はじっと我慢です。

学校は、ご存じの通り、4月生まれから3月生まれの子が同じ学年になります。私は3月25日生まれです。私のクラスにいた4月生まれのA君は、私が生まれておぎゃーおぎゃーと泣くことしかできなかった3月末に、すでに1才目前です。言葉を発していたかもしれません。歩き始めていたかもしれません。スタートの時点でそれだけの差があります。それから期間として縮まることはない約1年での生活体験で当然生まれる「差」が小学校入学までに縮まるとは思えません。
また、同じ4月生まれの子が2人いたとして、全く同じように成長するとも限りません。
同じ学年、同じクラスと言っても成長は本当に人それぞれです。大人が思うようなスピードで成長していない、そういうことに不安や不満を持つことはその時々であるかもしれません。それでも、人は必ず日々成長していきます。また、お家での顔と、外での顔は違います。役割も違います。お家で見ていると「もっとしっかりしてほしい」と思ったとしても、学校では「とてもがんばっている」ということはよくあることです。がんばっている場所があるということは素晴らしいことなのです。(お子さんが、お家でがんばるか、外でがんばるかだったらどっちでがんばってほしいですか。)

そして、何かの芽が出るタイミングも花が咲くタイミングも人それぞれです。(人生100年、という長い期間でみると大船に乗った気持ちでいられますが、正直言うと、人生の前半の受験や就職が他の人たちと同じタイミングで訪れるので、周りの大人が心配になる気持ちもわかりますし、本人もそこで苦労することはあるでしょう。)

将来なりたいもの、したいことなどは今決められるものではありません。夢を持って生きることは大切なことですが、その時々で自分の力を思い知って、夢が変わることもあります。何にしても、ちょっと先、ちょっと先の目指すところを見つけながら進んでいってほしい、今を大切にいろいろな基本を知って、身に付けていってほしいなと思います。子どもたちは今日も成長を続けています。


土日も健康管理に努めて、ご家族にとって有意義な時間になりますように。

ご飯で言うと(校長ブログ)

ここ数日、職員との面談をしています。「ここまでの1年間を振り返って」ということが内容になるのですが、どうしたって「感染症対策の1年」「行事のない1年」「交流のない1年」というような言葉が共通ワードとして出てきます。

ご飯で言ったら「いつも同じおかずの毎日だった」ということになるでしょうか。(ならないかな。)「えー、またこれ?」と言ってしまって、「しょうがないでしょ。」と言われて終わる、そんな感じでしょうか。



どんな状況でも、その時に口にできるもので、お腹を満たすしかないし、その中から取れるだけの栄養を摂取しなければ倒れてしまう。不平不満を言っていても食べないわけにはいかないし、食べないことには何も始まらない。「日々、出されたものをよくかんで食べるしかない」ということが一番大切なことなのでしょう。ご飯に例えるなら。




学校生活の話に戻せば、特別なことはないけれど「日々、目の前のことに一生懸命取り組むしかない」ということになるでしょう。今、目の前にあることに一生懸命取り組む、それは実は一番シンプルで一番大切なことであり、それができる力はこれから先も必ず必要だと思います。




子どもたちは、淡々と過ぎているような毎日を「
目の前のことに一生懸命取り組み」ながら、地道に積み重ねてきました。その成長は今年度は特に目には見えにくかったかもしれませんが、精神的な部分で一回りも二回りも大きくなったと言える1年になったのではないか、学校の中で不平不満を口にせず過ごしている子どもたちを見ているとそう感じます。本当に子どもはたくましい。

新投てき板(校長ブログ)

昨日、新しい投てき板をつける作業をしていただきました。リーダーは萩原さんです。1991卒の本校卒業生であり、令和2年度は布施新町の町会長をしてくださっています。
新しい板をつける前に、支柱の確認、そして補強をしていただきました。
一つ一つの柱の周りの土を掘ってみると、材木がかなり痩せているのがわかります。
土の水分で腐ってしまっていると思われます。

コンクリートで固めて、

モルタルで仕上げです。
材木には防腐剤も塗っていただきました。
いよいよ、取り付けです。6年生が下絵を描き、全校児童が着色した8枚の板が1枚1枚取り付けられていきます。

26日に全校にお披露目をしてから、使用開始です。教頭先生と笠井先生にシートをかけてもらいました。今はまだ、全体は見られません。お楽しみ、です。

萩原さんはじめ、一緒に取り付けてくださったみなさん、1日がかりのお仕事、ありがとうございました。
綺麗になった投てき板、子どもたちもきっと喜びます。






今日も子どもたちは元気に過ごしました。そして、真面目に学習に取り組みました。

PTA運営委員会他(校長ブログ)

昨日とはうってかわった春のような日差しでした。


今日は午前中にPTA運営委員会を行いました。久しぶりに役員のみなさんにお目にかかりました。会議室は、窓を開け、常時換気を行いました。当然マスク着用です。

学校評価へのご協力に対する感謝の気持ちをお伝えするところから始めました。

ここまで、子どもたちが元気に学校に来られていること、そのためにご家庭がしっかり支えてくださっていること、教職員も元気に学校に来ていること、その全てがありがたいという話をしました。
未だ、不透明なことが多い中ではありますが、情報収集を心がけ、今日を含め、修了式まで、できることに丁寧に取り組んでまいります。
その後、各委員会からの報告、そして、今後ののPTA活動について意見交換を行いました。子どもたちや我々教職員の活動を支えてくださっているPTA活動。子育て、介護、お仕事などそれぞれに事情を抱えているわけですから、「子どものため」という思いだけでは立ちゆかない状況になっているのは間違いありません。スリム化に向けて知恵を出し合う時間となりました。



意見交換の中で、「役員になって知り合いが増えたり、学校との距離が近くなって良かった」「うんうん」というようなやり取りを目にすると安心します。


今日、PTA会議室をのぞいて、参加している保護者の方に手を振っている子がいました。学校という、家から離れた場所で、お家の方に会うと嬉しいだろうなと感じます。形は変われども、子どもがいる学校に顔を出してもらう活動は子どもたちにとっても励みになるものです。



本校のために、良い形になっていけるよう引き続きよろしくお願いいたします。

また、1年生から5年生の保護者のみなさん、本日は子どもたちの様子を見ていただけて、ほっとしています。対策についてもご協力いただき感謝申し上げます。ありがとうございました。

テスト直しからテストまとめへ(校長ブログ)

さあ、2月も中旬、折り返しです。

今日は日中の雨が激しかったですね。久しぶりの横殴りの雨でした。ただ、子どもたちの登校時や下校時に影響がなかったのが幸いでした。(激しい雨の中、傘を握りしめて、車に気をつけながら安全に登下校する体験もとても大事なことではありますが。)

さて、土日だったか、その前だったか、テレビで松丸亮吾さんが「勉強で大切なのは×を○にすること」って話をしているのを見かけました。そのまま見ていたら「テストのことについて」話していました。できていないことを知ることが本当の勉強の始まりって話でした。

まさにその通りです。「教室はまちがえるところだ」っていう詩もありますね。


子どもたちにとって「間違えること」は一大事だとは思いますが、自分の間違いに気軽に向き合えるようになると、次への一歩につながりやすくなるものです。「間違えたらいけない」から「間違えたら直す」という気持ちの切り替えができるようになってほしいし、そういう環境を整えることも大切だなって思います。
子どもたちは、毎日毎日何かしらにつまずき、成功や失敗を繰り返しながら少しずつ成長していきます。

ここで、テストの話をします。学校では昔から、テスト直しってあります。考え方としては「間違いから学ぶ」「間違いをそのままにしない」という意味で理にはかなっています。しかし、とった点数によって、作業量に差が出ます。そして100点の場合は直すところがありません。



さて、下のような問題で「ア」と書いて×になった時に、「イ」と書き直したからといって、これ勉強になっているでしょうか。
また、ある子が、同じ状況で「ア」か「イ」ですごく悩んでいたとする。たまたま「イ」と書いて○をもらったとして、本来ならこの部分を振り返っておいたほうが良いのですが、○だったから直すことがありません。そのままオッケーとなってしまいます。こちらも勉強として成立しているでしょうか。
そんな疑問から、テストの使い方について考えたことがあります。お家の方々に購入していただいているテストをとことん利用する、0点でも100点でも終わった後に勉強に生かす方法はないだろうかと。

で、思いつき、実践していたのが、「テストまとめ」という方法です。

テストは、大切なことがギュッとつまっているので、○×関わらず、全ての問題について振り返り、まとめておくことで、効率の良い勉強ができる、という考え方です。

記号で答えた問題も、「アは×、イが○」では「ア」や「イ」が何を示しているか分かりません。きちんとわかるようにまとめておかなければなりません。

下の写真は理科と算数の「テストまとめ」の一例です。14年前に担任した6年生から資料としてもらったものです。卒業間近の1月のものなので、かなりしっかりしています。


最初は「まとめてごらん」と言うだけでは何をすれば良いか分からないので、こんな風にはできません。時間はかかっても「テスト全てを丸写し」から始まり、まとめ方も少しずつ授業中に全体に教える所から始めました。国語は、テストまとめになじまない教科ですが、算数、理科、社会は大切なことがつまっているので、まとめがいがあります。
「今日の宿題は、テスト直しです。」というと「わー、65点だからたくさんある。」「やった、100点だから宿題なしだ。」というような反応になります。「今日の宿題はテストまとめです。」というと、それは点数に関係なく全員の課題となるので「えー」「またかー」と全員の
心地よい声が響き渡ります。今日、このノートを久しぶりに開いて、その時のことを思い出しました。

全ての人にピタッと合う勉強法があるかどうかわかりませんが、勉強の仕方の一つとして、終わったテストをとことん活用する方法をお示しいたしました。

成長(校長ブログ)

祝日と土曜日に挟まれた金曜日です。

6年生の教室で、カウントダウンが始まりました。


まだまだたくさんの時間があります。今年度は、下学年との交流がほとんどなく、関わりによる成長の実感が分かりづらい1年になりました。その分、自分の成長を自分で見つめることができる、振り返ることができる、貴重な良い機会になるのではないかと思います。
ここまで6年生として過ごしてきましたが、その完成形となるまでにはまだ日があります。1日1日を大切に日々を積み上げていきましょう。



今日も、元気に登校した子どもたちは真面目に学び、楽しげに過ごしました。

明日の土曜日は、学校運営協議会 コミュニティスクール第3回の委員会が開催されます。レベル3の状況なので、「協議会委員を参集しての実施は不可」という教育委員会からの指示に従い、オンラインで行うことになっています。

地域の力を学校へ、というコミュニティスクールです。
(HP左側「富勢中学校区学校運営協議会」枠にイメージ図を、コミュニティスクールになりましたをクリックするとイメージ図と絡めた「コミュニティスクールが目指す像」を記しています。)

地域の子どもたちの9年間(義務教育機関)の成長を支えていくという理念のもと、地域の力を学校に生かしていくためにも、子どもたちの姿や学校の施設を直接見ていただくことがスタートと考えていたのですが、このような状況であるため、残念ながら学校に自由に出入りしていただくことができずにいます。今は、組織としてどのような役割が必要か、4月からできること、について話し合いを進めているところです。

前向き(校長ブログ)

今日も、朝の検温、消毒から1日が始まりました。
先生方、お疲れ様です。


自分の植木鉢に水をやる1年生、ふせ菜の手入れをして霜柱を踏みしめる5年生。朝の風景。

昨日、来年度新入生の保護者のみなさんにお目にかかりました。校長挨拶で本校の特長などを話し、4月お待ちしています、とお伝えした後、今年度の子どもたちのことをふと考えました。

最もシンプルな形の1年間を過ごした子どもたち。


我々大人は、自分の経験やお子さんの兄弟姉妹の経験から「この1年、あれも、これも、できなかった。」ととらえてしまいがちです。もしかしたら、日々、元気にたくましく過ごしている2年生から6年生の子どもたちの中にも、そう思っている子がいるかもしれません。もちろんそれが自然なとらえかたです。あったものがなくなるというのはそういうことです。


しかし、1年生の子どもたちにとっては、比べる日々がないので、「あれがやりたかった、これもやりたかった」という思いや実感がありません。今年度の毎日が当たり前の毎日です。
入学してから、マスクをしながら、担任の先生と学び、友達と話をし、前を向きながら給食をもりもり食べ、友達と遊び・・・、あと1ヶ月と少しで富勢東小学校の立派な1年生になるための成長を続けています。立派です。


日々教室で学び、休み時間に外で元気に遊ぶ子どもたちを見ていると、じたばたせずに「これが普通なんだ」ととらえることで前向きになれる、そんな風にも思えてきます。見ていると嬉しくなります。自然と笑顔になります。

「いったいいつまで続くんだろう」そんなことを考えていると、「考えたってしょうがないじゃん、校長先生、一緒に走ろう!」子どもたちのそんな声が聞こえてきそうです。

6年生がMESHとipadを使って、プログラミングを体験しました。集中しています。

ipadを横に置いて学習するこの姿。
GIGAスクール実施の4月以降のスタンダードな風景になるのでしょうか。


12人のクラスを2グループにわけ、1人1台ずつ使えるよう担任が工夫して交代で行いました。恵まれた環境です。

明日は「建国記念の日」でお休みです。健康に気をつけて良い1日になりますように。

寒い1日でした(校長ブログ)

風の冷たい朝でした。

検温していて感じるのは、フリース素材の暖かさです。フリースで防寒している首あたりで検温すると、かなり高い数値が出ます。(もちろん、時間をおいて測り直します。)防寒には優れているんですね。

昼になっても風は冷たく、寒かったのですが、今日はロング昼休み。元気な東っ子が外に飛び出してきました。



本当はもっとあちこちで子どもたちが元気に遊んでいたのですが、写真を撮るはずの私が、途中から3年生男子とサッカーに興じてしまい、子どもたちの様子をカメラに収めることができませんでした。
全力の運動の結果
①マスクをしながらの運動は大変きついこと
②こんな寒い日でも、走り回るとしっかり汗をかくこと
この2つをきっちり体感しました。




学習は学習で大切であり、子どもたちはよくがんばっています。今年度は特に教室での学習が多くなっていますし、運動不足も心配されています。休み時間は進んで外で体を動かしてほしいです。



太陽の光を浴びることは、目にも良いことである、とNHKの番組の情報で知りました。

NHKスペシャルのホームページです。
「わたしたちの“目”が危ない 超近視時代サバイバル」 - NHKスペシャル - NHK


病気に負けない体、健康な目のためにも、外で元気に遊ぼう。

学校評価(校長ブログ)

学校評価へのご協力ありがとうございました。
集計・考察が終わりましたので、本日配付いたしました。ご確認ください。

担任もそうでしたが、私自身もなかなか保護者のみなさんと対面でお話しする機会を設けることができませんでした。正直このような1年間を過ごした学校への評価として、どのようなご意見、ご感想が寄せられるのだろうかと思っていました。
しかしながら、温かなお言葉や肯定的な数値をいただけたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

今日も子どもたちは元気に登校してきました。
ここまで子どもたちは自分たちのできることにがんばって取り組みました。そして、保護者のみなさんはその子どもたちを家庭でも健康面も含めてしっかりと支えてくださいました。このような状況ではありますが、日々お疲れ様です。


校長である私や担任が、どんなにきれいな言葉で保護者のみなさんに様子を伝えることができたとしても、実際の「子どもの姿」が全てであることは承知しています。



楽しそうに学校に通ったり、帰宅したりしていれば、「よかった」と思い、つらそうであれば心配になるのが保護者のみなさんとしては当然です。「大丈夫ですよ」と言われても「大丈夫じゃないからお話ししているんです」となります。



子どもに降りかかる様々なことは、基本的には子ども自身が乗り越えていかなければならないことではあります。しかし、まだまだ小学生です。周りの大人である教職員や保護者のみなさんで「本人が乗り越えていけるように」環境を整えることはとても大切なことです。そのために、情報共有、連携は欠かせません。


集計結果やみなさんからのご意見は先週までに全職員で確認いたしました。結果に一喜一憂することなく、引き続き子どもたちに向き合いながら、教育活動を進めてまいります。ご心配ご不安なことがありましたら遠慮なくご連絡ください。

また、冬の気候に戻りました。花粉の季節でもあります。予防に努め、体調管理を続けていきましょう。

何をしているのでしょう(校長ブログ)

今日も寒い朝でした。
毎朝、登校してすぐにふせ菜の畑の手入れに向かう5年生。
終わった後、畑の周りを歩き回っています。
何をしているのでしょう。
何かを感じながら踏みしめている感じです。
足の裏で感じる感触を楽しんでいました。
そう、霜柱です。
以前、北海道の友達が、正月に子どもを連れてきたときに、「霜柱を踏ませてやりたい」と言っていたことを思い出しました。北海道では早い時期から雪が降っていることもありますが、そもそも霜というより氷になってしまうので霜柱を体験できないと話していました。北の大地の子どもたちを連れて近所の公園へ行って楽しんでもらった覚えがあります。
学校の敷地内で、畑や花壇以外なら楽しめます。
サクサクサク・・・という感触を5年生の子どもたちと楽しみました。


緊急事態宣言の延長を受けて、再考した2月の行事について、今日お手紙を配付しましたのでご確認ください。「思い」だけで進むのはなかなか難しい状況ではありますし、その「思い」も人それぞれです。根拠はガイドラインと学校の実状です。

また、改訂ガイドラインを受け、マスクについて2つのことを職員に伝えました。
「子どもたちのマスクについてはその材質は問わない」ことと、「職員については、子どもとの距離が保てない状態、つまり子どもの行き来がある授業中は、マウスガードではなくマスクを着用する」ことです。
表情が見えるという点で本当に良いアイテムでした。

先日、市役所の方とお話しした中で、「娘の担任の先生の名前や顔が思い出せない」という話題があがりました。学校と保護者のみなさんとの関わりがかなり少なくなった1年で、同じような思いでいらっしゃる方もいるかもしれません。もしかしたら子どもたちも、数年後に今年度の担任の先生を思い浮かべたとき、マスクをしている顔を思い浮かべるかもしれませんね。

今日も子どもたちは、それぞれの学年の課題に向かって、一生懸命取り組んでいました。


宣言が解除される予定だった週末です。引き続きの対策を講じながら、健康管理に努め、良い週末になりますように。

元気な子どもたちと教育委員会の取り組み(校長ブログ)

今日も、検温、消毒から学校の1日が始まりました。
寒い中、元気に登校してきました。


子どもたちの元気な姿、明るい姿、素直な姿を見ていると、世の中の不安定な状況をふと忘れてしまいます。


こちらが、子どもたちからエネルギーをもらっているなあ、と感じます。

子どもが子どもらしくあるということは見ていて本当に気持ちの良いものです。
とは言え、世の中の状況には関係なく、子どもたちは子どもたちの世界で、楽しんだり、喜んだり、苦しんだり、悩んだりしているはずです。それはいつの時代も変わりません。
明らかにいつもと違う、おかしい、と周りの大人、つまりは保護者のみなさんや教職員が気づいて声をかけられれば良いのですが、見逃すこともあるし、見つけたとしても子どもがうまく口で表現できるとも限りません。


柏市では、来年度中に「心の健康観察」の導入を考えています。「朝の健康観察をします。伊藤君!」「はい、元気です」というおなじみの学校の朝の風景であるこのやり取り以外に、今の気分、今日の気分を、4段階の絵から選びチェックするというものです。感覚的に選べて簡単です。一人一人に配付されるタブレットで行う予定です。

今、本格的導入に向けて、何校かでお試しをしています。本校ではたんぽぽ学級、5年生、6年生がモニターとして協力をしています。(今のところはPC室で行っています。)

今朝は、5年生の入力の様子を見学しに、柏市教育委員会指導主事の小原先生がお見えになりました。
このワンクリックが早期発見のための手段の1つになれば、という取り組みです。
しかしもちろん、あくまでも手段の一つであり、子どもたちの様子を直接見ることによって、小さな異変に気づき・声をかける、早期発見・早期対応を心がけていくという最も大切な学校の姿勢は変わりません。何をおいてもまずは良好な人間関係です。



子どもたちが健やかに成長し、元気に学校に通うためにとの教育委員会の取り組みの一つをご紹介しました。

延長(校長ブログ)

昨夜、緊急事態宣言の延長が決まりました。

学校は通常登校が続きます。保護者のみなさんも、ご家庭の事情やお仕事の事情などがある中で、それぞれのご心配があると思います。我々教職員も同様です。不安なことがありましたら遠慮なく学校へご連絡ご相談ください。
目に見えないウイルスによる病気ですから、かかることは仕方がありません。もちろん、わざわざかかりに行く必要はありませんし、広めることもありません。引き続きそれぞれに予防対策を講じながら、人とのつながりは大切に生活していきましょう。

学校の対策としては、寒い季節ですが手洗い、そしてマスク着用、換気を引き続きの基本として、教職員による児童登校時の検温、手指消毒、密を回避した教育活動、学年をまたいでの活動・交流はしないなど、ガイドラインを確認しながら進めていきます。

2月の行事で「6年生を送る会」があります。
市内の各学校でこの行事を実施するかしないか、行うならどんな形で、など、校長間で情報交換をした1年前を思い出します。臨時休業になる直前のことでした。
(↓2枚の写真は昨年度)

少人数の学校だからできることがあると考えていますが、さすがに今はこの距離間での集会はできません。(繰り返しになりますが、学校の大小関係なく、柏市のガイドラインを根拠にしています。)今年のこの行事については1月中に「オンラインでの開催」を決めました。6年生への感謝の気持ちをどのように伝えるかを各学年ごとに考えながら準備を進めています。







真面目に学び続ける富勢東小の子どもたちです。

ミシンに向き合う6年生。


6年生が卒業式を迎えるまで登校する日は27日あります。土日祝を入れれば41日です。まだまだ富勢東小の6年生として成長を続けることができる期間があります。1時間1時間、1日1日を大切に過ごしてほしいです。

テレビなどで、真っ赤な山の映像が写るだけで鼻がむずむずする花粉症の季節がやってきました。風邪と花粉症の症状の違いはニュースでも取り上げられています。アレルギーによる鼻水・くしゃみ・せきなどは登校可能ですので、健康観察票にその旨記入してください。

こんなワッペンやはんこもあるみたいですね。

節分(校長ブログ)

季節の変わり目は邪気が生じる、という言い伝えから、年に4回ある季節の変わり目である「立春・立夏・立秋・立冬」の前日を節分とする、とのこと。(そう考えると、節分という日は年に4回あるってことです。)季節が変わる前の日のうちに、鬼をはらっておこう、という風習です。
節分と言えば、豆まき、ひいらぎ、いわしの頭、恵方巻き、今年は南南東・・・いくつかキーワードがありますが、今日の給食も季節のメニューということで、いわしと大豆が入っていました。

邪気をはらって、元気に過ごせるように、まず今日の縁起の良いメニューで力をつけてほしいですね。

1年生が鬼のお面を作っていました。とても楽しそうでした。

ちっちゃな鬼がたくさんいましたよ。


昼休みには、鬼のお面をかぶった鬼たちが鬼ごっこに興じていました。

柏市のガイドラインが改訂されてバージョン4となりました。バージョン3との違いにチェックを入れながら、一通り目を通しました。今後の教育活動も、このガイドラインを根拠にして進めていきます。



ガイドラインの中で6の(3)出欠席等の扱いというところに加筆された内容があります。レベル2、3では「同居する家族に発熱や風邪症状が見られるとき」には、児童の出席停止を徹底する、という内容です。家庭内感染というキーワードのもとでは、本人が元気でも、そのような対応をさせていただくことになりますので、ご家族の健康観察も含めて引き続きご協力をお願いいたします。この件に関して、判断に迷うことがあるときは遠慮なく学校へご相談ください。



朝の雨も早いうちにあがり、お昼頃は日差しがとても暖かかったです。


2月の生活目標の1つは「友達といっしょに外で元気に遊ぼう」です。暖かい日もそうでない日も、外で体を動かして、寒さに負けない体をつくってほしいです。



2月スタート!(校長ブログ)

2月が始まりました。
パラパラとあられが降る寒い朝でした。
うっすら白い体育館前

うっすら白い花壇

今日も子どもたちの検温をする教職員と、元気に登校してきた子どもたち。


手袋をしていない児童の手は赤くなっています。「手をぐーっと握ると温かくなるよ」という私の言葉に「ほんとだ!」「寒くて、握る力も出ない」・・・いろいろな反応が返ってきました。
曇り空でしたが、子どもたちの登校が終わると、雲の隙間から太陽が顔を出しました。

午後は青空が広がりましたが、それでも気温は低い1日でした。

「我慢のなんとか」「勝負のなんとか」というような次々に出てくるスローガンの元、制限のある生活は続いています。


報道などで、感染した大人の方々へのインタビューを聞くと、かなりしんどい印象を受けます。もちろん個人差があるところでしょうから、実際には、そうなってみないとわからない、というのが正直なところではあります。


子どもは感染しても「軽い」「無症状」と言われていますが、学校は子どもだけがいる場ではありません。職員もいますし、それぞれ家庭もあります。子どもが帰る場所にも別の場所で1日を過ごした親御さん、兄弟姉妹等がいるわけですから、やはり油断はできません。



今日、配付する学校便り「あけぼの」にも載せましたが、2月に予定していた長縄記録会の中止を決めました。子どもたちが交錯する活動であること、十分な練習ができていない状況で大会を行ってもねらいが達成できないことを判断材料としました。その他の主な行事についても、ご確認ください。

今日、あられの降る中で花壇で綺麗に咲いているパンジーを見ました。

じっと春を待っているようだ、とは人間の勝手な表現ですが、口がきけたなら「寒いよ」「冷たいよ」と言いたくなるところかな。確かに「我慢」をしているようにも見えます。

もしかしたら、同じように「我慢」をしているのかもしれませんが、子どもたちは、学校へ来て、友達と会い、友達と同じ場所で先生と共に学び、遊び、とても良い顔で生活をしています。授業中や、休み時間の表情、声、言葉でそう感じています。

活動に制限はあっても、彼らにとっての日常は確保されている、とその前向きな姿から感じています。とても立派で頼もしいです。

寒さも厳しくなる季節です。
引き続きの手洗い・マスク着用・換気を基本とした対策を講じながら教育活動を進めていきます。保護者のみなさんも地域のみなさんも感染症対策を健康管理に努めてください。ご理解、ご協力をお願いいたします。
(左上「コロナウイルス対策」枠内の、柏市の「学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」がVer4に改訂されましたので差し替えました。)


縄跳びとIT授業(校長ブログ)

昨日は、日中気温がどんどん下がって、放課後には子どもたちの大好きな雪が降るほどでした。大人はヒヤヒヤです。自分たちの通勤や子どもたちの登下校に影響が出る場合がありますから。しかし、短時間で済んだのでほっとしました。

今朝は青空。

学校周りも凍結の心配もなく子どもたちは元気に登校してきました。

空気がひんやりしている上に、風が冷たいので、外での活動は寒そうです。
1時間目に体育で縄跳びをする4年生です。

「校長先生、見てて!」と技を見せる子どもたち。大変上手です。もちろん個人差はあって当たりまえ。「できないことをできるようになりたい」と、自分の目標に向かって頑張って努力する姿こそが、学びの基本です。人との比較ではありませんから。
全校で進級カードを片手にがんばっています。


昨年末から今まで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかる児童がほとんどおらず、手洗い・マスクがいかに感染症予防に効果的か実感しています。それらの防御策に加えて、体力づくりで病気を寄せ付けない体に!という攻めの姿勢も大切です。


縄跳びは、自分のペースでいくらでもできるので冬の体力づくりには良いですね。私もささやかながら、昼休みに「つかえずに前跳び100回、ひっかかったら最初から」を課して取り組んでいます。小さなことでも続けることが大切、そう思っています。何をするにも健康が一番ですからね。

今日は3年生のIT授業がありました。

柏市教育委員会ITアドバイザーの高橋先生に「ローマ字入力②」の授業をしていただきました。


両手をホームポジションに置いて、上手に打っています。その調子です。

昨日、情報機器について書きました。
せっかくなので、高橋先生に「ご家族で情報モラルについて確認できるようなサイト」を伺ってみたところ、いくつか教えていただきました。学校でも6年生で情報モラルの学習をしますが、各家庭の状況によっては6年生になってからでは遅いこともあるかもしれませんのでご紹介します。

文部科学省

IPA独立行政法人情報処理推進機構
教育・学習(一般向け)|ここからセキュリティ! 情報セキュリティ・ポータルサイト

#今こそ考えよう 情報モラル・セキュリティ

盛りだくさんで申し訳ありませんが、わかりやすいものを見つけて、ルールづくりや話題としてぜひご活用ください。
高橋先生、3年生の授業、ならびに良い情報をありがとうございました。

情報機器(校長ブログ)

本日、柏市教育委員会と学校長連名で「教職員と児童生徒との電子メール及びSNS等のやりとりについて」というお手紙を配付いたしました。ご確認ください。



今日は情報機器について。
子ども本人用の情報機器をいつ渡すのか、渡さないのか、渡すとしたらどんなルールが必要かなど、ご家族で十分相談してください。どんなものでもそうですが、「みんな持ってる」「持ってないと話題についていけない」「持っていないと仲間に入れない」というようなお子さんの言い分はひとまず横に置いておくことをおすすめします。「うちはうち、よそはよそ」です。お家での考え方が大切です。

便利なものは一気に普及します。良い悪い関係なく、どんどん広まります。そして、それからあれこれと検証が始まります。情報機器で言えば、その使い方によって、脳や目など体への影響、心への影響、発達への影響・・・。そういったものは後からわかってきます。
「おやすみなさい」と言ってから、布団の中で遅くまでゲームなどをしている子はいないでしょうか。小学生にとって良質な睡眠は特に体づくりには大切な時期です。お家の事とは言え、心配なことの一つです。

また、アプリケーションの種類によっては、親御さんの知らないところで、友達だけでなく知らない人とつながることによる危険性もあり、それがきっかけでの連れだし等の事件が起こることもあります。本日配付のお手紙に関係する、教職員と児童生徒の個人的なつながりによる不祥事事例も報道されています。
悪いのは、悪いことを考える大人ですが、巻き込まれて傷つくのは弱い方、つまり子どもです。機器を与えるならば、巻き込まれないような環境を整えることも大切です。

子どもはいつの時代も子どもであり、子どもは大人とは違う生き物です。分かっているようで分かっていない、それはそうですよね。大人に比べれば、経験値が圧倒的に低いわけですから。知識は増やせても経験が伴ってないことが多いわけですから。分かっていてもできないことが、大人より多いのは当然のことです。
今は、アプリケーションの使用や時間制限などを親機の方で管理できるものもあります。中学生の保護者の方の中には、部活などのライングループに家のタブレットで参加することで管理している方もいます。管理をするということは、大人の手間が増えることになりますが、子どもの危険を回避すると考えれば、必要なことです。
(写真は、健やかに成長を続ける東小の子どもたちの今日の様子で、直接本文とは関係ありません。)

恕(校長ブログ)

朝の検温、消毒・・・。雨が上がっていたので通常通りできてほっとしました。子どもたちは、傘を片手に元気に登校しました。


先週の土曜日に、富勢小学校でコミュニティスクールの第3回会議に向けての打合せ会をしました。その時に学校運営協議会会長の涌井さんから、4校へ本を寄贈していただきました。

早速読ませていただきました。
筆者である三遊亭究斗氏、ご自身の体験や、それを元にした思いや現在の取り組みなどがわかりやすく書かれています。題名からもわかるように子どもたちへのメッセージです。ブックルームに置きます。

その本の中に出てきた言葉で、心にとまったものがありました。
今日のブログの題名にも使ったこの字、何という字でしょう。

似てる字で「怒」がありますが、ちょっと違います。

「ジョ」という読み方があり、「思いやりの気持ち」という意味があるそうです。

論語の中で、人が一生続けていくべきこととして「
其れ恕か。己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」という孔子の言葉が出てきます。その言葉で使われています。「自分がされて嫌なことを人にしない。」ということです。この文章は、昔、何回か目にしたことがありますが、この字は読めなかったので調べました。



論語での言葉ですから、人が人間として人との関わりを通して生きていくために必要なこととして、昔から言われてきたのだなと思います。




また、「思いやりの気持ち」は「思いやりの心を持ちなさい」と言われて育つものではなく、「思いやりを受けることでのみ育つ」と児童心理学者の平井信義氏の本で読んだことがあります。理屈ではない、より良い人間関係があってこそのことなのだと思います。子どもを相手にする大人としては心得ておきたい言葉です。


スローガンとして飾るだけではなんにもなりませんが、

小学校という場所でこの言葉を大切にして楽しい学校を目指したいと思い、心構えとして校長室のポスターの上に張ってみました。さらには、絵に描いた餅にはならないように。


最後に、短縄で自己記録を目指す3年生。距離を保ってできる感染症予防上でも良い運動です。体を鍛えるにはもってこい。がんばってね。

使ったところが強くなる(校長ブログ)

朝方は気温が低く、寒い毎日です。
みんな暖かな格好で登校してきます。
ネックウォーマーで温まった首あたりに向けて体温を計測すると、びっくりするような高い数値が出て測り直すことがありますが、健康でいるために体を冷やさないことは大切なことです。

5年生が登校直後に「ふせ菜」畑の整備をしています。霜が降りた地面はとても冷たいのですが、よくがんばっています。



今日も子どもたちは真面目に学習に取り組んでいます。








1年生がかるたづくりをしています。国語という教科で、ひらがな、カタカナ、漢字を学んできた1年生。文字も言葉も、それを使うことで自分のものとして身についていきます。自分の思いで文章を考えたり、絵を描いたりするかるたづくりはとても良い学習です。


非常にシンプルな文章が並びます。子どもらしいものばかりでとても良いです。大人だとこうは書かないだろうなあ、と微笑ましくなります。完成が楽しみです。

習ったことはどんどん使うことで身につきますが、自分の小学校時代を思い出すと、漢字を習っても、作文はひらがなだらけ。「習った漢字は使いましょう」なんて先生に赤ペンで書かれたものです。漢字に苦手意識があったので、進んで使わなかった記憶があります。

「使ったところが強くなる」って言葉を聞いたことがあります。子どもたちには、このような楽しい活動の中で、習ったことが身についていくといいなと思います。

今日はロング昼休み。子どもたちが元気に外で遊びました。外遊びで、健康な体づくりを!




「校長先生、サッカーしましょう。」といつも元気な3年生男子が声をかけてきました。一緒に走り回りました。冷たい空気の中でも汗をかきました。健康的な時間を過ごすことができました。ありがとう。汗の始末はしっかり行わないと風邪をひきます。気をつけてほしいですね。

情報の受け方(校長ブログ)

寒い週末でした。体調はいかがですか。
さあ、今週も始まりました。朝から良い青空でした。



長く教員をしてきて子どもの同士のトラブルをたくさん見てきましたが、その原因になることに次のようなことがあります。

そして

良い情報なら全く問題はありませんが、陰口や悪口だとトラブルにつながっていきます。

その時の状況や、3人の関係性も考えながら指導にはあたってきましたが、「人の口に戸は立てられない、という昔からのことわざがあります。Aの発言をとめることはできません。大切になってくるのはBの動きです。この動きによって、トラブルを大きくすることも、止めることができます。」というような話は必ずしました。情報受けたBがとても重要だという話です。Bが次に何をするか、何もしないか・・・重要な位置にいると考えて良いわけです。




これは、子どもに限ったことではありません。大人の人間関係でも日常的にあるかもしれません。「口は災いの元」なんてことわざも、今、頭をよぎりました。


昨日のNHKの朝のニュースの中で、情報の受け方についての特集をしているコーナーを見ました。「4つのハテナ」というものです。これは下村健一氏(ジャーナリスト)が光村図書の5年生の国語の教科書用に書き下ろした「想像力のスイッチを入れよう」の中に出てくるものです。
 想像力を働かせるための4つの観点「事実かな印象かな」「他の見方もないかな」「何が隠れているかな」→「まだわからないよね」というものです。呪文のようにこの4つを唱えて一呼吸おこうということなのだと思います。

 端末の普及により、誰もが、いつでも、情報受信・発信できる、そして情報があふれている世の中です。子どもたちだけでなく、我々大人も情報の扱い方には十分気をつけなければならないところです。

教科書の文章ではありませんが下村氏の文章です。
 ↓
  
Story 2 「四つのハテナ」 | 下村 健一(ジャーナリスト) | 作者・筆者インタビュー | 小学校 国語 | 光村図書出版                                                   
デジタルメディア「mugendai∞」


日々、ウイルス感染に関わる色々な情報が飛び交っています。何が正しいかわからないこともありますし、わかっていてもできないこともあります。はっきりしていることは、「相手はウイルスだから、かからないように感染予防をしよう」です。そのために学校で必要なことは、手洗い・マスク着用・換気を基本とした対策です。続けていきます。引き続き、ご協力よろしくお願いいたします。

プログラミング(校長ブログ)

先日、6年生が算数で取り組んでいた「プログラミング」のプリントをまねしてみました。吟味していないので不備があったらごめんなさい。
A地点にロボットが向こう向きに立っています。ロボットは「向きを変えられる」「線の上を進む」「前にだけ歩く」「交差点では必ず止まる」ものとします。

さて問題「矢印のように進んで、Bに到着するようにロボットに指示をしなさい」
答え1「まっすぐ行って、つきあたったら左に進めば着く。」
これが一番簡単な指示になるでしょうか。
しかし、この指示では不備が多く、ロボットは動けません。例えば「左に進めば」という指示はいけません。横に歩けるロボットならば横歩きをしながら左に進むかもしれませんが、「前にだけ歩く」ロボットですからつきあたったら止まったままです。この指示では左に行けず、Bへ着きません。

どうすれば良いでしょう。
「向きを変えられる」とありますから「左に向く」という指示があればよいわけです。

命令されたことを正確に行うコンピュータだからこそ、意図した処理を行わせるための正確な命令が必要です。

正答例としては「4ます分歩く。左に90度向きを変える。3ます分歩く。」となります。
こういった段取り、道筋を一つ一つ丁寧に進めていくことがプログラムを作るときに大切になります。「論理的な思考」ということです。こういう力を、身につけていきましょう、というのがブログラミング学習です。

しかしながら「論理的な思考」という部分で言えば、学習のあちこちの場面で必要なものであり、日々鍛えられています。




例えば、本校の2年生の算数『大きな数』の学習で「10000は100がいくつ?」というものでのつまずきが少なくないと聞きました。
これは覚えるものではありません。
「100が10個で1000。1000が10個で10000。だから、100が100個で10000」と道筋に沿って考えれば良いわけです。途中の「1000が10個で」というワンクッションがキーです。しかし「100が」と「1000が」の部分が混乱をきたすかもしれませんし、文章だけではわかりにくい。
前にも触れた覚えがありますが「算数は(場面の絵を)かいてみる」ことが大切です。
このように算数の問題は、階段で例えると、あえて、1段抜かしや2段抜かしのものがあります。その階段を自分で1段ずつ上がっていくことをしないと、つまずいてしまうのです。
算数を教えていたときは「魚を釣っておいしそうだからといって、いきなり頭からかぶりつく人はいないだろう。食べるには、うろこを取り、生か焼くか煮るか考えてさらに調理をする。そしてやっと口に入れるわけだな。算数も同じだよ。」なんて例え話もしました。
別の例です。
一気に答えを出そうとせずに、上のように、「途中の式を書く」「必要な筆算を書く」「繰り上がりを書く」そして、最後の見直しのために「書いたものを消さない」というようなことが本当に大切です。一つ一つを丁寧に行えば、必ず答えにたどり着けます。(小中の子どもたち、だまされたと思ってやってごらん。)こういうことを丁寧に意識して行うことで、論理的な思考は身についていきます。

子どもにとっては、「やっていて楽しい」ことは大変重要なので、パソコンに向かった方が「楽しい」でしょうけれど。



プログラミング教育、プログラミング学習、言葉を聞くと難しそうですが、そのために必要な論理的思考を育てる場所はあちこちにあります。しかし、会話1つにしても、あまり小さなうちから生活がきゅうくつになってしまったら何にもなりません。日常的に育てるなら「楽しく」は忘れずにいたいですね。

宣言が出て3回目の週末です。感染症対策を講じた上で、健康で有意義なものとなりますように。

習慣(校長ブログ)


保護者のみなさん、日々のご家族の健康管理、毎日の健康観察、お疲れ様です。ありがとうございます。
新年を迎えたから何もかもリセットなんてもちろん思っていませんでしたけれど、さらに気をつけることが増えるとも思っていませんでした。
それでも、まず朝の昇降口前での検温、消毒は、職員や子どもたちの習慣になっています。

2年生の教室の様子です。
常時マスク着用で、と呼びかけているわけですから、やって当たり前に見えますが、7、8才の子どもたちですよ。

改めてこうして見てみると、小さいのに立派だな、よくがんばっているな、と思います。大人と同じことを求められて、文句も言わずにマスクをして授業を受けているのですから。
もちろん、他の学年も同じです。






一番大きな6年生だって11、12才ですからね。

でも、こうした毎日を過ごしながら、病気にならないための、手洗いやうがい、マスク着用が習慣になって、みんなが健康で元気に過ごせることは良いことです。

昨年度の5月にこのブログで「継続は力なり」について書いた文章の一部を載せます。↓


「継続は力なり」って努力を続けるイメージが浮かびますけれど、実はどんなことでもそうなんです。例えば「あいさつをしない」という、努力を要しないことでも毎日こつこつ継続すると「あいさつをしない」という習慣が身につく、そういうことです。子どもはどんなことでも吸収し、身につけていきます。良い習慣って大切です。

今の状況の中で、継続的に感染予防を続け、病気に対する良い習慣が身につくことを願います。さらに広い意味で「自分の体や他人の体を守ろうとする子どもたち」に育ってほしいです。

大寒(校長ブログ)

朝の検温担当職員も1周しました。
朝早くから、ありがとうございます。


今日は東葛飾教育事務所から特別支援アドバイザーの松本敏先生に来ていただき、1年生から3年生の子どもたちの様子を見ていただきました。

松本先生はかつて柏市内で校長先生をされていた方です。各学年1時間ずつ授業を見ていただきました。子どもたちの様子から、より良い関わり方のアドバイスをいただきます。管理職と共に各担任が放課後に松本先生と面談をしました。
貴重なアドバイスは明日からの指導に生かしていきます。松本先生、1日ありがとうございました。

今日は「大寒(だいかん)」で、1年で最も寒い時期と言われています。冬らしいピリッとした空気で1日が始まりました。元気な子どもたちが登校し、真面目に学習に取り組みました。







寒さに負けずにがんばっています。

空気・照度検査とマスク(校長ブログ)

学校薬剤師の島田先生による空気・照度検査を行いました。抽出学級を4年と6年としました。


子どもたちの机あたりの明るさや教室内の空気などは学校保健安全法という法律の規定をもとにした学校環境衛生基準で決められている数値があります。それを満たしていれば学習環境として良好となります。
検査結果は「良好」でした。安心して学習ができます。島田先生、ありがとうございました。

さてマスクについてお話しします。

マスクをすることが習慣となったこの1年。そのおかげと言って良いのでしょう、秋から冬に突入しましたが、風邪やインフルエンザにかかる児童がほぼいません。(手洗いもしっかりしていますから。)
ただ、教室で子どもの前に立つ教職員の表情が隠れてしまうのは残念かなと思います。保育園などで小さな子を相手に保育する方々の表情が見えないことによる子どもへの影響が話題になったこともありました。

6月に↑マウスシールドが教育委員会から配付されたときにこんなものがあることを知り驚きました。担任など、子どもたちに直接関わる職員分のみの配付だったので、学校でもいくつか用意して、他の職員にも配りました。


しかしながら、国の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル2020.12.3Ver.5」P42にも「マスクに比べ効果が弱いことに留意」と記されているように、使用については気をつけなければなりません。このあたりは報道でも耳にしたことがあり、子どもたちや保護者のみなさんの中には心配している方もいらっしゃるかもしれません。
「一斉指導中はフェイスシールド、個別指導中はマスク、と使い分ける」ように、職員には伝えています。
もちろん、常時マスク着用の職員もいます。そこは、任せています。





引き続き、感染症対策を行いながら、子どもも大人も安心安全を心がけて学校生活が送れるように進めてまいります。

柏市のガイドラインでは、「児童生徒が濃厚接触者に特定された時(PCR検査の結果が陽性、陰性に関わらず)、2週間を基本とした健康観察期間(お休み)」となっています。そのご家族のお仕事にも影響が及ぶ可能性もあります。繰り返しになりますが、本人またはご家族で体調が良くない場合は決して無理をすることのないようにお願いいたします。不安なときはご相談いただければと思います。

遊具撤去(校長ブログ)

老朽化により修繕不可となった3つの遊具が撤去されました。
ビフォー          アフター
 
 
 
一つずつ新規に設置される予定ですが、一気には入らず、年度をまたいで一つずつとなりそうです。

遊具と言えば小学生の頃、母校の校庭に回旋塔というものがありました。同じ年代の方はきっと遊具の形や、遊んだときの光景が浮かぶと思います。今は、どこも撤去され見ることはなくなりました。

小5ぐらいまで自由に遊んでいました。他の遊具では体験できない浮遊感が得られるので、楽しくて仕方ありませんでした。手を離したら危ないことだけはわかりますから必死です。自信が無い子は近寄りませんし、積極的に遊んでいた私も手がすべって空を飛んだこともあります。

上の2枚の絵のように対面で2人で遊んだり、数人と一人に分かれて遊んだりしました。

ある日、担任の先生から、回旋塔の遊び方について話がありました。「今後は、みんなでつかんでぐるぐる走り回るだけ」とルールが変更になりました。ショックを受けたことを覚えています。
きっとこの遊具に関わるけが人も多かったのでしょう。当時の先生方も話し合いを重ねたのでしょう。
そしていつしか、この遊具も校庭から姿を消しました。

学校だけでなく、公園でも、色々な遊具の危険性が指摘された時期があり、昔の遊具は次々に姿を消しています。少し寂しい気もしますが、色々な年齢層の子どもたちが遊ぶ場所であれば仕方ないことなんだろうなと思います。








今回は老朽化による遊具の撤去でした。子どもたちの安全にも気をつけていただいて、1日がかりの作業になりました。ありがとうございました。


今日のあれこれ(校長ブログ)

昨日と今日の2日間で、校内書き初め展を行いました。

1、2年生は硬筆です。

3年生以上は毛筆です。


丁寧に心を込めて書くことができていますね。
ご来校いただいた保護者のみなさん、感染症対策へのご協力ありがとうございました。

朝の風景です。検温、消毒にて校舎内へ。この流れも少しずつ慣れてきました。


消毒前に手袋を外すタイミングも上手になって、混雑しなくなってきています。「習うより慣れよ」まさにこれです。

今日は太陽も出ていない寒い中でしたが、
予定通りに避難訓練を行いました。地震、火事などは緊急事態宣言下など関係なく起こるものなので感染症対策を意識した上で、今回は火事を想定して避難をしました。


集合時は、横の間隔を開けられるようにコーンを置いておきました。縦が詰まりやすいので、教頭先生が「両手間隔」に開くよう指示を出しました。

校長の話では
①「お・か・し・も」の確認
②大人がいるときは大人の指示を聞くこと
③大人がいないときは危ないことから離れるように動くこと
を伝えました。

とは言え、蜂の巣があると聞けば「どれどれ」と近づく子どもたち、蛇がいると聞けば「どれどれ」と近づく子どもたち、危ないと頭ではわかっていても足が向いてしまうということは好奇心旺盛な子どもたちですから十分考えられます。実際、2年間、本校でそのような場面は何度もありました。そんな子どもたちの現実も伝えた上で、「危ないところに近づいてはいけない、自分の命は自分で守る」と話して終えました。

緊急事態宣言が出て、1週間。子どもたちは元気に過ごすことができました。保護者のみなさん、日々の健康管理お疲れ様です。先生方、朝早くからの児童の検温や日常的な気遣いの中での教育活動ありがとうございます。子どもたちもご苦労様でした。それぞれ、感染症対策をしっかりして、よい週末をお過ごしください。

本日の広報かしわの1面です。ご協力を、です。

最後のページです。基本的対策です。

↓全体はこちらでご覧ください。

広報かしわ:令和3年1月15日号(1617号) - 柏市役所

健康観察(校長ブログ)

朝一番、登校してすぐに5年生が数人で何かしています。
うずくまって何をしているのでしょう。

ふせ菜の畑で、枯れ葉や雑草を抜いています。
自分たちが種をまいたふせ菜の成長を見守っているのですね。さすがです。寒い中ご苦労様です。


今日も子どもたちが元気に登校してきました。

1日の始まりです。
校舎に入る前の検温を初めましたが、もしここで高い体温だった時は、保健室で改めて検温をして、状況によってはご家庭にご連絡いたします。「高い熱がない」「手指の消毒をする」その上で校舎に入っています。
その後、養護教諭が健康観察票を集めて、本人とご家族の体調を確認をします。そして、校長に報告です。

簡易的な健康観察票ではありますが、現在の状況下ではこれが児童やご家族の健康を知る大切な資料になり、判断の材料にもなります。
毎日、朝のご多用な時間にお手数をおかけしますが引き続き、記入漏れ等ないようにご協力をお願いいたします。








子どもたちにとって、毎日学校に来るということは大切なことです。「先生」「友達」という家族とは違う人からの刺激は、子どもたちの心にとって必ずや成長のためになると考えるからです。行事がなくなったとしても、活動に制限があったとしても、「学校という場所で生活すること」そのこと自体に意味があります。
緊急事態宣言下の学校が、子どもたちにとって安全で安心して生活できる場所であるように、学校、ご家庭それぞれで、できることを続けていきましょう。

乾燥注意(校長ブログ)

朝の様子です。
花壇のパンジー

鉄棒

プール

敷地の地面

霜、氷・・・あちこちの景色が寒々しい朝でした。

マスクをした子どもたちが登校してきました。
昇降口前に並びます。

今日の担当の先生方が検温をします。朝早くからありがとうございます。

元気に一日が始まりました。

冷え切っていた空気も10時のなかよしタイムのころには暖かな日差しで穏やかになっていました。

1年生と3年生男子が太陽の下でマスク着用の上で遊んでいました。病気に負けない体づくりにつながりそうです。

一人で黙々と委員会活動で落ち葉掃きに取り組む4年生もいました。

立派です。思えば昨日の5年生も1人でがんばっていたなあ。立派です。

今日1日の中でも気温差がありました。その上、空気もかなり乾燥していました。マスクの着用が習慣になったことで、冷たく乾燥した空気がのどに直接当たることは少なくなっていますが、その反面で水分の補給頻度が少なくなってはいませんか。あれこれ気にしながらの生活はやっかいではありますが、全ては自分の健康のため、そして周りの人の健康のため。学校でも、子どもたちに上手に声をかけていきます。








今日も元気に過ごした富勢東っ子です。