校長雑感ブログ

12月1日(月)音楽まつり2025(土地区青少協主催)

〇12月に入りました。今朝の日の出時間は6時32分で、出勤途中の橋の上から、ちょうどオレンジの太陽が手賀沼から昇ってくる瞬間を見ました。東の空全体が朝焼けで輝いていました。あと1ヶ月すると、新年の初日の出です。

〇今日は暖かくなりそうですが、週の後半にかけて寒波が来る予想があります。インフルエンザ流行も心配ですが、特に金曜日に予定している1学年校外学習(上野恩賜公園)では、少しでも暖かい日差しがあるといいな・・と思っています。

〇先週末の土曜日、土中地区青少年健全育成協議会が主催する「音楽まつり2025」が本校体育館で行われました。土小・土中の吹奏楽クラブの演奏や地域のダンススクール(教室)等の6つの団体がダンスや踊りを披露しました。

〇本校吹奏楽クラブは5曲を演奏しました。皆さんから温かい手拍子や声援をいただきました。生徒たちにとって、いつもの練習の成果を発表する良い機会となりました。

〇青少年健全育成協議会は、地域の住民、団体、行政が連携して、青少年の健やかな成長を支援する自主的な活動組織です。これまで地域ぐるみで青少年問題に取り組み、あいさつ運動や地域パトロール、イベントの開催など、様々な事業を通して青少年の育成と非行防止を目指してきました。学校にとっては「心強い応援団」です。

〇日本は少子・高齢化が世界でも類をみないほど急速に進み、各地では学校の統廃合が進んでいます。同じ千葉県でも南東部は、毎年のように学校数が減少しています。しかし一昨日のような音楽まつりに参加している多くの子どもたちを目の前にすると、そのことは遠いことのように思えてきました。

〇地域住民がみんなで地域の子どもたちを温かい目で見守り、学校と家庭・地域が「子育て」の共有な視点をもって、お互いの役割を果たしていけば、子どもたちは安心して暮らしていけます。また一番の効果は子どもの社会性を育むことにつながることです。そしてそれがめぐって地域全体の活性化も生むことになります。

〇学校教育だけでは達成することのできない「子どもたちの豊かなで社会とつながる学び」のために、これからも地域の方々の力をかりたいのが校長の本音です。

〇閉会式で会場校の校長として挨拶を頼まれ、その中に感想も話してほしいと言われました。私が感想を言ってもあまり面白くないので、ちょうど見に来ていた4歳の孫娘にマイクを向けましたが、恥ずかしがって下を向かれました。帰宅して遊びに来ていた孫に再度感想を尋ねると「楽しかったよ」と笑顔でたくさん教えてくれました。

〇恐らく幼い子にとって、ちょっと年上のお兄さんやお姉さんが楽しそうに演奏したり踊ったりするのは、驚きと羨望の気持ちが沸き上がっていたのでしょう。

〇こども園・幼稚園の3年間、小学校の6年間、中学校の3年間と便宜上分かれていますが、それぞれの狭い年齢範囲では決して学べない子ども同士の共感は、このような地域行事でしか味わえないと感じました。

須藤昌英