教育研究所からのお知らせ

教育研究所からのお知らせ

夏季研修講座⑤~⑧

8月2日,3日
今年度も,対面受講者を限定し,夏季研修講座⑤~⑧を実施しました。
この後,動画配信を行います。柏市の教職員にとって,充実した学びの機会になることを期待しております。

夏季研修講座⑤『深い学びを促す指導と評価の一体化』
  京都大学大学院 准教授 石 井 英 真  先生

・形成的評価と総括的評価を区別すること,出口の子供の姿をイメージすること,「見取り・評価・評定」の区別,「見る」目を養うということ,「評価は授業の鏡」ということなど,指導と評価の一体化について,さまざまなヒントをいただきました。

夏季研修講座⑥『性的違和や性指向・性自認に係る児童生徒への対応について』
  柏市立高田小学校 校長 中 光 理 惠  先生

・「ふつう」「当たり前」という言葉がもつ危うさや同調圧力,アンコンシャスバイアスの作用など,実際にあった事例や実践から,多様性のある児童生徒の前に立つ教員として,どのように対応していくか考える機会をいただきました。

夏季研修講座⑦『発達障害のある子供への学習上の指導と工夫』
  発達障害学習支援シニアサポーター アナウンサー 赤平 大  先生

・発達障害は性格であるという視点,支援の仕方に正解はなく,一人一人の特性に合った方法で支援をしていく必要があることなど,発達障害をLGBTQと同様にしたいという先生の強い思いが伝わり,学校全体や社会全体として”発達障害”について知っていくために,自分に何ができるのか考える機会をいただきました。

夏季研修講座⑧『子供の力を引き出す授業ファシリテーション力』
  拓殖大学 准教授 石 川 一 喜  先生 

・子どもが安心して発言できる場づくり,聴くことの大切さ,人と人をつなぎ相互理解を深めること,集団の力を最大限に引き出すことなど,体験を通してファシリテーションを学ぶことができました。


第6回柏市初任者研修

8月1日(月)沼南近隣センターにて,対面で実施しました。

①教科別講義・演習
 「学習指導③~各教科の見方・考え方を働かせた授業づくり~」
   教育研究所・指導課・学校教育課 指導主事 他

②講義・演習
 「チーム学校を支える協力体制づくり協力体制づくり
   ~コミュニティ・スクールの在り方を通して~」
   学校教育課 教育専門アドバイザー

③講義・演習
 「道徳教育の基本と実際」
   麗澤大学 客員教授 広中 忠昭

 中学校は教科別に分かれ,各講師から教科特有の見方・考え方や系統について,講義・演習を通して考えていきました。小学校は,4教科に絞り,各教科の見方・考え方を基に,授業づくりについて考えていきました。
 午後は,コミュニティスクールの理論を学び,熟議について体験をしました。道徳については,具体的な教材を通して,道徳の授業について考える機会となりました。各教科の専門性を高めていくとともに,地域との連携・協働に努めていきましょう。

夏季研修講座①~④

7月28日,29日
今年度も,対面受講者を限定し,夏季研修講座①~④を実施しました。
この後,動画配信を行います。柏市の教職員にとって,充実した学びの機会になること

夏季研修講座①『ゲートキーパーの役割』
  メンタルレスキュー協会 副理事長 小野田 奈美

・気づき・傾聴・つなぎ・見守りの大切さと共に,自身が重要な役割を担っていること,うつや無気力の大きな原因は睡眠不足によること,疲労困憊時の回復のアプローチ等,様々な内容からゲートキーパーの役割を自覚する講座となりました。

夏季研修講座②『深い学びを生み出す単元づくり』
  大妻女子大学 教授 澤井 陽介

・教師目線のものを子供目線に作り替えること,指導責任がとれるときに評価をすること,発問を使って子ども同士の対話をつなぎ,授業での発想をより深いところへ持っていくことなど,単元づくりの様々なヒントをいただきました。

夏季研修講座③『1人1台端末環境での子供の学びと教師の役割』
  愛知県春日井市立高森台中学校 校長 水谷 年孝

・教えるから学ぶ授業へ,高森台中の数多くの実践から1人1台端末の活用について紹介していただきました。児童生徒自らが学ぶための情報活用能力の育成等,スキルやノウハウに伴う,教師の見方・考え方やマインドについて触れていただき,自ら学ぶという子ども側の視点での学習観が根幹となることを教えていただきました。人間関係作りを根底とし,まずは使ってみることの大切さをお話しいただきました。

夏季研修講座④『子供を取り巻く性の事情と性教育の在り方』
  児童養護施設一宮学園 副施設長 山口 修平

・性暴力の実態や被害を受けた子供の感じ方,ネット情報の発達と子どもたちの現状など,施設の視点からの現状を目の当たりにしました。児童生徒の取り巻く状況は日々変化しており,ルールで制限することから,子どもたちの自律をうながす指導への変換が必要になってきていることが大切であると気づかされました。

中堅教諭等資質向上研修Ⅰ選択講座②③

7月27日 中堅教諭等資質向上研修Ⅰ選択講座②③を実施しました。
「『深い学び』を実現する授業の在り方 
    ~教えて考えさせる授業の理論と実践~」
  東京大学 名誉教授  市 川 伸 一

「組織的な教育相談の進め方とコーディネーターとしての役割」
  千葉大学 グランドフェロー  保 坂   亨

 感染対策のため,大きな会場での開催となりました。
 中堅教諭は,学校運営を支える視点を持つことが求められています。
 それぞれの講義では,新たな視点を獲得し,自身のこれまでの実践を振り返る貴重な場になったことと思います。
 今後もミドルリーダーとして,学校運営に関わる取り組みを期待しております。

第2回初任者研修指導者研修会

7月20日
第2回初任者研修指導者研修会を実施しました。
初任者の育成について,作成された資料をもとに,1学期の実践の成果と課題を整理しました。
また,今後の研修の進め方について,グループでの協議を行いました。
2学期以降の指導に見通しを持つ機会となったと思います。
今後とも,指導教員と共に初任者の育成に努めて参ります。

令和4年度算数科授業力向上研修

令和4年8月5日(金)に算数科授業力向上研修を行いました。

「子供の実態に合った授業づくり」では,全国学力・学習状況調査の問題に込められたメッセージを読み解くことで子供たちに求められる資質能力に対する理解を深め,その上で授業づくりへの活かし方を学びました。

「授業で使える教具紹介」では,算数科授業力向上事業にて配置されている算数支援教員が自作した,子供のつまずき解消に役立つ教具を紹介しました。

 

教材市場にて,教具の紹介動画を視聴できます。(柏市教職員限定公開)

  

第2回算数支援教員研修

 

令和4年7月19日(火)に第2回算数支援教員研修を行いました。

算数支援教員は,日々児童のつまずき解消のために自作した教具を使って授業支援をしています。

今回の研修では,その教具についての情報交換を行いました。

児童の実態に応じた教具が紹介され,お互いの教具づくりに関する知見を広げることができていました。

今後の算数科授業における支援に活かしましょう。

なお,今回紹介された教具は,他の研修や教材市場で今後紹介する予定です。

 

  

初任者研修(第4回)

 令和4年6月29日(水)初任者研修(第4回)を開催しました。
 
 講義:『学習指導②~指導と評価の一体化による単元構想~』
    教育研究所

 講義:『生徒指導①~長欠・不登校児童生徒の現状と支援の在り方~』
    児童生徒課

 講義:『生徒指導②~いじめの未然防止・初期対応と生徒指導の機能を生かした授業づくり~』
    児童生徒課

 演習:『学級経営②~子どもを肯定的に捉えるコツ~』
    教育研究所

 今回の研修は,前回の研修と関連付けて理解することが大切です。
 得た学びを積極的に実践し,指導力の向上を図りましょう。

 

中堅教諭等資質向上研修Ⅰ(選択講座①)

 令和4年6月24日(金)中堅教諭等資質向上研修Ⅰ(選択講座①)を開催しました。

 講義:『ミドルリーダーとしてのコーチングの方法と実際』
    and Cs 代表 藤田 潮

 今回の講義では,コーチングの考え方や方法を理解し,ミドルリーダーとして具体的に行動するための明確なイメージを持つことができました。
 組織の一員として学校運営を支える力となり,自分の役割に責任を持って積極的に果たすことができるよう,今後の教育活動に活かしていきましょう。

 

初任者研修(第3回)

 令和4年6月22日(水)初任者研修(第3回)を開催しました。
 
 講義:『学習指導①~学習指導要領と年間指導計画~』
    教育研究所 人材育成アドバイザー

 講義:『学級経営①~学級経営の基本~』
    教育研究所

 講義:『教職員の危機管理と組織の一員としての役割』
    教職員課

 講義:『特別支援教育①~特別に支援を必要とする子どもの理解と対応~』
    児童生徒課

 今回は,より実践的な内容の研修を実施しました。
 得た学びの理解を深め,今後の教育活動で実践していきましょう。

第1回教育研究所運営委員会

5月27日(金)に第1回教育研究所運営委員会をWEB会議にて開催しました。

 

教育研究所の各担当から,事業計画と運営について説明をし,

それぞれの懸案事項について委員の皆様からご意見をいただきました。

<事業1>教職員研修「今後の研修の実施方法について」

<事業2>幼児教育「コロナ禍における幼保こ小連携の確実な実施の在り方について」

<事業3>教育研究「学力調査の結果活用の促進について」

 

委員の皆様からいただきました貴重なご意見をもとに,所内で再検討して

今年度の事業計画を見直すとともに次年度計画に反映させてまいります。

2年目研修(第1回校外研修)

 令和4年5月26日(木)2年目研修(第1回校外研修)を開催しました。

 

 講話:『二年目の飛躍』
    教育研究所長

 講義:『9年間の系統を通して育てる資質・能力』
    教育研究所 人材育成アドバイザー

 講義:『子供の姿からとらえる改善の視点』
    教育研究所

 講義:『2年目教諭としての課題解決に向けて』『2年目研修の進め方と1年間の展望』
    教育研究所

 

 『9年間の系統を通して育てる資質・能力』では,グループ協議を通して「めざす資質能力」の育成について考えました。

 『子供の姿からとらえる改善の視点』では,授業を見る視点を学び,授業改善につなげました。

 教師は「人間力」が求められる職業です。五者(学者,医者,易者,役者,芸者)を念頭に置いて教職生活を送りましょう。

 

 

初任者研修(第2回)

 令和4年5月25日(水)初任者研修(第2回)を開催しました。

 

 講話:『新しく柏市の教員になられた皆さんへ』
    教育研究所長

 講義:『学校内での人間関係の形成』
    信州大学 准教授 青木 一

 講義:『組織の一員としての自身の役割 ~学校教育目標と目標申告について~』
    教育研究所 人材育成アドバイザー

 講義:『接遇の基本』
    NOMA総研 中島 彩花

 

 「学校内での人間関係の形成」では,職員間の同僚性のもと,子供たち同士の人間関係を構築することの大切さを,実例を通じて学びました。

 「組織の一員としての自身の役割」では,演習を通して目標申告と学校教育目標との関連について検討し,発表しました。

 「接遇の基本」では,電話対応等の演習を通して,マナーとは相手への思いやりや敬意を伝える自身の武器であることを学びました。

 今回の研修で得た貴重な学びを,今後の教育活動で実践していきましょう。

 

  

第1回算数支援教員相互参観研修

第1回算数支援教員相互参観研修を開催しました。市内の算数支援教員を3グループに分け,会場ごとに算数の授業を参観後,担任や児童への支援方法についての理解を深める協議会を行いました。

 協議会では,「新たな発見や気づきがあり,勉強になりました。」「担任の先生との連携・準備の大切さを改めて感じました。」「すぐに取り入れたい方法がありました。」等の声がありました。

 研修会の内容を子どもの学ぶ意欲が高まる授業づくりに生かしていきます。

 

5月12日(木) 会場:柏市立藤心小学校

                      

5月17日(火) 会場 :柏市立花野井小学校

           

 5月19日(木) 会場:柏市立大津ケ丘第一小学校

   

3年目研修(第1回校外研修)

 令和4年5月19日(木)3年目研修(第1回校外研修)を開催しました。

 

 講話:『教員としての基礎を確実なものとするために』
    教育研究所長

 講義:『校務分掌から見る教育課程 ~学校教育目標の実現に向けて~』
    教育研究所 人材育成アドバイザー

 講義:『3年目研修の進め方』『教育実践研究の進め方と課題の設定』
    教育研究所

 

 『校務分掌から見る教育課程 ~学校教育目標の実現に向けて~』では,グループワークを通して教育課程について協議し,校務分掌についての新たな発見や再認識が出来ました。

 今後は,これまでの初任者研修・2年目研修の2年間で得た学びを活かし,自分で設定した課題解決に向け,授業実践研修や校内研修を進めていきます。

 

 

初任者研修(第1回)

 令和4年5月18日(水)初任者研修(第1回)を開催しました。

 

 動画視聴:千葉県知事講話,千葉県教育長講話

 講話:『柏市教育委員会として初任者に期待すること』
    柏市教育長

 講話:『柏市の教育施策について』
    学校教育部長

 

 講話を聴き,「どのような教員を目指すのか。」また,「どのような取組みをしていくか。」を考えるきっかけになったと思います。

 今後も初任者研修を通して学び続けていきましょう。

 

 

柏市新任時研修(第1回) 

4月27日(水)に第1回新任校長研修を行いました。

元名城大学教授の木岡一明先生を講師にお招きし,学校経営ビジョンの形成を

どのように考えて行っていくか,理解を深めました。

 

 

5月13日(金)に第1回新任教頭研修を行いました。

人材育成アドバイザーを講師に,自校の現状を分析し,学校教育目標の具現化のための

教頭の役割について学びました。

また,財務管理や施設管理,会計年度任用職員の勤務状況報告等,実務研修も行いました。

 

中堅教諭等資質向上研修Ⅰ(第1回)

 令和4年5月12日(木)中堅教諭等資質向上研修Ⅰ(第1回)を開催しました。

 

 講話:『中堅教諭への期待』
    教育研究所長

 講義:『「チーム学校」をふまえたこれからの組織マネジメント』
    教育研究所 人材育成アドバイザー

 講義:『中堅教諭等資質向上研修の進め方』『教育実践研究の進め方と課題の設定』
    教育研究所 教職員研修担当

 

 講義『「チーム学校」をふまえたこれからの組織マネジメント』では、チーム学校が求められる背景や組織マネジメントの視点について学びました。

 教職10年目の先生方は,中堅として学校の中でミドルリーダーの役割を担うことが求められていきます。
 今回の研修で得た新たな視点や発想を参考にし,学年だけでなく学校の経営に参画するという意識をもって,学校全体を考えるリーダーシップを発揮していきましょう。

  

柏市幼児教育共同実践研究説明会・研修会

 令和4年5月11日(水)幼児教育共同実践研究会を開催しました。

 (集合とオンラインのハイブリッド研修を実施)

 

 研究テーマ:「伝え合いを楽しむ子を育てる ~言葉による伝え合いを通して~」

 講義:「幼児が言葉で伝え合う喜びを味わえるようになるための援助の在り方

     ~育っている子どもの姿を捉えることを通して~」

     講師 聖徳大学 教授 河合優子 先生

 

 柏市では,社会環境や子どもの育ちの変化による幼児教育の今日的課題をもとに,現在の重要なテーマを設定した実践研究を教育研究所と柏市内幼稚園,認定こども園及び保育園が共同で行っています。

 説明会では,今年度の研究でめざす子どもの姿や目標について共通理解を図りました。

 研修会では,「記録」をもとに育っている子どもの姿を捉えることを通して,子どもがより楽しめる工夫を考えていくことの大切さを学びました。

 これから各園で実践しながら,11月の報告会では,他園や小学校と情報共有したり意見交換したりして子どもを見取る視野を広げられるよう取り組んでいきます。

柏市幼保こ小当番校・園連絡協議会

 令和4年5月10日(火)柏市幼保こ小当番校・園連絡協議会を開催しました。

  9地区の代表校・園が集まり,コロナ禍における幼保こ小連携の推進に向けて,昨年度の取組等も含めて周知しました。また,各地区で連絡会を開催するために計画を立てる話し合いが行われました。今年度も緊密な連携を図ることにより,子どもたちのよりよい成長を目指しています。

 また,幼稚園・保育園・認定こども園と小学校のなめらかな接続・連携をめざし,相互理解の充実を推進していきます。