教育研究所からのお知らせ

教育研究所からのお知らせ

第3回教育の情報化推進委員会


 2月19日(火)に今年度最終の情報化推進委員会を開催しました。今回の主な協議内容は,「教育情報セキュリティポリシー」についてでした。基本的には文部科学省から出されたガイドラインに沿って,柏市の状況に合ったポリシーとなっていきます。新たな項目としては,「市との連携」「内部監査」があげられますが,委員の皆様より貴重な御意見をいただくことができました。今後の整理作業に反映していきたいと思います。
  

3学期柏市プログラミング教育実証授業③


 2月12日(火)に今年度最後のプログラミング教育実証授業を柏市立柏第三小学校で行いました。小学6年国語での取り組みでした。国語でプログラミング教育を取り入れた実践はあまり見られませんが,プログラムを活用して主語・述語の照応問題を作成し,相互に解き合う展開の授業でした。デジタル化することにより効率的になり,子供たちは45分間の授業の中で,作問から7~8問の友達の問題を解く活動ができていました。
 今回の授業において,プログラミング教育が他の手立てと比較して有効であるか,柏市プログラミング教育研究委員会で協議してまいります。

3学期柏市プログラミング教育実証授業②


 2月8日(金)に,柏市立柏第六小学校にて,プログラミング教育の実証授業を行いました。今回の内容は小学6年理科の「生物と地球環境」の学習の中で,生物界の食べる食べられるの関係をプログラミングでシミュレーションをし,自分なり生物界のバランスを持続していくためにはどうすればよいかについて考えるという授業展開でした。
 プログラミングを活用することにより,いろいろな状況を作り出すことが可能で(例:草食動物を少,肉食動物を多),子供たちは試しながら,自分なりの考えを持っていました。
 シミュレーションはプログラミングの得意とするところです。有効な教材になりうると思いました。

 

第2回情報教育担当者連絡会


 2月5日(火)に第2回情報教育担当者連絡会を開催しました。はじめに,Te-Comp@ssとt-serverに係る年度更新の概要についてお伝えしました。情報教育担当の先生方にとっては,大きな作業を依頼することになりますが,年度内の整理をきちんと行わないと,次年度のスタートが滞ってしまうので,お願いをしたところです。後半は中学校区ごとに子供たちのICT操作スキルの現状を把握し,全員で共有を図りました。小学校高学年から中学校にかけて,ICTスキル面での二極化が顕著だということが課題として挙げられていました。教育研究所では来年度版のカリキュラムを作成しているところです。今回の課題も検討材料とし,計画に反映していきます。

 

青森県三沢市教育委員会視察


 2月4日(月),青森県三沢市教育委員会より視察がありました。教育研究所に係る質問項目は,「ICT環境整備」「プログラミング教育の実際」でした。ICT環境整備については,自治体の状況により,整備の差はありますが,どの自治体も新学習指導要領を見据えた整備を進めていることがよくわかりました。プログラミング教育については,柏市の取組を紹介し,資料提供を行いました。特に柏市にはIT教育支援アドバイザーの授業支援の仕組みがあり,市内一斉の取組が開始できたという点が参考になったようでした。今後とも他自治体と情報交換しながら,教育の情報化を推進していきます。

3学期柏市プロフラミング教育実証授業①


 1/28(月),柏市立富勢西小学校でプログラミングを活用した実証授業を行いました。6年図工「形と色が動き出す!」で,パラパラアニメーションを表現する際,プログラミングを活用した試みでした。従来の紙の表現よりも表現の幅が広がった印象です。プログラムを組む活動も入り,プログラミング的思考を養うためにも有効な授業だと思いました。
 研究委員の先生方に実証授業をお願いし,柏市プログラミング教育スタンダードカリキュラムづくりを進めているところですが,市内の先生方にもぜひ実践してほしい授業となりました。
 最後に御紹介ですが,今回の実証授業に地域新聞社の取材が入りましたので,3月中にはポスティングされるということなのでその際はご一読ください。

  

第4回小学校社会科副読本編集委員会


 1/25(金)に,沼南庁舎ICT推進室にて,今年度最後の小学校社会科副読本編集委員会を開催しました。今回は編集した箇所が修正されているか,初稿原稿の校正を行いました。今年度は,新学習指導要領に対応した副読本とするために,編集量が多く,編集委員の皆様には多大なる御協力をいただきました。
 この後,今回の校正で出されたことを事務局で整理し,活用される副読本となるようにまとめていきます。

 

今年度のリプレイスが始まりました


 1/22(火)の柏四小を皮切りに,今年度のリプレイスが始まりました。今年度は小学校のみ,10校が対象です。今年度のリプレイスをもって,やっと柏市立小中学校にタブレット端末が行き渡ります。大きな予算が伴う機器の更新ですので,年度ごとに対象校を決め,順次行っているからです。
 機器の導入の際,短時間ですが,研修を実施しています。基本的に各学校の全教職員の先生方に参加していただき,新しい機器の操作方法,授業での活用方法を研修しています。先生方におかれましては,ぜひ多くの実践をしていただき,よい事例等を蓄積していってほしいと思います。教育委員会としても整備だけでなく,児童生徒の情報能力の向上や効果的な授業でのICT活用について,学校現場と連携して取り組んでまいります。

    

2019年スタート


 明けましておめでとうございます。年末年始と強い寒気が日本列島を覆いましたが,千葉県は比較的穏やかな天候のもと,新年を迎えられたことと思います。
 今年は亥年。次のステージに向かう準備期間という意味合いがあるそうです。皆様ご存知のとおり,2020年より,新学習指導要領が小学校で完全実施となります。すでに教育委員会の各課で準備を進めているところですが,今年はさらに学校現場における教育活動がスムーズに実施できるようにハード面ソフト面の整備に努めて参ります。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

   

冬季情報活用研修講座


 12/25(火)に冬季情報活用研修講座を2講座実施しました。
 午前中は大津ケ丘第一小学校を会場に,柏第六小学校の青木先生を講師に迎え,「みんなで実践!プログラミング教育講座」と題して行いました。2020年度から小学校で完全実施されるプログラミング教育ですが,ここで改めてその意義や目的を研修しました。また,小学校5年算数「正多角形と円周の長さ」で活用するプログラミング教育について,模擬授業形式で演習しました。これは,3学期に行う授業ですが,市内には昨年度より実践をしている先生方も多くいらっしゃいます。ITアドバイザーオンライン(授業支援-教科でのプログラミング)に資料を用意していますので,ぜひ参考にして5年生の先生方は実践してください。
 午後は手賀東小学校を会場に,手賀東小学校の佐和校長先生を講師に迎え,「授業での効果的なタブレット端末活用講座」と題して行いまいした。手賀東小学校は校内研究において,効果的にICTを活用して自校の課題に取り組んでいます。今回はその取組の一端を研修内容として扱っていただいたので,手賀東小学校と市内学校はICT環境が多少違うとはいえ,受講した先生方は具体的に授業のポイントをイメージできたと思います。