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2026年3月の記事一覧
3月24日(火)令和7年度修了とマルハラ(世代間ギャップ)
〇昨日の午後、新入生体験・説明会を行いました。体育館で生徒会総務から学校生活の様子を説明してもらい、その後教室で特別授業(国語・数学・英語)を受けました。
〇私から冒頭に次のようにあいさつしました。
「こんにちは。ようこそ土中学校へ。皆さんはあと16日で、土中の第80回入学生となります。この後生徒会の先輩から学校生活の説明がありますが、中学校は小学校の半分の3年間しかありません。ですから驚くほどあっという間に過ぎていきます。4月から遠慮しないで、スタートダッシュしてください。
私はちょうど50年前の今頃、小学校6年生でした。中学校に入学する前に、制服を着るとかカバン教科書が変わるなどの変化にとても戸惑っていたのを今でも覚えています。今のみなさんもそうだと思いますが、それでいいと思います。不安と期待は裏表の関係にあります。
中学校生活を楽しむためのヒントである3Cは、「Challenge(チャレンジ)」、「Change(チェンジ)」、「Chance(チャンス)」です。「Challenge(チャレンジ)」すれば自分を「Change(チェンジ)」できる。今こそ「Challenge(チャレンジ)」をする「Chance(チャンス)」です。
私は中学校に入学した際、3つの「チャレンジ」をしました。
①小学校の時に嫌いだった算数が数学に変わり、いろいろと理由や根拠を考えることが面白くなり、その後数学の世界に魅了され、結局数学の先生になりました。
②部活動は器械体操か野球をやるかで迷っていましたが、最後は団体スポーツをやろうと決め、長髪だった頭を丸坊主にしました。そして高校まで楽しく野球をし、教員でも野球の顧問になりました。
③小学校までは、友だちや相手の都合に合わせて遊んだりしていましたが、中学校は小学校の半分の3年間しかないので、すべて自分優先で時間を使うことにしました。もし遊びに誘われても、「今、俺はこれをやりたいからまた今度」と断ることも増え、その分やりたいことに集中できました。
もう一度言いますが、中学校生活を最高に楽しいものにするための合言葉、それは「失敗を恐れずにチャレンジすること」です。この春休みは、4月からの中学校生活を想定し、3つくらいのことに「チャレンジ」してみましょう。何でもいいのです。食後の皿を洗う、椅子や靴をそろえる、話したこともない友達と話をしてみるなど。その「チャレンジの予行練習」が、4月からの基礎固めになります。皆さんの入学を、心から待っています!」
〇昨日、最近の生徒たちに「挑戦してみよう」と言うと、彼らは「失敗できない」ととらえがちになることを書きました。同様の意味で、現代の若者に対しては、「マルハラ」に気を付けて接しなければならないことを最近しりました。
〇今では「ハラスメント(Harassment)」という言葉は、すっかり定着しています。嫌がらせのように、「相手を不快にさせたり不利益を与えたりするなど、肉体的・精神的な苦痛を与え、人間としての尊厳を侵害する行為の総称」のことです。
〇具体的には「パワハラ(地位や人間関係などの優位性をもとに、精神的・身体的苦痛を与える)」「セクハラ(相手の意に反する性的言動で、働く上で不利益を被ったり、就業環境が妨げられたりすること)」「モラハラ(モラルを根拠とする嫌がらせ)」など何種類もあるそうです。
〇一昨年新しく「マルハラ」という言葉を知りました。主にLINEやチャットなどのSNSの文面において、句点(。)を使用することで、相手に威圧感?を与えてしまうことを表す造語のようです。
〇最初私は、正直それが何を指しているのか理解できませんでした。例えば「わかりました。」や「連絡ください。」という一見、何の変哲もない表現が若者たちにとっては淡々としすぎていて、怒っているように感じられるというのです。
〇若者たちにとっては「マル(。)」が怖く、新しいハラスメントになっていると聞いても、自分の感覚ではまだ実感できません。24歳の娘に聞いてみましたが、「人にもよるけど、友達の中には怒っているというか冷たいや冷めてるとマイナスイメージをもっている人も多い。「マル(。)」の代わりにビックリマーク(!)はよく使っている」と教えてくれました。
〇確かに私も含めた世代は、メッセージを伝えるのに長文になりがちだとは思います。昭和から平成に育った人々が主に使用していたコミュニケーションツールは手紙やメールでした。メールは、挨拶から本題まで一度に書くため、長文になります。長文を書くときは、途中に句読点を挟まなければ当然読みにくい文章となるため、癖でLINEやチャットでも句読点を付けてしまうのです。
〇確かに若者の感覚は時代の最先端であり、決して否定するつもりはありませんが、ことさらにとりあげて『ハラスメント』というネガティブなニュアンスを持つラベルを貼るのは・・・?とも感じます。
〇逆に我々の年代になると、絵文字を使って送られてくる文にためらいを感じるほどですから、年代のギャップも否めません。時代は変化しつつも、美しく正しい日本語もその一方で残って欲しいと思います。
〇予防策としては、日頃から適切なコミュニケーションをとることでしょうか?ただコミュニケーションとは、単に会話するだけではなく、問題や課題を抱えている場合には、適切な現状把握と要因分析を行ってからコミュニケーションをすることが必要です。
〇コミュニケーションも大きく分けると2通りで、何気ない世間話をしたりするリラックスな場合と目の前の問題解決に一緒に向き合う場合があります。本校職員の半分以上は、私の子どもと同世代ですので、日頃からSNSを使わずに直接相手の話に耳を傾けることを心がけています。
〇本日は朝から令和7年度修了式を行います。今年度の登校日数は1学年が197日、2学年が200日でした。
〇私の話の中では、4月から「背中で語れる先輩になろう」という主旨の話をしました。要約を書きますと、
➡物事や人間には、必ず表と裏があります。これは良い意味でも悪い意味でも、しかも大人も子どもも同じです。たとえどんなに良い人と言われる場合でも、その人にも他人よりも自分を優先するなどの裏の顔があります。であるならば少なくとも「言と動の一致」、つまり口で言っていることと実際に行動していることに、明らかな矛盾がないようにしたいですね。その差がないほど、人から「信用」ではなく、「信頼」されます。「信用」と「信頼」の主な違いは、信用は「過去の実績(条件付き)」に基づく評価であり、信頼は「現在や未来の人柄(無条件)」に対する確信である点です。信用は「この人は成果を出せる」という客観的な判断、信頼は「この人なら任せられる」という主観的・感情的な期待です。気を付けたいのは、「あの人は言うことと実際にやっていることがバラバラだね!?」と言われないようにすることだと思います。
〇最後に今から35年前の曲「どんなときも(槇原敬之:作詞作曲)を流しました。当時私は二十代後半で、クラスの生徒とよくこの曲を聞いたり歌ったりしていました。特に曲のサビの歌詞が今でも印象に残っています。「聞いたことのある人?」と尋ねると、およそ半数の生徒が手をあげました。昭和の歌も捨てたものではありません。
どんなときも どんなときも 僕が僕らしくあるために 「好きなものは好き!」と 言えるきもち抱きしめてたい
どんなときも どんなときも 迷い探し続ける日々が
答えになること 僕は知ってるから
〇その後、令和7年度末で転退職する教職員8名のお別れのあいさつを行います。夕方に氏名のみシグフィーでお知らせする予定ですが、まだ新聞発表前ですので、異動先の学校はつたえられません。
須藤昌英
出席停止の感染症にかかったら、こちらをご確認ください。
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