教育研究所からのお知らせ

カテゴリ:研修関係

新任教頭・校長研修終わる

 1月31日に第6回新任教頭研修会、2月1日に第5回新任校長研修会が開かれ、どちらも閉講式で内田所長から労いと今後に期待する旨の話がありました。二つの研修会とも最終回で、一人15分~20分間の発表が行われ、短時間ではありましたが協議もなされました。
 年間講師を務められた木岡先生からは、各先生方が取り組んでこられた学校運営ビジョンや学校経営ビジョンの発表後に助言があり、今後戦略的ビジョンを構築する上でのまとめの講義もいただきました。2年目に向って改めてビジョンを見直し備えてほしいと思います。
 

主任層育成研修終わる

 5月から全4回にわたって実施された主任層育成研修が、9月13日午後、沼南庁舎で最終回が開かれました。
 今回は、横浜市教育委員会の北村主任指導主事による「メンター制度を活用した人材育成」をグループ協議を交えながら実践的に学びました。メンターという言葉を初めて知ったという参加者が半分以上いたこともあって、意欲的な研修になりました。企業では上司とは違う先輩がメンターとなって若い人(メンティ)を育てるのことが定着しているようです。
 後半は福島Link and Create代表による「ボードミーティング実習」でした。3~4人組で順番に進行役のファシリテーターとなり、ホワイトボードにメンバーから出された意見を進行役がメモしながら協議を進めました。学校に戻り、若い先生方の悩みを聞いたりするための方法などとして使っていただけるといいと思います。
 
 閉講式では、内田研究所長からの「研修の内容をぜひ、これからの仕事に活かすとともに、この研修会でできた人との繋がりを大切にしてほしい」という話で終了しました。

夏の研修会の一コマ

 夏休みに入り、教育研究所主催の各種研修会が数多く開かれています。その一つ、第3回10年経験者研修会が8月1日ウェルネス柏で開催されました。
 午前中の講師は東京大学大学総合教育センター白水教授で、新しい学習指導要領に盛り込まれるアクティブラーニングに関わるジグソー法などを使った授業改善についての講演でした。 午後は藤心小学校の広中校長が道徳の授業づくりについて具体例を踏まえながら進められました。受講者が事前に作成した道徳指導案を仕上げるべく協議が行われました。いづれの研修も3~4人のグループ協議が多く含まれ、研修そのものがアクティブでした。
 なお、午後教育委員の方々が参観され、机を回ってグループ協議に耳を傾けられました。次回は初任者など後輩への授業公開や助言を中心にした研修になります。10年間の成果、期待しています。
   

第1回教務主任研修会

 6月14日13時半から沼南庁舎で第1回教務主任研修会を開催しました。開講にあたり研究所の人材育成指針の説明があり,続いて東葛飾教育事務所の田中指導室長から「千葉県の教育施策」について講演がありました。
  千葉県のめざすところは「生きる力」の育成であり,人材育成・学力向上・生徒指導・特別支援教育・不祥事防止の5つの課題を解決するための根本は「授業改善」にあるというお話でした。配付資料の「実践モデルプログラム」をしっかり見て実践してほしいということでした。
 後半は岐阜大学教職大学院田村准教授の「カリキュラムマネジメント(問題解決プラン)」の講義と演習でした。4~5人グループに分かれて,代表校の年間指導計画を基に学校重点目標と関連付けを図る演習に取り組みました。総合学習や道徳,行事を中心にして各教科を「つなぐ」ことが演習の中で実感されたようです。
 指導室長の話された授業改善のヒントを,田村先生の最後の講演でも具体的な学校の姿を通して教えていただきました。   
  

第2回新任教務主任研修会

 26日午後、沼南庁舎5階で22名が出席し、「教育課程と法規」および「カリキュラムマネジメントの発想に立った教育課程経営」の二本立てで行われました。
 前半は、内田教育研究所長から教職員必携を開きながら、教育基本法や学校教育法、地教行法、教特法(免許法)等の具体的条文に触れました。初めて目にした先生方もいました。国、県、柏市が制定した教育振興計画や管理規則にも話は及びました。
 後半は、岐阜大学大学院田村知子准教授の講義と演習で進められました。目標設定と手段がカリキュラムマネジメントの中核であること、PDCAはCAP----D---で回すこと、カリキュラムマネジメントという研究用語は平成10年に生まれた新語であること、国が論点整理で述べているように今が第三の教育改革の時期であることなど教務主任の力量アップに欠かせない内容でした。カリキュラム一覧表が作れるといいですね。