柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

第2回 司書教諭・学校図書館指導員合同研修会

 「学ぶ意欲」「学ぶ習慣」を育てる学校図書館を目指して・・をテーマに7月29日,
研修会が行われました。
 はじめに梅津指導課長より,2020年の学習指導要領改訂を見据え,読書会とビブリオ
バトルを柱にして,子どもたちに必要な力をつけさせたい旨のお話がありました。


 風早中学校の堀越先生の報告では,教科部会を廃止して,ICT活用部会と学校図書館
活用部会を発足させたことにより,各教科(数学,社会,音楽等)での活用が徐々に
広まっている様子がわかりました。



 岩田指導主事からは昨年,増尾西小学校で行われた3,4年生のビブリオバトルの
映像が紹介されました。堂々とした子どもたちの態度が印象的でした。
 また,市内62校を巡回していただいた,学校図書館アドバイザーの中島先生からは,
各学校の環境作りのお話,学校図書館コーディネーターの中澤先生より「楽しくて
力のつく国語科学習」を実践するための様々な授業案の紹介がありました。

 ランチタイムのあと,司書教諭は各自持ちよった本のPOP作りに取り組み,いくつもの
素晴らしい作品が机の上に並びました。





 一方,図書館指導員はあらためて著作権と情報モラルについて学びました。
これまで曖昧だったことが明らかになったり,新しい発見もあったようです。



 梅雨明け直後の暑い一日でしたが,司書教諭と図書館指導員の結びつきを強め,
多くのことを吸収した研修会となりました。

心の栄養と知識の宝箱の場所をめざしています。 土中学校図書館


 土中学校図書館は校舎の2階に閲覧室(主に9類)と3階に図書室(9類以外)の2カ所あります。
 閲覧室は昼休みの開館などでホッと一息のお楽しみ読書などで使われています。
また,図書室は調べ学習や図書を使っての授業などで使用します。

【閲覧室で新刊展示会は行います】
【新刊展示会での味見読書は生徒のみなさんも楽しみにしている活動です】


【図書室での学習】
本の帯の作成や国語の単元「ベンチ」のPOPも図書館の授業で毎年行っています。



また,昨年度末には図書委員会によるビブリオバトル集会も行われました。
みなさんに読んでもらいたい本を毎日練習して発表しました。
紹介された本はあっという間に貸出されました!


土中学校図書館は生徒のみなさんや先生方の力で日々成長しています。

第5回学校図書館指導員研修会

一学期の終わり,7月20日に第五回指導員研修会が行われました。柏市では、現在,年に10回の研修会と2回の自主研修会が行われています。「一人仕事」になりがちの学校司書の中では恵まれている体制です。さて,今日の研修は・・・・。

まず、最初は 梅津指導課長からの挨拶です。

続けては、「グループワーク」の打ち合わせです。柏市では、例年,指導員を15のグループに分けて,すぐに授業で使えるような指導員の支援を発表する取り組みをしています。今日は,その打ち合わせです。

発表することも大事ですが、実はこうした指導員同士の打ち合わせがとても重要です。グループごとに話をしながら他校の実践例を聞くことができ,話しながら学ぶことも多く,勉強になります。

午後からは、小・中学校に分かれて研修を行いました。指導主事の岩田先生より,授業と学校図書館のかかわり・新設教科「道徳」についてのお話をいただきました。


この講義以外では、選書や一学期の実践発表や二学期に向けての話し合いが行われました。

学校図書館の現場では,多くの授業が行われています。こうした研修を通して,さらに授業がより良いものになるように,自校での図書館活用に生かせるように日々努力重ねています。

本をたくさん読もう 松葉第一小学校

今年度は,子どもたちにたくさんの本を読んでもらおうと新しい試みをはじめました。

      




「本の宅急便」
図書委員といっしょに本を選び,毎月ブックトラックにのせ各学年の廊下に運びます。
朝読書やちょっとした空き時間にも利用されています。






「読書の記録」

松一小では,冊子をつくり全校で取り組んでいます。
学校で借りた本も,家で読んだ本も書きとめています。
                                                                                    





「としょかんクイズ」は人気!

毎月「まちがいさがし」や「書名(本のなまえ)当てクイズ」などを掲示し
正解者にはミニしおりをプレゼント。
さまざまな興味へのきっかけになればと思います。






昨年度,本棚のレイアウトを変え,できたスペースにベンチを置きました。
子どもたちがゆっくり本を楽しむ空間になりました。
また,図書の時間の読み聞かせもここで行います。





これからも足が向いていしまう松一小図書館に,
「ほんがだいすき!」な子どもが増えるように,楽しい工夫を重ねていきます。

私たちの図書館は私たちの手で使いやすく 柏八小

柏八小の図書館は3つに分かれています。
おもに3年生以上が使う第1図書室。


1,2年生が使う絵本中心の第2図書室。


そして一番の自慢、パソコン室と直接つながっている情報センターです。


3つの図書館どこからでも貸出、返却ができます。
ということは・・・図書委員さんの活躍なしには成り立ちません
本が大好きな柏八小の子ども達の対応を、朝、大休憩、昼休みと頑張っています。


環境づくりも図書委員、子ども司書のメンバーが力を合わせています。
図書委員は「おすすめ本のコーナー」を作り、POPとともに飾ります。
おすすめの本はすぐに「貸出中」になります。
毎月「図書新聞」を書いて配布、お知らせやクイズなどを載せています。
毎週木曜日は「本の福引」を行い、当たった人への本の配達も図書委員の仕事です。



子ども司書認定者は「子ども司書おすすめ本」に毎月当番がポスターを作り廊下に掲示します。1年生にはクラスごとに人数分の本を選び、「本の宅配便」をしています。
朝読書の時間や休み時間にとても活用されています。時々読み聞かせにも行きます。
その他「子ども司書新聞」作りも始め、子ども司書ならではの本の紹介中心の記事を
書いています。


その他、1,2年生も図書館づくりに参加してくれています。
第2図書室は、1、2年生の作品が壁を飾っているのです。
1年生は「おはなしどうぶつえん」の動物たち。
2年生は「おなはしびじゅつかん」の主人公たち。
どれも子ども達の力作ばかり。
「この本知ってる!」「どの本だろう?」と読書の興味につながっています。