校長ブログ

2020年8月の記事一覧

朝から・・・(校長ブログ)

最高の夏空!

そして、この気温、湿度、暑さ指数

運動はとてもできません。


せみが大木のこんなに根本近くに2匹止まっていました。
地面に近いところで涼んでいるのかな。

各部屋でウイルス感染予防対策で換気をしているので、熱風は入ってきます。教室内の場所によっては、体感温度がだいぶ違います。冷房は付いていても水分補給は大切です。放送でこまめな水分補給を呼びかけるなどの熱中症対策も行っています。






今日の昼過ぎに熱中症警戒アラートが発表されたと、柏市教育委員会からのメールが届きました。まだ8月です。暑さは続くでしょう。週末、そして来週、引き続き熱中症予防対策は必要です。気を付けて過ごすよう、ご家庭でもお話しください。いよいよ、来週からは通常日課です。





迷う(校長ブログ)

6年生の国語の教科書に「迷う」という、動物学者の日高敏隆氏の随筆があります。そこには、人や動物が、たくさんの場面で迷う様子が書かれています。その中に「迷いの中で(中略)何を根拠にある決断を下すのか、(略)」という文があります。

決断のためには根拠が必要です。
例えば、今日も暑い1日でした。1年生の今日の時間割には体育がある。しかし、活動ができるか。その根拠が例えば「子どもの健康観察票」であり「温度計」であり・・・。

換気をして、扇風機で空気もかき混ぜている、熱中症対策をした体育館。

根拠を元に担任が養護教諭へ相談して、養護教諭は管理職に報告して・・・。やっと体育です。

元気に安全に運動ができました。

午前中は雷注意報が出ていました。
安全な下校のための判断の根拠を求め、空を眺め,天気予報を眺め・・・。


下校直前まで、雷の音は聞こえませんでした。雨も降っていませんでした。そのため、帰りの会の時間に、「暑い上に、雷注意報が出ている。天気の急変の可能性もあるので寄り道をしないで真っ直ぐお家に帰ること。」を放送で流し、下校させる判断をしました。雨も雷も大丈夫でしたね。

こうやって考えると、人は朝から晩まで「何かの判断する」ということをしています。何かしらの根拠をもとに。
私も、個人的なことなら「何となく」「気分で」「勘で」を根拠として判断することもありますが、学校のことをそのように判断するわけにはいきません。できる限りの「根拠」となる情報を集めます。温度計の数字のようにはっきり見える根拠があるならば良いのですが、全ての根拠が目に見えるものとは限りません。そうなると「迷う」わけです。

子どもたちの活動を見ていても

ここは青で塗って良いのかな

僕の声はみんなに聞こえているかな

これで正しいのかな

だれが書けば良いのかな

わからないこと、先生に聞こうかな

これで合っているかな、と「迷っ」ている声が聞こえてきそうです。

きっとみんなも迷いの連続ですね。


日高氏はまとめの中で「(略)迷いのない人生なんて味気ないだろう。(以下略)」と書いています。それはそうかも知れない。迷うというのは我々にとって日常なのでしょうね。

それにしても、はっきりした根拠と言えるかわからないようなものに囲まれながら活動を進めている今年度。今日も、子どもたちと同じように、あれこれ迷いながら、それでも判断の連続。また明日がやってきます。


雷雲の様子を見るために、正門前の坂を上がりました。そのままあけぼの山農業公園の事務所で少しお話をしました。写真は、事務所前で綺麗に咲いている花たちです。

食べることは生きること(校長ブログ)

元気に過ごすために欠かせないことの一つが「食」。
子どもたちは、もりもり食べてます。
2学期の給食スタートです。

完食!
好き嫌いはあっても、食べることができる、ということが大切です。目の前にある食べ物が体や脳にどのような良い影響を与えるかわかりませんから。苦手でも「食べられる」というのは生きる力の一つです。



1日目の給食、おいしくいただきました。
まだ8月です。夏です。暑い日が続いています。給食室のみなさんもがんばっています。
「病気や暑さに負けない体づくりのためにも給食をよくかんでしっかり食べよう。」
栄養士さん、調理員のみなさん、暑い中ですが、体に気を付けてよろしくお願いします。


456年生の身体測定をしました。個人差はありますが、みな、少しずつ少しずつ大きくなります。私も小学生の頃は前から3番目の小柄な男子でした。ほとんどの女子を見上げて会話していた覚えがありますが、成人した後、再会した女子はみな私を見上げて話をしていました。
つまり、これからだよってことです。

誰がかかっても(校長ブログ)

学校の活動は、そもそもが密になりやすいものです。「隣同士で話し合う」「協力して仕事をする」「仲よく過ごす」・・・。




今、優先的に行っている日々の授業の中でも、多少の制限は生じます。わざわざ感染リスクを上げることはできませんから、やりにくさは致し方ないと感じながら各担任、子どもたちはがんばっています。本校は
少人数学校で、教室での密は避けられる点では他校より気遣いは少ないところではありますが、活動によってはその限りではありません。


昨日から2学期が始まり、今後の行事や活動について考えるとき、「何をどう行うか」を決める上での根拠が難しいなと感じています。今のところ、「不特定多数と接触しない」「3密を避ける」「できる限り個人の予防」これらができなければ思い切って踏み出してみようとは思いません。修学旅行や林間学校の代替行事実施は、上記のことが可能であると判断してのことです。この後も、世の中の状況や柏市の学校ガイドラインを見ながら、行事や活動を考えて保護者の皆様にはお示ししていきます。

いったい、どうなったら、活動ができるようになりますか、というご質問も受けることがあります。

誰がかかってもおかしくない状況の中、「予防は続けるけれど、かかっても仕方ないよ」と子どもたちには伝えています。「仕方ないよ」と口にしながら、安心できないこの気持ちは何なのでしょう。

先週の金曜日、朝のNHKニュースや、昨日の朝日新聞の天声人語でも取り上げていた、新潟県見附市役所の公式フェイスブック7月14日の投稿です。↓

https://www.facebook.com/city.mitsuke/photos/a.1158433567512241/3283649641657279/?type=3&theater

風邪やインフルエンザのように、世の中全体が「仕方ないよね」と思えるようになったときに、いろいろなことができるようになるのかもしれません。

始業式(校長ブログ)

始業式 校長の話

「NHK Eテレ「香川照之の昆虫すごいぜ」という番組で、大好きな昆虫のことを熱く語り、あちこち駆け回る香川さんの様子から、「好きである」ということのパワーが伝わってくる。」というような話から・・・。

「勉強も大切だけれど、今好きなもの、今好きなことも大切にしていってほしい。」という話を最初にしました。


次に、「全校児童が、元気に登校できたのをうれしく思うこと。」「2学期も活動は限られていくけれども、楽しみは与えてもらうものではなく自分がする、自分ですることで感じるものであってほしいこと。」そして「楽しい学校にするために、失敗を恐れずにやってみる本当のことを話す自分の命は自分で守ることを忘れないでほしい」という話をしました。

最後に、「マスクの着用を引き続きしていくこと」「ウィルスだから、風邪やインフルエンザと同じで、かかっても仕方がないこと」を話して終わりにしました。

先週までの猛暑が落ち着いてくるようでほっとしています。それにしても「最高気温31℃」と聞いて「少しやわらいだな」と思ってしまうところがここ2週間の真夏の驚異的な温度に慣れてしまっている現れだなと感じます。

まだまだ日中は夏の日差しです。熱中症にも気を付けて活動させていきます。
日曜日の雨のすごさが校庭に残っていました。


5年生の理科「流れる水のはたらき」の学習ができるような、本物の川の様子さながらでした。
台風、豪雨など、これから自然災害にも気を付けていく季節になります。暑さでも災害でも、子どもたちの安全を第一に考えていきます。

教室では、学級委員や係などを決める
2学期の学級開きからスタートしていました。





6年生の教室では、修学旅行の代替行事について、担任が思いを伝えていました。

2学期が始まりました。
学習の保障のために、冬休みも少し短くなります。(今日、お手紙を配付いたしました。ご確認ください。)今、我々がすることは、できる限りの感染症予防に努めた安全な環境で、学びを止めないこと、と言われています。「先生と顔を合わせて、友達と一緒に学ぶことができる、過ごすことができる毎日」を大切にしていきたいと思います。
保護者のみなさま、地域のみなさま、引き続きのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。





暑い日が続いています(校長ブログ)

朝から1日中、蝉の大合唱です。

本日の、NHK Eテレの「香川照之の昆虫すごいぜ!」では「せみ」がテーマでした。(実は、私は見逃しましたが、明日22日の午後4時半から再放送がありますので楽しみにしています。)
せみの鳴き声でも夏は感じますが、何よりこの日差しの強いこと。夏、真っ盛りですね。とても外に出て活動しようという気持ちになりません。どちらかと言うと、気持ちがあっても、してはいけませんというレベルです。熱中症に気をつけてください。

さて、いよいよ2学期が始まります。日曜日ぐらいから少しだけ暑さが和らぐ予報も出ていますが、その日にならないとわかりません。登下校の暑さが心配ではありますが、ネッククーラーをつけて元気に登校できることを祈っています。来週のことについては、簡単ではありますがすくすくメールでもお知らせいたしました。ご確認ください。

職員一同、子どもたちの登校を心待ちにしています。

保護者の皆様におかれましては、ウイルス対策として、日々の健康観察をありがとうございます。引き続き、子どもたちやご家族が健康に過ごせるよう、よろしくご協力お願いいたします。

終業式(校長ブログ)

1学期の終業式でした。

校長の話

「運動が大好きな人、運動でがんばろうと思っていた人、運動会がなくなりました。
音楽が大好きな人、ふれあいタイムがなくなりました。
がんばろうと思っていた場所がなくなり、これからもこんな状況が続きます。

6年生にとってはこの1年間は小学校生活最後の1年間です。何もない状況の中でどのように過ごすか。そんな気持ちで毎日みなさんの様子、教室での学習の様子がほとんどでしたが、見てきました。
みなさん、本当によく頑張りました。健康に気を付けて、友達や先生と過ごすという何気ない毎日をおくることができたことは本当に素晴らしいことだと校長先生は思っています。

夏休みが始まります。短い期間なので、宿題はなるべく出さないことに決めました。良い夏休みになりますように。自分の命は自分で守る、ことは忘れずに、交通事故、病気などなど十分気を付けて過ごし、2学期始業式に元気に会いましょう。」

今年度、初めて全校児童85名がそろった体育館でした。話をしっかり聞き、最後に「はい!」と元気に返事をしていました。

元に戻ることを待っているだけの日々は空しい。いつかまた、と願いながらも、今、目の前にある、自分にできることを一生懸命に行う、そんな日々を積み上げていきたいし、いってほしいと思います。我々教職員はそんな子どもたちの活動を引き続き支えていきます。


1学期にがんばったことを発表していた2年生の作文の中に、2学期にがんばりたいこととして、
「一日一日を大切に過ごしたいです。」という言葉がありました。ぐっときました。

通知表を渡さない不思議な最終日。




保護者のみなさん、地域のみなさん、1学期、本校教育活動にご理解の上、温かく見守ってくださったことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

今の状況を受け入れて、できることをする、そんな毎日が続きます。お互いに健康管理に気を付けて過ごしましょう。


<終業式の感染症対策>
マスクを着用の上、縦の間隔を開けて並びました。

マイクは消毒しながら使いました。

マスクをしたまま、大声を出さずに校歌を歌いました。

全校での校歌も今年度初でした。元気が出ました。

75年前(校長ブログ)

75年前の今日、広島で一つの大きな出来事がありました。

「今日、全校で黙祷などありますか」
教頭が担任の先生からこう聞かれたと、朝、私に報告がありました。例年、この日に学校は夏休みなので、このことについて学校で何かすることを考えたことはありません。32年間ありません。

(6年生では社会科の教科書にも載っているので、この出来事について勉強はします。)

良いタイミングなので、全校に朝、放送で話をすることにしました。3分ぐらいの短い話です。

「80年ぐらい前に第二次世界大戦という、国どうしの大きな戦争がありました。6年生になると社会科でお勉強します。それだけ大切なことです。
その時、アメリカと戦っていた日本の、広島という町に、大きな爆弾が落とされ、本当にたくさんの人が亡くなったのが75年前の今日、8月6日朝の8時17分のことです。」


「日本は今は、色々な国と、仲良くしようねという約束をしているので戦争はありません。
ウィルスでなかなか思うように遊んだり出かけたりできないけれど、世の中が平和で、自分や家族が健康であるということはとてもありがたく、幸せなことです。」



「75年も前のことですが、二度と戦争によってたくさんの人が亡くなるようなことがあってはならないという思いは忘れてはいけないと思います。みなさんも今日がそういう日であることを頭の片隅に置いて過ごしてみてください。私もそうして過ごしてみたいと思います。」


と話しました。(写真は今日の教室での子どもたちの様子で、お話の内容とは関係ありません。窓の方を向いているクラスは、テストをしているクラスです。)

いよいよ、1学期が終わります。今日は、給食の最終日でした。湿度が高く、さらに今週に入ってからは気温も高い中、子どもたちに安全、安心な給食を作るためにがんばってくださった調理員のみなさんに教頭先生と一緒にお礼を言いにいきました。同じメンバーで最終日を迎えられて本当に良かったです。ありがとうございました。


1学期終盤(校長ブログ)

裏門

今日は、こんなところにも

長い期間、土の中にいて、出ようとしたら地面が舗装されていたらショックでしょうね。この蝉はどこから出てきて、ここに登ったのでしょう。
朝から、そこここから蝉の鳴き声。「夏だよー」っと。

8月も5日になりました。
あと少しで夏休みです。






あと一踏ん張り。

ブックルーム(高学年図書室)の机の上に、20個購入したパーティションセットを設置してあります。普通教室はクラスが少人数のため密を避けられますが、ここは必要と考えました。



6年生のエッセイ集がブックルームの棚の上にあるのを見つけました。12人が、それぞれテーマを決めて、つらつら書いた文章をとじたものです。じっくり読んでみました。6年生なりに考えていることに触れることができて、楽しい時間を過ごしました。

話のおちをつけることはとても難しいので、ゴールが決まっていないととりとめの無い文章になりますが、今の自分の思いを残す、そのこと自体にも意味はあると思います。

立体の作品は保管に困ることがありますが、平面の物は保管しやすく、また、5年後に振り返れば、5年前の自分に出会えますし、20年後に振り返れば20年前の自分に出会えます。どんな物だったとしても、自分の思いを書いた物は、とっておくと後々楽しめるものです。

夏休みに入る前にと、裏門のもう半分を塗りました。

作業中に、近隣の方が通りかかって「良い色だね」と声をかけてくださいました。
過去に3人のお子さんが本校に通っていたと、懐かしそうに校庭を眺めていらっしゃいました。お子さんの年齢が、もう50近いというお話でしたので、創立間もない頃の在校生のお父様ですね。「気持ちよいけれど、暑いですね」と話したら、笑顔で「日陰でやれば良いのに」とごもっともなご意見。おはずかしい。

心の発達(校長ブログ)

声は聞こえど姿は見えず・・・
あっ・・・

抜け殻か・・・。
姿は見えませんが朝から元気に鳴いていました。
今日も暑くなりました。

朝一番の外体育では、2年生が音楽に合わせて体ほぐし運動からのスタートです。



1年生はおおきなかぶの劇の打合せ。かぶをぬくときもソーシャルディスタンスでお願いしますね。できるかな。








5年生は保健体育です。「心の発達」

心ってどこにある?なんて問いかけから授業をしたことを思い出しました。





心の発達とはすなわち脳の発達です、というお話。

感情、社会性、思考力の3つの部分がバランス良く成長していくことが大切です。どれも、学校生活での成長が期待できます。
まだまだまだまだ成長途中の子どもたち。わかっていたってうまく行動できないこともあります。自分自身をコントロールできないこともあります。それはありますよ、大人だってあるのですから。学校では、人との関わりの中で、つまずいたりぶつかったり、日々その繰り返しです。家族ではない集団でのもみ合いは大切ですし、必ずや成長につながります。
色々なことが起こることは想定しつつ、その一つ一つを子どもたちの成長につなげていけるよう指導を続けていきます。
今日、このブログに載せた何気ない写真のその場面場面でも子どもたちは成長しています。

今日も、なかよしタイムに放送で計画委員会からコロナ対策の呼びかけがありました。


そこで、一工夫があったのでご紹介します。
五七五で呼びかけました。
「密さけて 手洗いうがい 三拍子」
「密さけて 手洗いうがい 三拍子」
うまい!お見事!
伸び続ける東っ子です。