校長雑感ブログ

2025年12月の記事一覧

12月25日(木)石田ゆうすけ氏講演『自分らしく生きる』の感想:その2

2 これからの学校生活(生きていくことも含め)上で、参考になったことがありましたか?

『1年』 

・きのこを売っていたおじさんの話。自分の考え、文化、生活など自分がやっていることが当たり前だと思わないほうがいい。人によって「当たり前」が違う。「当たり前」が違うことを認め、尊重し合えてこそ仲良くなれ、コミュニケーションがとれる。

・まず、発想が良いとおもいます。なぜなら難しくてもやろうとするのがかっこいいし、後悔しないか後先をしっかり考えるのも自分の参考になるからです。つぎに「小さな行動」がすごくいいと思いました。

・自分の夢を叶えるためには、小さいことから大事にしてその夢に対して一つずつ進んで行くこと

・人生の中で経験するもの何かを得るものは、人によって違うと思うし、まだ夢などが決まっていないけれど何か思いついたことを実現するということが大切だと学び一人ひとりの個性や自分に必要なものを考え最終的に自分に悔いのない人生を歩めるように頑張り実現できるようにします。

・多様性の理解は学校生活だけでなく、これから生きていくうえで大切なことだから今から実践して癖付けようと思った。また、苦境の乗り越え方の話を聞いて、自分のやりたいことができたときに大変なことがあったら客観視して前に進んでみようと思った。

・3年生になったら、入試とか受験とかがあって色々大変な時期があるけど、それでも石田ゆうすけさんみたいに色々な挑戦をして、乗り越えていきたいです。

・多様性の理解です。「相手の立場になって考えれば、少しだけ人に優しくなれる」と思いました。自分だけを考えることを常とするのではなく、相手のことも考えて接し、敬意を払うことで相手のことを知り、相手に優しくなりたいです。

・話を聞いてただ勉強したり作業したり部活したりじゃなくて目標や日にちを決めてそれを行ったり自分が何をしたいのか、自分が後悔しない選択をして勉強の仕方を工夫したり人との接し方を今までとはかえて相手の身にもっとなってみたりして生きていきたいと思いました

・世界一周はすごく大変だと思うし、難しそうだけど諦めずにやったというのがすご位と思いました。これから世界一周ほどじゃなくても難しかったり大変なことがあると思うけど諦めずに前進していきたいです。また、多様性の話などで、自分と違うかんがえの人でも相手の気持ちを考えて全部自分と同じと考えず、違う意見のいいところなどを探していろいろな人と関わっていく大切さを学ぶことができました。またインターネットなどの情報はすべてがただしいと思わないこと、実際に体験する大切さも学べました。

・自分は今年がとても短く感じていてそれと同じように人生もとても短いと思うから、自分らしく諦めずに挑戦していきたい。そしてもし海外に行ったときには、簡単な単語から覚えて英文にしなくてもいいから単語だけでも覚えていく。

・分岐点に立って迷ったときは後悔しない道を歩もうと思えました。

・選択によって人生が良くなったり悪くなったりするなど知った。またチャレンジしてみなければできなかったことや、わからなかったことがあるんだと思った。

・夢を諦めず、努力してたどり着くまで夢を追い続けるモチベーションが湧きました。

・ありました。社会に関わることが目的で、それまでに習得していくものは手段だとわかって、そこの手段の部分で終わらないようにしたいなと思いました。

・笑うことで余裕ができること

・相手の立場になることが大切だということ。自分の中にある固定概念を捨てるのが大切だということ。

・自分の意見ばっかりを尊重、押し付けるのではなく他の人のこと(意見など)も客観的に考えたり、自分の目標を達成にするためにはヤケクソになることや1つや2つは何かを失う覚悟でいることが大切だとわかった。

・多様性の尊重が大切だと思いました。日々生活している人のなかでは、普通に暮らせる人もいるけど、生活している環境の問題だったり、体が不自由な人がいたり、持病を抱えている人がいたりするから、みんながみんな同じような生活ができるわけじゃないことを考えられました。

・これから二年生、三年生と学年も上がってきて生活も厳しくなるかもだけど、石田さんの勇気ある体験話によく影響されました。これで自分への自身も良くつけて受験も頑張っていきたいです。

・今後は「今やっとけば良かったな」と思わない生活をおくりたいです。そのために、やりたいと思ったことを必ずではないけどほとんどやったり、挑戦したりしようと思います。

・これからは自分でどう生きていきたいかを探して、夢に向かって進んでどんどん向かっていく気持ちで頑張りたいと思う。

・今、夢を持たなくても、今後夢が持てるかもしれないし、今夢を持っていたらその夢に向かって、最後まで諦めないで全力で夢を叶えたいと思いました。

・自分が生まれた意味を知るためや探すことで人生がより良くなるということがわかりました。どんなことも、挑戦してみる事が大切なんだとわかりました。

・どんなに辛いことがあっても諦めずに乗り越えていけばきっと達成する事ができるのだと思いました。

・自分がやりたいと思ったことは、夢で終わらせないで、実現しようとすることが大事なんだと思った。

・毎日安全だと思っていてもたまに強盗などがいたりするから生活を改めて戸締まりなどをしっかりしたい。

・知らない言語の覚え方

・人は見た目によらず優しい人も世界にはたくさんいる

・石田さんも言ってた通り年々歳を取ると時間が立つのは速く感じるし、その時間の中で嫌なことをずっとやっているくらいだったら楽しいことをたくさんやったほうがいいなと思って今後は自分が「こんな事やってみたい」や「これ楽しいからやりたい」など思ったときは必ず自信を持ってやって楽しいということを感じたい。

・今自分がやりたいことを見つからないなら、勉強をしたほうがいいと言っていたので、自分の将来の道を広げるためにもっと勉強をして選択肢を増やしたほうがいいと思いました。

・多様性を理解することは自分のためを大切にしたいです。

・「やりたいことを声に出す」は、自分の好きな芸能人も言っていた言葉で、夢を叶えた石田さんも言っていたので、改めて大切なんだなと気付けました。なので、今後の人生は「やりたいことを声に出す」を意識して生きていきます。

・困ったときはヤケクソになるし決めたことはやる。

・夢をどんなに難しくてもいつ人生が終わるかわからないからできるときにすぐに行動に移すのが大事だと思いました。お金や環境にとらわれず自分のやりたいことをやるのが大事だと思いました。

・辛いことがあっても諦めない

・自転車で世界一周はしない方が良いことがわかった。でもしたら自分が生きていることを実感できるのはいいなと思った。

・自分の価値観を捨て相手の立場になって考えてみることは旅以外にも役立つし、現地の人達と関わり、よりその国が楽しくなったり好きになったりするから、先入観を捨てることも必要だと感じた。

・いろんな価値観を持つこと、言語の覚え方、多様性を理解すること。

・世界は広いのは知ってたけど、思ってた以上にひろくてびっくりしました。自分で漕いで見た景色がどれほどきれいなのか初めて見て感動しました。世界はではいけないけど、自転車でいつもと違う景色を見てみたいなと思いました。

・例えば、部活でなにか困難になったときでも、そのことをどうすれば解決できるのかを計画立てること。

・これからは多様性理解をして外国語を覚えていろいろな人と話したいと思った。

・自分がしたいことを目標にやっていきたいです。

・やりたいこと、夢がなかったら勉強を頑張って、可能性を広げること。

・私は、「いつか」ではなく、正確に日にちなどを決めて正確に決めていきたいと思います。また、将来のために勉強などをたくさんします。また、英語の勉強の仕方を参考にして書きたいと思います。

・自分のしたいことをする

・私にはまだちゃんとした将来の夢がないけれど、少しでも興味が出たものには失敗を恐れずに積極的に挑戦したいと思いました。いつでも後悔のない道を選択したいです!

・この演説全体が参考になりましたが、一番は上のことで、これからはどのような人に出会っても、決めつけで逃げ出したりするのではなく、石田さんのように相手に敬意を払おうと思えました。

・多様性理解

・計画的に目標を達成すること

・人生で時にはヤケクソで決めてもいいことがあるのががわかった。

・ありません

・少しずつ小さいことを積み上げて大きいことにも挑戦したいです。

・その人の立場になって考えてみること

・自分らしく生きる!

・生きる楽しみ

・多様性を理解することです。多様性を理解しないと結局は自分が認めてもらえなくなったりして、悪いことも多いから、いろんな特徴を持つ人がいることを理解して、受け入れて過ごしていきたいと思いました。

・夢を実現するために日程を決めることを大事にしようと思った。

・学校生活では周りの人に迷惑かけたからかけないようにしたりする。朝挨拶したり募金活動をしていたらお金を入れてあげる。

・だめだと思ったことも、声に出したり笑ったりして立ち直ることを覚えときたいと思いました。また、自分のやりたいことを見つけてそれを進んでできるようになりたいです。

・知らない人とあったりしたら、先に自分ではなくて相手が何を伝えたいのかを考えること。

・英語を学ぶにあたっての覚える順番や、多様性を理解すること。

・自分が理不尽な状況でも直ぐに人に助けを求めず、とりあえず自分で頑張ってみようと思いました。

・自分で選択肢を決めることや自分以外の人ともうまく接することができるようになろうと思った。

・自分の夢に向かって今の自分は何をシないといけないか、かんがえること

・世界一周は大変だけど、そのかわり美しい景色がたくさん見れることがわかった。

・話の中の石田さん以外にいた日本人の行動で、現地の子供に思いやっていてすごく優しい人なんだなと思い、この思いやりが参考になった。

・私流コミュニケーション術が参考になった。

・自分のやりたいことをするということ

・常に目標を持つ事が大事だと思う。

・諦めないでやること。

・これからの人生で敬礼、愛国、忠誠、滅共を胸に刻んで生きていきたい

『2年』

・色んな壁を乗り越える方法

・人生はすぐ終わってしまうので、後悔なく自分がやりたいことをどんどんやっていこうと思います。

・自分で決断をするということの重要さがすごく参考になりました。また外国でのコミュニケーション能力などの方法も参考になりました。

・三輪車のおじいさんの話から多様性の精神みたいに、何かをやれば何かを得れる何事もチャレンジ精神

・ありません

・石田さんが現地の言葉(英語)は勉強したほうがいいと言っていて、ほんとにそうだと思いました。

・多様性を尊重するために、じぶんをすてたり、相手の視点から考えたりすることが大事だと思いました。

・自分は今まで安定を求めていたけど、自分のやりたいことや好きなことをもっとやってみたいと思った。

・これからの道を自分がやりたいことをやって悔いのないように生きていきたいと思いました。

・時間はどんどん短く感じてくので、やりたいことはやっていきたい。

・とても綺麗な砂漠に行ってみたいと思いました。

・どんなに辛くても負けない、諦めないようにしようと思った。

・いつかじゃやらないから日程を決めたりしようと思いました

・人生でやりたいことをすぐ見つけられなかったら受験に力を入れるという考え方が参考になった。

・したいと思ったことは積極的にするべきだ。自分を後悔させないためには。私は、世界一周なんてことをするつもりはない。今のところはだが。私は私なりの感動を味わうべきなのだろう。そのためにも、人とわかりあうこと、新しい世界を見ることは重要だ。

・前に前進するにはやけくそになることが大事だと知り、やけくそになっていきたいなと思いました。

・何かを決断するときは、自分が後悔しない道を選び、誰かにそのことを伝えることが大切ということ。多様性に関わり方についてをこれからの生活の参考にしていきたい。

・自分の道は自分で決めないといけないので、人に頼りすぎずに自分で選んだ道を進みたいと思いました。やりたいことはやって後悔をなくしたいと思いました。

・終業式の3年生の反省で、朝の2分前着席ができるようにするには、朝型になれるようにすることが参考になった。今後の受験にも関係することだから、大事だと思った。

・積極的にいろいろな経験をし考えを広げていきたいです。

・自分はもともと敷かれたレールを行くのではなく自分から一歩を踏み出し違うレールを行くことが参考になりました。

・きのこの話から人のために行動を起こすことで自分の人生も相手の人生も豊かになることがわかったので参考にしていきたい。

・何事にも口に出す日程を決める、自分をすてる

・自分がしたいことを見つけ周りの人の噂をすべて信じて興味をなくすことわせずに自分の足でいき、目で感じてこれからの生活に活かすことをするのが大切だとしれました。

・自分がやりたいと思うことを我慢せず後悔をしない生きかたを選んだ石田ゆうすけさんみたいにやりたいことに熱心に取り組んでいこうと思いました。

・新しいことに挑戦するときは自分を捨てその環境に適応することを心がけたいです。

・諦めないこと、自分を捨てる、予定を決める、ヤケクソが参考になりました

・これからの学校生活は時間があっという間に過ぎていくともうので、思い出に残るようなそんな学校生活がいいと思いました。

・先のことを考えずに今やりたいことに果敢に挑戦することが大切だと知った。特に事実は一つじゃないという言葉が心に残って、他の国とかニュースとかで決めつけてしまうことがあり、自分にも刺さる部分がありました。

・インターネットだけの情報を鵜呑みにせず自分で見たり聞いたりして確かめることが大切なんだなと思い、これからはちゃんと自分で調べて確かめることを大切にしたいです。

・一度切りの人生なんだから、後悔のないように生きたいです。

・一つは勉強も大切だけど自由な時間も大切ということがわかりました。自分の将来の夢はたくさんの大変なことを乗り越えていくことが大切だとしれたので、勉強をたくさん頑張っていきたいです。

・敬意を払うことでいろいろな人の見方ができ、相手を尊重して生きていくことができると思います。自分もこれから色んな経験をしていくと思うのですが、その中で感じた感情を大切にして、沢山の人と出会っていきたいと思いました。

・夢を諦めないことの大切さを学べたので、自分の夢に向かって頑張っていこうと思えました。

・自分は、夢を持っていてそれを周りに言うのをためらっていました。そこで、今日の講義を受け自分よりもスケールの大きい夢をみんなに言った人がいると思い、自分の夢に誇りを持っていきたいです。

・自分らしく生きることの大切さを学びました。

・ネットなどの情報を見ても、それが本当かどうか疑う必要があり、一度自分の目で確かめてみることが大切だとわかった。また、言葉を完璧に覚えなくても、日常会話で使う最低限の単語さえ覚えれば、コミニュケーションは取れることを知った

・後悔しないことを選ぶといいことが参考になりました。

・自分の人生は自分が後悔しないことを意識して、自分の進路を3年生になったら決めていきたい。多様性も意識して今後の学校生活や社会に出てからも送っていきたい。

・石田ゆうすけさんの体験談で人生の二択を迫られているときに一方は安泰な生活ができるけど、もう一方は自分の道を進んで夢を叶えることで、自分の夢を追いかけるのがすごいと思ったから。自分も石田さんみたいな選択をしたい。

・諦めないことの大切さ

・インターネットなどをすぐ信じてしまいその国は治安が悪いなど決めつけてはいけないことがわかったから海外旅行をするならそういうのを活かしていきたいと思いました。

・これからの人生で、石田さんの決断力や行動力を見習い、公開しない人生を送りたいと思いました。また、他人との交流をする際のコツを知り、今後に活かしていきたいと考えました。

・この国怖いなって思っていたが、実際現地の人と関わってみたらすごく親切だったって聞いて決めつけはよくないなってことが参考になりました。

・石田さんが旅をしていく中で困難にあったときに考えるといいことや行動を知ることができ、自分も困ったりしたことがあったら使ってみたいと思った。

・将来の夢を決めるのは自分。1つ目の人生は安定した生活、2つ目の人生は夢がある生活だと、夢のある方が安定した生活よりも飽きないの言葉が胸に刺さりました。

・自分の考え方を変えれば感情のコントロールがうまくいくと知れた。

・自分のやりたいことをするには勉強することがたいせつ。

・辛いことがあったときは諦めずに乗り越えていきたいと思った。

また、夢は口に出すことで実現につながるし小さなことでも行動に移すことで叶うらしいからやっていきたい。

そして、辛いことを乗り越えて見える景色は最高らしいから自分も目指して頑張っていきたいと思った。

・諦めないこと

・後悔しない方法を取ること、です。私はどんなことにも怖がりで、こわいという感情が出たら物事を諦めてしまうことが多いです。諦めたことでやっとけばよかったという後悔の感情がでるときもあるので、石田さんのように良いこと悪いことを想像して、自分とよく話し合って、後悔しない選択をすることが大事だとおもいました。

・自分のやりたいことを夢から現実にする道のりのつくり方的なことを学んだのでそれを使って自分で選択していきたいです。

・仲間とのコミュニュケーションを大切にして相手の気持ちを考えて行動すること。外国人とのコミュニュケーションの取り方。

・今回の話を聞いて参考になったことは、嫌なことがあっても怒らずに僕は笑ったりしたりしてストレスを緩和して生きていこうと思います。本日は大変ありがとうございました。

・何事もすぐに諦めたりするのではなくて、諦めずにやり続蹴ることが大切だと思ったので何事もやり続けてみようと思った。

・石田さんの話を聞いて、いろいろなことにたくさん挑戦してみようと思った。

・目的をきめて、行動する。目標ややらないといけないことなどは声をだして周りの人につたえ、逃げれないようにする。

・決められた大体のレールだけを進むのではなく自分は何をしたいのか、をよく考え後悔のない楽しい人生にしたいなと思いました。

最初は無理だと思っていても、実際やってみると意外とできるんだなと思いました。しかしそれにはすごい忍耐力と覚悟が必要なんだとわかりました。手段と目的の話を聞き、手段は自分の中で終わること、目的は世の中のためになること。と話を聞き、手段だけで終わらせず自分が世の中のために何ができるのかを考え目的にしていきたいなと思いました。決められた大体のレールだけを進むのではなく自分は何をしたいのか、をよく考え後悔のない楽しい人生にしたいなと思いました。

・いつも幸せに生きることを目標にして生きていたいと思った。

・大きな世界を見つけられるような人生にするという目標ができました。

・生きていくうえで様々な経験をしていくことが多く、初めてで不安でもまずは「前進」がとても重要だと感じました。

・外国人との接し方について参考になった

・苦しいことがあったら笑うことが大切ということ

・がむしゃら

・これからの学校生活・人生はいろいろな選択があると思うけれど、その選択を慎重に選びたいです。

・自分はまだ将来の夢などが決まっていなくて、今日の講演を聞いて、たった一回の人生だから自分な好きな仕事をやったほうがいいと思いました。

・苦境な事があったときにお話のように客観・笑うなどを意識することによって乗り越えられるというお話があったのでそれを活かしていきたいなと思います。

・今回の全校道徳の話を聞いて、なにかしたいことがあるときに口に出して言うことをやってみたいなと思いました。口に出したほうがいい理由を聞いてなるほどなと思ったし、簡単にできるのでやってみたいです。

・失敗を恐れて挑戦しないより、自分の興味を行動にする人生のほうが楽しいと思うし、後悔も生まれないと思うから、冒険して生活したい。

・教えられたことが参考になりました。

・英語の覚え方など、もしどっか行く機会があればとても参考にしたいとおもいました。

・諦めないで人生楽しもうと思いました。自分も自転車が好きなので大人になったら同じようなことをしたいです。

・怒らないようにする。心を豊かにする。色々な人との交流をしてみる。

・一人の人物としての生き方

・ニュースとかだけのことを信じるんじゃなくて、実際に体験することで違う真実を見つけられるから、これからは1つのことを信じるんじゃなくていろいろな可能性を見つけたい。挨拶、感謝などを覚えていれば会話はできるので英語も少しずつおぼえようとおもった。

『3年』

・自分に負荷をかけることが成功への近道だなと感じた

・目標に向かって頑張る

・外国人との接し方

・今後の人生は、いろんな自分の都合に悪いことがあっても、あきらめずに進み続ける。

・後に後悔のない選択をする人生を送れるように頑張りたいと思った。

・無理だとおもったことでも、計画を練ることで自然とできるように感じるとこ。

・人との関わり方

・外国人と関わる際は、日本の文化に固定されずに、異国の文化を認めて生活していきたい。

・私は受験生で高校で生活することになったらその高校生活の中で夢を見つけてしれに向けて今回習ったことを駆使して夢に向かって頑張っていきたい。また、難しいことがあっても向かって行動しようと思った。

・人それぞれの文化を大切にすること 諦めないで努力すること やる気とヤケクソで頑張ること 言葉にならないくらい感動と辛い先にみえる景色をありがとうございました。

・自分の夢を追いかけていき、やれるうちにやっておくのが大事

・自分の人生、与えられた命を自分から楽しいものに変えていこうと思った。

・世界は自分が思っているよりも広いんだと思って生活する。

・自分でやりたい選択をしよう思った。

・苦労を客観的に見ること

・頑張れば乗り越えられる事。外国の言語の覚え方。

・何でもすぐ諦めないこと、人との接し方などを意識したいです。

・ありがとうございました。

・行動を起こす前の取り組み(日程を決める、声に出すなど)を普段の生活でも意識してみようと思います。

・やりたいことは諦めないでやろうと思った

・何事も興味を持ってみることが大切

・不境のときや人々とのコミュニケーションでの三箇条などを自分でも考えて試してみようと思いました。そして自分の目標に対して少し手も近づくように日々行動を見直し、具体的に計画を立てて行動しようと思いました。

・海外に行ってみたいと思った。

・やっぱり口に出して決断するというのは受験においても大切だなと思いました。これらを参考にして、第一志望校を合格できるようにしたいです。

・今自分が思っている普通を捨てようと思った

・自分も生き方の箇条を作っていきたい。

・これから高校に上がったりしたりサッカーを続ける上でたくさん挫折をしたりうまくいかなくて心が折れかけたりするときがあるかもしれないけど腐らず前を向いてぜんしんしていこうとおもいました。

・みんながこうしてるから。で自分の人生を決めたくないなと思った。

・夢は自分が頑張れば実現するものだからそれを叶えるために自ら行動して自分のやりたいことを見つけてそれを叶えられるようになりたいと思った。

・自分を捨てて、相手の立場も考えて、人間関係に気をつけたり、人それぞれの考え方を否定するのではなく、わかってあげることがいいなとおもいました。

・これからの学校生活、今後の人生も含めてで、いろんな国に行くときとかは、英語などはgood, very, a littleなどを覚えておくと会話が広がると聞いてすごく参考になった。goodにveryをつけてvery goodにしたり、少しと答えるときは、a littleと答えるだけでも全然会話の広がりが違うと知ることができた。

・自分がやりたいことを貫いていこうと思った。

・人を見た目で判断せずその国だから怖いという考え方を改めて仲良くできるようにしようと思いました。

・自分はやりたいことをちゃんとやる方が良い

・自分がやりたいことをゴールから逆算して考えることはこれからの勉強とかスポーツにおいて大事なことだと思った。

・自分らしく生きるのが大切だと思った。

・人の価値観を考えて怒らないようにしたいです。

・僕もおとなになったら旅しようと思った。

・石田さんのようにどんな人生を取ったとしても必ずぶつかる壁があるしその分のリターンもあるからそこでどう乗り越えてくかを考えて行きたいです。

・これからは多様性理解をしていこうと思った

・目標をつくって逆算する

・石田さんの講演でもおっしゃっていた、「手段と目的の違い」であったり、旅の中で感じた「人との付き合い方」も自分の中で活かすことができるのではないかと思った

・旅の中で人を見た目で判断しない、人を憎まずに人と笑っていられるようにするということをこの先の学校生活や人生で参考にしようと思いました。

・人によって考えることが違うから、相手の立場に立って、物事をしっかり考えようと思った。自分のやりたいことをふっきって楽しむことも考えようと思った。一度きりの人生を楽しもうと思った。

・外国語で先に礼儀や数字を覚えるのはとても頭が良いとおもったのでどこか外国に行くときに真似したいと思った。

・辛いことがあっても落ち込む必要はないと石田さんはおっしゃっていたので辛いことや失敗いた事があっても切り替えて次に繋げられるような行動を取りたいです。

・とりま行動が大事だとわかった

・盗賊や病気、暑さ、寒さで旅を中断しようとしても、それでも旅を中断せずに続けた結果、美しい景色などを見ることができた話を聞いて自分も、なにか辛いことや苦しいことが合ってもそれを続けようと思った。ポーランド人のおじさんが優しさできのこをくれた話を聞いて、様々な価値観を持って多くの人に優しくすることが大切だと思った。

・私は将来海外に行きたいと思っていて留学はとても不安だと思っていたけど海外はいいことがいっぱいあることを知って自分の行きたい高校に行けるように頑張りたいと思いました。

・まずは行動に移すことが大切だということ。

・人生は自分自身のものだからこそ、真実は1つではない。そして、自分自身の人生だけれど、他人のことも気にして生きるべきと思った。

・シェアを広くしていろんなことを考えたい。

・自律心を強く持ち、自分の夢や、やりたいことを全力ですること。

須藤昌英

12月24日(水)石田ゆうすけ氏講演『自分らしく生きる』の感想:その1

1 あなたは、本日の石田ゆうすけさんの講演を聴き、何が印象に残りましたか?

『1年』 

・目的と手段のこと。目的を達成するために手段を使うのであって、手段がゴールではない。

・まず、自転車で世界一周する発想がすごいと思い、そのメンタルがいいなと思いました。そして、強盗や病気などの散々な目にあってまでもしっかりとするのが本当にすごいなと思い、世界一周の前の小さな行動をするのがいいなと思いました。

・自分の価値観を捨て、その人を尊重すること

・世界1周をして、感動したものなど旅の中で多くのものを得てそれを人々に伝えることができるということが印象に残りました。

・多様性の理解、現地の人々との交流

・七年半で色々な国を旅しているのが印象に残りました。

・ポーランドのきのこをくれたおじいさんの話です。おじいさん自身が障害者なのに、観光客とはいえ部外者であるはずの石田さんに無償できのこをプレゼントしてくれるなんて、とても優しい方なのだなと思いました。

・言語が通じないところに行ったときにやったほうがいいことや自分たちが知ってるものは現地に行ってみたら全然違って見えるかもしれないということ。

・多様性の関わりかたについてが印象に残りました。私は英語が苦手であまり外国の人と話したり交流したりすることがないけど、自分と違う価値観の人は日本の人でもいるし、そういうときにどう対応するかを学ぶことができました。

・苦境を乗り越えるには、客観視することなどが大事だとわかった。そして自分たちがスマホで調べているものは大体は本当に嘘だとわかった。

・いつもそばには無数の道が広がっていて、何を選ぶかは自分次第、という言葉が印象に残っています。

・強盗に襲われてもなお、旅を続けたこと

・彼は旅の途中で多くの問題に遭遇し、多くの困難な問題にも直面しましたが、彼はそれらに立ち向かい、計画していた目的地に到着するまで止まらなかったことを印象に受けました。

・単語だけでも、現地の人とコミュニケーションを取ったり、そのコツがあって実践していたのが凄かった。また、国によって宗教も違うし、価値観も違うことが現地の人達の対応によってわかった。その場所に来たら、その場所の考え方で生活するのが現地の人達にとって失礼のない行動なんだなと思った。どの国も普段情報を得ているところ、例えば新聞やインターネット記事などで書かれていることが全てではないと知った。その国にいかないとわからないことがたくさんあるんだと思った。

・人を尊重すること

・キノコをプレゼントしてくれたおじいさん。ヤケクソが一番助かったこと。

・自分が思っている、知っているよりも実際に行って見てみるとまだ知らないこともたくさんあって世界は広いとわかるということ。

・石田さんが自転車で海外に行ったときに出会った、おじいさんの話が印象的でした。おじいさんは、他の体の不自由な方と違って、自分できのこを採ってそれを売っていることがすごいことだと思いました。

・自転車だけで日本だけでなく世界までも一周しているのに驚きました。特に印象に残るのは体が弱いのにそれでも前進して世界を回ってきたことです。なぜそこまで頑張るのかが良く伝わってきました。世界の風景の美しさや旅の楽しさ、世界の人々の対応の仕方などをより深く知る体験にもなってとても楽しかったです。

・自分がやりたいことがあるときは日程を決めて行動することが大事だと思いました。また、外国に行ったときは自分を捨てて相手側になることが重要だと今日知れて良かったです。

・自転車で世界一周した決断力といざやってみていろんな体験や景色を見て人はこんな感動するんだなあと思ったことが印象に残った。

・世界一周を自転車でしたが、途中で帰ろうとしたり、病気にかかっていたりしたのにそれでも最後まで世界一周を回りきったということが印象に残っています。

・自分たちの思っている世界の国々のイメージは新聞やニュースなどの少しの情報で考えられたもので、実際は、イメージとは違うとても良い国や人々だったということ。

・片足がないおじいさんの話です。お金を貰おうとしているのではなくプレゼントと、として タダで渡すというのが優しいと思いました。

・他の人と同じ道を歩くより、自分が進みたいと思った道を進んだほうが楽しい。

・自転車をこいでいる途中に強盗が来てロープで手足を縛られるなどな所が印象に残りました。

・三輪車のおじさんの話が印象に残りました。

・5つのわけの②が印象に残った。考えてみれば自分も「いつかこれをやろう」と決めていてもその「いつか」は何年何月何日にやるのかということを明確に決めてないからほったらかしにしてしまったんじゃないかと気がつけた。

・石田ゆうすけさんは、自分のやりたいことをやるべきだって言っていたけれども、やりたいことをやるために働いてお金をためてから実行することは計画性があるからこそできることど思いました。音楽を聞いて感動して小便を漏らしたことについては、生きていく中でそれほどの感動ができるなら世界を回るのもいいと思いました。

・岩を見て、4日もずっと感動していたところが、印象に残りました。

・やりたいことは、声に出す。目標のゴールを決めて、逆算して計画を立てていく。SNSなどで世界を知るよりも自分の目でみて、耳できいて、感じることを大切にする。などのことが印象に残りました。

・強盗にあってまた旅を続けるっていうのが僕だったら諦めて帰国してるのですごいと思った。

・キノコおじさんの話です。生まれつき体の一部がない人はそれで同情を買い、生活をしていく人がほとんどでしたが、キノコおじさんは自分に誇りを持ち、何一つ不自由が無い人達と同じように暮らし、旅行者に自分の食料を善意で見返りを求めず渡し、本来は支援を受けたほうが良いハンデのある人がしていて優しさとおじさんの強さを感じました。

・努力は報われるんだなと思った。

・石田さんが使っているカメラが気になった。ハッセルブラッドかな。

・世界には自分がまだ見たことのないような景色がたくさんあって自転車だけで世界一周するのに、ロマンを感じました。

・ポーランドのおじいさんとアンデス山脈の話

・ポーランドできのこを売っているおじさん

・自分でやってみたいことを現実にするために、日程を決めるなどと計画を立てて、実際に現実にしたこと。国や地域、宗教によって、人々の価値観が違っているということ。

・多様性理解で足がなくて不自由な人がきのこを石田さんにあげる話

・キノコを売っているおじいさんの話が印象になりました。ほかにも中国人ってなんか少しわるいイメージがあってあまりかかわりたくはないと思っていたがこの話をきいて中国人はほんとはやさしいとしった。

・7年半で世界一周したこと。

・日本一周だけだと思ったら世界一周をしていることにびっくりしましたが、音楽と一緒にで流れてきた写真が特に印象でした。

・実は私も石田ゆうすけさんと同じでサイクリングをするのが好きなのですが、世界一周どころか日本一周なんて考えは全く浮かびませんでした。世界一周は最初石田ゆうすけさんにとってただの夢にすぎなかったと思いますが、それを実現しようと考えて1歩ずつ行動に移すことができたのが本当にすごいと思いました。実際にアフリカの写真を見せてもらったり、それに加えて聞いていた音楽まで聞かせてもらったけれど、どれもすごく感動しました。冬休み中に手賀沼付近でサイクリングをしてみます!

・きのこを売っていたお爺さんの話が一番印象に残りました。私は仮にあのお爺さんに同じようなことを言われたら、怖くなり逃げてしまうのではないかと考えました。ですが、石田さんは逃げず、相手に敬意を払って対応していたということに感動、尊敬しました。

・強盗に襲われても痛くなかったという事

・夢を現実に近づけるということ

・ポーランドのキノコの話。おじいちゃんが素敵だなと思った。グランドキャニオン、ユタ州の画像が綺麗だった。

・強盗されてそんな重く考えないこと。

・自転車で世界一周するその前は日本一周と小さいことから少しずつ大きいことをやっていくのが大切だと思いました。

・世界の景色の写真

・世界一周してる最中にきのこをプレゼントしてくれたおじいちゃん

・世界の景色がきれいっていうことがわかった。

・きのこのおじいさんの話が特に印象に残りました。どの国の人もとても親切に自分に接してくれたということがわかりました。世界には自分のからだの障害で同情をかって物乞いをしている人も数えるほどではなく、とてもたくさんの人がいることがわかりました。

・おじさんの話。障害者でお金がなくて、同情してもらってお金を稼ぐけどそのおじさんはものをただであげていてそういうプライドみたいなのがめっちゃ感動した

・自分の好きなことをやったら色んな人や事にあえるとわかったしあの演劇を聞いて背中を押された。

・多様性の理解と、これからのやりたいことについてよく考え、高校や大学に進んで就職することです。

・7年で世界を一周したこと。何度も倒れたりしたけど、諦めなかったこと。

・風景の写真や村の人達の優しさが印象に残りました。

・おじさんの話で、おじさんが「俺はしっかりと自分でカネを稼いでるから大丈夫だ!」と言っていたのを他の物乞いをしている人たちと違いしっかりと理不尽な状況でも自分を貫いているのがlすごいと思った。

・アフリカ州で見た景色の写真がどれも神秘的でキレイだった。

・諦めないで進み続けていてすごかったし、世界一周シていてすごいと思った。

・太陽によって色が変わる岩

・岩を見るために4泊以上もしていて自分のやりたいことを存分にやっていていいなと思い、印象に残った。

・キノコをくれた片足がないおじいさんの話がとても印象に残った。

・ポーランドのおじいさんの話

・グランドキャニオンが色を変わっているのが印象に残った。

・何でも自分が思ったことできるのがすごいと思った。

・中東らへんのときに自分も情報だけを吸収して知った気になってるから中立から立って自分の思想や学んだことを客観視することが大事だと思った。

『2年』

・日本とは全く違う景色が世界には見られること

・世界にはたくさんの魅力があり、世界を回るのに7年半かかることを知りました。

・僕は、石田ゆうすけさんの演説を聞いて、自分で夢を口にして自分を追い込みやけくそになって自転車で世界一周を決意したことが印象に残りました。また、自分が強盗にあってメンタルや体がぼろぼろになりながらも、アンデス山脈に登って自分に勝ったというようなエピソードがすごく印象に残りました。

・強盗の話でよく立て直せたなと思いました(偉そうですみません)強盗に襲われてすごく怖いと思いますがそこから立て直して世界一周を成功できたのはすごく尊敬します。

・写真がきれいだった。

・まず最初に思ったのは自転車で世界を一周するなんて、すごいと思いました。しかも7年半もかけて日本に戻ってくるなんて体力的に疲れてしまうんじゃないと心配になりました。石田さんが撮った写真はどれも綺麗で世界ではこんな景色が見れるんだと思いました。

・世界一周はきれいな景色や出会いなど多くの感動があるけど、それには強盗にあったり、テロに巻き込まれたりなど怖いこともある。

・自分の道は自分が決めれるから頑張りたいと思った。自転車で世界一周とかすごいと思いました。

・片足のない男性がきのこを売っていて、日本ではないことかもしれないけど、キリスト教を信仰している人にとっては恵んであげるのは当たり前ということに驚きました。

・中国の人たちに止められたのにとても暑い道を通ったのがすごく印象に残りました。

・強盗に襲われたのに立ち直ることができたことが、印象的でした。

・途中で強盗にあったのにその時冷静でいられるのすごいと思いました、自転車残してくれたのは奇跡だなと思いました。

・自転車で世界を旅することで、たくさんの価値観が生まれて、事実は百まであるという考え方。

・話を聞いて、この人の人生は楽しいものなのだろうな、と思った。さまざまな体験があって、そこから感動と学びを得た。

・砂漠の景色が綺麗すぎて同じところに4泊もしたこと

・三輪車のおじさんの話が印象に残りました。

・足がない人がきのこを売っている場面にあった話です。理由は、おじさんが石田さんに伝えたかったことを今自分なりに考えると、そのおじさんは、どこかしらに不自由を抱えていても、生きていけることを説明していると思ったし、多様性の関わり方について考えることができました。

・日本と海外では意識や当たり前としていることが違うことを知って、きのこのおじさんとか、優しいなと思いました。

・世界の写真をみて、世界には凄く綺麗な場所があるのだと知った。

写真でも分かるぐらい、綺麗に写っていて凄く印象に残った。

・いろいろな経験をすることでいろいろな考え方などが身につくことを知りました。

・三輪車のきのこを売っているおじさんの話が1番印象的でした。自分は他の人と同じようにはならず自分の生き方で生きていくことが大切だと思いました。

・足のない人が無償できのこをプレゼントしてくれた話から人のために動くことで助かる人が増えるということが印象に残った。

・何事にもやってみる勇気や人間関係についてのこと 大阪万博を説明してるみたいで良かった。

・世界一周するまでは自分がやりたいと思う気持ちを強く持ちそれを実現するために具体的な行動をして自分の言葉で周りの人に宣言することで夢が現実になることがわかった。世界の人達はニュースや新聞で言っている悪い印象しかなかったけど実際に行ってみたら優しい人がいっぱいいたことを知った。

・印象に残ったのはきのこを売っているおじいさんの話です。

無料できのこを渡してくれたこともびっくりしましたがそれ以上に驚いたことは日本と海外の反応の違いで海外では渡すのが当たり前ということにびっくりしました。

・国によっての当たり前がぜんぜん違うことが印象に残りました。

・自分を捨てると相手側の立場になる

・石田ゆうすけさんの講演を聴き、7年半もかけて世界一周をしていたことがわかり、他のひととのコミニュケーションが大事なことがわかった。途中のお話で強盗がきて縛られしたりして外国って怖いなぁと実感しました、ゆうすけさんの講演で外国の人との話し方(コミニュケーション)の仕方などを学べてとても良かったです。

・受験(入試)に向けて頑張ること

・人生を思いっきり楽しむっていうことはすごく大切なんだなと思いました。また、自分を捨てて、現地の生活になれて、言語を覚えることを楽しむところがすごいなと思いました。

・人生は本当に「山あり谷あり」なんだなと思いました。苦難を超えた先にはなにか素晴らしいものが待っているんだなと思いました。世界は自分が思っているより広く、ニュースなどでやっている情報だけを信じるんじゃなく実際にその場所に行ってみると、ニュースではわからないようなことを知ることができることを知り、インターネット上の情報だけを簡単に鵜呑みにして印象をつけないようにしたいと思いました。

・いろいろな写真を見た中で、溶岩みたいな岩がとてもきれいで印象的でした。そして、自分の夢は苦境を乗り越えたら初めて達成できるものなのかなと思いました。疑似体験をしていろいろな国の当時の状況などをしれ、とても面白かったです。

・障がいを持つおじいさんの話が一番印象に残りました。無料できのこをあげていて、自分にマイナスになるようなことなのに、それをするこの人のあたたかさはすごいなと思いました。またこの話で出てきた、客観的に物事を見ることが大切だと知りました。敬意を払うことでいろいろな人の見方ができ、相手を尊重して生きていくことができると思います。自分もこれから色んな経験をしていくと思うのですが、その中で感じた感情を大切にして、沢山の人と出会っていきたいと思いました。

・世界には自分の知らないことがたくさんあることを改めて痛感しました。

・自分はこれといった単体の印象より、全体の話を聞いて自分がしたいと思ったことを自身を持ってみんなに伝え実行するところに印象に残りました。世界を自転車で回るは最初はみんなに伝えたらなんて言われるかわからないかもだけど無理かもしれない夢を言うのは尊敬しました。

・石田ゆうすけさんの講演を聴き、疑似体験をして世界は私が思っている以上に広く、現地の人々は優しいと学びました。

・キノコをプレゼントされた話

・自分が言い争いになったときまず初めに自分の持っている価値観を捨てることが一番印象に残りました。

・自転車で世界1周したこと

・石田ゆうすけさんの話で一番印象に残ったのは、同じ石を4日間も見ていたという話です。普通に考えたら馬鹿みたいだと思うかもしれないけど、僕は凄く共感できると思いました。それに、そこまで美しい景色を肉眼で見ることができたというのが、とても羨ましかったです。

・きのこを売る男性で自分が不自由なのにわざわざ旅人に無料できのこを全部あげたことの親切さに驚いた。

・一回襲われてから立て直してまた立ち上がる様子が印象に残った。

・世界は広くて色んな人がいるからいろんな価値観とかを持っている人がいるから他の人とぶつかりあうのではなく自分を一回なくして考えたりその人のことを生きたりすることが大事だと思ったまた何もしていないのに決めつけるのは良くないと思いました。実際経験したら違うことだってあることがわかりました。

・自転車での旅の、景色の写真が印象に残りました。特に、朝日や夕日により様々な色に照らされる岩が、一日に一度しかない貴重な景色を作り出していてとても綺麗でした。

・世界各地のきれいな景色やきのこのおじさんの話

・メキシコの食堂での話し方(good,very,a little)について。

・自分が一番印象に残ったのは、グランドキャニオンです。

石田ゆうすけさんが4日間泊まったと聞いて驚いたけれど、その写真を見てみるとこれは自分目線で考えると4日間泊まるなと思いました。

・改めて世界は自分が想像しているよりも広いと知ることができた。

自分の行動範囲を少しでも広めると新しい世界を見ることができる。

・自転車で旅する

・夢は必ず実現できることどんな苦境があっても諦めず乗り越えることで強くなれるということ。

・自転車で世界を回ったこと

・石田さん自身がすごく臆病で怖がりだと知ったときが印象てきです。それまで、怖い物知らずで旅を決心したと思い、話を聞いていたので、びっくりしました。強盗にあった時も、冷静に判断し、ヒッチハイクをして警察に行く、などの行動も冷静にできていてだからこそ世界一周ができたのかなと思いました。強盗にあってから、塞ぎ込んでしまったときも自分なりに解決策を考え試す姿がすばらしいと思いました。辛いときは自分を客観視すること、苦しんでいる自分を笑ってみること、など石田さんがおっしゃっていたことがなにより大事だとおもいました。

・自転車で世界一周

・多様性の理解と自分で選択するということの重要性が印象に残りました。

・日本一周したら世界一周したくなったから7年半かけて世界一周したという思ったことをすぐに実行する所。

・僕はきょうの石田ゆうすけさんの講演を聞いて、僕は石田ゆうすけさんのことをすごいなと思いました。なぜかというと、自分の好きなことに向かって突き進んで世界を一周するなんて僕はとても印象に残りました。他にも人とのコミュニケーションにも工夫していてすごいなと思いました。

・厳しいと思っても何事も諦めずにやり遂げたら希望が見えてくると思った。

・会社で働いていれば、安定した収入が得られるのに、会社をやめて、世界一周する勇気がとてもすごいと思った。

・きのこをくれたおじいさんの話です。最初話を聞いたときは私も、お金が足りなくて怒っているのかなと思いました。しかしちゃんとした理由を聞いたときに偏見だけで考えてはいけないなと思いました。また、完全にその国の言葉を理解していなくてもジェスチャーや、声の強さなどで言いたいことを伝えられるんだなと知りました。

そして日本一周することもとてもすばらしくてすごいことなのに世界一周しようと思うのがとてもすごいなと思いました。辛いことや大変なこともあり楽しいことばかりでなくても諦めず7年半一度も日本に戻らなかった忍耐力がとてもすごいなと思いました。

・実際に自分で体験することによって物の見え方が変わったり、人の温かさにふれて、つながりを感じることができると知りました。ニュースや新聞に書いてあることだけが事実ではなく、自分の目で確かめてみるからこそ見える真実もあるという話が印象に残りました。

・世界は大きい大地と親切で溢れかえっている。けれど生活に苦しんで強盗をしたり物乞いをしてほかのゆうふくなひとたちにめぐんでもらったり毎日に困っている人たちがいることを知りました。

・空の写真。私はいつも趣味で綺麗だなと思った空があった日は写真を取るんですが、いつも見返すときには「綺麗」しか残らないことが多く、見たときの感動を失ってしまいます。でも石田さんが写真を見て話す時、20年ほど前のことだろうけれど、感動を覚えているんだろうな、と感じました。私も写真を見て感動を何年も覚えていられるような大きな世界を見つけられるような人生にしたいと思いました。

・生きていく中で、やりたいことをやったほうがいいこと。

・自分の人生をもっと大切にしたいと思った。いろいろな選択肢があることを知れた。

・片足がない人の話

・一番印象に残ったのは、きのこを売っている片足のないおじいさんにきのこを買うためにお金を出したら、怒っていて結局ただでくれたという話です。印象に残った理由は他の、障害のある人はそれを理由にして物乞いをしているのに対し、お金を払ってきのこを買おうとしたら怒っていたからです。

・石田ゆうすけさんの講演を聞き、石田さんは一度世界一周をすると決めたら、どんな辛いことがあっても諦めずに世界一周をしてすごい勇気だなと感じました。

・何事もやってみてることが大事ということ。・たった一回の人生を無駄にしないで自分の好きなことを貫くこと。

・狭いところで自分の夢を諦めて後悔するよりも、ほんの少しだけでも勇気を出して挑戦してみることによって自分の世界が広がって人生が面白くなることがわかりました。そして印象に残ったのはおじいさんのきのこのお話で多様性の理解は自分が楽しく生きるためだというお話です。

・三輪車に乗っているおじいさんの話や、物乞いの人がいる話です。

・自分はあまり冒険できる性格ではないから、世界一周を、しかも自転車ですると決めて実行したのが本当にすごいなとおもいました。また、自分がやりたいと思ったことをつらぬいて最後までやりきったことは最終的に自分の中の思い出になるし、やってよかったと思えることだと思うので自分もやりたいと思った興味を最後まで貫きたいと思います。世界一周をする上で言語は壁になると思うし、行く国全部の言葉を喋れるようになるまでやることは難しいけど、気持ちが通じ合えば伝わることもあると思うので、まずは話してみることを大切にしたいです。

・海外の音楽を聞くところです。

・自転車の旅が印象になりました。

・自転車で世界を7年かけて走るのがすごいと思いました。

・自転車だけで世界一周しただけでもすごいのに各国の人たちとの出会いや交流もできたのがすごいし、その各国の人達は言語が違うのにそれに適応していたのがすごく感じた。ヤケクソで世界一周したのがとてもすごかった。

・和歌山一周の話

・人生は後悔しないように生きたほうがいいこと。1つの自転車で全国まわるのがすごいと思った。いろいろな国の人とコミュニケーションを取れていたこと。強盗にあったときあとから恐怖が来ること。

・国の人は優しいこと。(決めつけてはいけない)真実は1つじゃない。

『3年』

・自分のやりたいという気持ちは一番の原動力になるしどこまでも頑張れるものなんだなと思った。また石田さん流の覚え方などがあり自分でいろんな方法を生み出していけるのは、すごいなと思った。

・チャリで7年半もこいでたこと。

・外国に行くのは、大変だと思いました。自転車で行くんことがすごいと思いました。

・時間によって岩の色が変わる場所。何泊もそこでしていて心が癒やされていそうでした。自分も生きているうちに一度は行ってみたいです。

・わざわざ大変な道を選ぶのはすごいなと思った。きれいな景色を見て心を奪われるという経験が私にはないからどんな感情なのかなと思った。

・飛行機で見に行くマチュピチュと自転車で山脈を通り過酷な道を通りみるマチュピチュとでは全然違うということ。

・目標をどう達成するか

・きのこのおじいさんの話で、異国では、多様な文化を認めていくことが印象に残った。

・私が印象に残ったのは、各国の写真で理由としては、一枚一枚の写真がとてもきれいで私は地理が好きなので、気候や地形などがはっきりと分かる写真ばかりでとても印象に残りました。

・きのこ売りの人の話です 国の文化の違いで考え方も違うこと 言語の差で話しやすさが変わること など国それぞれの多様性がありそれを認め合う 理解し合うことが印象に残りました。

・日本一周から、世界一周に目標が変わったときの気持ち

・自転車で旅をしようとしたことがすごいと思ったし、景色がきれいなとこが多く自分も行ってみたいと思った。自分を捨てて、相手の立場に立ち考えることが大切。真実は1つではなくその一つは見えていることだけであって本当はたくさんある。国によって文化が全然違ったり、人もいろんな人がいるから接し方を考える。

・強盗に襲われたところ

・アフリカの曲

・障害者の話

・画面の景色 途中で苦しくなった話

・世界のきれいな写真とかを見てすごい綺麗だなを思った。そしてゆうすけさんの生き方や考え方を参考にしていきたいです。

・強盗に襲われたときの話が印象に残りました。

海外だから普通にそういうことも起こるのか、という驚きとともにそこから立ち直れるのがすごいと思いました。

・話の中で現地の方々も多く登場するのを見て、旅の中で色々な人と出会ったり助けてもらうなど一人だけで旅を続けているのではないのだと思いました。

・片足のないきのこをくれたおじさん

・旅がすごく好きなのが伝わった

・自転車で世界を一周しようと思ったことにまずびっくりしました。不境への考え方や旅を通しての感じたことや、そこで自分の考えが変わったことがよく印象に残りました。

・世界は自分たちが思っているよりももっと広いということ。

・世界一周をするとき、とても大変な決断を何回もしてきたのだなと思います。また、その決断を得て、今話している姿を見てとても面白かったです。

・日本が思っていることや普通は他の国から見たら全然違うということ

・ゆうすけさんの人との接し方や自分との向き合い方はすごいなと思った。言語の壁とかあるはずなのに、それらを全然感じさせない話ですごかった。とくにいわの話はすごかった。岩だけで四泊できるのはすごい。

・心が折れかけても腐らず前を向いて前進したという話が印象に残りました。

・自転車で世界一周をしようと思う行動力。美しい景色を見て写真を撮って終わりではなく、しっかりと心で受け止め美しさを身体全体で感じることができる心のきれいさ。自身の体験を私達に伝える際の言葉選びのきれいさ。

・外国の人とコミュニケーションを取るのは難しいと思ったけどその国の言葉を少し覚えられれば度の国の人とも話せるとわかった。

・自分の人生の選択は悔いのない選択を選ぶ。世界中は広く、まだ自分が知らないことがいっぱいあるんだなと思いました。辛いことが起こっても諦めずに方法を見つけ、自分の夢に向かうのがすごいなと思いました。

・いろいろな国の景色や写真がきれいですごく印象に残った。いろんな旅をするといろんな出会いがあるんだと知ってすごく印象に残った。石田ゆうすけさんの困難の乗り越え方なども印象に残った。

・人生は短いから満足のできる人生を歩むべきといっていたこと。

・日本の常識にとらわれずもっと広い考え方を持つべきだと思いました。そして文化の違いについても考えていく必要があると思いました。

・自分でやろうと思ったことをちゃんとできたことです

・世界一周を本当にやったのがすごいと思いました。

世界の様々な人や景色に出会うことで得た経験は忘れられないものになると思った。

・自転車で世界一周した旅のヨーロッパの辺り

・僕はおしっこ漏らすほど感動したという話が印象に残りました。生きていると実感することがどれだけすごいかをとても理解できました。自分も旅をしたりするのが好きなので石田さんの話はとても魅力的で励みになりました。自分もあんな旅をしてみたいです。

・いろいろなところに行くといい人悪い人に出会うことがわかった。

・優しい自転車のおじさんが印象に残りました。障害を持ちながらもそれのとらわれず自分の力で稼いで人にやさしくするという人間性に感心しました。

・感動をしておしっこを漏らしたこと。そんなに感動することがあるのだと感心しました。

・多様性を受け入れることは大事だと分かった。

・今回の公演を聞き、石田さんの経験談とともに、「一こぎ一こぎ世界が広がる」という言葉が印象に残り、また思い切りが大事であったり、全てのことに敬意を払うという考え方にも強く心を打たれた。

・山脈を登る話で、まず持病がある中世界を旅しようとする精神がすごいと思い、何度も低酸素によって視界が途切れたりして苦しい思いをしているのに、それでも登り切ろうとする姿がとても印象に残りました。

・自転車で世界一周をして、色んな人とのコミュニケーションとか、相手に対しての考え方とかが変わったということがわかった。色んな国の景色が見ることができてとても綺麗だった。

・きのこを無料でくれたおじさんがめちゃくちゃ印象に残った。世界には自分に特がなくとも人に親切にする道徳心があるのだと知った。

・どんな状態でも、どんなにくじけて辛くても、前に進み続けるのは大事ということが一番印象に残りました。

・アラスカの景色

・ペルーで強盗に襲われた時に帰って冷静になった事や、アンデス山脈を登ってマチュピチュにたどり着いたときの感動の話、アフリカで病気になっても自転車を漕ぎ続けた話。

・無料できのこをくれた人の話

・海外の人はみんな優しくていい人だということ。不安なことがあっても一歩前進することでいいこともあるということがわかりました。

・まずは行動に移すことが大切だということ。自分の体験から本当にそうだと思ったから。

・北アメリカと、ペルーの温度差。

・自転車で世界一周するのがすごいと思った。世界の景色を見ることでできて楽しそうだと思った。

・イスラム教の人たちが怖いと思ったけど、実際は良い人ばかりだったということ。

須藤昌英

 

12月23日(火)全校集会(道徳)と「ハクナ・マタタ(何とかなるさ)」

〇今日で2学期77日が終わります。今日は旅行作家&エッセイストの石田ゆうすけ氏に、生徒たちへ講演をしてもらいます。

〇石田氏の「行かずに死ねるか!」の冒頭に、自転車で世界一周をした自転車の写真があります。その下に「期間:7年5ヶ月、走行距離:9万4494㎞、訪問国数:87か月、パンク回数:184階、スポーク折れ:34回、チェーン切れ:8回、使用タイヤ37本」と書いてあります。想像を絶する旅です。生徒たちの感想が楽しみです。

〇息子たちが幼い頃、よく自宅で一緒に子供向けのビデオを鑑賞していました。今のように有線番組のアニメ専門チャンネルやYouTubeなどはありませんでしたので、VHSの再生機におもちゃ屋さんで購入したカセットを入れて何度も鑑賞していました。思い出すと懐かしいです。

〇その中の一つにディズニーの「ライオン・キング」がありました。シンバというライオンの王の息子が、叔父に王国を追われたのち、旅の途中で出会う愉快な仲間たちに励まされ、やがて成長し自分の使命に目覚めていく物語です。

〇私が幼少の頃には、日本の手塚治虫氏による『ジャングル大帝(1965)』がブームでしたので、私はむしろそちらの方を思い出しながら観ていました。『ジャングル大帝』は、白いライオンパンジャとその子レオを中心にして大自然の中で繰り広げられる弱肉強食の生存競争や、人間と動物とのかかわりなどを描いたドラマです。

〇今は飼っていませんが、息子たちが幼い頃は、自宅で雑種の犬を1匹飼っていたので、息子たちがコロという犬に「シンバ、シンバ」とよびかけたり追い回していたりすると、犬のコロが困った顔をしていたのも思い出しました。

〇その「ライオン・キング」の中で一つ、今でも印象に残っている言葉が、「ハクナ・マタタ」です。これはスワヒリ語で、「ハクナ(Hakuna)」は「ない」、「マタタ(Matata)」は「問題」を意味し、合わせて「問題ない」「心配ない」となります。「心配ないさ!」「どうにかなるさ!」というメッセージになります。

〇最初は気弱で生真面目なライオンのシンバに、ティモン(ミーアキャット)とプンバァ(イボイノシシ)が教えた言葉で、「責任もない気ままな生き方」を象徴し、くよくよせず、気楽に生きようという前向きで楽観的な考え方(哲学)を表しています。

〇当時私はそれを観ながら「人生は何とかなるさだけでは済まないことばかりだ。いい加減なことを子どもに教えるなよ」などと思っていました。しかし今はその考えが180°変わっています。みんなそれぞれ自分なりに頑張っているのだから、たまにはその瞬間の人生を楽しむことの大切さを生徒たちに伝えています。

〇落ち込んでいたシンバが、仲間からこの「ハクナ・マタタ」という言葉と歌を通して生きる気力を取り戻し、次第に前に進むストーリーは、昭和の『ジャングル大帝』とは少し違って、さすがディズニー映画だと思います。

〇私自身も年齢を重ねるにつれて、心配事や不安感が増え、毎日が重荷ばかりに思ってしまうこともあります。しかし時々、ティモンやプンバァの良い意味での「いい加減さ」を思い出し、自分の置かれた状況を俯瞰(ふかん)して見るようにしてみることも大切だと思うようになりました。

〇今日講演してもらう石田氏にも、最後は生徒たちに「大丈夫、なんとかなるさ!」というメッセージが残るようにお願いしています。

須藤昌英

 

12月22日(月)冬季休業前保護者会

〇今日は冬至です。冬至は、日本を含む北半球で最も昼が短く夜が長い日で、二十四節気の一つです。日の出が午前6時46分、日の入りが午後4時30分です。それをもとにすると昼間は9時間44分、夜間は14時間16分となります。

〇冬至は太陽の力が最も弱まる日ですが、翌日からは陽の気が増し「一陽来復(いちようらいふく)」として運気が上昇に転じるため、厄除けや無病息災を願って「ゆず湯」に入ったり「かぼちゃ」を食べたりする風習があります。

〇ゆず湯は、血行促進、風邪予防、保湿、リラックス効果が期待できるそうで、語呂合わせとして「融通が利く」にかけ、長年の苦労が実るようにとの願いも込められています。昔はこの日に銭湯へ行って、香りがよい湯船に浸かり、思いっきり手足を伸ばしていたことを思い出しました。

〇またかぼちゃを食べるのは、栄養価が高く保存がきくため冬の間の貴重な食料だったことや、「ん」のつく食べ物で「運」を呼び込む縁起担ぎや太陽の象徴である黄色いかぼちゃで厄払いと無病息災を願うという、先人の知恵とゲン担ぎが合わさった風習のようです。かぼちゃは漢字で「南瓜」と書くように、東南アジアや中国からポルトガル人?(諸説あり)が由来です。

〇先週は年末のお忙しい中、保護者会に来校していただきありがとうございました。私からは、育てたい非認知能力と学力観について、2学期のブログからトピック的に20分間話をさせてもらいました。

須藤昌英

【校長の話:スライド】

 

 

12月19日(金)「2学期いじめの状況調査」より

〇先日、全校生徒を対象とした「いじめ」を把握するためのアンケートを行いました。通常、学校がいじめを認知するのは、「本人からの相談、他の生徒からの情報、職員による観察、保護者や地域の方々からの情報」となっていますが、定期的にアンケートによる状況把握を行っています。

〇集計した2学期の認知件数は8件で、その内訳は「冷やかしやからかいを受けた」「無視された」「悪口・陰口を言われた」などとなっており、最初の「冷やかしやからかい」が毎回の調査では一番多くなります。また「以前から継続的にある」との回答はそのうち4件でした。

〇そもそも「いじめとは、日常的なトラブルでも、本人が『いじめられた』『不快な思いがした』などと感じるものをすべて」と定義されており、生徒も職員もそれを意識しています。

〇今回のように、いじめと疑われる案件がありますと、その後必ず複数の教員で、本人及び関係生徒から事情を聴きとり、今後の謝罪や人間関係の再構築ついての話し合いを行います。

〇1学期の認知件数は11件でしたが、例年のように1学期は進学、進級などで新しいクラスになったり、旅行的行事があったりと、まだ人間関係が不安定な面があり、件数は多くなる傾向にあります。

【ホームページにある「土中いじめ防止木尾本方針」】

〇柏市では、「いじめが解消した」とする条件の1つが、「発生から3カ月以上当該生徒の関係の中で継続したいじめはない」となっていますので、先ほどの2学期8件の場合も、これから3カ月間は経過観察を行います。単に生徒同士の謝罪などをもって安易に「解消」としないこととなっています。やはり人の心の中までは見えませんので、経過観察の時間は必要です。

〇ひと昔前のように、生徒二人が喧嘩しても、「喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)」とはいかず、お互いがそれぞれ嫌な思いを抱くと、それはすべて「いじめ」とカウント(2件)します。そうなると簡単にその場でお互いに相手に謝って終わりとできないところが、正直難しいです。

〇ただ社会で働く我々大人も含めて、生きていく上で一番の悩みは「人間関係」です。「こうすれば必ずいじめはなくなる」のような究極の方法はなく、その都度丁寧に対応していくしかありません。

〇いじめに対しての対応は、「柏市いじめ防止基本方針」にも示されているように、早期発見と早期対応、学校組織内の情報共有、必要な指導・措置ですが、いじめのアンケートはその一つの入り口になります。その他として教職員の観察、保護者や地域の方々からの情報提供などがありますが、やはり一番多いのは本人やその周囲の生徒からの相談です。

〇いじめの未然防止も重要なのは言うまでもありませんが、具体的には、道徳教育を充実させたり人権意識を高めたりする地道な取り組みしかありません。

〇そして最後は生徒の想像力を引き出すしかありません。「〇〇をしてしまったけど、された方の気持ちはどうなんだろう?」「●●と言ってしまったけど言われた方の今の気持ちは?」など、だれもが意地悪をする側と意地悪をされた側の両方の経験をしているはずですので、「今の自分はどちらの立場が多いか?」と自分をメタ認知できるようになってほしいです。

〇いじめ以外で気になるのは、いじめアンケートの中に「普段の生活で困ったことや悩んでいることはありますか」の項目を故意的に設けています。これはいじめではないけれど、その他の相談もしやすいようにとの配慮からです。

〇その中に、「親子や兄弟姉妹関係について」 「クラスの雰囲気について」「受験する高校について」「塾での人間関係について」「自分自身の身体や性格について」などがあります。それらについても一つひとつ話を聞くなど丁寧に対応しています。

【文部科学省:生徒指導提要より「チーム学校における組織イメージ」】

12月18日(木)給食最終日「いただきます」と「ごちそうさま」

〇今日は冬季休業前の最後の給食ですので、生徒たちにもたくさん食べてほしいです。ちなみに、

昨日のメニュー:ごはん、鮭の味噌マヨネーズ焼き、カボチャのそぼろあんかけ、団子汁、黒糖大豆、牛乳

*季節メニューとして来週の冬至の前に、鮭やカボチャ

本日のメニュー:胚芽パン、フライドチキン、海藻サラダ、ミネストローネ、米粉のココアケーキ。牛乳

*季節メニューとして来週のクリスマスの前に、チキン、スープ、ケーキ(小麦粉ではなく米粉を使用し、アレルギー対応メニュー)

【本日のメニュー】

〇給食の季節メニューの目的は、食べて季節を感じるだけでなく、旬の食材で栄養価を高め、味覚・視覚での面から食育を深めること、食への興味・感謝・文化理解を深めること等があります。

〇本校の栄養士と給食調理委託業者がよく連携し、今学期もここまで安全で安心な給食を提供してくれました。校長としては、生徒の成長に欠かせないものと考えているので、感謝しかありません。

〇感謝と言えば、給食を食べる前に、「手をあわせてください。いただきます」を係の号令でルーティーンとして行っています。全国的にこれが広がったのは、昭和26年頃からのようです。その頃多くの小学校では給食が始まり、また一般家庭にも広く普及するようになっていたラジオを通じ、学校給食では「いただきます」を唱和しましょうが盛んに言われたそうです。

〇他の言葉に比べて、「いただきます」「ごちそうさま」にイントネーションが少ないのは、マスメディアによって後から定着した言葉だからです。AIで調べると、「いただきます」は英語で、I'll enjoy having this、「ごちそうさま」は英語で、Thank you for the mealと出てきました。後者はまだ感謝の意味が感じられますが、前者は楽しんで食べるだけで、何となく味気ないと感じます。

〇この「いただきます」はどこから来たか?というと、自然の恵みに対する敬意を示す神道の影響があるとの説があります。また「四分律行事鈔」という仏教の戒律に基づいた僧侶の生活規範などをまとめた仏教書にも、「いただきます」の精神が根底にあるそうです。神道か仏教かというより、日本人が古来大切にしてきた文化がそこにつまっているのでしょう。

〇一方で「ごちそうさま」の由来は、もともと「馳走(ちそう)」という言葉で、「お客様をもてなすために食材を集め、馬を走らせて(奔走して)準備する」という意味にあり、その大変な労力への感謝を込めて「御馳走様」となりました。こちらの意味も深いです。

〇日本の給食のはじまりは、1889(明治22)年、山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の大督寺というお寺の中に建てられた私立忠愛小学校で、生活が苦しい家庭の子どもに無償で昼食を用意したこととされています。その昼食は、大督寺の僧侶が一軒一軒家を回り、その家々でお経を唱えることで布施してもらったお米やお金で用意したものでした。

〇その後、1923(大正12)年には児童の栄養改善のための方法として国から奨励されるなど、徐々に広まりを見せていった学校給食でしたが、昭和になって戦争による食料不足などを理由に中止せざるを得なくなってしまいます。

〇戦後になると、食糧難のため児童の栄養状態が悪化し、国民の要望が高まったことで再開されます。1954(昭和29)年には「学校給食法」が成立し、実施体制が法的に整いました。同法の第2条では「学校給食の目標」が掲げられています。そのひとつが「適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること」であり、学校給食は1日に必要な栄養素の約3分の1がとれるように、バランスを考えながら作られるようになりました。

〇2009(平成21)年に「学校給食法」が改正施行されると、その目的が「食育」の観点から見直され、学校給食を取り巻く環境はさらに向上してきました。

〇学校給食法の目的は、単に栄養を供給するだけでなく、「適切な栄養摂取による健康増進」「健全な食生活の判断力と習慣の育成」「学校生活の豊かさと社交性・協同精神の涵養」の3つを柱に、さらに「食と自然・生命の尊重」「勤労の精神」「食文化への理解」「食料生産・流通・消費への理解」といった多角的な目標を通じて、児童・生徒の心身の健全な発達と「食育」の推進を図ることにあります。

〇今日の給食も「いただきます」から始まり、「ごちそうさま」で終わります。冬休み明けは、1月8日(木)より3学期の給食をスタートする予定です。

須藤昌英

【農林水産省ホームページより:年代別給食メニューの変化 注意:器の変化にも注目してください】

12月17日(水)恩返しと恩送り

〇今年もあと残り2週間となりました。令和7年が自分にとってどんな年であったか・・と振り返っています。猛暑やインフルエンザの心配などが絶えずその対策をしてきましたが、その中で様々な人たちにお願いをしたりお世話になったことも思い出されたりします。

〇民話の「鶴の恩返し」やそれを題材にした木下順二の「夕鶴」は多くの人が知っている話ですが、人間に助けてもらった鶴が機を織って恩を返す昔話です。鶴の女性に「部屋をのぞかないで」と言われたのに、主人の男は部屋をのぞいてしまい、最後は鶴が空へ帰ってしまう結末となっています。

〇私は幼いころからこの話を聞くたびに、この結末があまり好きではありませんでした。寒い雪空に鶴が飛び去っていく淋しい情景を思い浮かべ、「約束を守っていれば鶴が出ていくこともなかったのに・・」と子どもながらに切ない気持ちになっていました。

〇「恩返し」という言葉は、お世話になった人に直接何かをしてあげることですが、50歳になった頃に、「恩送り」という言葉を初めて知りました。当初は「恩を送るってどういうこと?」と首をかしげていましたが、その後段々と年齢があがるにつれてその意味を深く考えるようになりました。

〇これまでの人生の中で、多くの人にお世話をしていただきましたが、実際にその方々すべてに直接「恩返し」をすることは難しいのではないでしょうか?両親や兄弟はまだしも、友達や恩師、同僚や住んでいる地域の方々・・。私もその方々すべてと今でもつながっていたりお世話になった感謝をきちんと伝えたりできていないことがほとんどです。

〇であるならば、「恩返し」ではなく「恩送り」をしていくしかないと考えが変わったのです。この気づきはその後の自分にとって、生きていくときの見方に大きな影響を与えています。

〇例えば私であれば、小・中・高・大と16年間で多くの授業や活動の中で、多くの先生や友達から様々なことを教わりました。もちろん自分なりの努力はしましたが、それだけでは有意義な経験を積み重ね、それを通して成長することは決してできませんでした。

〇その後教員となり、今度は多くの児童生徒や同僚に対して、自分としてできるだけのことをしてきたつもりです。しかしそれは別の見方をすると、それまでしてもらったことに感謝しつつ、直接その方々に恩は返すことはできませんでしたが、その分あらたに出会った方々に「恩を送っている」とも考えられるようになりました。

〇こうしてみると、世の中のほとんどがお互いの「恩送り」で成り立っているなかで、逆に「恩返し」をできることは稀なことなので、私の中では次の図のようなイメージになります。

〇毎年年末になるともう一つ、「かさ地蔵」という昔話もよく思い出します。この物語は、子どもたちに「本当の優しさとは何か」「良い行いの尊さ」を教えるための寓話として、日本各地で語り継がれています。小学校に勤務していたとき、紙芝居で読み聞かせしたこともありました。

〇あらすじは「貧しいけれど心優しいおじいさんとおばあさん。大晦日におじいさんが正月の備えのために笠を町まで売りに行ったけれど、まったく売れず。困ったおじいさんは帰りがけに、村はずれにある六体のお地蔵さんが寒そうに立っているので、持ってきた笠をかぶせてやった。ところが笠は五つしかなかったので、おじいさんは自分がかぶっていた笠をかぶせてやった。するとその夜にお地蔵さんが宝物をどっさり持って、おじいさんとおばあさんのところにお礼に来た。おかげでおじいさんとおばあさんは、御馳走があり楽しいお正月を過ごすことができた」というものです。

〇『かさ地蔵』の教訓は、「見返りを求めない純粋な親切や思いやりは、巡り巡って自分にも大きな幸せや福報となって返ってくる」ということと、「自分が苦しい時でも他者を思いやる心が大切」と言われています。貧しいおじいさんが雪の中のお地蔵様に笠を被せたように、自分の利益を考えずにした善行が、最終的に報われるという物語で、道徳の価値項目では、「親切、思いやり」「感謝」になります。

〇このように一般的な解釈では「見返りを求めない善行」が強調されますが、果たしてそれだけでしょうか?先ほどの恩送りからすると、おじいさんは確かに見返りを求めてやったとは思いませんが、さらにそのお地蔵様の前を通ったりひざまついて拝んだりする人たちが、頭に笠をかぶっているお地蔵様の姿を見て、何となく心が温かくなることを期待していたのではないか・・・・と私は感じます。

〇宝物などの見返りは直接的ですが、雪の中を凛としてたたずむお地蔵様の姿は、それを見た人の心に、間接的ですが優しさを呼び起こしていると思います。これも「恩返し」というよりは「恩送り」に近いのではないでしょうか?

〇本校の東側通用門の坂下にも、大中小三体のお地蔵様が祀られています。こちらは屋根付きですので、雨や雪でも笠は不要です。毎日行き帰りに車の中からですが、一礼して通っています。今年にいただいた恩はできるだけ今年中に返していくようにしたいものです。

須藤昌英

12月16日(火)リミッターをはずす(火事場の底力・馬鹿力)

〇「限界に挑戦する!」は、私が以前に野球部を担当していたときのチームスローガンでした。部員たちには常々、「君たちの感じる限界の多くは、身体的・物理的なものではなく、自分で設定している心理的なブロックだよ」などと話していました。つまり精神論を押し付けていたなと今では思っています。

〇私自身も学生時代には、部活に限らず学習も、努力の継続によって伸ばせるものであると信じる「成長マインドセット」を意識してきました。するとたまに「あれ?今まで違うかも・・・?」と、現状から抜け出せたような不思議な感覚がおとずれていました。

〇それは心理的には、「ゾーン(フロー状態)に入る」と言われ、高い集中力と、挑戦とスキルのバランスが取れた状態になることで、自分でも信じられないパフォーマンスを発揮できるそうです。またゾーンに入るには、気が散乱しそうなものを排除するなど、環境を整え適切な緊張とリラックスのバランスを取り、成功体験を具体的にイメージするといった方法が良いことをよく見聞きします。

〇英語の「リミッター」とは、「制限するもの」を意味し、日本語では「安全装置」とも呼ばれます。分野によって様々な意味があります。たとえば、家庭で使う電気の場合、契約アンペア値を超えた場合に電気の供給を自動的に遮断する装置(アンペアブレーカー)を指します。それにより過電流による火災や事故を防ぐことができます。

〇「リミッターを外す」とは、文字通りの意味と比喩的な意味の二つがあります。文字通りの意味では、先ほどの電気を制限する装置等を無効にすることです。一方で比喩的な意味では、人間が持つ精神的な限界や、本能的な「安全のため」の抑制を解除し、本来の力を超えること、または精神的なブレーキを外すことを指します。

〇人間の身体(脳や筋肉など)は普段から、100%の力を出さないよう制御されています。またその逆で緊急時にはいわゆる「火事場の馬鹿力」という普段の力の何倍もの力が出せるようになっており、それで危機を回避すると言われています。

〇ではなぜそのような特殊な状況下でないと限界まで力が出せないのでしょうか?人間には潜在能力が備わっており、従来よりも質的や量的に高い能力が内在しているそうです。たとえば人間の筋肉は過剰な筋出力をした場合、筋繊維などにかなり大きな負荷がかかったり、莫大なエネルギーを消費したりするため、身体はぼろぼろになってしまいます。そのため筋肉や骨の損傷を防ぐために、人間の脳にはあらかじめ安全装置(リミッター)がかけられていて、意識的に発揮できるパワーに制限がかかっています。

〇つまり普段人間がすべての力を出せないのは、自らの身体を守るためなのです。しかし、緊急事態の場面に遭遇すると、脳の安全装置が解除され、アドレナリン(体内ホルモンで、興奮した時に血液中に放出され身体のエネルギー代謝を高める)が放出されます。

〇これが潜在能力、いわゆる「火事場の馬鹿力」とされるものです。危機的状況によりリミッターがはずれるのは、「命の危機よりは身体が少し損傷する方がましだ」のように、脳が無意識に判断しているからなのかもしれません。

〇では、どうすればリミッターを外すことができるのか。調べてみますと、まずスポーツなどのトップアスリートがよくやる方法として、成功のイメージを強く抱くことで最高のパフォーマンスを発揮する「リミッター解除」があります。日頃からのイメージトレーニングは、「具体的な成功の姿を思い浮かべる」、「自分の成功を強く願う」、「ポジティブな言葉を使う」等を強く意識することが重要です。 

〇またもっと身近なのは、大声でシャウト(掛け声)によるリミッター解除です。これはスポーツ選手だけでなく、思い荷物を持ち上げる時などに「よいしょ!」と自然と声が出ます。声を出すことでリミッターをはずしているはずですが、ただなぜ大声を出すとリミッターがはずれるのかはいまだ詳しくはわかっていないそうです。

〇関係が深いと思うのが、呼吸です。呼吸は普段意識しなくても行われる「自律神経支配」です。たとえば、怒っている時や興奮している時に息が荒くなったり、緊張しているときに深呼吸すると呼吸が落ち着いたりします。つまり呼吸によって自律神経をコントロールすることが可能であるということです。おそらく大声を出すと自律神経に働きかけリミッターを解除するのだと思います。

〇私も自分でいつでも意図的に「火事場の馬鹿力」を出すことはできれば・・と思うことがありますが、その一方でそれが決してプラスになるばかりとは限らないとも思います。人間の身体はまだまだ不明なことが多いです。

〇いずれにせよ中学生が「リミッター解除」をしようとした場合、その時に新しい自分が見つかるかもしれません。「自分を一番知っているのは自分である」、これはある意味あたっていますが、そうでないこともある気がします。

〇「新しい自分との出会い」、これを若いころに繰り返し経験すれば、日本の若者が低いと言われる自己肯定感が自然と高まるはずです。ただ問題は限界に挑戦しても大抵は自分の思いとおりの結果が得られないことです。たとえ失敗しても効率が悪くても自分を信じて、「次はこうしてみよう!」と前を向いてほしいです。

〇「虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)」という故事成語があります。「虎の住処(すみか)に入らなければ、虎の子(貴重なもの)は手に入らない」という意味ですが、大きな成果や成功を得るためには、思い切って危険を冒し、果敢に行動しなければならないという教訓です。

〇昔の野球部の生徒たちには、私からリミッターをはずすように促すのではなく、自分からはずすような関わりをしていなかったことを、今更ながら思い出し、少し後悔しています。

須藤昌英

【車のリミッター➡速度が設定値に達するとエンジンを自動的に抑制し、それ以上加速しないようにする装置で、乗用車では主にメーカーの自主規制による安全装置(普通車180km/h)として、法律で義務付けられた速度抑制装置】

12月15日(月)柏市立図書館の新設に期待する

〇3年生が社会科(公民)で「三権分立」を学習していますが、日本国憲法は、国会、内閣、裁判所の三つの独立した機関が相互に抑制し合い、バランスを保つことにより、権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障する「三権分立」の原則を定めています。

〇国よりも我々にもっと身近な都道府県や市町村などの地方公共団体は、大きく2つの組織から成り立っています。一つは「議決機関(地方議会:条例の制定や予算の決定などを行う)」、もう一つは「執行機関(市長と市役所:予算に基づきそれぞれ担任する事務を行う)」です。簡単に言うと、前者は後者のやっていることをチェックする機能を果たしているということです。

〇現在、令和7年度第4回柏市議会定例会(一般質問:12月8日~15日)が開会中です。その様子は市役所7階の議場に直接行かなくても、インターネットで視聴することができます。柏市には36名の市議会議員が市民からの負託を受けており、柏市議会定例会は年4回(3月、6月、9月、12月)開催しています。

〇また4年に1回行われる市長選挙は、先月、太田和美市長が無投票で当選し、2期目をスタートしています。無投票とは公職選挙法で、首長選挙において立候補者が1名だった場合には、投票を行わずに無投票でその立候補者の当選が確定すると決められており、柏市では43年ぶりです。

〇市議会議員の中には、私の小学校時代の恩師(クラス担任)や中学校のクラスメイトもいます。若い頃は関心が薄くその存在も遠くに感じていた市議会も、知り合いがいると柏市に関するいろいろな情報が入りますので身近に感じます。また住んでいる我孫子市との違いもわかります。

〇市議会の前に市役所の各部へは、事前に質問する各議員から質問事項が通告され、それに対して各担当が答弁書を作成します。私も教育委員会事務局に勤務している時は、いろいろな答弁書を作成していました。前述のように、市議会は市役所業務のチェックをするのが役割ですので、答弁書には誠実に、各業務の進捗状況や今後の方向性を盛り込みます。国会での答弁も同様ですが、質問が多い際には、期限日の夜中までかかって作成しています。

〇今回の定例会でも、多くの議員が、教育に関する質問をしています。その一部が、「柏市未来につなぐ魅力ある学校づくり基本方針」、小中一貫教育と義務教育学校、教科書、学校給食と給食センター、ICT教育とタブレット端末活用、学校での感染症対策、自転車のヘルメット着用と交通安全対策、子どもの権利条約と柏市子ども・若者総合支援センター、特別な支援を要する児童生徒、不登校児童生徒支援、学校施設開放と部活動地域移行、子どものネット依存、子どもの運動能力、いじめ対策、教員不足と働き方改革、市立柏高校、公立夜間中学」など多様です。

〇いかがでしょうか?私たちがあまり意識していない裏で、これだけ教育に関する施策や予算などが議論され、その結果として学校の教育活動を下支えしてもらっているのです。現在本校で工事中の屋上太陽光パネル設置工事などもすべて、昨年度までの市議会で予算案の承認を受けています。

〇大切なことはその建設費も含めてすべての教育予算は、もともと市民の税金があてられているということです。また毎日の電気・水道も市の予算があるからこそ使用できるのです。生徒たちにもその仕組みを教えていくことは大切であり、公民の授業でも扱っていますが、再来週の終業式に私から話をしてみようと思います。

〇私が今回の市議会で一番注目しているのは、太田和美市長が柏駅東口の再整備にあわせ、中央図書館の建て替えを進める考えを示したことです。市長は「文化的活動を支えるだけでなく、まちの多様性を象徴し、人々の交流や新たな価値を生み出す拠点としての役割を果たせるよう、人が集い、学び、つながる場として整備を検討する」と表明しました。図書館を担当する生涯学習課では、「先進事例なども研究し、図書館整備の方針を示していきたい」としています。

〇そもそも今の図書館本館(中央図書館)は、市役所の隣で柏駅東口から徒歩10分に位置していますが、1975年度に竣工、築50年が経過しています。RC造地下1階・地上2階建て、蔵書数は約31万冊、貸出者数は年間約8・9万人です。

〇私も今は我孫子市に住んでいますが、成人して社会人になるまでは柏市民でしたので、中学・高校時代は自習でよく利用していました。しかし当時の柏市の人口はまだ今の半分くらいでしたので、何とかスペースを確保できましたが、現在の43万人の中核都市の図書館としては、物足りないと感じていました。

〇市民からも以前より、狭あいな空間や老朽化などを課題だとの声があり、2006年度から建て替えの検討を始めたものの、財政状況を踏まえ10年度に中止した経緯があります。その後16年度に外壁塗装と屋上防水を改修、22年度に館内照明のLED化工事を実施しました。ただ規模的には以前のままです。

〇我孫子市は23年前に、生涯学習センター(アビスタ)を新築し、その中に新図書館を造りました。立地が手賀沼の脇で公園と一体化し、ガラス張りの素敵な図書館です。前に勤務した松葉中や富勢中の生徒は、わざわざアビスタまで自転車で学習に来ていて、私もよく会いました。「柏市にもこんな図書館が欲しいな…」と思ってきました。

〇市議会でも柏駅東口について、取り壊し中の旧そごう柏店本館跡地の活用を含む駅前広場の再編や新たな改札口についての議論があります。その配置案の一つに、望ましい公共施設の検討や複合化を含む案があります。

〇「駅前図書館」は確かにインパクトが強いですが、市民の代表である市議会議員さんと市役所がしっかりと話し合いをしてもらい、将来的に児童生徒を含む柏市民が、文化的な香り高い図書館で、ゆっくりと本を読めるようにしてもらいたいです。

須藤昌英

【現在の柏市立図書館】

12月12日(金)情けは人のためならず

〇文部科学省の外局である文化庁のホームページには、「言葉のQ&A」のというコーナーがあります。私も時々、自分が使っている日本語が本当に正しいかどうか、参考になるので見ています。

〇そのホームページには次のように書かれています。

➡1 これは読者の皆さんに国語について考えたり話し合ったりするきっかけとしていただくことを願って,文化庁国語課が連載しているものです。国語施策に関する文化審議会答申の内容や「国語に関する世論調査」の調査結果などについて,Q&A形式で分かりやすく説明しています。

〇実際に30以上の普段から間違いやすい、もっと言えば多くの人がその意味を取り間違えている言葉が載っています。その中の一つに「情けは人のためならず」があります。文化庁の「言葉のQ&A」では、次のような解説があります。

➡2「情けは人のためならず」の意味 文化部国語課

「彼がどんなに落ち込んでいても,厳しく接した方がいいよ。情けは人のためならずって言うだろう。」……このような「情けは人のためならず」の使い方は本来の意味と合っていません。元の意味を確かめてみましょう。

問1 「情けは人のためならず」は,本来どのような意味なのでしょうか。

答1 「情けは人のためならず」とは,人に対して情けを掛けておけば巡り巡って自分に良い報いが返ってくるという意味の言葉です。

まず,「情けは人のためならず」を辞書で調べてみましょう。

「日本国語大辞典 第2版」(平成12〜14年 小学館)

情をかけておけば,それがめぐりめぐってまた自分にもよい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報いがある。補注:情をかけることは,かえってその人のためにならないと解するのは誤り。

「大辞林 第3版」(平成18年 三省堂)

情を人にかけておけば,巡り巡って自分によい報いが来るということ。〔近年,誤って本人の自立のために良くないと理解されることがある〕

ここに挙げた二つの辞書では,ともに「誰かに情を掛けることは,その人のためにならない」という解釈が誤りであることをわざわざ指摘しています。本来は,人に思いやりを掛けておけば,結果として,いつか自分にも良い報いが訪れるという意味の言葉です。

問2 「情けは人のためならず」について尋ねた「国語に関する世論調査」の結果を教えてください。

答2 本来の意味である「人に情けを掛けておくと,巡り巡って結局は自分のためになる」を選んだ人と,本来の意味ではない「人に情けを掛けてやることは,結局はその人ためにならない」を選んだ人との割合は,ほぼ同じという結果でした。

〇統計的は約半数の人が誤った意味を理解しているらしいですが、私の実感では、もっと多くの人が間違って使っている気がします。

➡3 この言葉を本来とは違う意味で理解してしまうのは,「ためならず」の解釈を誤ってしまうからだと考えられます。もし「情けは人のためにならず」というのであれば,「その人のためにならない」と受け取れるでしょう。しかし,「人のためならず」の「ならず」は,〔断定の「なり」〕+〔打ち消しの「ず」〕ですから,「である+ない=〜でない」という意味になり,「人のためでない(=自分のためである)」と読み取る必要があります。ここのところがはっきりしないことが「人のためにならない」と解釈する人を増やしている理由だと考えられます。

〇さすがに国の国語課の説明だけあってわかりやすいです。「なるほど」と思いました。このように理論的に説明されると納得できます。私も以前からこの言葉に誤解があるのは知っていましたが、その他同じ言葉でも人の解釈はまったく異なることがあり、もしかして目の前の人と会話している中でも、真逆の意味でとらえていることもあるのだろうか?と自分が心配になります。

〇「情けは人のためならず」に関しては、正岡子規の「人に貸して 我に傘なし 春の雨」の句を連想します。正岡子規は明治を代表する文学者で、34歳でという若さで亡くなりました。子規の残された偉大な功績(近代俳句の改革)は、今も継承されています。

〇学生の頃、子規が若い頃に当時アメリカからもたらされたばかりの野球に熱中していたことを知り、私も野球をやっていたので、親近感を覚えました。特に野球を「野球(のぼーる)」と呼んだのは面白いエピソードです。野は「の」と日本語に、球は「ボール」と英語にし、それを掛け合わせるなど、ユーモアにあふれた人だったのではと想像します。

〇この「人に貸して 我に傘なし 春の雨」の句は、「友人に自分の傘を貸して、自分は濡れてゆく。降るのは春の細い静かな雨なので、それも清々しく感じる」くらいな意味だと思います。自分に多少の負担があっても、友に自然と手をさしのべる。これが温かで豊かな心ある子規のふるまいだったのだろうと私は受け取ります。

〇また子規は敬愛する夏目漱石とも交友があり、漱石の小説や俳句にも影響を与えているとのことです。余談ですが、「春雨や 身をすり寄せて 一つ傘」は、夏目漱石の句で、子規の「人に貸して我に傘なし春の雨」という句に返したものだと後から知りました。

〇話を戻しますが、冒頭で気が付かずに誤った意味で使っている日本語もまだまだあると思います。たとえば、「失笑する」「手をこまねく」「気が置けない」「さわりだけ聞かせる」など、一度文化庁のホームページで確認してみることをおすすめします。どれも正しい意味と誤った意味、そしてそれがどの位の割合で使われているかがわかります。

須藤昌英

 

12月11日(木)今からでも遅くはない(酸素とオゾン)

〇先月の17日の「人生遅すぎることはない」では、「何か新しいことを思いついたらあまりあれこれ考えすぎずに、とりあえずやってみた方がよいのではないか」のようなことを書きましたが、最近それと通ずることがありました。

〇それは地球規模の話であり、地球という宇宙に浮かぶ一つの船の上に住んでいる我々のすべてに関連することです。オゾン層ホール問題は、1980年代初めに南極上空でオゾン層の著しい減少により、明確に「オゾンホール」が観測されたことによって、広く認識されるようになりました。

〇オゾンホールとは、南極上空のオゾン量が極端に少なくなる現象で、オゾン層に穴が空いたような状態に見えることからそう呼ばれています。オゾン層は有害な紫外線を吸収し、人間が皮膚がんや白内障になることを軽減してくれているそうです。

〇しかしフロンなどの化学物質が原因で、毎年南極の冬から春にかけて(8~9月頃に発生し、11~12月頃に消滅)観測され、近年では2025年にも最大で南極大陸の約1.6倍の大きさになったと気象庁は発表していました。

〇そのオゾンホールは現在、回復傾向にあることを、先日の帰宅途中の車でラジオニュースを聴いていて知り、思わず車を止めてスマホの記事でその詳細をすぐに調べました。今は知りたくなると、すぐに検索することができますので、後回しにしないですみます。

〇それによると、国際的な取り決めである「モントリオール議定書」の効果が現れていることがわかりました。現在の予測では、南極のオゾンホールは2066年頃までに、北極は2045年頃までに、その他の地域では2040年頃までに1980年の水準まで回復すると見込まれているそうです。

〇オゾン層が回復している理由は、主にフロン類の使用が段階的に禁止されたことです。フロン類(CFC)はオゾン層を破壊する主な原因でしたが、1987年のモントリオール議定書によって削減・廃止が進み、成層圏に到達する新たなオゾン破壊物質の量が減ったのです。また、地球温暖化による成層圏の気温低下が、オゾン破壊の化学反応を遅らせるという間接的な要因も影響している?そうです。

〇しかしその回復スピードはゆっくりで、今後も地域差や気候変動の影響を受けることもあります。観測と計算による予測はあくまでの机上での推理ですので、決して楽観視はできないと思います。今のこの明るい見通しが今後、「やっぱり思いとおりにはならなかった」と落胆したくないものです。

〇調べると2018年に「11月3日」を、日本医療・環境オゾン学会と日本オゾン協会は「オゾンの日」と制定したそうです。オゾンの化学式が「O3」であることから、「いい(11)オゾン(O3)」のごろ合わせで決められたようです。「人間の生活や地球環境に大いに貢献しているオゾンに対する正しい理解を広める」ことが目的のこの記念日は正式に登録されました。

〇私もオゾン(ozone)と酸素(oxygen)の関係は以前から知っていました。2つは同じ酸素原子からできており、オゾンは酸素の「同素体(同一種類の元素から成るものの、構造が異なる物質のこと)」です。具体的には、酸素分子(O2)が太陽光や放電などによって酸素原子(O))に分解され、その酸素原子が別の酸素分子(O2)と結合することでオゾン(O3)が生成されます。

〇つまりオゾンと酸素はまさに「兄弟」のような存在であり、似た性質をもっています。その一つが「酸化」です。「酸化」とは単体の酸素原子Oは他の物質にくっつきやすい性質をもっていて、その酸素原子が他の物質にくっつくことです。

〇鉄がさびるのも酸素による酸化の一種であることは、中学校の2年の理科で「酸化と還元(酸化の反対で酸素原子を切り離す)」で学習します。またオゾンには非常に強い酸化能力があり、これが除菌、殺菌、脱臭、脱色の効果をもたらします。

〇ただ酸素は通常の環境ではしっかりとくっついていて安定して存在しています。地球上の生物が呼吸している空気のうち、約20%が酸素ですが、その酸素が簡単に分解されてしまうと、地上の生物はみな酸欠になって困ってしまいます。

〇しかしオゾン酸素原子3つは常温下において2つと1つ、つまり酸素O2と酸素原子単体であるOに分離しやすい性質をもっています。このためオゾンは不安定な物質だといわれています。

〇今後も国際的な協調行動(モントリオール議定書の遵守)が継続されること、具体的には破壊物質の排出が引き続き抑制されること、気候変動や火山の噴火などの予期せぬ要因がないこと、その他人間の身勝手な活動により回復を妨げる可能性のある要因が出ないことなどを願います。

〇先月のブログで生徒たちには、「今まで何度かやろうとしたけれど出来なかったこと、今の自分では到底出来そうもないとあきらめてきたことなどは、誰にでも1つや2つはあります。しかしそれらは多くの場合、『本気』で取り組もうとする前に、尻込みしてしまったことがほとんどではありませんか?『あの人だからあんなことが出来るんだ』とか『自分には到底そんな能力はない』と思い込んでいませんか?生きているかぎり、何でも【手遅れ】ということはありません。周りからは簡単そうにやっているようにみえることでも、その人は他人が見ていないところで必ず努力しています。」と訴えました。

〇このことは個人ではなく、人類全体のようなレベルでも同じことが言えると思います。思い立ったが吉日(きちじつ)、つまり「何かを始めようと決心したら、吉日を選ぶのを待たず、すぐに実行に移すのが良い」と思います。

〇ただ人間はそれぞれ違う考えをもっており、時として自由(主張)と自由(主張)がぶつかりあいます。その時は「この地球は宇宙に一つしかない母なる惑星だ」という最上位概念をお互いに確認し、そのもとで対話し、今出来ることを合意形成していくしかありません。

〇酸素は呼吸に欠かせず、オゾンも健康に不可欠です。中学生たちが社会で活躍する未来が明るいものにするためには、みんなで今から考え、行動を継続していくしかありません。

須藤昌英

 

12月10日(水)「面白い!」ことから始まる学び

〇昨日の「落ち葉とブロアー(送風機)」の後半に、私が中学校時代に、扇形と三角形の相違点と共通点を知ったときに「面白い!」と感じたことを書きました。その時の感覚は、まさに目の前が明るくなりその先の光が見えたような感覚でした。

〇「面白い」という言葉の起源は、「面(おもて)」が「白(しろ)」くなること、つまり「顔が明るくはっきり見える状態」から来ています。目の前の景色や光景が明るく、鮮やかで美しい様子を表す言葉でした。この「面白い」が次第に、感情的な「楽しい」「心地よい」という状態にも使われるようになり、現代の「面白い」の意味に広がったとされています。

〇私はこのように「面白い」が、古代の「光景がはっきり見えること」から、現代の「心の動き」を表現する言葉へと、豊かに意味が広がってきたことは、人間の学びと深い関係にあると思っています。

〇特に現代の意味である「興味深い、愉快な、興味を引く、予想を裏切る」など、多様なポジティブな感情を指すことにワクワクします。校長として、中学生が学習を面白く感じることは最も重要と考えています。そのためにはどのような工夫が必要か?がいつも頭の片隅にあります。

〇面白く学習に取り組むことの目的は、テストの正答率や高等学校への進学率といった数値で測るものではなく、生徒にとって必然性を実感できる学びになっているかです。重要なのは自分の興味・関心が高いことを探求することです。

〇たとえば先日の鳥研究者の鈴木氏のように、動物好きなら身近なペットや自然観察をしたり動物園での生態調査をしたり、骨格標本作りに挑戦したり、本や詩が好きなら日本語や外国語の文章を読み比べたり読解や要約を深めたり、絵を描くことが好きならば、絵の具を使う場合とデジタル機器を使う場合の良さを研究したり、となんでも良いと思います。

〇面白いもいくつかの場合があります。まず「知識のつながりを考えると面白い」です。たとえば「明治維新は1868年」と覚えるのは単なる知識です。しかし「明治維新は、幕末の鎖国政策の終焉と、西洋技術の導入(黒船来航)という出来事の積み重ね(原因)があり、その結果、近代化(結果)が始まった」と因果関係や背景が理解できれば、それがつながりのある知識となります。

〇ちなみにこれを「有意味学習」といい、強引に頭の中に知識を詰め込む「機械的学習」とは質的に異なります。有意味学習のほうが機械的学習より効果が大きいことに加え、面白く楽しいわけです。

〇次に「疑問や矛盾と向き合い乗り越えると面白い」です。学んでいると、必ず疑問や矛盾が出てきます。その際「何に対して矛盾や疑問を感じているのか」をハッキリとさせることが大切です。生徒はよく「なんか変」「なんとなく分からない」と言うときがありますが、これでは深い思考にはなりません。たとえば「チューリップも種子植物だから種ができる」と聞いて、「それならなぜ花壇には種を植えずに球根を植えるのか?」と問いをもつとさらに調べたくなります。

〇疑問に向き合うためには、質問したら『そんなことも知らないの?』と思われて恥ずかしいとしり込みしないことです。もしかしたら周りの人も同じ疑問を抱いている?ことも意外に多く、その疑問が自分だけでなく周囲の学びにもなります。

〇また「失敗(間違い)したらチャンスと考えると面白い」もあります。人の脳は失敗を繰り返しながら記憶を強化します。試行錯誤するほど深い記憶となります。最初は難しいですが、失敗(間違え)したら「よしシメた!」と思いましょう。失敗(間違え)は、より深く分かるために必要不可欠なチャンスです。      

◯たとえ失敗(間違え)しても自分は「ダメな人間だ」などと思わないことです。失敗(間違い)を恐れなくなると、学ぶことがグーンと楽しくなります。

〇最後に「見方・考え方を変えると面白い」もすぐに実行できます。ふつうなら当たり前と見過ごしてしまうようなことでも、見方をちょっとだけ変えてみると、急に面白く見えてくることがあります。

◯その少しだけ変えた見方・考え方を「切り口」ということもありますが、何気ない日常でも、一時的な流行現象でも、日頃からタテ・ヨコ・ナナメ、いろんな切り口でものを見たり考えたりしていれば、いつかハッと思いもかけないアイデアを思いつくものです。

〇これまでとは逆説的ですが、「面白い!」と思えるまで一つのことを続けてみることも大事です。研究や学習を続けていても、最初は成果や成績がゆっくりでしか上昇しません。その段階であきらめて、投げ出してしまう人もいます。しかし根気よく続けていると、ある日、先ほどのように目の前に突然大海が広がるような体験をします。ここまでくると学びの真の面白さが分かるようになります。

〇「面白い」という言葉で思い出すことがあります。それは幕末の長州藩にあって、長州征伐を仕掛けた幕府軍を奇兵隊を創設し苦しめた勇猛果敢な志士として知られる高杉晋作です。彼は勇猛果敢というだけでなく、知力も高かったそうです。

〇彼の辞世の句として知られる「おもしろきこともなき世をおもしろく、住みなすものは心なりけり」の意味は、「世の中を面白いと思えるかどうかは自分の心しだい」で、見方を変えれば何でも面白く見えてくることを言いたかったのでしょう。

〇私はこの句を若い時に読んだ、司馬遼太郎の長編時代小説(幕末維新を先導した坂本竜馬を主人公とする)の『竜馬がゆく』で知りました。『竜馬がゆく』では、高杉晋作が臨終間際に、「おもしろきこともなき世をおもしろく」と上の句を詠み、その下の句を看病にあたっていた野村望東尼という尼僧が、「住みなすものは心なりけり」と続けたとあります。すると高杉晋作はうなずき、「面白いのう」といって息を引き取ったという場面がありました。

〇今行っている2年生との面接でも、「なぜあなたはそれを継続して取り組んでいるのですか?」に対し、「面白いからです!」という返答が一番多いです。そして「面白い」と言える生徒の顔はしっかりと前を向き、輝いています。「面白い」は人を学びに誘導する不思議な言葉です。

須藤昌英

12月9日(火)落ち葉とブロアー(送風機)

〇先月中旬くらい落ち葉の季節になり、先週はそのピークを迎えました。今日あたりからやっと少なくなりホッとしています。学校敷地にあるサクラ、カエデ、イチョウ、モミジ・・・など、毎日用務員さんは朝から多い場合には午後も落ち葉掃きをしてくれています。

〇そもそもなぜ木々は秋から冬になると落葉するのでしょうか?自分も一緒に落ち葉掃きをしながら、フッと頭に疑問が湧いてきます。何かの作業に没頭するときは、手足は動かしますがその分、頭が空っぽになりやすいので、普段は考えない色々な疑問や思いが出てきやすいと以前に本で読んだ記憶があります。

〇少し調べてみると、樹木は葉が光合成で糖分などの栄養分を生産しつつ、細胞そのものが呼吸をするなどして自分でそれを消費もしています。日光が弱くなりその生産と消費のバランスが崩れてくると、葉を持つ意味がなくなるので、葉をあえて落として光合成に適当な時期まで休んでおこうとするのが、一番の理由のようです。

〇一般に落ち葉は、日本特有の四季や風情を感じさせるものである一方で、学校外の街路樹や樹林周辺の地域では、道路や側溝、個人宅内に吹きだまるなど一般的には「厄介な迷惑者」として扱われることもあります。確かに大風の後は、街のあちこちで落ち葉の山が見られます。私もそれを見るたびに「誰が掃除するのかな~?大変だな~!」と余計な心配が頭をよぎります。

〇そのように落ち葉は厄介なものとするのと反対に、落ち葉を使って遊ぶというこの季節ならでは良さもあります。私も子どもが幼い頃、公園に山積になった落ち葉の中で、楽しそうに遊んでいるのを見ながら、「自分も昔はこんなことでも嬉しかったな」と思いだしていました。

〇遊びの中で、足で踏んだ葉の音や葉を投げたりちぎったりした時の手触り、何ともいえない乾いた匂いなどを通して身近の自然に興味を持ったり身体能力を伸ばすことができます。また落ち葉を拾ってきて、紙面上や立体的なアート作品を製作したりする中で、想像力を伸ばすことなどが、身近な体験学習として有効です。

〇落ち葉掃きで大きな威力を発揮するのが、ブロアー(送風機)です。竹ぼうきなどで行う場合に比べて、数倍の効率性の良さです。いろいろな種類のものがありますが、本校のブロアーはガソリンエンジンを搭載した業者が使用する本格的なものです。

〇ただ落ち葉と一緒に大量の土誇りも舞い上がるので、使用時にはマスクが欠かせません。一番の欠点は、ブロワーは大きな音が出るため、早朝や夜間の使用は避けなければなりません。特に本校は東、西、北側に校舎があり、唯一校舎のない南側(正門側)にすべての音が反響していきますので、気をつけています。

〇ブロワーで落ち葉を掃除するコツは、やっていうちにだんだんとわかってきます。むやみやたらに使っても、余計に落ち葉が散らかるだけです。風のない日が最適ですが、まず落ち葉を集める場所を自分で決めます。敷地の中央や壁際など、落ち葉を集めやすい場所をあらかじめ決めておくと効率的です。

〇そしてそれに向かって「扇状(せんじょう)」に動きながらブロアーで吹き集めると効率があがり、落ち葉を一点に集めることができますこの扇形(おうぎがた)がポイントです。

〇数学的には、扇形とは、円の中心から伸びる2本の半径と、その2本の半径にはさまれた円周の一部(弧)によって囲まれた図形のことです。扇子(せんす)を広げたような形からその名がついており、円の一部を切り取った形(ピザの切れ端など)を指します。

〇最初は思いつきもしませんでしたが、こういうところで数学の基礎知識が役に立ちます。数学に限らず「学校の授業の内容は社会で出ると役に立たない」などと言われることもありますが、実際には思いもよらない場面で突如、行動と知識がつながる場合があります。

〇実際にどの教科書やブロアーの説明書にも、「落ち葉は扇状に集めると良い」とは書いてありません。実際に作業して気が付くのです。そしてそれが「生きて働く知識」となり、日常生活上での知恵ともなります。

〇私も時々、生徒の中学の教科書を借りて、パラパラと読みますが、それを読んで理解するだけで「大変な物知り」になります。ただ昔と今では学習における教科書の役割が変化し、「何のために学ぶのか」「どう役立つのか」を教えてくれるものになっています。

〇教科書で習うことが、「試験のために覚えなくてはならないもの」から「自分たちの社会を理解するために有意義な知識」に変われば、「学びのモチベーション」も上がると思います。どの教科でも、このような工夫がなされているのが、今の教科書の特徴といえます。

〇今回のブロアーを使っての落ち葉清掃は、日常生活の一部ですが、よりよい生活をするための工夫のヒントなっていることは、中学校の校長として、強調しておきたいです。

〇余談ですが、扇形の面積の求め方は2つあります。そもそも扇形は円の一部ですので、普通は半径の長さと中心角の角度が分かっていれば、「半径×半径×π×(中心角/360°)」という公式を使います。これは小学校の算数でも、中心角の大きさと扇形の面積は比例関係にあることを習うので、小学生でも理解可能です。

〇ただ中学生はそれに加えて、半径と弧の長さを使う方法も理解しておきたいものです。スペースの問題でここでは証明しませんが、「半径の長さ×弧の長さ÷2」の公式で求められます。これは一般の三角形の面積の求積公式「底辺×高さ÷2」とほぼ同じになります。私は中学生の頃、このことを知った時、「面白い!」と感じました。「扇形と三角形は見た目の形は異なるが、同じ図形の仲間ともいえるのか!」と見方・考え方が広がりました。

〇中学生にも時々、授業と日常生活のつながりを感じてほしいと思います。そう思って今朝出勤しましたら、これまでよりは量は少ないですが、いつものように落ち葉が散乱していました。

須藤昌英

 

12月8日(月)生徒の人権「子どもの権利条約」

〇朝晩の冷え込みは冬を思わせますが、まだ日中の陽ざしの暖かさにはホッとします。2学期も残り2週間となり、例年より1か月ほど早く流行の兆しが出ているインフルエンザの今後の動向が気になります。

〇先日のsigfy(シグフィー)で柏市教育委員かからお知らせした「ハラスメント等に関する実態調査の実施について」は、12月が全国人権週間であることも踏まえ、毎年実施しているものです。本校でも全校生徒を対象に行うので、準備をしている最中です。

〇教職員も含む大人によるすべてのハラスメントを防止するには、正しい人権意識が不可欠です。1989年に国連総会において採択された「子どもの権利条約(18歳未満の人)」は、子どもが守られる対象であるだけでなく、権利をもつ主体であることを明確にしました。

〇子どもが大人と同じように、ひとりの人間としてもつ様々な権利を認めるとともに、成長の過程にあって保護や配慮が必要な子どもならではの権利も定めています。

〇具体的には、「生きる権利」「成長する権利」「暴力から守られる権利」「教育を受ける権利」「遊ぶ権利」「参加する権利」など、世界のどこで生まれても子どもたちがもっている様々な権利が定められました。

〇この条約が採択されてから、世界中で多くの子どもたちの状況の改善につながってきており、日本も例外ではありません。1989年は平成元年ですので、私が教員としてスタートして3年目にあたり、学校現場でもその話題が多くなってきたことを思い出します。

〇すべての教職員は日頃から生徒に対し、1対1で閉鎖的な状況で指導や対応をしない、不必要な身体接触はしない、管理職の許可のないメッセージ等の送信はしないことを認識しています。

〇問題行動が発覚しても、その対応には必ず複数の教員で行い、事実や原因の聞き取り等を決めつけや押し付けをせずに、時間をかけて丁寧に行っています。

〇確かに昭和の時代までは、該当生徒の言い分を十分に聞かずに状況を判断したり、その後の保護者への説明なども、生徒本人へ「今回のことを自分で保護者に伝えるように」のような指導をしたりすることがありました。

〇しかし現在は、たとえ時間がかかっても生徒本人が自分のしてしまったことと正面から向き合い、その時の心境や周囲との人間関係、その後の気持ちの変化などを浮き彫りにし、それを管理職も含めた職員の中で共有し、その詳細を保護者に伝えています。

〇単純に比べることはできませんが、昭和の時代の指導よりも今は数倍の時間をかけています。解決や改善には時間はかかりますが、失敗を次にいかすためには、この方が有効だと思います。これも「子どもの人権」を第一にした意識の変化です。

〇学校教育法第11条は、「校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、監督庁の定めるところにより、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。但し、体罰を加えることはできない」と規定されています。

〇この懲戒とは、生徒に問題行動等があった場合に、これを正すために指導や助言、時には一定の行動制限を加えることをいいます。要約すれば、体罰(生徒の身体に対する侵害)は論外であり、前述のような生徒の人権を尊重した指導をしなければならないということです。

〇また生徒に肉体的苦痛を与えるようなもの(指導中に生徒がトイレに行きたいと訴えても認めない、課題などを忘れた生徒に対して自席ではなく教室の後方で授業を受けさせるなど)も体罰の範疇になります。

〇一方で懲戒権の範囲内と判断されると考えられる指導として、放課後等に残して話を聞く(指導する)、未提出の学習課題を課す、立ち歩きの多い生徒を叱って席につかせる等は認められています。

〇いずれもそのことを通して生徒本人に振り返りの時間をつくったり、クラスなどへの影響を考慮したりしたものです。自我の芽生えと反抗期によるストレスなどの成長期にある中学生ですから、大人が間違いを犯すのとは別の配慮が必要です。

〇冒頭の実態調査においては、生徒の記述があった場合には事実確認をしたり、調査結果の報告を教育委員会へしたりしていきます。お子様に「実態調査ではどんな回答をしたの?」など内容を確認していただき、もし相談等があれば担任や職員に連絡をしてください。

須藤昌英

【uniefホームページ:子どもの権利条約より】

生徒たちの様子から

朝の増尾駅集合はスムーズで、電車の中でもマナーを意識した行動でした。素晴らしいと思います。冬晴れの青空といちょうの黄色が見事なコントラストの上野恩賜公園。朝から各博物館等は行列が出来ています。同様の校外学習の他、一般客の多さに驚きです。国立の博物館や美術館は展示が充実しているので、とても短い時間では見学しきれませんが、大人になってもリピーターとして訪れるきっかけになって欲しいです。私も国立科学博物館に5時間いましたが、以前になかった地球館は、地下三階地上三階の大きさで、すべてをじっくりと観ることはできませんでした。また来ようと思いました。時間通りに元の場所に集合し、昼食は各班で持参したお弁当を食べました。その他で食べ物のフェスをやっていたので、班で話し合って購入した班もありました。余計に食欲が増したようです。やはり上野動物園は生徒にとって楽しいのでしょう。「見た動物は?」と尋ねると、「レッサーパンダ、キリン、北極熊」など様々。園内には多くの保育園児や幼稚園児がいましたが、彼らもほんの少し前はあのように幼さかったと思うと、よくここまで成長しているなと感動します。このままであれば、来年の林間学校も大丈夫だと感じました。帰りは始発電車でみんなが座れましたが、途中から乗る人がいるとあえて立ち席を譲る生徒もいました。シルバーシートの意味もお互いに話していました。柏で乗り換えて、増尾駅で解散しました。夕方は少し寒くなってきました。週末は体調に留意し、また月曜日に会いましょう。自宅まで気をつけて。さようなら。

須藤昌英

班行動開始 見学 休憩 昼食

◯予想したいた以上に、公園内はどこも混雑しています。幼稚園生、小学生、中学生、高校生、一般の大人が入り混じっており、気をつけないと班からはぐれてしまいそうです。なんと3月までの勤務校だった市内の富勢中も来ていました。◯青い空の下、気持ちの良い時間が流れています。博物館や美術館内の撮影は難しいので、開放的な外写真をあげます。◯公園の中央では、「ハイカロリーフェス」なるものが開催されており、さまざまな肉料理を提供する屋台がズラーと並んでいます。さすがに中学生にはもう少し大人になってから行ってもらえばいいと思っていましたが、プライドポテトくらいはお弁当の後でも食べられるようです。                 ◯昼に一度だけ貸与したスマホで、本部の教員に班長が定期連絡を入れ、無事を確認しました。                ◯午後からは少し雲が多くなり、風も出てきました。寒くならないうちに、増尾に戻れたらいいと思っています。

上野駅到着 開校式

◯途中から列車内が混みましたが、なんか上野駅に着きました。朝のラッシュを初体験した生徒も多かったようです。イチョウが黄葉して迎えてくれました。

12月5日(金)1学年校外学習(上野恩賜公園)

〇朝は冷え込みましたが、風もなく日中は陽ざしがあり、昨日よりは暖かくなる見込みです。本日の1学年校外学習は、公共交通機関の電車を利用し、上野恩賜公園にある博物館や美術館、動物園等の見学が主な行動です。

R7年度1学年校外学習スローガン

「マナーを守り、協力して、次の一歩へ」

【校外学習のしおり:校外学習実行委員長 森下裕仁さん】

「マナーを守る」

公共の場でのマナーというのは、ポイ捨てをしない、物を壊さない、食べながら歩かない、電車では大声で話さない、座席の座り方など、様々なマナーがあります。そのすべてを守ろうと行動してください。

「協力する」

まだ新しい班になってから少ししか経っていないので、この校外学習を通して、班の人や、部会のメンバーと仲良くなってほしい、協力し合える関係性を作ってほしいと思います。また、今後の学校生活や、2年生の林間学校にもつなげていける協力をしましょう。

「次の一歩へ」

校外学習を通して、マナーを守り、当たり前のことをしっかりとやることや、みんなと協力することで自分自身も周りの人も成長し、次の一歩へつなげてほしいです。

【校外学習のしおり:校長 須藤昌英】

新しい発見と小さな感動の体験を! 

1学年の皆さんを見ていると、4月の入学式の頃に比べて、中学校生活にも慣れ、充実した毎日を過ごしているようです。入学前に想像していた生活と大きな違いを感じる人もいるでしょうし、一方で段々と「中学校とはこういうところなんだ」と達観し始めている人もいることでしょう。

小学生だった頃までは、ある程度大人が計画したことを素直にやってみることを求められてきたと思います。しかし、中学生は自分で考え、実行していく力をつけていく必要があります。

今回の校外学習もあらかじめ決められたスケジュールはありますが、その一つ一つを「これは何のためにやるのか?」「どうやったら上手くいくだろうか?」と自分たちに問いかけてみましょう。人を頼りにするのではなく、自分で考え正しく判断し、自分でやり遂げていくことを「自立・自律」といいます。

一人ひとりの自立した行動が、校外学習が成功するかしないかのカギとなります。そしてこの経験が、来年以降の林間学校や修学旅行につながる行事となることを願っています。

事前に調べたことを実際にその現地に行き、観察・実験・体験、さらには資料収集等をすることを「フィールドワーク」と言います。本やインターネットで見たり知ったりした知識は、実感が伴わないことが多いので、時間が経過すると忘れがちです。しかし、自分の目や耳、その他の感覚をフル稼働して体験したことは、それと関連した知識と結びつくことにより、「生きて働く知識」と昇華します。 

この校外学習で皆さんにお願いしたいことは、現地でどれだけ多くの新しい発見ができるか、そしてそれらを心の底から素直に感動できるかを意識して、楽しんでほしいということです。きっとみなさんにとって、上野の地が「学びの場」となることでしょう。

各クラスの実行委員の皆さん、よろしくお願いします。校外学習を終えてから、さらに一回り大きくなった、中学生としての皆さんの姿を見られることを期待しています。さあ出発しましょう!

〇朝から生徒たちの様子を随時アップしていきます。

12月4日(木)「僕には鳥の言葉がわかる」

〇本校敷地の西と北側は斜面林となっており、今いろいろな木々が紅葉しています。残念ながら表側からはほとんど見えず、校舎3階から見下ろしてやっとそのきれいな全貌が見えます。そこから「たとえ人に見られなくても自分らしく生きる」のような教訓を教えてもらっている気がします。

〇またその木々のおかげで、朝から夕方まで一日中、鳥の鳴き声が聞こえてきます。4月から学校に来るたびそれを楽しみにしていますし、毎日聞いていると、その鳴き声が日によって違うので、数種類の鳥が来ていることがわかります。ただ姿はほとんど見えないので、いまだに鳥の名前を調べることはできないでいます。

〇今年の「書店員が選ぶノンフィクション大賞」に、東京大学准教授の鈴木俊貴氏が書いた「僕には鳥の言葉がわかる(小学館)」が選ばれました。鈴木氏は自ら「動物言語学」という分野を起ち上げ、今、いろいろなメディアでその活動を発表しています。

〇早速、図書室にあった本を学校図書館指導員さんにお願いして借り、読みました。また同時にいくつかのYouTubeに出演しているので、興味深く観ました。第一印象は、鳥が好きでたまらない雰囲気を全身から醸し出しており、研究者というよりも少年が自由研究をしているようなイメージがありました。

〇これまでの常識として、地球上で言葉を持つのは人間だけであり、鳥やその他の動物は、「快か不快」のみの単なる感情で鳴いているとしか認識されていませんでした。その常識を覆し、「鳥のシジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っていること」を世界で初めて解明した研究者が鈴木氏で、「僕には鳥の言葉がわかる」は科学エッセイになります。

〇そもそも鳥は1万種以上あり、シジュウカラはスズメくらいの大きさで都会にもたくさんいます。本校の周辺にも来ているのでしょう。鈴木氏はシジュウカラは他の鳥よりもよく話し、単語をもち組み合わせるたりジャスチャーもしたりして、コミュニケーションをとるといいます。

〇多いのが仲間への危険を知らせる合図で、「ヒ、ヒ、ヒ」は鷹が上空にいる、「ジャージャージャー」はヘビが地面や木の上にいることを教えているそうです。危険な相手の違いによって、鳴き声を変えるとは驚きです。

〇また自分よりも少し大きく肉食のモズのような鳥には、違う種類の鳥でも鳴き声で知らせ、強いモズをみんなで囲むようにして圧力をかけるなど、協力して追い払う映像も紹介していました。

〇さらに「ヂ、ヂ、ヂ」は、「ここに餌があるから集まれ」のサインで、自分だけでなく仲間にも生きるために必要な餌の情報を流しているそうです。動物はすべて弱肉強食の世界に住んでいると思っていましたが、共存共栄の意識?本能?があるのかと思いました。

〇どうやら鳥はそれぞれ違う言葉を使いますが、お互いの言葉を学習しあっていることも仮説として考えられるそうです。であれば人間が普段は日本語を使っていますが、新たに英語を学ぶのと同じではないでしょうか。言語によるコミュニケーションは人間だけではないことは、この世界にまだまだ未知なことが多いということです。

〇鈴木氏は3年前に日本人で初めて、国際行動生体学会で基調講演し注目を集め、そこで動物言語学を創設することを提唱しました。これに影響を受けて、世界の動物行動学者が他の動物の言語について研究を始めたそうです。

〇例えば「アフリカゾウにはそれぞれ名前があってお互いにそれを呼び合っている?」や「チンパンジーも言葉の組み合わせによって文らしきものを理解している?」など、20年~30年後にはいろいろな動物の言葉がわかる時代がくるかもしれません。

〇この研究が進めば、動物をより正しく理解することにつながりますし、もしかしたら普段から動物が人間に対して何かを教えてくれていることが分かってくるのかもしれません。世界は人間だけでのものではなく、もっと知らない世界が身近に広がっている可能性も高いと感じます。

〇最後に鈴木氏は、「当たり前を疑う」ことの重要性を説いています。それには鈴木氏の母の言葉が大きいそうです。鈴木氏が幼少の頃、自宅の庭で昆虫の蜘蛛を観察していた時です。事前に図鑑で「蜘蛛は何を捕食するのか」と調べたのとはまったく別の昆虫(カブトムシ)を食べていたのを見つけました。

〇鈴木少年は困惑し、悩んだ挙句に母親に「蜘蛛がカブトムシを食べるとは図鑑にのっていないけど、どちらが正しいのか?」と相談しました。すると母親はすぐに、「あなたが観察した方が正しい。あなたの図鑑を書き換えなさい」と言ったそうです。

〇それ以来鈴木少年は、新たに分かったことをボールペンで図鑑に書き加え、世界で唯一の図鑑をつくりました。鈴木氏は「図鑑は自然を解釈した一部に過ぎない。目の前に起きたことが正しいことで、真実はもっと存在することを学んだ」と言っています。

〇素晴らしいお母さんです。子どもを信じ、咄嗟に「あなたが正しい」と言い切れたことに敬意さえ感じます。親の方も自分に余裕がないと下手したら「そんなの図鑑が正しいに決まっているんだから、細かいことを気にしないの!」などと言ってしまうかもしれません。もしそのお母さんがそう言っていたら、今の鈴木氏はいないと思います。子育てをしてきた私もとても参考になる話です。

〇昨日の「ジクソーパズルとレゴブロック」でも書きましたが、学校の教科書や出版会社の図鑑などは、これまでの人間の歴史を踏まえた「人類の英知の結晶」でもあり、正しいことには間違いありません。でも現実の世の中は、もっと複雑で不思議なことばかりです。新しい課題を追求するには、これまでの知識の上に、自分で見て聞いて確かめたことを上書きしていくしかありません。

〇最後に鈴木氏は、「研究には膨大な時間がかかる。20年や30年どころじゃやない。じっくりと楽しんで追求していきたい」と結んでいました。

〇明日は1学年の校外学習です。すべての班が上野恩賜公園内にある「国立科学博物館(科博)」を見学します。科博にも鳥類だけでも1~2時間では見切れないほどの広大な展示スペースがあります。私の住んでいる我孫子市にも日本で唯一の鳥類専門の「鳥の博物館」があります。生徒たちにも鳥に少しでも興味をもってもらいたです。

須藤昌英

【東京大学先進科学技術研究センターHPより:鈴木俊貴准教授】

12月3日(水)ジグソーパズルとレゴブロック

〇幼い子どもから大人まで、時間を忘れて熱中してしまうパズルとして、ジグソーパズルがあります。ジグソーパズルは、1枚の絵がバラバラになった多数のピースを、接合部分や絵柄をヒントにすべて組み合わせて、1枚の絵を完成させるパズルです。

〇意外に歴史は古く、もともとは18世紀中頃に教育用教材として作られ、イギリスの地図職人が地図の絵を「糸のこぎり(ジグソー)」で切断したことからその名がつけられたそうです。

〇特に大人に人気のジグソーパズルには、1000ピース前後の難易度が高いものや、お洒落なデザイン、人気キャラクターなどが描かれたものがあります。一般的には完成までに10時間から20時間程度ですが、絵柄が難しい場合には、数日を要します。

〇このパズルが人気の理由は、集中力や達成感を得られたりするだけでなく、気分転換として心身のリラックス効果やストレス解消にも役立ったりします。完成すれば部屋に飾ることもできます。

〇このジグソーパズルは、学習で例えると「典型的な正解探し」、つまりは教科書に書かれていることを暗記し、テストで正確にそれをアウトプットすることにあたります。

〇もちろん教科書の内容をしっかりと理解することは重要なのですが、その内容の背景や成り立ちまで考えて、「教科書には~と書いてあるが、自分ならば~と考える」までいかないと表面だけの理解にとどまりそれ以上昇華しません。大げさに言えば、それが「ジグソーパズル的学習の限界」です。

〇一方で私もかつて幼い頃に遊びましたが、もう一つ夢中になるもので、レゴブロックがあります。レゴブロックは、デンマークのレゴ社が製造・販売する、互換性のあるプラスチック製の組み立てブロック玩具です。

〇突起と空洞を組み合わせることで、様々なものを自由に組み立てることができ、教育用としても利用されるなど、創造力や想像力を育む知育玩具としての側面があります。

〇子どもがレゴブロックで遊びはじめるとき、最初は何もないところから段々とパーツを組み合わせ、新しい形を創ることができるのが、ジグソーパズルとの大きな違いです。

〇こちらは学習面に例えると、単に知っているだけでなく、様々な状況に応じてその知識を活用する学習にあたります。新しい知識を既存の知識と関連付け、修正・更新しながら使いこなすことを指し、問題解決能力や創造性を育むので、これを生きて働く知識と言います。

〇今の生徒たちが成人して社会で活躍する頃には、我が国はますます厳しい挑戦の時代(予測が困難な時代)を迎えます。そして一人ひとりが持続可能な社会の担い手として、その多様性を原動力とし、質的な豊かさを伴った個人と社会の成長につながる新たな価値を生み出していくことが期待されます。

〇要するに目の前に現れた問題や課題に対する正解は、どの教科書や書籍、インターネットでも探すことができません。自分や周囲の人たちと対話し、それぞれの知識や経験を持ちより、「とりあえず今は〇〇をやって試してみよう。それでダメならまた別の方法を一緒に考えよう」と仮説を立てて検証するしかありません。

〇これはパズルやブロックをする時と思考パターンは同じですが、パズルのような正解はないので、ブロックのように新しい形を創造していく方がより近いと思います。

〇自分が父親になって子どもにレゴブロックを買ってあげた時にふと気になったことがありました。レゴブロックには「クラシックセット」というシリーズがあります。これは何か明確な完成形があるのではなく、さまざまなパーツが入っていて好きに組み合わせられる昔ながらのレゴブロックです。

〇一方で商品の箱に表示されている完成形を目指して、パーツを組み立てるシリーズもあります。たとえばお城であったり何かのキャラクターであったり。このようなレゴブロックは、つくる形が明確に存在し、優れたデザイン性を有するため、心情的には一度組み立てると壊しにくいです。実際、我が家でもこのようなレゴブロックは作り終えるとコレクションケースに入れて飾りました。

〇残念なのは私がかつて遊んだように、それを壊してもう一度組み立てることがありません。これでは市販の「プラモデル」またはジクソーパズルが立体になったと同じで、それらを自由に組み合わせた創造的営みではなく、完成図に合わせて作るだけです。

〇これでは前述した従来のレゴブロックの良さが薄れてしまう気がします。試行錯誤して、納得しなければいったんバラバラに戻して、再度組み立てることこそ、レゴブロックの一番の良さであり、それは普段の学びと本質的に同じだと思います。

〇最近は「レゴストア」というレゴ専門店もショッピングモールで見かけますので、また今度孫たちと一緒に入ってみようか・・と思います。

須藤昌英

12月2日(火)「言葉の職人」のご逝去から1年

〇昨年の11月、現代の日本を代表する詩人の谷川俊太郎さん(当時92歳)が亡くなられました。それから1年が経ちましたが、いまだに多くの追悼の意が表せられています。谷川氏の影響は、詩の世界にとどまらず文学界、音楽界などにも広く及んでいます。

〇谷川氏は1931年に東京で生まれ、高校時代に詩を作り始め、1952年、詩集「二十億光年の孤独」を発表しデビューしました。鋭いけれども誰もがもっている感性を大切にし、テンポのよいことばを連ねるなど、半世紀以上にわたり数多くの作品を発表し続けてきました。

〇私は若い頃から谷川氏の詩を、自分が担当する林間学校のキャンプファイヤーや3年生を送る会などで生徒たちに朗読させていました。とても平易な言葉ばかりですので、読んでいるうちに生徒たちはその独特の世界に引き込まれ、普段は見せない表情をしていたことをよく覚えています。

〇代表作の「生きる」を紹介します。

生きる  

生きているということ  いま生きているということ

それはのどがかわくということ

木もれ陽がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみすること  あなたと手をつなぐこと

生きているということ  いま生きているということ

それはミニスカート  それはプラネタリウム

それはヨハン・シュトラウス  それはピカソ

それはアルプス  すべての美しいものに出会うということ

そして  かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ  いま生きているということ

泣けるということ  笑えるということ  怒れるということ

自由ということ  

生きているということ  いま生きているということ

いま遠くで犬が吠えるということ

いま地球が廻っているということ

いまどこかで産声があがるということ

いまどこかで兵士が傷つくということ

いまぶらんこがゆれているということ

いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ  いま生きているということ

鳥ははばたくということ  海はとどろくということ

かたつむりははうということ  人は愛するということ

あなたの手のぬくみ  いのちということ

〇「生きているということ いま生きているということ」の韻を踏み、心地よいリズム感で、生き物などの有機質や生物以外の無機質なものまで引き合いに出して、生きていることの素晴らしさを見事に表しています。

〇自分の解釈ですが、この詩のテーマは、「普段の生活(日常)にこそ生きていくことのすべて(意義)がある。そのことを再確認することが幸せを身近に感じる唯一の方法である」ではないかと感じていました。

〇よく言われますが、十代の若者がこの詩に共鳴する部分ともっと年を重ねた大人が共鳴する部分は異なり、それが詩の素晴らしさではないかと思います。

〇谷川氏は数年前の生前のインタビューで、「詩というか言語というものは、われわれの世界を記述するのに、非常に不完全なもの。作品がうまくできれば満足だけど、それが真理を示しているとか、そんな気はまったくなくて、きれいで人が楽しんでくれればいい。芸術家というよりも『言葉の職人』っていうのかな。自分としては『職人』と言いたいんですよ」と答えています。

〇「言葉の職人」というあたりが谷川氏の人柄を表しています。生前を知っている多くの人がその人柄を「その作品と同様に気さくで親しみやすく、ユーモアがありながらも、物事を深く見つめる自由な精神を持った方」との印象があるそうです。

〇あえて自分を「専門家」と言わずに「職人」と呼ぶには、それなりのこだわりを感じます。「職人」は長年の経験や勘を磨くことを重視する一方で、「専門家」はその分野の高度な知識や技術で客観的な資格や実績を持つ人を指します。

〇つまり人からの評価などは二の次で、自分が好きなことをただ一心不乱にやるということで、結果として自分が納得できる仕事やそれによって他に貢献しているということだと思います。

〇谷川氏が「詩や言語は非常に不完全なもの」と言っているように、日本の教育も決して完全(正解)ではなく、常に現在に沿ったものに変化させていかねばなりません。

〇我々教員も一面に「専門家」としてのプライドをもたなければなりませんが、そういう面では「職人」のように完全なものを追い求めてく気概も必要かもしれません。

〇長年多くの詩によって勇気づけられたことに感謝しつつ、谷川俊太郎氏のご冥福を心よりお祈りいたします。

須藤昌英

 

12月1日(月)音楽まつり2025(土地区青少協主催)

〇12月に入りました。今朝の日の出時間は6時32分で、出勤途中の橋の上から、ちょうどオレンジの太陽が手賀沼から昇ってくる瞬間を見ました。東の空全体が朝焼けで輝いていました。あと1ヶ月すると、新年の初日の出です。

〇今日は暖かくなりそうですが、週の後半にかけて寒波が来る予想があります。インフルエンザ流行も心配ですが、特に金曜日に予定している1学年校外学習(上野恩賜公園)では、少しでも暖かい日差しがあるといいな・・と思っています。

〇先週末の土曜日、土中地区青少年健全育成協議会が主催する「音楽まつり2025」が本校体育館で行われました。土小・土中の吹奏楽クラブの演奏や地域のダンススクール(教室)等の6つの団体がダンスや踊りを披露しました。

〇本校吹奏楽クラブは5曲を演奏しました。皆さんから温かい手拍子や声援をいただきました。生徒たちにとって、いつもの練習の成果を発表する良い機会となりました。

〇青少年健全育成協議会は、地域の住民、団体、行政が連携して、青少年の健やかな成長を支援する自主的な活動組織です。これまで地域ぐるみで青少年問題に取り組み、あいさつ運動や地域パトロール、イベントの開催など、様々な事業を通して青少年の育成と非行防止を目指してきました。学校にとっては「心強い応援団」です。

〇日本は少子・高齢化が世界でも類をみないほど急速に進み、各地では学校の統廃合が進んでいます。同じ千葉県でも南東部は、毎年のように学校数が減少しています。しかし一昨日のような音楽まつりに参加している多くの子どもたちを目の前にすると、そのことは遠いことのように思えてきました。

〇地域住民がみんなで地域の子どもたちを温かい目で見守り、学校と家庭・地域が「子育て」の共有な視点をもって、お互いの役割を果たしていけば、子どもたちは安心して暮らしていけます。また一番の効果は子どもの社会性を育むことにつながることです。そしてそれがめぐって地域全体の活性化も生むことになります。

〇学校教育だけでは達成することのできない「子どもたちの豊かなで社会とつながる学び」のために、これからも地域の方々の力をかりたいのが校長の本音です。

〇閉会式で会場校の校長として挨拶を頼まれ、その中に感想も話してほしいと言われました。私が感想を言ってもあまり面白くないので、ちょうど見に来ていた4歳の孫娘にマイクを向けましたが、恥ずかしがって下を向かれました。帰宅して遊びに来ていた孫に再度感想を尋ねると「楽しかったよ」と笑顔でたくさん教えてくれました。

〇恐らく幼い子にとって、ちょっと年上のお兄さんやお姉さんが楽しそうに演奏したり踊ったりするのは、驚きと羨望の気持ちが沸き上がっていたのでしょう。

〇こども園・幼稚園の3年間、小学校の6年間、中学校の3年間と便宜上分かれていますが、それぞれの狭い年齢範囲では決して学べない子ども同士の共感は、このような地域行事でしか味わえないと感じました。

須藤昌英