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校長雑感ブログ
9月4日(金)「人がいい人」は「いい人か」?
〇現在、動きの遅い台風24号や本州南岸に停滞する秋雨前線の影響で、今後は全国的に非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる所があると予報が出ています。関東地方でも週末や7日の月曜日にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、多い所で積算雨量が100ミリを超える地域もあるとのことです。
〇昨日の防災学習の最初には、大雨を取り上げました。千葉県では7年前の台風直撃、3年前の大雨被害、そしてこの8月の千葉豪雨と災害級の大雨がありました。特に今年の5月から新しく設定された「大雨特別警報(警戒レベル5相当)」が発表されたときは、すでに災害が発生している可能性が極めて高いとされ、避難の際にも次のような留意点が指摘されています。
1屋外への移動の危険性➡すでに外が冠水している、または激しい雨風の場合、屋外への移動がかえって命の危険を招くことがある。
2屋内安全確保(垂直避難)➡外に出るのが危険な時は、頑丈な建物の2階以上や山や崖から離れた部屋に移動する「垂直避難」を行う。
3車移動の禁止➡浸水した場所での車での移動は、エンジン停止や水圧によるドアが開かなくなるリスクがあるため絶対に行わない。
4危険箇所への接近禁止➡河川、用水路、冠水した道路、崖の近くには絶対に近づかない。
〇学校として特に気になるのは、来週の9日水曜日から福島県の猪苗代町、喜多方市、会津若松市で行う2学年林間学校(2泊3日)のことです。少し調べると「雨時々曇、最高気温25℃ / 最低気温19℃、降水確率50~90%」となっています。檜原湖の遊覧船観光、農家での体験、会津若松市内の班別行動など、何とか順調にスケジュールをこなしていきたいと願っています。【気象庁:警報・注意報】
〇【「人がいい人」は「いい人か」?】は、ロボット博士として知られた東京工業大学名誉教授の故・森政弘氏の著書のタイトルです。森氏は幼い頃の体験から、「人がいい」と「いい人」の違いに、頭を悩ましていたことが書かれています。どういうことでしょうか?
〇それは、自分が人から「人がいい」と言われた時、明らかに嘲笑的(さげずむ)な意味が込められていると感じたからだそうです。日ごろ、親や先生から「良い人になれ」と教えられているのに、「良い人」がなぜ馬鹿にされなければならないのか?「人がいい人」は「いい人」ではないのだ!という本書を書くきっかけになったエピソードを、冒頭に記しています。
〇日本語は、例えば「牛乳」と「乳牛」のように、前後を入れ換えると、意味が変わってしまうものがあると森氏は言います。「いい人」と「人がいい」も同様で、それぞれを辞書で調べると、「いい人」は「善良な人、好人物」であり、「人がいい」は「気が良くて人の言いなりになってだまされやすい様子、おとなしくてお人よし」とあります。「好人物」という似ているところもありますが、「人がいい人」は、他人などの外的要因に流されやすい状態を示していることがわかります。
〇後に森氏は、鎌倉仏教の曹洞宗開祖である道元禅師が書いた「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」という書物に出会い、その中にある「仏道をならうというは自己をならうなり」という言葉に注目しました。その「自己」について何年も探究する中で、「人がいい人」と「いい人」の違いについて次のように結論づけています。
・主体性をもった良い人は、「人がいい人」ではない。
・主体性をもたない良い人が、「人がいい人」になる。
〇私は「なるほど!」と読んでいて思いました。そしてまたこの「主体性をもつ、もたない」とは、そもそもどういうことなのかを森氏は説明しています。
➡まず主体性をもたない良い人とは、他者から何かを頼まれたとき、「イヤ」とは言えず、心ならずとも受けいれてしま人で、その場合、本心はしたくないけれど気弱な性格、もしくは何らかの外的要因によって、「『イヤだ』と言えなくて引き受けてしまった」から自分は分離している状態になる。そのため心はどこか落ち着かない。一方で、主体性をもった良い人は、外的要因に影響されず、「自分の心に基づいて、心を忠実に、そうしようと意思」しているので、自己の分離がない。そのため穏やかな精神状態にある。
➡人間は、自分の意志の通りにならないものに囲まれ、それらと関係しながら生きなければならないわけだから、ひと口に主体性をもてといっても生易しいことではない。その上で、自分が承知の上であるいは、みずから進んで」の姿勢こそが、現実を主体的に生きていく大きなコツである。
〇私もかつて中学生や高校生のときにそうであったように、本校生徒たちの中にも、「自分は良い人にならなければならない・・」とか「だけどいつもいい人ばかりではいられない・・」などの葛藤を抱えて生活している人もいることでしょう。森氏の言うように、「主体性が重要だが、それを持つことはけっこう難しい」は、大人になってもあてはまると思いました。ただ少なくともまずは自分の良さを認識できないと、友だちの良さも認識できませんので、焦らずにゆっくりじっくり、自分と向き合っていきましょう。
須藤昌英
9月3日(木)避難訓練(防災学習)
〇一昨日の9月1日は「防災の日」で、103年前に十万人以上が犠牲となった「関東大震災」が同日正午前に発生したのがその由来です。その地震の震源は、千葉県の房総半島から神奈川県の相模湾で、その規模はマグニチュード7.9(震度6強)だったそうです。ちょうど昼食時であり、その後強風が吹き、東京は46時間燃え続けました。特に火災を含んだ竜巻状の渦(火災旋風)があちこちで発生、建物の崩壊や火災で約29万棟が被害を受け、津波も発生しました。その死者は約10万5千人で、そのうち9万人が火災で焼死だったという記録があります。
〇「柏市小中学校地震発生時の対応」マニュアルでは、昼間に震度5強の地震が発生した場合、児童生徒は下校させずに学校に留め置き、保護者等に児童生徒を引き渡すことになっています。実際の引き渡しの際は、現在活用している「Sigfy(シグフィー)」を有効に使いたいと考えていますが、混乱状態であることが予想されますので、留意が必要です。
〇5校時後、本来は教室から校庭へ移動して避難訓練を行うのですが、今日は曇天から雨の可能性もあることを考慮し、各教室での1次避難をしてから、体育館で防災について考える学習を行います。
〇夏季休業中の7月に、学校管理職を対象とした「防災教育実践研修会」が千葉市でありました。私は、その一日で「90分講演×4コマ」を受講し、地震や気象の専門家から、近年の自然災害の実例や今出来る防災行動等を学びました。
〇そこで今日の防災学習は、その中から「地震、大雨・台風、富士山噴火」などについて、私から全校生徒へ伝えました。自然災害に関しては、生徒たちに一方的に「災害は起こる」などの恐怖感だけを与えるのではなく、「自分で自分の命を守るにはどうしたらよいか?」を考えさせるようにしています。
〇最後に、生徒たちにはあらかじめ「この音は私も大嫌いですが、自分のいのちを守るためには普段から慣れておかないと、その時に落ち着いた行動はとれないので、今あえて聞いてもらいます。」と断ってから「緊急地震速報」の音声を流しました。
須藤昌英
9月2日(水)全校実力テスト&給食開始
〇夏季休業明けで、学校生活の感覚もまだ完全に戻っていませんが、昨日と今日は全学年で実力テストを行っています。昨日は2教科、今日は朝から3教科に取り組んでいる生徒たちの表情は真剣です。
〇昨日の全校集会では私から「今日と明日のテストでプレッシャーがあるかもしれませんが、テストの目的は点数をとることではありません。現段階で自分がどのくらい理解できているのか?理解があいまいな部分はどこか?などを把握することが、本来の目的です。」と話しました。
〇そして4校時からは通常の授業が再開されます。テストでアウトプットした分、また各教科の授業に積極的に取り組み、大いにインプットしてください。17日と18日の前期期末テストの出題範囲表も、昨日配付されましたので、準備計画も立案していきましょう。
【各学年の様子】
〇今日から給食も始まりました。今日のメニューは「焼き肉丼、切り干し大根の和え物、春雨スープ、はちみつレモンゼリー、大豆小魚、牛乳」でした。しっかり食べて、午後の授業も頑張ってもらいたいです。
須藤昌英
【今日の給食】
9月1日(火)9月(2学期)に入りました
〇昨日で45日間の夏季休業(夏休み)が終わり、今日から2学期76日(授業日数)がスタートします。今年の夏は全国的に猛暑よりも豪雨が多かったです。特に先日の千葉豪雨によって、被害を受けた方々の復旧と復興を心より願います。
〇曇りで涼しい朝でしたが、登校してくる生徒の様子を見ていますと、その表情からは様々な気持ちを抱いていることがにじみ出ていました。学校としてはこの9月もまだ熱中症対策を最優先していきます。
〇今日の1校時と2校時は、全学年とも実力テストを行います。6月の前期中間テスト以来のテストであり、中には鉛筆やシャープペンを持つのが久しぶりという生徒もいると思いますが、頑張ってほしいと思います。ただ今月の17日と18日は、前期期末テストがありますので、出題範囲の発表も今日行います。
〇そして3校時は、夏季休業中の個人や団体の活躍を表彰する式と全校集会を行います。私も昨日までのこの一週間、生徒たち何を語ろうか?と思案してきました。
〇校長の話では、まず早朝の特設駅伝部の練習や、正門付近のマンホールトイレ設置工事を切り出しに、8月に行われた柏市中学校英語発表会(2年生のサプコタ・ラスミさんが出場、「Climate change:a global challenge」と題したスピーチを堂々と行った)ことや、7月に亡くなった小説家の東野圭吾氏の本について、10月の80周年記念文化祭(コーラスフェスティバルと國分先輩との哲学対話集会)について話します。
須藤昌英
7月17日(金)夏季休業前全校集会
〇本日で1学期70日(1学年は67日)が終わります。これから3校時の全校集会で生徒たちにはまず、先日講演したもらった瀬畠ドクターへ、数人の生徒が質問をしていたので、その回答を伝えます。また、10月30日に行う創立80周年記念集会で、本校卒業生で東京大学大学院教授の國分功一郎氏と行う「哲学対話」のテーマを、全校生徒からアンケートで募ることの説明をします。集まったテーマ案は生徒会役員たちと検討し、いくつかの案をつくり、それを9月に國分氏へお知らせしていく予定です。
〇最後に8月31日までの夏季休業中は、「暑さ対策」「規則的な生活」「好きなことを極める」を優先し、9月1日に笑顔で登校するように話します。1学期、ありがとうございました。
須藤昌英
7月16日(木)夏季休業前保護者会
〇昨日は暑い中ですが、午後から保護者会を行いました。ご参加いただき、ありがとうございました。また受付にて、生徒たちが作成した「つちのすけキーホルダー」を購入していただき、ありがとうございました。生徒たちも喜んでいました。
〇私からは、先日行ったドクターの講話の概略やその後のドクターとのやりとり、生徒の体力・学力等を下支えする基盤としての「非認知能力」について、1学期を振り返りながら話をさせてもらいました。その後生徒指導担当から、夏休みの過ごし方について、特に自転車事故の防止、SNSでのトラブル発生の危険性などを説明させてもらいました。
〇全体会終了後、1学年の保護者の皆様には、来年度の林間学校についてアンケートをとる目的などを説明しました。まず「林間学校の目的と教育的位置付け」「2泊3日か1泊2日か日帰りか」「長野県か群馬県か福島県か」「費用の上限はどの程度か」などの懸案部分(諸経費の高騰やクマの出没など)を校長から説明しました。その後学年主任から各項目について、3つの旅行業者から提示されている現時点での内容を紹介しました。昨日、参加されずにその内容を知りたい方は、学年職員にお問合せください。またアンケートは、20日(月)までにご回答ください。今月中に案を固めていきます。
須藤昌英
7月15日(水)声に出して読みたい「論語」
〇日中の猛暑は大変だと感じますが、西ヨーロッパを記録的な熱波が襲い、欧州連合(EU)加盟27カ国で暑さが原因とみられる死者数が1万650人に達したというニュースに衝撃を受けています。またそれによりフランス、スペイン、英国などでは電力供給が途絶え、学校が休校となっているそうです。
〇一説によると、西ヨーロッパなどの先進国で熱波による死者が多い最大の理由は、冷房設備(エアコン)の普及率が圧倒的に低いことや社会インフラや文化が急激な高温化に追いついていないことだそうです。冷房設備(エアコン)の普及率は、フランスで約25%、ドイツで約19%と低く、日本の約9割に比べて大きな差があります。その2国では、原子力発電を停止や廃止しており、その影響で電力供給が不安定だたり価格が高騰したりすることがその一因であるかもしれません。
〇日本は3.11東日本大震災で原発事故を経験したのにもかかわらず、今後も原発依存を継続していく方向であり、そのおかげで電力をまかなっているという矛盾があります。複雑な気持ちにもなりますが、とりあえず週末から長い夏季休業に入りますので、生徒たちにとって健康で楽しく充実した日々になることを祈っています。
〇昨日は1学期最後の給食でした。メニューは「夏野菜カレー(なす、ズッキーニ、ピーマン、トマト、ジャガイモ、人参、玉ねぎ)、ひじきと青大豆のサラダ、すいか、小魚、牛乳」でした。多くの野菜を煮込んでいて、美味しいカレーライスでした。
〇昨日の「寺子屋」の話で、よく使われていた書物は、論語でした。論語は古代中国の思想家・孔子の教えや弟子たちとの会話をまとめた書物で、人としてどう生きるべきかという道徳や、思いやりの心(仁)、人間関係を良くする教えが詰まった、いわば「人生の教科書」といえる古典です。
〇中学生でもわかりやすい論語の言葉がいくつかあります。
・故(ふる)きを温(あたた)めて新(あたら)しきを知れば、以(もっ)て師(し)為(なる)べし【温故知新(おんこちしん)】➡「昔の学習や経験を振り返ることで、新しい発見やアイデアが生まれる」という意味。テスト勉強の見直しや、過去の失敗を次に活かす大切さを教えてくれます。
・過(あやま)ちて改(あらた)めざる、これを過(あやま)ちという➡「間違えること自体が悪いのではなく、間違えたと気づいたのに直さないことこそが本当の失敗である」という意味。失敗を素直に認めて次に繋げる姿勢が学べます。
・学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し➡「教科書を丸暗記するだけで自分で考えないと身につかないし、逆に自分で妄想するだけで本から学ばないと独りよがりで危険になる」という意味です。インプットと自分で考えることのバランスの大切さを伝えています。
〇学習、人間関係、部活動など、多くの悩みに直面する中学校生活において、2500年以上前の孔子の言葉は具体的なヒントを与えてくれると思います。以前に明治大学文学部の齋藤孝教授の「声に出して読みたい論語」や「14歳からの論語」という本が、人気を博しました。とてもわかりやすく書かれています。その他にも論語に関する本は多くありますので。夏季休業に1冊でも読むことをおすすめします。
須藤昌英
7月14日(火)音響性聴覚障害と江戸時代における寺子屋
〇若者の「イヤホン難聴」という問題は、以前から話題になっていました。大きな音量で長時間にわたって、音楽や動画を聴き続けることで発症する、「音響性聴覚障害」として心配されています。スマートフォンで音楽・動画・ゲームを楽しむのは良いのですが、大音量と長時間使用で、若者が将来的に中高年になったときに、高齢者並みの難聴になる可能性が高いそうです。
〇世界保健機関(WHO)によると、世界の12〜35歳の若者のおよそ半数にあたる11億人が、将来的に難聴になるリスクにさらされていると警鐘を鳴らしています。これは耳の奥にある音を感知する細胞「有毛細胞」が強い振動で破壊されることが原因のようです。ただし一度壊れた有毛細胞は再生しないため、失われた聴力を戻すことはほぼ不可能なのがこわいです。また少しずつ進行するため初期段階では気づきにくく、他人の話を聞き返したり、高音域が聞き取りにくくなったりすることで初めて異変を自覚するケースが多いそうです。
〇対策としては、音量を最大音量の60%程度におさえ、60分間聴いたら、10分間の休憩をとることが良いそうです。またイヤホンやヘッドホンの周囲の雑音(騒音)を打ち消し、静かな環境で音声を聴けるようにする「ノイズキャンセリング機能」は、若者のイヤホン難聴予防において、周囲の騒音に合わせて無意識に音量を上げすぎるのを防ぐために非常に有効な機能として推奨されています。
〇私も昔、ウォークマン(1979年発売)が出てきた頃は高校生でしたので、お小遣いを貯めて購入しました。そのあたりからそれまでのラジカセのように、スピーカーで音を出してみんなで聴くことから、イヤホンやヘッドホンを利用して個人で楽しむ形に変化してきたのを覚えています。どちらが好ましいとは言えませんが、イヤホンなどの使用で、個人の世界への没入がしやすくなったことが、音響性聴覚障害の一因であることは間違いないでしょう。将来の生活にかかわることなので、気をつけてもらいたいです。
〇1872年(明治5年)に学制公布があり、それから154年が過ぎ今日まで、近代的な学校教育制度が続いています。その前提には、江戸時代の庶民の学校である寺子屋が、全国の都市や農村にあったとされています。その数は歴史的文献の記録で残っているだけでも約15,000〜16,500校、それに未記録のものを含めると、5万〜7万校以上あったようです。
〇幕末の有名な話として、次々に外国人が日本に入ってきた時、一般庶民が読み書きを出来ること(高い識字率)を見て、驚いたといいます。「貧しい人々まで普通に本を読んでいる光景が、当時の西洋国家ではありない」と、外国人には感じたという記録が残っています。
〇今の日本には、小学校が約1万8,000校、中学校は約9,000校ですので、合わせても約2万7,000校ですので、いかに江戸時代の寺子屋が多くあり、庶民の教育を行っていたかがわかります。当時は寺子屋の他に私塾や藩校などあり、主にそこでは「読み書きソロバン」、つまり文字の習得や計算などを教えていました。
〇学区内にも、14世紀創建の「増尾山 少林寺」や17世紀創建の「医王山 万福寺」があります。それぞれ数百年の歴史があり、きっと昔は近隣の子どもたちを集め、教育を施していたことでしょう。土中の80年の歴史は、足元にも及びません。
〇同じ教育の場としても寺子屋などは、今の学校とは全く違うシステムでした。 今の学校は、全国統一の同じカリキュラムを通し、資本主義社会の担い手を育てることが中心です。しかし寺子屋や私塾などでは、「人の生き方」を教えていました。
〇学習方法も同じテキストや教科書を順に追って学ぶわけではなく、その子の能力や性格の違いから師匠(先生)によってテキストの別の部分から課題を与えられる形式でした。今の大学のゼミに少し似ています。また課題となる書籍があると、全員で声を出して正確に読む「素読」を行ったり、その本のテーマから、「講釈(書物の言いたいことは何か、深読み)」をしたり、「会読(生徒のグループ内で講釈をしあう)」したりしていました。
〇その中で、「私はこう思う」と表現したり自分で問いを立てたりするなどのまさに今の授業で重視されている資質・能力を育成していました。ある本には、「今の学校は子どもに良かれと考えてあれやこれやと支援しているが、そのことで我々は人に教わるのに慣れすぎているのではないか?」と指摘しています。昨日の「わからないことは良くないこと?」にも通じますが、わからないことを考え続けることも大切で、それを江戸時代の寺子屋でも実践されていたということに、感慨を受けました。
須藤昌英
7月13日(月)「わからないこと」は良くないこと?
〇今月に入り、9月以降に行われる各種駅伝大会(柏市中学校駅伝、東葛飾駅伝、新人駅伝など)に向けての合同トレーニング(個人の希望制)が始まっています。火曜日から金曜日、比較的涼しい早朝7時からトラック走を中心に、まずは自分の体力強化を目指しています。また部活動ごとの参加も可としており、仲間と励まし合いながら、取り組んでいます。走ることは心肺機能の向上を促すことなどから、すべてのスポーツの基本です。
〇中学生の長距離走練習における熱中症対策は、段階的な体調管理、適切な水分・塩分補給、環境の調整を徹底することが極めて重要です。長距離走は体温が上昇しやすく、中学生は体力や暑さへの耐性に個人差が大きいため、指導者と生徒が一体となった予防が欠かせません。特に明日以降は急に暑くなることもあるので、適宜走る距離を短縮したり、休憩時には日陰で風通しのよい場所を選んだりしています。参加する場合には、前日の十分な睡眠の確保と朝ごはんを食べることをお願いします。
〇突然ですが、ある時誰かに「あなたの話はわかりやすかったです!」と言われたら、どんな気持ちになるでしょうか。どこか褒められているように感じて、誰でもうれしい気持ちになるのではないでしょうか。私自身を振り返ってみても、過去に数学を教えていて生徒から、「先生の今日の授業、わかりやすかったです!」と言われて、天にも昇るほど?うれしかった記憶があります。
〇しかし「それって本当に喜んでいいのか?」と思いたくなる研究が公表されています。2019年にアメリカのアリゾナ大学やブラウン大学などの共同研究により、「学習効率がもっともよいのは、学習者が100%の内容を理解できたときではなく、約85%を理解でき、残り15%は理解できなかったとき」ということがわかったらしいのです。ただ普通はそれを聞いても、「それってどういう事?」という疑問が残ると思います。私も最初はそうでした。
〇要するに「わからないところが少しあるからいいのだ」ということです。たとえば、何かの難しい説明を初めて聞いた生徒は、「えっ、先生、何言っているのだろう?わからない!」となるでしょう。けれども教員は説明した後に、「それに関する別のエピソードがあります」や「ではその問題演習をやってみましょう」と言います。当然、生徒は完全に理解できていないから、その後も「うーん・・?」と頭を抱え、うなりながら必死に考えたり友だちと教え合ったりすることでしょう。
〇その際、その生徒が簡単に「わからなくてもそのままでいいや」とあきらめたら当然そこで終わってしまいますが、多くの生徒たちは、何とか問題が解決できるように、ノートを見返したり、教科書を見返したり、先生に質問したりします。この遠回りともいえる過程の中で、あるとき「あっ、わかった!」「なるほど、そういうことか!」という瞬間が訪れます。しかしその瞬間がいつやってくるのかは誰にもわからないのが難点です。ただそうやって自分で理解を求め、自分でつかみ取ったものは「本物の力」となるというのが、研究した大学の見解のようです。
〇私も「確かにそうだな」と感じました。もしかして「わかりやすい、よくわかった」というのには、大きな落とし穴かもしれません。例えば歴史博物館に行って、昔の人の書いた巻物などを見ても、何となく読めるものもあれば、読めないものもあります。簡単に読めると、かえって記憶に残っていない場合があります。素通りしてしまうような感じです。ところが読めないとなると、その場で調べたり考えたりします。そうやって調べて、ようやく読めて意味がわかったときには感動しますし、むしろ忘れません。
〇逆転の発想ですが、「わからないこと」というのは尊いものかもしれません。「わからないこと」がある状態は、人間の創造性や成長の源泉となる尊いものとも言えます。現代は効率の良さや正解だけが重視されるからこそ、「分からない」という余白にはそれ以上の重要な価値が隠されている可能性があります。
〇実際に答えがわかっていないからこそ、あらゆる自分の考え(仮説や想像)を巡らせることができます。そしてそもそも分からない未知の知識や領域があるからこそ、人は「知りたい!」という強い好奇心や情熱を抱き続けるのだと思います。いずれにせよ自分は何も分かっていないこと(無知)を自覚することは、他者の意見に耳を傾け、世界をより深く受け入れる謙虚さにつながるのではないでしょうか。
〇1学期も今週で終了です。毎日の授業で疑問に思ったことやモヤモヤしていることと再度向き合い、ことによっては来週からの夏季休業中に、じっくりと調べたり考えたりすることも大変良いと思います。わからないことをじっと抱えてあたためることも、大人になる一歩です。
須藤昌英
7月10日(金)新着本展示会(昼休み)&味見読書(全学年)
〇今月に入って昼休みに、新年度になって注文した新着本を図書室に並べ、「新着本展示会」を行っています。本校の年間予算中、生徒用の図書購入費は約65万円で、今回はその予算を使って170冊の本を購入しました。4月に生徒や教員に向けて、「読みたい本は何ですか?」のアンケートを行い、それをまとめ予算内で出来るだけ多くの本が買えるように、学校司書さんが工夫してくれています。
〇子どもにとっても大人にとっても、読書には多くの効果があることが知られています。先月は「紙とデジタルのハイブリッド」と題して、紙の本とタブレット端末のそれぞれの長所をいかし、それらを上手く組み合わせて学ぶことが理想であることを書きましたが、読書のメリットは次のものがあります。
〇私は読書の効果として次の点を考えています。
1 語彙や知識が増える
普段触れる機会のない言葉や表現方法に触れる絶好のチャンスです。またこれから様々な表現や言い回しなどを覚える必要のある生徒には、ぜひとも読書を習慣にして欲しいと思います。更に深い知識をもつ段階の生徒は、新しい知識を学ぶたびに、自身の「的確な判断力」や「幅広い創造力」にも磨きがかかっていくでしょう。人生は決断の連続です。正しい決断のためには、できるだけ判断材料は多いほうが、決断の精度が上がります。まさに読書はその判断材料を、脳へ蓄積している行為と言えます。
2 想像・創造力や共感力がアップ
著者や登場人物の考え方や知識に触れたり、文章には映像がない分、自分の「想像力」で内容を補う必要があったりすることで、結果としていろいろな力が養われます。読書している際中に、「これわかるなあ」「えーっ、どうしてそうなる」「たしかにそういう考え方もあるか」というように、自分とは違う人それぞれの価値観を知り、これまでの自分の考えを見直すことにつながります。生徒たちも社会人になれば、指示待ち人間ではいられません。与えられた情報や仕事をもとにして、自ら新しい仕事を創り出していかなくてはならない状況に置かれます。読書で「想像・創造力」をアップさせることが有効です。
3 哲学的に「生きる意味」を考える
中学生時期になるとより抽象的な思考ができるようになり、そのことで自分が普段過ごしている環境(家庭や環境など)を見つめたり、毎日自分のしていることの意義などを考えたりするようになります。悪く言えば「理屈っぽくなる」ですが、これは順調な成長過程でもあります。「答えのない課題」と向き合うことが哲学の本質ですが、まさにその入り口に立っていると思います。本を読んで自分とはまったく異なる生き方をする主人公に自分を重ねてみることで、自分では経験できない他人の人生を「疑似体験」することができます。
〇本の読み方として、自分の興味のある内容をとにかく掘り下げるように、幾つもの同じテーマの本を連続して読む方法があります。また一方で様々な分野の本を読んでみることは、一見つながりのない分野どうしを結びつけて、新しいアイディアが生まれる可能性があります。すぐこれは必要ないと早々に決めつけずに、少しでも興味をもった分野の読書をしてみると、幅広い視野の形成に役立ちます。
〇そんな素晴らしい読書のきっかけとして、国語の時間を使って、学習図書委員会の司会進行により、新着本を並べての「味見読書(いろいろな新着本を手に取る)」を行っています。最初に図書委員から説明があり、1テーブル5分ずつ6テーブルを班ごとにローテーションします。一つの本をじっくりと読むのではなく、料理を味見するように、気になる本をチェックしていく活動です。生徒たちは真剣に味見読書に取り組んでいました。
〇私も日頃から本を手にとった質感やパラパラとページをめくる感覚は、手から脳に伝わり、読んだり見たりしている文字や写真などが、より現実味を帯びて目から入ってくるように感じています。本好きの人を見ると、どこか表情や佇まいに「知性」を感じるのは私だけではないと思います。生徒と本との出会いのきっかけも学校は担っています。
〇今日から夏休みに自宅で読む本の貸し出しを昼休みに行います。一人3冊(ただし新着本は1冊まで)まで借りることができます。長い夏休みにじっくりと本と向き合う時間も楽しんでもらいたいです。
須藤昌英
7月9日(木)いじめ防止授業(1学年)
〇昨日の久しぶりの夏空に刺激されたのか、今朝、自宅庭先のアサガオが一輪見事に咲いていました。そのきれいな紫の花に、力強い生命力を感じました。今日はさらに暑くなる予報が出ていて、プール実習のプールサイドでの熱中症に留意が必要です。
〇昨日の1~3校時、スタンドバイ株式会社の阿部南先生をお迎えして、「リフレーミング・リスタートを学ぶ授業」を1学年3クラスで実施しました。リフレーミング(Reframing)とは、「とらえ直す」ことで、リスタート(Restart)とは、「やりなおす」ことを意味します。この授業のねらいは、「1 嫌なこと・困ったことが起きた時、そのまま受け入れるのではなく、考え直してみる」「2 考え直してみると、今までの【見え方】が変わって、ストレスも乗り越えられる」などを生徒たちに学んでもらうことでした。
〇まず生徒たちは各自のタブレット端末を使い、ゲームをします。そのゲームの目的は、「ストレスをモンスターに見立てて、そのストレスを上手く跳ね返していく」ことです。そしてそのストレスを次の4つのタイプに設定しています。
①過去➡自分のミスでチームが負けてしまった。その時を思い出して、悔しさが止まらない様子。
②未来➡来週にひかえた大事な発表の準備中、カレンダーの「発表」という文字を見て、不安がこみあげている様子。
③自分➡周囲がお話などで盛り上がっている休み時間。自信が持てず、周りに入れなくて、机で顔をふせている様子。
④相手➡返されたテストの点数を、隣の席の優秀な子を気にしたり、SNSでキラキラしている子を思い出して比べている様子。
〇そしてそのストレスタイプやゲーム中の攻略アイテムには、モンスター名が付けられています。
過去タイプ→ドーセ・ドラゴンとコンフォート・トータル
未来タイプ→ファン・スライムとレジリエンス・バード
自分タイプ→オンリー・ドールとアクセプト・フェアリー
相手タイプ→プレッシャー・オーガとバウンダリー・ハンター
〇次にその4つのストレスタイプは、自分にとってどの順番でストレス度が高いかを考えます。その選んだストレスの順番に、ゲームの中にあるストレスを攻略する4つの選択肢を選んでいくと、自動的に得点が与えられます。そして一番ストレスの高いゲームの点数と一番ストレスの低いゲームの点数を並べます。すると次の4つのパターンのどれかに自分が当てはまりまることを確認します。
パターン1:前向きに考えるのが得意
パターン2:後ろ向きに考えてしまいがち
パターン3:案外苦手と思っているだけかも
パターン4:1番多いのがこのパターン
〇結果的には、パターン1となった生徒がリフレーミング上手と判定できますが、大抵の生徒はパターン4になります。そしてゲームで出てきた各ストレスを解消するのに「効果がない考え」と「効果がある考え」に分けて、比較します。これがリフレーミングの要点です。
【過去タイプ】
後悔する、あきらめる⇔過ぎたことは気にしない、ゆっくり休む
【未来タイプ】
あせる、考えすぎる⇔できることに集中する、良くなると思う
【自分タイプ】
自分のせいにする、否定する⇔みんな個性がある、自分は世界で1人
【相手タイプ】
何かと比べる、周りを気にする⇔比べない、自分は自分で相手は相手
〇最後に2つの場面を想定し、リフレーミングを練習しました。
(その1)放課後、友だちが同級生にカバンを投げつけられ、何か一方的に言われている場面を目撃した。「これをチクるって、良くないよな・・」➡「誰かに相談したら困っている人を助けられるかも」
(その2)SNSの会話アプリで数人の友だちとやりとりしていたら、ある日突然全く返信がなくなった。「私ってハブられているのかも?」➡「きっとみんな忙しいだけかもしれない」
〇柏市では毎年この時期に、全中学校1年生を対象として、いじめ防止授業を実施しています。一昨年や昨年に受けた3年生や2年生の内容からバージョンアップしていて、特に心理学の視点から中学生の心情や興味に沿ったプログラムになっていました。
〇本校には近隣の複数の小学校から新入生があり、4月からの学校生活を一緒に送っています。この3カ月は、まだお互いに相手の様子を観察することも多かったと思いますが、そろそろ本音を言い合う時期になります。どのクラスの生徒も真剣に取り組んでいましたが、この授業をこれからの生活に役に立ててもらいたいです。
〇柏市では全中学生に、STANDBYアプリの活用をすすめています。STANDBYでは、報告・相談者はスマートフォンやタブレットのSTANDBYアプリから、専門の相談員に「自分はいじめを受けている」「クラス内でいじめをみかけた」等を匿名で報告・相談することができます。匿名のため電話やメールよりもハードルが低く、いじめ等の早期発見、早期対応やより風通しのよい学校づくりに活用できます。
〇スタンドバイ株式会社代表取締役の谷山大三郎氏は、私が以前に市教委に勤務していたときにも一緒に仕事をさせてもらったので、よく知っています。スタンドバイ株式会社のHPに掲載されている谷山氏のメッセージを引用します。
「『助けたいとき、助けてほしいとき、いつでもどこでも報告・相談できる環境をつくる』、これがスタンドバイ株式会社のビジョンです。私は幼少期いじめを受けていました。また友人がいじめを受けているのを見かけても自分がいじめの対象になることを恐れて何も言えなかったことがありました。社会人になった後に仕事がうまくいかず、会社を長期で休む経験もしました。過去の自分に対する悔しさや情けなさが原体験となり、同じような思いをする児童や生徒、社会人を一人でも減らしたいと思い、スタンドバイ株式会社を立上げました。そしてビジョン実現のために、いじめに関する様々なテーマを扱った授業開発及び授業実践、企業向けの研修、友人や自分を助けたいと思ったとき、環境を変えたいと思ったときに信頼できる人にいつでも報告・相談ができるプラットフォーム【STANDBY】の普及に取り組んでおります。おかげさまでたくさんの方に支えられ、年間10万人以上の方に活用いただくまでになりました。今後もさらに発展し、誰もが心理的安心を感じて毎日を過ごせる、悩みや不安を抱いたときに信頼できる人に相談できる、仲間のため自分のために今いる環境をよくしたいと思ったとき行動できる、そして一人一人が自分らしく生きられる社会を目指し、活動を行ってまいります。」
須藤昌英
7月8日(水)給食調理のお詫びと七夕飾り
〇朝から晴れているのは久しぶりです。青空はうれしいですが、気温の上昇による熱中症が心配になります。先日、自宅の近くでセミの初鳴きを聞いたことを書きましたが、昨日は土中でも今年初めての蝉の鳴き声を聞きました。帽子・日傘の使用や水分補給のための水筒持参をお願いします。
〇一昨日のシグフィ―で保護者の皆様にはお知らせしましたが、給食メニューの中の味噌汁の中に、スポンジ片のようなものが見つかりました。その時点で全校生徒に味噌汁を食べるのをやめるように放送しました。しかし栄養士と私のところに報告があったのが、給食を食べ始めた後なので、一部または全部を食べた生徒たちがいたことも事実です。大変申し訳ありませんでした。もちろん私も生徒たちが食べる30分前には検食をしており、その際の異常や異物混入はありませんでした。今のところ、生徒から健康被害があった報告はありません。このことについて何かありましたら、栄養士か校長にご連絡ください。
〇現在、調理業務を委託している会社へ、原因の詳細調査と今後の再発防止策の作成を依頼していますが、今のところ調理器具や食器などを洗うスポンジと同じ素材であることだけがわかっています。栄養士によると、一つの釜で複数の別の調理をする場合もあり、次の調理をする前には釜の洗浄をします。おそらくその工程で混じった可能性があります。すぐできる対策として、洗浄するスポンジを定期的にすべて取り替えたり、作業工程を見直したりすることを考えています。今後はこのようなことが無いようにしていきます。1学期の給食は今日を入れてあと5回ですので、無事に安全な給食を提供していくように、会社と連携していきます。
〇今週から生徒玄関に保護者の方からいただいた竹を設置し、七夕飾り(笹飾り)を設置しています。夏の風物詩として広く親しまれている行事が「七夕」ですが、七夕と言えば私も子どもの頃に、願い事を書いた短冊を笹に飾った記憶があります。7月7日の夜に、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が天の川を渡って1年に1回だけ出会えるという伝説にちなみ、日本各地でもさまざまな行事やお祭りが行われています。
〇少し調べると、日本の七夕は、日本古来の風習や中国由来の伝説が掛け合わさってできたものだそうです。特に笹飾りに短冊を吊るして願い事をする風習は、中国の儀式が由来とされ、祭壇に針などを供えて星に祈りを捧げ、織姫にあやかり「機織りが上達するように」と願う中国の風習からの影響が強いようです。
〇これが奈良時代(710~784年)頃に日本に伝わったとされ、現存する日本最古の和歌集『万葉集』でも、七夕にちなんだ和歌が詠まれています。当初は宮廷行事として行われていましたが、時代とともに庶民にも広がり、江戸時代には全国各地で七夕まつりが開催されていたようです。
〇生徒たちが短冊に書いた内容は、「受験勉強がよくできますように!」「総体で優勝できますように!」「素敵な出会いがありますように!」「みんなと仲良くできますように!」「毎日が楽しく過ごせますように!」といろいろあります。
〇最後の2つの言葉に私も「そうだよね」と共感しました。確かにいろいろな願いがありますがその前に、みんなと仲良く毎日が楽しく充実しなければ、それらの目標や願いが叶うことはありません。夏季休業まであと1週間あまり。日々の熱中症対策が最大の課題ですが、生徒たちの願いを応援する気持ちは変わりありません。
〇昨日の給食は、七夕メニューとして、「枝豆ちらし、イワシの甘露煮、切り干し大根の和え物、すましそうめん汁、七夕ゼリーポンチ、牛乳」でした。生徒たちも美味しそうに食べていました。
須藤昌英
7月7日(火)パティシエの講話(3学年)とセミの初鳴き
〇昨年の今頃は、空梅雨で毎日真夏日が続いていました。連日のように暑さに対する警戒をしていたのを覚えています。今年はまだ、蒸し暑さはありますが、熱中症にかかるほどではありません。しかし今週の後半から本格的な暑さがやってきます。エアコンを適切に使用し、こまめな水分補給を心がけ、体がまだ暑さに慣れておらず、熱を逃がす機能や汗をかくことが十分ではないので、特に注意が必要です
〇先週の金曜日の5校時に、3学年のキャリア教育として、パティシエ熊谷治久氏に講話をしていただきました。熊谷さんは、流山市やその他の場所で6店舗(従業員80名)のフランス菓子店(レタンプリュス)を経営している方で、テレビで紹介されるほどの腕前の方です。私も初めてお会いしました。
〇レタンプリュスのホームページには、美味しそうな菓子がズラッと並び、特に「モンブラン」やバウムクーヘンの原型である伝統菓子の「ガトー・ピレネー」、色鮮やかな「プティフール・フレ」などの生菓子・焼き菓子が人気を集めていることがわかります。
〇熊谷さんは柏市出身で、3年学年主任のかつての教え子であり、本校の教頭が当時の部活動(サッカー)の顧問だったという縁があります。学年主任のたっての希望で土中に来てくれました。また流山市に住んでいる本校の職員の一人は、その店があまりにも有名店なので、まさかそのオーナーが来校するとは、当日まで信じられなかったようです。
〇講話のメインは、熊谷さんがフランスに修行へ行った際の苦労話でした。知り合いもなく誰一人とも知らないパリの街で、手当たり次第に店に入っては、「ここで働かせてほしい」と頼み込んだそうです。それでもなかなか見つからず、やっとある菓子店へ見習いで働かせてもらうことになりました。
〇その店には同じく日本から来ている日本人がいましたが、彼らは言われたことしかやらなかったのに対し、熊谷さんはシェフの仕事ぶりを遠くから観察し、そのシェフが忙しい時には、積極的に手伝うために近づき、叱られてもめげずにそれを続けたそうです。すると、そのうちシェフの方から熊谷さんに声がかかるようになり、いろいろな仕事を任せられるようになったそうです。「待つのではなく、自分から失敗をおそれずにやってみる」のが大切だというメッセージでした。
〇熊谷さんは目の前のシェフが何を欲しているのかを想像し、シェフが次に使う道具や材料を、使いやすい位置や向きでスタンバイしたそうです。修行段階でシェフから「技を盗む」には、ただ漠然と動作を眺めるのではなく、シェフの行動の理由を予想し、観察することが最も重要であることが、講話を聞いていてわかりました。
〇ある生徒は感想として、「高校までやっていたサッカーを通して身に付けた粘り強さをいかして、まったく無縁だったお菓子作りの世界に挑戦したところがすごいと思いました」と言っていました。生徒たちも何かを成し遂げている方の話を、自分事としてとらえて聞く能力が育っています。
〇先週末、自宅近くの公園で今年初めてのセミの鳴き声を聞きました。「チー、ジー」と低く引きずるように鳴くので、おそらくニイニイゼミだと思います。梅雨明け前後の、まさに「夏の始まり」を告げるトップバッターのセミだそうです。それを聞くと毎年「本格的に夏が始まったな」と感じます。ちなみにその年に初めて聞くセミの声は「初蝉(はつぜみ)」と呼ばれ、夏の季語にもなっています。
〇その他にも、「ジリジリジリジリ…」と油あぶらで揚あげ物ものをする時の音に似にているのでその名のついたアブラゼミや、ミーン・ミンミンミンミー」と日本の真夏の風情をかき立てるように響き渡るミンミンゼミが有名です。また夏の後半からは、ツクツクボウシの「オーシツクツク」、ヒグラシの「カナカナカナ」なども聞こえてくるでしょう。
〇よく「セミの一生は短い」と言われていますが、少し調べると、地上に出てきたセミ(成虫)の寿命は1週間程度ですが、その以前は親の成虫が木の幹などに卵を産み、その卵から生まれた幼虫はまず土の中に移動します。そして幼虫は土の中で長い期間を過ごし、やがて成虫になると地上に出てくるそうです。
〇時間的には幼虫の期間が、数年~7年くらい(長い場合は10年以上も幼虫のまま土の中で過ごすこともある)です。しかし成虫になって地上で過ごす期間は、わずか1週間から数週間(環境が良くて長生きした場合でも1か月ほど)です。
〇つまり、セミの一生は幼虫の期間が7年ほど、成虫はわずか7日間で、合計7年7日ほどということになります。ということは今その鳴き声を聞いているセミは、コロナ禍前くらいに卵から幼虫となって、そのご成虫になるために着々と準備してきたことになります。
〇それを考えると、少し感慨深い気もします。間もなく朝から一日中暑い日が始まり、それが9月終わりころまで2か月以上も続くと思うとゾッとしますが、成虫として短い一生を終わるセミの鳴き声を聞いて、「暑さに負けないように・・」と自分に言い聞かせるとともに、「生徒たちもこの夏の暑さを乗り越えられますように・・」と願っています。
須藤昌英
7月6日(月)柏市総合体育大会と生徒たちの受け止め2
〇先月の後半から毎週末に、柏市総合体育大会として各種目の試合が行われています。この試合は千葉県総合体育大会の予選として位置づけられており、各種目とも上位に入ると県大会への出場権が得られます。特に3年生は最後の試合となりますので、これまでの取組の成果を発揮してもらいたいと願っています。
〇中学生が勝敗をこえて得られるものは、一生の財産となる人間的な成長です。もし負けたとしてもその時に自分の感情と向き合うことで、次のステップへ進む強さが身につきます。また支えてくれた家族、仲間、指導者への感謝を言葉や態度に表したり、何よりも全力を尽くしたりしたという事実が、これからの自分を支える自信になります。そして3年生は、総体という一つの区切りを終えることで、これからの進路選択の目標へ舵を切ります。
〇先週の瀬畠ドクターの講演に対する生徒の感想の第2弾です。
【質問2】あなたがこれから生きていく上で、参考になったことがありましたか?
1学年
・失敗して諦めようとしたけどやり続けて成功したこと。
・一回諦めても、自分の人生を自分で決めていくことは大事だということ。あと、勉強の仕方!
・いろんな道があるんだなということ。
・勉強の仕方がめちゃめちゃ参考になりました。
・失敗しても諦めない、進み続ける心が大事、そのことを心がける。
・全部の教科じゃなくてもいいから2教科本気でやり、5教科で点数がひくかったから次のテストで活かしていきたいなと思いました。
・失敗しても諦めなければ努力は報われる事がわかった。
・最後のアドバイスが参考になった。あのアドバイスをもとに勉強を頑張っていきたい。
挫けそうになっても諦めないことの大切さを知れました。
・自分自身で時間を作って勉強する習慣をつけていかないとなって思いました。
・勉強が苦手でも、数学と英語を頑張ればなんとかなること。
目標を達成するには挫折することはたくさんあることがわかりました。中学一年生がやっておいたほうがいいことを実行したいです。
・勉強が苦手でも諦めずに挑戦すること。
・僕も勉強が嫌いだけど僕は諦めずにやる気スイッチをONにして勉強を頑張りたいです。
・人は頑張って生活して、いい人生を過ごすと思います。
・話を聞いて、最低でも数学と英語は頑張って勉強しようと思いました。英語は苦手なので特に力を入れようと思いました。
・数学と英語を勉強すること。周りに嫌味を言われたとしても左右せずに生きて自分の道に進んでほしいと教えてもらったこと。
・諦めない心を持つこと、と自分でもっと勉強する。
・簡単に諦めないでちゃんと努力しようと思いました。なんども挑戦しようと思いました。
・就職担当の先生から受けた他人は他人、君は君。という言葉が印象に残りました。
・自分のやりたいことを周りの人になにか言われるからって諦めてしまうのはもったいないし、私は自分のやりたいことを貫いていきたいなと思いました。
・勉強がとても大事ということを改めて知った。そしてまずは数学と英語の勉強が特に大事ということが改めて知ることができた。
・何度失敗しても努力し続けて、自分が「やるぞ!」という気持ちになった時からスタートということと、「後悔」しないように生きたい。
・高校受験で失敗しても人生が終わらないということを改めて知りました。
・困ったとき今日聴いた言葉を思い出して生活していきたい。
・勉強が大事だということと努力が大事だということ。
・「中学校の教科は全てやらなくても良く、数学と英語を頑張れば良い」英語は元々少し出来ているので、数学を頑張りたい。
・いまからでもあきらめなければ夢をかなえられるかもしれないということがわかった。
・挫折しても諦めないで、そして夢や目標を諦めないようにしたい。
・諦めないことが大切だということ。
・「ここぞ」というところで踏ん張って頑張ること。
・高校や大学の受験は、大変なんだなと思いました
・人生生きていくうえで、挫折しても諦めないこと。
・ここだというときを見つける。もっと勉強を頑張る。
・生きていくうえでおもったことは何回もやり直してやり直してやりなおした結果が実るから僕も諦めずに勉強など取り組みたいです。
今からでもいいから将来自分が就きたい職業に働けるように頑張りたいと思いました。
・勉強の効率的な進め方です。最近テストの点数が2教科ばかみたいな点数なので塾に行こうか考えていたのですが、まず家でしっかりやらないとだめだとわかりました。
・挫折をしても頑張っていくことが大切だということ。
・何度失敗しても諦めないことやどれだけだめな人でも努力をすれば医者などになれると知った。
・参考になったことは「人間にはここぞという時がある、そのとき踏ん張れるかどうかでその人の価値が決まる」ということと「成功したものは努力した者だ」というが参考になりました。
・自分は勉強が苦手で、特に数学と英語が苦手なので講演で言っていたことを参考にしてこれからも勉強を続けていこうと思いました。
・最初はダメでも努力をかさねたらいい結果が出るとわかったので、中間テストや期末テストなども最初はわからない問題が多くてもそこで諦めずコツコツ勉強して良い結果が出るようにしたい。
・中学校は数学と英語を頑張ればいい理科と社会は高校からでいいと聞いて数学と英語をもう少し勉強しようと思った。
・数学と英語(英単語)をとりあえずできるようにならないと、高校で大変だと参考になった。
・いくらダメでも目標に向かって努力すれば、報われるとわかった。
・なんども挫折を繰り返しても、何度か転機を迎えた時に自分のやる気スイッチをONにして、勉強を頑張ればいいとわかった。
・私も昔も今も、勉強するのが苦手でやろう!って思ってても全然やる気が出なくて放置したことがたくさんあります。だけどこの人みたいに今はできなくても、これからちゃんとやればできるんだなと思いました。
・「やると決めたときから始まっている」ということや「ここぞというときに踏ん張れることが人間の勝ちを決める」ということです。
・たとえ1度や2度何度でも壁にぶつかったとしても最後まで諦めないということが大事ということがわかりました。
・これからも進化していくと思うからAIとか騙されないように気をつけようと思います。
・私は数学と英語が苦手なのでこれからも勉強頑張っていきたいと思います。
・今まで僕は自分の将来の夢を持ったことがありませんが、それは「きっとなれないから」が原因だと思っています。この今回の公演を聴き、たとえ無理かもしれないことでも、チャレンジして行きたいと思いました。
・量より質って言うけど、同じことを何度も何度もやったら量から質になるからがんばろうとおもった。とにかく数学と英語をたくさん勉強して、これから公開しないで生活をできるようにしたいです。
・最初はダメでも最後までくじけず自分の夢を掴んだこと。
・苦手なことも克服できるということ。
・私はよく、誰かと比べてしまったり、失敗したりしてネガティブ思考になり、前へ進めなくなったことがあったので、瀬畠先生の話を聞いて、くじけても諦めずに頑張っていきたいと思いました。
・これから受験するにあたっての、アドバイスを聞いて一度敗れても、諦めないことが大事のことを、しりました。
・人には「ここぞ」というとき踏ん張るがること。
・数学と英語を勉強しようと思ったことなかったです。
・自分は水泳をやっているんですが水泳の世界は一回で決めないといけないことが多いし、取り組める時間が少ないからです。
・自分がどうしたいか。これに尽きるなと思いました。
・受験勉強の仕方や効率的な勉強な仕方など多くの事がしれました。
・人生の「ここぞ」というときを大切に、そこを逃さないように努力したい。
・いっぱい挫折をしていたけどあきらめずに挑戦したら成功できるということが参考になりました。
・ここぞ!って言うときに頑張れるか!って言う言葉を聞いて、もう無理だって時があっても頑張らなきゃいけない!っということ!
〈質問〉一番効率がいいテスト勉強の方法ってなんですか?(暗記の仕方など教えてほしいです!)
・はい、AIは世界の中に大切です。
・努力をすれば、夢は叶うということです。理由は、これから私も挫折することがあると思うけど、前を向いて歩いていこうと思えたからです。
・努力し続ければ、いつか結果がついてくることを知りました。
・勉強です!僕は勉強が苦手なので勉強について教えてもらってありがたいです!
・何事も諦めずに挑戦して、失敗しても改めて挑戦することが大事ということ誰しも命はひとつで命を全力で楽しむことが大切と考えを改められました。
・医学部になるには、理科や数学、英語を努力しなければならない。瀬畠克之さんは、小学校ぐらいのときに全く勉強をしていなかったのに、その後努力した結果医師になることができたと言っていて、僕もそろそろ勉強をもっと頑張ろうと思った。
・AIは気をつけたほうがいいとわかった。
・他人は他人、自分は自分の事が参考になる
・『他人は他人、自分は自分だ。』などの言葉が良かったです。
2学年
・今からでも間に合うということ。
・数学と英語だけが大切だということ。
・挫折を何度もしてもまだチャンスをあるということ。
・人間は一度や二度の挫折では自分の人生は決まらないと言うこと、英語は単語をとにかく練習したほうがいいこと。
・勉強は、自分が将来したいことをできるようにするために、することって言うことがわかりました。
・すべての勉強じゃなくて一つ2つに絞って勉強をしようと思えた。
・何回も失敗してしまってもやるって言う気持ちがあれば成功する。
・高校受験はつうかてん。
・どんだけ勉強できない人でも頑張ればできないことはない。
nothing is impossible"
・誰だって「挫折」も「転機」もいつか訪れると信じて、明るく生きていきたいです。
・数学と英語さえ頑張ればいいと聞いてこの2つをこれからこれまで以上に頑張ろうとおもいました。
・単語を覚えると今からやり直せる。諦めず努力をしたら報われる。
英語の単語を覚えようと思います。日頃から勉強をし、大切なときにできるだけ失敗を避けられるようにしたいです。
・自分ができないからと言って諦めるのではなく自分が努力すればできると思うことができました。
・勉強方法、粘ること、北海道の話。
・「成功する人は努力する人」という言葉が個人的に刺さりました。
やればできる。高校受験は通過点。くじけないようにする。
・勉強の量は質になるということをしれたので、たくさん勉強しようと思いました。
・やりたいことをやりたいことを見つけて、やりたいと思ったらスタートすることが大切なんだとわかりました。
・AIやSNSの情報にとらわれずに、まずは自分で考えようと思った。
・数学と英語さえできてればいいことと、量は質になること。
・もう中2なので切り替えて頑張ろうと思います。いつかここぞというところを見つけたいです。
・英語と数学を頑張るといこと。きついときに切り替えること。
・勉強が苦手な自分で、新しい考え方を取り入れることができました。高校受験は通過点が心に残りました。
・失敗をしてもそれだけでこれから全てがだめになるわけじゃないから、諦めないようにする。
・一回、二回の挫折で人生は終わらないという言葉。
挫折をしたときに自分がどう対応するかによって人生が変わるとわかったから、挫折をしてくじけるのではなくそこからまた頑張るということ。
・辛いときこそ、頑張る。いつでもやり直すことができるから、諦めないことが大切。
・人生はできないとき(挫折)を「ここぞ」というときと思い頑張れば、その後の結果が良くなること
・どれだけ失敗しても何回でもやり直せるんだなと思った。
・高校受験はじんせいのつうかてんということを学んだ。
・瀬畠医師が言っていたのは数学と英語だけど、私は理科と社会を極められるようにとりあえず2つの教科を頑張れるようにしたい。
・挫折して諦めかけてもそれを諦めないで繰り返してまた挫折しても繰り返し合格することができるということがわかりました。勉強がいくら苦手でも数学と英語をとりあえず頑張りその2教科をやるということが大切だということを知りました。
・数学と英語頑張ったほうが良いと思った。
・英語と数学の勉強法が参考になりました。
・最後まで諦めず努力することを忘れないようにしようと思った。
・どんだけ挫折してもいつかチャンスは来ることが参考になった。
・自分のやりたいことを頑張ってやり、苦しいときこそ頑張って取り組めば良いということがとても参考になりました。
・勉強の仕方や、諦めずにやり続けることの大切さ
・挫折しても転機が訪れるということは難しいだろうけど、くじけない心や克己心をもてるよう頑張りたい。
・一回の成功や失敗で人生は決まらない。
・他人は他人君は君ということが参考になった。
・はい。私は飽きっぽく諦めやすい性格をしていますが、もし挫折しかけたときは瀬畠克之医師のことを思い出して「また一からやってみよう!」とチャレンジしたいと思うことができました。
・勉強の方法と、ここぞというときに踏ん張れるときが人間の価値につながることがわかった。
・もう無理だとかって思ったときに頑張ることが大事だということがわかったので受験とか部活の試合とかでも参考にして生きていきたいと思いました。
・英語と数学を頑張れば大丈夫なことを知った。数学は好きだから、英語の単語を頑張ろうと思った。
・受験勉強でも役立つと思うのでこれからも頑張りたいです。
・何回も挫けそうになったても、くじけずに挑戦し続けることを参考にしたいです。
・一度や二度の失敗では人生は変わらない。挑戦することが大事。挫折したとしても諦めなければできるんだと思いました。
・これからは、勉強をするのが嫌でもやれば、いつか結果にはなる。
・1つや2つの失敗で人生は変わらないからいろんなことに挑戦し続けたいと思います。そして来年は受験生なので今年から数学や英語の勉強をしっかりやって受験のときに後悔しないように努力を続けていきたいと思います。
・勉強についてのアドバイスとこれから生活していくうえでの諦めない気持ち。
・勉強ができない人は人からやれと言われてできない事がわかった。
・「勉強は今からでも間に合う」、「やろうと思った日がスタート」などのことが参考になりました。私は勉強のやる気がでず、後でやろうからの明日やろうの繰り返しなので今日の講演を参考にし、勉強をしていこうと考えました。数学は教科書の問題を、英語は今年と来年の英単語をひたすら覚えていきます。
・「ここだ」と思える時が来て、本気を出せれば価値のある人間になれるということ。
3学年
・諦めなければ何でもできるっていうこと。
・やりたいこと、やってみたいと思ったことをたくさん作れるようにしていきたいです。
・自分も試合などで負けそうになるときもあるけどそんな時にここぞと言う話を思い出せたら聞いてよかったと思えるので忘れないようにしたいと思います
・挫折してどんなに辛くても、また新たに挑戦していきたいと思います。また、挫折してもそれが次の成長につながると考えて生きていきたいと思います。
・ここぞという場面で踏ん張れるかが瀬戸際という言葉は、これからの人生でとでも参考になることだと思いました。
・勉強の仕方とやったほうがいい勉強が参考になりました。
・人生には辛いときが何回もあるけどそれを乗り越えてこその人生だし、どんなにどん底の状態でも目標を持ち計画を立てて頑張り続けることで夢を叶えることができるから自分も諦めずに頑張っていきたいなと思った。
・一度や二度の挫折でくたばるのではなく人は何回でもやり直すことができろということを聞いて今成功していることも失敗していることについて考え直すきっかけになった。
・人生には「ここぞ」というときがある。そのときに、踏ん張れるか踏ん張れないかで、その人の価値が決まる
・勉強の仕方(高1の単語を覚える)や高校受験で人生が終わることがないことなど、勉強が苦手でも英語や数学を頑張ればできるといったことが参考になりました。
・挫折したときこそ踏ん張ると、成功に繋がるということ
・自分のやりたいことを見つけそれを諦めずやり遂げることを三石にして生きていきたいと思いました。
・勉強が苦手な人は数学と英語を頑張って取り組んだほうがいいこと。数学は教科書のすべての問題を何度も解いて、問題を見てすぐに解き方が頭に浮かぶようになるまで解いてから塾などのワークを解くこと。英語は単語をひたすらに覚えて英文を読めるようになること。英単語は来年の学年の範囲をやること。
・やっぱり挫折や失敗は大切だということがわかりました。そして数学は教科書の問題を隅から隅まで解くことや、英語は1個上の学年の単語を暗記することが大事だと知れました。なのでこれからは数学は教科書の問題解く、英語は高校一年生の単語を暗記をしていきたいです。"
・瀬畠克之さんの中学生へのアドバイスで、一度のミスで諦めないということや勉強が苦手な人へのアドバイスがとても参考になった。
・やりたいことには全力で取り組むということ。
・これから困難なことがたくさんあると思うけど、そんなときこそ今回のアドバイスを思い出して頑張ろうと思いました。
・大学選びで、地方の大学が魅力的だという話を、自身の進路にも参考にしたいと思いました。
・何度挫折しても諦めないことが大切。
・「一回成功、失敗しただけで人生は変わらない」。
・今年は受験で、一度や二度の失敗で人生は決まらないという言葉勇気づけられました。でも、自分が受験で成功するためにできることはたくさんあると思うので、最後まで諦めず、粘り強く自分の決めた道にしがみつきたいです。また、「なにをするか、そのためになにができるか」は、これから自分自身に問い続けたいと思います。これからの人生で、この問いを自分で問い続けて、振り返ったときにそのひとつひとつの目標にしがみつき、何か得られていたら、自分の人生には意味があったなと感じると思います。なので、まずは、志望校に向けて頑張っていきます。
・自分がこれから生きていく上で挫折や転機が何回も訪れると思うので、そこで諦めずにまた、「ここぞ」という場面で頑張ることが参考になりました。克之さんの今日の話で三回の挫折や勉強をやるうえでの大切なことどうやるといいかなどのアドバイスをしていただきすごく参考になりました。
・諦めないようにしようと思った。数学と英語を頑張ろうと思った。量をこなせば質が上がることがわかった。
・質は量で補える。(量をやれば質が良くなる)
・大学はいいところ。
・ここって言うときに踏ん張れるかで、その人の価値が決まる。
・自分の人生は、自分のものだから、自分で決める。
〜質問〜
1つ目:なぜ、北海道大学医学部にしたのですか?前から地方の大学に行きたいと思っていたのですか?
2つ目:医師になって、良かったと思ってるか、後悔知るか教えてください。
3つ目:これまで、多くの時間を勉強に当ててきたと思いますが、医者をやめたら、どんな生活を送りたいですか?
4つ目:ジョン万次郎さんのどんなところが好きなんですか?
5つ目:なぜ、内科を選んだのですか?"
・何度挫折しても諦めずに挑戦する強さが大切なんだなと思いました。私は小学生の頃から獣医師という職業に憧れがありました。ですが、獣医師になるには様々な資格を取らないといけなかったり、勉強もたくさんしないとなれない職業ということがわかってから、成績も悪く頭も良くない自分じゃ無理だと、諦めようと思っていました。ですが、今回のお話を聞いてやっぱり諦めずに獣医師になるために頑張ろうと思いました。なので、私は今の自分だけをみて諦めるのではなく、これからの自分がどうありたいかを考えて行動し生活していこうと思います。
・私は何でもできないと思ったらすぐ諦めてしまうのでもう無理だってなった時に瀬畠克之医師のここぞという時に踏ん張るを参考にしようと思いました。また、勉強が苦手な人はすべての教科頑張るのではなく英語と数学を頑張ったほうがいいと言っていたのでそれを参考に頑張っていこうと思いました。
・英語が苦手だから単語をたくさんの覚えることと一つの失敗や成功で変わらないということ。
・挫折や失敗はしたときは悪いイメージがあるけど長い目で見れば良い経験であるということがわかりました。
・どんな事があっても諦めない心が大切だと思った。
・頭が悪くても、まだ中3でもチャンスはあるということ
・人生は人との勝負じゃなくて自分との勝負だと思いました
・挫折しても頑張って勉強をする。これから、三年生は受験を控えていてもう残り半年なので、後悔をできるでけ少なくできるような行動につなげていきたいです。
・勉強は数学と英語を頑張ったほうがいいということ、挫折はしても頑張り時に踏ん張れば何度でもやり直しがうまくいくということ。
・勉強が苦手な人はすべてを頑張るのではなく、できる教科をがんばること。
・私はすぐに諦めてしまう性格で、勿体ない場面がいくつもあります。なので、諦めずにもう少し踏ん張ってみようかなと思います。
ここぞというときは踏ん張ることで人間の価値は決まる。
・人生は人との勝負じゃなくて自分との勝負。
・自分も今までに2回挫折した経験があったのでその経験を成長に代われるように努力していきたいです。あと受験期間だから「ここぞ」のタイミングで動け出せるようにしたいです。
・自分は自動車整備士になりたいので瀬畠さんみたいに諦めない人になりたいです。
・何事も諦めなければうまくいくということ。
・英語と数学を頑張ったらいいということ。
・何事も失敗を恐れずに、思いっきり取り組んでいきたい。
・挫折してもその時に踏ん張ることができればいいということが参考になりました。
・じぶんがやりたいことを見つけて、それに向かって努力をし続けること、夢を持つことの大切さを学びました。
・諦めない、ということ。自分のやりたいことは諦めずに貫いてそのために必要な努力をすることが大事だとわかりました。
・何回も失敗しても諦めずに続けていればいつかは受かることができるんだなと言うことをしれた。
・高校受験とか大学受験だけで人生決まらないという言葉がとても心に残ったし参考になりました。
・何度失敗しても諦めず挑戦し続ければいつかはうまくいくと知ることができたので、挑戦し続けたいです。勉強は量も大切だけど質もいいものにしていきたいと思いました。
・人生には何度かのここぞという時の踏ん張りが重要だということ。
僕が今日の講演をきいて、僕は、今後受験生になるので今日聞いた話を受験勉強に活かせるように頑張ろうと思いました。とくに活かせると思ったことは、何度挫折しても立ち直ることを今後したり、心の中のライバルを決めることで勉強意欲が湧くと聞いたので僕も今後実践しようと思いました。
・瀬畠克之医師様、本日はありがとうございました。話を活かせるようにがんばります。
・勉強の仕方やここぞというときに頑張ったほうがいいことを学びました。ここぞというときに頑張る力は勉強だけでなく一生参考になると思いました。
・できないことがあっても諦めないこと。まず頑張ってみること。頑張ったあとは楽しい毎日が待っているだろうということ。
・まずはそれだけ頑張るといった、一つや2つに絞って頑張っていくことが大事だということがこれから生きていいく上でとても大事だと思った。
・諦めないことは大事だと思った。
・ほんとにやりたいなら最後まで諦めない。
・「何度挫折してもやり直すことができること」です、「あー、試験不合格だった。もうダメだ、、、」などと思ったりしたときに「あー、試験不合格だった。でももう一回やってみよう。」という風に考えられるようになろうと思いました!!
・諦めない気持ち、自分のやりたいという強い思いを抱いて忘れない。
・「ここぞ」というときに諦めず努力して、自分のために頑張りたい。
数学が苦手なので、先生のように頑張りたいです。
・様々な転機もあれば挫折も経験するなかで、いかに自分の夢に向かって頑張れるか。また、中3だから間に合わない・高3だから間に合わないではなく、そこからどれだけ勉強に向き合えるかの気持ちと自分が困難に直面したときに踏ん張れる力です。
どんなに嫌なことがあってもそれはいっぱいおこるわけではないから、くじけない。
・諦めずにがんばれば夢を掴める。粘ることが大切。
・失敗を恐れないでいきていくこと。
・挫折や失敗があっても、諦めすぎないこと。これから生きていくうえで挫折や失敗で諦めずに生きていきたい。
・高校受験は通過点に過ぎないということが参考になった。踏ん張ることが大切ということ。
・生きていく上の人生論の一つの方法となりなした。
・何回失敗しても人間はまた挑戦できるということを知った。
・受験で人生が決まるわけではないと聞き、少し気持ちが楽になった。今勉強できなくてもこれからやっていけばできるようになる。
・人生に何度かある、「ここぞ」というときにしっかりと踏ん張れるかで自分の価値が決まるので、ここぞのときにしっかりと踏ん張っていきたいです。また、努力はとても大切だということが参考になったので、しっかりと受験勉強努力していきたいと思います。
・先生の数学と英語の勉強の仕方を真似したいなと思った。数学が特に苦手なので受験まで善良区で勉強しようと思った。
・夢を追うことで全力になれることや、仕事も楽しくやれるということを改めてしれました。
・諦めないことや挑戦し続けること。
・何度もいっぱいしても諦めないで挑戦する心を大事にしょうと思います。
・これから何度も失敗することがあると思うので、そこで今日言われたこと「ここぞというときに踏んばる」を意識して、頑張っていきたいと思いました。
・最低必須事項である努力を行わなければならない。
・何でもかんでもAIに頼りにしない事をできたら、守りたい。
・数学と英語の英単語を覚える。
須藤昌英
7月3日(金)生徒たちの受け止め1
〇一昨日の瀬畠ドクターの講演に対する生徒の感想をまとめています。その一部を紹介します。
【質問1】あなたは、本日の瀬畠克之医師の講演を聴き、何が印象に残りましたか?
1学年
・とにかく失敗してもやり直しやたら成功するっていうこと。
・挫折した分だけ、強くなって価値の高い人間になれること。
・人生で挫折とか失敗をしても必ず成功するんだなと思った。
・「失敗しても、もうだめと言われてもそこで踏ん張る」という言葉が印象に残りました。
・何回も頑張っていたところが印象に残りました。
・幽霊の話。
・先生の中学3年生頃の先生の言葉がとても印象に残った。
・挫けそうになっても諦めないこと。
・親に言われて勉強するには頭に入らないことが印象に残りました。
・人生の「ここぞ」と言える所が、挫折した時ということで、そこで頑張れる人がすごいということ。
・医師になるためどんなことをしたかということが一番印象に残りました。
・何度も挫折をしてたのに最終的には医師になってすごいと思いました。
・先生はいつもこんなふうに学んでやる気スイッチが出たんですね。
・先生のことは面白いで、凄いです。
・中学一年生まであまり勉強をしていなくて何度も挫折したけど諦めずに勉強をし続けて夢が叶ったという話が印象に残りました。
・挫折したときに、やるぞ!という気持ちが大事 という事がすごく印象に残りました。
・何度くじけても人生終わりではない
・勉強が嫌でも数学と英語を頑張ろうと思いました。いままでだめでも今からしっかりやればできることがわかりました。
・人には失敗は必ずあるつきもの。だけどそれを経験することで今やこれからの自分がつくられていくと分かりました。
・小学校のときは勉強も全然できなかったのに、野口英世にあこがれて医師になるためにたくさんの努力をしてきたけど、何回か挫折しても諦めずにやってきたのがすごく印象に残りました。
・3度の挫折をしてもなおそこから努力してチャレンジし続けていた話。理由はそんなに失敗してしまったら普通の人なら諦めると思ったのにそこから努力をして成功につなげたから。
・「やらせ勉強」は意味ないと改めて知ったことです。
・質問の時間の際に、解剖実習に使わせてもらった人が幽霊となった出てきた話です。
・何でも、めげずに一生懸命努力しとけば、成功するという言葉が胸に刺さりました。
・努力して医者になったこと。
・「中学校の教科は全てやらなくても良く,数学と英語を頑張れば良い」という言葉が印象に残りました。
・友達をライバル視してモチベーションを上げること。
・医師になるための大変さ、挫折の大切さ、努力が大切ということが印象に残った。
・諦めないで最後まで医学部に入ることをめざしていたこと。
・数学・英語の勉強の仕方と、すべての教科を全部頑張らなくても大丈夫ということ。
・おばけの金縛りのおはなし。
・小学校の頃は成績が低かったこと。
・あります。「ここだ」ということ。
・印象に残ったことは諦めないという言葉が残りました。
・諦めなかったら必ず努力したことが返ってくることが印象に残りました。
・頭が悪くても、努力すれば変われること。
・人の言葉が自分を動かすきっかけになるということ。
・おばけの話と何度失敗しても諦めないこと。
・最後の金縛りにあって幽霊を見たっていうこととアルバイトもやめて勉強に専念した努力と忍耐力?が印象に残りました。
・何度挫折しても、努力して諦めなければその結果は、実るということが印象に残り、結果がたとえ悪かったとしても、努力して次につなげていこうと思いました。
・お医者さんは昔から頭がいいというイメージがあったけど小学校の頃の話を聞いて、最初はだめでも努力したら夢は叶うという事.。
・他人は他人自分は自分、勉強は自分との勝負。
・いくら頭がよくなくても、目標に向かって努力すれば、報われること。
・なんども挫折を繰り返しても、何度か転機を迎えた時に自分のやる気スイッチをONにして、勉強を頑張ればいいとわかった。
・医学部に入る前は、幽霊を信じてなかったけど、医学部に入って解剖研修の夜に枕元に白い布を着たおじいさんがいた、体験談。
・こんな医師様が小学生の頃成績が良くないって聞いたときすごくびっくりしました。だけど昔はできなくても、中学生になってからちゃんと勉強とかやればこうやって医師とかになれるんだなと思いました。
・小学校の時、頭が悪かったこと。
・結構挫折していたけど、最終的になりたかった医師になれていたこと。
・あの駄目だと思ったところで踏ん張るか踏ん張らないかで人の価値はきまるというやつで、人は踏ん張らなければならないときがあり自分もその壁にあたったとき、踏ん張るのを諦めるのではなく、最後の最後まで踏ん張り続けたいと思いました。そうして踏ん張り切った人が克之さんのような自分の歩むべき道を創れると思いました。そして克之さんが教えてくれたいろいろなこれからの勉強や進路、未来のことを振り返り、克之さんのような道を切り開き歩みたいと思いました。
・一個目が最近は進化してるから、AIでなんでもできちゃうということ。二個目が医者は医学部入ってテストして〜とかいろいろやらなきゃいけないから、医者になるには大変だと知った。三個目が数学とか英語が苦手な人はしっかり勉強をすべきだということがわかった。
・「何回でもやり直せる」「"ここぞ"というときに踏ん張ることが大切」「他人と自分は別」この3つが特に印象に残りました。
・人生には挫折も絶望もあるけどくじけず頑張ろうと思いました。
・人は失敗をたくさんしても、成功するときは来るから、諦めずに何事にも行うということ。
・何回も挫折しても諦めなかったところ。
・勉強が苦手でも、努力すればそれは報われるということがわかった。
・一度「もうだめだ」などネガティブな気持ちになってしまっても、くじけずに前に進んでいくことが大事だとわかりました。
・瀬畠克之医師の話を聞き、特に印象に残ったことは、何度も挫折しても諦めなかったということと、最後の心霊話です。
・何回も挫折した話と中学三年の先生の言葉と就職の先生が言った人がどう思うじゃない君が何したいかだということ。
・数学と英語が大事ということ。
・人々に勝ちも負けもないこと。
・瀬畠さん怖い体験の冷蔵庫の横に幽霊がたっていたことです。
・人は挫折してなんぼなんだなと言うことが分かりました!そして、「人は人,君は君」と人がどうではなく、自分が何をしたいかを優先にしていいと改めて思った。
・今からやってみるのでも遅くない!!
・どんな人でも転帰があると知りました。しかし転帰があっても何かしらは得られるということを知りました。他にもいい言葉がたくさん知れた!!
・冷蔵庫の隣に出た幽霊が解剖で使った人だったこと。どんなに成績が悪くても、数学と英語を勉強すればいい。
・数学や英語の勉強の仕方を教えてもらったのが印象に残りました。
・テストで自分が思うような点数が取れなくて、他人と比べたりしてたけど、今からでも遅くないし、他人は他人自分は、自分他人に何を言われても自分のことだから気にしなくていいんだ比べる必要がないとわかって、今日から頑張ろうと思えました!
・AIの部分はとても面白いです。
・瀬畠克之さんのお話を聞き、医師になった人でも、小さい頃から勉強している人だけでなく、中学生から勉強してからでも、努力がみのれば、医師になれたということ。
・最後の質問タイムのときに聞いた金縛りの話。
・医者なりたい動機など将来に関することが一番印象に残りました!
・他人は他人、自分は自分という言葉が印象に残りました。
・心のなかでの友達が居て、その人に勝とうと努力すること。
・努力したら報われるということ。
・英語と数学の良い勉強方法のこと。
・北海道大学の広さが印象に残りました。
・三つの挫折が一番印象に残リました。
2学年
・「もう無理」と感じたときに踏ん張れるかどうかで、その人の価値が決まる
・幽霊の話
・三度も挫折をしてしまったけど、そこから自分のなりたい自分に向かって進み続けたこと。
・勉強が苦手な人の勉強の仕方・折れたときこそ、今が踏ん張りどころ。
・僕は苦手な科目が多いので、特に英語が苦手で、単語の覚え方や、いろいろな、科目の勉強の仕方がわかりました。
・たくさんの挫折をしていること。
・私は大学のときにいただいたというあのアドバイスがとても印象に残りました。
・今からでもまだ間に合うってこと。
・まだ中2でも間に合うこと。
・金縛り。
・数学が嫌いだったけど今は自分ができるだけ勉強するモチベーションをもらいました。
・「今からやり直せる」がすごく印象に残りました。
・これからたくさんのことに挑戦して挫折していくと思うけど、この言葉を思い出して頑張ろうと思います。
・中3?の時の担任の先生の「君は君、他は他なんだよ」という名言的な言葉。
・数学と英語さえ頑張ればいい。
・おばけの話が印象になりました。
・勉強の仕方の方法について学べました。
・人生は一度の失敗では決まらないと言っていたところが印象に残りました。失敗はしたくないものですが、あまり恐れすぎてもいけないと感じました。
・「勉強時間は質に変わる」です。3000時間勉強ということを聞いて自分にはそんなできないと思う反面頑張ればできるかなという気持ちができました。
・頑張ればできる。不思議な体験のやつと浪人した話。
・心霊の話と何回も挫折しても踏ん張ると成功するという話。
・頭が悪くても「ここぞ」のところで頑張れば自分の価値は決まること。
・一回で成功することもあるけど、成功するためには、何回も挑戦や失敗をするのも大切なことだと思った。
・金縛りと今後の人生。
・まず、数学と英語を頑張って、理科と社会はこれから頑張ればいい。
・高校受験は通過点と、いうことが印象に残りました。
・3000時間の法則。
・3000時間もしたことがないから驚いた。
・頭が悪かったりしても、まだ大丈夫ということ。
・量が質に変わるということ。
・高校受験は通過点ということ。・勉強は自主的にやる。
・大学の医学部に一回でも落ちてしまったら自分なら諦めてしまうと思ったけど2,3回落ちても諦めないという姿が印象に残った。
・自分のやりたいことをやるために頑張ればいいということや他人は他人、自分は自分ということ。
・ここぞというときに頑張れたかが、人の価値。金縛りにあったときにいたおじいさんがまたでてきた。
・まあ、英語を勉強して行きたいと思った。単語が大事。
・挫折や失敗は成功のもとになるから失敗することも大切だということ。
・医学の試験をして落ちてそれで挫折してもくじけないで違う大学に行ってもそこからNHKを目指さないでもう一度医学を目指しているという諦めないというところが印象に残りました。
・おばけの話がうそっぽいなと思った。
・ここぞというときに踏ん張れるかどうかが大事ということが印象に残りました。
・3度も挫折をしたのに医者になったこと。
・三度の挫折があっても必ず諦めずに三度の転帰を迎えるが印象に残った。
・ここぞというときに頑張れば数回の失敗が合っても大丈夫だということが印象に残りました。また、やりたいと思ったときがスタートだということがわかりました。
・挫折しても諦めずにやり続ければうまくいくこと。
・一回失敗しても大丈夫だというのは何回も聞いていたけど、今回の話で再認識できた。また、理科や社会は、苦手だけど自分の行きたい高校の入試では範囲なので、数学英語だけでなく理社も頑張れるようにしたい。また、中3の英単語も春までに暗記できるように、夏休み中に沢山工夫して完璧にしたい。
・私は、瀬畠克之医師が小学校の頃は成績が悪かったのが特に印象に残りました。中学2年生の頃は「このままでは高校に行けません」と言われるくらいだったのに担任の先生の言葉を受け、全力で挑戦する姿がかっこいいと感じました。人生で3回の挫折をしているのにも関わらず自分の人生の意味を改め夢を追う道を選んだのは本当にすごいと思いました。
・ここぞというときに、踏ん張れることが人間の価値につながるということがわかりました。
・一番頭がいい人と心のなかでライバルになること。
・浪人してもあきらめずに、医学部に合格したこと。
・「失敗したって人生は変わらない」が印象に残りました。
・先生の言葉です。なぜかというとその先生の言葉で瀬畑医師が何回も挫折しそうになったのにあきらめずに何度も先生の言葉を思い出して踏ん張れたのはすごいことだしっこれからの人生でも見習って行きたいなと思いました。
・医師になるためには勉強が大切で頭のいい人しかなれないというイメージだけど自分の努力次第で学力を伸ばせるし、失敗を恐れたり諦めないで挑戦し続けることが成功につながると瀬畠さんの経験を聞いてわかりました。
・一度失敗しても、人生は終わらない。
・高校受験は一つの乗り越えなければならない壁でしかないということが印象に残りました。私は高校受験がとても不安でした。今日の講演を聞き、少し気持ちが楽になった気がしました。
・今は瀬畠克之さんのように、すぐれた医師をやっている人でも、昔は宿題もやらないし高校行けないと言われるし勉強もいやいややっているような人だったということを知り、今はただただそこら辺にいるような凡人でも、「ここだ」と思える時が来て、本気を出して努力すれば、瀬畠克之さんのように優れた人になれるということがわかりました。
・人は、何度も挫折しても大丈夫。
・諦めないことが大事なんだと印象に残った。
・小学生の時の話やアドバイスが心に残りました。
・何回も挫折してもやればできるということ。
3学年
・「頭悪くても今から始めればまだなんとかなる」今からでも頑張れることは頑張ろうと思った。
・挫折してもやりたいことがあれば何度でも立ち直れるという事実。
・三回も挫折をしたことが印象に残りました。
・多くの挫折を経験したとしても、また新たに挑戦することの大切さを学びました。
・勉強のアドバイスや、医師になるための挫折、それを乗り越えたマインドなどが印象に残りました。
・頭が悪い人は塾へ行っても意味がないということが印象に残った。。
・人生には何回かここだというときがありその時に踏ん張れるかでその人の価値が決まるということ印象に残った。自分もそういうことがあったらそうしたいと思った。
・自分は自分だから人と比べなくていいという教えがとてもいい。。
・大学受験に何度も失敗したが諦めなかった話。
・人生には「ここぞ」というときがある。そのときに、踏ん張れるか踏ん張れないかで、その人の価値が決まるみたいなことを言っていてまさに、今の自分に大切な言葉だなと思いました。もし、過去に戻るならいつに戻りますか。また、過去にやっておけばよかったなと思うことはありますか?
・勉強のアドバイスや、医師になるまでの道のりや心霊体験談が印象になりました。
・どんなに凄い職業、立場の人でもそこに至るまで多くの挫折があり、全員が子どもの頃から優秀という訳ではないということが分かった。また、勉強が苦手でもとりあえず量をこなせば質も上がるということが印象に残った。
・「一度の失敗で人生が決まることはない」という言葉と「他人は他人自分は自分自身だ」という言葉。
・一度失敗しても人間は何度でも立ち上がることができること、挫けそうになった時がここぞと頑張るところだと知ることができた。
・今日の講演で私は挫折や失敗の大変さやでも大切だということを知れました。あと数学と英語の勉強方法について知れました。
・数学と英語は得意だと思ってたけど、勉強方法を聞いてやったほうがいいなと思いました。
・瀬畠先生の話をきいて、勉強が苦手で、小学生の頃の成績は悪かったのに、努力して挫折や失敗を通して、医学部に合格し、内科の先生になれたのは本当にすごいと思いました。
・私は今年受験生なので、挫折や失敗も経験しながら志望校に受かるように頑張っていきたいです。
・印象に残ったことは瀬畠克之さんが小学校や中学校で成績があまり良くなかったにもかかわらず医師になれたことや、三回の挫折が起きても諦めなかった瀬畠 克之さんの話が印象に残りました。また、勉強に対するアドバイスで英語と数学を重点的に行う法が良いとゆうような話がとても印象に残りました。
・人生で挫折を経験していることです。
・私は、今回の公演を聞き、何度挫折しても諦めないことが大切だということがわかりました。そして、どんな人でも努力次第ではなりたいものになれる可能性があることを強く実感しました。
・医学部に入るために、何度も粘り強く努力を続けた話が一番印象に残りました。自分も、自分の一番やりたいことを執念深く追い求め続けたいと思いました。
・日頃の積み重ねや諦めないことが大切。
・最初は、頭が悪くても頑張って努力すればかならず叶うということが印象に残りました。
・瀬畠先生が大学の教授に言われていた。「君は君、人は人」という言葉が印象に残っています。周りの目に左右されず自分が決めた道に自身を持ってこれから生活したいと思いました。
・医師になるための過程や、瀬畠 克之医師の人生観そして、勉強法を教えてもらったことが印象に残りました。
・一番印象に残ったのは一度の成功や失敗で人生は変わらないです。
・自分はよく一回失敗してしまったら引きずってしまう人なのでこの言葉がとても印象に残りました。
・何回も挫折をしたが、諦めずに前に進んでいる印象が残った。
・1つ目:中学3年生から勉強を始めても、第一希望の高校に行けるんだなと思いました。僕も勉強は苦手なので、これを信じて、一生懸命に勉強したいです。
2つ目:NHKに就職できるってところまで来たけど、医師になりたいという夢に突き進めたことです。僕だったら、そのまま就職してると思います。そう考えたら、すごいなと思います。
3つ目:北海道大学や、アパートにかかるお金を自分で負担したこと(親にお金を払わせなかったこと)です。自分がやりたいことを自分のお金でだすっていうのがすごいと思いました。
4つ目:挫折が自分を変えてくれるんじゃないかなって今日思いました。なので、前を向き続けて、一歩一歩前進していきたいです。
・私は今年受験生ですが、勉強が大の苦手で勉強をする気力が全く起きずスマホをいじって終わる毎日でした。ですが、今日の瀬畠克之さん(医師)の講演を聞き、何度挫折し、何度失敗しても諦めずに挑戦する気持ちが大事なんだなと思いました。高校受験は人生の中で単なる通過点なのでずっと苦しんで過ごす必要はないと考えると少し荷が軽くなり少しずつですが勉強のやる気も出てきました。まずは先生が言っていた通り、数学と英語の勉強を頑張ろうと思います。数学は教科書の問題、英語は単語の勉強をしたいと思いました。
・ここぞというとき(挫折)に踏ん張る大切さが印象に残りました。
・北海道の大学が2.5km×2.5kmくらいの広さということ。
・一度の失敗や挫折で人生は決まらない。
・挫折を繰り返していたのに最終的にやりたい仕事に就くことができたのはすごいと思った。
・瀬畠克之医師のお話を聞いて、小学生のとき頭が悪いんだということに驚きました。
・幽霊の話がすごく印象に残りました。
・失敗しても努力すればなんかなる。
・何度挫折しても、諦めずに挑戦するところが印象に残りました。
・人生で失敗は必ずあるが、その失敗一つ一つをきにしすぎてめげてしまうことはとてももったいないことだということが印象に残りました。
・挫折はしてもここぞという頑張り時に頑張ればいいというお話
・やろうと思ったときがやる時。
・受験が全てではなくただの通過点に過ぎないということ。
・お医者さんになるまでがとても長い道のりで大変だということ。
・たとえ勉強ができなくても、どうするかで変わっていくことと幽霊ってほんとにいるんだなということ。
・失敗しても努力すればなんかなる(笑)。
・一度の失敗・成功で変わらないことや「ここぞ」というときに動き出すところが印象に残った。
・英語と数学の話や幽霊の話が印象に残りました。
・今からでもまだ勉強すれば間に合うということ。
・英語と数学を頑張ればいいということ。
・今、成功しても失敗してもこの先の未来はその結果で左右されないということが印象に残りました。
・一回の失敗だけでは人生は変わらないという言葉が印象に残った。
・挫折をしたり、誰かになにかを言われてもやりたいことのために努力を続けて、その夢を叶えてすごいとおもいました。私も、自分の夢のために努力を続けて行きたいです。
・諦めないことが何より大事なんだなと思いました。私もテストが返されてもう無理だと思ったけど、そこで終わるのではなくて行動に移すことが大切だと思いました。また他人どうとかではなく、自分がどうしたいかという言葉が印象に残りました。私は周りを気にしすぎてしまう時があるのでこの考えを覚えておきたいと思います。
・勉強が嫌いでも医学部に受かることができること。
・挫折の話が印象に残りました。様々なことを経験しているんだなと思いました。やりたいことを仕事にするのはとても素敵だな。
・「一つの成功や失敗で人生は変わらない」という言葉が残った。
・一つ一つのことに一喜一憂せず諦めずにいろいろなことに挑戦しようと思いました。
・私は、瀬畠医師のお話を聴き、3度の挫折と転帰、アドバイスがとても印象に残りました。
・札幌はとても良い場所、心の中のライバルが居ること。現在のAIはすごいこと。
・たくさん挫折してきたことです。医師というのだから最初から頭が良かったのかなと思っていたのですが、小学生時代は良い方ではなくそこから頑張って挫折して頑張ってを繰り返して来ていたことでよくそんなに頑張れるなと印象に残りました。
・ここまで挫折した人でも気持ちで医者には、なれること。努力してなれること。
・一回失敗しても諦めないで踏ん張ることがとても大切ということが一番印象に残った。
・人生は1回の成功や失敗で変わらないと言っていたので何回も挑戦をしていくのが大事だと思った。
・失敗したとしても諦めないでやる。英語は単語をとにかく頑張る。ほんとにやりたい仕事ならきつくてもやめたいとか思わないから、やりたい仕事を見つける。
・自分はやはり、何度挫折してもやり直すことができるという話がとても印象に残りました。
・行く高校がないと言われたり、ドイツ語を勉強してしまったり、何度も医学部の試験に落ちたりしたのにも関わらず、自分の「医者になりたい!!」という強い思いを信じて諦めずに勉強し、合格したこと
・人生には「ここぞ」というときが必ずあり、そこでどれだけ頑張れるかが大切だと分かりました。諦めるのではなく、何回も挑戦すれば必ず見えてくるものがあると感じました。瀬畠先生の話を聞いて、自分も受験など頑張ろうと思えました。
・3回の転機と3回の挫折・浪人を経験しても、「医師になりたい」という強い意思をもって生きてきたこと。また、医学部を志望したけど合格できなかったり、勉強が思うようにいかなくても、「ここが踏ん張りどころだ」と思いながら夢に向かって諦めずに勉強と向き合っていくところ。
・長年の医者という夢を叶えるため、一回4年制大学に入学しても、浪人しても、諦めずに合格したところ。
・一度成功、失敗しただけで人生は変わらないことが印象に残った。
・医療関係のお仕事に就くと、幽霊に合うこと。
・挫折や失敗をしたからって人生が全部決まるわけじゃないしというところが印象に残りました。
・失敗や挫折をすることは大切だということがわかりました。
・一回の挫折で人生は決まったりしないということがわかり、大事な話を聞けたなと思いました。
・医者になると幽霊が見えるようになる
・人生のぼんやりとした不安におびえていましたが、瀬畠 克之医師の話のお陰で失敗や成功などよりも、その後踏ん張れるかで決まる事を知り、ここぞというとき踏ん張れるようにしたいました。
・受験生はいまから勉強しても間に合う。落ちても諦めないこと。
・何度もチャレンジすること。数学と英語が大事。
・何度も挫折をしてもここぞというときに「踏ん張って」医学部に入って、医者になったという、メンタル面の話ですごく感動しました。北海道での生活は、二重窓などは、僕も北海道に住んでいたのでとても共感できました。
・一度の挫折や失敗で人生は終わらないというお話を聞いて失敗などに恐れずに何事にも挑戦していきたいなと思った。
・夢を諦めて就職しようとしていたところ進路の先生に自分の「やりたいことをやりなよ」というところが印象に残った。
・どんなに挫折してもあ諦めないでまたそこからやり直すこと。
・大学とか大学院に行ってて、20年くらい医者になるために時間を費やしてきたことが衝撃的でした。あと、小学校の頃は成績が悪くて、中学校に行ってから、高校に行けませんと言われた人が医者になっていたのも衝撃的でした。
・何度挫折してもそこで踏ん張れば成功できるということが印象に残りました。
・努力は必須事項と感じた。
・AIを信じてはいけない事をわかりやすくわかった
・ライバル。
〇この感想は、ご講演いただいた瀬畠ドクターにも送付しています。
須藤昌英
7月2日(木)全校「道徳・キャリア教育」授業と生徒たちへの「金言」
〇先日のサッカーFIFAワールドカップで、日本がブラジルに惜敗した際、相手に追加点を与えるきっかけをつくったとされるミスをした若い選手の記事が目に止まりました。その選手は試合終了後、ピッチに仰向けに倒れ込み号泣、その後も敗戦のショックで取材に応じる気力はなく、スタッフに付き添われ、会場を後にしていたという内容でした。私はこれを知って、「そこまでプレッシャーを感じていたんだ」と同情を超えて可哀想に思いました。
〇また一夜明けた日には、その選手のコメントとして、「悔しい、申し訳ないなという思いがずっとある。これから先もっと思い出すのかなと思います。シンプルに自分の力がまだまだ足りなかった。もっとやらなくちゃいけないんだな、力が足りないんだなというのは感じました」が紹介されていました。私はこれを読んでますます違和感を覚え、こういう時代だからこそ真っ先に心配したのは、その選手に対するネット上での責任のない発言でした。
〇案の定、その後SNS上では、その選手に対する批判や心ない言葉が続出しているそうです。百歩譲(ゆず)って、今この日本という国が誰でも自由な意見が言える状況にあることは良いとしても、そういう批判的な投稿する人は、その人が書いた批判を読んだ人が不快に感じることも想像できなくてはいけないと思います。
〇少なくとも、今回の敗戦の責任を一人や数人に押し付けるのは筋違いだと思いますし、あの場面は日本のチーム全体の今後の課題でととらえるべきです。個人や特定の人たちへの批判ではなく、次に生かすべき経験だと感じます。批判を受けたその選手にはこの経験を乗り越えて、今後もさらに成長した姿を見せてほしいです。
〇昨日の5校時、我孫子市にある船戸内科医院の院長である瀬畠克之氏に来校していただき、全校生徒への講演(道徳・キャリア教育)をしてもらいました。講演テーマは、「挫折や失敗の大切さについて-“しくじり先生”のアドバイス-」でした。事前に瀬畠氏には私から、「本校生徒は少し【挑戦(チャレンジ)】の面で、消極的な傾向があるので、【失敗を次の成功で上書きする】のような話を生徒たちしていただきたい」と依頼していました。
〇講話の柱は、①私を変えた「三度の転機」②「三度の挫折」から学ぶ③心に響くアドバイスで、以下は、瀬畠ドクターの「至極の名言」を含む講話の要約です。
(1)医師になるまでの歩み
・まだ字が読めないくらい子どもの頃に、叔父からもらった「野口英雄」の生涯を書いた絵本の絵だけをみて、医師になろうと思った。
・小学生時代はダメダメな子で、まったく勉強しなかったし、宿題すらもやらなかったが、医師になりたい夢はそのまま持っていた。成績が悪くても気にしない、運動も苦手、学校も嫌いでつまらなかった。当然のこと、テストで10点くらいしか取れないこともあり落ちこむ。
・中学生になり中学一年はそのままだったが、中学二年の進路面談で担任の先生から「このままでは高校にいけません」と言われる。そこで親からすすめられ、中学二年から近所の大学生に数学と英語を教わり、「面白いかも・・」と初めて思った。
・中学三年の担任の先生の次の一言が、その後の人生で苦しい時の自分の支えになった。
「人には一生のうちに何度か【ここぞ】という時がある。その時に踏ん張れるかどうかで、その人間の価値が決まる」
すると徐々に成績があがり、「やる気」も上昇し、第一志望の高校に合格できた。
・しかし高校での試練が待っていた。英語ではなくドイツ語を選択したが、まったくわからずに挫折。高校3年の夏休み、先輩からのアドバイスで、それまで2年間全く学ばなかった高校で習う英語の単語を一気に暗記した。すると9月から長文を読んでいても意味がわかるようになった。人生に遅すぎることない。「そうだ、今からやり直そう」と思えばいい。
・大学受験は医学部に落ち(二度目の挫折)、電子工学部のある国立大学に進学し、4年間過ごした。大学卒業時に就職を考え、NHKに入ろうと思った。しかし「本当にそれでよいのか?」「あとで後悔はしないか?」などと悩んでいる時、就職担当の先生の次の言葉が胸にささった。
「他人(ひと)がどう思うか、ではなく、君自身がどうしたいか。他人は他人。君は君なんだよ」
・悩んだ結果、「自分がやりたい仕事をしたい」と決心し、就職はせずに医学部の再受験を決意した。塾で講師のアルバイトをしながら受験勉強したが、医学部の壁は厚く、合格しなかった(三度目の挫折)。アルバイトを止めて、勉強に専念すると、勉強の「量」が増え、するとそれに従って勉強の「質」もあがってきた。そしてついに北海道大学の医学部に合格した。
・北海道は自然が豊かで、そこでの6年間は今でも心に残っている。皆さんも大学へ進学するなら、都心よりも地方の大学をお勧めする。余談だが北海道時代は大手の予備校で講師をし、中学生に理科を教えていた。そのおかげで両親には学費や生活費の心配を一切かけずに自分ですべてまかなうことができた。
・医学部を卒業すると医学士の資格がもらえるが、これはまだ医師ではない。医師になるには、医師国家試験に合格して、医師免許を取得する必要がある。医師国家試験は医学部の6年間で学んだ全科目が試験範囲で、当時は3日間で600問の問題を解答し、70%以上を正解しなければならない。だが今は少し負担軽減され、2日間で400問になっている
・医師国家試験のために使う参考書は、積み上げると部屋の天井まで達する高さになる。またその合格証書には、「あなたは〇〇点でした」と明記されており、同じく不合格の知らせにも点数が記載されている。つまり私は小学校から大学(大学は2つ)まで、20年以上学校に通ったことになる
(2)中学生へのアドバイス
・全ての教科を頑張らなくてもよいので、まずは数学と英語に取り組もう。なぜなら数学と英語は基礎がないと、高校で学ぶ際に苦しむ。その他の教科は、高校からでもなんとか挽回できる。
・「3000時間の法則」といって、小学校から積算で勉強した時間が3000時間を超えると、急にそれまでの努力が報われて、成績が向上していく。それは勉強だけでなく、スポーツでも楽器演奏でも同じ。
・皆さんの目の前にある高校受験は、あくまでも一つの通過点に過ぎない。もし第一志望に合格できなくても、それで人生が終わってしまうことはない。私のこれまでの話を参考にしてほしい。
・数学の勉強は、とにかく教科書の問題(できればすべての問題)を繰り返し、問題を見ただけで頭の中にその解き方が自然に浮かぶようになるのが理想。友だちの中でライバルをつくり、「あいつには絶対に負けたくない!」と密かに思うのもよい。
・英語の勉強は、覚えた単語数が大切で、各学年とも来年の3月までに、自分の一つ上の学年の単語も覚えた方がよい。3年生ならば受験までに高校1年の単語も頭に入れておくと、長文も行ったり来たりせずに、サラッと読めるようになる。
・アメリカに留学した時に知った次の言葉を皆さんに贈ります
「SEEK WHAT YOU WILL,DO WHAT YOU MUST」
「なにをするのか、そのためになにをすべきか。」
・最後に、皆さんは幕末から明治にかけてジョン万次郎という人がいたのを知っていますか。私はこの人が大好きです。文字の読み書きができない漁師の子から幕末で日本を支える存在になりました。今日は時間がないので、これ以上詳しく話せませんが、船戸内科医院のHPにある「院長ブログ」に書いているので、ぜひ見てください。
〇私は我孫子市に住んでいますが、その同じ町内に船戸内科医院があり、私をはじめ家族全員が長年、院長である瀬畠克之先生にお世話になっています。つまり我が家の主治医です。その瀬畠院長のブログを見ていたとき、院長がある中学校でキャリア教育に関する講演をしていたことを知り、早速2月の受診の際に、「ぜひ土中でもお願いします」と依頼し、昨日の講演会となりました。
〇生徒たちにとっては、学校の教員ではなく、一般社会で活躍されている人の話は、より真実味があるようで、その話を通して社会の厳しさや自分のこれからの歩みをどうしていくかをイメージしています。
須藤昌英
【船戸内科医院:我孫子市船戸】
7月1日(水)プール実習が始まりました
〇7月になりました。まだ梅雨明けの発表はありませんが、梅雨が明けると本格的な夏の暑さが始まります。そしてこの時期は、1年の中で最も熱中症のリスクが高まる時期です。身体がまだ本格的な暑さに慣れていない状態で急に気温が上がるため、体温調節が追いつかなくなります。
〇気温もそうですが、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、自覚がないまま体内の水分が失われます。また夜間の気温・湿度も高いままで、寝ようと思っても寝苦しくなり、だんだんと疲労が蓄積します。そうなると室内はエアコンで室温がコントロールされていても、学習や活動に集中しにくくなります。
〇夏バテ防止の最大のポイントは、「自律神経の乱れを防ぐこと」と「食事・睡眠による疲労回復」です。食事は「量より質」でビタミンB1やカリウムなどの栄養を補い、寝る前に38〜40度のぬるめのお湯に浸かって深部体温が下げましょう。一日の終わりは、寝付きが良くなって、明朝はすっきりと目覚められることが理想です。
〇本校には第4校舎の屋上にプールがあります。学校の沿革史を調べると、1992年(平成4年)に第4校舎が完成していますので、今から34年前のことです。当時私は市内の別の中学校に勤務していましたが、土中に立派な校舎とプールが出来たことは、噂で聞いた記憶があります。
〇先月それまで溜めておいた水をすべて抜き、業者によるプール清掃をしました。そして先週新しい水を注水し、その後これも業者によるろ過機の点検を行いました。プールは一年中吹きさらしのままですので、当然木の葉が入ったり虫やほこりを防ぐことができなかったりで、水は汚れます。そこでプール水の汚れをろ過により除去し、病原菌を塩素などの消毒剤で滅菌することで、浄化します。
〇昨日からそのきれいになったプールを使って保健体育の授業が始まりました。天気は曇り空でしたが、午前10時のプールサイドの気温27°C、湿度70%で、入れる条件を満たしていました。健康観察をしっかりと行い、プールサイドでのマナーや安全を指導して、シャワーを浴び、まずは水に慣れることから始めます。
〇水泳の内容は、クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライなどから構成されます。浮く・進む・呼吸をするなどそれぞれの技術の組み合わせによって成立している運動で、それぞれの泳法を身に付け、続けて長く泳いだり、速く泳いだり、競い合ったりする楽しさや喜びを味わうことができる運動です。
〇小学校の低学年から「水慣れ遊び・浮く・もぐる遊び」の学習をしており、中学校ではこれらの学習を受けて、泳法を身に付け、効率的に泳ぐことができるようにすることが求められています。
〇また、水泳の学習に積極的に取り組み、健康や水中の安全に気を配るとともに、泳法の名前や取り組み方などを考えて、課題に応じた運動の取り組み方を工夫していきます。
〇市内の小学校全校では、昨年から本格的に水泳の授業を民間へ委託しています。近隣のスイミングスクールと学校をバスで送迎し、インストラクターを中心に指導します。教員は主に安全指導を補佐する役割を担っています。
〇市の教育委員会からは、中学校の水泳指導の今後の在り方について「しばらくは学校のプールを使用する」と連絡がきており、今年も体育科教員の指導で実施します。昨日も3人の教員で指導していましたが、水泳実習は生徒の命にかかわる可能性も高いので、教育委員会には中学校にもインストラクターを派遣し、教員は生徒の安全見守りに徹することができるように要望しています。
〇本校のプールは屋上で、日差しも強いですが風もそこそこ吹いていますので、他校より比較的恵まれた環境にあります。ただ水中は快適ですが、さすがに日が照るとプールサイドは焼け付くようです。ビーチサンダルを持たせてください。
〇いつも思いますが、プールからの眺めが素晴らしく、学区を一望できます。特に360°見晴らしがよいので、東西南北のどの方向も見渡せます。昨日もその景色をしばらく見ていました。
須藤昌英
【プールサイドから増尾駅方面を望む】
6月30日(火)成長思考(グロースマインドセット)
〇昨深夜のサッカーFIFAワールドカップの熱戦の結果を、今朝起きてニュースで知りました。家族はテレビで観戦したらしく、リビングにはその形跡が残っていました。強い相手に惜敗でしたが、若い日本代表選手がこれまで必死に努力して、正々堂々とその成果を出そうとする姿は、中学生だけでなく大人にも爽やかな印象を残していると思います。
〇先のブログ「減点主義と加点主義(コップ半分の水)」でも書きましたが、「1対2で負けた」という結果を減点主義で考えるか、加点主義で考えるか、コップ半分の水を「不足」ととらえるか、「十分」とらえるかは、まったく正反対の解釈になります。
〇要するに「減点主義➡基準が上にある➡上から下を向く➡モチベーションが下がる」に対し、「加点主義➡基準が下にある➡下から上を向く➡モチベーションが上がる」です。「やっぱり力不足でした」は、確かに選手が次の高い目標に向かっていく際の原動力になりますが、まずは「ここまでレベルをあげることができた」と、自分やチームの成長を振り返ることが大切だと思います。
〇サッカー解説の本田圭佑さんが、「日本代表を本気で応援する」とテレビで公言していました。この言葉を受け、昨夜の試合を「本気」で応援した人は、今朝は眠さとの闘いかもしれません。もちろん勝てばうれしくて眠さも吹っ飛んでいたでしょうが、「惜しかったけど、素晴らしい試合を観ることができて、元気をもらった」と思う方が前向きだと思います。
〇「本気で取り組む」と聞くと、思い起こすことがあります。「人が何かに本気で取り組むと自らの成長につながり、自分がアップデート(更新)されていく」ことは、心理学や脳科学で明確に証明されています。昨年も書きましたが、人間の脳は通常、疲労を防ぐためにセーブをかけています。しかし「本気」の集中状態(フロー状態)に入ることで、眠っていた潜在能力や発想力が引き出されます。つまり脳のリミッター(制御装置)が外れることで、自分でも意識していなかった力を自分の中に見出すことができ、これを「成長」と呼びます。
〇そして「成長思考(グロースマインドセット)」という言葉があります。「成長思考(グロースマインドセット)」とは、「人の能力は生まれつきのものではなく、努力や経験によって成長する」という考え方です。文教大学の成田奈緒子教授(日本専門医機構認定小児科専門医)は、このグロースマインドセットを育むことは、子どもの自己肯定感を高め、困難に立ち向かう力を養うために重要だと指摘しています。
〇成田氏はグロースマインドセットを子育てに活かす具体的な方法を挙げています。紹介します。
①子どもの努力や過程を褒める
「すごいね!」だけでなく、「頑張ったね!」「一生懸命取り組んだね!」と、努力や過程を具体的に褒めることで、子どもは結果だけでなく、努力することの大切さを学ぶ。
②失敗を成長の機会と捉える
子どもの失敗を責めるのではなく、「次はどうすればもっとうまくいくかな?」と、失敗から学び次に活かすことを促すことで、子どもは失敗の原因を探り自分なりに次の新たなアプローチをイメージする。
③目標達成をサポートする
「私は~をやりたい」という目標設定からそのための具体的な行動プラン、そして達成までの道筋を一緒に考え、サポートすることで、子どもに目標達成の喜びを経験させ、自己肯定感を高める。
④「やればできる」という言葉をかける
「やればできる」という言葉は、子どもの可能性を信じ、挑戦する意欲を刺激する。
⑤親や教員自身もグロースマインドセットを実践する
親や教員が新しいことに挑戦したり、失敗から学んだりする姿を見せることで、子どもは自然とグロースマインドセットを身につけていく。
〇1番目の「努力の過程を認める」、2番目の「失敗の原因を探る」、5番目の「大人も新しいことに挑戦したり、失敗から学んだりすること」が重要だと思います。人間は失敗をいかしながら、一生涯学び続ける存在であることをまず大人が示してあげたいものです。
須藤昌英
6月29日(月)上級校訪問と創立80周年に関する全校アンケート2
〇金曜日の午後、3年生は近隣にある県立柏南高等学校や麗澤大学へ出向き、学校の概要説明や授業・講義及び施設見学をしてきました。本当は一人で両方いけるのが理想ですが、日程が厳しいので、今回は個人の希望でどちからを選んでもらいました。
〇雨の中、徒歩で向かいましたが、特に麗澤大学までは約25分歩いてかかりました。教員も引率し、安全に気をつけて歩いていました。これから進学する上級校(高等学校や大学等)のイメージが明確になった生徒も多かったようです。「百聞は一見にしかず」です。
【千葉県立柏南高等学校】
【麗澤大学】
〇中学生が高校や大学などの上級校を訪問する意義は、まず進路への意識を高め、学習へのモチベーションを具体化することにあります。特に、進学後のイメージが具体化する実際の校舎や授業の雰囲気を肌で体感できたり、パンフレットだけでは分からないリアルな空気感が味わえたりします。また外部の施設を訪問することで、挨拶や公共のマナーや礼儀作法を実践できます。
〇次に勉強へのモチベーションが上がる「この学校に行きたい」という明確な目標が生まれたり、日々の受験勉強や定期テストに対するやる気が高まったりします。目的意識を持つことで、受動的な学習から主体的な学習へ変わることが期待できます。
〇さらに将来の選択肢や視野が広がる高校や大学がどのような場所なのかを早期に知ることができます。そしてそこから世の中にある多様な学問や専門分野に触れるきっかけになることでしょう。今日から3年生との校長面接を始めます。すでに2年生の3学期に、キャリアパスポートの内容を中心にこちらから質問した面接をしています。今回の面接は、上級校訪問の感想や夏季休業中に行く予定の高校のオープンキャンパス(学校説明会)について、質問しようと考えています。
〇前回は、80周年の伝統の良さについてのアンケート結果を紹介しましたが、今度は土中の未来についてのアンケートの一部です。
【質問2】
20年後の創立100周年に向けて(生徒の皆さんは30歳代)、今後さらに理想とする土中になるために必要な事や取り組みたい事は何ですか?
〇1年生
・みんなの大きな声 明るさ 元気さ 取り組む力
・必要なこと:挨拶をきちんとして時間を守る
・仲が良く助け合える土中学校になってほしい
・タブレットを使った授業を増やしたり、お互いの意見をネットで発表し合ったりすること。
・1年生と2.3年生の交流を増やす、みんなが全力で盛り上がれるような行事が必要
・もう一個新しい行事を増やす(球技祭、文化祭など)
・笑顔とイベントをもっと増やす、みんなが協力するようなイベントを考える、行事を縮小しないこと、全校生徒が交流できる行事を
・今のように先輩も後輩も関係なく仲が良いままが20年後もいいと思いう
・体育祭を午後までやる☺️(理由→長くまでいろいろな種目を増やすことで他学年との交流も増やせるし楽しい一日で終わる)
・自主学習や団結力を高める 言葉遣いをよくする、他学年と仲良くできるようになる行事
・校庭を土中だから「土」にすれば土中らしさが出ると思う
・土っていう名前にちなんで、自然を増やすこと!
・今の土中が最高で完璧だと思っているからこのまま続ければいい
・無言清掃の継続、校舎をきれいにする
・何らかの方法で4時間目終了をもう少し早くして、給食の時間を12時35分よりも早く開始できるようにすること...ですかね
・掃除です。理由は、100周年を迎えるとき、きれいな姿でお祝いしたいなと思ったから
・きれいに保っておきたいから、朝の掃除のときに掃除をしっかりする、虫が多いのでもっとちゃんと掃除する
・校庭をデカくする、いろいろな部活動を増やしてほしいです!
・嫌なことでも自分から取り組める人が必要
・もう少し学年の行事を盛り上げた方が、思い出になると思う。そのために、しおりの表紙を誰かに描いてもらうなどはどうでしょうか
・文化部をもっと増やしてほしい(美術部)。それが理想の土中
・土中をきれいに改装する
・黒板じゃなくてホワイトボードにし、校舎を綺麗にする
・トイレの和式を洋式にすること
・敷地内(特に裏門の坂道)を再構築する
・地域の人や保護者の人たちとの交流を深める
・地域のボランティアや募金、困っている人を助けるなど…
・自然を大切にすること、自然や自然と触れ合う時間を増やす、自然をなくならせないために、自然を触れ合うことを増やす
・服装のチェック、服装の多様化
・ロボットが先生になる
〇2年生
・今のままを続けていれば大丈夫だと思う
・他学年との交流を深める、みんなの意見でより良い学校にする
・もう少し一人ずつが意識して全員で作り上げる土中に近づけるようにしていきたい
・授業や話を聞くときの切り替えスピード異常に早くする
・やりたいことを意見として出してそれを先生や生徒会が見て学校でそれが実際にできるかを話し合ってできることならやってみたい
・新しい学校の校則や、生徒主体の行事を増やすこと
・年に一度全校生徒が遊べる日を作りたい、楽しい雰囲気にする
・もっと土中に通いたいと思うような要素があると良いと思う
・中学生らしさを見せること、恥ずかしがらずになんでもやること
・もっと楽しいイベントを増やす、みんなが協力するようなイベントを考える、団結力を高める
・土中でやっているボランティアをする、募金活動
・授業に集中して取り組む、メリハリをつけること、授業中は先生の話を聞いて、わからないところがあったら先生に質問しに行く
・土中生を増やす、校舎を大きくて人を増やし仲良く
・部活を増やす、部活動に真剣に取り組む、部活動等で生徒間の仲をもっと深める。
・今までの歴史をこれからも繋いで、新しい校舎を作って、これからも歴史をどんどん作っていく
・歴史的に残ることを作る、校庭の芝生化、何かの木を植えて育てる
・3年生の教室がある校舎の後ろの木を何本か伐採し、新しい近未来型の校舎の増設する、もっと自然に触れる
・格技場(武道場)にクーラーを設置してほしい。
・校舎を新しくする、学校の増築、設備を整える、学校の外装の掃除
・校舎をきれいにする掃除、今のうちに校舎をきれいにする
・バイキング給食や給食を選択できる、給食を残さない
・学級や学校も超えて、PTAや地域の方々などとも親睦も深めたい
・地域貢献イベント(地域でゴミ拾い、土地域の人とスポーツなど)
〇3年生
・生徒全員元気でいること、主体性を強める
・挨拶を積極的に行う
・頑張って良かったと思えるような人が増えると良い
・周りのことを考えて行動する、学校全体の団結力
・今のように先輩も後輩も関係なく仲が良いままが20年後もいい
・行事に力を入れて取り組んで、後輩たちにいい姿を見せてる
・もっと一人ひとりが個人の意見を反映させられる環境があること
・土中の今までの伝統を受け継いでいく、今の土中らしさを残す
・他学年との交流やイベントを増やしたらいいと思う
・活気あふれる学校にする、行事をもっと本格的に徹底する
・自ら目標を立て行動していく力を育てていきたい
・定期テストをなくして単元テスト制にする
・土中は部活動が少ないから、他校に行ってしまう人が多いので、公立校では珍しいような部活動やサッカー部があると面白いと思う
・今の校風をもっとそとに発信したほうがいいと思う
・生徒・職員の増加、設備を新しくして生徒数を増やす
・その時代にあったアプローチがあると思う
・ちょっと校内を綺麗にしたほうがいい
・校舎を大切に使う、土中毎日大掃除
・校舎の改装、校舎を建て替える、調理室にエアコンをつける
・ずっときれいな校舎であってほしいから掃除を頑張る
・駐輪場の設置、内装の整備を充実させる
・地域社会との関わりを深めたい、地域との交流を深めることが必要だと思う
・土地域に住み、積極的に地域に貢献すること
・地域の方々への呼びかけ、土中のイメージを良くする、地域との交流を増やす
◯これらの意見を生徒会総務を中心に、①すぐにできること②時間やお金が必要だが検討する価値のあること③学校だけでは実現が難しく外部機関や地域にお願いしていくことなどにまずは仕分けしていきます。 須藤昌英
6月26日(金)食育集会と創立80周年に関する全校アンケート1
〇昨日の6校時、雪印メグミルク株式会社の宮後さん(栄養士、フードコーディネーター)に講師を依頼し、全校生徒を対象にした食育集会を開きました。主に「身体の骨の成長」について、基本的知識とどのようにカルシウムの摂取をしていくかなどを学びました。
〇何点かポイントだけ紹介します。
・大人の全身の骨の数は約206本だが、赤ちゃんは300本超え。成長にしたがって、幾つかの骨が合わさって大人に近づく。
・骨の役割は、1身体を支える、2脳や内臓を守る、3カルシウムを蓄えることで、骨の構造は、コラーゲンとカルシウムで出来ている
・身体内のカルシウムの99%は骨にあるが、残りの1%は血液中にある。血液中にカルシウムが不足すると、骨から補充する。
・骨の成長は生まれてから20歳までで、中学生は今が重要。中学生が1日で摂取したいカルシウムの量は、男子で1000mg、女子で800mgと人間の人生の中で最大。
・給食の牛乳200ml中には、227mgのカルシウムが入っており、もしそれを飲まないと、摂取したいカルシウム量が不足する
・乳製品のヨーグルトは、シリアルや果物と一緒に食べたり、チーズは例えばチーズせんべいにすると食べやすい。
・基本は、しっかり食べて、運動し、よく眠ること。プロテインやサプリメントはあくまでも補助食品などで、食事を充実させること。
〇今回はカルシウムが中心でしたが、ご家庭でも日頃の食事の中で、炭水化物やたんぱく質、脂質などのバランスについて、お子様と話し合ってみてください。学校でも残乳が少なくなるように呼び掛けていますが、牛乳が苦手な場合には、その代替をどうするかも大切だと思います。
〇3日前の中間テストが終わった後、体育祭の映像を鑑賞し、教室に戻って、全校生徒に次のようなアンケートをしました。今、集約していますが、その一部を紹介します。
【質問1】創立80周年を迎えた今の土中で、保護者や地域の方々に対し、自慢できる素晴らしい点やあまり目立たないが、これからも継続していきたい事は何ですか?
〇1年生
・歴史がたくさんあり、80周年のイベントがあること
・校舎の近くに森とか木がある、自然があるところが自慢
・図書室の本の種類が豊富なこと
・体育館がきれいなこと
・ウォーター・サーバー(給水機)があること
・給食のメニューの種類が多いこと
・元気があってお互いのことをたくさん褒め合う事ができる
・笑顔で挨拶(大きな声で挨拶)
・みんなが一つになっていて丸くなっている
・協調性がありみんなが仲の良いところ、行事がみんなで盛り上がっていること
・みんなおもしろいし、一人一人個性があること!!
・素直で明るく、お互いを認め合える温かいのが土中の素晴らしい自慢
・イベントとかで年上とか関係なくみんなで楽しめる、みんなが本気で行事をやっていること
・明るくて元気で優しいこと、体育祭などで助け合いができること
・授業内容がわかりやすく楽しいし、前期中間テストのために勉強を頑張って行った
・部活のこと、活動のことが素晴らしいと思う。
・土の音に取り組んでいる
・健康観察と保健委員の爪や髪の確認、ハンカチ・ティッシュの確認
・先生が比較的若めなこと、部活がそれぞれ本気で大会目指すこと
・先生がいろいろな個性を持った先生たちがたくさんいて、いろんな勉強になる!
・先生が面白い
・生徒の人数が少なくて結構スムーズに行く
・大きなイベントじゃなくても色々なイベントや行事があること
・地域の人達が優しいこと
〇2年生
・80周年以上続いている
・80周年を誇りに思う
・歴史的学校、土中の歴史を引き継ぎたい
・土地域の歴史
・80周年という昔の歴史が詰まっている学校
・標高が高い
・坂の木とかお花がきれい
・やることが新しい、行事に対する意欲が強い
・仲の良い学校づくりがしやすい環境
・人数が少ない分、生徒同士の仲がとてもいいこと
・生徒数が他校より少ないから、知っている人が多い
・全校人数が少ないから知り合いがたくさんいる。
・学年を超えた仲の良さ、陽気、明るい、にぎやかなこと
・学級を超えた交流が盛んで80周年イベントなどイベント事が豊富なこと
・みんなの本番に対する姿勢や、取り組みの態度などをこれからも続けていきたい。
・行事などで一生懸命になったり、協力したり、一人ひとりが頑張れるところ 盛り上がるところ
・行事に全力で取り組む!!地域の皆さんを招くイベント(体育祭など)
・体育祭などで大きな声で自分たちのチームを応援すること
・一つの物事に対する全力さ
・閲覧室にたくさんの小説があること、種類豊富な本が多くある
・校舎から代々歴史がつながってきたことを感じ取れる
・プールが屋上にあって景色がいいところ
・長く建っているこの校舎でも、時々改装して今も建ち続けていること
・歴史を感じられる校舎
・体育館が綺麗、体育館のクーラー
・校庭が小学校よりかは広い
・給食がおいしいこと、地元の食材を給食に出している
・地域の人達との交流が多いところ
〇3年生
・80周年のイベントがある、歴史がふかい
・土中キャラクターがいること
・綺麗な自然に囲まれていて伝統的な学校であるということ
・みんなやさしい、学校全体で仲が良い、全校で助け合いができること、行事に対する熱量をこれからも継続したい
・団結力が自慢できますね、もっとお互いのことを信頼し合っていきたいですね
・全校生徒が向上心を持って授業を受けていること
・どんな行事にも真剣に協力して取り組めるところ、思いやりを持った生徒が多いこと
・雰囲気悪くない、自慢できる素晴らしい点はクラスの団結力がある所、行事に対する熱量
・学校行事に全校生徒が全力で楽しめる、みんなに優しく接しているのを継続したい
・人数が少ない学校だからこそ、仲が良くて団結力がある
・イベントなどでは一人ひとりが活躍することができる
・人数が他の学校に比べて少ないから、他学年との交流が多い
・皆の仲が良いこと(先輩後輩関係なく)
・行事を一人ひとりが全量で楽しめ、目標に向かって頑張れること。
・人数は少ないが、盛り上がっている、一人一人が全力で頑張れるところ
・何事にも仲良く全力でとりくめること
・挨拶が元気よくできているので続けていきたい
・一度スイッチが入ると、全員を巻き込んで全力を出すことができる「体育祭など」
・自然が素晴らしい点、続けてほしいことは木とか伐採しないで自然を保ってほしい
・緑豊か、学年を超えた絆がある
・団結力、どの行事も本気で取り組めるところ
・部活動などの集団行動、常に元気で大きな声で挨拶ができること
・一人ひとりに個性がある
・沢山の種類の本がおいてある、給食を毎日朝作ってくれている
・給食をよく食べる事、また給食がおいしい事
・地域の方にも挨拶ができる
〇学年によって土中で学んでいる期間は異なりますが、特にまだ3か月しか経っていない1年生も、しっかりと学校全体をみていることに感心しました。
須藤昌英
6月25日(木)減点主義と加点主義(コップ半分の水)
〇週末に2つの台風が接近している予報がでています。梅雨本番で梅雨前線が停滞する中、日本の南海上をダブル台風が北上中です。梅雨前線の活動を活発化させ、線状降水帯が記録的な大雨を降らしている所もあります。今日以降は大雨のエリアは東へ広がる見込みで、関東も警報級の大雨となる恐れがあります。備えておきましょう。
〇一昨日の中間テストが終わった後、全校生徒が体育館へ体育祭の映像を鑑賞するために集まりました。上映をする前にまず私から生徒たちへ、テスト結果の考え方について次のような話をしました。
・テスト準備の数週間を含めて昨日、今日の中間テスト、皆さんお疲れさまでした。今はホッとしているところでしょう。しばらくは少しゆっくりしてください。ところで今後返却されるテストの答案用紙を見たとき、皆さんは何を思うだろうか?と想像しています。
・例えばある教科で60点がとれたとします。その時、「私は頑張ったから60点も取れた」とらえる人は前向きだと思います。なぜなら0点を基準とすれば、それに対して+60も上乗せできたのですから、自分のこれまでの努力を正当に評価し、その上で「及ばなかった(40)」の部分の定着を再度努め、後からでも100点に近づこうとするからです。これを「加点主義」といいます。
・それに対して「減点主義」とは100点を基準とし、それに対して「及ばなかった(-40)」をまず気にします。つまり「40点も取れなかった。私はダメだ」となる思考法です。これですと100点満点を「当然あるべき初期状態」とみなし、そこから「何が足りないか」「どこを間違えたか」という不足や失点に焦点を当てます。結果として、現状が「完璧からの転落」に見えてしまい、ネガティブな感情が生まれやすくなります。
・加点主義の良いところは、0点を「スタートライン」とし、そこから「どれだけ積み上げられたか」「何を理解できたか」という獲得や成長に焦点を当てます。これだと現状が「無(ゼロ)からの前進」に見えるため、達成感や自己肯定感が得られます。
・そもそも人間の身体と心は相互に影響し合っているため、下を向いてうつむく姿勢を取るだけで脳が「今、自分は落ち込んでいる」と錯覚し、ネガティブな感情を引き起こしやすくなります。しかし、人は上を向いているとプラス思考になりやすくなるというのは、脳科学や心理学の観点からも証明されています。昔の歌で「上を向いて歩こう」は有名です。
〇生徒たちは少し唐突な話だったので、「???」のような顔をしている人もいました。ただ自分自身が実際に中学生や高校生だった頃に、テスト結果について思い悩んだ経験をもとに話したので、多少でも伝わってほしい・・と感じていました。
〇同じようなことで、物事のとらえ方や心理状態を説明する有名な例え話として、「コップ半分の水」があります。ある人は「まだ半分も水がある」と思うのに、ある人は「もう半分しか水がない」と思います。物理的な事実は「水が半分ある」という1つだけですが、個人の視点によって意味が真逆になります。どちらが良いとか悪いとかではなく、同じ人間でもその時の心境によって、どちらのとらえ方をすることがあるということです。
〇例えば、今回の中間テストで自分では完璧にできたと思っていた教科で、思ったよりも低い点数だった場合には「あれだけ頑張ったのに、これだけか・・」となりますし、逆に予想よりも高い点数であれば「もっとやればできるかも・・」と感じるでしょう。大切なことは、テストの点数を絶対化・固定化せず、あくまでも今の自分の「瞬間風速的」な実力と考えることです。「瞬間風速」ですから、刻々と変化していくのです。
〇心理学では、「加点主義」や「減点主義」のような視点の切り替えを「リフレーミング(捉え直しの技術)」と呼びます。簡単に言えば、短所を長所に、逆に長所を短所にそれぞれひっくり返す思考法です。繰り返しますが、どちらのとらえ方が正しいということはありません。状況に応じて「安心したいときは半分もある」と捉え、「リスクに備えたいときは半分しかない」と捉えるなど、視点を自由にコントロールできる柔軟性がこの思考法の良さだと思います。
須藤昌英
6月24日(水)「本気」で取り組むとは
〇昨日の体育祭ドローン映像鑑賞会には、保護者の方も来ていただき、ありがとうございました。生徒たちは、テストが終わったこともあり、リラックスした様子でところどころで歓声をあげていました。
〇上映後、撮影と編集をしてくれた芳賀さんから、生徒たちへ話をしてもらいました。その話のキーワードは「本気」でした。話の概要を紹介します。
「当日撮影に臨んだ我々スタッフ3人は、あらかじめ生徒たちの本気の表情を撮ろうと決めていました。ただ今だから正直に言うと、その時点で私は、土中の生徒たちがどこまで本気で参加するのか?と半信半疑でした。そして臨んだ体育祭当日。まず皆さんに謝ります。ゴメンナサイ。最初は皆さんをナメていたことを謝ります。この体育祭が始まると終わりまで、本気でない場面はありませんでした。本気だらけでした。まずそのことに驚かされました。また映像中の校長先生の話の中にもありましたが、学校の主役は生徒で、先生方はその手助けをすることに徹していることにも感心しました。私は小学校での勤務でしたので、12歳以下の児童しか知りません。中学生がこれほど自主的に取り組めるということも初めて知りました。」
〇さすがに元小学校校長ということもあり、生徒たちの気持ちをつかみ、彼らの自尊心を引き出してくれる話でした。特に生徒も教職員も、「本気に取り組むとは?」「本気に取り組んで得られるものは?」などを考えさせられました。そしてその本気に取り組む姿が、見ている人を感動させることも、あらためて確認できました。
〇最後のお礼のことばを述べた生徒代表の三浦さんと酒井さんからも、「今日の映像を見て、私たちは体育祭当日、本当に【本気】で取り組んでいたことをあらためて感じました。これからも続く80周年記念の学校行事に、この【本気】をいかしていきます。今日はありがとうございました。」とありました。その言葉通りに、生徒たちも「本気で取り組む」ことの良さと難しさを感じていたのではないか・・と思います。
〇何事に対しても、本気で取り組む人と取り組まない(取り組めない)人がいます。もちろんすべてのことに本気で取り組めればよいのですが、そういうわけにもいきません。ただその2つの決定的な差は、「目的の自覚」と「自発的な行動力」だと思います。本気で取り組む人は「なぜ?それをやるのか!」を意識し、困難に出会っても工夫して目的の達成を目指します。その一方で、取り組まない(取り組めない)人は受け身(人任せ)で、上手くいかない原因を環境や他人のせいにしがちです。
〇後日、学校ホームページでも関係者限定(生徒・保護者・学校運営協議会委員)で、鑑賞できるようにしますので、御覧になれなかった方は、少しお待ちください。
〇映像のエンディングに、私の生徒たちへ向けてのメッセージを編集して流してくれました。土中上空でドローンが撮影した近隣の街をバックとし、しかもBGM入りでしたので、あまり上手ではない文章でもそれなりのメッセージに見えたのが正直うれしかったです。
【80周年記念体育祭 校長メッセージ】
生徒の皆さん先月の体育祭を振り返って今はは何を感じましたか?中学校の行事では、先生方はあくまでも補助役であり、君たちが主役(主人公)です。主役(主人公)とは、いろいろな条件を人に揃えてもらうのではなく、すべてを自分たちで準備し、結果も自分たちで責任を負うということです。そのためにはまずは、楽しむこと。楽しむには、今の持てる力を精一杯発揮すること。そして、総合優勝や応援賞などの結果にも、精一杯やった結果として、お互いに爽やかに讃え合うことです。
今年の体育祭スローガン「勝輝~最高の一瞬を~」のもと、皆さんが躍動する姿を見て、感動しました。そしてこれからもこの経験を通して、意識してほしいことが2つあります。
1つ目は、「自分自身の限界に、本気で挑戦すること」です。勝ち負けだけでなく、最後まであきらめずに走り抜く姿こそが、見る人の心を揺さぶります。2つ目は、「仲間を信じ、お互いを支え合うこと」です。誰かの失敗を責めるのではなく、「どんまい!」「次があるよ!」と声を掛け合える、温かい絆をこれからの学校生活でも育ててください。
土中は今年創立80周年を迎えました。昭和二十二年に創立しましたので、今年の三月までの卒業生は、合計で一万五百人を超えています。皆さんは今まさにこの歴史的な転換点にこの土中に在籍しています。この「伝統を守ること」と、「伝統にとらわれずに新たなことに挑戦していくこと」の両方を、皆さんには考え続けてほしいと思います。そして卒業した後に、「自分たちが中学校の時に、創立80周年があったな」と思い出してもらいたいです。
今日はPTAサポーターの方々の支援により、ドローン撮影した体育祭の風景をこうやって一緒に鑑賞できたことをうれしく思います。秋には、「創立80周年記念コーラスフェスティバル&対話集会」を行います。保護者や地域の方々にもまた皆さんの生き生きとした姿を見てもらいたいと計画中です。楽しみにしながら、来週からも学習やその他の活動に取り組んでください。
須藤昌英
6月23日(火)体育祭ドローン映像鑑賞会
〇本日は前期中間テスト2日目で、2科目のテストが終了後、体育館で先月に行った第80回記念体育祭をドローンで撮影し、後から編集してBGMを入れた映像を全校で鑑賞します。当日から約1ヶ月が経過しており、映像を鑑賞しながらその時の感動やその他の思いがよみがえってくることでしょう。
〇最初に体育祭実行員長の3年志村さんから、1ヶ月が過ぎた今の気持ちを話してもらいます。また生徒会総務役員の3年の三浦さん、嶋根さん、酒井さんには、映像内で特別出演をしてもらっています。内容はネタバレになるので書きませんが、3人には4月の土曜日に学校に来てもらい、事前に校舎内での撮影に協力してもらいました。ちょっとした演技をするという慣れないことにも、3人は明るく前向きに取り組んでいました。出来上がりが楽しみです。
〇今回、ドローン撮影をお願いしたのは、専門業者ではありません。市内の元小学校校長の芳賀先生とお知り合いのご夫婦が、当日の暑い中、懸命に撮影してくれました。本来はその日の昼休みに編集し、体育祭の後片づけ後体育館で鑑賞するはずでしたが、その日はすでに保護者面談が組まれていたので、致し方なく今日に延期しました。
〇芳賀先生は、退職後学校とは別の仕事をされていますが、その傍らで自らドローン操作の国家資格を取得しています。私は2年前に前任校でも同じく撮影を依頼し、生徒たちや保護者には大好評でした。本当は昨年もお願いしたかったのですが、私が土中に着任したばかりでバタバタしており、出来ませんでした。この映像は今後、HPでも関係者限定で観られるようにします。詳細は後日お知らせします。
須藤昌英
6月22日(月)前期中間テスト
〇先週末はまた、サッカーFIFAワールドカップの日本代表観戦で、日本中が盛り上がっていたようです。私は昨日、東京にある親戚の家へ家族で訪問していましたが、その自宅は私鉄の大きな駅から続く商店街沿いにあり、休日などは普段はひっきりなしに人が行きかっています。しかし昨日の午後は、いつもより人通りも少なくあちこちのサッカー観戦をしていると思われる家から歓声が聞こえていました。そしてその通りには食べ物のデリバリーを思われるバイクが忙しく走り回っていました。おそらく多くの人が外出を避け、自宅で観戦していたのだと推測します。
〇そもそも今、サッカーのワールドカップが出来るのは、一部を除いて世界中がとりあえず平和な状態を保っているからだと感じました。そういう意味ではまさに一昨年や昨年のオリンピックをはじめとしたこのようなスポーツイベントは、「平和の象徴」と言えるのでしょう。今回の試合会場は、カナダ、アメリカ、メキシコの3か国にまたがり、選手や何万人もの観客の移動や試合の安全な運営は、安定した国際情勢があって初めて成り立ちます。しかしその一方で、今も戦争や深刻な政治的対立がある国や地域もあります。それらを含めて本当に地球上に平和が訪れ、サッカーを楽しめたら・・と思いました。
〇今日と明日は、今年度初めての定期テストがあります。特に1年生は、中学生として初めて本格的な定期テストとなりますので、緊張した表情で取り組んでいました。
〇中学校では、1つの単元が終わった段階で、知識の定着度を測る「単元テスト」と、年間4回行う「定期テスト」とがあり、それぞれのテストの目的や試験範囲が大きく異なります。前者は授業の各単元の理解度を細かく測るもので、後者は学期ごとに複数の単元をまとめて総合的な学力を評価するものです。
〇一般的に、単元テストは範囲が狭く、その単元で習った基本的な内容が中心のため、比較的取り組みやすいです。そしてその目的は、授業内容の定着度を確認し、苦手な部分をその場で解消することです。それに対し、定期テストは複数の単元が試験範囲となり、応用問題や記述問題も含まれるため難易度が単元テストよりは高くなりやすい傾向にあります。その目的は、前期や後期の成績(評定)を決めるための1つの資料とすることです。
〇近年では、定期テストを廃止し、細目に学習の理解度を確認できる単元テストを中心にする中学校もあります。単元ごとのテストについては、テスト後も次回のテストまで間隔が空かないため、学習習慣の定着に役立つメリットがある反面、総合的な学力や全体の順位を測りにくいという側面もあります。昨年、本校でもその長所短所を整理して検討しましたが、今年度は従来通りに行うことにしました。しかし毎年度、次年度はどうするかは、継続して検討していきます。
〇今日は給食なしの3時間です。これまでに準備してきたことを精一杯発揮できることを祈っています。頑張れ!土中生!!
須藤昌英
6月19日(金)生徒総会は民主的手続きを学ぶ場
〇今日は朝から晴れ渡り、梅雨の中休みとして、真夏日になる予報がでています。登下校時の際、帽子や日傘を利用する生徒も増えてきました。引き続き、ご家庭でお子様と対話していただき、熱中症対策をお願いします。
〇昨日の午後は体育館で生徒総会を実施しました。学校は生徒会活動を「自治活動」として位置づけ、生徒による自分たちの生活に関わる課題を解決するために行う大切な活動として扱っています。学級会をはじめ、学年や委員会、部活動などの個々の生徒会活動を総括し、1年間の方針や活動を承認するのが、生徒総会の意義です。
〇ここまで今年度の生徒総会に向けて、生徒会総務が作成した議案書を各クラスで「学級討議」してきました。生徒総会では各クラスからの賛成・反対、質問・修正案などを集約し、最後に全生徒から拍手による承認を得ました。
〇議長として、3年生の曽田温史さんと村上葵さんが選ばれ、生徒たちは手元のタブレット型端末で議案書を見ながら参加しました。議案書の内容は次のようになっています。
議案1 令和7年度生徒会活動報告(生徒会活動 委員会)
議案2 令和7年度生徒会決算報告
議案3 令和8年度生徒会活動方針・計画(総務 委員会 部活動)
議案4 令和8年度生徒会予算案
確認 生徒会規約および生徒会選挙管理規定
議案5 提案事項の審議(生徒会 生活委員会)
〇議案3で、生徒会長の三浦唯人さんが提案した「令和8年度 生徒会活動方針」も承認されました。内容が素晴らしいので紹介します。
➡今年度の活動方針は、「共創」です。
この「共創」には、生徒一人ひとりが他人事ではなく、自分事としてとらえて行動に移し、共に学校を創るという思いを込めています。
昨年度の生徒会では、「信頼と礼儀」「言行一致」に重点を置いた取り組みが進められ、行事などの場面で、集団として取り組む動きが見られました。一方で、生徒一人ひとりがより良い学校づくりに向けて取り組む姿勢については、まだ課題が残っていると言えます。
そこで、今年度の重点活動として掲げるのが「発言→尊重→協力」です。
まず、学校生活の中で「発言」することが大切です。具体的には、学校をより良くするための提案や、周囲を支えるための声かけなどが挙げられます。生徒一人ひとりが、学校生活の中での気付きや考えを積極的に言葉にし、発信していくことで、「自分も学校づくりの一員だ」という意識を持つことにつながります。
次に大切なことは、周囲の人を「尊重」することです。発言している人や、活動に取り組んでいる人に対して、感謝の気持ちを忘れず、言葉や態度で示すことが重要です。特に、委員会活動については、一部の人だけの役割であると捉えられがちです。しかし、他人事とするのではなく、その姿勢や取り組みを理解し、支えようとする意識を持つことで、学校全体の雰囲気はより良いものになっていきます。
最後に、一人ひとりがより良い学校づくりに取り組むうえで大切なのが、「協力」です。役割が決まっている場合であっても、それを特定の人の責任とするのではなく、周囲が支え合う関係を目指していきましょう。また、委員会活動に対しても「共に取り組む」という意識を持ち、自分にできることを考え、主体的に行動することが求められます。
以上のことから、一人ひとりが、学校をつくる一員だと理解し、自分自身の発言に自信を持つことが大切です。その上で、他者の発言に対しての尊重の気持ちや、仲間と共に協力する気持ちを大切にし、新しい学校を作っていきましょう。
生徒会総務やリーダーを中心に、呼びかけは継続していきますので、生徒会活動へのご協力、よろしくお願いします。
〇最後に私から、次のような主旨の話をしました。
・生徒総会は民主的な手続きに従って行われました。「民主主義」ということを辞書で調べてみると、「すべての人が対等な立場で、自分の意見を根拠づけて主張し、議論し、お互いの納得できる合意点を探ることを重視する考え方」とあります。将来皆さんはこの土中を卒業して、日本という民主主義に立脚した国で活躍をしていきます。将来もこの日本が民主主義を尊重する国であり続けてほしい・・と願っていますが、それを皆さんに託したいと思っています。その民主主義の手続きを学ぶのがこの生徒総会です。
・生徒会執行部から「80周年記念イベントのアイデア募集」が提案されました。大切なことは何をやる(what)ではなく、どうしてそれをやりたいのか(why)です。なぜならば、前者は手段であるのに対し、後者は目的で、もし「全校で仲良くなる」のが目的で、「全校かくれんぼ」をやるとなり、諸条件があわずに「全校かくれんぼ」ができなかったとしても、「全校で仲良くなる」という目的があれば、別な手段(方法)も検討することができるからです。
・民主主義は多数決だけで結論を出すものではありません。最後の生活委員会からの提案にも、賛成と反対の意見がありましたが、数だけで決めるのではなく、反対する意見の理由にもきちんと耳を傾け、それを反映した方向性を皆で合意形成していくことが民主主義です。
〇1年に1回、全校生徒が集まって、これからの自分たちの学校づくりについて話し合うことは大変重要であり、今日は一人ひとりが真剣に参加していました。今後の生徒たちの成長に期待しています。
須藤昌英
6月18日(木)関東の地震の巣と教育実習生
〇一昨日の午後8時前、茨城県南部を震源とする強い地震が発生し、関東地方で最大震度5弱を観測しました。4月にも同じく最大震度5弱の地震が発生しており、関東地方はその地下で、北米プレート・フィリピン海プレート・太平洋プレートの3つのプレートが複雑に重なり合っている世界有数の地震多発地帯であり、その地下構造自体が一部では「地震の巣」と呼ばれています。
〇そしてそのように関東地方の地下で発生する直下型地震は、震源が浅い(約40〜70km)ため、規模が小さくても地表で「震度5弱」などの強い揺れになりやすい特徴があります。また、今回の地震でも感じましたが、震源が近すぎるために「緊急地震速報」が大きな揺れに間に合わないケースも多く、日頃からの備えが重要です。
〇今回は夕刻で生徒たちは学校にはいませんでしたが、もし柏市で「震度5強以上」の地震が日中に発生した場合、市内の小中学校では、児童生徒は原則として勝手に下校させず、学校待機(保護者への引き渡し)が原則となります。その際は、連絡ツールのsigfy(シグフィ―)で、何時ごろ学校に迎えに来られるかを学校に連絡してもらったり、逆にこちらから連絡や確認をしたりすることになります。
〇もし連絡がつかない場合には、夜までお子様を学校で預かっていることになります。市が学校に備えている備品(水、簡易食糧、毛布など)は数に限りがありますし、体育館は近隣住民の避難場所となるので、できるだけ早急に生徒全員を自宅に帰すことが必要です。自然災害は想定外のことばかりですが、生徒たちの命は最優先です。
〇今週から3週間、本校卒業生2名が、教育実習生として実習に入っています。教育実習の最大の目的は、大学で学んだ理論を学校現場で実践し、教員として必要な実践的指導力と使命感を身に付けることにあります。具体的には、授業指導案の作成や教科指導の模擬実践を通して、現場で通じる授業力を磨いたり、生徒一人ひとりの個性や教育的ニーズに合わせた関わり方を学んだりします。
〇また学級経営、生徒指導、清掃・行事指導、多様な校務・事務作業を体験しつつ、多くの教職員や地域と連携する組織としての学校を多面的に認識していきます。そしてなによりかつての私もそうでしたが、生徒たちから「先生」と呼ばれる立場で行動することで、教員の責任の重さと使命感を自覚します。
〇授業や休み時間などの交流を通じ、生徒への愛情や教育の素晴らしさを実感した上で、教員を志望する上での自分の適性や能力を客観的に見つめ直します。将来我々と同僚になる可能性もありますので、職員全員で指導・支援していきます。
須藤昌英
6月17日(水)ボランティア証明書授与
〇1日の「ボランティア証明書の良い話」として、先月に行われた土小のスポーツフェスタの朝6時、テントの設置やグラウンド整備を自主的に行った本校の4名の生徒たちを紹介しました。
〇昨日の昼休みの校長室で、一人ひとりにボランティア証明書(土地区青少年健全育成協議会作成)を手渡しました。私から、「朝早かったので、土小の児童はだれもみなさんの活動を見ていません。ですが、その思いはきっと伝わっていると思います」と話しました。
〇20世紀の天才理論物理学者のアルベルト・アインシュタインは、「学校で習ったことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ」という言葉を残しています。以前に私はこの言葉を初めて知ったとき、その意味について深く考えたことを今でもはっきりと覚えています。
〇今回の自主的なボランティア活動は学校内ではありませんが、学校で彼らが経験している清掃活動や委員会・係活動などが、その土台になっていると思います。「自分たちの生活を自分たちでより良いものにしていこう」というのが、前記の活動の目的ですので、今回のボランティア活動もそれに通じていると感じます。
〇また学校の授業では、教科書を中心に展開していますが、それは教科書が生徒が学ぶために、効率よく配列・整理されているからです。ただ気を付けないとその延長で、生徒や大人も、一般社会の知識や理論なども、「同じように順序立てて学べるものだ!」と思いこんでいるふし?があります。しかし当然のことですが、社会に出ればいつどこに、何かを学べる材料があるのかは誰にもわかりません。
〇生徒たちが学校を卒業してからその後一生涯困らないように、教育の本質とは、教わった内容だけではなく、それを自分なりに解釈したり統合・分析したりすることができる資質・能力を身につけさせることだと思います。良く言われる「学力」とは、学んだ内容を把握する力のことではなく、その内容を通して思考する力のことです。
〇そもそも学校で学習したことを、すべて覚えている人はほとんどいません。もしその内容を忘れてしまったとしても、その調べ方や考え方などを覚えていけば、疑問の答えにたどりつくことができます。調べ方や考え方を覚えているとは、過去の体験が経験となり、感覚として身体が覚えている状態だと私自身の経験から明言できます。
〇昨日、ボランティア証明書を渡す際に、あらためてまたアインシュタインの言葉をかみしめていました。
須藤昌英
6月16日(火)3つの長期記憶について
〇昨日の千葉県民の日は、3年ぶりにウィークディーとなり、授業がない休業日でした。この日の由来は、1873年(明治6年)6月15日に、当時の「木更津県」と「印旛県」が合併して「千葉県」が誕生したことからきています。その後、42年前の1984年(昭和59年)に、県の人口が500万人を突破したことを記念して正式に制定されました。
〇また昨朝は、FIFAワールドカップで日本が初戦となるオランダ戦の中継があり、多くの生徒たちも朝からサッカー中継を観ていたようです。結果は2対2の引き分けでしたが、勝ち点1を日本は獲得できたようです。しばらくは各国の勝敗がニュースになり、話題になることでしょう。
〇オリンピックと同じく4年に1度開催されるサッカーワールドカップ(W杯)の魅力は、世界中の国と地域が民族や言語の壁を越えて熱狂し、地球規模の一体感を味わえる点にあります。日本代表の活躍はもちろん期待していますが、普段はあまりサッカーを観ない素人の私でさえも、ボールを巧みにコントロールし、素早いパスや連携をみると、その身体能力の高さに驚きます。
〇先週に修学旅行(3学年)も終え、来週は前期中間テストがあります。主に4月からの授業を振り返り、テストに臨んでほしいです。4日の「記憶のメカニズム」では、人間の脳の「短期記憶」と「長期記憶」について書きましたが、その内の「長期記憶」をさらに3つに分けることができます。それは「経験記憶」と「知識記憶」と「方法記憶」です。
〇まず「経験記憶」ですが、これは別名「エピソード記憶」とも呼ばれ、自分の過去の体験が絡んだ記憶のことです。例えば「修学旅行で、人であふれかえった清水寺に参拝した」となると、その混雑の風景と清水寺の趣がセットで記憶され、今後清水寺と聞いたらその人込みを思い出すような場合です。このようにその時の場面や感情と連動するので、「覚えよう」としなくても忘れにくく、長期にわたって記憶に残ります。
〇次の「知識記憶」は別名「意味記憶」とも呼ばれ、自分自身とはあまり関係のない情報や知識を記憶することです。例えば「清水寺は、778年に僧の延鎮が音羽の滝に観音菩薩を祀ったのが始まりであり、その後、798年に武将の坂上田村麻呂が仏殿を建立して桓武天皇の勅願寺となった」などは、単なる知識であり、理解はできてもその後は反復しないと忘れてしまいます。ただ中学生の頃は、知識記憶の能力が高く、丸暗記がまだ可能ですが、大人になるとこの能力は徐々に低下してしまいます。
〇最後の「方法記憶」ですが、これは頭で覚えるというよりも、身体が覚えているようなイメージです。例えば「幼いころに失敗しながらも何度もチャレンジし、自転車の乗り方を覚えた」ことなどは、一回身体が覚えると、その後は決して忘れることはありません。
〇そしてこれら3つの記憶は、経験記憶>知識記憶>方法記憶の順に高度な記憶法です。赤ちゃんのころは脳が未発達なので、もっとも簡単な方法記憶を使って体の動かし方を覚えていきます。私たちが子どもの頃の記憶をハッキリ覚えていないのは、脳が発達しきっておらず経験記憶に向いていないからだそうです。
〇そして年齢を重ねることで今度は知識記憶が発達し言葉や概念などを覚え、中学から高校を境に経験記憶が優位になります。知識記憶はいわゆる丸暗記が得意ですが、経験記憶は丸暗記が不得意なので、方法記憶も含めいろいろな経験をした生徒の方が、知識・技能の定着がスムーズのようです。
〇昔からいろいろな教科で使われてきた「語呂合わせ」は、脳科学において「知識記憶」を最も強い「経験記憶(エピソード記憶)」へと変換する非常に効率的な記憶術です。単なる数字や言葉の羅列(知識記憶)はすぐに忘れてしまいますが、語呂合わせによって物語やイメージという「経験」を付加することで、脳はそれを「忘れにくい大切な思い出」として処理します。
【社会の語呂合わせの例】
〇鎌倉幕府の成立は昔から「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」として覚えてきましたが、最近の説では、実質的な成立を1185年、将軍就任を1192年とする説が主流のようです。ですので、「いい箱(1185)作ろう鎌倉幕府」を合わせて、両方覚えるのがベストです。
【理科の語呂合わせの例】
〇化学分野で、金属をガスバーナーの「炎に入れたときの発色(炎色反応)は、「リアカー(Li:赤)無き(Na:黄)K村(K:紫)、動力(Cu:緑)馬車(Ba:黄緑)で、する(Sr:紅)もくれない(紅)」があります。
〇要するに中学生の時期には、「身体を使って覚える」のような経験が一番必要だと思います。何でも「楽して効率よく覚える」のではなく、上手くいったこともいかなかったことも一つの経験記憶とし、その経験と知識と絡めて、新しい知識にしていくイメージが理想です。
須藤昌英
修学旅行を振り返って
〇事前に私から生徒たちには、「私はこの修学旅行に関しては、ほぼ何も心配していません。」と呼びかけました。ただ本心では、十分にこの旅行を楽しんでもらいたいと願いつつ、二泊三日合計60時間全てが、楽しい時間だけとはいかないことを、理解してもらわなければならないと思って、3日間引率してきました。学校以外の慣れない場所で、活動や生活をするという中で、問題が起きた際に、その問題解決をリーダーたちだけが考えてそれによって孤立したりせず、その他の人たちがリーダーのフォローアーとして、しっかりと協力してほしいと願っていました。生徒たちがその事をどこまで意識してくれたかは、今は確認できませんが、来週の休み明けの火曜日から、この二泊三日で彼らの成長した面をみるのが楽しみです。三日間、ありがとうございました。帰りましたらどうぞお子様のお土産話をたっぷり聞いてください。
須藤昌英
柏駅着 解散
無事に柏に帰って来ました。心配した雨もあがっており、自宅まで気をつけて帰ってください。月曜日は千葉県民の日ですので、明日から3日間で、疲れを癒やしてください。さようなら。
品川駅着 発
品川で、東京上野ライン常磐線に乗り換えます。始発ですが、全員が座ることはできません。上野から混んできて、ベビーカーのお母さんに、席わ譲る生徒を職員が見かけました。の16:35 JR品川駅発 17:21 JR柏駅着
京都駅着 発
京都駅で東海道新幹線に乗り換えます。学校との定期連絡で、柏は雷雨と聞きました。帰る時には、止んでもほしいです。行きとは反対に、静岡県あたりから雲が多くなり、雨が近づいていることを感じます。これも行きと同じく、富士山の山頂には、分厚い雲がかかり、全体をみることは、できません。 14:06 JR京都駅発 16:21 JR品川駅着
近鉄奈良駅着 発
◯近鉄奈良・京都線特急で、京都駅まで戻ります。座席指定なので、全員座れます。果たして寝るでしょうか?しばらくして回ってみると、半分以上が寝てしました。さすがに疲労がみえます。
昼食会場着【白鹿莊】
興福寺に集まり、暑い中みんなで移動します。メニューはエビフライ丼&カレーです。最後の食事ですぐ、さて食欲はどうでしょうか?食べられているカレーて、たくさん食べていました。
奈良公園内班別行動
荷物をトラックに積み込み、ホテルを出発しました。早速、鹿寄せで鹿とふれあいます。奈良公園内には、1400頭の鹿がいます。ホルンを吹くと、百頭近くが駆けよってきます。担当の方から、子鹿はあまり追いすぎないように、母鹿が警戒するとの説明がありました。女子生徒な中には、悲鳴をあげている子もいました。クラス写真を撮ります。鹿せんべいを持っていて、鹿に囲まれている生徒もいます。柏に戻る頃は雨らしいので、この青空が有り難いです。主な参拝、見学場所は、春日大社、二月堂、三月堂、東大寺大仏殿、興福寺などです。この3日間で一番蒸し暑いです。生徒たちは、千三百年前の古都を体感しています。
朝食
広間で食べます。朝からお腹が空いたという生徒も多く、頼もしいです。和食メニューです。
起床 洗面 荷物整理
朝5時の奈良公園は、朝焼けが綺麗です。ホテルは有名な猿沢池の前にあり、大きな石段をあがると、古刹の興福寺です。興福寺で今日の無事を祈りました。残念ながら、国宝の五重の塔は、令和の大改修中で、その雄大な姿は見えません。6時の興福寺の鐘で起床です。今日は帰路ですので、荷物をまとめ、自宅に届くように、タグをつけて、ロビーまで運びます。
修学旅行2日目を振り返って
〇ひんやりとした朝でした。宿の近くの東本願寺に生徒の起床前に参拝し、一日の安全を祈りました。 生徒のグループ別行動は予定の時間よりも少しはやくスタートしました。その後も大きなトラブルの連絡もなく、グループで支え合い、ほぼ計画とおりにいきました。私も一日で数カ所を巡回しました。もし急病人などが出た場合は、タクシーで迎えに行こうと待機していましたが、その機会はありませんでした。心配した熱中症もなく、日差しは強いものの、木陰は少し涼しくて助かりました。昨日の反省をいかしてよく頑張りました、どの班も疲れた表情はありましたが、時間通りホテル内のスケジュールをこなしました。昨日と今日、まさに「the 古都」とでもいうべき京都と奈良は、異空間であることを、生徒たちも感じていると、端からみていてもよくわかりました。宿でも使う部屋をいかにキレイにするかなどの工夫をしたり、食事の食べ残しを減らそうとしたりと団体を意識した行動がありました。明日は無事に自宅に戻れるようにしたいです。
リーダー会議 就寝
クラス会議の報告と明日の確認です。明日に備えて、ゆっくり休んでもらいたいです。
入浴 学級会議
昨晩よりも入浴の時間を長くしています。ゆっくりとお湯に浸かり、疲れを癒やして下さい。クラス会議は、昨日からの2日間を振り返り、自分たちの成長と進化を確認できました。 【2組の会議】
【1組の会議】
【3組の会議】
夕食
昨日は部屋食でしたが、今日は食堂に集まって全員で食べます。メニューは、陶板焼、まぐろ山かけ、胡麻豆腐、柿の葉寿司、三輪そうめん、鰆のムニエル、茶碗蒸し、デザートなどです。やはりみんなで食べるとさらに美味しく感じることでしょう。「ご馳走さま」の後、学年全体に旅行担当の千葉教諭、学年主任の田中教諭、総責任者の私から明日に向けての話をしました。
宿に着【飛鳥荘】
今晩の宿に班ごとに到着です。朝から歩き、疲れの表情がみえますが、夕食まで少しのんびりします。本当は入浴を夕食の前にしてあげたい気持ちもありますが、急に予定を変更すると、戸惑う生徒もいるので、部屋内で汗を拭いて休息するように呼びかけました。ケガ人や病人はいませんが、歩き過ぎて足が痛くて、氷で冷やしたいと申し出る生徒がいました。
京都市内→奈良市内班別行動
主な参拝、見学場所は、東寺、三十三間堂、清水寺、二条城、銀閣寺、八坂神社、伏見稲荷大社、平等院、東福寺、錦市場などです。部屋の破損等がないか確認、貴重品を確認、荷物をトラックに積み込み、市内フリーパスポートを受け取り、班ごとに出発です。テキパキと行動でき、予定通りなのが、立派です。私も巡回していましたが、途中で出会った班の一人が、ハンカチを落として前を歩いていた女性にかけより、そのハンカチを渡すという善行を目の前でみました。相手の女性はとても喜んでいました。素晴らしいです。奈良公園内の飛鳥荘に集合します。
朝食
和食メニューです。起床後からお腹が空いたと言う生徒が多いです。昼食は、班ごとに飲食店に行く予定ですので、朝からしっかり食べてほしいです。
起床 洗面 出発準備
朝5時の京都は、半袖だと肌寒く感じましたが、天気予報では真夏日になると報じています。宿前の京都タワーも、青空にそびえています。生徒たちは係り生徒の放送で、6時に起床し、朝食までに各自の支度をしています。昨夜に体調不良の生徒はいなくて、ホッとしています。宿は連泊ではないので、また今晩の宿に荷物を事前に送るので、荷物整理が必要です。
修学旅行1日目を振り返って
〇昨年9月の林間学校は、長野県で雄大な自然に触れながら、仲間との心の交流に楽しさを感じた二泊三日でした。今年は伝統文化や美しい風景を今に伝える奈良・京都が彼らの学びの舞台です。生徒たちには、古都の「自然」「風物」「人情」等が醸し出す「雰囲気や情緒」を味わい、そこから私たち日本人の心に大きな影響を受けていることを少しでも感じてもらいたいと願いながら引率しています。特に朝の集合時は早朝でしたが、お互いに声を掛け合って行程を進めていた姿に感心しました。ただいくつかの場面では、公共の場所にそぐわない行動があるなど、課題も明確になりました。生徒たちの就寝後におこなった職員の会議では、生徒主体の各会議の内容や一日の生徒の様子から、成長している面とさらに成長してもらいたい点を洗い出しました。 明日は京都から奈良に移動しながらの班行動になります。猛暑になる予報ですが、頑張ってもらいたいです。
リーダー会議 就寝
クラス会議の内容を共有し、明日のスケジュールを確認します。特に公共の場所を移動する際などは、広がって歩いたり大きな声を出したりしないようにするとの決議が、実行委員会から示されました。リーダーが部屋に戻り、その内容を伝えた後、就寝準備に入りました。
入浴 学級会議
宿に戻り、学級会議、入浴、休憩の3ローテーションで動きます。 2組のクラス会議 1組のクラス会議
3組のクラス会議
京都タワー見学
宿から歩いて数分の京都タワーに行き、京都の夜景を堪能します。地上100mからの大都会の夜景は迫力があります。生徒たちは、大はしゃぎでした。
各部屋で夕食
宿到着後の健康観察でも体調不良者はなく、安心しました。メニューは牛すき焼きです。たくさん食べています。ご飯のおかわりが続出でした。
宿に着【ひふみ旅館】
クラスごとに宿に着きました。ロビーで各自の荷物を受け取り、部屋へ。係りが部屋の点検と健康観察を行います。
京都駅着 京都市内クラス別行動
10時過ぎに京都駅に着きました。市内の主な参拝、見学場所は、清水寺、嵐山、龍安寺、金閣寺、二条城、北野天満宮(昇殿参拝)、昼食場所です。日差しは強いですが、思っていたほど暑くなく、快適です。2組だけは、見学の前に昼食です。お腹が空いたと言っています。男子はおかわりしています。清水寺の参道は、人が多くて、前に進めません。清水寺の舞台から、京都の街が一望出来ます。湿度が低く、木陰は爽やかな風が吹いています。
新幹線乗車 東京駅出発 朝食
ラッシュ時の東京駅構内を何とかすり抜け、新幹線ホームに移動しました。7時54分発で京都に向かいます。出発後、各自が持参した軽食(朝食)を食べています。その後車内では、カードゲームをしたりおしゃべりしたりして、楽しく過ごしています。静岡県に入ると、曇り空から青空に変わりました。残念ながら、富士山は雲隠れで、頂上付近しか見えませんでした。京都は暑そうです。
東京駅着 出発式
東京駅まで地下通路で向かいます。南口団体集合場所は、もう複数の中学校でいっぱいです。揃い次第、実行委員を中心に行います。
6月10日(水)修学旅行1日目 柏駅チェック
おはようございます。朝5時の柏駅南口で、生徒たちの集合を待っています。今日から3日間、生徒たちの様子を伝えていきます。すでに増尾駅では始発の電車を待っています。集まった班から、切符とスマホを渡し、東京駅まで移動します。6時前の車内でも通勤客が多く、全員が座れるわけではありません。小一時間、立ちっぱなしです。車内では一般客に配慮し、静かにしています。さすが最上級生です。感心しています。
6月9日(火)修学旅行前日指導・確認(3学年)
〇梅雨らしい朝です。雨もしっとりしていいのですが、3年生は明日からの修学旅行の荷物を朝から持ってこなければならないので、大変だと思います。朝一番で荷物をトラックに積み込み、京都の宿に送ります。
〇明日からの京都奈良方面の修学旅行の主な日程です。
第1日目 : 6月10日(水)
5:15~ 生徒集合(増尾・柏駅) JR千代田線柏駅着
6:50 東京メトロ千代田線二重橋駅着 JR東京駅まで徒歩
7:00 出発式【JR東京駅南口地下団体待合所】
7:54 JR新幹線東京駅出発
10:09 JR新幹線京都駅着【JR京都駅新幹線ホーム】
10:40 京都市内学級別行動
17:30~ ホテル着【ひふみ旅館】
19:00 夕食
20:00~ 京都タワー見学
21:00~ 入浴 学級会議
22:15 リーダー会議及び就寝準備
22:45 消灯
第2日目 : 6月11日(木)
6:00 起床
7:00 朝食
8:30~ 京都市内班別行動
17:00 ホテル着【飛鳥荘】
18:40 夕食
19:40~ 入浴 学級会議
21:45 リーダー会議及び就寝準備
22:20 消灯
第3日目 : 6月12日(金)
6:00 起床
7:00 朝食
7:45 奈良公園内班別行動 鹿寄せ体験
11:30 昼食会場着【白鹿荘】
12:55 近鉄奈良駅発
14:06 JR新幹線京都駅発
16:13 JR新幹線品川駅着
16:35 JR常磐線品川駅発
17:21 JR常磐線柏駅着
〇修学旅行のしおりの冒頭に掲載した言葉です。
「修学旅行で身に付けてほしいこと」
これまで皆さんが懸命に準備を進めてきた令和8年度修学旅行が今、始まろうとしています。
この校外学習の舞台は、かつて日本の中心として栄え、多くの寺社仏閣、国宝、重要文化財、伝統文化や美しい風景を今に伝える奈良・京都です。
古都の「自然」「風物」「人情」等が醸し出す「雰囲気や情緒」は、他の地方では感じ取ることのできない独特なものです。私たち日本人の心がそこに凝縮されているようにも思えます。ぜひ皆さんの若い感性で伝統的な日本文化を感じとって下さい。きっと新しい発見の連続だと思います。
また事前学習で得た知識等を古都でのフィールドワーク(知識と体験をつなぎあわせる)を通して、「生きて働く知識」に変化させて下さい。「古いものの中に新しさを見出していく感覚」を身に付けることは、品のある大人になる条件ともいえます。
この2泊3日の行程は、3学年の生徒とそれをサポートする先生方との団体行動が中心です。思いやりを持ち、各自の責任を果たしながら交流を深めましょう。
旅の忘れがたい思い出として、友達や先生方とのふれあいも多くあります。寝食を共にし、学校生活では気づけなかったお互いのよい面を見つけあい、そして語り合って下さい。
最後にこの修学旅行を実りあるものにするために、尽力してきた実行委員会の皆さん、本当にご苦労さまです。本番もどうぞよろしくお願いします。
「土中生としての誇り」を胸に、さあ出発しましょう。
須 藤 昌 英
6月8日(月)梅雨冷えと「紙とデジタルのハイブリット」
〇関東地方も昨日、「梅雨入りした模様」と発表されました。梅雨の時季には季節外れと言えるように寒くなることがあり、昔から「梅雨寒」や「梅雨冷え」等と呼ばれています。今朝もヒンヤリとして、長袖でちょうど良いくらいです。
〇この気温の低さは、自律神経の乱れや免疫力低下による体調不良を引き起こす可能性があります。脱ぎ着しやすい服装で体温をこまめに調節し、室内ではエアコン等による冷え過ぎに注意しましょう。また入浴時は、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるとよいでしょう。
〇先日の千葉日報に、気になる記事が掲載されていました。見出しが「『紙の教科書』復活進む、世界先駆のスウェーデン、デジタル化で学力低下懸念」でした。その一部を引用させてもらいます。
➡/急速なデジタル化が子どもの学力低下につながっていると懸念する声が強まっている。ただ成績不振の要因は複合的だとして、電子機器の排除に疑問を持つ教育関係者もおり、現場では手探りが続いている。/11歳の児童のエミリさんは、「電子機器で本を読むと頭が痛くなるけど、紙だと集中しやすい」と話した。/政府は神経科学者や小児科医に意見を求め、原因を分析。行き過ぎたデジタル化には負の効果があり、注意力や集中力を養うには紙の教材を使う方が有効との結論に至り、23年に「アナログ復帰」にかじを切った。議会教育委員会のフォシエル委員長は、「幼い頃の脳は、発達途上で刺激を受けやすい。電子機器の影響が不安視されるとの研究結果を基に政策を決めた」と説明。低学年ほど紙の教材を使う必要性が高いとする。/スウェーデンは15年以降外からの移民、難民を積極的に受け入れたことで、スウェーデン語を話せない子どもの増加が、学力の平均点低下の一因になった可能性があるとOECDは言及する。/移民の多い学校の校長ニーストラム氏は、「移民の増加も影響しているだろう。時代に合わせデジタルとアナログを組み合わせた効果的な教え方を模索すべきだ」と訴えた。
〇前半は、デジタル機器による影響は幼い子どもと大人では大きな差があることを指摘しており、納得できます。やはり成長段階にある若年層への影響は、まだはっきりとしていないということです。また後半は、別の視点で外国人の子どもの教育を取り上げており、今の日本でも地域によっては同じ問題が多く発生しています。会話の翻訳を筆頭に、デジタル機器の有能性は誰もが認めるところでしょう。
〇私は最後のニーストラム校長の話が、的を得ていると思います。本校の授業でも、教科書や資料集などの本とタブレット端末を場面に応じて使い分けています。この2つを使い分けるコツは、じっくり深く考える場面では「紙の本」を使い、効率的なインプットや情報の整理・持ち運びをする場面では「タブレット端末」を使うことです。
●「紙の教科書等の本」が有効と思われる場面
新しい概念を深く理解し、記憶に定着させたいとき紙の本は、ページの厚みやレイアウト、手触りなどの五感情報と結びつくため、記憶の定着や内容の全体的な理解に有利とされています。複数の資料を同時に並べて見比べるときタブレットの画面切り替えよりも、机の上に教科書、ノート、問題集を物理的に広げて同時に視界に入れる方が、情報の整理や横断的な思考がスムーズになります。雑念を排して、学習に集中したいときタブレットは通知や他のアプリ(ネット検索、SNSなど)の誘惑がありますが、紙にはそれがありません。
●「タブレット端末」が有効と思われる場面
外出先や移動中に学ぶ際、何冊もの重い参考書や問題集を1台に集約できるため、カバンを軽くしてどこでも勉強できる機動性があります。音声や動画を交えて視覚的に学びたいとき語学のリスニング、理科の実験動画、数学の3D図形の動きなどは、デジタル教材ならではの強みです。また間違えた問題の復習や、キーワード検索をする等、スピードや効率が求められる際は、デジタルが得意分野です。
〇結論的に、両方の良さをいかす「ハイブリッド活用法」が理想だと感じます。例えば教科書をじっくり読んで理解する(紙)と仕上げに電子ドリルや一問一答アプリで知識を定着させる(タブレット)の組み合わせです。ただ私が学生の頃は、デジタル機器はなく、自分では経験していませんので、あくまでも想像でしかありません・・・。
須藤昌英
6月5日(金)知識の丸暗記と意味(本質)理解について
〇今回の台風は、「台風一過」とはならず、昨日は晴れ晴れとした天気になりませんでした。また梅雨入りが近づいており、しばらくは曇り空の天気予報です。テスト前や3年生は修学旅行直前ですので、体調管理をお願いします。
〇2日のブログ「2学年社会科」で、「もし私が中学生に『地理や歴史は覚えることが多くて苦手ですが、どうしたら良いか?』と相談された場合、どんなアドバイスがよいかいつも考えている」と書きました。そしてその後も考え続けていました。
〇その質問に対する一つのアドバイスとして、「教科書にある言葉や用語を丸暗記することをやめて、原因と結果をつなげて覚える(なぜ?を考える)と良いでしょう」と言いたいと思います。特に「地理」は「歴史」と違ってストーリーが見えにくく、単なる用語の詰め込みになりがちです。しかし実は、地理の気候や地形などのすべての現象には、それなりの理由があります。これがわかってくると、暗記の量がぐっと減り、パズルを解くように楽しくなることがあります。
〇例えば、ただ「お茶=静岡」と覚えこむより、『お茶の栽培には水はけが良い台地が必要だから、静岡の牧之原台地で作られているんだな』と連想するとか、地図上の位置関係(緯度・経度)や気温や降水量のグラフを見て、「この国は赤道の真下だから暑く雨が多く、カカオや天然ゴムがよく生産されているんだ」と背景を想像するなど、知識をつなぎ合わせていくのです。
〇そしてこの「なぜ?」の視点で、文字をそのまま覚えるのではなく、「理由」とセットで覚えるようにすることは、社会科だけではなく、全ての教科で応用できます。理由がわかると、もしテストでその用語などを忘れても、その場で考えて答えを導き出せるようになります。理科の例として、『電子の流れと電流の流れは逆向き』と覚えるより、『電流の定義がプラスからマイナスへ流れるものと決められた後に、電子が発見され、電子はマイナスの電気を持ち、マイナスからプラスへ動くことが判明したから、逆向きになっている』と知識を整理すれば、知識が繋がって、忘れにくくなります。
〇また教科書の中だけの話にせず、普段の生活や本人の好きなことに引き寄せて学ぶことも大切です。家庭でも例えば、「今日の晩ご飯に出た魚やトマトはどこ産?」とか、「この服のタグにバングラデシュ製って書いてあるけど、バングラデシュってどこにある?」など、身近なものから興味の突破口を作ることも有効です。さらに生徒の好きな動画の中でも、旅行系YouTuberの動画や、世界の文化を紹介するテレビ番組などを一緒に見て、その土地の「実際の暮らし」をイメージできるようにするのも、教科書を超えた学びになります。
〇昨日の「記憶のメカニズム」でも、学んだことを「短期記憶から長期記憶」へと昇華させるためには、繰り返しが重要であることを書きましたが、繰り返すためには、その内容にある程度の興味・関心がないと長続きしません。中学生が教科に興味・関心を持ち、自発的に繰り返し学ぶようになるためには、「これを学ぶと何に役に立つか?」を実感させることも大切だと思います。例えば、料理の中で起こる化学反応(ホットケーキが膨らむ理由)や、自分の推し活グッズの価格変動から経済の「需要と供給」を学ぶなど、少し抽象的な知識を身近な生活や社会の仕組みと結びつけると、次の興味に繋がります。
〇また「もしも?」や「なぜ?」を引き出す問いかけをすることもあります。例えば歴史の学習で、「もし明智光秀が織田信長を裏切らなかったら、その後の日本はどうなっていたと思う?」とか、「なぜ植物は緑色が多く、光合成で二酸化炭素を必要とするのか?」など、因果関係や理由・背景を突き詰めたくなる疑問が、学びのエンジンになります。
〇私はかつて自分が中学生や高校生の時にそうであったように、丸暗記をすることを決して否定するつもりはありません。特に苦手意識をもつ教科は、そもそもその教科への興味・関心が低いので、とりあえず知識の丸暗記をして、考えたり表現したりする材料をそろえておくことも必要です。そして後からその知識が結びつき、「ああそういうことだったのか?」と気が付くこともあるものです。
〇ただ一般的には、丸暗記はテストに向けてなど、短期的には効果が見えやすいものですが、もっと長期的な視野において、本質的な学習は一生使える「思考力」を育てます。生徒たちには、丸暗記と意味理解のバランスを自分の中で仕分けできるようになってほしいと思います。
須藤昌英
6月4日(木)授業時数の調整と「記憶のメカニズム」
〇台風が過ぎ去り、静かな朝を迎えました。昨日は台風本体の雨の前に、発達した梅雨前線による大雨が降りました。学校は大きな被害がなく、ホッとしましたが、今朝の登校時は、まだ滑りやすい箇所があったりしますので、気をつけてほしいと思います。
〇昨日の臨時休業で、6時間の授業時数をカットしました。別表にありますように、中学校では3年間で合計3045時間の授業時数を確保しなければなりませんので、それに合わせて年間指導計画を立てています。そこで昨日で時数の6コマ減となったことにより、その補充をする必要があります。
〇本来ですと、前期中間テスト前にその補充ができれば良いのですが、来週は3学年の修学旅行が予定されており、すでにスケジュールが詰まっているので難しい状況です。となると、7月以降にその授業時数の調整をしていくしかありません。詳細はまたお知らせします。
〇昨日のような臨時休業は生徒の安全を確保するために、最優先で仕方ありません。ただその影響が後に及ぶので、今後も台風が多く到来することは、校長としては「できるだけ無い方がよい・・」というのが本音です。
〇授業をみてまわっているとよく生徒たちから、「私はあまり覚えることが得意ではありません」とか、逆に「僕は自分で覚えやすい方法を考えて勉強しています」という声を聞くことがあります。要するに生徒たちの意識も、「授業で学んだことを正確に記憶し、それをいつでもどこでも再生できるようにする」ということを重視しているということでしょう。
〇「ヒトの記憶」とは、脳科学的に言えば「脳内で新たな神経回路が形成されること」で、ヒトの脳には、一千億個もの神経細胞(ニューロン)があるそうです。そしてこのニューロン内を伝わってきた電気信号が、一つのニューロンとその隣のニューロンの間にある「シナプス(接合部)」のところで、神経伝達物質が放出されることで、次のニューロンに受け継がれます。これが、記憶の基本的システムになります。
〇そして記憶を大きく2つにわけると、「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があり、短期記憶とは「脳の中に短期的に記憶しておく能力のこと」で、情報を一時的に保管することです。それに対して、長期記憶は「情報を長期的に記憶すること」で、テストに向けてはこちらの比重が高いです。
〇人間の記憶とパソコンの仕組みはよく似ているそうで、パソコンで例えると、短期記憶がRAM(パソコンの中のデータを活用しパソコンにデータ保存するための領域)、長期記憶がHDD(パソコンの中にたくさんのデータを保存しておくための領域)にあたります。
〇東京大学大学院の池谷裕二教授(日本の薬剤師、薬学者、脳研究者)は、著書「受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法」で、次の指摘をしています。参考になりますので、引用させてもらいます。
「人の脳の海馬という部分は、神経細胞の結合をつくる役割を果たしていており、『短期記憶から長期記憶』へと情報をつなげる中期記憶を担っています。海馬に入ってきた情報が溜まっている期間は、情報の種類によって異なりますが、短いと1か月程度です。海馬は情報を1か月かけて整理整頓し、『何が本当に必要な情報なのか』を選定しています。一日のうちに、新しい知識をあまりにもたくさん詰め込むのは避けたほうがよいですし、そもそも勉強は「復習」に主眼をおくべきで、覚えられる範囲をストレスなく覚えること、これが記憶の性質に適した学習方法です。比でいうと、『予習:学習:復習=0.5:1:4』が理想的です。」
「心理学者ビネーは、脳は入力よりも出力を重要視していると指摘します。海馬に『この情報はこれほど使用する機会が多いのか、ならば覚えねば』と判断させること、つまり『詰込み型よりも知識活用型』の方が効率的だということです。ならば教科書や参考書を何度も見直すよりも、問題集を何度も解く復習法の方が良いでしょう。」
「ポイントは、『脳を上手くダマす』ことです。短期間の間に、同じ情報が何度も脳に入ると、海馬は『こんなに短期間のうちに何度も入ってくる情報なら必要なものに違いない!』と勘違いします。つまり、一定期間の間に何度も復習を繰り返すことで勉強した内容が長期記憶になるということです。」
〇要するに、授業で得た知識をただ漫然と覚えようとするだけでなく、口で言ったり手で書いたり、問題集でおさらいすることで、短期記憶の中から繰り返しアウトプットしたものだけが、長期記憶となり、すぐに忘れにくいものになっていくようです。
須藤昌英
6月3日(水)「生徒の視点で授業をみる」と自宅学習
〇台風6号が接近し、昨晩から風雨が強まっています。いつもと同じく7時前に出勤しましたが、車から玄関に行くまでに、足もとがびしょびしょになってしまいました。早速、学校施設の点検を行いましたが、午後から風がますます強まるようですので、注意が必要です。
〇本日は昨日にお知らせしたとおり「臨時休業」とします。テスト前ですので、生徒の皆さんは自宅学習をお願いします。台風がなければ6時間授業の予定でしたので、自分で学習計画を立案し、実行してみましょう。学校ではチャイムが鳴り、それに合わせて生活していますが、家庭でどこまで自分の計画を実行できるか・・・、今日の夕方に振り返ってみるのが良いと思います。
〇先月は体育祭を含む学校公開で、保護者や地域の方々に授業参観をしてもらいました。参観された印象はいかかだったでしょうか?また昨日までに、17人の先生の授業を順次紹介してきました。教科や学年はそれぞれ異なりますが、4つのステップ(見出す、調べる、深める、まとめ上げる)で授業を展開していることは共通です。
〇私が1時間の授業を通して、生徒の視点で授業に参加していると、生徒の表情やしぐさ、思わず発するつぶやき、グループでの学び合いなどから、その授業への興味関心や理解の度合いがある程度わかります。そのポイントは指導者の立場ではなく、学習者の立場になりきることです。
〇そしてそういうときには、次のような「あ、い、う、え、お」のような生徒の反応がよく見られます。ただしこれらは、授業をしている教員がすべて把握することは難しく、外から客観的に授業を観察している人の方がわかりやすいものです。そしてその具体的な内容を授業が終わった後に、授業者に伝えるのも私の役目です。
〇中学生が自宅学習をする際のポイントは、まずスマホやゲーム、漫画などの誘惑を自分でコントロールし、集中できる空間を作ることです。またいきなり高い目標や詰め込んだスケジュールを立てず、以前よりも少しだけハードルをあげ、それを繰り返すのが重要です。
須藤昌英
6月2日(火)前期中間テスト3週間前と2学年社会「日本の地形の特色」
〇今晩あたりから、接近中の台風6号の影響が出てきそうです。今日の午前中に、明朝における生徒たちの登校時の安全を考慮した処置を検討します。近隣の小中学校とも連絡を取り合い、正午過ぎには、シグフィーでお知らせできるように尽力します。
〇前期の中間テストまであと3週間になりました。生徒にはテスト範囲表が昨日配付されました。生徒たちには主に4月からの授業内容を復習し、テストの準備に入るように指導しています。特に1年生は初めての定期テストで、テスト範囲を計画的に復習する経験はこれまでありませんので、丁寧に指導しています。
〇大切なのは自分にあった学習方法を探っていくことです。例えば自分の得意な教科を中心に復習するか、苦手な教科に重点的に取り組むかなどです。2,3年生はある程度これまでの経験がありますが、1年生は自分のやりやすい方法を試行錯誤しながら見つけてもらいたいと思います。
〇2年生は地理分野の学習で、「日本の地形の特色」を学んでいます。私も中学生に「地理や歴史は覚えることが多くて苦手です」と相談された場合、どんなアドバイスがよいかいつも考えています。今回の日本地理の授業でも、有名な平野や山地(山脈)、河川の名称が、次から次へと登場し、その一部は小学校でも学んでいますが、困惑する生徒もいるようです。
〇大人であれば過去に電車や車でその場所に出かけたことなどの経験がありますので、例えば「奥羽山脈」や「仙台平野」と聞いても、大まかな位置はイメージしやすいと思います。実際に私も地理で学んだことのある名称の場所を大人になってから尋ねた際、「ああ、ここか!」と感動した記憶があります。ただその一方で中学生時は人生の中でも一番、脳が急速に発達している時期ですので、正しく知識をインプットすれば、一生忘れにくいことも事実です。先ほどと同じですが、自分なりの方法で知識を整理してほしいと思います。
〇昔、担任していた生徒の中で、地理が得意な生徒がいて、その理由を尋ねると、「地図帳の中で日本や世界中を旅しています」とサラッと答えていました。中学生ながらとても深い言葉で、「なるほど面白いな!」と思いつつ、「なかなかそこまで好きな生徒は多くないかな?」とも感じていました。
須藤昌英
6月1日(月)ボランティアの「ちょっと良い話」と2学年家庭科「布の作品制作」
〇6月に入りました。週末の暑さが続き、今日は「猛暑日」になる予報もあります。また台風6号が接近中で、明後日あたりに、生徒たちの「下校を早める」とか「登校時間を遅らせるか」などの判断をしなくてはいけない状況です。
〇先週の土曜日に土小学校で、土地区青少年健全育成協議会の総会及び研修会が行われ、出席してきました。その中で、足達会長さんから「ボランティア活動証明書」を渡されました。何のボランティアかというと、先月の23日(土)の土小学校の運動会(スポーツフェスタ)の朝、前日まで雨が降っていたのでグラウンド状態が悪く、整備しないと始められない状況でした。そこへ次の本校生徒4名が、後輩のためにグラウンド整備の手伝いをしてくれたのだそうです。
染谷琉惺さん、菅野倖月さん、志村羚弥さん(3年)
志村彪弥さん(2年)
〇土小の校長先生からも「くれぐれも彼らによろしくお伝えください」という伝言をもらいました。中学生が地域のために自分たちの力を発揮することは、本人たちだけでなく、地域の方々もすがすがしい気持ちになります。
〇2年生は家庭科の時間で、普段の生活でも便利な布のバイカラーバッグ(1つのバッグに2つの色が使われているバッグ)を制作しています。私も「バイカラーバック」という言葉は初めて聞きましたが、調べると2色の組み合わせにより、シンプルながらもおしゃれで洗練された印象を与えるバックのようです。
〇また、実生活でバッグに使われている2色のうち、どちらか1色を服や靴と合わせるだけで、統一感のあるコーディネートが完成するのが特徴とありました。生徒たちはそこまで考えて作成しているのかはわかりませんが、作業手順をきちんと聞いて理解し、真剣にアイロンやミシンを使っている姿があり、楽しそうでもありました。一口にバイカラーバッグと言っても、サイズや形などはいろいろですが、生徒たちは世界で一つだけのマイバックを作成していました。
〇中学校の家庭科のねらいの一つは、「健康・快適・安全で豊かな食生活、衣生活、住生活に向けて考え、工夫する活動を通して、食生活、衣生活、住生活に関する知識及び技能を身に付け、これからの生活を展望して、それらの課題を解決する力を養い、衣食住の生活を工夫し創造しようとする実践的な態度を育成する」です。
〇授業では各自で自分の作業をすすめていますが、途中でクラスメイトとお互いの作品を見せ合うことで、新しいアイデアを思い浮かべている場面をみかけます。新しいことを「創造」をする際には、自分だけでなく友達の「想像」を借りたり貸したりすることも重要だと感じます。
〇家庭科以外でも普通教室ではなく特別教室で行う際には、多くの道具があったりその教室独自の使用ルールがあったりします。生徒たちには「安全第一」の意識を持たせつつ、その教室で精一杯自分の作業に集中してもらいたいと思っています。
須藤昌英
5月29日(金)台風接近と3学年数学「有理数と無理数」
〇今週で5月が終わろうとしています。天気予報では現在、台風6号が接近していると伝えています。影響は来週になりそうです。私も「台風は夏から秋に多い」のイメージが強いですが、実は春先でも台風自体は南の海で発生しているようです。さらに調べると、5月は台風の発生数自体は少ないものの、発生した台風が日本に近づく割合(接近率)が約70%に達し、月別で最も高くなっています。そのため、ひとたび台風が発生すると日本へ向かってきやすくなります。
〇原因としては、高気圧の位置と偏西風の影響のようです。台風は自力で進む力が弱く、周囲の風に流されて動きます。春(5月)は、日本の南にある太平洋高気圧の勢力がまだ弱く、日本の南海上にとどまっています。その為、台風は高気圧の縁を回るようにして、日本付近へ向かうルートを通りやすくなります。さらに、日本上空を流れる強い偏西風に乗ることで、速度を上げて一気に近づいてきます。
〇今日体育祭を実施する市内の中学校は3校あります。今日は真夏日の予報ですので、その学校はどれも熱中症対策を万全にして行うことでしょう。本校は火曜日に終えましたので、その点は安心ですが、生徒たちには今日までの疲れを回復し、6月と7月を乗り切ってほしいと考えています。
〇3年生の数学は、「平方根」という新しい数を学び始めています。中1で「負の数」という新しい数を学んで以来、2年ぶりに新しい数で数学の世界を広げています。数学は新しい数や概念を導入することで、その独自の世界を展開していきます。この先高等学校になると、今度は「虚数」という新しい数が出てきて、その先も同じような過程を経ながら、今の現代数学に繋がっています。
〇今回の授業では、新しく学ぶ「平方根」と小学校からここまで学んできた数の関係について学んでいました。後者を「有理数」と呼ばれるのに対し、ルートの付く数(平方根)は、「無理数」と呼ばれます。その仕分けの際に、「無限小数」「循環小数」「非循環小数」という新しい数の呼び方が入ってくるので、私もかつて数学を教えていた頃は、生徒に理解させるためにいろいろと苦労したものです。
〇授業の導入でまず、「その数が分数にできるか、否か」を扱います。なぜなら、有理数は「分数の形で表せる数」、無理数は「分数で表せない数」と定義されているからです。そしてこの数学的な定義を教えた後、「分数と小数の互換性」に触れ、その中で「分数を小数に変換する」ことと、逆に「有限小数や循環小数を分数に変換する」ことを、並行して確認していました。ただ前者は小学校で既習していますので、今時では主に後者の計算を理解させていました。ただなかなか一度では深い理解までいかないので、復習が必要です。
須藤昌英
5月28日(木)ドクダミの花と1学年国語「説明的文章」
〇学校の敷地に今、ドクダミが群生している場所が数か所あります。近くを通るときに独特な匂いがします。ドクダミは、日陰や湿った場所を好み、地下茎を伸ばして群生する生命力の強い多年草です。葉や茎を傷つけると強い匂いを放つことと、初夏に咲く白い花のような「苞(ほう)」が大きな特徴です。
〇先日5歳の孫娘と自宅近辺を散歩していると、「この花は可愛いのに、においが臭いけどどうして?」と質問されました。いつも子どもの質問は突然なので、その時もすぐに答えられず、「そうだよね、不思議だね」とお茶を濁しました。ただそれがきっかけで私もいろいろと調べたり考え直したりできるので、有難いと思います。
〇調べると、和名のドクダミは「毒矯め(どくため)」の意味があり,その薬効に由来するようです。薬用には開花期の地上部を用い、生薬名をジュウヤク(十薬)といい、利尿薬や消炎薬として利用します。十薬という生薬名の由来は,馬がかかる十種の病に効果があるという江戸時代の言い伝えによるようです。
〇日本では独特の臭いがあるためにあまり好まれませんが、ベトナムではハーブだけでなく、野菜としても利用され、春巻きなどの具に加えられているそうです。日本人の感覚からすると、驚きです。アジア各国で広く利用されているコリアンダー(コエンドロ)も特有の香りを持ち、日本の食文化では初めは戸惑いがあったようですが、次第に馴染んできたようです。
〇私はあまり好きではありませんが、パセリが日本に伝わったのは江戸時代(18世紀頃)で、当初から今のように庶民に受け入れられていなかったことや、近年ではパクチーなども徐々に広まっていることなどから考えると、日本でもドクダミがハーブや野菜に仲間入りする日がくるかも?知れません。
〇ともかく毎年ドクダミの臭いをかぐと、夏の到来を感じます。週末は真夏日の予報があります。体育祭の疲労をしっかりと癒したいものです。
〇昨日の5校時、1年生の国語を参観しました。2,3年生も体育祭の疲れが見えましたが、給食後の授業にもかかわらず、1年生は比較的元気な様子でした。中学校1年生の国語における説明文(説明的文章)の読み取り指導では、小学校での既習事項を土台にしつつ、「論理的な構成の把握」と「事実と意見の区別」を自立して行えるようにすることが最重要の要点です。
〇説明的な文章を読み進める際は、その「骨組み」をとらえることが重要になってきます。授業のように3部構成を意識させたり、文章全体の「問い」と「答え」の関係を視覚的・論理的に整理させたりします。具体的には、序論(はじめ)で提示されている「問い」や「話題(テーマ)」を的確に見つけ出させ、本論(なか)で問いに対する「事例」や「実験・データ」がどう展開されているかをつかませる、結論(おわり)で問いに対する「答え(筆者の主張・要旨)」をまとめさせます。
〇全体を通して、段落相互の関係の整理各段落の役割(意味段落のまとまり)を考えさせ、形式段落がどうつながっているかを意識させるようにします。そのつながりを可視化するために、構造図(ロジックツリーや関係図)をノートに書かせる指導も行っています。
〇特に大人になっても必要な読み方として、なんとなく読むのではなく、言葉の機能を手がかりに客観的に読解する力を養います。例えば接続語のチェック順接・逆接だけでなく、「つまり(換言)」「たとえば(例示)」「したがって(因果)」などの接続語に印をつけさせ、文と文の論理的関係を追わせたりします。また指示語の具体化「これ」「それ」などの指示語が、直前の何を指しているのかを常に言葉で指し示せるように意識させています。
〇中1の段階で特に重要となる、「客観的データ」と「筆者の主観的な考え」を見分けるクリティカルな視点を育てます。文末表現への注目「〜である」「〜というデータがある」などの事実(客観)の表現と、「〜ではないだろうか」「〜と考える」などの意見・主張(主観)の表現を明確に区別させ、具体と抽象の往還筆者の主張(抽象)を支えるために、どのような例・比喩・比較(具体)が使われているかを照らし合わせて読ませるようにしています。
〇そして一番大切なのは、ただ内容を理解する(受動的読解)だけでなく、読んだ内容を自分の知識や生活と結びつけることです。筆者の考えに対する評価や筆者の主張に対して、「自分は納得できるか、否か」「なぜそう思うか」を根拠(自分の経験や知識)とともに語らせます。さらにグループワークで「友達はどう読み取ったか」を比較させ、多様なものの見方に気づかせます。まとめとして読み取った要旨をベースに、自分の意見を短い作文や紹介シートにまとめる表現活動と連動させることもあります。
〇国語はすべての教科の知識を理解するための土台(ツール)です。そして教科書は「説明的文章」の典型です。生徒に教科書の内容を正確に把握できるような力を身に付けさせてあげたいです。
須藤昌英
5月27日(水)第80回体育祭を振り返って
〇今朝は曇り空でまだ少し涼しい風が感じられましたが、生徒たちの表情をみると、まだ少し疲れが残っているようです。今日も6時間目まで授業がありますので、自分の体調をメタ認知し、もし具合の悪い場合には無理をせずに休ませるように、朝の職員内打ち合わせで申し合わせしました。
〇結果は青組が総合優勝でした。表彰式で落ち込んでいる赤や白組の生徒たちには、「君たちが真剣に取り組んだからこそ青組も本気になって取り組んだので、残念な気持ちはわかりますが、また頑張りましょう」と声をかけました。先週からの学校公開及び体育祭にご来校していただき、ありがとうございました。
須藤昌英
【開会式】
【全校体操】
【長縄「8の字跳び」】
【レク走】
【徒競走】
【1学年種目『フラッグシップリレー』】
【2学年種目『バナナに乗る!?そんなバナナ!』】
【女子色別対抗綱引き】
【男子色別対抗綱引き】
【3学年学級対抗リレー】
【1学年学級対抗リレー】
【2学年色別対抗リレー】
【3学年種目『大縄跳び』】
【色別対抗 『大玉おくり』】
【色別対抗リレー】
【閉会式】
【写真撮影】
5月26日(火)前日準備と第80回体育祭
〇昨日の前日準備は、係生徒を中心に放課後に行いました。また本朝、係生徒が会場設営・準備を完成させます。本日の体育祭のプログラムについては、ホームページのトップで確認してください。午前8時30分開会式、午前11時55分時閉会式の予定です。少し蒸し暑くなるの予報ですので、保護者の皆さまは暑さ対策をしてご来校ください。
〇午前中の体育祭は、青空で日差しもありましたが、適度に風も吹き、耐え難い暑さではありませんでした。そのおかげで競技で大きな怪我をしたり熱中症などで体調を崩したりする生徒もなく、無事に終わりホッとしています。
〇生徒たちは朝から張り切って取り組み、自分の出場する競技だけでなく、仲間や先輩・後輩の応援をするなど、全校行事として楽しんでいました。特に1年生は初めての体育祭の雰囲気を実感したことでしょう。
【開会式:校長の話】
・生徒の皆さんおはようございます。金曜日から延期しましたが、お待たせしました。いよいよ令和8年の80周年記念体育祭本番です。私はここまでの皆さんの練習や準備の様子をみてきて、今何の心配もしていません。ただ1点、昨日と真夏のような暑さで今日も同じのようです。暑さから疲労がたまると、ケガをしやすくなったり、特に怖いのが脱水症状から頭痛、吐き気、めまいにもなりやすくなったりします。中学生ですので、水分補給を細目にしたり帽子をかぶったりと、まずケガと熱中症だけには自分で自分のケアを行ってください。それでも具合が悪い場合には、我慢せずに早めに申し出てください。
・昨年と同様、目標と目的の話をします。ちょっと聞いてみます。実行委員長志村さん、あなたの体育祭での目標は何ですか?・・・・
そうですね。今回のスローガンである「勝輝~最高の一瞬を~」ですが、私はメインの「勝輝」よりもサブの「最高の一瞬を」を大切にしてほしいと思います。全力を出し切ったからこその「最高の一瞬」であり、もしそこで勝てば猶更うれしいとなります。全員が「最高の一瞬」を味わうことが最上位の目標でしょう。
・総合優勝をとるために全力で参加することも良いですが、もし総合優勝できても、そのうれしい気持ちはせいぜい次の日くらいまでです。そんなに長続きするものではありません。むしろ全力で取り組んだことは記憶よりももっと君たちの深い部分で残り、明日からの生活にいかせると思います
・一方でこの体育祭の目的を2つ紹介します。1つ目はまずこれまでの体育の授業の延長(発表)として、体力強化と各競技のスキルアップがあります。2つ目が人間関係づくりです。1,2年生はクラス替えしているので、いつもとは異なる友達の新しい面を発見できるでしょう。また3年生はクラスは変わりありませんは、お互いに最上級生となった友達の新たな再発見をしてみましょう。きっとそれが来週からの生活にいかされると思います。
・来場の保護者及び地域の皆様、本日は誠にありがとうございます。まずPTAサポーターの皆さんのご支援で、グランドと体育館にある「創立80周年記念横断幕」を寄贈していただいたことに加え、本日はドローン1機とハンディ2台で体育祭の様子を撮影者に映像作成を依頼しておりますことに感謝申し上げます。予定では映像編集後、体育館で鑑賞会をするつもりでしたが、来月に変更します。いつやるかが決定しましたらお知らせいたします。
・生徒には応急的に応援席に遮光ネットを屋根として設置しましたが、グラウンドには日影がありません。体育館を空調を入れたままで解放しますので、体調に留意して本日はお時間の許す限り、躍動する生徒たちの姿をどうぞご覧ください。
・それでは生徒の皆さん、準備はいいですか?自信はありますか?それでは「土中スピリット」を保護者や地域の皆様にお見せしてください。皆さんの躍動する姿がすべての大人を感動させます。頑張っていきましょう!
【閉会式:校長の話】
・先ほどの実行委員長志村さんの話が素晴らしかったので、スローガンや目標&目的などの振り返りは話しません。その代わり今日の皆さんをみて思ったことを短く話します。自分の競技に真剣に取り組む姿に感動しましたが、それ以上に仲間を応援する姿が強く印象に残りました。最近は大人でも「推し活動」として、自分の好きなスポーツチームやアーティスト等を応援していますが、これは応援する相手もうれしいですが、応援している側も応援することによって、「元気をもらっている」から、楽しいのだと思います。
・次にこれは少し真面目な話になりますが、皆さんはこれから「人工知能AI」と向き合って生きていかねばなりません。AIになくて皆さんにあるのは、身体と感情です。今日の体育祭のように、自分の身体を使って「勝ちや負け」「成功や失敗」を自ら経験し、そのことから「うれしい」や「悔しい」などの感情を味わうことが大切だと思います。AIと対立する必要はありませんが、人間としてAIには出来ないことをしっかりと認識しておくことは、AIと共存していく土台になると思います。
・1点だけ心配があります。明日は6時間授業で、今週はまだあと3日あります。来月にはテストが待っていますので、できるだけ今日のうちに疲れをいやし、明日はまた元気に登校してきてください。お疲れさまでした。
須藤昌英
5月25日(月)体育祭ドローン撮影&撮影会と2学年数学「連立方程式」
〇明日の体育祭では、PTAサポーター様のご支援をいただき、ドローン1台とハンディカメラ2台で、撮影を行います。ただし予定では同日の午後に、体育館に全校生徒が集まり、午前中に撮影した映像を鑑賞するつもりでしたが、明日は保護者面談の予定がすでに入っており、その時間がありません。鑑賞会は来月に行う方向で、現在調整中です。ご了承ください。
〇2学年は連立方程式の解き方の習熟段階に入っています。一般的に方程式は、未知数Xがいくつの値の場合にその等式を成り立たせるのかを求めるための式ですが、未知数が2つ以上(xやyやz)になった際には、複数の方程式が条件として無いと、その未知数の値が求められないというのが、まず重要なポイントです。また解く際には、複数ある未知数の一部を消去していき、ある未知数の1次方程式に帰着させていくのが二番目に重要なポイントです。
〇そもそも中学生が連立方程式を学ぶ最大の意義は、先ほども触れましたが、「複数の条件が絡み合う現実の課題を、数式を使って整理し、論理的に解決する力を養う」ことにあります。買い物の代金と個数、移動の速さと時間など、身の回りにある現実の問題を解決するため、例えば「合計の数」と「合計の金額」のように、同時に成り立つ2つの条件を上手く組み合わせて考えます。
〇指導の初期の立式の段階では、一見複雑に見える状況を、文字xとyを使ってシンプルな式に置き換える能力(モデル化)を身に付けさせます。このことにより、数学的な思考力(論理的思考)を鍛えることができます。そして今回のような解法の場面では、「加減法」や「代入法」を使って、2つある文字を1つに減らすプロセスが、論理的な問題解決の訓練になります。
〇そしてこのような数式の操作が、あとで学ぶ1次関数の2つの直線グラフの交点座標を求める際や他教科、例えば理科の物理や化学を理解するための必須スキルとなります。さらにいえば将来、ビジネスなどの分野でも、人手や予算に限りがある中で、最も利益の出る商品の生産配分を計算したり、基本料金と従量料金を組み合わせ、競合相手より自社が有利価格を設定したりする際に応用できます。生徒たちは学び合いで、お互いに理解をより深めていました。
須藤昌英
5月22日(金)予行練習の疲労と3学年社会「現代社会の特色」
〇昨日は朝から雨が降り、気温も上がりませんでした。それもあってか一昨日に行った体育祭の予行練習の疲労がたまってか、欠席した生徒が多くなりました。今日も雨がしばらく降り、気温も極端に低めですので、引き続き注意が必要です。
〇気温が低いと疲労が出やすいのは、体温を一定に保とうとして「自律神経」が過剰に働き、エネルギーを大量に消費してしまうためのようです。体育祭本番の火曜日まで、体調を整えましょう。
〇3学年の社会は、「地理分野と歴史分野」を終え、「公民分野」に入っています。中学校の公民ではまず、現代社会の課題(グローバル化、高度情報化、少子高齢化、環境問題、格差社会など)を生徒に「自分ごと」として捉えさせるため、課題と生徒の日常を結びつける工夫を行っています。
〇生徒が毎日目にする光景や身近な疑問からくる問いから始めることで、日常との接続を意識させます。例えば「なぜコンビニの24時間営業が必要か?(労働問題)」や「なぜスーパーで弁当が大量に廃棄されるのか?(フードロス)」を考えさせたりします。その他として居住地域の「空き家問題」や「バスの減便(公共交通の維持)」を扱うことも考えられます。
〇またロールプレイングのように役割を演じる立場を変えて考えることで、課題の複雑さや当事者の葛藤をリアルに体感させることも有効です。例えば模擬議会・模擬裁判などの場面を設定し、生徒たちに「市長」「高齢者」「子育て世代の市民」「商店の店主」などの役割を与え、そこで「限られた予算を公園の整備と高齢者福祉のどちらに回すか」などを議論させることが考えられます。そしてそれらには、正解が一つではないことを実感させます。
〇一般社会の現象に関する各種データも身近な問題を提起します。例えば国レベルのグラフや統計データを、クラスや学校の規模に置き換えて縮小して可視化します。一例として、クラスを日本社会に見立てる「日本の高齢化率が約30%」と教える代わりに、クラスの3割の席に印をつけ「この人数が65歳以上、残りの人数で全員を支えるとしたら?」と投げかけたりします。
〇最後は能動的なアウトプットの機会が生徒にとって不可欠です。すでに学んだ事を生かすことで、解決策を社会に発信する(PBL:課題解決型学習)や、さらに例えば何らかのプロジェクト(環境問題としてゴミ拾い、高齢化問題として福祉事業所への訪問など)を起ち上げ、地域の中で小さくても自分たちが考案した行動を実行することで当事者意識が定着します。
〇昨日の3年生の授業でも、班で5つの現代社会の問題に対し議論し、「私は~思うけど、あなたは?」「いや私は絶対に〇〇ではないと思う、理由は~」などと意見交流していました。大人に近づいている3年生が真剣に考えている姿をみて、「さすがだな!」と頼もしく思いました。
須藤昌英
5月21日(木)体育祭予行練習と3学年英語「現在完了形」
〇昨日は晴天の中、体育祭の予行練習を行いました。予行練習を行う目的は、プログラムの流れや各競技のルール確認、また係になっている生徒たちが実際の動きを確認することです。体育祭実行委員・及び生徒会役員以外の主な係は、・放送・救護・招集・用具・記録・得点・出発合図・決勝審判などがあります。またプログラムの流れ方や各競技のルールの再確認など、本番に向けて最終確認を行いました。
〇すべての行事は見えないところで多くの係分担をする生徒たちがいることで成立します。よく「裏方がいるから表舞台でスターが活躍できる」といいますが、体育祭もまさにその通りだと思います。表向きには競技などに取り組む生徒たちの姿ばかり目立ちますが、その裏で表舞台を支えている生徒たちも大勢いることも知っていただき、当日はそれにも注目してください。
〇予行を終えた後、職員会議の中で当日に向けた改善点を洗い出し、修正や再度の確認を加えました。我々教職員は、表や裏で活躍する生徒たちのサポートに徹していきます。またシグフィ―でもお知らせしましたが、明日と明後日の天気予報から、来週の火曜日に体育祭を延期することを判断しました。生徒たちは残念に思っていると思いますが、一番良い環境で本番を迎えさせてあげたいので、苦渋の決断でした。ご了承ください。
〇「延期はなぜ、月曜日ではなく火曜日なの?」と疑問をもっている方もいらっしゃると思います。実は数年前、本校のグラウンドの下に、雨水を貯蔵する巨大なタンクを埋め込む工事を行っています。そこで降った雨は全てそのタンクに入りますので、溢れることはありません。しかしグラウンド自体が、乾きにくい土質であり、体育科の教員からはあらかじめ「延期するならば、週末明けもしっかりとグラウンドを乾燥させ、より良い状況で生徒たちに体育祭へ参加させたい」との進言があり、それを私が了承したという経緯があります。
〇3学年の英語の授業の時間は、一言で言うと「英語のシャワー」を浴び続けたという感じです。50分間、大量の英語を目、耳などからインプットし、口や手からアウトプットし続けると、何か自分でも一皮むけた?感覚になります。
〇また私の場合ですが、基本的に日常の日本語で考える際と、授業のように英語で思考する場合には、明らかに使っている脳の部分が違っていると感じています。特に英語は日本語と違って、主語と動詞を明確にしないと文や会話が成り立ちません。日本語はわざと主語を省いたり、前振りばかりで「どうした」の動詞が一番最後になったりと少し効率が低い面があります。ただその反面、日本語はひらがな、カタカナ、漢字を自由自在に使いこなし、情緒面を強調した表現が英語にはない特徴といえるので、その二つを上手に使い分けすることが重要だと思います。
〇私ももっと中学・高校時代に、「英語のシャワー」を浴び続けていたら、「今頃はもっとコミュニケーション力やリスニング力が飛躍的に伸びていたかも・・・?」と少し後悔する気持ちがあります。
須藤昌英
5月20日(水)教職たまごプロジェクトと1学年美術「形と色」
〇今日までは天気が良く、蒸し暑いですが、明日から明後日は雨の予報が出ています。梅雨のはしりの状態で、大きな梅雨前線が列島を縦断するようです。このことを受け、本日行う体育祭予行練習後に、金曜日の体育祭を実施するか否かを判断します。もし延期の場合には、26日の火曜日になることをご了承ください。
〇今週から千葉県たまごプロジェクト(教員インターンシップ)で、大学4年生が1年間の研修に入りました。授業だけでなく、学校教育活動全般にかかわり、教員としての心構えをつくっていきます。我々の後輩になりますので、しっかりと学んでもらいたいです。
〇中学校の美術科の目標は、「表現及び鑑賞の幅広い活動を通して、造形的な見方・考え方を働かせ、生活や社会の中の美術や美術文化と豊かに関わる資質・能力を次のとおり育成することを目指す」と学習指導要領に明記されています。またもう少し詳しくなると、次の3つがポイントです。
①対象や事象を捉える造形的な視点について理解するとともに、表現方法を創意工夫し、創造的に表すことができるようにする。
②造形的なよさや美しさ、表現の意図と工夫、美術の働きなどについて考え、主題を生み出し豊かに発想し構想を練ったり、美術や美術文化に対する見方や感じ方を深めたりすることができるようにする。
③創造活動の喜びを味わい、美術を愛好する心情を育み、感性を豊かにし、心豊かな生活を創造していく態度を養い、豊かな情操を培う。
〇美術科を内容面からみると、「A表現」、「B鑑賞」及び〔共通事項〕から構成されています。「A表現」は、主体的に描いたりつくったりする表現の幅広い活動を通して、発想や構想に関する資質・能力と技能に関する資質・能力を育成する領域です。美術科における表現活動は、その活動の目的や特性から、絵や彫刻などのように、感じ取ったことや考えたことなどを基に自由に工夫して表現する活動と、デザインや工芸などのように伝えることや、使うことなどの目的や機能などを考え、表現方法を工夫して表現する活動に分けられます。
〇そしてこれらの活動では、表したい主題を生み出し表現の構想を練るなどの発想や構想に関する資質・能力と、発想や構想を基に材料や用具などを工夫して表す技能が組み合わさって働くことが重要であり、学習としてこれらの資質・能力を明確にし,調和を図って育成することが求められています。
〇1年生の感性は自由で豊かで、大人が思いつかない発想に驚かされます。クラスメイトと楽しそうに、自分の持つ作品のイメージを話し合っていました。
須藤昌英
5月19日(火)学校公開と3学年音楽「歌詞を理解しての歌唱」
〇昨日から1学期の学校公開週間が始まりました。午前中の1~4校時の授業を自由に参観してください。ただし20日水曜日は体育祭予行練習、22日金曜日は体育祭となりますので、ご了承ください。またQRコードから参観した感想を寄せてもらえると、今後の指導に役立てるので助かります。
〇3学年の音楽の授業に参加しました。指導者は生徒たちに、「合唱で響きのある良い声を出すためには、頭が天井から引っ張られるような正しい立ち方をベースにし、背中や脇腹も使った深い腹式呼吸を行い、喉を大きく開くことが重要です」と繰り返し伝えています。
〇音楽科の教科の目標は、「表現及び鑑賞の幅広い活動を通して学習が行われることを前提とし、音楽的な見方・考え方を働かせた学習活動によって、生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力を育成することを目指すことである」です。
〇また音楽を愛好する心情とは、生活に音楽を生かし、生涯にわたって音楽を愛好しようとする思いです。この思いは音楽のよさや美しさなどを感じ取ることによって形成されます。そのためには、音楽が醸し出すよさや美しさなどが人々の感情に何をもたらすのか、ということに着目する必要があります。音楽活動によって生まれる楽しさや喜びを実感したり、曲想と音楽の構造との関わりや、背景となる風土,文化や歴史などを理解したりすることを通して、音楽についての認識を深めていくことが音楽を愛好する心情を育てていきます。
〇歌唱の学習では、歌唱表現を創意工夫する過程で、様々な表現を試しながら、新たな知識や技能を習得することと、既に習得している知識や技能を活用することの両方が大切になるため、知識や技能を得たり生かしたりしながらとしています。このように、新たな知識や技能の習得は,創意工夫の過程で行われるものであることから、創意工夫に必要な知識や技能を習得してから創意工夫をするといったような一方向のみの授業にはならないよう留意する必要があります。
〇さらに歌唱表現を創意工夫するとは、曲に対する自分のイメージを膨らませたり他者のイメージに共感したりして、音楽を形づくっている要素の働かせ方などを試行錯誤しながら、表したい歌唱表現について考え、どのように歌唱表現するかについて思いや意図をもつことです。また、思いや意図は,創意工夫の過程において、歌唱表現に関わる知識や技能を得たり生かしたりしながらさらに深まったり新たな思いや意図となったりします。
〇生徒たちがそれぞれ工夫しながら、自分たちの合唱を表現しようとする姿をみて、今から10月30日の合唱フェスティバルが楽しみになりました。
須藤昌英
5月18日(月)カラスの子育てと3学年理科「自由落下運動」
〇先週、数人の生徒から「通用門前に今、カラスが群れていて、攻撃されました」と訴えがありました。実際に行ってみると、何羽かが近くの電柱や木を行き来しており、人間の姿を見ると一斉に飛び立ちます。カラスも人間を恐れていますので、お互い様です。ただ今後も生徒たちに被害があってはいけないので、対策中です。
〇調べてみるとカラスの繁殖期は3月~7月で、春には公園の高木、街路樹、電柱などに巣を作りはじめ、特に5~6月は、カラスのヒナ鳥の巣立ちの時期に当たり、親鳥はヒナを守るため、特に神経質になるそうです。
〇人が巣やヒナに近づくと親鳥は、大きな声で「カッカッ」と鳴き、頭上を鳴きながら飛ぶ、枝などをつつくなどして威嚇します。それでも気づかずに人が近づくと、頭の近くをかすめて飛んだり、時には頭を蹴るなどして攻撃したりすることがあります。
〇実際に私の娘が高校生の時に自転車通学をしている最中に、カラスに頭をつつかれた(幸い怪我まではいきませんでした)ことを本人から聞きました。ただその後娘はカラスを見ると、今でもその時のことを思い出すようで、一種のトラウマになっています。
〇とにかくカラスの行動をよく観察して、適切な距離を保つことだと思います。巣立ったばかりの幼鳥が、上手く飛べず一時的に地面に下りてしまうこともありますので、親ガラスを刺激しないように、近づかないようにしましょう。
〇3学年の理科では、「運動とエネルギー」の章を学んでいます。ここでは、物体の運動に関する現象について、日常生活や社会と関連付けながら、見通しをもって観察・実験を行い、その結果を分析して解釈し、物体に働く力と物体の運動の様子、物体に力が働くときの運動と働かないときの運動についての規則性を見いださせて理解させることが主なねらいです。
〇「運動の規則性」について、物体の運動についての観察・実験を行い、運動には速さと向きがあることを知ることや物体に力が働く運動及び力が働かない運動についての観察・実験を行い、力が働く運動では運動の向きや時間の経過に伴って物体の速さが変わること及び力が働かない運動では物体は等速直線運動することを理解させます。その際、物体に力が働くとき反対向きにも力が働くことも触れます。
〇また「落下運動」については、斜面に沿った運動を中心に扱い、特に斜面の角度が90度になったときに自由落下になることにも触れます。落下運動については、斜面に沿った台車の運動を中心に調べ、斜面上の台車の運動と斜面上を動く台車に働く力の大きさについて、実験を計画して行い、その結果を分析して解釈する活動を行います。
〇その際、一定の力を加え続けた場合の水平面上の物体の運動と比較するなど探究の過程を振り返らせることも考えられます。理科の内容は身の回りの日常生活の中のこととも大きく関連していますが、物体が斜面を転がる現象と、その角度が90度の場合は自由落下となるなどの知識のつながりが面白いと感じた授業でした。
須藤昌英
5月15日(金)PTAサポーターの支援と3学年国語「小説を読む」
〇昨日の午前中、暑い中でしたが、PTAサポーターの有志の方々に、来週の体育祭を前に、グラウンドの草取りをしていただきました。ありがとうございました。学校の限られた人員だけでは対応しきれない広範囲の整備していただき、生徒たちが安全で快適に活動できる環境作りに直結する非常にありがたい活動です。
〇また今年は創立80周年記念として、今考えているだけでも、次のような行事を計画しています。それぞれを実施するための必要な経費を援助をお願いしており、年間を通して学校を支えていただいていることに感謝いたします。今後もよろしくお願いします。
〇3学年ともなると、各授業中の発言やノートへの考えの表現などが、深くなっています。学習指導要領では国語科の目標として、「言語の教育としての立場を一層重視し、国語に対する関心を高め、国語を尊重する態度を育てるとともに、実生活で生きてはたらき、各教科等の学習の基本ともなる国語の能力を身に付けること、我が国の言語文化を享受し継承・発展させる態度を育てることに重点を置いて内容の改善を図る」とあります。
〇小説を読むことは、単なる物語の追体験ではなく、登場人物の心情を理解し、作者の意図を読み解く営みです。さらに小説を読み取ることは、文章の「行間」に隠された登場人物の心理、場面の雰囲気、そして作者が隠したテーマや意味を、根拠を持って合理的に解釈するプロセスであり、スパイラル的に学年を追ってその力を高めていきます。
〇書かれていることを読んで自分の考えをもつことに関しては、第1学年では文章に表れているものの見方や考え方をとらえ、自分のものの見方や考え方を広くすること、第2学年では文章に表れているものの見方や考え方について、知識や体験と関連付けて自分の考えをもつこと、そして第3学年では文章を読んで人間、社会、自然などについて考え、自分の意見をもつことを目指しています。
〇このように国語の授業で身に付けた読解力等をいかし、学校図書館にある本なども楽しく読んでもらいたいと願っています。
須藤昌英
5月14日(木)水槽の展示と1学年数学「加減混合計算」
〇今月から正面玄関に設置した水槽で、日本の在来種でとても珍しい魚や水草などを展示しています。休み時間にその前を通る生徒たちも、中を覗き込むように観察し、「かわいいね」とか「地味な魚だな」などとつぶやいています。
〇日本の河川における在来種の減少と外来種の増加は、非常に深刻な環境問題となっています。例えばブラックバス(オオクチバス)やブルーギルなどの外来魚が、もともと日本にいた魚(在来種)を捕食したり、生息場所を奪ったりしています。こうしたことから従来の生態系が大きく変化しており、在来種の多くが絶滅の危機だそうです。
〇水槽の生き物は本校の森崎博之教諭が、ゴールデンウィーク中に自ら北海道に行き、幾つかの川や湿原で採集してきたものです。森崎教諭は以前に、国の研究機関に勤務していて、過去には南極にも研究員として行っている実績があります。理科の授業もその知識をいかし、生徒たちからの疑問にも的確に返答しています。
〇森崎教諭を通し、人が何か一つでも専門性をもって探究し続けることは、成長の基盤となり、キャリアや人生においてプラスの連鎖を生み出すと思います。生徒たちにもその専門性を感じてほしいです。
〇昨日の1学年数学は、「正負の数の混合計算」でした。小学校算数科の数についての学習では、身の回りの物を数えることに始まり、負でない整数、小数、分数について、それらの概念を理解するとともに、四則計算の意味を理解することができるようになっています。また、それらの数を用いたり計算したりすることができるようになっています。そして、数の概念を次第に広げながら、計算についての理解を深め、身の回りの事象にそれらを適用して問題解決をする学習が行われてきています。
〇中学校数学科においては、中1で負の数、中3で無理数を導入し、数の範囲を拡張します。ここでは、拡張するときの考え方を理解するとともに、数の集合と四則計算の可能性を理解させます。このようにして数の概念の理解を一層深め、これらの数を用いて、より広範な事象を一般的にかつ明確に表現して処理できるようにすることをねらいとしています。
〇また新しく導入された数の四則計算の意味と方法を理解し、その計算ができる負の数、無理数を含む数についての四則計算の意味と方法を理解し、その計算が能率的にできるようにすることを次のねらいとしています。
〇中学校1年数学における正・負の数を使った「加法・減法の混合計算」の手順は、「すべての演算の記号を、規則に従って『+(たす)』に直して、まずカッコを外す」のが基本です。そうなると式は項だけになり、あとは正の項と負の項にわけて計算して答えを求めます。この基本スキルは、今後数学を学ぶ上で、いつも必要となってきます。この時期に繰り返して練習することにより、「頭で考える」というよりも「手が覚えている」くらいまで習得することが望ましいです。
須藤昌英
5月13日(水)保護者面談と1学年英語「冠詞と三単現のs・es」
〇月曜日から保護者面談を行っています。学校で行う面談などの主な目的は、学校と家庭が連携してお子様の成長を多角的に支えることです。具体的には、担任等から生活・学習状況、友達関係、係活動での様子などを伝えます。逆に保護者の方からは、お子様の性格・傾向、趣味・特技、家庭での過ごし方、そして教育方針などを聞き取ります。
〇ともかくお子様の成長と課題の確認,、学力や生活面での成長した点(長所)を共有し合い、自信につなげようと考えています。さらにもし苦手な学習や活動の分野や生活上の課題など、悩みや困りごとがあればご相談ください。直接対話することで、お互いに協力してお子様を育てるパートナーとしての信頼を深められたら、短い時間でも有意義な時間になると思います。よろしくお願いします。
〇昨日は中学校に入って本格的に英語の学習を始めた1学年の授業を参観しました。グローバル化が急速に進展する中で、英語をはじめとした外国語によるコミュニケーション能力は、これまでのように一部の業種や職種だけでなく、生涯にわたる様々な場面で必要とされることが想定されています。
〇平成20年改訂の学習指導要領は、小・中・高等学校で一貫した外国語教育を実施することにより、外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度、情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりする力を身に付けさせることを目標として掲げています。そして「聞くこと」、「話すこと」、「読むこと」、「書くこと」などを総合的に育成することをねらいとして、様々な取組を通じて指導の充実が図られてきました。
〇しかし学年が上がるにつれて、生徒の学習意欲に課題が生じるといった状況や、小・中学校種間の接続が十分ではなく、進級や進学をした後に、それまでの学習内容や指導方法等を発展的に生かすことができないといった状況が課題として残っています。これらは英語に限ったことではなく他の教科でもありますが、前述の英語教育の目的から考えると、特に改善が必要だと感じています。
〇そこで中学校においては、小学校における外国語活動の成果として、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度が育成され、「聞くこと」及び「話すこと」の活動を行うことに慣れているといった変容が生徒に見られること等も踏まえ、授業における教師の英語使用や生徒の英語による言語活動の割合などが高くなる傾向にあります。
〇私としては、生徒が自分の関心のある事柄から日常的な話題や社会的な話題まで、一層幅広いコミュニケーションを図ることができるようになってもらいたいです。そのため、内容においては、お互いの考えや気持ちなどを外国語で伝え合う対話的な言語活動を重視するとともに、具体的な課題等を設定するなどして学習した語彙や表現等を実際に活用する活動を充実させ,言語活動の実質化を図っていくように、英語科の教員にはお願いしています。
須藤昌英
5月12日(火)授業観察レポートと1学年理科「植物の葉や根のつくり」
〇昨日NHKの国会中継で、参議院決算委員会質疑が放映されていました。特に午後は、教育に関する質問で、不登校児童生徒、教職員の待遇、幼稚園教育などが答弁されていました。日本の教育に対する公的支出(教育予算)は、国際的に見て低水準であることが長年指摘されています。国レベルでもっと議論を深めてもらいたいです。
〇先週より授業の様子を1時間の流れがイメージできるように、ポイントだけを押さえ4コマで伝えています。4コマはいわゆる「起・承・転・結」で、別の言葉で表現すると「見出す、広げる、深める、まとめあげる」です。
〇「見出す」の段階ではその授業の課題を把握し、1時間の見通しを持たせることを大切にします。ゴールはどこかをイメージし、主体的に授業に参加させるようにします。
〇「広げる」では、まず与えられた課題に対して自分で考えたり調べたりすることをさせます。つまり課題に対して「当事者意識」をもたせ、試行錯誤を通して自分なりの答えをもつようにします。
〇「深める」では、自分の考えと友達との考えを出し合う交流や対話をさせます。このことによりそれぞれの考えの違いや共通点が明確になり、いろいろな角度から課題を見つめることができます。
〇「まとめ上げる」では、1時間の授業でわかったこと、自分の考えが最初と最後ではどう変わったかの振り返り、さらに次時にはどのようなことを学ぶのかのイメージをもたせます。
〇教科ごとに身につけさせたい資質能力や学習内容は異なりますが、上記の4ステップはすべての授業で共通です。来週の18日~22日までの学校公開における授業参観でも、起承転結の流れを意識して参観して頂くと、担当教師のねらいがわかってくると思います。
〇昨日は1学年の理科を参観しました。私は生徒になったつもりで、生徒の表情の変化やつぶやきを拾いました。長年の癖でどうしても教員の立場で授業をみることが多いですが、あえて生徒の学びの視点に立つことで、その授業の本当の姿がみえてきます。
〇一昨日の2学年の理科は、化学の内容でしたが、昨日の1学年は、生物でした。中学校理科の第1分野と第2分野は、取り扱うテーマが大きく異なります。第1分野は「物理・化学(理論と基本的計算が必要)」、第2分野は「生物・地学(知識とつながりの整理が必要)」が中心です。「私は理科が好き」という生徒も、よく聞いてみると、第1分野なのか第2分野なのかは、その人によって異なります。
〇理科では身近な生物についての観察、実験などを通して、生物を分類するための観点や基準を見いだして表現することで、いろいろな生物の共通点と相違点に着目させます。まず校庭や学校周辺の生物の観察を行い、いろいろな生物が様々な場所で生活していることを見いだして理解するとともに、ルーペや双眼実体顕微鏡などの観察器具の操作、観察記録の仕方などの技能を身に付けさせています。
〇すでに小学校では、生物は色・形・大きさなど、姿に違いがあること、植物の体は根,茎及び葉からできていることを学習しています。そこで中学校では、さらに詳しく植物の体の基本的なつくりを理解することやその共通点や相違点に基づいて植物が分類できることを見いだして理解することをねらいとします。具体的には、花のつくりを中心に扱い、種子植物が被子植物と裸子植物に分類できることを扱うこと、その際胚珠が種子になることにも触れること、さらに被子植物が単子葉類と双子葉類に分類できることを学びます。なお、種子をつくらない植物が胞子をつくることにも触れていきます。
〇今回は、葉脈の形状、芽生えの様子、根の様子に関する共通点や相違点から、被子植物が単子葉類と双子葉類に分類できることを理解させます。さらにマツなどの裸子植物の花を観察させて被子植物と比較して相違点を見いださせ、種子植物が被子植物と裸子植物に分類できることを理解させます。
須藤昌英
5月11日(月)生活記録ノート(日記)と2学年理科「化学変化」
〇朝晩はまだ涼しいですが、日中は晴れると直射日光は強く、暑く感じます。来週金曜日の体育祭まで、5月晴れが続くと良いのですが。
〇自分が学校や日常生活で体験した日々の出来事を日記風に残し、自分で振り返ることを全学年で行っています。使用している市販のノートの名称は、1学年が「わすれないぞう」、2学年が「DAILY LIFE」、3学年が「自分ログ」と別々です。
〇また担任や学年職員も、その日記から本人の思っていることややってみたいことを知ることができ、日常の声掛けに役立てています。私も学級担任をしていた際、毎日楽しみに読んでいました。一言コメントとして「よく頑張っていますね」なども書きましたが、大抵は「へえーそうなんだね」とか「またそのことについて教えて」などのたわいないものが多かった記憶があります。
〇日記の楽しさは、忘れたくないと思ったこと、何気なく気になったこと、誰かに話すほどでもない些細な事を書き止めておき、後で見返すことにあります。書く内容も書き方も、自由なところが日記の魅力で、書き続けることで、日々の見え方も変わってきます。特に新生活がスタートしたこの時期は、日記を書き始めるチャンスです。
〇似た言葉で、「日記(Diary)」と「日誌(Logbook)」があります。2つの最大の違いは、「誰が何のために書くか」です。日記は「自分の感情・個人的な記録」を主観的に綴るもの、日誌は「特定の目的・事実の客観的な記録」です。日記は主に自分用、日誌は業務日誌のように他者との情報共有を前提とする場合が多いです。要するに、個人の振り返りや感情を記録したいなら「日記」で、仕事の進捗や事実を共有・記録したいなら「日誌」となります。
〇ちなみに学校にも「学校日誌」という業務に特化したものがあります。この日誌は、学校での日々の出来事、教職員の勤務状況、施設管理、学校行事、事故記録などを記録する公式の書類です。学校教育法に基づき備え付けが義務付けられており、原則5年間の保存が定められています。
〇2学年の理科は化学変化について学んでいます。ここでは、2種類の物質同士が結び付く反応の実験を行い、反応前とは異なる物質が生成することを見いださせ、化学変化について考えさせます。そして化合物の組成は化学式で、化学変化は化学反応式で表されることを理解させます。例えば、金属が酸素や硫黄と結び付く反応のように、反応前後の物質の色や形状などの違いが明確なものを取り上げます。
〇また物質同士が結び付いて生成した物質の性質を調べる方法を考えさせる際には、1学年の「身の回りの物質」で学習したことを活用させるようにします。なお、硫黄を用いた実験では有害な気体が発生することもあるので、適切な実験の方法や条件を確認するとともに、理科室内の換気に十分注意しています。
〇次に物質同士が結び付く反応と1学年の「物質の成り立ち」で学習した分解における化学変化を、原子や分子のモデルを用いて考察させ、微視的に事物・現象を捉えさせるようにします。その際,模型を用いるなどして目に見えない原子や分子をイメージしやすいように工夫します。また化合物の組成は化学式で、化学変化は化学反応式で表されること、化学変化の前後では原子の組合せが変わることを理解させます。
〇その際、化学式や化学反応式は世界共通であることや、化学変化を化学反応式で表すことは化学変化に関係する原子や分子の種類や数を捉える上で有効であることにも気付かせるようにします。なお化学式や化学反応式については、簡単なものとして、観察・実験などで実際に扱う物質や化学変化で構成する原子の数が少ないものを取り扱います。
須藤昌英
5月8日(金)全国学力・学習状況調査(中3:英語「話すこと」)と全学年保健体育「陸上競技:リレー」
〇昨日の体育の授業は、全学年で体育祭の種目練習を兼ねて行いました。日差しが照り付けると、暑くて体力を消耗します。水分補給も随時行っていましたが、体育科教員からは、タオルの持参と帽子の着用を呼び掛けていました。今日は6校時に全体練習を行います。
〇先月に実施した2026年度(令和8年度)の全国学力・学習状況調査(中学校3年生)において、残っていた英語の「話すこと」調査を昨日、CBT方式(タブレット端末)で実施しました。生徒はヘッドセットを使用し、即興での表現力や日常的な話題に関する考えを伝える力の測定に挑みました。
〇具体的な方法は、タブレット画面に表示される設問に対し、ヘッドセット(マイク付きイヤホン)を使って、口頭で解答し、それを録音します。主な内容は日常的な話題(全5問程度)について、自分の考えや理由を即興で話します。これはあらかじめ用意された文を読むのではなく、その場で考えて英語を話す力が求められます。
〇この中学校英語「話すこと」調査では、音声データをアップロードする形で調査をしますが、解答に時間制限は設けず、解答が終わり次第、手動で次のページに進む方式でした。また、近くの生徒の解答が聞こえたり、解答を拾ってしまったりしないよう、体育館で出来る限り分散して着席しました。
〇体育祭練習では、各学年ごとに「個人種目(徒競走又はレク種目)、学年種目、学級対抗リレー(2年生は色別)、8の字跳び、綱引き、大玉送りなど」に取り組んでいます。
〇中学校の保健体育におけるリレー指導のポイントは、個々の走力向上に加え、チームとしてバトンパスでの減速を最小限に抑えることにあります。バトンパスの成否はタイムに直結するため、主に3点を重点的に指導します。1つ目は次走者が加速しながらバトンを受け取ることで、前走者のスピードを殺さずに次へ繋げます。その際「ハイ」の声掛けで、前走者が渡す直前にしっかり声を出し、次走者が迷わず手を出すようにします。そして 次走者が走り出すタイミング(前走者がどの位置に来たらスタートするか)をチームで試行錯誤させ、最適な位置を見つけさせます。
〇また慣れてきて上級者になると、「ノールックパス」つまり前を見たままで受け取る一連の動作を目標に掲げ、技能向上を促します。さらに身体を使うだけでなく、走順の戦略的な配置各選手の特性に合わせた配置を考えさせることで、思考・判断の力を養います。
〇リレーはトラックに沿って走りますので、特にコーナー走のテクニックがある程度必要です。コーナー走行では、遠心力への対応が重要となります。コーナーラインのギリギリを走ることで最短距離を進みつつ、頭はまっすぐ保ちつつ、体を内側に少し傾けてバランスを取るよう走れるように練習します。また腕振りの方向の基本は、「外側の腕(右腕)を大きく、内側の腕(左腕)を小さく」振るのがコツです。もちろんやりながら身体がそれを覚えていくこともありますが、知識として頭の中に整理しておくことも重要です。
須藤昌英
5月7日(木)体育祭練習開始と「脳育て」
〇5日間の連休が明けました。朝7時には、部活動の生徒たちが元気よく登校してきました。ただ大型連休の疲れが残っていることもあります。遅寝や遅起きになり、生活のリズムが崩れていることが主な原因です。大人でも生活リズムの習慣を戻すために、1~2週間かかると言われていますので、今日と明日の過ごし方が来週からに影響することでしょう。
〇今朝は曇り空でしたが、今後は晴れると気温が急上昇し、全国各地で季節外れの暑さとなる予報が出ています。今日から22日に行う体育祭の練習が始まりますので、注意が必要です。特に急な気温上昇は、身体が暑さに慣れていない(暑熱順化ができていない)生徒にとって、健康リスクが高まる可能性があります。
〇もちろん事前に必ず「暑さ指数(WBGT)」を確認し、数値が高い場合は活動の制限や中止を検討します。WBGTは熱中症を予防することを目的とした指標で、人体と外気との熱のやりとりに着目した数値です。気温だけでなく湿度も重要で、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体内の熱を逃がせません。特に数値が28を超えると熱中症の危険性が高まり、数値が31を超えるとすべての屋外での活動はとりやめます。
〇熱中症対策はいくつかあります。まず5月はまだ汗をかく機能が十分に働いていないため、真夏より低い気温でも熱中症のリスクがあるので、健康観察を入念に行います。また生徒にはこまめな水分補給として、喉が渇く前に飲むよう指導します。さらに登校時は涼しくても日中は暑くなるため、ジャージ等を脱ぎ着して体温調節をするように促します。
〇意外に大切なのは紫外線対策で、できるだけ帽子の着用を呼びかけ、直射日光を避けるようにします。日焼け止めクリームの使用も認めていますが、無香料のものを原則とし、休み時間等に適宜塗布してください。また必要であればサングラスの着用も認めますので、担任等に申し出てください。
〇できれば給食もいつも通りに食べられることが理想です。給食は、水分・塩分・栄養素(ビタミンB1、ビタミンC、ミネラル)の補給の役割を果たしますので、涼を感じる教室でしっかりと噛んで食べるようにしましょう。できるだけ涼を感じるメニューも提供していきます。食後の昼休みも身体を休めるようにするとよいでしょう。
〇とにかく一番大切な予防は、寝不足や朝食抜きを避けることです。学校でも上記のことを繰り返し指導しますが、ご家庭でもお子様の規則正しい生活を心がけさせてください。生徒たちが楽しみにしている体育祭が、楽しい思い出になるようにご協力ください。
〇小児科医師及び発達脳科学者で、文教大学の成田奈緒子教授は、多くの著書がありますが、それらに一貫して主張しているのは、「子育て=脳育て」ということです。子どもの脳(特に前頭葉)を「順序良く、バランスよく」育てる作業が大切で、脳を育てるとは、「神経細胞(シナプス)を増やすこと」だそうです。
〇「脳育て」を家づくりに例えると、2階建ての家をイメージし、その1階は、「からだの脳(朝起き、就寝、睡眠、食べる、排せつ、呼吸、体温維持等)」で、2階が「おりこうさん脳(会話、読書、学習、運動等)」と表現されています。
〇家と同様に2階をつくるにはまずはしっかりとした1階部分をつくることだそうです。その上で、あとから2階部分はゆっくりとつくればいいとなれば、やはり規則的な生活を優先させることが最優先です。先ほどのように、よく言われ使い古された言葉ですが、結局「早寝・早起き・朝ごはん」が大切で、特にこのゴールデンウイーク明けはそれが乱れがちになるので要注意です。
〇そして中学校時代は、論理的で人間的な思考ができるようになり、さらに抽象的な概念・言語を使って表現したりするようになります。ご家庭で最近、お子さまの言っていることが、「今までよりも『屁理屈』のような言い訳をすることが増えたのでムッとする・・」や「昨日言っていたことと今日の言い分がまったく違うので困惑している・・」などの様子があるとすれば、それが人にとって重要な成長の過程だと理解してあげてください。
須藤昌英
5月1日(金)「こどもの日」と身体的技能や芸術表現をする教科
〇5月に入りました。世間では、今週から来週にかけてを「ゴールデンウィーク」と呼び、観光地などは人の往来が多くなっています。「ゴールデンウィーク」という名称の由来を調べてみると、1950年代の映画業界が4月末から5月上旬の連休に、お正月やお盆並みの高い興行成績を記録したことから、「黄金週間」の別名(英語)を宣伝用に使ったのが始まりだそうです。
〇確かに、「昭和の日」「憲法記念日」「みどりの日」「こどもの日」と祝日が集中しており、季節的にも快適で、旅行や行楽のかき入れ時となっています。ただそのおかげで5月は、学校の課業日(授業を行う日)数が他の月よりも少なく、しかも連休明けは授業についてなどの年度当初のような確認を再度しなければならないので、授業進度が遅れがちになります。
〇今日は午後に市内の各小中学校で、一斉の教員研修が行われるため、3時間授業で11時35分に下校です。あいにく天気は雨模様ですので、室内で安全に過ごすようにお願いします。また夕方以降に外へ行く際も、自転車の乗り方には充分留意するようにしてください。
〇市内小中学校教員の一斉研修は、年に3回あり、今日がその1回目です。そもそも教員には「研修の義務がある」と法律で定められています。参考までに、
「法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。(教育基本法9条)(研修)」とあります。
〇具体的には昨今の最新の教育に関する内容の研修を積み重ね、人間としての素養を高めたり、教員としての指導力を向上させたりすることにより、生徒たちの学びの質が高まるようにしていきます。
〇5日は国民の祝日の一つ、「こどもの日」です。この日は古来から「端午の節句」として、子どもの健やかな成長を願う行事が行われていたという歴史があります。つまり日本人が子どもを大切な存在としてきた証でもあるそうです。
〇有名な東京大学名誉教授で解剖学者の養老猛司氏は、過去の講演の中で、「本来の教育は、身体を使って表現することでした。もともとインプットの学習とアウトプットの表現は一緒だったのですが、近代教育ではそれを分離してしまいました。昔の『文武両道』は、その2つ(学習と表現)がもとは1つであることを示しており、それがサイクルを描いて回っていないといけないのです」とおっしゃっています。
〇先日まで書いた5教科(国・数・英・社・理)は、高等学校の入試科目となっていることもあり、成績などへの関心も高くなっています。一方で音楽・美術・保健体育・技術・家庭などの教科を、通称「技能(表現)教科」や「副教科」などと呼んだりします。
〇私は先ほどの養老氏の話に関連しますが、前者が「主に文字や数字を使っていろいろな概念の理解を深めること」に対し、後者は「手や足などの自分の身体を使って何かをかたちにしていくことだ」思っています。
〇まさに別表の各5教科は、それぞれのねらいをもって、生徒たちの感性を豊かにするために、日々の授業を行っています。生徒も他の人と比較するのではなく、自分なりの作品制作や表現活動を行っているので、表情が豊かに見えます。
〇中学期はちょうど「子どもと大人の中間」にあたる時期です。子ども時代は「感性」で生きていることが多いですが、それが大人へと成長するにつれて、「理性」の部分が増えてきます。
〇つまり教科で考えると、感性の「音楽・美術・保健体育・技術・家庭」と理性の「国語・社会・数学・理科・英語」の2つに分けられます。もちろんこの2つに優劣はありません。
〇各教科は別図のようにネットワークでつながっています。簡単に言えば知識などを積み上げていくもの(想像性)と技能を身につけてスキルアップするもの(創造性)がありますが、それは学びに向かう力の育成という目的は共通しています。
〇「こどもの日」を契機に、感性を育てる教科の大切さにも目を向けてもらい、明日からの5連休あけからも生徒たちには授業に楽しく参加してもらいたいと思います。
須藤昌英
4月30日(木)英語の目的は英会話の流暢さではない?!
〇昨日の「昭和の日」は、日本の歴史上で最も長く63年間続いた元号である「昭和」が、激動の時代(戦争後の復興をなし遂げたなど)だったことを振り返り、国の将来を考える国民の祝日でした。ゴールデンウイーク中でもあり、たくさんの人が行楽にでかけていました。
〇私も時々過去の子育て中ではよく、「ぐずぐず(愚図愚図)しない!」という言葉を息子や娘に投げかけていたのを思い出し、反省することがあります。ちなみに、漢字の「愚図」は当て字のようです。漢字は意味を想像しやすいので、特に「愚(おろ)か」の字が入っていると、マイナスのイメージが強くなります。調べると「ぐずぐず」には、主に2つの語源説があるようです。
1「鼻詰まりの音」からきた説
「くすくす(忍び笑い)」や「くすん(軽いくしゃみ)」など、鼻腔が乾いた音は「く」の音で表現されますが、鼻水が出て通りが悪くなると濁音がついて「ぐず」に変化。この鼻が詰まってはっきりしない音から、「泣きべそをかいて不平を言う(ぐずる)」様子や、態度・行動がはっきりせずのろのろしている状態を指すようになったと言われています。
2「くつろぐ」からきた説
辞書『大言海』などによると、平安時代に「冠(かんむり)がゆるむ」など、物理的なゆとりを指していた「くつろぐ」が語源という説があります。「くつ(崩れるの語根)」+「ろぐ(動揺する)」が変化して、物がゆるんだり、心がゆるんで安心したりする様子を表すようになり、それが転じて「締まりがなく、もたもたしている」という意味の「ぐずぐず」になったと考えられています。
〇いずれにせよ心情的にはあまり使わない方がよいと今は思います。「ぐずぐずしない」と頭ごなしに否定するよりは、具体的な行動を促すポジティブな言葉に言い換えるのが効果的ではないでしょうか?
〇自分なりに「なぜ『ぐずぐずしない』は避けた方がいいのか?」を考えてみました。まず子どもにとって「ぐずぐず」は抽象的な状態を指す言葉で、ただ否定されるだけで「次にどう動けばいいのか」の正解が見えないため、さらに動きが止まってしまうのかもしれません。
〇特に頻繁に言われ続けると、「自分はやっぱりダメな子だ」というネガティブなセルフイメージを持ってしまうリスクがあります。この自己肯定感を下げる可能性は、子どもを良い方向へ導こうとして発した言葉とは正反対の結果になります。
〇また子どもにも「ぐずぐず」しているには、それなりの理由があるものです。疲労(体調不良)、「どうしてよいかがわからない」、あるいは葛藤を抱える心理状態など、子どもは子どもなりに動けない理由があることが多いことは想像できます。であるならば、もっと子どものやる気を引き出す言葉、「本当はどうしたい?何か手伝うことはあるかい?」など、子どもに自己決定させるような促しに切り換えることがよいと思います。否定形(〜しない)を肯定形(〜しよう)に変えるだけで、子どもの脳は行動をイメージしやすくなります。
【使用している英語の教科書】
〇国語や数学にそれぞれの世界観があるように、「世界の共通語」と言われる英語も、近年は小学校の外国語活動が活発になっているおかげで、少しずつ生徒たちにはその特性や特徴などは理解されていると思います。
〇英語を含む外国語科の目標は、「簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝えあったりするコミュニケーションを図る資質・能力を育成すること」となっています。よく「コミュニケーション能力」を考えるうえで最も大切なことは、「双方向のもの」であり、相手への伝達だけでなく、「相手からの情報をいかに上手に(正確に)受け取るか」という観点も持っていなければならないと言われます。
〇しかし世間では、すでに高機能でコンパクトな翻訳機はAIを搭載し、外国へ行くにもそれをもっていけば、大抵のことは困ることはない時代になっています。ではなぜ、英語を学習するのでしょうか?先ほどのコミュニケーションのツールとして、英語は日本語よりもある面は適していると思います。でもそれだけでしょうか?
〇これも私見にすぎませんが、私自身も中学校から英語を勉強し始めて、やはり英語の文法に馴染むのに時間がかかった記憶があります。当時はよく「S主語、V動詞、O目的語、C補語」を組み合わせた5文型をひたすら覚えましたが、それまでどうしても日本語との違和感が頭から離れませんでした。ところがある日突然、その霧のようなものがさっと消え去り、しっくりと英文が見えるようになった経験は、今でも忘れられません。
〇そしてさらに、例えば日本語との一番大きな違いである、主語の次に動詞がくるのも、「これも悪くないな~」と思うようになりました。と同時に、逆に日本語の奥ゆかしさなどの良い面も、両者の比較によってより明確になりました。実際に英語を日本語へ、日本語を英語に変換する際、その感覚が一番役に立ちました。生徒たちには、互いにコミュニケーションをとりながら、英語と日本語のそれぞれの良さを自分なりに感じてほしいと思って、各学年の英語の授業を参観しています。
〇また2020年度の学習指導要領改訂により、英語の4技能が注目されています。4技能とは、「読む(Reading)」「聞く(Listening)」「話す(Speaking)」「書く(Writing)」の4つの能力のことで、従来の「読む・聞く」のインプットに加え、「話す・書く」のアウトプット能力をバランスよく習得し、実際のコミュニケーションで使える英語力を目指す考え方です。
〇この4技能は、真の言語運用能力(相互コミュニケーション)を身につけ、グローバル化する社会で実際に役立つ英会話や業務を行うために不可欠です。従来の暗記中心の「2技能(読む・聞く)」では対応できない、意思疎通、情報発信、長文読解、初見の問題への対応力を高めると期待されています。
〇冒頭の「ぐずぐずしない」と否定するよりは、具体的な行動を促すポジティブな言葉に言い換えるのが効果的とも通じますが、この4技能をバランスよく学ぶことで、実用的なコミュニケーション能力を高め、将来のグローバルな場での活躍につながってほしいです。
須藤昌英
4月28日(火)数学の苦手原因の一つの抽象性と理科の仮説を立ててそれを実証していく力
〇昨日の朝はけっこう雨が強く降り、登校してきた生徒たちの足元の靴やズボンも、中まで濡れるほどでした。制服から校内服に着替え、掛けていましたが、帰りまでに乾かないこともあったようです。中には靴下の予備を持ってきて、朝から履き替えている生徒もいて、準備の良さに感心しました。
〇今、国語の学習が全学年とも「詩」から始まっていると昨日お伝えしましたが、同様に数学では全学年が「数と式」の領域から始めています。数学の学習内容は、大きく「数と式」「図形」「関数」「データの活用」の4領域から成り立っています。最初の「数」と「式」は、数学全体の下支えをしていますので、当然のこととして学年の最初に学習します。
〇まず「数」についてですが、数学では学年が進むほど「新しい数」を定義し、その世界をひろげていきます。中1ではまず、マイナス符号のついた数を初めて学習します。でもこれはまだ身近に気温や成績などに使われているので、理解しやすいです。
〇ところが中3になると、「2乗するとある数になる数のもとの数」いわゆる平方根(√:ルート)というあまり馴染みのない数が登場します。昔授業で数学を教えていた際、よく生徒から「何でルートのついた数なんかでてくるの?」と質問を受けました。
〇疑問を持ったら素直に質問してみることはとても重要ですので、いつもどうやって説明しようかと悩んでいましたが、結局最後いつも「数学の世界を広げ、応用範囲をひろげるためには、どうしても新しい数が必要で、それがないと数学は発展していかないのだよ。疑問はとても大切だけど、まずは慣れるようにしてごらん。するといつのまにかその新しい数が自分に馴染んでくるから」と答えてきました。
〇次に「式」ですが、これはいわゆる「文字を使った式」のことで、算数と数学の違いの究極はここにあります。小学校では□を使った式で、「□のなかにはいろいろな数が入ることができるよ」と説明していますが、その□の代わりに、文字という抽象性の高い記号を使うことにより、式を形式的(アルゴリズム)に扱うようにできるようになります。要するに式を計算する課程をより簡単にし、「その結果として得られた最後の式から何がいえるのか?またその先は何を考えればよいか?」に意識を集中させやすくすることをねらっています。
〇いずれにせよ、数学に苦手意識をもっている生徒は一定数いますが、原因の一つが、「数学の独特の抽象的な世界に違和感をもっていること」と私は経験上感じています。生徒には、「例えば旅行で、アメリカに行ったとしたら、その国の文化や風習にある程度合わせた上で、観光や食事を楽しむよね。数学もそれと同じで、数学の国の文化や風習にまずは慣れ、楽しむまでいかなくても、『まあ、こんなものか』くらいに思っていればいいよ」と話していました。
〇「郷(ごう)にいれば郷(ごう)にしたがえ」の真意が今の生徒に通じるかわかりませんが、とにかく学習では「習うよりも慣れろ」の一面もあります。一般的に学習は、「分かるようになる(理解できる)と出来るようになる」と思いがちですが、逆に「出来るようになったらより深く分かるようになる(理解できる)」という面もあります。
【使用している数学科の教科書】
〇理科に関しては、先日の「中学生のころの学習は一つのきっかけ」の中で、私が中学生で理科の授業で「四季がどうして生まれるか」を習ったことや大人になってから「地球カレンダー」を知ったことについて書きました。実はそれは第2分野(生命や地球に関する自然の事物・現物を対象)になります。もう一つの第1分野(物質やエネルギーに関する自然の事物・現物)で、こちらは第2分野よりも生徒の好き嫌いが分かれるようです。
〇理科のある先生に、「どのような気持ちで授業に臨んでいますか」と尋ねたところ、「自然の不思議さとか面白さとか、そういうものを生徒たちに伝えたい。こういうことを知識として持っていたら、豊かな生活になるということを伝えたい。また社会に出て、いろいろな人生を送っていく中で、未知の課題が出てきたときに、観察・実験を通して得てきた課題を解決していく能力というのは、そこできっと発揮されるのではないだろうかという期待も持ちながら、授業をしている。」と答えていました。
〇私も理科の学ぶ過程の中に、仮説や予想を立て、自分の問いを追求し、それをみんなに説明したいために、実験・観察をするというところが大切ではないかと思っています。この力は将来社会に出てからもよく使われるもので、成功しても失敗してもその原因を考え、そこからまた新しいアイデア(仮説)を立てていく・・この繰り返しは、どんな職業でも本質的に同じではないかと思います。
〇いずれにせよ、実験や観察などには安全性の確保が欠かせません。そのため柏市では年間を通して理科室での授業は、理科教育支援員さんのバックアップ(実験の準備、教材の提供など)を受けて、特に安全面に最大の配慮をしています。
〇昔は植物や動物などを調べる際には、図書室などの大図鑑を広げていましたが、近年のICT技術の発達で、タブレットで検索すれば最新の情報を写真付きで閲覧することができます。しかしやはり実物を手で触ったり顕微鏡で観たりすることは、それ以上に自分の五感をフル稼働させていきますので、欠かすことはできません。
〇最近の傾向として、大学の理科系学部への進学希望者が減っており、科学技術分野の研究開発の担い手不足や科学技術教育の質の低下といった科学への多岐にわたる悪影響を及ぼす可能性があります。本校生徒でも「科学(理科)好き」が増えることを期待しています。
【使用している理科の教科書】
須藤昌英
4月27日(月)国語科の詩の学習(豊かな言語感覚の育成)と社会科の3分野(人間の営みを可視化)
〇25年前に37年間住んでいた柏市から我孫子市に移り住みました。すぐ隣の市ではありますが、我孫子市は大正から昭和にかけての昔、「北の鎌倉」と呼ばれていたほどで、今でも自然が多く残っています。手賀沼と我が家の間には、田んぼと小さな山林があり、春の田んぼからは蛙の声、夏の林からはうるさいほどの蝉の鳴き声が聞こえ、年間を通して四季を身近に感じます。
〇3月からは朝の五時前から、鶯の「ホーホケキョ」の鳴き声が聞こえ、気分良く起床しています。耳を澄ましていると、時々「ケキョ」とか「ホヶキョ」とか「グチュグチュ」のように鳴くことがあり、まだ幼い鳥が懸命に鳴く練習をしているようです。ただ鳴き方は未熟でも一定のリズムを守って鳴くのは同じです。
〇リズムと言えば、各学年の国語はそれぞれ「詩」の学習から入っています。1学年は金子みすゞの「ふしぎ」、2学年は吉野弘の「虹の足」、3学年は谷川俊太郎の「春に」と、有名な詩人ばかりの作品を味わっています。
〇国語科における詩の学習は、限られた言葉の中に凝縮された情景や感情を読み解くことを通じて、豊かな言語感覚や想像力を育むことを主な狙いとしています。詩に取り組むことを通して、表現方法や作者の気持ちの変化などを自分や友達の考えを出し合い、読み取っていく過程を全学年共通で行っています。
〇詩を読み慣れることで、国語に必要不可欠な力が養われます。その力は、「映像化力」と呼ばれ、目の前に詩の情景をイメージしていく力だそうです。中学生は驚異的に語彙を増やしていく年代なので、美しい日本語も味わってもらいたいです。
〇「詩を難しい」と感じる人が多いのは、少しの言葉で表された世界を、十分につかみとれないのが一つの原因らしいです。生徒たちには教科書だけにとどまらず、図書館で詩集を借りて読むなど、これからの人生で繰り返し自分のイメージづくりに努めてもらいたいです。
〇授業での詩の学習では、詩の基本的な構成要素(題名、連、表現技法など)を理解し、詩の解釈や読解力を高めることや詩をより深く理解するために、作者の背景や詩の持つ意味を考察することも大切にしています。
〇詩は言葉を美しく響かせ、感情や思想を豊かに表現するという特徴があります。またリズムや韻律があり、それが魅力のひとつです。友人と感想を交流し、自分とは異なる捉え方があることに気づくことで、互いの感性や多様な視点を尊重する態度を育てます。
【使用している国語科の教科書】
〇中学校の社会科は、「地理」「歴史」「公民」の3つの分野があり、主に前の2つは1~2学年に、並行して学び進めます。その後3学年で「公民」を学ぶのが一般的です。そしてその3分野共通の大きな狙いは、「現代社会を生きる人間としての基礎的な教養」を身につけ、広い視野で社会を捉える力を養うことです。
〇まず地理分野は世の中で起こっている現象について、様々な角度から体系的に学習する分野です。今存在している文化や産業が、そもそもどのようにしてかたち作られたのかを学びます。最近では、少子化など「人」に焦点を当てた現代社会の諸問題について、地理の分野でもよく取り扱います。そのことから他の科目と比べて、非常に実用性の高い科目といえます。地理的なことを理解することが、自分自身の生活に、あるいは地域社会の課題解決に直接役に立ちます。
〇次に、歴史分野は今ある政治体制や文化を正しく理解するために、まずは過去にさかのぼって背景を知る分野です。例えばウクライナとロシアやイランとアメリカなどの紛争や戦争の状況などを理解するには、それぞれの国民性やこれまでの経緯を学習することは必須でしょう。また用語の暗記にとどまらず、ものごとの流れにふれるなかで、物事の因果関係を学ぶことにもなります。そうすることで、先人たちの成功や失敗から、問題の原因の特定や解決策のヒントを学べます。よく昔から「未来を考えるには、歴史から学べ」とも言われています。
〇最後の公民分野は、「法律」「政治」「経済」などの現代社会のしくみや在り方について学びます。特に最近は、SDGsの理念から、持続可能な社会という視点から、環境問題や少子化問題における社会保障や財政の問題について考えさせる問題も取り上げています。学習指導要領には、「グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力を育成する」という大きな目標が掲げられており、これを読むと思わず私たち大人も「本当に自分はそこまで達しているか?」と振り返ってしまいます。
〇分野は違いますが、これらに共通するのは、「すべて人の生活や営みから派生している」のであり、最後は自分の生活にどのように活用していくかだと思います。これらを通じて、最終的には「持続可能な社会の担い手」として、自分たちの生活が世界や歴史とどう繋がっているかを自覚させることが狙いです。そして社会科は、自然科学と社会科学をつなぐ、重要な科目です。生徒たちの興味を喚起する授業を行っています。
【使用している社会科の教科書】
須藤昌英
4月24日(金)年度始め保護者会&ポロシャツ販売
〇毎年4月は、全国の中学校3年生を対象に「全国学力・学習状況調査」を行っています。この調査の目的は全国的な学力の把握と学習指導の充実・改善です。昨日は2教科(国語・数学)のペーパーテストを行い、本日は英語(「聞くこと」「読むこと」「書くこと」)と学習・生活に関するアンケート調査を行います。
〇特に中学校の英語(3技能の「聞くこと」「読むこと」「書くこと」「話すこと」)は、3年ぶりで、生徒1人ひとりの学習端末を使用したオンライン形式で行います。特に「聞くこと」と「話すこと」の調査では、ヘッドセットを使用します。
〇夏以降に送られてきた結果を分析し、授業改善の取り組みや教職員の校内研修の充実、放課後等の補充学習の実施などに役立てていきます。このためには、単なる正答率の確認にとどまらず、「なぜその間違え方をしたのか」という思考プロセスの分析と、それを踏まえた具体的な指導プロセスの随時更新が重要となります。
〇今日は午後2時から保護者会を行います。全体会を体育館で行った後、学年や学級での懇談になります。年度当初ですので、全体では各担当からの説明や職員の紹介をまず行い、学年や学級では担任などからの説明や保護者からの質問などを通して、共通理解をはかっていきたいと思います。
〇その後今年度から夏用制服としての紺ポロシャツを認めたことに伴い、斡旋の販売店として東京堂が、事前に申し込んだ方に生徒玄関で販売を行います。今回のポロシャツ導入の背景としては、猛暑に伴う生徒の熱中症対策への配慮、さらには汗の乾きが速く透け防止にもなるポロシャツの特徴を考慮しています。
〇基本的に登下校でのポロシャツ着用を可としますが、もちろん現在着用していますワイシャツ・ブラウスの着用を継続することも可能です。あくまでも選択肢が一つ増えたとご理解ください。また今後は、製造元や販売店、製品などの指定をしないので、最寄りの量販店などで同様の紺ポロシャツを購入してもかまいません。不明な点は、担任等にお尋ねください。
【保護者会のスライド】
4月23日(木)探究心(好奇心)は生涯を通しての学習のきっかけ2
〇保健室を担当する養護教諭から、今週あたりから発熱や体調不良で欠席する生徒が増えてきているという報告がありました。原因はいくつか考えられますが、春先に保健室を訪れる生徒が増える主な原因は、気象条件の変化(寒暖差)と、新学期に伴う環境の変化(精神的ストレス)などがあります。
〇特に日中と朝晩の寒暖差が大きく、体温を調節する自律神経に大きな負荷がかかり、その乱れにより、頭痛、腹痛、だるさ、めまいなどの症状が出やすくなります。また新しいクラス、友人関係、担任・担当教員など、環境がガラリと変わることで、無意識に緊張や不安を抱えやすくなります。
〇中学生ですので、服装も体調に合わせて自分で調節することもできるようにしましょう。たとえばジャージの上下を無理して着用し、熱が体内にこもってしまうことで、授業で集中力が発揮できずにいることも、自分にとってはマイナスになることも、意識できると良いでしょう。
〇一般的に週の始まりである月曜日に来室者が多くなる傾向があります。ご家庭でもお子さんの次の様子を気にかけてください。
・前の晩からの過ごし方や睡眠時間は足りているか?
・決まった時間に起床し、朝食をしっかり食べているか?
・登校する際に水筒の活用を心がけているか?
〇昨日の四季の話に関連し、「地球カレンダー」も探究心や想像力を駆り立ててくれます。「地球カレンダー」とは、地球の誕生(約46億年前)から現在までを1年(365日)に換算した時間スケールです。1月1日を地球の誕生、12月31日を現在とし、これまでの歴史を分かりやすく可視化する指標です。私はこのカレンダーを本で読んで知った時、面白くて何度も読み返し、過去の地球の姿をいろいろとイメージしていました。
〇まずこのカレンダーにおいて、「人類の誕生」は12月31日の大晦日、さらに「産業革命」は同日23時59分58秒と、わずか最後の数秒に過ぎないことが、今でも衝撃的で不思議でもあります。
〇四十六億年前の地球はどうであったかは諸説ありますが、その一説は、今の地球と全く違って、「熱い、速い、臭い」だそうです。現在の地球の気温は平均15度くらいですが、その説によると、初期の地球は六千度というのですから、その「熱さ」は想像を絶します。宇宙に漂う無数の隕石がぶつかりあって、結合したのが地球です。
〇「速い」というのは地球の自転の速度のことです。今は一日が24時間で、地球が自転しますが、地球のはじまりの頃は、自転は8時間くらいだったようです。今の3倍の速さです。今の地球の自転だって赤道上では約時速1600㎞で、飛行機や新幹線などよりもずっと高速です。本来なら人間は立っていられないほどですが、地球の重力のおかげで立っていられます。また「臭い」とはおそらく、硫黄(腐った卵のような臭い)やアンモニアが充満し、とても生物などは住めない有毒ガスに満ちていたと考えられています
〇今から四十五億年前、地球カレンダーでは1月12日頃、月と地球に分かれました。大きな天体が地球に衝突して、その破片などが宇宙空間に飛び散り、それらの塵などが地球の周りに円盤状に広がっていました。やがて重力によって集まり、一つの天体となったのが月だそうです。また月は、毎年約3.8cmずつ地球から遠ざかっているそうです。先日、アメリカの宇宙船が月を回って無事帰還しましたが、遠い将来に月は、地球からもっと離れていく運命とは、不思議です。
〇そして昨日も書きましたが、月があることで地球の自転は安定し、気候も安定しているのです。巨大な天体がぶつかって月ができたのですが、その衝撃で地球の地軸が、傾いたようでうす。23.4度傾いていて、そのおかげで四季があります。またその傾きのおかげで、ある時期は北半球が太陽に向き、半年後には南半球が太陽に向きます。それが交互に起こり、その結果、太陽光が強く当たるところは夏になり、斜めに当たるところは春や秋になり、弱くしか当たらないと冬になります。もし地軸の傾きがなければ、四季がなくなり、生態系の多様性が減る可能性があります。四季は「変化」を生み、それが生命の多様性を育てているのです。
〇四十一億年前の2月9日に水ができました。これは太陽と地球の距離のおかげだそうです。1500万キロ離れているそうですが、水星や金星のように近いと、すべて水蒸気になってしまいます。また火星では氷になってしまうなど、地球と太陽の距離が絶妙に保たれているので、水ができるのです。
〇三十八億年前の2月25日、微生物が生まれます。たった一個の細胞ですが、生命が誕生しました。この一個の細胞がどうして生まれたかも不思議なのです。その不思議な一個が何十兆も集まっているのが人間です。
〇二十七億年前、5月31日、酸素ができました。酸素は生きる上で欠かせないものですが、もともとは毒で、ただその毒が強いのは栄養逆にもなるとは、これまた不思議です。
〇二十一億年前の七月十日、真核生物が生まれました。真核生物は、細胞の中に核膜に包まれた核を持っています。一つの細胞は16ミクロン、一ミリの千分の一くらいらしいです。その中にDNAが折りたたまれておさまっていて、その折りたたまれている46の染色体を長く伸ばすと、180センチくらいになるそうです。そんな細胞が六十兆集まっているのが人間で、180センチが60兆ありますから、地球と太陽を300回も往復できるほどの長さだということです。想像を超えています。
〇六億年前の11月14日、多細胞生物が生まれました。五億年前の11月20日、海の中で魚類が生まれました。4億二千万年前、11月28日、両生類が生まれて海から地上にでます。3億年前、12月3日、虫が生まれます。
〇二億五千万年前の12月13日恐竜がでます。大きな恐竜が地上に跋扈していたのでした。恐竜の絶滅には諸説ありますが、隕石衝突説などが有力のようです。多くの恐竜が滅んで、一部が鳥類として生き残りました。12月26日、鳥に進化し、12月27日、哺乳類の時代になります。12月31日になって、人類の祖先と言われるアウストラロピテクスが登場します。二十万年前、12月31日の23時40分頃になってようやく現代人の起源であるホモサピエンスが出てきます。
〇二百年前の12月31日59分58秒で産業革命が起りました。地球カレンダーではたった二秒でこれだけの産業が発達しました。そしてこのたった二秒で、今我々は石油や石炭も使い果たそうとしています。どうしても戦争を繰り返す人類について、考えさせられます。
〇ここまで「不思議」や「想像を超える」という言葉を数回繰り返しました。言い換えれば、今この地球で生きていることが奇跡だということです。そして地上にある千差万別あらゆるものは、もとをたどれば電子や陽子中性子から出来ていることは、実感はないものの科学的には真実です。あらためて歴史的にもこの地球に生きている生命のみなもとはみな同じだということを、再認識します。
〇このように、身近な地球や生物などについて疑問やもっと知りたいなどの向学心が、中学生の学習が一つの起点となり、大人になっても物事を考えていく視点や学び続ける姿勢を身に付けていけると思います。今も校内を回っていると、各教室でも生徒たちの好奇心が渦巻いていることがわかります。
須藤昌英
4月22日(水)探究心(好奇心)は生涯を通しての学習のきっかけ
〇定期的に学校近隣の方から、ご自身で育てたり採った花をいただいたりします。私や用務員さんが通用門を掃除している際、わざわざ声をかけてくださり、「これを学校に飾ってください」と手渡してくださいます。先日はその方が用務員さんに、スズランを届けてくださいました。今、校長室にはほのかな香りが漂っています。
〇スズランの香りは、「清潔感」「清楚」「可憐」といった言葉で象徴される、春の訪れを感じさせる爽やかな香りです。周囲を強く染めるのではなく、顔を近づけるとふわりと漂うような、奥ゆかしく優しい香り立ちが魅力です。人間もあまり自分を強く強調したりせず、スズランのような佇(たたず)まいでありたいと感じました。
〇現代は「まず相手のことよりも自分をアピールすること」が求められがちな時代ですが、だからこそ、スズランのように静かに、しかし確かな存在感が、多くの人が安らぎや品性を感じるのではないでしょうか。そうはいってもこれからの社会を生きていく中学生には、言うべきことや思ったことは、はっきりと主張できるようにもなってもらわねばなりません。
〇今週から職員と面接を行っています。千葉県教員の人事評価制度においては、年度初めに校長と職員の間で行われる「当初面談(当初面接)」が定められたおり、その主な目的は、教職員が設定した「目標」について校長と共通認識を持つことです。まず教職員がその年度に果たすべき役割や業務上の目標を明確にし、校長と本人の間で認識をすり合わせします。そして設定した目標の内容や難易度が、学校の経営方針に沿っているか、また適切であるかを確認していきます
〇私はその内容よりも大切なことがあると思っています。それはお互いの共通認識の下で、全職員が一丸となって学校運営や教育活動に取り組めるようにするために、意見交換を行うことです。また教職員が職務上の課題を認識し、主体的に取り組む姿勢を促すことで、個々の能力開発や学校組織の活性化につなげます。
〇校長としては、教職員はただの「人材」ではなく「人財」です。一般的に「材」という字が「材料・原料」というニュアンスを持つのに対し、あえて「財」をあてはめて、「よりよい教育にとって最大の資源は人であり、人こそ価値を生み出す宝である」という経営姿勢をもっています。
〇日本には季節があるので、それが日本人の気質に影響を与えているとはよく聞く話です。たとえば日本人は古くから、厳しい冬の後に必ず春が来るという巡りを経験してきており、この自然のサイクルをそのまま受け入れる姿勢が、物事を無理に変えようとせず、流れに身を任せる「穏やかさ」や「忍耐強さ」に繋がっているという見方があります。
〇一方で現代では、「特に夏の暑さが厳しくなり、むしろ気性が荒くなるのでは?」といった嘘か真かわからない意見や、気候変動による季節感の変化を心配する声もあります。しかし従来から根底にある「自然との共生」という精神は、今も日本人のアイデンティティの一部として大切にされています
〇「四季がどうして生まれるか」については、50年前に私が中学生の理科の授業で学んだことを今でも鮮明に覚えています。当時「なるほど何にでも根拠はあるのだな!」と強く印象に残ったのです。
〇その要点は、「地球は地軸を傾けて太陽を一年かけて回る。その傾きがあることで、一年間の間に地球が太陽に向かう部分が異なっていく。地表にあたる太陽の角度が変わり、そのため地球には日本のような美しい四季が生まれた。」ということです。
〇「なるほどある程度傾いているから、四季が生まれたのだ!」と感動したのです。それを知ると、確かに地球儀も傾いて作られており、それまでは傾けてただ単に見やすくしてあるとボンヤリと思っていたことも、きちんとした意味があったことがスト-ンと実感できました。
〇更に、「しかも地球は、コマのようにきれいな軸を保ちながら回っており、もし軸が安定せずにドッタンバッタンしながら回っていたら、ある時は北極のような寒さ、またある時は赤道直下の灼熱の地になるなど、美しい四季どころか大変な気候の変化にさらされていた。」と本で読んだ時には、「地球があるのは奇跡的だ!」と思いました。
〇実際に火星という星は、地軸が安定していないので、生物が生きていくには厳しい環境にあるということも後で大人になってから知りました。そして「なぜ地軸が安定しないのか?」というと、火星を回っている衛星がとても小さくて、地軸を安定させるほどの力が無いそうです。
〇その点、地球を回っている衛星の「月」ですが、大きさは地球のおよそ四分の一で、かなり大きいことが地球にとって良い影響があるそうです。空に浮かぶ月を見ていると、地球の四分の一もあるとは想像できませんが、地球と月の関係が深いことは、大人になっても自分の視野を広げてくれました。
〇その他月の引力によって、海の潮の満ち引きがあることはよく知られています。月の引力で地球の海水が引っ張られ、それが人間の出生や息を引き取ることにも大きく関わってきていることは、驚きです。何はともあれ、月のおかげで、地球は地軸を安定させることができ、穏やかな四季の移ろいがあります。
〇このように、中学生の学習が一つの起点となり、大人になっても物事を考えていく視点や学び続ける姿勢を身に付けていけるのではないでしょうか。今週から正式日課が始まっています。いろいろな授業の中で、生徒たちが身近な問題や疑問に感じることに、興味関心をもってもらいたいものです。
須藤昌英
4月21日(火)ミラーニューロン(共感)と遺伝子オンで生きる
〇昨日の給食のタケノコご飯は、ある生徒にとっては、「最近家でもタケノコばかり食べている」であり、別の生徒にとっては、「今年初めてタケノコを食べた」となりました。家庭での食生活は異なって当たり前ですが、いずれにせよタケノコをはじめとする「旬(しゅん)の食材」を食べることは、健康維持に非常に効果的です。
〇タケノコなどの旬の食材は、自然の恵みを最大限に受けて育つため、他の時期に比べて栄養価が高く、生命力が強いです。その時期の体調管理に必要な栄養素を効率よく補えるため、免疫力アップや丈夫な体づくりに役立ちます。
〇我が家でも今月は、知り合いの3つのお宅から、タケノコをいただきました。刺身や煮物の他に、中華料理(春巻き、チンジャオロースなど)にもピッタリの食材です。ただ下処理が大変なので、採ったままのタケノコをもらっても困る家庭が多いとの話を聞きます。
〇今年度から柏市の小学校の給食は、完全無償化されました。その一方で中学校は、半額を国と市が負担します。詳細は、①食材費358円 ②牛乳代71円 ③給食費(①+②)429円 ④補助額214円 ⑤保護者負担215円 です。
〇国は新たに「給食費負担軽減交付金」を創設し、自治体を通じて支援を開始しました。文部科学省などは、小学校での実施状況や効果を検証しつつ、将来的に中学校への拡大も検討課題としていくようです。動向を見守りたいと思います。
〇数年前に本を読んでいて、「ミラーニューロン(鏡のような神経細胞)」という言葉(概念)を知りました。人間など高等な霊長類の脳には、「ミラーニューロン」という細胞があり、これによって、お互いに相手の行動をわが身のことのように置き換えることができるのだそうです。人間関係の構築も、この「ミラーニューロン」が土台になっているといいます。
〇たとえば、相手が笑っているのを見ていると、ミラーニューロンを通してなんとなく自分も楽しい気分になるというのです。逆に、相手が怒っているのを見ると自分も怒りたくなるというはたらきをするそうです。普段の自分を振り返っても、やはり相手が穏やかであれば、こちらの気持ちも平穏でいられる気がします。
〇人間の「共感」は、この「ミラーニューロン」が関わっており、子どもはどこか親に似たように育っていくのは、ミラーニューロンの働きです。私も息子2人と娘1人を育ててきました。3人とも成人して、もう親の影響など及ばないと思いますが、幼いころから一緒に住んでいた事実は今でも変わりません。よく考えると、「親として自分がどのように接して来たか?」という問いを突き付けられているようで、少しおそろしい気もします。
〇昔から「子どもは親の鏡」ということわざがありますが、「生徒は教員の鏡」という面もあると思います。生徒にとって、親に次いで身近な教員の言動が、彼らに大きな影響を与えていることを認識します。そしてあらためて我々教員が、「襟を正して生徒の前に立たねば・・・」と思います。
〇またこの時期は、5年前にお亡くなりになった筑波大学名誉教授の村上和夫先生の話をよく思い出します。村上氏はバイオテクノロジーの権威でしたが、何冊かの本で、わかりやすく「私たちに人間の無限の可能性」を遺伝子の視点で教えてくれています。私も若いころに一度だけご本人の講演を東京で拝聴したことがあり、感動したことを今でも覚えています。要点だけ少し紹介します。
・一個の細胞内の遺伝子がもつキャパシティー(潜在能力)は、とても大きく、かりに遺伝子のもつ全能力を100とすれば、その3%から5%くらいしか私たちは用いていないと言われています。
・この「遺伝子のスイッチをオン」にして生きていけば、これまでとは違う新たな自分をつくっていけるのです。たとえば新年度の進級や進学で、環境が変わったり違う先生や友達に出会ったりすることによって、遺伝子は比較的簡単に「スイッチオン」になります。
・特に人との出会いが「スイッチオン」の欠かせない要因であり、どんな出会いであっても「この出会いが自分にすごい結果を呼ぶかもしれない」と期待していいのです。
・また環境というと「いい環境」と「悪い環境」という考え方がすぐに出てきますが、「スイッチオン」のためには、環境の善し悪しよりも、まず「変える」ということをだけが必要です。自分が行き詰っていると感じるとき、あるいは自分をもっと成長させたいようなときは、環境を変えてみる価値は大いにあります。
・強い意志や使命感をもつことも遺伝子を「スイッチオン」にしますし、他を利する生き方も遺伝子をオンにします。特に他を利する生き方をしていると、ネガティブ・ストレス(欲・競争・出世・憎む・恨む・陥れる等)から無縁でいられるので、健康にもよいしいつも元気いっぱいでいられます。
・人間は不思議なもので、同じ苦労でも自分の欲得でやるときは、こだわりが強いので結構疲れますが、純粋に人のためと思ってやるときは、なぜか生き生きわくわくできる経験がきっと誰にでもあります。
〇いかかでしょうか?このように科学者が言うことには説得力がありますし、私も経験上から「素直な人は伸びる」という言葉の「素直」とは、「今の自分を大切にし、将来の自分に期待する」心情をもてることではないかと思ってきました。そして素直な人は、常に「感謝の心」も備えもっています。生徒たちには素直な心で自分の遺伝子をオンにしてもらいたいです。
須藤昌英
4月20日(月)避難訓練と正規日課開始&習慣の重要性
〇先日、気象庁からいきなり次のような発表がありました。びっくりしましたが、「とうとうそういう時代になったか~」と感じました。
➡「最高気温 40℃以上の日の名称について、気象庁ホームページで実施したアンケート結果や有識者のご意見を踏まえて「酷暑日」と決定しました。」「酷暑日は同アンケートにおいて最も多く支持を集めるとともに、有識者からも社会的にもなじみがあり、日本語としても適切である旨の意見を多くいただいており、名称として最も適切であると判断しました。気象庁では本名称の活用により、顕著な高温への警戒を効果的に呼びかけてまいります。」
〇候補は他にも、「超猛暑日」「極暑日」「炎暑日」「烈暑日」「激暑日」「厳暑日」「大暑日」「盛暑日」「繁暑日」などがあったようですが、いずれも度を越した暑さを連想します。今年は「猛暑日」が何日になるのか?夏季休業中であればまだいいですが、7月や9月にも「酷暑日」があるのか?今から心配になります。私としては、課業日が酷暑日となる予想がある場合には、「臨時休業(休校)」にすることも、校長会や柏市教育員会と検討に入らないといけないのではないか?と思います。まさしく災害級の暑さへの対応です。
〇災害といえば、金曜日の6校時は全校生徒で避難訓練を行いました。毎回のことですが、生徒全員が真剣に取り組んでいました。日頃から「万が一はないだろう」ではなく、「万が一はあり得る」との危機意識をいつも持つことが大切だと思います。ご家庭でも、自宅に使い避難場所の確認や災害備蓄品等について話し合ってみてください。
【校長の話:皆さんは「守られる側」から「守る側」へ】
皆さん、今日の訓練の様子を見ていました。最初1年生の先生が大きな声で「避難訓練だぞ、静かにしなさい」と言っていましたが、普段はやさしい先生が、こういう時に厳しい声をかえるのは、当たり前です。それは皆さんの命を守ることが一番大切だと考えているからです。ではなぜ、私たちはこうして何度も訓練を繰り返すのでしょうか。いざという時、人は誰でもパニックになります。そのように頭で冷静な判断ができなくなったとき、皆さんを救うのは『考えなくても体が動く』まで繰り返した今日のような訓練の記憶だからです。つまり体が覚えていることしか災害時には、自分の命を守ることはできないことを知っておきましょう。15年前の東日本大震災の際、被災地の釜石市の中学生たちは、地震の直後に自分たちの判断で高台へ走り出しました。それを見た大人たちも『中学生が逃げている!』と、後に続いて走り、多くの命が助かりました。これを『釜石の奇跡』と呼びます。皆さんはもう、誰かに手を引かれて逃げる子供ではありません。君たちの『逃げる背中』が、地域の大人や小学生を動かす大きな力になるのです。災害は、皆さんが一人でいる時や、夜寝ている時に来るかもしれません。その時、最後に頼れるのは、今日のような訓練で体に染み込ませた感覚です。『自分だけは大丈夫』という思い込みを捨ててください。最悪の事態を想定し、最高の結果(全員生存)のために動く。それが中学生に求められる力です。私は、土中の生徒一人ひとりが、自分の命を確実に守り、そしていつか誰かの支えになれる強さを持っていると信じています。今日の訓練を、単なる行事ではなく、自分の未来を守るための第一歩にしてください。
〇週末の土曜・日曜日は、各部活動の春大会が行われ、いくつかの試合を応援してきました。生徒が自分が好きなことを日ごろから鍛錬し続けてきた種目に、精一杯取り組む姿は観ていていつも感動させてもらいます。最後の大会の総合体育大会は、6月から7月に毎年行います。これも万全な暑さ対策が求められています。
〇今日から正式な時間割での学校生活が始まります。一週間の授業時数は29コマで、その中に9教科+総合的な学習の時間+道徳+学級活動が組まれています。年間は35週間が標準ですので、1年間に1015時間、3年間で3045時間の授業があります。
〇教科を担任する教員によって、授業の進め方は特徴があります。まずはその説明や評価方法も具体的な例をあげて行います。教科書はもちろん副教材(ワーク、ドリル等)もその使い方に徐々に慣れていってください。一年間の積み上げを大切にしてほしいです。
〇五木寛之氏の『大河の一滴』という本の中に、数年前にお亡くなりになったC・W・ニコル氏のから五木氏が聞いた話があります。この時期(新学期のスタート)に参考になると思います。
〇ニコル氏が南極へ探検に同行したときの話で、五木氏が「南極などの極地では、長いあいだテントを張って、くる日もくる日も風と雪と氷のなかで、じっと我慢して待たなければいけないときがある。そういうときに、どういうタイプの連中がいちばん辛抱づよく、最後まで自分を失わずに耐え抜けたか。」と尋ねると、ニコル氏は意外にも、「それは必ずしも頑健な体をもった、いわゆる男らしい男といわれるタイプの人ではない」と言ったそうです。
〇「ではどんなタイプの人か」と再び尋ねると、ニコル氏は、「南極でテント生活をしていると、どうしても人間は無精になるし、そういうところでは体裁をかまう必要がないから、『身だしなみなどということはほとんど考えなくてもいい』ようになってしまう。ところが、そんな中であっても、なかにはきちんと朝起きると顔を洗ってひげを剃り、一応、服装をととのえて髪もなでつけ、顔をあわせると『おはよう』とあいさつし、物を食べるときには『いただきます』と言う人もいる。そしてこういう社会的なマナーを身につけた人が、厳しい生活環境のなかで最後まで弱音を吐かなかった」そうです。
〇過酷な南極のテント生活ほどではないにしても、この時期は大人も生徒も環境が変わり、気せわしく生きています。そういうときであっても、朝起きる時に起きて、きちんと身だしなみをととのえて、お互いに挨拶をするということは大事だとあらためて思います。
〇私達が何気なく毎日を過ごしていることの約四十%が「習慣」によって成り立っているそうです。もし習慣をまったく身に付けていないとしたら、朝起きて夜眠るまでの行動一つ一つに、「さて今日はどうしようか」と全てその時に判断をしなければなりません。
〇例えば朝の洗顔で「今日は右側と左側の歯のどちらから磨こうか?」などと一回一回考えていません。毎日の繰り返しであれば、いちいち考えなくても昨日までと同じことをすると思います。そのように特に考えなくても自動的に行動を起こすことが「習慣」です。人間は「習慣」によって生かされている、まさに「習慣の動物」と言えます。学校は学ぶ場でありますが、それ以外にも、できるだけたくさん良い生活習慣を身に付けおくことが、どんな時にも自分自身を守ることになるのではないでしょうか。
須藤昌英
4月17日(金)暑さ対策の水筒持参と給水機設置
〇昨日、校長室前の廊下に、息子たちの時に飾っていた「鯉のぼり」を自宅からもってきて設置しました。森側の窓を開けておくと、爽やかな風が入ってきて、矢車や吹き流し、親子3匹の鯉が気持ちよさそうに泳いでいます。
〇鯉のぼりは、中国の伝説「登竜門(激流を登りきった鯉が龍になる)」に由来し、江戸時代の町人が武家の「旗指物」を模して始めた風習です。鯉の強い生命力と出世にあやかり、子供の健やかな成長、健康、立身出世を願う飾りです。
〇鯉は沼や池でも生きられる強い生命力の持ち主であり、たくましく育つようにという願いが込められており、人生における難関を鯉のように突破してほしいとも願われています。また吹き流しや矢車には、災いを避けて子供を守る意味があり、真鯉(黒)は父親、緋鯉(赤)は母親、青い鯉は子供を表し、家族の健康と幸せを願います。
〇鯉のぼりの歌と言えば、2つあります。まず童謡の「屋根より高い~」で始まる歌がなじみが深いです。今でもよく歌われています。そしてもう一曲「いらかの波と~」で始まる文部省唱歌があります。
「こいのぼり」 作詞:近藤宮子/ 作曲:不明
やねより たかい こいのぼり
おおきな まごいは おとうさん
ちいさい ひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
やねより たかい こいのぼり
「鯉のぼり」作詞:不詳/作曲:弘田龍太郎
甍(いらか)の波と雲の波
重なる波の中空を
橘(たちばな)かおる朝風に
高く泳ぐや鯉のぼり
開ける広き其(の)の口に
舟をも呑(の)まん様(さま)見えて
ゆたかに振るう尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり
百瀬(ももせ)の滝を登りなば
忽(たちま)ち竜になりぬべき
わが身に似よや男子(おのこご)と
空に躍るや鯉のぼり
〇みなさんはどちらがなじみ深いですか?私は幼い頃に、確か小学校ではなく父や母に唱歌の方を教えてもらった気がします。一昨日の薫風と同じく、この時期の風景をよく表していると思います。3番までの歌詞には、鯉のぼりの雄大さをたたえ、「男の子が鯉のぼりのように雄大な姿に成長するように」という願いが込められています。現在は便利な時代で、Youtubeでも視聴できますので、歌詞を見ながら、「こいのぼり」「鯉のぼり」を聴きくらべてみるのもいいですね
〇まだ4月ですが、教室内は生徒の熱気で朝からムッとしています。適度に空調を使用していますが、生徒の服装も暑いのに、ジャージの上着を着たままなどの様子もあるので、体調に合わせて適宜着たり脱いだりするなどの自主的対策も指導しています。
〇この時期の紫外線は年間で一番強いというデータもあります。ただ湿度はまだ低いので、木陰ではさわやかに過ごすことができます。HPのトップにも書いていますが、体育の授業前後には適度な水分補給は必須で、のどが渇く前に飲む習慣が大切です。生徒には休み時間に自分の水筒を活用するように指導しています。
〇「土中ハンドブック」には、水筒の中身は「水、お茶、スポーツドリンク」と書かれています。特にスポーツドリンクの場合は、塩分・糖分補給もされ有効ですが、サビ防止のため、必ず「スポーツドリンク対応」のコーティングが施された金属製水筒やプラスチックボトルを使用し、長時間入れっぱなしにしないことが重要です。そして雑菌繁殖やサビ防止のため、使用後はすぐに洗い、入れたままにしないようにしましょう。
〇かつては「学校の水道水を飲む」のが当たり前でしたが、児童生徒が学校に水筒を日常的に持参するようになったのは、2000年代後半から2010年代にかけてが大きな転換点だったとされています。昭和から平成初期にかけては、遠足や運動会などの行事を除き、日常的に水筒を持っていくのは一般的ではありませんでした。
〇この変化にはいくつかの背景があります。熱中症対策の重要性が叫ばれ始め、まずは夏季限定で水筒持参を許可する学校が増えました。その後猛暑の深刻化により、文部科学省などから熱中症予防のための水分補給が強く推奨されるようになりました。これにより、夏場だけでなく年間通じての持参や、学校側が「許可」から「推奨・義務化」へと姿勢を変えていきました。
〇このように歴史的には教室へのエアコン設置が進む以前から、こまめな水分補給が健康管理の必須条件となったためです。また水道水よりも家庭で用意した水や茶を好む保護者が増えたことや、感染症予防の観点も影響しています。水筒も有名なメーカーが、軽量で保冷力の高いスポーツボトルを普及させたことも大きな要因です。現在は、800ml程度の水筒を持ち歩くのが珍しくありません
〇今月柏市は、熱中症対策及び健康被害対策の推進のため、ウォータースタンド株式会社と協定を締結し、無償(無償期間:2年)で各学校にウォーターサーバー1台を設置することになりました。これにより市内の全小中学校63校にマイボトル用給水機が設置される事となります。この取り組みは、千葉県内の公立小中学校では初めてとなります。
〇本校の設置工事は27日に予定されていますので、その後数日の点検期間を経て、全生徒が使用できるように準備をすすめています。特に夏場の時期に、生徒がより効果的に水分補給できるよう取り組み、熱中症予防対策につなげていきます。水温も水道水よりは冷たく、浄水機能もついているので、最大限の活用をイメージしています。
〇ただし原則的に、今後も従来通りの水筒持参は継続します。今回の給水機の使用方法は、自分の水筒が空になった場合の補給手段とします。もし学校に水筒を置きっぱなしにし、朝に登校してからその水筒に水を入れる生徒が多数になった場合に、給水機の前に長い行列ができ、休み時間中に給水ができないことも考えられます。
〇またこれまでの大きな水筒ではなく、学校での補給を想定して少し小さめの水筒でも良いと思います。そうすることで、生徒の登下校時の荷物の軽減になれば、効果的だと思います。
須藤昌英
【設置予定と同じ型の給水機】
4月16日(木)特別の教科 道徳(年間35時間)のねらい
〇今朝のニュースは、2つの痛ましい事件を報じていました。先月から行方不明だった京都の男子小学生の遺体が一昨日発見され、昨日親族が死体遺棄の疑いで逮捕されました。また1月に行方不明になった新潟の女子中学生が先日、遺体で見つかり、その身元が判明したとのことです。どちらも詳細はわかりませんが、未来ある2人の小中学生が最悪の結果になってしまったことに、教育関係者の一人として心が痛みます。心よりご冥福をお祈りします。
〇昨日から道徳の時間が始まりました。道徳の時間の主な目的は、生徒が自分自身を見つめ直し、「よりよく生きるための基盤となる道徳性」を養うことです。現在は「特別の教科道徳(道徳科)」として、単に知識として「善悪」を学ぶだけでなく、自分ならどうするかを考え、議論を通じて深める学習が行われています。
〇道徳が「領域から教科へ」と変わった経緯は、4年前に亡くなられた安倍元首相が、2006年の所信表明演説で「美しい国づくり」を掲げ、その実現には、「日本が本来持つ美徳を保ちつつ、経済成長や子どもたちの育成が不可欠である」と強調したことからです。
〇今から20年前のことで、私もまだ40歳代前半でしたので、「これからの日本の教育はどの方向に進むのか?」と強い関心をもっていました。そしてその時に示唆された「道徳の教科化」は、第一次阿部政権では果たせなかったものの、第2次政権発足直後の2013年1月に、安倍首相の私的諮問機関「教育再生実行会議」が発足しました。
〇その会議に多くの教育専門家も参加した結果、道徳の教科化等を提言しました。当時の安倍首相は「強い日本を取り戻していくため、教育再生は不可欠」と力を込め、当時の文部科学相らとともに、ある意味トップダウンで教育政策を決定しました。
〇ただし、その後の中央教育審議会答申が、次のように特定の価値観の押し付けを否定していることを忘れてはいけません。引用します。
「道徳教育の本来の使命に鑑みれば、特定の価値観を押し付けたり、主体性をもたずに言われるままに行動するように指導したりすることは、道徳教育が目指す方向の対極にあるものと言わざるを得ない。むしろ多様な価値観の、時に対立がある場合も含めて、誠実にそれらの価値に向き合い、道徳としての問題を考え続ける姿勢こそ道徳教育で養うべき基本的資質であると考えられる。」
〇つまり道徳は教科の内容とは異なり、例えば「思いやりとは~をすることである」のように、知識や常識を覚えることではなく、「実生活の中で、相手との人間関係をどのように保っていくのが良いか?」などの決まった答えのないことを想像・創造していく学びです。
〇これと関連して、「いじめの未然防止」にも、多様な価値観を認めあう資質が重要なのは言うまでもありません。ではなぜ多様性の受容が重要なのでしょうか?そもそも「みんなと同じでなければならない」という規範意識が強すぎると、異質な存在を排除しようとする心理が働きやすくなります。互いの違いを認め合うことで、こうした集団の圧力を和らげることができます。
〇日本人はこの同調圧力が強い中で生きていることは、よく指摘されています。同じ考えの人の中にいると確かに安心ですが、その仲間関係に入れない(入りたくない)人もいることは、中学生ならば理解できることが望ましいです。
〇また各自の個性が認められる環境では、生徒が自己肯定感や自己有用感を持ちやすくなります。つまり心が満たされている状態は、相手への攻撃性の抑制につながります。そして異なる価値観に触れることで、相手の立場に立って考える想像力や共感性が養われ、トラブルを対話で解決する力が育ちます。
〇道徳教育の成果はいじめ防止だけではありませんが、いじめは単なる個人の問題ではなく、集団の構造的な問題であるため、多様性を尊重する学級・学校文化そのものを醸成することが、最も効果的な予防策の一つと言えます。
〇近年は「多様性」もしくは「ダイバーシティ」という言葉を最近よく耳にします。私も職員会議で、「生徒の多様性を尊重していき、可能な限りその生徒にあった『オーダーメイド』の教育を模索していきましょう」などと教職員に説明しています。大切なのは、それを耳障りのよい「キャッチフレーズ」で終わらせてはいけないと思います。〇オックスフォード英語辞典によると、多様性(diversity)は、「互いに非常に異なる多くの人や物の集まり」と定義されています。様々な立場や考えの違う人へ配慮や理解を示すことで、お互いを尊重しあい、調和のある場所を一緒につくっていきたいものですが、特に日本は、社会の多様性が見えにくい国と言われています。
〇日常生活の中でも、自分とは意見の異なる人と出会うことはたくさんあり、そのたびに相手を拒否したり遠ざけたりしたのでは、自分も内向きになりますし、周囲にも良い影響を与えません。まずは大人の私たちから、意識を変えていく必要があると感じます。
〇ただ難しいことではなく、相手に接する際には、その相手の中に自分には及ばない点を一点見つけるようにする、つまり自然と相手を尊重(リスペクト)しようとする意識をもつことだと思います。以前に読んだ本の中に、「多様性は社会的、経済的活力の源泉である」とありました。土中もそういう意味では、「多様性の宝庫」です。
〇道徳教育で偉人(有名人)の話を題材にすることには、多くのメリットがあります。偉人の生き様を学ぶことは、生徒たちが「自分ならどうするか」を考える強いきっかけになります。
〇昨日の1年生では、「『どうせ無理』をなくしたい」という題材で、北海道の植松電機の社長さんの話を取り上げていました。植松氏は、本業の他にロケット開発を手掛けており、全国を回って、若い人に「夢の大切さ」を説いています。私も一度講演を聞いたことがありますが、自身が幼い頃に先生や親から「夢ばかりみていないで、勉強しなさい」と言われ続け、そこから劣等感に陥ってしまったそうです。
〇しかしその経験から今の若者には、自分の大好きなことに没頭して、取り組む前から「どうせ無理」という気持ちをなくしてほしいと願っています。生徒たちも真剣に自分と向き合っていました。
〇また私自身の経験からは、昔話(民話)を活用することも非常に有効です。昔話は、登場人物の行動を通して、善悪の判断力、正直さ、協力、謙虚さ、そして人への思いやりなどの価値観を自然に学ぶための宝庫です。これらは子どもの教育だけでなく、長年語り継がれたことは、大人への教訓や生きるための知恵としても、心に残ります。
〇週1時間(年間35時間)の道徳の授業では、基本的に教科書を使用していますが、時には教える教員が「これは生徒たちに是非考えてもらいたい内容を含んでいる」と考え、独自の読み物資料などを用意することもあります。
〇私が重要だと思っているのは、道徳の授業で自分の意見をもつことは、教科でも自分の考えをもつことにつながるということです。道徳には数学や理科のような「唯一の正解」がないため、「正解がない問いに対して、自分はどう思うか」を考えるトレーニングになります。この習慣がつくと、他の教科でも望ましい変化が生まれます。
〇先ほどの同調圧力の場合と同じく、「周りの考えに合わせる」のではなく、「自分の頭で考える」というマインドセットが、全教科の学習を深めるエンジンになります。一言で言えば、「学んでいることを他人事から自分事にし」、当事者意識を引き出すことが大切です。
〇また今日の道徳の授業でも、教える立場の教員も生徒の考えから学んでいる様子がありました。これは道徳の授業では、教員が「正解」を教え込む場ではなく、対話を通じて共に考える場だからこそ、教員側の学びや発見も大きいのです。
〇参考までに中学校の道徳は、4つの視点(A〜D)に基づき、合計22の「内容項目」で構成され,これをもとに教科書がつくられています。
A:主として自分自身に関すること
1自主、自律、自由と責任
2節度、節制
3向上心、個性の伸長
4希望と勇気、努力と強い意志
5真理の探究、創造
B:主として他者との関係に関すること
1思いやり、感謝
2礼儀
3親切、思いやり
4友情、信頼
5相互理解、寛容
C:主として集団や社会との関係に関すること
1遵法精神、公徳心
2公正、公平、正義
3勤労、奉仕
4感謝、公共心
5国際理解、国際親善
D:主として生命や自然、崇高なものとの関係に関すること
1生命の尊さ
2自然愛護
3感動、畏敬の念
4よりよく生きる喜び
須藤昌英
4月15日(水)薫風&新入生歓迎会とGIGAスクール学習者用端末の配付(貸与)
〇先週末の暑さは季節外れで、「まだ4月なのに・・また今年の夏も猛暑か・・」と思いましたが、昨日、一昨日あたりは、心地よい風がグランドにも吹いていて、過ごしやすかったです。私の感覚では、以前はこの爽やかな季節は5月のゴールデンウイークあたりだった気がしますが、今はそれよりも数週間はやい気がします。
〇5月の気持ち良い風を「薫風(くんぷう)」と呼びます。きれいな言葉です。調べると薫風とは、初夏の若葉や青葉の香りをはらんで吹く、さわやかで穏やかな風のことです。5月頃の初夏の季節を指す言葉で、俳句では夏の季語です。
〇「風薫る(かぜかおる)」とも言い換えられ、手紙の挨拶(時候の挨拶)などで「薫風の候」といった形でよく使われます。この「風が薫る」は、よく考えると身体的・物理的な現象としては少しおかしい表現です。しかし情緒的で日本語特有の豊かな感性を象徴する言葉です。若葉そのものには風に乗って漂うほどの強い香りはほとんどありません。日本人がこの言葉を使うとき、実際には視覚で捉えた新緑の鮮やかさを、あたかも香りのように感じ取っているところが素晴らしいと感じます。
〇昨日の午後は、生徒会主催の新入生歓迎会を体育館で行いました。吹奏楽部の演奏で1年生が入場し、主なプログラムは、部活動紹介、全校合唱(校歌)、1年生お礼の言葉、部活担当からの連絡でした。
〇1年生は入学式とは違って少しリラックスしながらも先輩たちの姿を前のめりになって聞いていました。私からは、生徒会活動の目的は、「自治活動」であり、自分たちの学校生活の方針を自分たちで決め、それを実行していくことで、「民主主義の基本的なあり方」を学ぶチャンスになることを話しました。放課後からは「体験入部・仮入部」が始まりました。
〇柏市はコロナ禍中の令和3(2021)年度から、GIGAスクール構想の実現に向けて、市内すべての小中学校で、「1人1台端末」を児童生徒へ貸与してきました。そしてちょうど5年が経過したこの3月に、そのタブレット端末をすべて回収し、昨日、新しい学習端末(Chromebook)を生徒たちに配付(貸与)しなおしました。
〇柏市が本年度から配付する新しい端末は、これまでのiPad(小学校1・2年生)とChromebook(小学校3年生以上と中学生)の併用から「Chromebook」への一本化がされています。タブレットとしてもノートPCとしても使えるよう、キーボードが着脱可能、あるいは画面が360度回転する2in1(コンバーチブル)形状のとなっています。
〇今度の端末の特徴として、利用状況の把握・分析ができる機能が備わり(可視化機能の追加)、家庭での通信環境に左右されず学習ができるような通信機能を内蔵したLTEモデル(一部)になっています。またメモリも4GB以上となり、よりスムーズな動作のため8GBへの増強もはかっています。
〇学校での端末を活用した学習は、インターネットへ接続し、「クラウド」を利用して行っています。「クラウド」を利用することで、双方向での学習課題のやりとりやオンラインドリル、デジタル教科書での学習等が可能となります。ご家庭での学習についても、学校での学習を延長して行っていくことを想定しているため、ご家庭でのインターネット接続環境が必要不可欠となります。
〇ご家庭へのお願いとして、まずご家庭で配付された「同意書」の内容をお子様とよく確認していただき、この内容に従って端末機器を使用することに同意をしてください。そして次にその同意書をもとに、お子様が後日、Chromebook1台と充電アダプター1個、Chromebook用カバー1つ、タッチペン1本(管理番号が端末それぞれに貼ってあります)を自宅へ持ち帰りますので、ご家庭でのインターネットの接続確認をお願いします。
〇昨日の「第3次柏市教育振興計画」の中にも、「教育デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」が掲げられています。これは文部科学省からも教育データの標準化、データの利活用などを今後ますます推進していく方針が示されていることに応じた施策です。
【配付された新品の学習端末の包装を開ける生徒】
〇参考までに、「令和8年度版GIGAスクール学習者用端末に関するQ&A」からいくつかを抜粋して掲載します。
Q1:家庭のインターネット環境と端末の接続はどのようにすればできるのですか。
A1:学校より配付されているマニュアルを御参照ください。なお、接続作業において生徒だけで行うことが難しい場合もあるかと思われますので、その時は御支援いただければと思います。
Q2:インターネット環境への接続確認はどのように行うのですか。
A2:各学校にて検討した上で、接続を確認するための課題を提示していきます。Google Classroomを活用した課題配信やオンラインドリルでの課題への取り組み等を考えております。
Q3:インターネットと接続ができなかった場合はどこに問い合わせればいいですか。
A3:基本的にはご家庭のインターネット環境を請け負っている業者にお問い合わせください。なお、それでも解決しない場合にはその状況を学校にご報告ください。
Q4:インターネット接続環境の整備は全員がやらなければならないのですか。
A4:端末の持ち帰りは学校内に限らず、いつでも、どこでも学ぶことができるという視点で学びの場を広げていくことを目的としています。お子様の学びの機会が広がるよう御協力ください。
Q5:学習者用端末は家族が使用してもよいですか。
A5:学習者用端末は、生徒が学習活動に使用するために貸与されるものであり、生徒本人以外は原則として使用できません。端末の操作等について支援が必要な場合に限り、お子様と一緒に使用していただければと思います。
Q6:家庭で使用した際に、不具合が生じた場合にはどうしたらよいですか。
A6:学校へ御連絡ください。なお、連絡の際は、故障の状況(いつ、どこで、何を、どうして、どうなった、端末番号、エラーメッセージ等)についてお伝えください。
Q7:端末が故障した場合は家庭で弁償となりますか。
A7:故障については、恣意的なものでない場合には、基本的には保証の対象となりますのでご家庭に御負担いただくことはありません。「故意」または「重大な過失」による破損は、保証の対象外となり、状況が悪質な場合には現状復旧の費用を保護者負担、または教育委員会で指定する端末を代物弁済していただく場合がございます。管理については学校でも十分に指導して参りますが、ご家庭におかれましてもお子様と管理方法について御確認いただければと思います。
Q8:Youtubeは何でも閲覧することができますか。
A8:Youtubeについても閲覧できるサイトについてはフィルタリングと同様、有害なサイトについては制限されています。また、コメントなどの投稿も制限されています。ただし、動画閲覧中に流れる「広告」については,Youtubeを無料で閲覧できるように運用しているため、停止することはできません。広告についてもフィルタリング設定の範囲内での内容となります。なお、GIGAスクールの趣旨からも多様な学びを実現すると共に、情報機器を扱う上で、適切な使い方を自分でコントロールする力を育むことを目的としているため一律に制限することはしておりません。学校でも使用方法について事前に指導してまいりますが、ご家庭におかれましてもお子様と使用方法について御確認ください。
Q9:活用において、SNSのように子ども同士が勝手にやりとりをするようなことはできますか。
A9:現段階ではメールやチャットなどの機能については制限しています。共通のコメントをかくことができる機能をもつものとして、「Google Classroom」というものがあります。「Classroom」では、生徒同士でのやりとりはできず、コメントを投稿しても「Classroom」に入っている全員にメッセージが表示されます。なお、「Classroom」には担任教師以外にも複数の職員が入っており,投稿されたメッセージは確認できるようになっています。
Q10:家庭外へ持ち出しをして活用することはできますか。
A10:学校で配付されているルールを御確認ください。なお、家庭以外で使用する場合には、紛失や破損のリスク等があるため、管理については十分に留意するように保護者の皆様からも注意喚起をお願いいたします。また、カメラ機能を使って撮影する場合には,著作権及び肖像権などが侵害されることがないように学校でも指導しておりますが、保護者の皆様にもおかれましてもお子様とご確認をお願いいたします。
Q11:家庭ではどのようなルールを設定すればよいですか。
A11:学校でも家庭における端末の活用ルールについて指導しております。そのルールについてお子様と一緒に再度確認していただけたらと思います。なお,使用時間については、ご御家庭の中でもお子様と一緒に御検討ください。
Q12:使用時間に制限はないのですか。
A12:小学生は22時から翌朝5時まで、中学生は24時から翌朝5時までは、インターネットへアクセスできないように制限しています。
須藤昌英
【国のGIGAスクール構想】
4月14日(火)通学路点検と第3次柏市教育振興計画(令和8年3月~から5か年)
〇朝は1年生の各教室から、校歌を練習する初々しい歌声が聞こえてきます。まだ大人の声になりきっていない生徒も多く、校舎裏でなく小鳥のような澄んだ歌声です。これから徐々に変声期に入りますので、声が出しにくくなりますが、自分の声で歌う楽しさは持ち続けてもらいたいです。
〇昨日の放課後、教職員で分担し、学区内の通学路に危険個所等がないかを点検しました。毎年この時期に行う学校の通学路点検の主な目的は、生徒が事件や事故に巻き込まれるのを未然に防ぎ、安全に登下校できる環境を整えることです。具体的には、3つの観点から点検を行います。
1.交通安全の確保
登下校中の生徒が交通事故に遭わないよう、道路環境を確認します。点検内容としては、交通量が多い場所、見通しの悪い交差点、歩道の有無、信号機やカーブミラーの設置状況などです。状況改善が必要な場合は、教育委員会や警察署へグリーンベルト(路側帯の着色)の設置や防護柵の修繕、交通標識の追加などを要望します。
2.防犯・防災対策
事件や自然災害から子供たちを守るためのチェックです。特に防犯の観点では「入りやすく、見えにくい」死角となる場所や、不審者が出没しやすい箇所の把握をします。防災の面では、地震発生時に倒壊する恐れがあるブロック塀や、大雨の際の冠水箇所、崖崩れの危険性の確認が重要です。
3.関係機関との連携と情報共有
各学校(小学校、中学校、高等学校の連携を含む)、保護者(PTAサポーター)、教育委員会、警察、道路管理者(市区町村など)が合同で点検を行うことで、現状を正確に把握し、迅速な対策につなげていきます。
〇私もそのために朝からバイクで通勤していましたので、学区内を一回りしました。学区としては本校から東南方面に広がっており、特に県道51号線(柏~市川)はこの地域では交通量が一番多いので、信号のある横断歩道を渡ること、帰りがけに歩道などで集団で話をしていると、安全上は問題ありませんが、他の歩行者の邪魔になる可能性があることは、今後も繰り返し指導していきます。
〇また道路舗装や建物建設などの一定期間に行う工事などは、事前に学校へも連絡がありますが、ご家庭でも留意をお願いします。さらに自然が豊かに残っている場所が点在している反面、暗がりが多い道路もあるので、通学だけでなく普段の通行などの際も、不審者等に気をつけるように声をかけてください。
〇柏市には、小学校42校、中学校21校、高等学校1校で64校の学校があります。そのすべての学校が目指す姿を示したのが、「柏市教育振興計画」であり、先月からその第3次計画がスタートしています。令和12年までの5か年計画です。
〇メインテーマは、「自他の対話を大切にしながら、学び続けるかしわっ子」で、サブテーマが「よりよい自分 よりよい❛かしわ❜を目指して」です。概略版にQ&Aがありましたので、引用します。
Q なんのための計画なの?
A この計画は、柏市の学校をよりよくしていくための計画です。
最近、私たちの生活にはいろいろなことが起こっています。たとえば、子どもの数が減ったり、外国の文化や新しいデジタル技術がどんどん広まったりしています。それに、新しい病気が広がったり、大きな自然の災害が起きたりして、世界がどうなっていくか予想することがとても難しくなっています。このような時代の中で、柏市で育つみなさんが、学校での勉強や学ぶ楽しさをもっと広げて、将来大人になったとき、豊かで幸せな生活を送れるようにするための計画を作りました。
Q これまで柏市ではなにをしてきたの?この計画が目指ざすものは?
A 柏市では、「みなさんが元気に楽しく学校生活を送るためには、どんな学校にしたらよいか」を考えました。そして小学校、中学校、高等学校で学ぶみなさん「かしわっ子」が、ずっと笑顔で過ごせるように、「よりよい学校にしていくこと」を目指した目標を決めました。この目標である「柏市未来みらいにつなぐ魅力ある学校づくり基本方針」は、みなさんが仲良よく学べる学校、安心して成長できる学校を目指ざして作りました。みなさんが一緒に学んで楽しめるようにすることや、学びやすい 環境を整ととのえることなど、大切なポイントがたくさんつまった目標です。
〇また「柏市で育む『学ぶ力』とは」として、次のような説明があります。「柏市では、ペーパーテスト等で測ることができる学力だけでなく、自ら考え判断する力や表現する力、とりわけ、外側からは見えにくい、子どもの内面的な『学びに向かう力』を重要視し、育成に取り組んできました。具体的には、
●知識・技能を活用し、自ら考え判断・決定し、表現・行動できる力
●子どもたちに身に付けてほしい「4つの力」
(自他と対話する力、自他を大切にする力、学び続ける力、よりよくしようと挑戦する力)
●認知能力と非認知能力の調和により身に付く『生きる力』です。」
〇なぜこのような計画があるのか?この計画の背景についても、「いま、社会で何が起こっているの?」として、5つのポイントが書いてあります。私もいつも同じことを考えていますので、引用します。
1 日本の人口は、どんどん少なくなってきています。お年寄よりの数は増えていくけれど、子どもの数はだんだん減っています。
2 すべての子どもが、自分に合った方法で学びながら、友だちや地域の大人と一緒に意見を出しあい、助け合うことで、もっとよい学びができるようにすることが大事だといわれています。
3 これからは、お金で豊かになることだけでなく、心が豊かで健康 でいること、つまり「ウェルビーイング(Well-being)」がとても大切だと考えられています。(ウェルビーイングは、心も体もよい状態にあることです
4 コンピュータやスマートフォン、インターネットやAI技術が広 がり、学校や生活が大きく変わってきています。たくさんある情報の中から、本当に大事なものを見分ける力や、ルールを守 って使う力が求められています。
5 世界のいろいろな国が前よりもっとつながって、助け合ったり、モノやお金をやりとりしたりするようになっている今の社会では、世界で活躍できる人を育てることがますます大事になっています。
〇私も柏市の小・中学校で学びましたので、今柏市の教員として働いていることは、一つの「恩返し・恩送り」だと感じています。新年度がスタートしたこの時期こそ、もう一度「柏市が目指す教育のゴール」について、考えを巡らせています。詳細は、柏市のホームページでもご覧になれますので、一度見てください。
須藤昌英
4月13日(月)「土中校歌・第三番」&新緑と1年生給食開始
〇先週末あたりから、手賀沼周辺のあちこちの水田では、田植えの準備で土が耕され、水がはられています。水面に映る青空がとてもきれいで、日本は稲作の国であることが思い起こされます。
〇日本書紀などで古代の日本は、「豊葦原の瑞穂の国(とよあしはらのみずほのくに)」と称されており、これは「みずみずしい稲穂がたわわに実る豊かな国」という意味であり、古くから稲作が国家の象徴だったことがわかります
〇ホームページの「学校概要」に「土中校歌」があり、歌詞の他に音声でも聴くことができます。是非聴いてみてください。創立80年の伝統を感じさせる歌で、私もこの1年間で歌いながら覚えました。歌うたびに「力強くて良い校歌だな~」と思うようになりました。
〇校歌の歌詞にも、「広野」「麦の波」「「稲穂」「金色」「耕土」「黒土」などが入っており、この地域が昔から自然豊かで、人々の生活は農業が中心だったことがわかります。
〇校歌の作詞者が館山一子氏となっており、昨年4月、学校運営協議会の方に「土小の校歌も同じ館山一子さんが作詞しているんですよ」と教えていただきました。同じ地域の小中学校で、同じ人が作詞をしているのはとても珍しいことです。
〇校長室の「柏と文学」という小冊子をめくってみると、館山一子さんのページがあり、その略歴に「歌人、明治二十九年生まれ、東葛飾郡土村(現在柏市)に生まれる。大正八年歌人窪田空穂に師事し『国民文学』に作品を発表する。のちに『郷土』を創刊し、同誌の主宰として活躍する。昭和四十二年歿す。享年七十二年」とあります。
〇そして最後のページに「土小学校校歌」と「土中学校校歌」が掲載されていますが、なんと土中校歌には3番があったことがわかりました。HPにも体育館の木彫の校歌にも2番までしかありません。せっかくですので3番を紹介します。
われらの日々の研鑽に 未開の宝庫ひらくべく
謙虚に学び堅く持し 優しく援け担いつつ
豊かに伸びて倦まざらん
〇1番の歌詞には、学校付近の風景が描かれていたり、2番の歌詞は、歴史の重さについて書かれていたりしてます。そしてこの3番の歌詞には、未来に向けて学んで成長していく理想が示されていると思います。
〇どうして3番が歌われなくなったのかは未だ不明ですが、何となくもったいない気がします。今年は創立80周年でもあり、今度全校生徒で歌う際には、「3番も生徒たちと一緒に歌っていこうかな・・・」と考えています。
〇本校の裏側(西側と北側の二面)は斜面林となっており、東側に手賀沼に続く川が流れています。周囲からは、「丘の上の学校」のような立地で、今は木々の新緑がきれいで、木々の間からは、いろいろな鳥のさえずりも聞こえてきます。とても恵まれた環境にあります。
〇「緑」は、自然と直結した色で、そのみずみずしさで、「森林浴」といわれるように、木立にあるマイナスイオンによって、疲労やストレスの軽減及びリフレッシュ効果があります。私も一日に数度、木々の新緑で目を休めたり、ゆっくりと深呼吸したりしています。
〇新緑は、中学生の成長とイメージが一致します。どちらも生命力に満ちあふれ、その姿を変えていく様子には共通点が多いと感じます。新緑の中を歩いても学校内を歩いても、こちらまで元気がもらえる気がするのは、その「成長エネルギー」を感じられるからでしょう。
〇本日の1校時は、全校集会を行いました。生活の決まり、安全な学校生活や登下校、清掃活動、生徒会活動などの説明がありました。すべて「土中ハンドブック」に書いてありますので、不明な点は繰り返して見るとよいでしょう。
〇今日から1年生も給食が始まります。中学校の給食は小学校よりもカロリーや量も多くなり、最初は戸惑うかもしれません。また器の数や大きさも大きくなるので、配膳の勝手も慣れるまでに時間がかかることでしょう。給食は学校生活の中でもホッとできる時間ですので、少し緊張感をといてたくさん食べてもらいたいです。
須藤昌英
4月10日(金)全学年がそろいました
〇昨日は午後2時から体育館において、第80回入学式を挙行し、85名の新入生を迎えました。入場から退場まで、緊張した表情をしていましたが、その後の学級活動と記念撮影では、少しずつ笑顔が見え始めました。
【校長式辞の一部】
世の中はあらゆる分野で飛躍的に進歩しており、それに対応するには、「何を知っているか」だけではなく、「何ができるのか」が問われてきます。つまり、単に知っているだけでなく、その知識はどんな背景をもち、どこで使われるのかまでをイメージできてこそ、はじめて「生きて働く知識」となります。一例を挙げます。
中学生が好きな給食のメニューに「カレーライス」があります。しかし、私が幼い頃、我が家では「ライスカレー」と呼んでいました。ただいつしかそれが「カレーライス」に変わり、今の我が家では「カレーライス」と呼んでいます。
少し調べると、明治時代に西洋料理として日本に伝わった当初から昭和の中期ごろまでは、確かに「ライスカレー」という呼び方が主流だったようです。そこで私の父は大正時代の生まれでしたので、古い呼び方だったのだろうと思います。
ところで、この「カレーライス」と「ライスカレー」は、現在ではほぼ同じ意味で使われています。ただその各名称の響きから受けるイメージには、違いがあります。言葉の順序が「カレー」が主役か、「ライス」が主役かの比重の違いを無意識に反映しているとも言えます。
さて皆さんは、この「違い」をどう考えますか?「そんな違いはどうでもいい!」では、ものごとを深く考えたり探究したりするせっかくのチャンスを逃してしまいます。2分間で近くの人と話してみましょう。正解はありません。自分の考えをつぶやくだけで結構です。
【2分間インタラクション(ディスカッション)】
今見ていましたら、新入生は手ぶり身振りで話したりじっくりと一人で考えたりした人が多く素晴らしいですね。私は人工知能AIに、次のような質問をしてみました。「カレーライスとライスカレーではその名称の違いから何をイメージするか?」。すると次のような回答がありました。
【AIの回答】
現在では明確な定義の差はなくなりつつありますが、「提供スタイル」「価格帯・雰囲気」「世代感」の3つの観点で違いがあります。
1.提供スタイルの違い
カレーライス➡カレーとライスが別々(ソースボートなど)で提供される、あるいは洗練された盛り付けのイメージ。
ライスカレー➡ご飯の上に最初からカレーがドバッとかかっている、実用重視のスタイルのイメージ。
2.価格帯・雰囲気のイメージ
カレーライス➡レストランやホテルで食べるような、少しハイカラで高級な料理という印象。
ライスカレー➡食堂や家庭で親しまれる、安価で庶民的・大衆的な食べ物という印象。
3.世代・時代のイメージ
カレーライス➡現代的で一般的な呼び方。1960年代の高度経済成長期以降、レトルトカレーの普及とともに主流になる。
ライスカレー➡ノスタルジックで昭和レトロな響き。明治から昭和中期にかけて一般的だった呼び方で、年配の方に馴染みが深い。
いかかでしょうか?皆さんはこの説明を聞いて、どう思いましたか?私はやはり幼いころから「ライスカレー」だったので、どうしてもこちらの方がしっくりします。
この問いもいきなりAIに質問して回答を得ても、「そんなものか・・」で終わる可能性が高いですが、事前に自分や友達の考えを持った上で聞くと、「なるほど!」となります。つまり大切なことは、いろいろなことに疑問をもつこと、そして調べる前に自分の考えを持つことです。中学校の学習では、国語や英語の文法や数学の公式などを覚えていることより、どうしてその文法や公式が必要なのか、どんな時に使われるのかを、自分の言葉で説明できることの方が重要です。そういう力こそ、皆さんに身に付けてほしいと考えています。
(途中略)
最近でも、世界各地で紛争や戦争が続いており、多くの方々が亡くなったり、大切な家族や友人を失ったりしている人々もいます。またアメリカ大統領がイランへの武力行使をほのめかしていることにより、その影響が世界中に拡大しています。皆さんはたまたま今、平和な日本に生まれ育っていますが、日本でも過去に地震や津波などの天変地異が絶え間なく起きており、日本だけが世界からの影響を避け、今の幸せを継続できることはできません。
大切なことは視野を広げ、わからないことは自ら学びに向かい調べたり、また先ほどのように他の人と対話して問題の解決をはかろうとしたりすることです。学校の授業は世の中で起きていることと密接につながっています。楽しく学び、世の中の出来事を探究していきましょう。
そして今年は創立八十年目という節目の年になります。先日の始業式では、2・3年生に「皆さんは今、歴史的な瞬間に立ち会っています。」と話しました。グラウンドと体育館に張ってある横断幕のメインキャラクターは「つちのすけ」です。元PTAサポータ代表の足達さんがデザインをしてくださいました。もともとこの土中がたっている丘は、戦国時代に城であった可能性があり、その若い城主をイメージしたものです。
この一年間を、後にいる君たちの先輩たちも含めた全校生徒で、これまでの歴史を踏まえつつ、また新たな土中学校にしていきます。その仲間となって今日から、どんどん自分のやりたいことに挑戦してください。応援しています。
〇先月の卒業式以来、全校生徒3学年がすべてそろいました。やはり学校は主役の生徒たちがそろうと活気にあふれます。新入生は慣れない生活ですが、今の不安は、優しい先輩や親身になって指導してくれる先生方によって、すぐに安心感に変わります。ただ最初はだれに相談していいか迷うこともあります。教職員で注意深く見守っていきますが、ご家庭に帰ってから、不安に思っていることをお子様が話しましたら、学校へ連絡してください
〇新入生は今日、午前中日課ですが、来週の月曜日から給食が始まります。メニューは式辞で話題にした「ポークカレーライス」です。新入生には月曜日の給食の時間に、「あなたにとってカレーライスとライスカレーの違いは何ですか?」と尋ねてみようと思います。
須藤昌英
【正午に下校する1年生】
4月9日(木)第80回入学式と寿(ことほ)ぐ
〇昨日の午後は、全校生徒で分担し、今日の入学式の準備を行いました。どの生徒も後輩を迎えることを楽しみにしており、笑顔で準備していました。今日の午前中は、自宅でゆっくりと過ごし、午後の登校に備えてください。
〇昨年度から市内一斉に小学校42校と中学校21校の入学式を同一日に行うことになりました。正直言えば、従来のように午前中に入学式を行うと、午後は新入生との個別支援等ができるので、元に戻らないか・・と感じますが、市内統一なので仕方ありません。
〇本校は入学式に、在校生(新2年・3年)も式に参加しますので、心を込めた準備とあたたかい雰囲気の当日になると思います。入学式に在校生を参列させるかさせないかは、学校ごとに任されています。午後からの式なので、最初は在校生は午前中のみ登校させ、午後は新入生とその保護者だけの式にしようかとも考えましたが、教職員から「在校生があたたかく新入生を迎える式にしたい」と意見が多かったので、在校生も午後の登校と変更しました。
〇私もこれまで市内で6校の中学校に勤めたことがありますが、これほど準備をスムーズに、しかも嫌々ではなく楽しそうに、力をあわせて行っていた学校はあまり記憶にありません。「心が優しい生徒が大勢いるな」と思いました。
〇数ある美しい日本語の一つに、「寿ぐ」があります。読み方は「ことほぐ」で、別に「言祝ぐ」と書くこともあります。意味は字のごとき「言葉で祝う」「お祝いを述べる」「喜びを言う」などです。特に「ほぐ」は、よい結果が得られるように、祝福のことばを唱えるという意味です。
〇たとえば「新年を寿(ことほ)ぐ」といった場合に使われています。私は初めてこの言葉を知った時、字から受けるイメージもそうですが、その読み方から「春の陽気によって人の心が和らぐ」と似た感覚があるなと思いました。
〇少し調べますと、この「ことほぐ」は、古くから使われていた語で、『古事記』などにも用例が見られるそうです。日本の言霊(ことだま:ことばにあるとされていた霊力)思想を反映した語であろうといわれており、ことばには発せられたことばの内容どおりの状態を実現する力があるというものだそうです。
〇この言葉の美しさは、単に形式的にお祝いを述べるだけでなく、「言葉には力があり、それが相手の幸せを形作る」という日本人特有の繊細な感性と、相手を思う深い慈しみが宿っているからでしょう。「ことほぐ」という、柔らかくも力強い響きを大切に使いこなせると素敵です。
〇今日の入学式に向けて、入学を寿ぐ「校長式辞」を作成しています。本番では全職員を代表して、心を込めて読みたいと思います。
須藤昌英
4月8日(水)想像・創造&己事究明と入学式練習・準備
〇今日の午前中は各学年内の特別日課(学級活動等)で、午後は明日の入学式練習と準備を行います。明日の2・3年生の登校は、係生徒は午後1時とし、その他の生徒は1時20分~30分とします。自宅で昼食をとってから登校してください。そして午後2時から、第80回入学式を予定しています。
〇以前にあるテレビで、アフリカのケニアにあるサバンナ(草原)において、水を求めて大移動するシマウマの集団を観察した番組を観たことがあります。シマウマの子どもは、大移動する前に、必ず母親と一緒に走る練習をします。印象深かったのは、人間の子どもの「鬼ごっこ」のように、仔馬は母馬と追いかけっこしながら、周囲を遊びながら走りまわります。
〇もし「遊び」としての「訓練」をせずに群れに入ると、群れとして集団移動をする際に問題が発生します。川や沼を渡るときに、群れからはぐれるなどの自分勝手な行動をしたことで、ワニに襲われて命を落としてしまう可能性があるそうです。大切なのは、脳の深い部分に危険からの逃避や仲間との集団行動に関する重要性が刷り込まれることだそうです。
〇学校での学習や生活で考えると、理性とか意識などの「表層の部分」で理解するだけですと、刷り込みの度合いが弱いままです。シマウマの子どものように、「遊びとして、仲間や家族と走る練習」をしていない生徒は、学校での生活(特に人間関係)を窮屈に感じた際、そこで踏ん張ろうとする意欲が出てきません。
〇子ども(中学生も含む)にとって「遊び」は、単なる娯楽や暇つぶしではなく、彼らの創造性(クリエイティビティ)や想像力(イマジネーション)を育むための最も重要な基盤です。「遊び」を通じて、子どもは既存の枠組みにとらわれず、新しいアイデアを試したり、他者の視点に立って考えたりする力を自然に身につけていきます。
〇特に身体を使った遊び(運動遊び)は、心身の健やかな成長を支える「生きる力の基盤」として非常に重要です。痛い思いをしたり失敗したりする中で、徐々に身体の機能が発達し、五感(目、耳、鼻、舌、手足)も豊かになってきます、
〇学校の授業はもちろん教科書をもとに進めていきますが、その中に「遊び」もないと、生徒たちにとって無機質なものになりがちです。学んでいることが自分たちの生活や未来に、どのような役割や意味があるのかを実感するためには、ある程度の「遊び」つまり自由な思考の時間が必須です。
〇そうして教科の内容を当事者意識というフィルターを通して身についてことこそ「生きて働く知識・技能」になります。この当事者意識の最たるものが、「想像力」です。また今の社会は「正解のない問い」が増えています。知識・技能という「道具(ツール)」をしっかり持ち、それを使いこなして新しい価値を「創造」していくこと。この両輪がそろって初めて、実社会で「生きて働く」力になると考えられています。一言でいえば、「学んだことを武器にして、自分なりに新しい未来を作っていく力」と言い換えられます。
〇学校概要の校長挨拶に「己事究明(こじきゅうめい)」という言葉があります。もとは「自分とは何かを明らかにしていくこと」の意ですが、自分と向き合い自分らしさを見つめていくことは、中学生という青年前期にはとても重要であると思います。そこから将来自分がどんな形で周囲や社会に貢献していけるかを模索し、自己肯定感を高めていくのです。
〇世の中は常に「便利さ」を追求し、コンビニでは何時でも欲しいものが手に入り、わからないことはスマホで検索すれば、必要な情報が得られます。ただその「便利さ」に慣れると、面倒なことを避ける傾向が現代人にはあります。
〇逆にある程度の「不便さや窮屈さ」があるから、それを克服しようと自分の能力が引き出され、成長できるということを今こそ大人も生徒も再認識していく必要があります。
〇新しく始まった学校生活で注意しなければならないのは、「集団に働く『バイアス(bias):偏りや偏見や先入観』です。特に狭い学級集団で考えてみると、「アンコンシャスバイアス:直訳『無意識の偏見』」が顕著になってきます。具体的には同じ環境で同じ集団の中で一定期間生活していると、知らず知らずの間に各個人の意識に刷り込まれる「価値観の偏り」が発生します。
〇例えば、「〇〇さんはいつも~のような行動をしている」とか「〇〇くんは~が好きなようだけど~は苦手なようだ」のように、その人の個性や特徴を言葉にして表します。これも決して悪気があるわけではなく無意識なのですが、これが少し危険です。
〇集団の中で様々な「思い込み」や「決めつけ」などが強くなると、その集団内で過ごすことに不快や不安に感じる生徒も出てきます。それによりコミュニケーションの価値を損なったり、人々の信頼関係をお互いに低下させ、正しい関係の構築を妨げたりするおそれがあります。
〇人は一人では生きていけませんが、中学校時代は他の人と適度な距離感を保ちながら生きていく術を身につける時期でもあります。先ほどのサバンナのシマウマの集団のように、集団に馴染みながらも、その中で自分らしく生活していってもらいたいです。
須藤昌英
4月7日(火)タンポポと自立・自律
〇今日は朝から学級活動、学年集会、身体測定など、生徒たちは忙しくスケジュールをこなしています。清掃活動も淡々と行い、「おはようございます」や「こんにちは」のあいさつも中学生らしくさわやかです。また給食も始まりますので、新しい教室で食べることは、新鮮さがあることでしょう。
〇6年前の春、世間中でコロナ禍から行動制限が叫ばれていた頃、新しく始めたのが土いじりです。自宅近くの畑をかりての「野菜づくり」があります。ちょうど当時、たまたまご近所の方が「もううちは体力的に出来ないから、今かりている畑を引き続いてやりませんか?」と声をかけてもらったのがきっかけです。
〇最初は、「土でも無心にさわっていれば、日頃のストレスを解消できるかな」くらいの気持ちでしたが、初夏になると、ナスやキュウリ、トマトなどは予想以上に収穫できたことから、すっかりその面白さにはまってしまいました。
〇ただ土を耕すのは無心に身体を動かせばいいのですが、特に真夏は朝や夕方に水をあげるのはそれは大変で、それだけで汗びっしょりになります。共同井戸から畑までは30m程度しかありませんが、それを何往復もするのです。しかし水やりや草取りなどで丹精を込めるほど、野菜は「正直」なので、すくすくと成長してくれます。
〇野菜と生徒を一緒にするのはとても失礼ではありますが、それ以来「教育(共育)も野菜作りも本質は同じかな」と思うようになりました。特に、野菜作りで最も大切なのが「土作り」であるように、教育においても生徒が安心して学べる「環境(学級経営や人間関係)」が基盤となります。そして学校は生徒が自己肯定感を持てる場や、互いを尊重し合える安心感のあるコミュニティであることが求められています。
〇また異なる野菜に同じ量の水や肥料を与えてもうまくいかないのと同様に、生徒一人ひとりの特性に合わせた支援・指導が求められます。さらに生徒の得意分野(教科)や学習のペース、性格に合わせた「個別支援」も可能な範囲で必要になります。ただ野菜の成長を無理に早めることはできないと同様に、教育もまた成果を急がず、生徒自身の内面的な変化をじっくり待つ忍耐強さが重要です。
〇特に成功ばかりを求めずに失敗を経験し、自ら気づきを得て成長するまでのプロセスを、保護者や教職員が信じて見守ることが大切であると、最近私は痛感しています。生徒の元来もっている力を信じ、必要に応じて水や養分を与えてあげること。肝心なのは今の生育状態をよく観察することで、そこから想像力を働かせて、適度に手をかけ、愛情を注いでいくことを本校では最優先していきます。
〇昨日の始業式では、坂村真民(1909~2006)氏の「タンポポ魂」という詩を紹介しつつ、私から生徒へ「桜の花は見上げてみるので余計にきれいに感じますが、それに比べて足元にはいつくばるように咲いている蒲公英(タンポポ)は、地味な感じがするかもしれません。ただタンポポは踏まれた方が強くなる性質があり、一説によるとわざと踏まれるような場所で育っているそうです。みかけはかわいいですが、意外なその力強さに私は惹かれます」と話しました。
〇タンポポはキク科の多年草で、一年でその生を終えるのではなく、深く土の中に根を張り、冬の寒さにもじっと耐えて咲きます。東京大学名誉教授で国際政治学者の猪口孝氏は、その著書「タンポポな生き方」の冒頭で次のように書いています。引用します。
「『生き方』を考える時、私がいつも思い浮かべるのはあの黄色い花、タンポポです。春に家の近くを歩いていると、塀と道路の狭い隙間や、ヒビの入ったアスファルトの割れ目などから、ヒョロリと首を持ち上げて咲くタンポポを見ることができます。その姿は明るく健気で、『頑張っているね』と思わず声をかけたくなります。(途中略)
踏みつけられても立派に花を咲かせ、次世代につなげるタンポポのような生き方は、青春を生きる人たちにはピッタリだと思います。青春を生きる人とは、年齢が若い人ばかりではありません。よりよい人生の意味を考える人すべてです。先生も親も、教育関連の人も含めた多くの人を指すのです。」
〇中学生には「自ら主体性をもつ」ようにしてほしいと願っています。そのためには、まずは私も含めて大人である教職員が「ただの自立からその先の自律」へと意識を変えていくことが大切です。「自立」は、「他人に頼らず、自分で独立した状態」ですが、「自律」は、「自分で考え、行動の主体となった状態」です。どちらも先ほどのタンポポの姿がオーバーラップしてきます。
〇さらに猪口先生は続けます。
「『あなたは自分の性格で好きなところはどんなところですか?』これなら答えられるかもしれません。では、『あなたの欠点と思われるところは?』について考えてみてください。こんなふうに少しずつ自分を分解して考えていくと、自分の輪郭がはっきりしてきます。なぜ自分のことを知る必要があるのかというと、誰でもいつかは自分の力で生きていかなければならないからです。そのときに、自分のことがわからなければ『自立』できません。(途中略)
他人にいわれなくても、自分がどんな人間かを自分で知るためには、まず何かをやってみることです。自分で何かをやろうとしたら、うまくいかなかった、次に方向を変えたらうまくいった、というように行動を重ねることで、だんだん自分の傾向がわかってきます。その傾向が個性と呼ばれる核となるものなのです」
〇私も若いころの経験から、生徒たちが「挑戦したいけど、失敗したくないから・・」と尻込みする気持ちはわかります。でもそれは、「失敗は悪いこと、効率が悪いこと、恥ずかしいこと」という固定観念が彼らをしばりつけているからです。そしてその生徒たちの固定観念は、そのほとんどが大人や社会の影響によるものです。
〇従来の日本の学校では生徒たちに、「効率よく学ばせる」ことを最優先してきた経緯があります。生徒はある意味でその「犠牲者」になっていましたが、これからはそういう状況からはやく脱却しなければなりません。たとえ失敗してもその原因を探しているうちに、修正して再チャレンジしたくなるのが「人間(生徒)の本性だ」と私は思いますし、その生徒たちの本性を引き出してあげたいです。
〇野菜作りやタンポポの姿からも学ぶべきことはたくさんあります。今日も生徒の活動の様子を見ながら、「よく『頑張っているね』、だいぶ『成長してきているね』」と声がけしています。それだけでも生徒の表情はパッとタンポポの花のように、明るくなります。
須藤昌英
【追伸】久しぶりに給食を食べました。生徒たちよりも30分はやく検食し、味付けの様子や異物が無いかを確認し、検食簿に記入しました。今日も素材の良さをいかした調理で、美味しかったです。
【カレーピラフ、鶏肉のマーマレード焼き、ワカメとコーンのサラダ、レンズ豆と野菜のスープ、黒糖大豆、牛乳】
4月6日(月)着任式・始業式
〇週末に降った雨で、街中の桜の花も散り始めました。人間は自分の都合で「もう少し咲いていてほしい」などと思いますが、桜はそんなことは意に介さず、自分の時間で咲いて、散ります。詩人の坂村真民氏の詩に「花は嘆(なげ)かず」があります。紹介します。
花は嘆かず
わたしは 今を生きる姿を 花に見る
花の命は短くて など嘆かず 今を生きる
花の姿を 賛美する
ああ 咲くもよし 散るもよし
花は嘆かず 今を生きる
〇人も生きていれば、思いとおりになることもならないことも両方あります。しかしあまり世間や周囲の声に踊らされることなく、自分の好きなことや挑戦したいことに、大切な自分だけの時間を使っていくのが良いと思います。そういう時間こそ「幸せでプライスレス」なものではないでしょうか?
〇今月の1日にアメリカで、有人宇宙船「オリオン」を載せた大型ロケット「SLS」が、フロリダ州のケネディ宇宙センターから無事に打ち上げられました。4人の宇宙飛行士が搭乗し、月を一周して地球に帰還する10日間の旅だそうです。月面着陸は行わず、高度な飛行技術や生命維持システムの検証を行うとのこと。
〇1972年のアポロ17号以来、約54年ぶりに人類が月の周辺へ到達します。当時私は9歳で、白黒テレビで画像の悪い中継画面(アームストロング船長が月の表面に足跡をつけるなど)を食い入るように見ていました。「あの空に浮かず月に人が行けるのか!?」と、それまで経験したことのない感動をしたことをはっきりと覚えています。
〇いよいよ生徒たちが2週間ぶり登校し、令和8年度の新学期が始まりました。登校するのは久しぶりの生徒たちも多く、朝は少し緊張感がただよっていました。今年度も生徒が「朝は希望で登校し、帰りは満足して下校」してくれるようにしていきたいです。
〇まず新職員の着任式では9名の職員が自己紹介で挨拶しました。続く始業式では、私から創立80周年に関連し、「土中検定クイズ」を出しました。今後検定合格者には記念品の贈呈?を検討します。
【始業式のスライド】
〇最後に春らしく気持ちがゆったりする曲として、新井由実さんの「やさしさに包まれたなら」を生徒たちに聞いてもらいました。そして土中全体が、「やさしさに包まれた」ような学校であってほしい・・との願いを伝えました。
〇その後生徒たちは、新しいクラス編成の発表や教室の移動を行いました。どの顔も進級したことで明るい表情でした。明日からは給食も始まり、本格的な学校生活が待っています。ご家庭でもお子様の話に耳を傾けていただき、気になることは学校にご連絡ください。
須藤昌英
4月3日(金)新年度・新学期を迎えるにあたり
〇久しぶりに朝から太陽の光がそそぎ、青空が目にさわやかにうつっています。気持ちのよい朝です。週末はあちこちでお花見をする人々でにぎわうことでしょう。
〇桜は咲いていてもきれいですが、散って地面に張りついていたり水面に浮かんだりしていたりするのも良いものです。また校庭の一部にタンポポが群生しています。見上げるとサクラ、下を見るとタンポポがあり、この時期の見事な共演です。
〇教員として一番の喜びは、自分の好きなことを極めようとする生徒の姿を目の前にみることができ、それを支援することによって、さらにその生徒が一回り大きく成長してくれることに立ち会えた時です。またその成長する姿によって、こちらも学ぶべき点が多いものです。「教えることは教えられること」は我々教員の中では昔から言い伝えられていますが、理科の「作用・反作用」に似ていると思います。
〇今年度の年間活動計画についても昨年度と同じく、1年を前期と後期の2つにわけて行っていくことにします。「柏市立小学校及び中学校管理規則第19条」では、「学校教育法施行令第29条第1項の規定による学期は、第1学期(4月1日から7月31日まで)、第2学期(8月1日から12月31日まで)、 第3学期(1月1日から3月31日まで)とする」とあります。
〇もちろん本校は柏市の学校ですので、上記の原則で運営しており、従来の「三学期制」を「前期・後期制」に変更するというのは、法律(条例)を変えて行うということではありません。あくまでも一年間の区切りを便宜上「前期と後期」としただけであり、それにより各教科の成績を算定する時期や学校行事等が3学期制と異なってくるということです。
〇ホームページにて「令和8年度年間行事予定表」を掲載していますが、今後これらの予定を変更する場合には、あらためてご連絡しますのでご了承ください。見ての通り7月の一学期終業式は行なわず、夏季休業の前日まで授業を行い、授業時数を確保します。そして10月の初旬までが前期です。その週末は祝日も含めた3連休になります。翌週からは後期となりますが、同様に12月の二学期終業式がなくなり、冬季休業の前日まで授業を行い、3月は年度の修了式で一年間をしめくくります。
〇今から40年くらい昔の昭和時代は、土曜日に3~4時間授業があるのが一般的でした。私も20歳代の頃は、土曜日の午前中は授業を行い、持参した弁当を食べた後、午後は部活動の指導をしていました。今振り返ると、土曜日の方が月~金曜日よりも忙しかった気がします。
〇その後、社会全体が週休2日の流れになるのを受けて、公立の小中学校にも徐々に土曜日休みが浸透してきました。2002年度から完全週休2日制になった結果、年間の総授業時間数が40日間ほど減少し、それにともなって授業数の不足や学校行事の大幅な取りやめなど、さまざまな課題が表面化しました。
〇そのこともあり、2003年に中央教育審議会が教育課程の適切な実施と課題を解決するために提唱したのが二学期制の導入です。そうした経緯によって、授業時間を確保するために前期・後期制を導入する学校が増加しました。
〇二学期制にすると、先ほどのような変化がありますが、特に「総合的な学習」は継続的な学習が必要とされており、その授業時間を確保しやすくなります。また三学期制の場合は三学期が他の学期よりも短く、継続した学習が難しいことが課題でした。前期・後期制にすることで問題解決型の継続した学習がおこないやすくなります。
〇ただ特に来年に高校受験を控えた中学3年生は、昨年度から従来と違うスケジュールとなりましたので、三者面談等で困ったことがないか確認したり、学習へのモチベーションが下がらないように指導したりしていきます。
〇月曜日の令和八年度始業式を前に、職員は準備に追われています。教室内の机や椅子、ロッカー及び下駄箱を確認したり、生徒が使用する際に迷わないようにしたり、臨時日課の学習内容や正規日課になってからの教科担当を決めたり。また各種のお便りを作成・印刷や9日の入学式の準備も始めています。
〇正直に言うと、本来はこの年度はじめの時期はもう少し時間の余裕が欲しいところです。ただ「4月5日が始業式」というのは、「柏市小中学校管理規則」という柏市の条例で定められており、今年はたまたま5日が日曜日なので6日が始業式となっています。
〇もしこれを改正するとなれば、教育委員会事務局が議案として柏市議会に提出し、承認を得なければなりません。この規則の制定が昭和39年ですので、すでに約60年近くたとうとしています。生徒や教職員の負担軽減からも、今後も引き続き、柏市の校長会と教育委員会事務局の間で検討していく予定です。
須藤昌英
4月2日(木)学校周辺の自然・歴史と自転車の反則金制度開始
〇4月になってあちらこちらのソメイヨシノの花は満開ですが、自宅近くの古墳跡に咲く違う山桜(ヤマザクラ)はまだ3~4分咲きの状態です。今週末から来週にかけて満開になることでしょう。
〇ヤマザクラとソメイヨシノの最大の違いは、「花と葉が同時に出るのがヤマザクラ」で、「花が先に咲くのがソメイヨシノ」です。山桜は白~薄ピンクの花と赤茶色の若葉が混ざり合い、自然で野趣あふれる風情ですが、ソメイヨシノは淡いピンク一色で一斉に咲き華やかに散る特徴があります。
〇どちらもそれぞれ素晴らしいですが、聞いたところによるとソメイヨシノの寿命はせいぜい50~60年程度ですが、ヤマザクラの寿命は百年単位だそうです。私としては少し地味ですが、ヤマザクラの生命力に魅かれるので、満開が楽しみです。
〇私が教員になった昭和の終わりは、3月に桜の花が咲くことはありませんでした。4月の中旬に満開になることもしばしばで、むしろ入学式に咲いていればラッキーくらいだったことを覚えています。
〇普段の学校ですとグラウンドやテニスコート、武道場や体育館から、各部活動の練習する声が響き渡っていることでしょうが、今はひっそりしています。昼食後雨が止みましたので、通用門から坂道をくだって学校周辺を一周してみました。
〇坂下にコンクリートの屋根に守られたお地蔵さんがあり、石碑には「明和8年(1771年)」とありますので、今から250年前に建立されたことがわかります。江戸時代の中期のこの地の様子は想像できませんが、当時から今土中があるこの丘の付近は、人々の生活の中心であったことがわかります。
〇また学校の西側には、柏市中原の第3水源地があり、その周辺は林が多く残っています。調べますと、第3水源地は柏の南西部に給水する為の浄化施設で、1965年(昭和40年)給水が開始されたそうです。
また第3水源地は17本の井戸から取水をしており(各井戸とも170m以上の深井戸で、帯水層から取水)、集められた井戸水は浄水場の「着水井」という所で混合され塩素が投入され、その後各家庭に配水井されています。
〇柏市はもともと良い地下水に恵まれ、学区にもニッカウヰスキー柏工場があります。先日、学校運営協議会委員(元PTAサポーター代表)の足達さんから、「美味しい水でつくられたブラックニッカの後のラベルには、柏市増尾という地名が入っていますよ」と教わり、早速スーパーで調べてみると、その通りで感動しました。私は普段からウヰスキーは飲みませんが、インテリア?として1本購入し、リビングに飾っています。
〇第3水源地の近くの脇道にも、古いお地蔵さまがありました。しかし、裏側をみてもいつから安置されているのかわかりませんでした。そしてそこには、「増尾の森」があり、初夏には地元の方々によって、蛍の鑑賞会が毎年開かれています。
〇ただ市の水道部によると、柏市の井戸からの取水が年々減少しているようで、それは取りも直さず、水を蓄える緑豊かな森や田んぼが次々に姿を消していることに他ならないからだそうです。学校裏の斜面林も含め、後世に残したい豊かな自然と伝えていきたい歴史があるのがこの地域です。
【第3水源地とお地蔵様と増尾の森】
〇昨日からテレビなどでは、自転車の交通違反に対して反則金の納付を通告する取締りの開始について、各地での様子が映し出されています。政府は反則金の額を決定し、4月1日から適用されるとのことです。
〇原則の対象は16歳以上で、違反行為と反則金としては「携帯電話使用(ながら運転)が1万2千円」「信号無視が6千円」「逆走や歩道通行などの通行区分違反は6千円」「イヤホンを装着し不適切な音量で音楽を聴いたり傘をさしながら運転が5千円」「並んで走行したり二人乗りが3千円」などとなっています。
〇今のところ中学生は対象外ですが、3学年の生徒は卒業後(来年の4月以降)はすぐに16歳になりますので、適用対象になりますので、今から意識しておくべきでしょう。
〇ただ「自転車の歩道通行」については、「車道を走るのが危険なので仕方なく歩道を走行している」とか「ただ単に歩道を通行しただけで反則金はおかしい」といった意見も一般の方々から多いようです。そこで警視庁は、自転車は原則として車道通行とする一方、13歳未満や70歳以上が運転する場合や、車道の交通量が多く事故の危険性が高い場合は歩道も通行できるという現在のルールを示しました。
〇私も週末に自転車に乗りますが、車道を走行する場合と歩道を走行する場合の判断に迷うことがあります。少なくとも歩道を走行する際には、すぐに停止できる「徐行」を守るようにしています。
〇逆に車を運転している場合には、横断歩道を自転車で走行している人の様子を注意深く見るようにしています。できればその人と目があって、「私は渡りますよ、いいですか」「わかりました、どうぞ」のようなアイコンタクトがとれるのが理想です。
〇本校は自転車通学者がいませんが、前任校や前々任校には多くの自転車通学者がいて、毎日交通事故がないように願っていました。放課後や休日に乗る場合もあるので、反則金があるなしにかかわらず今から気を付けてほしいです。
須藤昌英
出席停止の感染症にかかったら、こちらをご確認ください。
【通知】治癒証明書等の取扱いの変更について.pdf
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