校長ブログ

情報機器(校長ブログ)

本日、柏市教育委員会と学校長連名で「教職員と児童生徒との電子メール及びSNS等のやりとりについて」というお手紙を配付いたしました。ご確認ください。



今日は情報機器について。
子ども本人用の情報機器をいつ渡すのか、渡さないのか、渡すとしたらどんなルールが必要かなど、ご家族で十分相談してください。どんなものでもそうですが、「みんな持ってる」「持ってないと話題についていけない」「持っていないと仲間に入れない」というようなお子さんの言い分はひとまず横に置いておくことをおすすめします。「うちはうち、よそはよそ」です。お家での考え方が大切です。

便利なものは一気に普及します。良い悪い関係なく、どんどん広まります。そして、それからあれこれと検証が始まります。情報機器で言えば、その使い方によって、脳や目など体への影響、心への影響、発達への影響・・・。そういったものは後からわかってきます。
「おやすみなさい」と言ってから、布団の中で遅くまでゲームなどをしている子はいないでしょうか。小学生にとって良質な睡眠は特に体づくりには大切な時期です。お家の事とは言え、心配なことの一つです。

また、アプリケーションの種類によっては、親御さんの知らないところで、友達だけでなく知らない人とつながることによる危険性もあり、それがきっかけでの連れだし等の事件が起こることもあります。本日配付のお手紙に関係する、教職員と児童生徒の個人的なつながりによる不祥事事例も報道されています。
悪いのは、悪いことを考える大人ですが、巻き込まれて傷つくのは弱い方、つまり子どもです。機器を与えるならば、巻き込まれないような環境を整えることも大切です。

子どもはいつの時代も子どもであり、子どもは大人とは違う生き物です。分かっているようで分かっていない、それはそうですよね。大人に比べれば、経験値が圧倒的に低いわけですから。知識は増やせても経験が伴ってないことが多いわけですから。分かっていてもできないことが、大人より多いのは当然のことです。
今は、アプリケーションの使用や時間制限などを親機の方で管理できるものもあります。中学生の保護者の方の中には、部活などのライングループに家のタブレットで参加することで管理している方もいます。管理をするということは、大人の手間が増えることになりますが、子どもの危険を回避すると考えれば、必要なことです。
(写真は、健やかに成長を続ける東小の子どもたちの今日の様子で、直接本文とは関係ありません。)