柏市学校図書館紹介blog

2025年2月の記事一覧

「自分で考え、判断し、行動できる逆井っ子」に 逆井小学校図書館

柏市の南に位置する逆井小学校は、現在児童288名、1クラスの人数が25人前後の小学校です。 
そんな逆井小学校の図書館は、0類から8類までを中心とした図書室と9類と絵本を中心とした読書ルームの2部屋に分かれています。 

自分で考える力のベースになるように、図書の時間には教科書に紹介されている本を1人でじっくり読む活動をしています。 
国語の教科書に掲載されている本のリストを手に読みたい本を探し、読み終わったら先生にスタンプをもらいます。 
「読んでみたら意外とおもしろかった」という声も聞こえ、読書の幅を広げる良い出会いになっているようです。

 

5年生の≪「図書すいせん会」をしよう≫という国語の学習で作成した「新聞」「ポスター」「POP」「帯」を読書ルームに展示しました。作品を見た全校児童と先生に投票してもらった結果、4名の作品が優秀作品として選ばれ表彰されました。 
4年生は来年は自分の番だと感じていたようです。

 

 

秋のブックフェアでは、指定された本を読むことでスタンプをもらう「読書でビンゴ」を行いました。今年は、図書委員が考えた「図書クイズ」に解答することでもスタンプをもらえるようにしました。 
図書委員が一生懸命問題を考えたので、参加した児童は楽しく問題に取り組めました。 

 

本を読むことや知ることを楽しいと思う居心地の良い図書館、また「自分で考え、判断し、行動」するための知識を育む図書館を目指しています。

第3回司書教諭研修会

 1月27日(月)沼南庁舎にて第3回司書教諭研修が行われました。

➀学校図書館オリエンテーションの実際

 柏市教育専門アドバイザー 笹間ひろみ先生

 柏市学校図書館は基本方針として全学年でオリエンテーションを行います。オリエンテーションでは「図書館の利用指導」と「文献利用指導」をそれそれの学年に合わせた内容で行うことが必要です。オリエンテーションの重要性を確認するとともに授業の中でどのように位置づけ、取り組んでいけばよいか、具体的なお話がありました。

・学校図書館オリエンテーションの実演

 教育専門アドバイザー笹間ひろみ先生と学校図書館指導員リーダーによる小学校オリエンテーションの実演

6年生修学旅行(日光)の調べ学習をオリエンテーションとして、さらに国語「考えを図や表に」の学習を合わせた授業の実演が行われました。教員が行う授業の中で、資料活用の説明は学校図書館指導員が行います。役割分担は明確で、柏市が目指す「教員と学校図書館指導員が両輪」となり行われる授業の形を見ることができました。

 

指導課羽山英男先生と学校図書館指導員リーダーによる中学校オリエンテーションの実演

 中学2年生国語「夢を跳ぶ」の単元を取り入れたオリエンテーションの実演です。小学校から学んできた調べ学習の方法を、中学校ではより深く、正しく伝え、確認していきます。小学校・中学校両方のオリエンテーションを見ていただくことで広い視野で理解することができました。

②体験ミニビブリオバトル

 日頃授業で取り組んでいるビブリオバトルを、先生方が体験しました。各グループからは熱いスピーチと熱心な質問が聞かれました。各学校でのビブリオバトルが今後さらに広がることを期待します。

③実践報告

 グループで今年度の自校での授業実践を報告しました。授業で作成した作品もあり、他校の取り組みを熱心に聞いている姿が印象的でした。

 これまでの研修でも、体験されたことをすぐに自校で実践しくださる先生がたくさんいらっしゃいました。今回の研修で体験されたことも、これからの授業に役立てていただけると感じられる、充実した研修になりました