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市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています
第7回 学校図書館指導員研修会
3月18日(水)沼南庁舎にて、第7回学校図書館指導員研修会が行われました。
1 実技研修 学校図書館オリエンテーション
・教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生 ・学校図書館指導員リーダー4名
はじめに、柏市学校図書館オリエンテーションの方針について、笹間先生よりお話がありました。マナー型(利用指導)と単元型(文献利用指導)を児童生徒の発達段階や経験、扱う単元に合わせて行います。毎年、全学級で実施していきます。教科学習で行う単元型は、Sagasokka!の活用も加え、情報活用能力の育成にもなります。
・小学校オリエンテーション
小学1年 「本の借りかた」
・中学校オリエンテーション
中学3年 国語「薔薇のボタン」
オリエンテーションの準備として、小1〜6 1年間で身につけたい力を段階的にまとめているワークシート、中1〜3 単元型のワークシートがあります。新年度、「読む力」「調べる力」を育てる場が図書館という認識を持つ良いスタートを切るためにも活用したいツールです。
2 基本の仕事⑥
学校図書館コーディネーターより、パスファインダーのお知らせや年度末の業務の確認と2026年度変更点について説明がありました。業務を行う上で、思い込みや更新できていない内容が、この基本の仕事の講義で再確認でき、情報を共有することができます。
3 実践報告発表
小学校4グループ、中学校2グループに分かれて、今年度の活動の中でも主に授業実践について発表を行いました。一人3分、授業支援の部分を中心に、事前打合せ、準備、授業での関わり、使用した資料、成果と課題など、指導員としてどんな働きをしたのかを発表しました。
発表終了後に、講評とこれからの柏市学校図書館について笹間先生よりお話がありました。
令和7年度の重点目標は「学校図書館で疑問を解決しよう!」でした。今年度も数々の授業で図書が使われました。他校の取り組みを聞き、たくさんの発見がありました。来年度に活かしていきましょう。
令和8年度の重点目標は「学校図書館で『問い』をさがそう!〜読む力、調べる力を学校図書館で〜」です。令和8年度版 学校図書館活用単元例<柏モデル>というリーフレットが参考になります。
・これからの柏市学校図書館について
学校図書館の役割とは、「学校の教育課程に寄与し、児童生徒の学びを支える」ことです。このことを認識すると、限られた勤務時間で、業務の優先順位が見えてきます。
また、読書のバリアフリーについてもできることから取り組んでいき、様々な立場の児童・生徒や悩みを抱えている子にも公平に向かい合えるような開かれた図書館も意識していきたいです。
研修後は、引き継ぎの時間がありました。指導員が1年かけて作成していく引継ぎファイルも柏市の財産です。異動する人は、異動先の引継ぎファイルを手に取ります。
来年度は、学校図書館指導員から「学校司書」に名称が変更されます。これからも変わらず研修の時間を大切に、自己研鑽を重ねていきます。学校図書館の役割と重点目標を認識し、図書館が児童生徒の学びの中心となるよう取り組んでいきます。
互いを認め合い、時代とともに成長し続ける場所を目指して 中原中学校図書館
柏市立中原中学校は、新柏駅近くの閑静な住宅街と豊かな自然が調和する地域に位置しています。令和7年度には創立40周年の節目を迎え、記念行事が行われました。現在402名の生徒が在籍しています。プレハブ棟の2階にある図書館には、13000冊の蔵書と新聞・雑誌がそろっています。毎年7月と10月は新刊展示会が行われ、今年度も300冊以上の本が揃いました。新刊の味見読書をきっかけに普段、手に取らないジャンルの本に挑戦する生徒の姿も見受けられました。
令和7年度からの新しい取り組みとして朝読書が始まりました。朝の15分間、全校生徒が集中して読書に取り組みます。朝読書をさらに充実させるため、各クラスの図書委員は毎月、おすすめの学級文庫を選び、読書活動を推進しています。クラスの様子をリサーチし、楽しみながら本を選んでいます。
授業では国語科を中心に本を活用した学習が行われています。1年生の国語の授業では「ベンチ」の単元でPOPを作成し、出来上がった作品約130枚を図書館の廊下に掲示しました。キャッチコピーで目を引くもの、イラストを効果的に使ったもの、形が特徴的なものなど、どのPOPもこちらの想像力を豊かにしてくれています。
3年生の国語の授業では「持続可能な未来を創るために」をテーマに本や新聞、インターネットを使い、調べ学習を行いました。一人ひとりが今、私たちに何ができるのか学びを深めていました。
委員会ではイベント活動に力を入れています。例年、文化祭では「先生のおすすめ本」の掲示を作成しています。出来上がったものは本とともに展示され、多くの地域の方々に見ていただき、大変好評です。今年度はコラボ給食を5回行いました。読書フェアではコラボ給食と掛け合わせ、関連本を借りた人に図書委員がCanvaで手作りしたブックカバーを配布する取り組みを行いました。たくさんの生徒が図書館へ足を運び、イベントを楽しみました。
変わりゆく時代を生き抜く生徒たちのために、図書館にできることを模索しながら、知識を深め、情報活用能力を養う「学びの拠点」として、生徒たちの成長を応援し続けていきます。
第3回 司書教諭研修会
1月26日(月)沼南庁舎にて、第3回 司書教諭研修会が開催されました。
➀学校図書館オリエンテーションの実際
柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生
学校図書館オリエンテーションについて、柏市の基本方針をお話しいただきました。
オリエンテーションは図書館の利用方法を学ぶ「利用指導」(マナー型)と、情報の利用方法を学ぶ「文献利用指導」(単元型)を合わせて行います。小学1年から中学3年まで学年が上がるにつれ、教科学習で行う単元型のウエイトが高くなります。教育課程の中に位置づけて全学年で実施し、情報活用能力の育成を図ります。
学校図書館オリエンテーションの実演
笹間ひろみ先生と学校図書館指導員リーダーでオリエンテーションの実演をしました。
☆小学1年 国語「としょかんへ いこう」
初めて図書館を使う1年生のオリエンテーションは4段階に分けて計画し、研修では2回目の「本を借りよう」を実演しました。
☆中学3年 国語「薔薇のボタン」
読書活動の集大成の単元として、「読書の記録」を取る意義と本の情報の書き方を確認し、記録した本を紹介するオリエンテーションの実演をしました。
②パスファインダーを使ってみよう
柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生
柏市の学校図書館が作成しているパスファインダーについて説明していただきました。
小学3年~中学3年の教科書単元に合わせて、現在74のパスファインダーを作成しています。毎年学校図書館指導員の研修で更新作業を行い、より良い情報提供をし、授業での活用を推進しています。
③授業実践報告 講師:市内小学校 司書教諭
学びを支える学校図書館を目指して
・司書教諭としての取り組み
・授業実践「行こう!日光!修学旅行」など
12月8日の学校図書館指導員研修会と同じ内容で、司書教諭研修会でもお話しいただきました。
司書教諭として学校全体の図書館活用を進めるために、
・年度初めに教員向け図書館オリエンテーションを実施し、見通しをもった年間計画を共有する
・各学年の図書館オリエンテーションは、司書教諭が指導事項を確認するワークシートを作成する
など、具体的な取り組みが紹介されました。
情報活用能力を育成する授業実践として、小学6年生の修学旅行事前・事後学習の様子を報告していただきました。
・見通しをもって取り組めるように学習の流れを意識させる掲示物を作成する
・調べ学習の入り口に「Sagasokka!」を活用する
・図書館指導員がパスファインダーを作成し、資料を準備する
など、指導や支援のポイントを紹介していただきました。
④実践報告会
グループに分かれ、自校の授業実践を報告しました。生成AIを使う時に図書を効果的に併用した授業など、学校図書館活用の実践を共有しました。
今年度もまとめの時期になりました。来年度を見据え、司書教諭と学校図書館指導員が協働し、子どもの学びを支える学校図書館を目指します。
知的好奇心がグングン伸びることを応援できる場に 酒井根東小学校図書館
酒井根東小学校は児童数385人の学校です。
図書館は校舎の1階にあります。どの教室からも通いやすい場所にあり、活発に利用されています。
各学年に1台ずつブックカートがあり、学年貸出された図書が教室でも授業で活用されています。
1年生の生活科「あきをみつけよう」では、秋の公園で見つかりそうな落ち葉や生き物などを本から探し、秋みつけビンゴを作成しました。また、それを元に公園で秋のものを見つけました。
今年も秋の読書フェアでPOPコンテストを開催しました。クラス全員が取り組む学級もあり、138の個性あふれる作品が集まりました。
全校児童で投票した結果、2位には2年生の作品が入る快挙!!低学年のみんなもがんばりました。
酒井根東小学校は0類から9類まですべての本が一つの部屋にまとまっているので、本が選びやすいのですが、さらに1月から書架のサインを3桁の表示に切り替えました。
切り替え作業は図書委員が大活躍!
わかりやすく、スッキリした書架になりました!
本が移動したところもありますが、1年生も本のラベルの3桁の数字を見ながら上手に棚に戻しています。
その他にも、夏休みに3日間行われた調べる学習教室、図書委員が企画した読書でビンゴなどのイベント、子ども司書による1年生への読み聞かせ、図書館前の展示を小学生新聞の話題と連動させるなど、様々な取り組みを行っています。
これからも、子どもたちの知的好奇心がグングン伸びることを応援できるように使いやすく進化していきたいと思います。
「知りたい」「読みたい」をかなえる楽しい図書館を目指して! 中原小学校図書館
柏市立中原小学校は、児童数661人の児童が通う小学校です。
昨年の3学期に図書館のリニューアルがあり、低学年と高学年で離れた場所にあった図書館が隣り合った2つの図書館になりました。
左側が8、9類の本や絵本、教科書に出てくる本などが置かれている「読書パーク」です。
ここをメインに使うクラスが多く、読書ボランティアさん主催の「読書の野原」(読書の記録)もこの部屋に掲示してあります。
1、2年生の野原には、花や葉っぱ以外に300冊読んだらもらえる鳥が貼られ始めました。
右側は、新たに図書館になった部屋で、0類から7類までの本が置かれた「情報パーク」です。ここには、大型モニターやホワイトボードがあります。
6年生が、国語「地域の施設を活用しよう」で政治について調べ、ホワイトボードに書いて発表しました。3年生は、国語「おすすめ図書カードをつくろう」を作成するため、読んだ本のおすすめポイントを発表し合いました。少しずつですが、授業に活用中です。
図書館の本を使っての授業は、各教室でも盛んにおこなわれています。5年生は、他校から借りた本も使って、総合で「福祉」について調べたことをまとめました。
2年生は、国語「お話びじゅつかん」でおすすめの場面の絵を描き、本の紹介をしました。
2学期には、大型モニターも入り、さらに授業しやすい環境になった新しい図書館。
もっと活用してもらえるような図書館を目指します。
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)