校長ブログ

あいさつ(校長ブログ)

おはようございます!と今日も子どもたちが元気に登校してきました。


先週末に見守り隊のお一人から嬉しいお話をうかがったと、教頭が私の所に来ました。
ある児童のあいさつについてです。


毎朝、その子とあいさつを交わす時に、一言添えてくれるのが嬉しいというお話でした。詳しく聞いてみると、「地面が滑りやすいから気をつけてください」とか「寒いので気をつけてください」のような気遣いの言葉であったり、「元気にがんばってきます」のような本人の決意であったりするのだそうです。その方のメモを見せていただいたのですが、そのコメント力、なかなかのものでした。


小学校時代、声が大きいだけで「伊藤はあいさつだけはいいな!」と先生にほめられたことがありますが、もう全然レベルが違います。

このような話を伺うと温かい気持ちになります。さらには、そのように感じてくださったことを伝えていただいたことを嬉しく思います。ありがとうございます。引き続き子どもたちの見守りをよろしくお願いいたします。




そんな中、5年生の取り組みに足を止めました。


子どもたちが書いた提案文を廊下に掲示しています。

あいさつについて書いている児童がいました。


今すでに「気持ちの良いあいさつができる」または「気持ちの良いあいさつをしてみたい」「あいさつでこんなことをしてみたい」という子どもたちには、ぜひその調子で取り組んでほしいと思います。


私にとって、あいさつは「自分がすると気持ちが良いから」という理由でしてきたものなので、できない子にとって「しなさい」と言われ続けてできるようになるものではないと思っています。しかし、形から入ることの大切さもわかっているので、小学校での学校としてのあいさつについての取り組み方には難しさを感じている部分です。


これまで、中学生になって、自分の気持ちで元気な良いあいさつをしている子どもたちの姿もたくさん見てきました。というわけで、自分からあいさつができることはとても大切なことですが、小学校では「まずは大人からする」「子どもはそれにきちんと返す」ことが学校としての取り組みのスタートだな、と思って日々声をかけています。