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3月19日(木)駄目(ダメ)と無駄(ムダ)

〇春の雨は「催花雨(さいかう)」や「養花雨(ようかう)」と呼ばれ、膨らんだつぼみに水分と温かさを与え、開花を促す恵みの雨とされています。今朝の雨は、すでに咲いている桜を散らしますが、これから咲く花の成長を急がせ、本格的な春の訪れを感じさせるでしょう。

〇明日は「春分の日」で、一般的には「秋分の日」と同じく、昼と夜の時間がほぼ同じになる日です。ただもう一つ、その日の太陽の南中高度(太陽が真南【子午線】を通過する瞬間、地平線から最も高く昇った時の角度)の求め方が数学的にわかりやすいのです。

〇結論から言うと、春分の日の南中高度は、「90°-地点の緯度」の公式で計算できます。その理由は、太陽が赤道上を真上から照らすため、地軸の傾き(約23.4°)を考慮せず、単純に緯度を90°から引くことで計算できるからです。中学生の図形の知識を応用すると、よく理解できます。

〇具体的には、柏市の緯度が「北緯35度52分03秒〜05秒」ですので、明日の南中高度は、「90°-35°=55°」と計算でき、約55度となります。明日の正午頃はぜひ空を見上げて、太陽の高さを感じてください。

〇みなさんは一日の中で何回、「駄目(ダメ)」という言葉を使っていますか?またその言葉の意味や語源を知っていますか?私も数年前まではまったく知らずに、ただ口癖のように使っていました。

〇あらためて調べてみると、その語源は囲碁にあります。囲碁は、黒と白の石を交互に盤上の交点に打ち、囲んだ陣地(地)の広さを競うゲームです。9路盤(9×9)の小規模な盤面で、黒から先に打つのが基本で、石の上下左右(呼吸点)をすべて囲むと相手の石を取れます。最終的に自分の色の石で囲まれた交点の数が多い方が勝ちとなります。

〇私は将棋の経験はありますが、囲碁はまだやったことがありません。ただ以前に人がやっているのを外からみていて、将棋との違いを感じたことはあります。簡単に言えば、将棋と囲碁の違いは、「局所的な攻防(将棋)」と「全体的なバランス(囲碁)」という性質です。将棋は「駒の動き」を覚える手間や取った駒を使える複雑さがあり、囲碁は盤面が広いため「陣地の価値」を判断する大局観が必要です。

〇話をもとに戻すと、囲碁での「ダメ(駄目)」とは、黒と白の陣地の境界にある、どちらが打っても地(ポイント)が増減しない無駄な空きスペースのことです。対局の最終段階(終局)で埋められる場所であり、ここから日常生活で「無駄なこと」「役に立たないこと」を指す「ダメ」という言葉が生まれたそうです。

〇AIにその詳細をさらに尋ねると、次のような回答がありました。何度か読み返しましたが、少し難しいです。

1. 囲碁における「ダメ」の役割

終局の目印: ダメをすべて埋めると対局が終了し、整地(地を数えること)に入ります。

石の死活・取られの限界: 石が取られるまでに必要な周囲の空き手数のことも「ダメ(呼吸点)」と呼びます。

2. ダメに関連する用語

ダメヅマリ (駄目詰まり): 自分の石が周囲のダメを失い、身動きが取れず取られやすくなる状態。非常に危険な状態を指します。

セキのダメ: 「セキ(関)」と呼ばれる、黒と白がお互いに取れない(手を出せない)状態の共有空点もダメと呼ばれます。

3. 注意点

ダメは「打っても地にならない」場所ですが、石の安全に関わる重要な場所でもあります。安易に自分の石のダメを詰めると、思わぬ「ダメヅマリ」で石が取られてしまうリスクがあるため注意が必要です。

〇一方で「無駄(ムダ)」の語源は、何もないことを指す「むな(空・虚)」が転じた説と、馬の輸送に由来する2つの説が有力です。後者はかつて馬で荷を運ぶ際、積荷がない「無駄(空荷)」は、運賃が取れず損をする(=役に立たない)状況を指し、これが「役に立たない・益がない」という意味に転じたようです。

〇「無駄」の表記については、「駄」という字が「価値のないもの」「役に立たないもの」を指すことから、後から当てられた「当て字」のようです。昨日の「プライスレス」は、「プライス(価値)」と「レス(否定の意)」が組み合わさって出来た言葉のため、「価値がつけられない」の意味でしたが、それとは真逆の「価値がない」「貴重ではない」のことです。

〇中東の紛争の件で、アメリカのトランプ大統領は、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の安全確保のため、日本を含む約7カ国を名指しして護衛艦(艦船)の派遣を求めていました。しかしそれに対しほとんどの国が応じなかったようです。そして本日、日本の首相が直接アメリカ大統領と会うようですので、日本の法律の範囲内で日本関係船舶や乗員の命をどう守れるか、また日本が独自に何ができるかなどを率直に話しあってもらいたいです。

〇その際日本としては、「それはダメです、できません」とか「それは無理にやってもムダになります」などと、はっきり言ううべきだと思います。そして同様に中学生が、「駄目(ダメ)」や「無駄(ムダ)」を使う場合にも、ただ理由もなく言うのではなく、「自分としては●●と考えるので・・」のような論理的な説明ができることを期待しています。

 

〇本日は午後に、学年末保護者会を体育館と各教室で行います。保護者会を開く主な目的は、学校と家庭が連携して、子どもたちの健やかな成長を支える環境を整えることにあります。具体的には、学校から、教育方針や学習内容、学校での様子などを直接伝え、反対に家庭での生徒の様子を教員に伝えてもらい、学校と家庭で認識を合わせます(情報の共有と相互理解)。

〇また保護者同士が、共通の悩みや子育ての情報を交換し、保護者間のコミュニティを形成します。横のつながりができることで、緊急時の協力体制や防犯意識の向上にもつながります。このように、保護者会は単なる報告の場ではなく、教員と保護者が生徒の教育・養育について話し合い、より良い教育環境を作っていくための重要な機会となっています。

須藤昌英