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2024年12月の記事一覧
第5回学校図書館指導員研修
12月9日(月)沼南庁舎にて第5回学校図書館指導員研修が行われました。
①授業実践研修
柏市立土小学校 舟橋 諒先生
小学6年 国語 新単元「『読書タイムライン』を作って交流しよう」の授業実践を報告していただきました。
「『自分を形作った読書ルーツ』を増尾西小の6年生と語り合おう」を単元のゴールとし、
1.1〜6年生までの読書タイムラインをつくる
2.テーマを決めて読書ルーツ3冊を決める
3.増尾西小の6年生と「読書ルーツ」を語り合う
4.振り返り
という4つのステップで、児童の様子や先生の授業のねらいをお聞きしました。
この単元では、6年分の読書の記録や図書の時間の読書指導の積み重ねが鍵となります。6年間を通して、読書経験を積ませるため、長期の計画を立て、教員と学校図書館指導員が連携し、進めることが重要になると実感しました。
新単元のお話を踏まえ、指導課 教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生より、小・中学校の読書単元には、学年ごとのステップがあることを教えていただきました。学校図書館の学習・情報センター機能では「発達段階に応じた情報活用能力を身につける」、読書センター機能では「目的を持った『読書指導』により『読む』力を身につける」といった9年間通した学びがあるとお話がありました。
②柏市立図書館連携事業について 柏市立図書館 日高 久美子さん
「司書教諭カード」と「学校支援貸出」について利用の仕方を〇×形式で、日高さんに解説していただきました。学校図書館を活用した学習活動や読書活動では、十分な資料の収集が必要です。そのために市立図書館との連携は欠かすことができません。この校外連携システムを運営し、持続させていくためにも使い方のルールを改めて再確認しました。
③グループワーク1「リーフレット更新作業」
すべての教科で学校図書館を活用するために、柏市では「学校図書館活用単元例<柏モデル>」というリーフレットを毎年作成しています。小学校担当は、3〜4名のグループに分かれ、今年度実践した授業の単元例の掲載を検討していきました。中学校担当は、2グループに分かれ、来年度から使用予定の新・教科書の単元名の変更等の確認を加え、作業を行いました。
④グループワーク2「選書検討会&おすすめ本紹介」
今年度、後期購入した図書について、購入図書リストを持ち寄り、選書検討会を行いました。限られた時間でしたが、おすすめ本の紹介、自校の蔵書傾向をもとにどこに力点を置いて選書をしたか、どんな授業の支援をするための選書かなどの情報交換をしました。
本日も充実した3時間の研修でした。学校図書館指導員としての立場をもう一度振り返り、業務に対して誠意を忘れず、明日からまた子どもたちの学びのため支援できるよう、気持ちを引き締めることができました。
気づきと発見のある図書館へ 柏第八小学校
柏八小の児童数は516人、新柏駅から徒歩15分ほどの小高い丘の上に位置しています。
図書館は第一・第二・情報センターの3か所に分かれていて、3年生以上が使用している第一図書館がこちら。
1,2年生が主に使用している第二図書館では、6年生が授業で作ってくれたPOPを展示中です。
11月は読書フェアとして、低学年は図書委員が考えた「本クイズ」、高学年はスタンプラリーを実施しました。
「本クイズ」は、問題となっている絵本をよくよく読まないと、答えにたどりつきません。
4年生が国語の「『読書発表会』をしよう」の単元で、自分のテーマを決めて本を3冊、違う分類から選びました。
組み立てメモを作ってから、みんなの前で発表します。どの本をどうおすすめしようかな?
八小では、読み聞かせボランティアさんと図書整備ボランティアさんが活動しています。
写真は図書整備ボランティアさん。本の整理、書架見出し作成、掲示物や飾りの作成と大忙しです。
八小の3つの図書館は、この冬に移転を予定しています。3学期には、生まれ変わった1つの図書館を全学年が利用します。どの学年にも、よりいっそう使いやすい図書館をめざして準備中です。お楽しみに‼
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)