校長ブログ

2021年3月の記事一覧

修了式(校長ブログ)

修了式を行いました。

校長の話です。
ちょこちょこしていましたので、注意されたり、叱られたりが多かった自分の小学生時代。それでも学校は楽しいところでしたし、今この立場になってもそうあってほしい、そう思っています。
もちろん学校は、○○ランドや○○遊園地のような「楽しませるところ」ではありません。
だから「自分たちで楽しい学校にしよう。」と呼びかけてきたつもりです。

3つの柱「失敗をおそれずにやってみる」「本当のことを話せる」「自分の命は自分で守る」ことで、楽しい学校にしていくんだよ、ということを子どもたちに伝えてきました。耳にたこができるほどではなく、年に数回ではありましたが。
その中でも、「自分でやってみる」ことで楽しくなるという話を今日は多めにしました。
今、もし学校が楽しくないなと思っている人がいたら、自分が何かをしてみるんだよ、楽しいことはやってくるものではないからね、って話をしました。
その後、今日、担任の先生から渡す通知票と修了証書の話もしました。



通知票は担任の先生と校長先生が認めたものです。はんこが押してあります。修了証書はみんなが本物の○年生になったという証ですという話です。
でも、勉強だけで言っても、今の学年の内容でできていないこともあることを忘れずにがんばってください、と伝えました。



令和2年度最後の最後も、子どもたちはこちらをよく見てしっかり話を聞いていました。
素直な心は成長のために欠かせないものです。本校の児童の良い点の1つです。
4月からも「自分でやってみること」を心がけて、楽しい学校にしよう、と話して校長の話を終えました。

令和2年度はウイルス対策の1年になりました。何度もこの場でお伝えしてきましたが、子どもたちは本当によくがんばりました。そのかげに保護者のみなさんのご苦労や、がんばりがあったことと思います。ありがとうございました。
職員も健康に気をつけてよくがんばりました。
引き続き個人でできる対策はそれぞれが怠らずにいきましょう。

大きな事故などなく、令和2年度が終わることをありがたく思います。
保護者のみなさん、本校学校教育にご理解ご協力いただき、本当にありがとうございました。
地域のみなさん、交流のできない1年でしたが、地域の子どもたちを見守ってくださってありがとうございました。
子どもたちは変わることなくこの富勢東小学校で、友達と一緒にすくすく育っています。来年度もどうかよろしくお願いいたします。

※3月中に、あと1回だけブログを更新いたします。

今日の東っ子(校長ブログ)

「あと1日で1年生が終わるよ、校長先生。」
登校してきた1年生の男の子が声をかけてきました。


1年生の鉢のチューリップも急に伸びて、今にも咲きそうです。

真の1年生まであと1日だね。みんな大きくなったね。

1年生が、体育館で4月の何かの準備をしています。わかる人にはわかる、あれです。お兄さん、お姉さんぶりを披露してもらうあれです。元気いっぱいで、見ていて思わず笑顔になります。

先生の話をきちんと聞く2年生。

課題に取り組み、先生に見てもらっている3年生。


友達の発表をきちんと聞きながら学習する4年生。

そして、何やら楽しそうな5年生。
自分たちが作ったもので、遊びを通して交流しています。

生き生きとした活動ぶりです。どうせ学ぶなら、楽しいことの中で学べれば最高です。



こういった活動からも学べることはたくさんあります。テストに出るような力ではないけれど、生きていく上できっと役に立つ、そういう力。義務教育という、人としての基礎を身に付ける場所での体験活動は大切です。
今年は学校行事としてできることは少なかったけれど、この5年生のように各クラスで工夫してできることをしながらここまで来ました。

きっと来年度も状況が大きく変わることはないと予想できますが、その中で、色々な力をつけていく体験活動ができるように頭を使いたい、使ってほしいと願います。
私も遊ばせてもらいました。

景品をいただきました。ありがとう、5年生。

解除とは言え(校長ブログ)

バックの曇り空が残念ですが、校庭の桜が綺麗です。
1都3県の緊急事態宣言が解除になりました。
レベル3からレベル2になります。

年度末、そして新年度スタートはこのレベルでガイドラインを根拠にしながらの学校生活となります。
「マスク」「手洗い」など個人個人の高い感染予防意識が求められるのは変わりません。
学校としてはさらに「換気」「三密を避ける」という予防対策。
ご家庭ではさらに「栄養」「睡眠」となります。
うん、今までと変わりません。
ウイルス対策ですからね。丈夫な体が何より大切です。






子どもたちは今日も元気に登校し、友達や先生と真面目に楽しく半日を過ごしました。年度末に向け、座学が減っています。その代わりにいろいろな活動で関わり合っています。

昨日、市内小学生の交通死亡事故が報道されました。
「市道」「自転車」「横断歩道のない道を横断」というキーワードが新聞記事から拾えます。
原因は何かしらあるにしても、小学生が亡くなったということはとても痛ましいことです。
放課後の過ごし方についてや、自転車の乗り方については本日子どもたちにも放送で注意を呼びかけました。自分が気をつけていても事故になる例はたくさんあります。とすれば、まず、ルールを守ることは自分を守るために一番大切なことです。お家でも話題にしてくださるようお願い申し上げます。

自己肯定感1(校長ブログ)

年度末、通知票の季節です。
今年度は6月からのスタートでしたので、年間2回としました。

6年生は一足早く仕上げて、卒業前に渡してあります。
今は、1年生から5年生分です。
まずは下書きです。担任が作ったものを別の学年の先生→教務主任→教頭先生→校長と回してチェックします。

子どもたちががんばってできるようになったことがあれこれ書かれています。みんなよくがんばって成長したなあと感じました。

もちろん、たくさんの教科でたくさんのことを習うわけですから、その全てが完璧にできるということはなかなかありません。得手不得手もあります。

今日、なかよしタイムに1年生の男の子が「校長先生、(鉄棒の)空中前回り見て!」と走って近寄ってきたので、そばで見ていました。

男の子ができたら、となりでがんばっていた女の子もできました。1年生で空中前回りとはびっくり。
「触るよ。」とひと声かけてから「すごいすごいすごい」と言いながら頭をなでました。
この瞬間に思い出したことがあります。


プールで水泳の話です。
25mプールで20mを初めて泳げた我が子(あるいはクラスの子)に、なんと声をかけるかという話です。
「すごい、もう少しで25mだよ。次はがんばって!」
見ている大人としては自然な声かけのようにも感じます。

しかし、子どもにとっては「がんばってここまで泳いだのに、もっとがんばれと言われた」という気持ちになる、ほめられた気持ちになれない。今の状態を丸ごとほめて「よく泳げたね、すごいすごい!」こう言われたら、子どもは自ら次のステップに向かうものだ。

できないこともある、そしてそれを言いたいんだけど、ぐっとこらえて、まずできたことに目を向けて今を受けとめてあげる、それが自らの成長につながっていく、そんな話でした。

通知票がそのように、子どもたちにとって次に気持ちよくつながるものになったら良いなあと思います。
いずれにしても、通知票は、その子のほんの一部のことであり、全てではありません。


この紙にはとても表せないすごいところを子どもたちはたくさん持っています。
(写真は今日の子どもたちの様子であり、本文の内容と直接関係はありません。)

次は君たち(校長ブログ)

今日の6年生の教室です。

当たり前のことですが、誰もいません。みんな昨日卒業していきました。
中学校の入学式までの約3週間、卒業の余韻を感じつつ、次への心の準備を少しずつのんびり始めてください。始まってしまえば、もう考えなくてもみなさんの日々がみなさんを中学生にしてくれます。大丈夫、応援しています。(苦手意識がある勉強があったら少し見ておくことはおすすめします。)

5年生の教室には担任の仁藤先生のメッセージが。

「今日から最高学年。」
うん、でも、焦らなくて大丈夫。
4月からの日々が、みなさんを少しずつ少しずつ6年生にしてくれます。
できることばかりではないでしょう。
失敗もあるでしょう。心配いりません。次に生かしつつ、目の前のことに丁寧に取り組むことで必ず成長します。

まずは真の5年生まであと少し。その後、1年かけて真の6年生になっていけば良いのです。

他の学年も同じです。もう少しで
4年生は真の4年生に。

3年生は真の3年生に。


今、すべきことに丁寧に取り組んでいる子どもたちです。

2年生は、感謝の気持ちをありがとうカードに表しています。


誰にありがとうを言いたいのかな。

1年生はこの1年間でできるようになったことを文章化しています。


毎日毎日先生や友達とがんばってここまできた1年生。真の1年生まであと少しです。

21日に緊急事態宣言解除の方向、と話題になっていますが、引き続き個人でできることにきちんと取り組むことが大切です。

学校でも、何も変わりません。粛々と感染予防対策を続けています。引き続きの健康観察をよろしくお願いいたします。

旅立ちの日(校長ブログ)

今年もまたこの日がやってきました。
卒業式です。
生まれてから12年間。そのうちの半分を占める6年間を過ごした小学校を子どもたちが旅立つ日です。
本校では42回目となりました。
3段2mの間隔を空け、換気もしっかり行いながらの卒業式でした。
証書を授与し




式辞として「夢を持って生きていってほしい」という話をしました。

真の6年生として立派な姿でした。



その姿を、4、5年生もしっかり見届けました。

小学校で一番お兄さんお姉さんになったこの子たちも、中学生になったらまた1年生からのスタートです。

昔、ある幼稚園の先生から「あんなに幼稚園で色々なことができるようになったのに、小学校に入学すると赤ちゃん扱いになって、できていたこともできなくなる」なんて話を聞いたことがあります。関わり、育てた身としてはきっとそんな思いにもなるんだろうなと思いながらその話を聞いていたのを覚えています。
しかし、これから卒業、入学、や就職、異動、転職など、節目というものは必ずやってきます。「謙虚な気持ちで、新しい場所で1からスタートしなさい。わかったような気になってはいけませんよ。」そんな意味があるように思います。謙虚さがあればいつでも成長することができます。子どもに限った話ではありませんね。
12名の卒業生も、この6年間でできるようになったことはたくさんあることは財産として、「新しい場所で」「謙虚に新しい気持ちで」良い人間関係をつくり、さらに力をつけていってほしいと願っています。

保護者のみなさん、改めましてご卒業おめでとうございます。


感染症対策として地域のご来賓のみなさんのご参加は叶いませんでしたが、引き続き富勢地区の子どもたちを見守ってくださいますよう、この場を借りてお願い申し上げます。

6年生のみなさん、夢に向かって進んで行ってくださいね。卒業おめでとう。

我が校にも春が(校長ブログ)

昨夜のニュースで都内の桜が咲いたと報じていました。
早速、朝、校庭の桜を見に行きました。

今にも咲きそうです。

登校してくる児童に「朝の風は冷たいね。でも昼間は温かくなるみたいだよ。」と声をかけました。「22度って言ってました。」と返事がきました。

天気予報を見てから来ているんですね。

今日は1年生から5年生の給食最終日でした。
ということは、通常日課も今日までです。この1年、元気によくがんばった子どもたちです。







2時間目の3年生の体育の授業で外に出たときに


飯塚先生が「桜が咲いてますよ」と言うので指を指す方へ行ってみました。見上げてみると

咲いてるじゃありませんか。高いところです。
今朝も低いところばかりを見ていたので気づきませんでした。
富勢東小の桜もついに咲き始めました。春がやってきました。6年生の旅立ちを祝ってくれているようです。

今日は、5年生と4年生による準備もできました。ご苦労様でした、ありがとう。先生方もお疲れ様でした。
さあ、いよいよです。

6年生給食最終(校長ブログ)

6年生は、今日が最後の給食でした。

今日は「卒業お祝い献立」でした。


栄養士の先生が栄養バランスを考えた毎日の給食で、子どもたちは大きくなってきました。「好き嫌いはあっても良い、嫌いでも食べることができる」それが大切なことです。これからもよく食べることで自分の成長を支えていってほしいです。

なるともスープの中でみなさんの卒業をお祝いしていましたね。

土曜日は大雨、日曜日は風、と荒れた天気でしたが、今日は朝から良い天気でした。風は少し冷たかったです。

校庭の桜のつぼみも、緑が濃くなっています。

卒業式も近づいていますが、

他の学年の児童が登校する日にちも両手でたりるほどになってきました。






今過ごしている教室での学びもあと少し。最後の日にそれぞれが真の1年生、真の2年生、真の3年生、真の4年生、真の5年生、そして真の6年生になれるよう、今学ぶことはしっかり学びながら1日1日を過ごしてほしいです。

緊急事態宣言について、病床について、人出についてなど色々な情報が耳に入ってきますが、引き続き私たち一人一人にできることを続けながら、元気にがんばりましょう。

手洗い、マスク、換気で予防、栄養、睡眠、運動で免疫力アップです。

みんな最後の最後まで(校長ブログ)

今日の給食です。

小林栄養士の話によると、今日の献立は、6年生が入学後、教室で初めて食べた献立なのだそうです。(カレーの肉の種類は違うとのことですが。)ここから、6年生にとっての給食が始まったのですね。みんな、大きくなりました。

今日は、卒業式の予行練習を行いました。(少人数なので、距離の確保がしっかりできます。
卒業式は、換気などの感染予防対策もきちんと行った上で実施します。)


今日の校長式辞のコーナーでは、本番とは違う「思い出とは」という話をしました。

練習中の真剣な6年生の姿をご覧ください。




マスクはしていますが、
12名全員のキリッとしたまなざしが分かります。(6年生の視線の先には、在校生の代表として参加している5年生と4年生の姿があります。)

6年生の教室のカウントダウンカレンダーは、本当にもうあと少しです。


卒業式は、6年生が最も格好良い最後の日。
積み上げてきた毎日によって真の富勢東小学校の6年生になる日。

それでもまだまだその日ではありません。最後の最後まで、小学校生活を大切に過ごしてほしいです。

放送担当として予行練習に参加した3年担任の飯塚先生が教室に戻った後、予行練習の時の真剣な456年生の様子を子どもたちに話していました。

「きっと良い卒業式になる。」と子どもたちに語りかけていました。



2年前までのように全校で参加することはできませんが、6年生への思いは送る会でたっぷり伝えました。あとは、6年生が安心して卒業できるように、自分たちにできることを毎日がんばることです。


2日間の短縮日課でした。下校時の交通事故や下校後の遊び方に注意するよう、放送で呼びかけましたが、大丈夫でしたでしょうか。
週末です。毎度のことですが、緊急事態宣言下は変わりませんので、健康管理の上、みなさんが元気に過ごせますように。

3.11(校長ブログ)

東日本大震災から10年がたちます。

新聞やテレビなどでも数日前から「地震」「津波」「避難」「引き渡し」など様々な角度からあの日のことを取り上げています。

藤木先生が、半月ほど前から、ブックルームに10年前の小学生新聞を展示してくださっています。

3月最初の広報かしわでは災害について扱っていました。

広報かしわ | 柏市役所 (←大きくご覧になりたい方はこちらから)

今日、子どもたちには「あの日お亡くなりになったたくさんの方々のためにも、私たちは元気に生活をしよう」というような話を放送で呼びかけました。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。




学校では、定期的に地震や火事などへの対応を想定した避難訓練を行い、年に1度は引き渡し訓練を行っています。訓練の度に、子どもたちには「学校にいるときは、そこにいる先生の話に耳を傾けることが大切」と話しています。みんながバラバラなことをすることで混乱するのを避けるためです。となると、我々教職員の「子どもたちを守る」という意識の高さも必要になります。


施設面では、校舎や体育館には耐震工事が施されています。外が安全か、中が安全かは、その災害の種類や規模によって判断します。


本校は、柏市の避難場所、避難所として指定されています

が、「洪水は×」となっています。
決して高くはない土地なので、洪水の場合はここに避難してはいけません、ということです。災害に応じて避難の仕方も考える必要がありますし、少しでも高いところに一時避難することも想定しておかねばならないことを再確認しました。

以前に購入して読んだ本です。教頭先生も読みました。

「最悪を想定して」「慎重に」かつ「素早く」「空振り覚悟」の判断の大切さを強く感じます。

ちなみに、10年前のあの時、共働きの我が家の娘(当時高校3年生)はお向かいの家から声をかけてもらいそのお家で過ごさせてもらっていました。大きくなってはいましたが、とても心細かったと思います。その暖かさに感謝しています。ご近所とのつながりの大切さも感じます。